JP2008261311A - 多翼ファンの羽根車 - Google Patents

多翼ファンの羽根車 Download PDF

Info

Publication number
JP2008261311A
JP2008261311A JP2007106118A JP2007106118A JP2008261311A JP 2008261311 A JP2008261311 A JP 2008261311A JP 2007106118 A JP2007106118 A JP 2007106118A JP 2007106118 A JP2007106118 A JP 2007106118A JP 2008261311 A JP2008261311 A JP 2008261311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
notches
fan
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007106118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4208020B2 (ja
Inventor
Hironobu Teraoka
弘宣 寺岡
Hideshi Tanaka
英志 田中
Kozo Yoshinaga
浩三 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007106118A priority Critical patent/JP4208020B2/ja
Priority to PCT/JP2008/057027 priority patent/WO2008133014A1/ja
Publication of JP2008261311A publication Critical patent/JP2008261311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4208020B2 publication Critical patent/JP4208020B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/28Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/30Vanes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/28Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/281Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers
    • F04D29/282Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers the leading edge of each vane being substantially parallel to the rotation axis
    • F04D29/283Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers the leading edge of each vane being substantially parallel to the rotation axis rotors of the squirrel-cage type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】騒音の低減を目的として、翼の外周側又は内周側端部部分に単に同じ大きさの切欠を配置しただけの場合、側板やケーシングの側壁がある羽根および羽根車の両端側付近では同切欠による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠による凹部が配置されていることになり、ファン圧力上昇の余計な低下を招き、送風性能が低下する。
【解決手段】本願発明は、このような問題を解決するために、羽根外周側翼端に断続的にまたは連続的に切欠を設けた多翼ファンにおいて、その両端側切欠部の大きさを、その他の部分のものよりも小さくすることによって、ファンより吹出される空気の圧力を羽根の長手方向全体に亘って均一に上昇させることができるようにした。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、多翼ファンの羽根車の羽根部の構造に関するものである。
例えば、クロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等の多翼ファンは、空気調和機用の送風機として一般に用いられている。
今例えば図16には、同多翼ファンを送風機として用いて構成された壁掛型の空気調和機用室内機Aの構成が示されている。
この空気調和機Aは、上面に空気吸込口4を、下面前部に空気吹出口5を備えた本体ケーシング1と、該本体ケーシング1内に配設された熱交換器2と、該熱交換器2の二次側に配設された多翼ファン3とを備えて構成されている。
熱交換器2は、空気吸込口4から本体ケーシング1の前面側に形成された空気通路6を介して供給される空気流が通過する前面側熱交換部2aと、該前面側熱交換部2aの上端に連設されて背面側に位置する背面側熱交換部2bとからなっている。
一方、符号8は、上記前面側熱交換部2aからのドレンを受け止める第1のドレンパン、9は背面熱交換部2bからのドレンを受け止める第2のドレンパン、10は上記多翼ファン3の羽根車7から吹き出される空気流を案内するスクロール構造のガイド壁部、11は羽根車7から吹き出される空気流の逆流を防止するための逆流防止用舌部、12は空気吹出口5の上流側に配設された垂直羽根、13は空気吹出口5の下流側に配設された水平羽根である。
そして、上記空気吸込口4から吸い込まれた空気流は、上記熱交換器2を通過する際に冷却あるいは加熱されて温度調和空気となり、例えば図21に示すように、多翼ファン3の羽根車7を回転軸に対して直交するように貫流した後、空気吹出口5から室内へ吹き出される。
この多翼ファン3の羽根車7は、例えば図17に示すように、回転軸16の方向に所定の間隔で各々平行に配設された複数枚の円形支持プレート14,14・・の外周縁部に、回転軸16と平行となるように多数枚の羽根(ブレード)15,15・・を所定のピッチおよび所定の翼角をもって例えば前進翼構造で配設して構成されている。
このような多翼ファン3の羽根車7においては、羽根車7を構成する羽根15,15・・を図21のように通過する空気流により生ずる空力騒音が問題となる。この空力騒音の主たる発生原因としては、羽根15,15・・の負圧面側の空気の流れの剥離と翼後縁側で発生する後流渦とが挙げられる。
