JP6000454B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室内機に関するものである。
例えば、特許文献1には、負圧面の翼外周側端部に、翼外周側先端部側を凹形状とする段差が設けられており、その段差の段差前縁部または段差後縁部は、翼外周側先端部に対して斜めに延びている、貫流ファンが提案されている。
また、特許文献2には、羽根の翼面に鋸歯形状が形成され、その鋸歯形状が形成され翼端から所定距離の位置に段差が形成されている、貫流ファンが提案されている。
さらに、特許文献3には、翼の長手方向長さを複数の領域に分類し、支持板に隣接する部分を第1領域、翼中央部を第2領域、第1領域と第2領域との間の部分を第3領域とした場合に、各領域の翼外周端部における翼出口角が、第2領域<第1領域<第3領域の順に大きい貫流ファンが提案されている。
特許第4840343号明細書(5頁、[0020]及び図4) 特許第3995010号明細書(10頁、[0052]及び図4) 特許第4896213号明細書(6頁、[0024]及び図7)
しかしながら、特許文献1に記載の貫流ファンでは、段差高さは翼のファン回転軸方向で一定であり、ファン回転軸方向での風速差に対し風速の低い領域では段差高さが大きすぎ、一部に剥離領域が存在し、広帯域で騒音が増加する恐れがある。
また、特許文献2に記載の貫流ファンでは、段差の高さが大きい場合、剥離が生じ、騒音が増加する恐れがある。
さらに、特許文献3に記載の貫流ファンでは、ファン吹出側において、風速差により剥離が生じる恐れがある。また、ファン吸込側において、ファンが一回転する上での風速変化に対する変動に十分対応しておらず、剥離が生じる恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、剥離を抑制し騒音の増加を低減することができる、空気調和装置の室内機を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明の空気調和装置の室内機は、吸込口及び吹出口を有する本体と、前記本体内に回転可能に設けられ、前記吸込口から空気を前記本体内に取り込み前記吹出口から空気を吹き出す羽根車を有する貫流ファンと、前記本体内の空間を、前記貫流ファンより上流側である吸込側流路、及び、該貫流ファンより下流側である吹出側流路に区画する、スタビライザーとを備え、前記羽根車は、複数の翼を有しており、前記複数の翼は、縦断面視したとき、該翼の表面である負圧面及び圧力面の少なくとも一方の面に、該翼の外周側端部から内周側端部までの間に、段差が形成されており、前記段差は、前記表面において該段差を挟んだファン内周側部分の方が該段差を挟んだファン外周側部分よりも突出するように形成されており、前記段差は、羽根車回転軸に対し傾斜して延びており、該段差の高さは、羽根車回転軸方向にわたって変化するように形成されている。
また、上記空気調和装置の室内機において、前記段差は、前記翼の表面に沿う凹凸であって該翼の長手方向に直交する方向に突出・後退する凹凸を有しているように構成されていてもよい。
さらに、上記空気調和装置の室内機において、前記羽根車は、複数の支持板と、対応する一対の前記支持板の間に周方向に間隔をおいて配置された前記複数の翼とを有しており、前記翼は、羽根車回転軸に直交する翼断面が異なっている複数の領域として、少なくとも一対の第1領域と、第2領域と、少なくとも一対の第3領域とを含んでおり、前記第1領域はそれぞれ、前記羽根車に形成した状態での支持板に隣接する部分であり、前記第2領域は、対応する一対の前記第1領域の間にある部分であり、前記第3領域はそれぞれ、前記対応する一対の前記第1領域の間にあって、且つ、前記第2領域と対応する前記第1領域との間にあり、前記第1領域における翼出口角、前記第2領域における翼出口角、前記第3領域における翼出口角は相互に異なっており、前記段差は、前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域の3種の翼断面形状が、同一形状に揃っている内周側部分と、該第1領域、該第2領域、該第3領域の3種の翼断面形状に差異が現れている外周側部分との、境界部に、設けられているように構成されていてもよい。
本発明の空気調和装置の室内機によれば、剥離を抑制し騒音の増加を低減することができる。
本発明の実施の形態1を示す空気調和装置に関し、部屋内から見たときの設置状態を示す図である。 図1の空気調和装置の縦断面図である。 図1の空気調和装置に搭載される貫流ファンの羽根車の正面及び側面を示す図である。 羽根車の翼に関する、図3のIII−III線による断面図である。 羽根車の翼に関する、図3のIII−III線による断面図である。 羽根車の翼に関する、図3のIII−III線による断面図である。 図3の羽根車の翼を、圧力面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に関し、図7と同態様の図である。 本実施の形態3に関する、図7と同態様の図である。 図9の翼を、外周側端部の延長方向に沿って見た状態を示す図である。 本発明の実施の形態4に関する、図3と同態様の図である。 図11のA−A線、B−B線、C−C線に関する、断面を重ねて示す図である。 図11の羽根車の翼に関する、圧力面側から見た斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示す空気調和装置に関し、部屋内から見たときの設置状態を示す図である。図2は、空気調和装置の縦断面図、図3は、空気調和装置に搭載される貫流ファンの羽根車の正面及び側面を示す図である。なお、図3の紙面左側の図示部分は、羽根車の正面図であり、紙面右側の図示部分は、羽根車の側面図である。また、図4〜図6はそれぞれ、図3のIII−III線による羽根車の翼の断面図である。図7は、羽根車の翼1枚に関する、圧力面側から見た斜視図である。なお、図4〜図6は、翼面内の図示の明瞭性を優先し、ハッチングは省略する。
