JP2008257712A - 自動販売機システム及びロケーションサーバ - Google Patents

自動販売機システム及びロケーションサーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2008257712A
JP2008257712A JP2008065814A JP2008065814A JP2008257712A JP 2008257712 A JP2008257712 A JP 2008257712A JP 2008065814 A JP2008065814 A JP 2008065814A JP 2008065814 A JP2008065814 A JP 2008065814A JP 2008257712 A JP2008257712 A JP 2008257712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vending machine
location server
information
data
vending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008065814A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Shirai
富二男 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008065814A priority Critical patent/JP2008257712A/ja
Publication of JP2008257712A publication Critical patent/JP2008257712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

【課題】 ICカードなどを使っても安価に、かつ、個人情報の漏洩などもなくして安全に自動販売機による商品の販売を実現できる自動販売機理システムの提供。
【解決手段】 この自動販売機システムは、少なくとも購入者の個人情報を含む情報が入力され、前記入力された情報に基づく判断情報を用いて商品の販売の可否を判断する自動販売機と、前記自動販売機とは分離され、前記自動販売機との間でローカルな通信が可能にされ、前記ローカルな通信により前記入力された情報を受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより処理し、前記ローカルな通信により前記所定のソフトウェアにより処理された情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡すロケーションサーバとを具備する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、清涼飲料水やコーヒーや乳製品の缶やペットボトル、紙パック、その他煙草や予約切符等の販売に適用される自動販売機システム及びこのシステムに用いられるロケーションサーバに関する。
従来から、自動販売機における商品の販売は現金が使われる。例えば、ユーザは、まず自動販売機に現金を投入し、次に商品を選択する。これに対して、自動販売機は、選択された商品及び必要な釣り銭を払い出す。
最近では、自動販売機における商品の販売は現金と共にICカードなども使われている。例えば、特許文献1に記載された発明は「商品を選択するための商品選択手段と、選択された商品を搬出する商品搬出手段と、商品選択手段により選択された商品を商品搬出手段に搬出するよう制御する制御手段を備えた自動販売機において、電子マネーの残金が記憶された非接触ICカードに対して相互に通信可能で且つ制御手段により制御されるカードユニットと、現金での入金を受け付ける入金手段とを備え、制御手段は、商品選択手段により商品が選択された後にカードユニットと非接触ICカードとの間の通信を開始させ、非接触ICカード から受信した電子マネーの残金に基づき選択商品の販売可否を判定し、販売可能であれば商品を搬出するよう商品搬出手段を制御し、販売不可であれば入金手段を用いて入金された不足金額分の現金及び電子マネーの残金に基づき選択商品の販売可否を判定し、販売可能であれば商品を搬出するよう商品搬出手段を制御する」ものである。
特開2008−010019号公報(段落[0017] 〜[0021]、図1)
特許文献1に記載された発明では、自動販売機がICカードとの間で通信を行い、所定の処理を行って商品の販売可否を判定し、販売可能であれば商品を搬出するものであるから、自動販売機自体がこのような一連の処理を行うためのハードウェア及びソフトウェアを備える。