このような多翼ファン3の羽根車7の空力騒音を減少させる方法として、従来から例えば羽根車7の各羽根15,15・・の外周側(又は内周側)翼端に断続的に切欠を設けたり、同翼端をのこぎり歯状にすることにより、羽根負圧面側の空気流れの剥離を防止するとともに、吹出し時の翼後縁側で発生する後流渦を低減して騒音を低減する方法が提案されている(例えば特許文献1、2等を参照)。
このような構成により、翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、切欠又は鋸歯状部において形成される縦渦により、スケールが小さく、組織化された安定した横渦に細分化されるため、有効に空力騒音の低減を図ることができる。
しかし、各羽根の外周側(内周側)の翼端を鋸歯構造に形成すると、翼後縁側で発生する後流渦が細分化され過ぎてしまい、多数発生した不安定な渦が隣の渦と干渉し合うおそれがあり、大きな空力騒音低減効果が得られない場合が生じる。また、翼端を鋸歯構造に加工するのには手間がかかり、翼形状が小さくなってくると、鋸歯構造に加工すること自体が困難になる。
そこで、本願発明者らは、同問題を解決するものとして、例えば図18〜図20に示すような羽根構造をもつクロスフローファン等の多翼ファンを提案した(例えば特許文献3を参照)。
すなわち、この多翼ファン3の羽根車7は、例えば図18〜図20に示すように、回転軸16方向に所定の間隔で平行に配設された複数枚の円形支持プレート14,14・・の外周縁部に、上記回転軸16と平行となるように多数枚の羽根15,15・・を所定のピッチ、所定の翼角をもって前進翼構造で配設して構成している。
上記各羽根15の外周側翼端15aには、長手方向に所定の間隔をもって正三角形形状の多数の切欠17,17・・が形成され、かつ該切欠17,17・・の間には、翼端の一部を構成する所定の幅の平滑部(非切欠部)18,18・・がそれぞれ設けられている。
このようにすると、前述の従来例の場合と同じように空気調和機用のクロスフローファンとして用いた場合に、吹出領域では翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、上記切欠17,17・・において形成される縦渦によりスケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、同様に空力騒音の低減を図ることができる。
しかも、上記切欠17,17・・の形成は、先に挙げた従来の鋸歯状構造の形成に比べて加工が容易である。また、平滑部18,18・・を翼端の一部を構成するものとした場合、翼端の形状を保持しつつ切欠17,17・・を形成することができる。さらに、各切欠17,17・・の形状を例えば正三角形状とすると、一つの切欠17の面積を最小とすることができるところから、各羽根15,15・・の圧力面積を最大に確保することができる。
それらの結果、翼後縁側で発生する後流渦が細分化され過ぎてしまい、多数発生した不安定な渦が隣の渦と干渉し合うおそれも解消される。
特開平3−249400号公報 特開平11−141494号公報 特開2006−125390号公報
ところで、同クロスフローファン等の多翼ファンでは、上記図13および図18に示すように周方向に配置された多数枚の羽根15,15・・を確実に固定し、羽根車7に強度を持たせるために長手方向の両端およびその中間に多数の側板14,14・・を有している。そのため、この側板14,14・・近傍では、例えば図22に示すように同側板14,14・・の影響により流速FVが低下する。
例えば、側板14のない部分では十分に高い風速FV1が得られるが、中間の側板14,14・・部分では風速FV2,FV2・・のように低下し、さらに側板14,14に加えて本体ケーシング1の左右両側側壁1a,1bが隣接する羽根車7の両端側部分では同FV2,FV2・・よりも一層大きくFV3,FV3まで低下する。
したがって、上記図18〜図20のように羽根15,15・・の外周端15a,15a・・(又は内周端15b,15b・・)部分に単に同じ大きさの切欠17,17・・を配置しただけの場合、側板14,14に隣接する羽根15の両端側付近(さらには本体ケーシング1の左右両側壁1a,1bに隣接する羽根車7の両端側付近)では切欠17,17・・による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠17,17・・による凹部が配置されていることになり、ファン圧力上昇の余計な低下を招く問題がある。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、羽根翼端に切欠を設けた多翼ファンにおいて、羽根又は羽根車両端側に位置する羽根の切欠を、その他の部分の切欠よりも小さく形成することによって、羽根または羽根車の両端間に亘って可及的に均一に圧力を上昇させることができるようにした多翼ファンの羽根車を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の問題を解決することを目的としてなされたものであって、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、羽根15,15・・の翼端に任意の間隔をもって多数の切欠17,17・・を形成してなる多翼ファンの羽根車7であって、上記羽根15,15・・の両端側の切欠17a,17aは、それらの間の中央側部分の切欠17,17・・よりも小さく形成されていることを特徴としている。
例えばクロスフローファン等の多翼ファンの羽根車7では、周方向に配置された多数枚の羽根15,15・・を確実に固定し、羽根車7に強度を持たせるために長手方向の両端およびその中間に多数の側板14,14・・を有している。そのため、この側板14,14・・近傍では、流速が低下する。
したがって、羽根15,15・・の翼端15a,15a・・、15b,15b・・外周端部分に単に同じ大きさの切欠17,17・・を配置しただけの場合、羽根15,15・・の両端側付近では切欠17,17・・による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠による凹部が配置されていることになり、そのためファン圧力上昇の余計な低下を招いている。
そこで、このような問題を解決するために、上記のように羽根15,15・・の両端側部分(例えば側板14,14・・近傍部分)の切欠17a,17aの大きさを、それらの間の羽根中央側付近の切欠17,17・・よりも小さく形成する。