本実施の形態1に係る空気調和装置の室内機は、騒音の抑制やファンモータの消費電力を低減できるように、室内機に搭載される貫流ファンの翼について改良が加えられたものである。
室内機100の外郭であるボディ1は、前面パネル1aと、一対の側面1bと、上面1cとを含んでいる。ここで、図1は、室内機100が空調対象空間である部屋11の壁11aに設置されている壁掛け型である例を図示しているが、本発明としては、それに限定されるものではなく、天井埋込型などでもよい。また、室内機100は、部屋11に設置されることに限定されるものではなく、たとえばビルの一室や倉庫などに設置されていてもよい。
図2に示されるように、室内機100の上部を構成する上面1cには、室内空気を室内機100内に吸い込むための吸込口2が形成され、本体1の下側には空調空気を室内に供給するための吹出口3が形成され、さらに、後述する貫流ファン8から放出された空気を吹出口3に導くガイドウォール10が形成されている。
また、図2に示されるように、ボディ1の上面1cには、吸込口2から吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するフィルタ5と、冷媒の温熱又は冷熱を空気に伝達して空調空気を生成する熱交換器7と、吸込側風路E1と吹出側風路E2とを区画するスタビライザー9と、吸込口2から空気を吸い込み吹出口3から空気を吹き出す貫流ファン8と、貫流ファン8から吹き出された空気の方向を調整する上下風向ベーン4a及び左右風向ベーン4bとを有している。
吸込口2は、貫流ファン8によって強制的に室内空気を室内機100内部に取り込む開口である。なお、図1及び図2では、この吸込口2は、本体1の上面の開口にのみ形成されている例を図示しているが、前面パネル1aに形成された開口に設けられていてもよい。また、この吸込口2の形状は、特に限定されるものではない。
吹出口3は、吸込口2から吸い込まれ、熱交換器7を通過した空気を室内に供給する際に、当該空気が通過する開口である。吹出口3は、前面パネル1aに開口形成されている。なお、吹出口3の形状は、特に限定されるものではない。
ガイドウォール10は、スタビライザー9の下面側とともに、吹出側風路E2を構成するものである。ガイドウォール10は、貫流ファン8から吹出口3にかけて傾斜している斜面を形成している。この斜面の形状は、たとえば渦巻形状の一部に対応するように形成するとよい。
フィルタ5は、たとえば網目状に形成され、吸込口2から吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するものである。フィルタ5は、吸込口2から吹出口3までの風路(本体1内部の中央部)のうち、吸込口2の下流側であって熱交換器7の上流側に設けられている。
熱交換器7(室内熱交換器)は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温するものである。この熱交換器7は、吸込口2から吹出口3までの風路(本体1内部の中央部)のうち、フィルタ5の下流側であって貫流ファン8の上流側に設けられている。なお、図2では、熱交換器7の形状は、貫流ファン8の前部及び上部を取り囲むような形状をしているが、特に限定されるものではない。
熱交換器7は、圧縮機、室外熱交換器、及び絞り装置などを有する室外機に接続されて冷凍サイクルを構成しているものとする。また、熱交換器7は、一例を挙げると、伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。
スタビライザー9は、図2に図示されるように、吸込側風路E1と吹出側風路E2とを区画するように、熱交換器7の下側に設けられており、スタビライザー9の上面側が吸込側風路E1であり、スタビライザー9の下面側が吹出側風路E2となっている。スタビライザー9は、熱交換器7に付着した結露水を一時的に貯留するドレンパン6を有している。
貫流ファン8は、吸込口2から室内空気を吸い込み、吹出口3から調整された空気を吹き出すためのものである。貫流ファン8は、吸込口2から吹出口3までの風路(本体1内部の中央部)のうち、熱交換器7の下流側であって吹出口3の上流側に設けられている。
図3に示されるように、貫流ファン8は、羽根車8aと、羽根車8aを回転させるためのモータ12と、モータ12の回転を羽根車8aに伝達させるモータシャフト12aとを有している。
羽根車8aは、たとえばABS樹脂などの熱可塑性樹脂で構成され、自身が回転することで、吸込口2から室内空気を吸い込み、調整された空気を吹出口3に送り込むものである。
図3に示されるように、羽根車8aは、羽根車単体8dが複数連結されて、構成されている。羽根車単体8dはそれぞれ、複数の翼8cと、それら複数の翼8cの端部側に固定される支持板としてのリング8bとを有している。すなわち、羽根車8aは、円板状のリング8bの外周部側面から略垂直に伸びた複数の翼8cが、リング8bの周方向に所定間隔で連設して構成される羽根車単体8dを、複数溶着し連結して一体としたものである。
さらに、羽根車8aは、ファンボス8eとファンシャフト8fとを含んでいる。ファンボス8eは、羽根車8aの内部側に突出した部分である。ファンシャフト8fには、モータシャフト12aがネジ等で固定されている。羽根車8aの一方側は、ファンボス8eを介してモータシャフト12aに支持され、羽根車8aの他方側は、ファンシャフト8fによって支持されている。これにより、羽根車8aは、両端側が支持された状態で、羽根車8aの回転軸中心Oを中心に回転方向ROに回転し、図2のように、吸込口2から室内空気を吸い込み、吹出口3に空調空気を送り込むことができるようになっている。
上下風向ベーン4aは、貫流ファン8から吹き出された空気の方向のうちの上下を調整するものであり、左右風向ベーン4bは貫流ファン8から吹き出された空気の方向のうちの左右を調整するものである。
上下風向ベーン4aは、左右風向ベーン4bよりも下流側に設けられている。上下風向ベーン4aは、図2に示すように、その上部がガイドウォール10に回動自在に取り付けられている。