自動販売機が販売する商品はその性質上低額で利益率が低いものであるから、上記のような一連の処理を行うためのハードウェア及びソフトウェアを自動販売機に装備するためのコストはかなりの負担となる。
ICカードには、個人情報が記憶されており、自動販売機はICカードから個人情報も読み出して上記のような一連の処理を行うものであるから、ともすると自動販売機の破壊などにより個人情報が漏洩するおそれもある。
以上のような事情に鑑み、本発明の主たる目的は、ICカードなどを使っても安価に、かつ、個人情報の漏洩などもなくして安全に自動販売機による商品の販売を実現できる自動販売機理システムを提供することにある。
(1)上記の課題を解決するために、本発明に係る自動販売機システムは、少なくとも購入者の個人情報を含む情報が入力され、前記入力された情報に基づく判断情報を用いて商品の販売の可否を判断する自動販売機と、前記自動販売機とは分離され、前記自動販売機との間でローカルな通信が可能にされ、前記ローカルな通信により前記入力された情報を受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより処理し、前記ローカルな通信により前記所定のソフトウェアにより処理された情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡すロケーションサーバとを具備する。
例えば、前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報は、ICカードにより保持され、当該ICカードに記録されたデータは暗号化されており、前記自動販売機は、前記ICカードとの間で信号のやり取りを行うためのアンテナモジュール及びRFモジュールを備え、前記アンテナモジュール及びRFモジュールを介してICカードより前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報を入力する。また、前記ロケーションサーバは、前記自動販売機が前記ICカードより前記アンテナモジュール及びRFモジュールを介して入力した前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報を前記自動販売機から受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより復号化処理し、少なくとも前記復号化処理した情報から認証処理し、認証された場合に前記復号化処理した情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡す。
1台の前記ロケーションサーバが、2台以上の前記自動販売機に対応するようにシステムを構成すれば本発明に係るコスト低減の効果はさらに向上する。このように1対nの構成にしたことは、複数の自動販売機が1つの場所に集中的に配置されている、という自動販売機固有の事情に基づくものである。
(2)ところで、一般的な自動販売機の在庫管理では、それぞれの自動販売機毎に配送作業者が在庫数を調査に行き、その後その在庫情報に基づき配送作業者(例えば「ルートマン」と呼ばれる。)が再びトラックに戻り搭載された製品から必要数を取り出してその自動販売機まで移送し、各自動販売機への製品の補充を行っている。しかし、このような在庫補充・管理方法では、在庫数の調査と製品の補充とを別個に行うことになり、つまり1回の製品補充のために配送作業者は自動販売機まで2往復する必要があり、自動販売機の台数を考えると作業量と作業時間が膨大になる。そこで、例えば各自動販売機にPHS等の通信機器を搭載し、公衆回線を通じて自動販売機の在庫情報を取り出すことが行われている。これにより、配送作業者は製品の補充のためだけに自動販売機まで1往復の足を運べばよく、作業時間はほぼ半減する(例えば、特開平10−63926号公報(段落[0021]、図1)を参照)。
しかし、上記のように各自動販売機ごとに且つ例えば所定の時間間隔で乃至随時公衆回線を使って在庫数を取り出していたのでは、通信時間がかかり料金が非常に高くなる、という課題がある。
しかも、最近では単なる在庫管理ばかりでなく、自動販売機の電源供給のより細やかな制御や自動販売機の動作に必要なソフトウェアプログラムの更新など、管理すべき項目も増大し、これもまた通信時間と料金の増大につながっている。駐車時間の規制が強化されている都市部では特に時間短縮が要求されている。
そこで、本発明の別の目的は、自動販売機の管理に要する通信時間と料金を削減することができる自動販売機システムを提供することにある。また、さらに本発明の別の目的は、自動販売機に新しい機能を付加したり、ロケーションサーバで代行することができる自動販売機システムを提供することにある。