このようにすると、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて有効にファンの圧力上昇量を増大させて、送風性能の低下を招かないようにすることができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、羽根15,15・・の翼端に任意の間隔をもって多数の切欠17,17・・を形成してなる多翼ファンの羽根車7であって、上記羽根15,15・・の上記羽根車7両端側に位置する切欠17a,17aは、上記羽根車7の両端間におけるその他の部分の切欠17,17・・よりも小さく形成されていることを特徴としている。
例えばクロスフローファン等の多翼ファンの羽根車7では、周方向に配置された多数枚の羽根15,15・・を確実に固定し、羽根車7に強度を持たせるために、少なくとも長手方向の両端に各々側板14,14を有している一方、同両端部は、本体ケーシング1の左右両側壁1a,1bに近接している。そのため、同両端側近傍では、流速が大きく低下する。
例えば、側壁1a,1bのない中央側部分では十分に高い風速が得られるが、軸方向両端側部分では大きく流速が低下する。
したがって、上述のように羽根15,15・・の翼端15a,15a・・、15b,15b・・部分に単に同じ大きさの切欠17,17・・を配置しただけの場合、羽根車7の両端側付近では切欠17,17による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠による凹部が配置されていることになり、そのためファン圧力上昇の余計な低下を招いている。
そこで、このような問題を解決するために、上記のように羽根車7の両端側部分(本体ケーシングの側壁1a,1b近傍部分)の切欠17a,17aの大きさを、それらの間の羽根車7の中央側付近の切欠17,17・・よりも小さく形成する。
このようにすると、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて有効にファンの圧力上昇量を増大させて、送風性能の低下を招かないようにすることができる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、羽根車7は、円形支持プレート14,14・・の外周縁部に、その回転軸16と平行となるように多数枚の羽根15,15・・を所定のピッチおよび所定の翼角で配設支持して構成されていることを特徴としている。
例えばクロスフローファン等の多翼ファンの羽根車7では、周方向に配置された多数枚の羽根15,15・・を確実に固定し、羽根車7に強度を持たせるために、長手方向の両端に各々側板14,14を有している。そのため、この側板14,14近傍では、流速が大きく低下する。
したがって、羽根15,15・・の翼端15a,15a・・、15b,15b・・部分に単に同じ大きさの切欠17,17・・を配置しただけの場合、羽根15,15・・および羽根車7の両端側付近では切欠17,17による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠による凹部が配置されていることになり、そのためファン圧力上昇の余計な低下を招いている。
そこで、このような問題を解決するために、上記のように羽根15,15・・および羽根車7の両端側部分(側板14,14および本体ケーシングの側壁1a,1b近傍部分)の切欠17a,17aの大きさを、それらの間の羽根車7の中央側付近の切欠17,17・・よりも小さく形成する。
このようにすると、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて有効にファンの圧力上昇量を増大させて、送風性能の低下を招かないようにすることができる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・、17,17・・と相似形状のものであることを特徴としている。
羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・と異なる形状のものであってもかまわないが、上記のように相似形状のものにすると、全体の流れを乱すことなく、より有効な圧力上昇効果をあげることができる。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・、17,17・・と深さが同じで幅が小さいのものであることを特徴としている。
羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・と異なる形状のものであってもかまわないが、上記のように深さが同じで幅が小さいのものにすると、全体の流れを乱すことなく、より有効に圧力上昇効果をあげることができる。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・、17,17・・と幅が同じで深さが浅いのものであることを特徴としている。
羽根車7の両端側又は羽根15,15・・の両端側の小さい切欠17a,17aは、それらの間の切欠17,17・・と異なる形状のものであってもかまわないが、上記のように幅が同じで深さが浅いのものにすると、全体の流れを乱すことなく、より有効に圧力上昇効果をあげることができる。
(7) 第7の課題解決手段
この発明の第7の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、切欠17,17・・、17,17・・、17a,17aが形成されている翼端は、羽根15,15・・の外周側の翼端15a,15a・・であることを特徴としている。
このように、切欠17,17・・、17a,17aを形成する翼端が、羽根の外周側の翼端15aである場合、例えばシロッコファンに用いた場合には、翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、切欠17,17・・において形成される縦渦により、スケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、効果的に空力騒音の低減を図ることができ、また例えばクロスフローファンに用いた場合には、吸込領域では、翼前縁側において切欠17,17・・によって形成される縦渦により、翼負圧面側での空気流れの剥離を抑制するようになるため、やはり効果的に空力騒音の低減を図ることができ、さらに吹出領域においても上記シロッコファンと同様の作用が得られ、より有効に空力騒音の低減を図ることができる。
(8) 第8の課題解決手段
この発明の第8の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、切欠17,17・・、17,17・・、17a,17aが形成されている翼端は、羽根15,15・・の内周側の翼端15b,15b・・であることを特徴としている。