左右風向ベーン4bは、上下風向ベーン4aよりも上流側に設けられている。図1に示すように、上下風向ベーン4aは、その両端部側がボディ1において吹出口3を画定している部分に支持されて、回動する。
図4〜図6に示されるように、翼8cの外周側端部15a及び内周側端部15bは、一例として円弧形状で形成されている。そして、翼8cは、外周側端部15aの方が、内周側端部15bに対して羽根車回転方向ROに前傾するように形成されている。すなわち、翼8cを縦断面視した際において、翼8cの圧力面13a及び負圧面13bが、羽根車8aの回転軸Oから翼8cの外側に向かうにしたがって、羽根車回転方向ROの前方に湾曲しているということである。そして、翼8cは、翼8cの中央付近が、外周側端部15aと内周側端部15bとを結ぶ直線に対して最も離れるように弓形に形成されている。
外周側端部15aに形成される円弧形状に対応する円の中心をP1(円弧中心P1とも称する)とし、内周側端部15bに形成される円弧形状に対応する円の中心をP2(円弧中心P2とも称する)とする。また、円弧中心P1、P2を結ぶ線分を翼弦線Lとすると、図6に示すように、翼弦線Lの長さはLoとなる(以下、翼弦長Loとも称する)。
翼8cは、羽根車8aの回転方向ROの前方側の表面である圧力面13aと、羽根車8aの回転方向ROの後方側の表面である負圧面13bとを有し、翼8cは翼弦線Lの中央付近が、圧力面13aから負圧面13bに向かう方向に湾曲した凹形状をしている。換言すると、圧力面13aと負圧面13bとの双方が、回転方向ROの後方側に向けて凹むように湾曲している。
また、翼8cは、圧力面13a側の円弧形状に対応する円の半径が、羽根車8aの外周側と、羽根車8aの内周側とで異なっている。
すなわち、図4に示すように、翼8cの圧力面13a側の表面は、羽根車8aの外周側の円弧形状に対応する半径(円弧半径)がRp1である外周側曲面Bp1と、羽根車8aの内周側の円弧形状に対応する半径(円弧半径)がRp2である内周側曲面Bp2とを有しており、複数曲率の円弧曲面となっている。
さらに、翼8cの圧力面13a側の表面は、内周側曲面Bp2の端部のうち内周側の端部に接続され、平面形状をしている平面Qpを有している。
このように、翼8cの圧力面13a側の表面は、外周側曲面Bp1、内周側曲面Bp2及び平面Qpが連続的に接続されて構成されている。
一方、翼8cの負圧面13b側の表面は、圧力面13a側の表面と対応した表面となっている。具体的には、翼8cの負圧面13b側の表面は、羽根車8aの外周側の円弧形状に対応する半径(円弧半径)がRs1である外周側曲面Bs1と、羽根車8aの内周側の円弧形状に対応する半径(円弧半径)がRs2である内周側曲面Bs2とを有している。
さらに、翼8cの負圧面13b側の表面は、内周側曲面Bs2の端部のうち内周側の端部に接続され、平面形状をしている平面Qsを有している。
このように、翼8cの負圧面13b側の表面は、外周側曲面Bs1、内周側曲面Bs2及び平面Qsが連続的に接続されて構成されている。
ここで、翼8cを縦断面視した際に、その翼面に内接する円の直径を翼厚とすると、図4に示されるように、外周側端部15aの翼厚t1は、内周側端部15bの翼厚t2よりも薄い。なお、翼厚t1は、外周側端部15aの内接する円の半径R1×2に対応し、翼厚t2は、内周側端部15bの円弧を構成する円の半径R2×2に対応する。
つまり、翼8cの圧力面13a及び負圧面13bに内接する円の直径を翼厚としたとき、翼厚は、外周側端部15aが内周側端部15bよりも小さく、外周側端部15aから中央へ向け徐々に増加し、中央付近の所定位置で最大となり、内周側に向け徐々に薄肉となり、直線部Qで略同一の肉厚となるように形成されている。
より詳細には、翼8cの翼厚は、外周側端部15a及び内周側端部15bを除く、圧力面13aと負圧面13bで形成される外周側曲面及び内周側曲面Bp1、Bp2、Bs1、Bs2の範囲において、外周側端部15aから翼8cの中央へ向けて徐々に増加し、翼弦線Lの中央付近の所定位置で最大肉厚t3となり、内周側端部15bに向けて徐々に薄肉化する。そして、翼厚は、直線部Qの範囲、すなわち、平面Qpと平面Qsとの間の範囲において、略一定値である内周側端部肉厚t2となっている。
翼8cのうち内周側端部15bの平面Qp、Qsを表面として有する部分を、前述した直線部Qと称すると、翼8cの負圧面13bは、羽根車外周側から内周側にかけて多重円弧と屈曲する直線部Qとで形成されている。
図4〜図7に示されるように、圧力面13a及び負圧面13bにはそれぞれ、翼の翼弦方向で外周側端部15aから内周側端部15bまでの間の位置に、段差16が形成されている。かかる段差16は、翼の表面(対応する圧力面13a及び負圧面13b)において段差16を挟んだファン内周側部分の方が、段差16を挟んだファン外周側部分よりも突出するように(翼厚を増すように)形成されている。さらに、段差16は、羽根車回転軸に対し傾斜して延びており、段差16の高さは、羽根車回転軸方向にわたって変化(徐々に増加または減少)するように形成されている。より詳細には、段差16は、図7に示されるように、羽根車回転軸Oと平行な直線O1に対し所定角度γを成す段差基準線16aに沿って形成され、かつ、段差基準線16aが翼外周側端部15aより離れる方向に対し、段差高さが徐々に増加するように形成されている。これにより、圧力面側段差高さHd1及び負圧面側段差高さHd2は、翼の長手方向で徐々に変化している。
次に、主に図5を参照して、翼弦最大反り長さLp、Lsと翼弦長Loとの関係について説明する。
まず、図5に示すように、圧力面13aに接する翼弦線Lとの平行線Wpと圧力面13aとの接点を、最大反り位置Mpとし、負圧面13bに接する翼弦線Lとの平行線Wsと負圧面13bとの接点を最大反り位置Msとする。また、最大反り位置Mpを通る翼弦線Lの垂線との交点を、最大反り翼弦点Ppとし、最大反り位置Msを通る翼弦線Lの垂線との交点を、最大反り翼弦点Psとする。また、円弧中心P2と最大反り翼弦点Ppとの距離を、翼弦最大反り長さLpとし、円弧中心P2と最大反り翼弦点Psとの距離を、翼弦最大反り長さLsとする。さらに、最大反り位置Mpと最大反り翼弦点Ppとの線分距離を最大反り高さHpとし、最大反り位置Msと最大反り翼弦点Psとの線分距離を最大反り高さHsとする。そして、翼弦最大反り長さLp、Lsと、翼弦長Loの比Lp/Lo、Ls/Loとを以下のように設定することで騒音を低減することができる。