かかる課題を解決するために、本発明に係る自動販売機システムは、複数の自動販売機との間でローカルに接続され、それぞれの自動販売機の複数の種類のデータを収集し、ネットワークに接続可能なロケーションサーバと、前記ネットワークを介して前記ロケーションサーバとの間でパケットを用いてデータのやり取りを行うセンタ装置とを具備し、前記ロケーションサーバから前記センタ装置に1つのパケットに複数の種類のデータを含めて送信することを特徴とする。
既に説明した自動販売機にPHS等の通信機器を搭載したデータの通信方法では、通信料金が非常にかかる。これに対して、本発明では、ロケーションサーバと複数の自動販売機とをローカルに接続して通信料金がかからないように構成し、ロケーションサーバが複数の自動販売機からそれぞれ複数の種類のデータを収集し、それらのデータを通信料金がかかるネットワークを介してセンタ装置に送信しており、しかも通信料金がかかるネットワークを使うときには1つのパケットに複数の種類のデータを混ぜて効率よくまとめて送信しているので、自動販売機の管理に要する通信料金を削減することができる。
ここで、前記自動販売機が、複数のカラムを有し、カラムごとに異なる品種の缶製品又はペットボトル製品をセットすることが可能であり、ロケーションサーバからセンタ装置に1つのパケットに詰めて送信される複数の種類のデータは、少なくとも自動販売機のカラムごとの品種、品種ごとの単価、自動販売機のカラムごとの売り上げ本数及び自動販売機のカラムごとの収容本数に関するデータである。
ロケーションサーバは、所定の時間間隔ごとにそれぞれの自動販売機からデータを収集する手段と、収集されたデータを記憶する手段とを具備することが好ましい。
所定の時間間隔を例えば10分とすれば、センタ装置からほぼリアルタイムで複数の自動販売機のデータをまとめて収集することができる。
それぞれの前記自動販売機は、当該自動販売機の動作に必要なプログラムを書き換え可能に保持するプログラム保持手段を備え、前記ロケーションサーバは、前記センタ装置から前記ネットワークを介して前記自動販売機のプログラム保持手段に保持されたプログラムを更新するための前記プログラムを受信する手段と、それぞれの前記自動販売機のプログラム保持手段に保持されたプログラムを前記受信した更新プログラムにより書き換える手段とを具備することが好ましい。
従来は、自動販売機のプログラムの更新は、それぞれの自動販売機に対して直接設置場所までいって作業を行う必要があった。そこで、自動販売機を公衆回線に接続してセンタ装置側からそれぞれの自動販売機のプログラムを公衆回線を介して更新することが考えられる。しかし、旧式の自販機ではプログラムの書き換えが不可の機種も多く、たとえ可能
でもプログラム自体も容量が大きい場合も多く、個々の自動販売機に対して公衆回線を介して更新する必要があるので、これでは通信料金が膨大になってしまう。本発明では、センタ装置からロケーションサーバに更新プログラムを一旦保持させておいて、ロケーションサーバからそれぞれの自動販売機に対してプログラムの更新を行わせるように構成したので、通信料金の大幅な削減を図ることができる。センタ装置とロケーションサーバとの間は公衆回線ばかりでなく自営回線(無線LANのようなもの)を用いてもよい。これにより、データ通信の高速性と通信料金の低減が実現できる。
前記ロケーションサーバは、それぞれの前記自動販売機の故障又は盗難を検出する手段を具備することが好ましい。
故障又は盗難を検出する手段としては、例えばロケーションサーバから自動販売機に対してデータの送信要求をしても応答がなく、それが何度か続いたときに故障又は盗難とみなす処理が一例として挙げられる。この場合、故障又は盗難を検出したときに、ロケーションサーバからセンタ装置に報知するように構成すれば、故障又は盗難の検出をより迅速に行うことができる。なお、盗難を検出する手段として、ロケーションサーバに監視用のカメラを直付けしてそれぞれの自動販売機を監視するように構成してもよい。
前記ロケーションサーバは、それぞれの前記自動販売機の電源の管理を行うことが好ましい。
天候や季節的な要因やロケーションの就業時間の変更などにより、自動販売機の電源を管理(例えばオン・オフや温度管理)を遠隔でしたいとする要求が従来からあったが、上記と同様に操作手順が煩雑であるという問題から実現するに至らなかった。本発明では、ロケーションサーバが、それぞれの自動販売機の電源の管理を行っているので、このような煩雑さをなくして自動販売機の電源の管理を実現することができる。