このように、切欠17,17・・、17a,17aを形成する翼端が、羽根の内周側の翼端15b,15b・・である場合、例えばクロスフローファンとして用いた場合には、吸込領域では、翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、切欠17,17・・において形成される縦渦により、スケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、効果的に空力騒音の低減を図ることができ、また吹出領域では、翼前縁側において切欠17,17・・にて形成される縦渦により、翼負圧面側での空気流れの剥離を抑制するようになるため、やはり効果的に空力騒音の低減を図ることができる。
(9) 第9の課題解決手段
この発明の第9の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、切欠17,17・・、17,17・・、17a,17aが形成されている翼端は、羽根15,15・・内周側および外周側の両翼端15a,15a・・、15b,15b・・であることを特徴としている。
このように、切欠17,17・・、17a,17aを形成する翼端が、羽根の内周側および外周側の両翼端15a,15a・・、15b,15b・・である場合、例えばクロスフローファンとして用いた場合には、吸込領域および吹出領域において、翼前縁側では切欠17,17・・にて形成される縦渦により、負圧面側での空気流れの剥離を抑制するようになるため、効果的に空力騒音の低減を図ることができ、さらに翼後縁側では翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、切欠17,17・・において形成される縦渦により、スケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、やはり効果的に空力騒音の低減を図ることができる。
したがって、羽根内周側および外周側の両翼端15a,15a・・、15b,15b・・に各々切欠17,17・・、17a,17aを形成することも、有効である。
(10) 第10の課題解決手段
この発明の第10の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7,第8又は第9の課題解決手段の構成において、多翼ファンが空気調和機用室内機の送風機として構成されていることを特徴としている。
以上の第1〜第9の課題解決手段各々の構成では、羽根外周側又は内周側各端部に切欠を設けた多翼ファンにおいて、羽根15,15・・又は羽根車7の両端間に亘って均一に圧力を上昇させ、フィルタ等の抵抗がある場合でも、所定量の風量を出すことができる。
したがって、空気調和機用の送風機、例えば空気調和機用室内機のクロスフローファン等として最適なものとなり、安定した一定量の送風量で、しかも静音性の高い高性能の空気調和機用室内機を実現することができる。
以上のように、本願発明の構成では、羽根外周側又は内周側端部、もしくは内外両端部に切欠を設けた多翼ファンの羽根車において、羽根又は羽根車の両端間に亘って均一かつ有効に圧力を上昇させ、フィルタ等の抵抗がある場合でも、十分な所定量以上の安定した風量を出すことができる。しかも、構成が簡単である。
したがって、送風性能が高く、低騒音の空気調和機用室内機に適した多翼ファンを低コストに提供することができるようになる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
先ず図1〜図6には、本願発明の第1の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成が示されている。
この実施の形態の多翼ファンの羽根車も、前述の従来例のもの(図17〜図19参照)と同様に回転軸16方向に所定の間隔で平行に配設された複数の円形支持プレート14,14・・の外周縁部に、回転軸16と平行となるように多数枚の断面円弧状の羽根15,15・・を所定のピッチ、所定の翼角をもって前進翼構造で配設支持して構成されている。
そして、各羽根15,15・・の外周側翼端15aには、例えば図1〜図3に示すように、その長手方向に所定の間隔をもって正三角形状(V字形の)の多数の切欠17,17・・が形成され、かつ該切欠17,17・・の間には、翼端の一部を構成する所定の幅の平滑部(非切欠部)18,18・・がそれぞれ設けられている。
このように、羽根15の外周側翼端15aに、所定の間隔をもって正三角形状の多数の切欠17,17・・を形成し、かつ該切欠17,17・・の間に、所定の幅の平滑部18,18・・をそれぞれ設けると、例えば前述の図16のようにクロスフローファンとして用いた場合には、吹出側領域では翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、上記切欠17,17・・により形成される縦渦によって、スケールが小さく組織化され、安定した横渦に細分化されるため、有効に空力騒音の低減を図ることができる。
しかも、切欠17,17・・の形成は、鋸歯構造の形成に比べて加工が容易である。また、平滑部18,18・・を、上述のように翼端の一部を構成するものとした場合、翼端の形状を保持しつつ切欠17,17・・を形成することができる。また、各切欠17の形状を図示のような正三角形状のものとすると、一つの切欠17の面積を最小とすることができるところから、各羽根15の圧力面積を最大に確保することができる。したがって、従来の翼後縁側で発生する後流渦が細分化され過ぎてしまい、多数発生した不安定な渦が隣の渦と干渉し合うおそれも解消される。
この場合、羽根15の外周側翼端15aに切欠17,17・・が施されていないもの(従来例)では、例えば図4(イ)に示すように、羽根15の翼後縁からスケールの大きな横渦Eが放出されるが、上記本実施の形態のものでは、図4(ロ)に示すように、切欠17,17・・により細分化されたスケールが小さく組織化された安定した横渦E′,E′・・となる。
その結果、翼後縁での後流渦の発生が効果的に抑制されることになる。
なお、平滑部18,18・・は、もちろん翼端の一部を構成しない形状とすることもできる。
ところで、本実施の形態では、複数の節を有して構成されている多連型の羽根車7の上記羽根15の両端側部分(側板14,14の近傍部分)の切欠17a,17a(この実施の形態では、両端側の側板14,14に隣接する各1個のもの)の大きさ(幅b・深さa)をそれらの間のもの17,17・・よりも相似的に小さくしたことを特徴とするものである(図3中のb2<b1、a2<a1)。
すでに述べたようにクロスフローファン等の多翼ファンでは周方向に配置された多数枚の羽根15,15・・を確実に固定し、羽根車7に強度を持たせるために長手方向の両端およびその中間に多数の側板14,14・・を有している。そのため、この側板14,14・・近傍では、例えば図22に示すように、同側板14,14・・の影響により流速FVが低下する。
例えば、側板14のない部分では十分に高い風速FV1が得られるが、中間の側板14,14・・部分ではFV2,FV2・・のように低下し、さらに同側板14,14に加えて本体ケーシング1の左右両側側壁1a,1bが隣接する羽根車7の両端側部分では同FV2,FV2・・よりも一層大きくFV3,FV3まで低下する。