ここで、最大反り位置が外周側すぎると内周側曲面Bs2が平面に近くなりすぎる。また、最大反り位置が内周側過ぎると外周側曲面Bs1が平面に近くなりすぎると共に、内周側曲面Bs2が反りすぎる。このように、翼8cにおいて平面に近くなりすぎる部分が生じたり、反りすぎる部分が生じたりすると、吹出側風路E2で剥離が生じやすく、騒音が悪化してしまう。そこで、本実施の形態では、最適範囲の最大反り位置となるように翼8cを形成することとする。
まず、Ls/Lo、Lp/Loが40%より小さく、最大反り位置が羽根車内周側に寄っている場合は、翼8cの内周側曲面Bs2、Bp2の円弧半径が小さいことに相等する。そして、翼8cの内周側曲面Bs2、Bp2の円弧半径が小さということは、反りが大きくなり急激に湾曲することになる。このため、吹出側風路E2において、内周側端部15bを通り平面Qs及び平面Qpを通過した流れは、内周側曲面Bs2、Bp2に沿うことができず、剥離して圧力変動が生じる。
また、Ls/Lo、Lp/Loが50%より大きく、羽根車外周側に寄っている場合は、翼8cの外周側曲面Bs1、Bp1の円弧半径が大きいことに相等する。そして、翼8cの外周側曲面Bs1、Bp1の円弧半径が大きいということは、翼8cの反りが小さいこと指す。このため、翼8cの外周側曲面Bs1、Bp1で流れが剥離し、後流渦が増大してしまう。
さらに、Lp/Lo、Ls/Loが40%から50%の範囲内であっても、Ls/Lo>Lp/Loとなっていると、負圧面13bの方が圧力面13aより最大反り位置が外周側にあることとなり、隣り合う翼8c同士の間隔が、内周側端部15bから外周側端部15aにかけて増減を繰り返してしまい圧力変動が生じてしまう。
そこで、本実施の形態では、40%≦Ls/Lo<Lp/Lo≦50%を満たすように翼8cを形成することで、羽根車吸込側、吹出側で翼面での流れの剥離を抑制でき、低騒音化が図れ、またファンモータの消費電力が低減できる。つまり、静粛で省エネな貫流ファン8を搭載した空気調和装置の室内機100を得ることができる。
最大反り高さHp、Hsが大きすぎると、曲面円弧半径が小さく、反りが大きすぎることがあり、最大反り高さHp、Hsが小さすぎると、曲面円弧半径が大きく、反りが小さすぎることがある。また、隣り合う翼8c同士の間隔が広すぎ流れを制御できず翼面で剥離渦が発生し流体異常音が発生したり、逆に狭すぎ風速が増加し騒音が大きくなったりすることがある。そこで、本実施の形態では、最適範囲の最大反り高さとなるように翼8cを形成することとする。
Hp、Hsはそれぞれ圧力面13a、負圧面13bの最大反り高さなのでHs>Hpの関係となっている。Hs/Lo、Hp/Loが10%より小さい場合には、曲面円弧半径が大きく反りが小さすぎ、隣り合う翼8c同士の間隔が広すぎ流れを制御できず、翼面で剥離渦が発生し流体異常音が発生し、最終的に騒音値が急激に悪化する恐れがある。逆に、Hs/Lo、Hp/Loが25%より大きい場合には、隣り合う翼同士の間隔が狭すぎ風速が増加し、急激に騒音が悪化する恐れがある。
そこで、本実施の形態では、25%≧Hs/Lo>Hp/Lo≧10%を満たすように翼8cを形成することで、羽根車吸込側、吹出側で翼面での流れの剥離を抑制でき、低騒音化が図れ、またファンモータの消費電力が低減できる。つまり、静粛で省エネな貫流ファン8を搭載した空気調和装置の室内機100を得ることができる。
次に、主に図6を参照して直線部Qの翼弦長さLfと翼弦長Loとの関係ついて説明する。
内周側曲面Bp2と平面Qpとの接続位置(第1接続位置)、及び、内周側曲面Bs2と平面Qsとの接続位置(第2接続位置)に接するように描かれる内接円の中心をP4とする。翼8cのうち直線部Qより外周側であって、内周側曲面Bp2及び内周側曲面Bs2との間を通る翼8cの中心線を肉厚中心線Sbとする。また、中心P4と円弧中心P2とを通る直線を延長線Sfとする。肉厚中心線Sbの中心P4における接線をSb1とする。接線Sb1と延長線Sfとのなす角度を屈曲角度θeとする。さらに、円弧中心P2を通る翼弦線Lの垂線と、中心P4を通る翼弦線Lの垂線との距離を直線部翼弦長さLfとする。翼の最大肉厚部における内接円の中心P3とする。中心P3を通る翼弦線に対する垂線と翼弦線との交点をPtとする。中心P3を通る翼弦線Lの垂線と、円弧中心P2を通る翼弦線Lの垂線との距離を最大肉厚部長さLtとする。なお、参照符号βbは、翼出口角である。
翼8cの内周側端部15bの直線部Qの翼弦長さLfが翼弦長Loに対し大きすぎると、結果的に直線部Qより外周側の外周側曲面Bp1、Bs1及び内周側曲面Bp2、Bs2の円弧半径が小さく反りが大きくなる。このため、流れが剥離傾向となり損失が増加しファンモータ入力が増加する。加えて、翼8c同士の間の距離が内周側から外周側で極端に変化し圧力変動が発生するため、騒音が大きくなる。
逆に、直線部Qの翼弦長さLfが翼弦長Loに対し小さすぎ、翼の内周側が殆ど曲面だけとなると、内周側端部15bで流れが衝突後、負圧面13bで負圧が生じないため再付着せず剥離し騒音が大きくなる問題が生じる。特にフィルタ5にホコリの堆積が進み通風抵抗が増加した場合には、かかる問題が顕著に生じる。
これに関しては、本発明者の検討によれば、Lf/Loが30%以下であれば、ファンモータ入力の増加を抑えることができ、さらに、Lf/Loが5%以上30%以下であれば、騒音の増大も抑えることできる。
そこで、本実施の形態では、30%≧Lf/Lo≧5%を満たすように翼8cを形成することで、羽根車吸込側、吹出側で翼面での流れの剥離を抑制でき、低騒音化が図れ、またファンモータの消費電力が低減できる。つまり、静粛で省エネな貫流ファン8を搭載した空気調和装置の室内機100を得ることができる。
本実施の形態では、以上のような翼により、以下のような作用が得られている。