したがって、、翼の外周端部分の全体に亘って単に同じ大きさの切欠17,17・・を配置しただけの場合、羽根15の両端側付近では切欠17,17・・による騒音低減効果を得るのに必要な大きさ以上の大きな切欠17,17・・による凹部が配置されていることになり、そのためファン圧力上昇の余計な低下を招く。
そこで、この実施の形態では、そのような問題を解決するために、図3から明らかなように、羽根15,15・・の両端側部分(側板14,14・・近傍部分)の切欠17a,17aの大きさを、それらの間の羽根中央側付近の切欠17,17・・よりも相似的に小さく形成している。
そして、それにより上述の切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも両端に亘って単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて、図14に示すように、側板14,14部分のファンの圧力上昇量を有効に増大させて、風速分布を均一化し送風性能の低下を招かないようにしている。
(変形例)
なお、上述のように側板14,14間の各羽根15,15・・両端側の切欠17a,17aを小さく形成するにあたっては、上述の例のように、切欠17の全体の形状(正三角形状)を変えることなく相似形状で、幅、深さを共に等比的に小さくする場合のほかにも、次のような各種の変形が可能である。
(1) 変形例1
例えば図5に示すように、深さaが同じで(a1=a2)、幅bが小さいものとする(b1>b2)。
このようにしても、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて、図14に示すように、羽根車7の全体に亘って有効にファンの圧力上昇量を増大させて送風性能の低下を招かないようにすることができる。
(2) 変形例2
例えば図6に示すように、幅bが同じで(b1=b2)、深さaが浅いものとする(a1>a2)。
このようにしても、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的又は連続的に配置した場合に比べて、図14に示すように、羽根車7の全体に亘って有効にファンの圧力上昇量を増大させて送風性能の低下を招かないようにすることができる。
(3) 変形例3
また、上記変形例2のように幅bが同一で(b1=b2)で、その深さaを浅くするに際しては、例えば図7に示すように底部を円弧形状にすることも可能である。
このようにすると、切欠17の底面が強化され、羽根15,15・・に負荷(例えば、遠心力等)がかかったときに、切欠17の底部からの破壊が起こりにくくなり、羽根15,15・・の強度が向上する。
<第2の実施の形態>
次に図8は、本願発明の第2の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示している。
この実施の形態は、上記第1の実施の形態における正三角形状の切欠17,17・・を、例えば図8に示すように、四角形状の切欠17,17・・に変更する一方、上記第1の実施の形態の場合と同様に両端側側板14,14に隣接する同四角形状の切欠17a,17a・・を小さくすることによって、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも両端間に亘って単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて、図14のように羽根車7の全体に亘って有効にファンの圧力上昇量を増大させて送風性能の低下を招かないようにしている。
<第3の実施の形態>
次に図9および図10は、本願発明の第3の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示している。
この実施の形態は、各羽根15,15・・の内周側翼端15bには、長手方向に所定の間隔をもって正三角形形状の多数の切欠17,17・・が形成され、かつ該切欠17,17・・の間には、翼端の一部を構成する平滑部18,18・・がそれぞれ設けられている。
このようにすると、例えばクロスフローファンとして用いた場合には、吸込領域では、翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、切欠17,17・・において形成される縦渦により、スケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、有効に空力騒音の低減を図ることができ、また吹出領域では、翼前縁側において切欠17,17・・にて形成される縦渦により、翼負圧面側での空気流れの剥離を抑制するようになるため、やはり有効に空力騒音の低減を図ることができるようになる。
しかも、切欠17,17・・の形成は、鋸歯構造の形成に比べて加工が容易である。また、平滑部18,18・・を、翼端の一部を構成するものとした場合、翼端の形状を保持しつつ切欠17,17・・を形成することができる。
また、各切欠17の形状を正三角形とすると、一つの切欠17の面積を最小とすることができるところから、各羽根15の圧力面積を最大に確保することができる。
なお、平滑部18,18・・は、もちろん翼端の一部を構成しない形状とすることもできる。
そして、この実施の形態の場合にも、同構成において、上記第1の実施の形態の場合と同様に羽根車7の各節の羽根15,15・・の内周側の翼端15b,15b・・両端側の側板14,14に隣接する切欠17a,17aを小さくすることによって、上記切欠17,17・・、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも各羽根15,15・・の両端間に亘って単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に又は連続的に配置した場合に比べて、有効にファンの圧力上昇量を増大させて、例えば図14に示すように全体に亘って均一化し、送風性能の低下を招かないようにしている。
その他の構成および作用効果は、上記第1の実施の形態におけるものと同様なので、その説明を省略する。
<第4の実施の形態>
次に図11および図12は、本願発明の第4の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示している。
この実施の形態では、各羽根15,15・・の外周側翼端15aおよび内周側翼端15bの各々に、長手方向に所定の間隔をもって正三角形形状の多数の切欠17,17・・が形成され、かつ該切欠17,17・・の間には、翼端の一部を構成する平滑部18,18・・がそれぞれ設けられている。