(1)翼8cが吸込側風路E1を通過する時、翼表面の流れが外周側曲面Bs1で剥離しかけた場合に、円弧半径が異なる内周側曲面Bs2により流れが再付着する。
(2)また、翼8cが平面Qsを有し、負圧が生成されるため、内周側曲面Bs2で流れが剥離しかけたとしても再付着する。
(3)また、翼厚が羽根車外周側に比べて羽根車内周側が増加するため、周方向に隣り合う翼8cとの間の距離が縮小する。
(4)さらに、平面Qsが平坦なので、曲面の場合に比べ翼厚が羽根車内周に向け急激に増加しないので摩擦抵抗が抑制できる。
(5)翼8cの圧力面13aも、羽根車外周側から内周側にかけて複数円弧と直線部(平面)とで形成されている。このため、空気が外周側曲面Bp1から円弧半径の異なる内周側曲面Bp2へ流れる際、流れが徐々に加速され、負圧面13bへ圧力勾配を生成するため、剥離を抑制し流体異常音が発生しない。
(6)また、下流側の平面Qpは、内周側曲面Bp2に対する接線となっている。言い換えれば、翼8cは、下流側の平面Qpを有するため、回転方向ROに対して所定角度屈曲した形状となっている。このため、直線表面(平面Qp)がない場合と比較すると、内周側端部15bの翼肉厚t2が厚い場合において、負圧面13bへ流れを向けることができ、内周側端部15bから羽根車内部へ流入する時の後流渦を抑制できる。
(7)翼8cは、内周側端部15bが厚肉となっており、吹出側風路E2でのさまざまな流入方向に対し剥離しづらくなっている。
(8)また、翼8cは、平面Qsの下流側である翼弦中央付近で最大肉厚をもつ。このため、流れが平面Qsを通過後に剥離しそうとなると、内周側曲面Bs2で翼弦中央付近へ向け翼厚が徐々に厚くなるため流れが沿い剥離が抑制できる。
(9)さらに、翼8cは、内周側曲面Bs2の下流側に、円弧半径の異なる内周側曲面Bp2を有するため、流れの剥離が抑制され、羽根車からの有効吹出側風路が拡大でき、吹出風速の低減及び均一化が図れ、翼面にかかる負荷トルクが減少できる。
(10)翼8cは、円弧半径Rp1、Rp2、Rs1、Rs2について、次のような大小関係を満たすように形成されている。すなわち、翼8cは、Rs1>Rp1>Rs2>Rp2となるように形成されることで、負圧面13bは、外周側曲面Bs1の円弧半径Rs1が内周側曲面Bs2の円弧半径Rs2より大きく、湾曲の程度が小さい平坦気味の円弧となっている。このため、吹出側風路E2では、流れが外周側曲面Bs1の外周側端部15a付近まで沿うこととなり後流渦を小さくすることができる。また、圧力面13aは、外周側曲面Bp1の円弧半径Rp1が内周側曲面Bp2の円弧半径Rp2より大きく、湾曲の程度が小さい平坦気味の円弧となるので、流れが圧力面13a側に集中せず、なだらかに流れるため摩擦損失が小さくできる。
(11)圧力面13a、負圧面13bには、翼の翼弦方向で外周側端部15aから翼弦中央までの間の所定距離の位置に、段差16が形成され、その段差16は、ファン外周側よりファン内周側の方が翼表面外側に突出する形状であり、段差16の位置は、羽根車回転軸O(回転軸Oに平行な直線O1)に対し所定角度γを有するように形成され、さらに、段差16の高さは、翼の長手方向にわたって徐々に高くなっている。このため、ファン回転中に生じるファン吸込側、吹出側での風速変化に対し、ファン吸込側では、負圧面13bで流れが剥離しそうになっても段差が肉厚方向に突出しているので流れが再付着し剥離が抑制でき、圧力面13aでは段差16が羽根車回転軸Oに対し所定角度γで形成されているので翼面の流れが段差16に到達しても翼弦方向の流れに対し圧力集中が回避でき、かつ負圧面で剥離が大きく圧力面に流れが偏流しかけても段差により隣接する負圧面に流れを押しつけられるので、剥離を抑制できる。また、ファン吹出側では、負圧面13b及び圧力面13aで下流に向け剥離しそうになっても段差16で負圧が生成されるため、翼面へ流れが沿い、剥離が抑制されることで翼間の有効流路幅が拡大し、損失が低減する。さらに、段差16の高さが羽根車回転軸方向にわたって徐々に高くなっているので、段差16に対する圧力集中が羽根車回転軸方向で変化し、それにより、流れが剥離しそうになっても翼面に再付着する。
以上により、羽根車の吸込側及び吹出側で翼面での流れの剥離を抑制できるので低騒音化が図れ、またファンモータの消費電力が低減できる。つまり、静粛で省エネな貫流ファン8を搭載した室内機100を得ることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図8は、本発明の実施の形態2に関し、図7と同態様の図である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態2に関する、羽根車の翼8c’は、図8に示されるように、翼弦L方向で翼外周側に前進及び後退する凸凹が羽根車回転軸方向に複数連続して形成された段差16’を有している。あるいは、言い換えると、段差16’は、翼表面に沿う凹凸であって翼の長手方向(羽根車回転軸と平行な方向)に直交する方向に突出・後退する凹凸を有している。また、この凹凸は、鋭角の山谷が段差基準線16a’に沿って繰り返し並んでいることで形成されている。
このような段差16’を有していることで、段差にて流れが剥離しそうになった場合でも、凸凹に起因した縦渦が、翼面に流れを押さえつける作用が得られる。その結果、有効翼間流路が拡大され翼間通風抵抗が低減することで通過損失が低減し、負荷トルクが低減することでファンモータの消費電力が低減し、省エネな空気調和装置の室内機が得られる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図9は、本実施の形態3に関する、図7と同態様の図である。図10は、図9の翼を、外周側端部の延長方向に沿って見た状態、すなわち、図6の矢印Xに沿って見た状態を示す図である。
上述した実施の形態1および実施の形態2では、羽根車回転軸Oに平行な直線O1に対し所定角度γを有する段差基準線16aに沿って形成された段差16、および、段差基準線16aに沿って凹凸が繰り返し並んでいる段差16’が示され、それら段差16、16’の高さは、翼の長手方向にわたって徐々に高くなっていた。本発明は、これに限定されず、段差の高さが、長手方向にわたって増減する態様も含む。図9および図10は、そのような態様の一例を示し、特に、段差基準線に沿って凹凸が繰り返し並んでいる段差であって、段差の高さが、長手方向にわたって増減する態様を示す。
図9および図10に示されるように、段差16’’は、翼弦L方向に前進及び後退する凸凹が羽根車回転軸方向に複数連続する態様で形成されている。また、この前進量及び後退量は、段差位置が翼の長手方向の一方向側にいくほど、大きくなっている。また、段差16’’の高さは、翼の長手方向にわたって増減しており、より詳細には、段差16’’の高さ増加の度合は、段差位置が翼の長手方向の一方向側にいくほど、大きくなっている。
このような態様においても、段差が羽根車回転軸Oに対し所定角度δで形成されているので翼面の流れが段差に到達しても翼弦方向の流れに対し圧力集中が回避でき、かつ負圧面で剥離が大きく圧力面に流れが偏流しかけても段差により隣接する負圧面に流れを押しつけられるので、剥離を抑制できる。なお、図示の説明では、実施の形態2の段差において段差の高さが、長手方向にわたって増減する態様を例示したが、本実施の形態3は、実施の形態1の段差において段差の高さが、長手方向にわたって増減する態様として実施することもできる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図11は、本発明の実施の形態4に関する、図3と同態様の図である。図12は、図11のA−A線、B−B線、C−C線に関する、断面を重ねて示す図である。図13は、図11の羽根車の翼に関する、圧力面側から見た斜視図である。なお、図12は、翼面内の図示の明瞭性を優先し、ハッチングは省略する。また、本実施の形態4は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態4に係る翼108cは、図11及び図13に示されるように、翼108cの長手方向の幅において、大きく3つの領域に分類されている。この3つの領域とは、羽根車に形成した状態でリング8bに隣接する両端部側に設けられている翼リング近傍部8caと、翼中央部に設けられる翼中央部8cbと、翼リング近傍部8caと翼中央部8cbとの間に設けられる翼間部8ccとである。
ここで、以下の説明において、翼リング近傍部8caを第1領域、翼中央部8cbを第2領域、翼間部8ccを第3領域とも称する。
また、図13に示されるように、第1領域と第3領域との間は、翼108cの凹形状に対応するように湾曲している第1連結部である連結部8gが設けられている。つまり、第1領域と第3領域とは、連結部8gで接続されている。
また、第3領域と第2領域との間には、翼108cの凹形状に対応するように湾曲している第2連結部である連結部8gが設けられている。つまり、第3領域と第2領域とは、連結部8gで接続されている。
なお、連結部8gは、翼108cの長手方向に沿ってみたとき、一方の領域側から他方の領域側にかけて傾斜している。すなわち、連結部8gは、図13に示すように、翼108cが凹状であることによる短手方向の傾斜を有することに加えて、長手方向にも傾斜している。
より詳細には、図13に示すように、第1領域側よりも第3領域側の方が、翼回転方向で後退した側に配置されるように連結部8gが傾斜している。すなわち、第3領域の方が第1領域よりも、紙面奥側に位置するように連結部8gが傾斜している。また、第2領域側よりも第3領域側の方が、翼回転方向で後退した側に配置されるように連結部8gが傾斜している。すなわち、第3領域の方が第2領域よりも、紙面奥側に位置するように連結部8gが傾斜している。
翼108cの構成を長手方向に沿って順番に挙げると次のようになる。
すなわち、翼108cは、一方側の支持板であるリング8b、一方側の翼リング近傍部8ca、連結部8g、一方側の翼間部8cc、連結部8g、翼中央部8cb、連結部8g、他方側の翼間部8cc、連結部8g、他方側の翼リング近傍部8ca、他方側の支持板であるリング8bの順番で、各構成が設けられている。翼108cは、両端部側のリング8bの間に、5つの領域及び4つの連結部8gを有している。
また、2つのリング間距離WL内において、本実施の形態4に係る翼108cの翼リング近傍部8ca、翼中央部8cb、翼間部8ccは、それぞれ所定長さWL1、WL2、WL3の幅の領域内で、長手方向に同一形状で形成されている。なお、参照符号WL4は、連結部の翼長さを示している。
図11のA−A断面、B−B断面、C−C断面を重ねた図12において、翼108cの円弧形状の外周側端部15aの円弧中心P1と羽根車回転中心Oを結ぶ直線O−P1の外径Roは、翼リング近傍部8ca、翼中央部8cb、翼間部8ccともに略同一であり、全翼の外接円の直径となる羽根車有効外径半径は長手方向で同一である。すなわち、羽根車回転軸方向に沿って、次々に翼108cの縦断面を見ると、外径Roの値は、どの縦断面においても略同一となっている。
また、本実施の形態4に係る翼108cは、貫流ファン8の羽根車回転軸に直交する翼断面において当該羽根車回転軸と翼108cの外周側端部15aとを結ぶ線分に対応する外径が、羽根車回転軸方向である長手方向における一方の端部側から他方の端部側にかけて略同一となるように形成されているともいうことができる。
このように、貫流ファン8の羽根車回転軸方向である長手方向において、羽根車回転軸に直交する翼断面図における翼108cの外周側端部15aの外径は、略同一であるので、従来のように外径が羽根車回転軸方向で異なるような翼形状に比べ、羽根車吸込領域と吹出領域を分離するスタビライザーでの漏れ流れを抑制でき効率向上できる。
ここで、翼出口角について説明する。
翼108cにおける圧力面13aと負圧面13bとの肉厚中心線を、そり線Sbとすると、羽根車回転中心Oから所定半径R03より外側のそり線Sbを外周側そり線S1aと定義し、羽根車回転中心Oから所定半径R03より内側のそり線を内周側そり線S2aと定義することができる。