このようにすると、例えばクロスフローファンとして用いた場合には、吸込領域および吹出領域において、翼前縁側では上記切欠17,17・・によって形成される縦渦により、負圧面側での空気流れの剥離を抑制するようになるため、効果的に空力騒音の低減を図ることができるようになり、また翼後縁側では翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、上記切欠17,17・・において形成される縦渦により、スケールが小さく組織化された安定した横渦に細分化されるため、やはり効果的に空力騒音の低減を図ることができる。
しかも、上記切欠17,17・・、17,17・・の形成は、従来の鋸歯構造の形成に比べて加工が容易である。また、平滑部18,18・・を、翼端15a,15a・・、15b,15b・・の一部を構成するものとした場合、翼端の形状を保持しつつ切欠17,17・・、17,17・・を形成することができる。また、各切欠17の形状を正三角形とすると、一つの切欠17の面積を最小とすることができるところから、各羽根15の圧力面積を最大に確保することができる。
なお、平滑部18,18・・は、もちろん翼端15a,15a・・、15b,15b・・の一部を構成しない形状とすることもできる。
そして、この実施の形態の場合にも、同構成において、上記第1の実施の形態の場合と同様に羽根車7各節の各羽根15,15・・の両端側側板14,14に隣接する内周側および外周側の各切欠17a,17a、17a,17aを小さくすることによって、上記切欠17,17・・、17,17・・、17a,17a、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも両端に亘って単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて、有効にファンの圧力上昇量を増大させて送風性能の低下を招かないようにしている(図14参照)。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけるものと同様なので説明を省略する。
<第5の実施の形態>
次に図13は、本願発明の第5の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示している。
以上の各実施の形態のように、複数の節を有する多連構造の羽根車7において、その複数の側板14,14・・に隣接する各節の羽根15,15・・の左右両端側の切欠17a,17aをそれらの間の切欠17,17・・よりも小さなものにする場合において、例えば対応する両側の側板14,14が、例えば図13に示すように、当該羽根車7の左右両端側にあって図22中の本体ケーシング1の左右の側壁1a,1bと隣接するものであるような場合には、さらに同小さくする切欠17a,17aの縮小度合を大きくするか、または縮小する切欠17aの数を複数個にすることによって、可及的に同領域の流速FV3,FV3のアップを図り、可及的有効に送風性能を向上させる構成も必要に応じて採用される。
このような構成を採用すると、例えば図15に示すように、上述の各羽根15,15・・左右両側の側板14,14による流速低下部分FV2,FV2の流速の回復(アップ)作用に加えて、さらに羽根車7左右両側の本体ケーシング側壁1a,1bの存在による流速低下部分FV3,FV3の流速の回復(アップ)をも可能にすることができ、羽根車7の全体に亘って一層均一な風速分布を得ることができる。
この場合、当該羽根車7が中間に側板14,14・・を有していない単連型のものである時には、同単連型の羽根車7の左右両端側の1個ないし複数個の切欠17a,17a、17a,17a・・のみを小さなものとすればよい。
これにより、切欠17,17・・、17a,17a・・、17a,17a・・による騒音低減効果を維持しつつ、しかも単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合よりも、より有効に多翼ファンの圧力上昇量を増大させることができる。
<その他の実施の形態>
なお、以上の第1〜第4の実施の形態の説明では、各羽根15,15・・の円形支持プレート14,14に隣接する両端側の各々1つの切欠17a,17aのみをそれらの間のものに比べて小さくするようにしたが、これは全体の切欠17,17・・の数と流速の分布状態を考慮し、それぞれ複数(2つ以上)の切欠17a,17a、17a,17aを小さくするように構成しても良いことは、もちろんである。
また、上記各実施の形態における羽根形状をもつ羽根車は、上述のようなクロスフローファンだけでなく、例えばシロッコファン、ターボファン、プロペラファン等の羽根車としても使用することができる。
また、上記各実施の形態においては、各切欠17,17・・、17a,17aの形状を正三角形を基本としているが、その他の三角形形状、台形状、U字形形状などとすることもできる。
そして、そのようにした場合にも、同構成において、上記第1の実施の形態の場合と同様に両端側側板14,14に隣接する内周側および外周側の切欠17a,17a、17a,17aを小さくすることによって、上記切欠17,17・・、17,17・・、17a,17a、17a,17aによる十分な騒音低減効果を維持しつつ、しかも両端間に亘って単純に同じ大きさの切欠17,17・・を断続的に配置した場合に比べて、十分に有効にファンの圧力上昇量を増大させて送風性能の低下を招かないようにすることができる。
また、以上の各実施の形態のように、羽根15,15・・の両端側又は羽根車7自体の両端側の切欠17a,17aを小さくする構成は、従来のような鋸歯状部とした場合において、それら両端側の鋸歯状部を相対的に小さくするようにしても同様の作用を得ることができる。
本願発明の最良の実施の形態の第1の実施形態に係る多翼ファンの羽根車の一節部分の構成を示す斜視図である。 同一節部分の1つの羽根の構成を示す圧力面側から見た羽根外周側翼端部の斜視図である。 同羽根の切欠に対して垂直な方向から見た背面図である。 (イ)は、従来例にかかる多翼ファンの羽根車の羽根における吹出空気流の状態を示す斜視図であり、(ロ)は、上記本願発明の第1の実施の形態にかかる送風機の羽根車の羽根における吹出空気流の状態を示す斜視図である。 上記本願発明の最良の実施の形態1の変形例1に係る多翼ファンの羽根車の羽根の構成を示す図3に対応する図である。 上記本願発明の最良の実施の形態1の変形例2に係る多翼ファンの羽根車の羽根の構成を示す図3に対応する図である。 上記本願発明の最良の実施の形態1の変形例3に係る多翼ファンの羽根車の羽根の構成を示す要部の拡大図である。 本願発明の最良の実施の形態の第2の実施形態に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示す斜視図(圧力面側)である。 本願発明の最良の実施の形態の第3の実施形態に係る多翼ファンの羽根車の一節部分の構成を示す斜視図である。 同羽根車の羽根部の構成を示す斜視図(圧力面側)である。 本願発明の最良の実施の形態の第4の実施形態に係る多翼ファンの羽根車の一節部分の構成を示す斜視図である。 同羽根車の羽根部の構成を示す斜視図(圧力面側)である。 本願発明の最良の実施の形態の第5の実施形態に係る多翼ファンの羽根車の全体(全節部)の構成を示す斜視図である。 本願発明の上記第1〜第4の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の風速分布状態を示す図である。 本願発明の上記第5の実施の形態に係る多翼ファンの羽根車の風速分布状態を示す図である。 従来の多翼ファンよりなる羽根車の適用例である壁掛け型空気調和機内室内機の構成を示す縦断面図である。 同多翼ファンよりなる羽根車の全体の構成を示す斜視図である。 同羽根車の一節部分の拡大斜視図である。 同羽根車における従来例の羽根の構成例を示す拡大斜視図(圧力面側)である。 同羽根車の羽根外周端部の切欠部の配設状態を示す背面図である。 同羽根車における羽根車内部の空気の流れを示す説明図である。 同羽根車の側板およびケーシング左右両側壁部分における風速分布状態を示す図である。
符号の説明
3は多翼ファン(クロスフローファン)、7は羽根車、10はガイド部、11は舌部、14は円形支持プレート、15は羽根、15aは羽根外周側の翼端部、15bは羽根内周側の翼端部、16は回転軸、17,17aは切欠、18は平滑部である。

Claims (10)

  1. 羽根(15),(15)・・の翼端に任意の間隔をもって多数の切欠(17),(17)・・を形成してなる多翼ファンの羽根車(7)であって、上記羽根(15),(15)・・の両端側の切欠(17a),(17a)は、それらの間の中央側部分の切欠(17),(17)・・よりも小さく形成されていることを特徴とする多翼ファンの羽根車。
  2. 羽根(15),(15)・・の翼端に任意の間隔をもって多数の切欠(17),(17)・・を形成してなる多翼ファンの羽根車(7)であって、上記羽根(15),(15)・・の上記羽根車(7)両端側に位置する切欠(17a),(17a)は、上記羽根車(7)の両端間におけるその他部分の切欠(17),(17)・・よりも小さく形成されていることを特徴とする多翼ファンの羽根車。
  3. 羽根車(7)は、円形支持プレート(14),(14)・・の外周縁部に、その回転軸(16)と平行となるように多数枚の羽根(15),(15)・・を所定のピッチおよび所定の翼角で配設支持して構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の多翼ファンの羽根車。
  4. 羽根車(7)の両端側又は羽根(15),(15)・・の両端側の小さい切欠(17a),(17a)は、それらの間の切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・と相似形状のものであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の多翼ファンの羽根車。
  5. 羽根車(7)の両端側又は羽根(15),(15)・・の両端側の小さい切欠(17a),(17a)は、それらの間の切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・と深さが同じで幅が小さいのものであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の多翼ファンの羽根車。
  6. 羽根車(7)の両端側又は羽根(15),(15)・・の両端側の小さい切欠(17a),(17a)は、それらの間の切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・と幅が同じで深さが浅いのものであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の多翼ファンの羽根車。
  7. 切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・、(17a),(17a)が形成されている翼端(15a),(15a)・・は、羽根(15),(15)・・の外周側の翼端(15a),(15a)・・であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の多翼ファンの羽根車。
  8. 切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・、(17a),(17a)が形成されている翼端は、羽根(15),(15)・・の内周側の翼端(15b),(15b)・・であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の多翼ファンの羽根車。
  9. 切欠(17),(17)・・、(17),(17)・・、(17a),(17a)が形成されている翼端は、羽根(15),(15)・・の内周側および外周側の両翼端(15a),(15a)・・、(15b),(15b)・・であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の多翼ファンの羽根車。
  10. 空気調和機用の送風機として構成されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の多翼ファンの羽根車。
JP2007106118A 2007-04-13 2007-04-13 多翼ファンの羽根車 Active JP4208020B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007106118A JP4208020B2 (ja) 2007-04-13 2007-04-13 多翼ファンの羽根車
PCT/JP2008/057027 WO2008133014A1 (ja) 2007-04-13 2008-04-09 多翼ファンの羽根車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007106118A JP4208020B2 (ja) 2007-04-13 2007-04-13 多翼ファンの羽根車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008261311A true JP2008261311A (ja) 2008-10-30
JP4208020B2 JP4208020B2 (ja) 2009-01-14

Family

ID=39925473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007106118A Active JP4208020B2 (ja) 2007-04-13 2007-04-13 多翼ファンの羽根車