また、羽根車回転中心Oを中心とし、翼108cの外周側端部15aの円弧中心P1を通る円において、当該円には、円弧中心P1における接線を1本引くことができる。翼出口角とは、この接線と、外周側そり線S1aとのなす狭角をいう。
図12に示すように、第1領域(翼リング近傍部8ca)の翼出口角をβb1と定義し、第2領域(翼中央部8cb)の翼出口角をβb2と定義し、第3領域(翼リング近傍部8caと翼中央部8cbとの間の翼間部8cc)の翼出口角をβb3と定義する。
本実施の形態では、第1領域(翼リング近傍部8ca)と、第2領域(翼中央部8cb)と、第3領域(翼リング近傍部8caと翼中央部8cbとの間の翼間部8cc)との間では翼出口角が異なっている。つまり、翼出口角βb1、翼出口角βb2、翼出口角βb3の値は、それぞれ異なる値に設定されている。
また、翼中央部8cbの外周側は、他の領域よりも最も羽根車回転方向ROに前進し、翼間部8ccの外周側は逆に最も後退した形状とするとよい。外周側端部15aは、第3領域において、最も回転方向逆側へ向き、後退した翼断面形状にあり、第2領域において、最も回転方向に前進した翼断面形状にある。より詳細には、翼出口角βb1、翼出口角βb2、翼出口角βb3は、βb2<βb1<βb3という関係を満たしているとよい。
また、羽根車回転中心Oと翼108cの内周側端部15bの円弧中心P2とを通る直線と、羽根車回転中心Oと翼108cの外周側端部15aの円弧中心P1とを通る直線とのなす角度を前進角と定義する。
そして、図12に示すように、第1領域(翼リング近傍部8ca)の前進角をδ1と定義し、第2領域(翼中央部8cb)の前進角をδ2と定義し、第3領域(翼リング近傍部8caと翼中央部8cbとの間の翼間部8cc)の前進角をδ3と定義する。
上述の翼出口角βbにおける関係では、βb2<βb1<βb3であったが、翼出口角βbの代わりに前進角δを利用して表記すると、δ3<δ1<δ2となる。
このように、翼108cは、一対の支持板の間で、長手方向で複数の領域に分類されており、すなわち、羽根車に形成した状態での支持板に隣接する両端部の第1領域、翼中央部の第2領域、第1領域と第2領域との間の翼中央部両側に位置する第3領域に分類されている。そして、各領域は、翼出口角及び前進角が相互に異なる適正な値に設定されているので、流れの剥離を抑制し低騒音化できる。よって、長手方向で同じ翼形状であるものに比べ、さらに高効率、低騒音な貫流ファンを搭載した省エネで静粛な空気調和装置の室内機が得られる。
長手方向で同一翼断面形状の貫流ファンでは、吹出口高さ方向の風速分布は、相対的に風速が羽根車単体において翼中央部8cbで速く、翼リング近傍部8caはリング8bの表面の摩擦損失の影響で遅い分布である。
一方、本実施の形態4の貫流ファン8では、風速分布が均一化する。このように、翼中央部8cbの翼出口角βb2が最小で(翼前進角が最大で)翼回転方向ROの前方側へ突出し、翼間距離が小さい形状なので、リング間の長手方向中央部に流れが集中しすぎることを抑制することができる。また、翼間部8ccは翼出口角βb3が最も大きく(前進角が最も小さく)、他の領域(第1領域及び第2領域)に比べ相対的に半径方向へ吹出され、翼回転方向RO(周方向)に隣合う翼間の距離も拡大することで風速を低減できる。
また、低速なリング近傍部8caは、翼出口角βb1を小さくし(前進角を大きくし)て、翼間距離を縮小している。これにより、流れの不安定さによる乱れ生成を防止でき、かつ風速を増加できる。
さらに、外周側端部が、長手方向で徐々に湾曲する波形を形成することで外周側端部で流れを拡散し乱れを抑制するということではなく、本実施の形態2では、異なる翼出口角βbを有する領域が所定幅一定となる矩形状に翼形状が変化するので、羽根車の吹出し風向を長手方向で制御することで、下流側の吹出口への風速分布を均一化が図れる。その結果、長手方向で同じ翼形状であるものに比べ、さらに高効率、低騒音な貫流ファンを搭載した省エネで静粛な空気調和装置の室内機が得られる。
また、翼出口角の異なる5つの領域が傾斜面の連結部8gでつながり、略直角段差でないので、翼面上で急激に流れの変化が生じないので段差による乱れが生じない。よって、流れ方向で風速分布が均一化され、局所的に高風速域が無くなるので負荷トルクが低減するためモータの消費電力が低減できる。また下流側に配設される風向ベーンにも局所的な高速流が当たらないので通風抵抗が低減し、さらに負荷トルクが低減できる。
また、風向ベーンへの風速が均一化し局所的に高速な領域が無くなるので風向ベーン表面での境界層乱れによる騒音も低減できる。
このように、本実施の形態の翼形状は、さらに羽根車外周側、内周側両方で剥離防止や風速分布の均一化などを図れることで、高効率で低騒音な貫流ファン、及びそれを搭載した省エネで静粛な貫流ファンを搭載した室内機を得ることができる。
そして、翼は第1、第2、第3の各領域において、内周側端部15b側の表面が平面で、略同一肉厚となる直線部を有し、さらに外周側では羽根車長手方向で翼断面形状が変化し、直線部は羽根車長手方向で翼断面形状が同一となるように形成しているので、平面Qsで負圧が生成させるため、内周側曲面Bs2で流れが剥離しかけたとしても再付着する。
さらに、平面Qsが平坦なので、曲面の場合に比べ翼厚tが羽根車外周に向け急激に増加しないので摩擦抵抗が抑制できる。
また、羽根車軸方向で同一形状部を有しているので、樹脂成形時凹凸により樹脂流動や冷却の影響で生じる反りを抑制し、組立製造性が容易にできる。
そして、本実施の形態4では、上述したように有利な作用が得られている翼において、さらに、段差16が設けられていることを特徴とする。
特に図13に最もよく示されるように、第1領域、第2領域、第3領域の3種の翼断面形状が、同一形状に揃っている内周側部分と、第1領域、第2領域、第3領域の3種の翼断面形状に差異が現れている外周側部分との、境界付近に、段差16が設けられている。段差16は、羽根車回転軸Oと平行な直線O1に対し所定角度γを成す段差基準線16aに沿って形成され、かつ、段差基準線16aが翼外周側端部15aより離れる方向に対し、段差高さが徐々に増加するように形成されている。