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4208020B2 (ja)
WO (1) WO2008133014A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067768A (ja) * 2012-01-12 2012-04-05 Mitsubishi Electric Corp 貫流ファン及び送風機及び空気調和機
WO2016042698A1 (ja) * 2014-09-18 2016-03-24 株式会社デンソー 送風機
JP2016065536A (ja) * 2014-09-18 2016-04-28 株式会社デンソー 送風機
US9453512B2 (en) 2011-03-11 2016-09-27 Mitsubishi Electric Corporation Cross flow fan, air-sending device, and air-conditioning apparatus
WO2018008390A1 (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 日本電産株式会社 鋸歯状ファンブレードおよび当該ファンブレードを備える軸流ファンならびに遠心ファン
KR101894206B1 (ko) * 2018-04-04 2018-08-31 서울대학교산학협력단 직교류 팬 및 하우징
JP7458969B2 (ja) 2020-03-25 2024-04-01 インテル コーポレイション モールド貫通ビアを有する成形領域を有するマイクロ電子コンポーネント

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5115210A (en) * 1974-07-02 1976-02-06 Rotoron Inc Zatsuongenshono fuan
JPH03249400A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多翼送風機の羽根車
JP4432865B2 (ja) * 2004-09-30 2010-03-17 ダイキン工業株式会社 送風機の羽根車およびそれを用いた空気調和機
JP3995010B2 (ja) * 2005-09-28 2007-10-24 ダイキン工業株式会社 多翼送風機の羽根車及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9453512B2 (en) 2011-03-11 2016-09-27 Mitsubishi Electric Corporation Cross flow fan, air-sending device, and air-conditioning apparatus
JP2012067768A (ja) * 2012-01-12 2012-04-05 Mitsubishi Electric Corp 貫流ファン及び送風機及び空気調和機
WO2016042698A1 (ja) * 2014-09-18 2016-03-24 株式会社デンソー 送風機
JP2016065536A (ja) * 2014-09-18 2016-04-28 株式会社デンソー 送風機
WO2018008390A1 (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 日本電産株式会社 鋸歯状ファンブレードおよび当該ファンブレードを備える軸流ファンならびに遠心ファン
KR101894206B1 (ko) * 2018-04-04 2018-08-31 서울대학교산학협력단 직교류 팬 및 하우징
WO2019194373A1 (ko) * 2018-04-04 2019-10-10 서울대학교산학협력단 직교류 팬 및 하우징
JP7458969B2 (ja) 2020-03-25 2024-04-01 インテル コーポレイション モールド貫通ビアを有する成形領域を有するマイクロ電子コンポーネント

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008133014A1 (ja) 2008-11-06
JP4208020B2 (ja) 2009-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4973249B2 (ja) 多翼ファン
JP4432865B2 (ja) 送風機の羽根車およびそれを用いた空気調和機
JP6041895B2 (ja) 空気調和機
JP4208020B2 (ja) 多翼ファンの羽根車
JP4993792B2 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
JP4993791B2 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
JP4918650B2 (ja) 多翼ファン
WO2013150673A1 (ja) 空気調和装置の室内機
US9759220B2 (en) Cross flow fan and indoor unit of air-conditioning apparatus
JP2009185803A (ja) プロペラファン
US9303649B2 (en) Cross flow fan and air-conditioning apparatus including same
JP2007321643A (ja) 遠心ファン及びこれを用いた空気調和機
JPH11141494A (ja) 多翼送風機の羽根車構造
JP4371171B2 (ja) クロスフローファン及びこれを備えた空気調和機
JP2007154685A (ja) ターボファンおよびそれを用いた空気調和機
JP6398086B2 (ja) 送風機およびこれを用いた空気調和機
JP5596510B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP5774206B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5179638B2 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
JP6000454B2 (ja) 空気調和装置の室内機
CN114502842A (zh) 横流风扇的叶片、横流风扇和空调室内机
JP5627731B2 (ja) 貫流ファン、およびそれを備えた空気調和機
JP2011190748A (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4208020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5