このように段差16を形成することで、次のような利点が得られる。ファンの一回転中においては、特にフィルタにホコリが堆積し通風抵抗が高い状態では、ファン吸込側では大きく風速分布が変化する。そのため、翼出口角を長手方向で変更しても翼表面で剥離する恐れがある。かかる問題に対し、本実施の形態4では、段差16があるため、負圧面では、剥離が生じても流れは翼面に再付着し、圧力面では、段差により隣接する負圧面に流れを押し出すことで剥離が抑制され、翼間の有効流路幅が確保される。また、ファン吹出側では、流れが翼内周側端部15bを通過後、剥離しそうになった場合、段差16で負圧が生成されるため翼面に流れが沿わされる。その後、翼出口角が異なる外周側端部15aで流れがファン回転方向に広げられ、吹出口全体に流れが拡散され、偏流がより抑制される。それにより、通風抵抗が低減することから、負荷トルクが低減し、ファンモータの消費電力が低減する。その結果、省エネな空気調和装置の室内機が得られる。
なお、本実施の形態4に関する以上の説明は、実施の形態1において説明した段差16を有するものとして行っているが、本実施の形態4は、かかる段差16に代えて、上記実施の形態2で説明した段差や、上記実施の形態3で説明した段差を設けて実施することも可能である。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上述した実施の形態1〜4では、段差は、圧力面及び負圧面の双方に形成されている態様を説明したが、本発明は、圧力面及び負圧面の少なくとも一方に、前述した段差を形成した形態として実施することも可能であろう。
1 本体、1a 本体上部、1b 前面パネル、2 吸込口、3 吹出口、 4a 上下風向ベーン 、4b 左右風向ベーン、5 フィルタ、6 ドレンパン、7 熱交換器、8 貫流ファン、8a 羽根車、8b リング(支持板)、8c、8c’、108c 翼、8ca 翼リング近傍部、8cb 翼中央部、8cc 翼間部、8d 羽根車単体、8e ファンボス、8f ファンシャフト、8g 連結部、9 スタビライザー、10 ガイドウォール、11 部屋、11a 部屋の壁、12 モータ、12a モータシャフト、13a 圧力面、13b 負圧面、15a 外周側端部、15b 内周側端部、16、16’、16’’ 段差、16a、16’、16’’ 段差基準線、100 室内機、Bp1、Bs1 外周側曲面、Bp2、Bs2 内周側曲面、E1 吸込側風路、E2 吹出側風路、Hd1 圧力面側段差高さ、Hd2 負圧面側段差高さ、Hp 最大反り高さ(第1最大反り高さ)、Hs 最大反り高さ(第2最大反り高さ)、L 翼弦線、Lo 翼弦長、Lo3 第3領域での翼延長、Lf 直線部翼弦長さ、Lp 翼弦最大反り長さ(第1翼弦最大反り長さ)、Ls 翼弦最大反り長さ(第2翼弦最大反り長さ)、Lt 最大肉厚部長さ、Lt3 第3領域での最大肉厚部長さ、Mp 最大反り位置(第1最大反り位置)、Ms 最大反り位置(第2最大反り位置)O 羽根車回転軸中心、P1、P2、P4、P13 中心、Pp 最大反り翼弦点(第1最大反り翼弦点)、Ps 最大反り翼弦点(第2最大反り翼弦点)、Pt 最大肉厚部翼弦点、Rp1、Rp2、Rs1、Rs2 円弧半径、Q 直線部、Qp、Qs 平面、RO 回転方向、Sb 肉厚中心線、Sb1 接線、Sf 延長線、Wp、Ws 平行線、t1 翼厚(外周側端部)、t2 翼厚(内周側端部)、t3 最大肉厚、βb 翼出口角、βb1 第1領域の翼出口角、βb2 第2領域の翼出口角、βb3 第3領域の翼出口角、δ 翼前進角、δ1 第1領域の翼前進角、δ2 第2領域の翼前進角、δ3 第3領域の翼前進角、θe 屈曲角度、γ 段差傾斜角度、WL1 翼リング近傍部長さ、WL2 翼中央部長さ、WL3 翼間部長さ、WL4 連結部の翼長さ。

Claims (3)

  1. 吸込口及び吹出口を有する本体と、
    前記本体内に回転可能に設けられ、前記吸込口から空気を前記本体内に取り込み前記吹出口から空気を吹き出す羽根車を有する貫流ファンと、
    前記本体内の空間を、前記貫流ファンより上流側である吸込側流路、及び、該貫流ファンより下流側である吹出側流路に区画する、スタビライザーとを備え、
    前記羽根車は翼を有しており、
    記翼、該翼の表面である負圧面及び圧力面の少なくとも一方の面に、該翼の外周側端部から内周側端部までの間に、段差が形成されており、
    前記段差は、前記翼の表面において該段差より内周側部分が該段差より外周側部分よりも突出するように形成されており、
    前記段差は、羽根車回転軸に対し傾斜して延びており、該段差の高さは、羽根車回転軸方向にわたって変化するように形成されている、
    空気調和装置の室内機。
  2. 前記段差は、前記翼の表面に沿う凹凸であって該翼の長手方向に直交する方向に突出・後退する凹凸を有している、
    請求項1の空気調和装置の室内機。
  3. 前記羽根車は、一の支持板の間に周方向に間隔をおいて配置された前記翼とを有しており、
    前記翼は、羽根車回転軸に直交する翼断面が異なっている複数の領域として、少なくとも一対の第1領域と、第2領域と、少なくとも一対の第3領域とを含んでおり、
    前記第1領域はそれぞれ、前記羽根車に形成した状態での支持板に隣接する部分であり、
    前記第2領域は、対応する一対の前記第1領域の間にある部分であり、
    前記第3領域はそれぞれ、前記対応する一対の前記第1領域の間にあって、且つ、前記第2領域と対応する前記第1領域との間にあり、
    前記第1領域における翼出口角、前記第2領域における翼出口角、前記第3領域における翼出口角は相互に異なっており、
    前記段差は、前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域の3種の翼断面形状が、同一形状に揃っている内周側部分と、該第1領域、該第2領域、該第3領域の3種の翼断面形状に差異が現れている外周側部分との、境界部に、設けられている、
    請求項1又は2の空気調和装置の室内機。
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