なお、センタ装置からロケーションサーバに電源の管理に必要なデータを送ることで、実質的にセンタ装置からそれぞれの自動販売機の電源の管理を行うことができる。
前記ロケーションサーバは、前記センタ装置からデータ送信要求に応じて要求された収集データを前記センタ装置に送信する手段を具備することが好ましい。
これにより、センタ装置が必要とするときに必要なデータを収集することが可能となる。
前記ロケーションサーバは、前記自動販売機から収集されたデータの形式を統一された一つの形式のデータに変換する手段を具備することが好ましい。
これにより、旧来の自動販売機の多種多様な書式のデータを現行の書式に変換する手段を新たに設けることなく、本発明に係るロケーションサーバを導入・利用することが可能となる。
(3)本発明は以下の要素と結合することも可能である。
在庫情報などのデータをそれぞれの自動販売機に搭載された第1の通信機及びロケーションサーバに搭載された第2の通信機を介して一旦ロケーションサーバに集約し、第2の通信機から公衆回線を介してロケーションサーバが収集した在庫情報をセンタ装置に送る。これにより、複数種別の複数台の自動販売機の在庫情報を少なくとも1本の公衆回線によって収集することができる。従って、自動販売機の在庫情報収集の通信料金を削減することができる。
自動販売機の在庫情報などのデータとは、例えば1台の自動販売機が複数の商品、例えばオレンジジュース、水、コーヒーなどの缶やPETボトル等がそれぞれどの程度その自動販売機に残っているか、或いは既に品切れしているか等を知らせるための情報である。自動販売機にこれらの情報の収集する機能を持たせ、自動販売機はこの情報を無線機や赤外光通信を介して送信している。例えば、ルートマンはこの情報にも基づいて商品を搭載したトラックから必要な分だけ取り出し台車にのせて自動販売機まで運び、これらの缶などを自動販売機に投入する。
ここで、「複数種別」の自動販売機とは、販売商品のカテゴリーが違う、自販機メーカーが異なる、製造年次が違う、自販機制御や通信方式が違う、自販機運用業者(オペレータ)が違う、などの自動販売機をいう。そして、飲料水の缶やペットボトルやシロップ、乳製品の紙パックを販売する自動販売機、煙草を販売する自動販売機、予約切符を販売する自動販売機などのように、異なったカテゴリーの商品を販売する自動販売機がその具体例である。ある特定の狭い地域(ロケーション)、例えば学生食堂に限定してみたときに、その地域内に設置されたこれらの複数種別の複数台の自動販売機が併設していることに着目したものである。
複数種別の複数台の自動販売機を1個のロケーションサーバで管理しようとしたときには上記のように地域が比較的狭くなり自営無線通信(ローカル接続通信)を使ってこれらの自動販売機とロケーションサーバとの間で通信をすることが可能になる。そして、このロケーションサーバだけが公衆回線に接続できるようにさえすれば、1本の公衆回線を通じてセンタ装置に複数種別の複数台の自動販売機の在庫情報を送ることができる。随時この機能を利用し、各自動販売機の稼動状況のデータを収集・蓄積しておくと、故障時等において直前の状況が判明するので修復のために使用できる。
センタ装置は、例えばインターネットを介しての自動販売機の各運用業者(オペレータ)の管理センタに在庫情報を送信するものである。管理センタとは、オペレータ各社の、たとえば、飲料水を販売する自動販売機の管理センタ、煙草を販売する自動販売機の管理センタ、予約切符を販売する自動販売機の管理センタ、異業種製品を販売する自販機の管理センタなどのようものをいう。
そして、各オペレータのこの管理センタ経由で配送作業者に自動販売機の在庫情報が配信され、配送作業者は在庫情報に基づき各地の倉庫等にてトラックへの製品の積み込みを行い、各自動販売機への製品補充の準備を行う。近年のように、1台の自動販売機で取り扱う商品の種類が多種類、多量になってくると、配送時間短縮のため在庫管理も個機別に詳細に毎日に行う必要がある。つまり、頻繁に在庫管理のための通信を行う必要がある。その意味でも通信コストを削減できる意義は極めて大きい。在庫情報に加えて品切れや故障や賞味期限切れやつり銭切れや現金盗難の速報も重要である。
本発明では、前記各第1の通信機と前記第2の通信機との間が無線により情報通信を行うように構成してもよい。これにより、配線等の工事の手間をなくし、またロケーションサーバの配置の自由度を拡げることが可能となる。つまり、配線のことを考えなくていいので、ロケーションサーバを無線電波が届く範囲の適当な場所に設置することが可能となる。
本発明では、前記複数種別の複数台の自動販売機が、共通の分電盤を介して電力を供給されるのが通常であり、前記各第1の通信機と前記第2の通信機との間が、前記分電盤と前記各自動販売機との間の電力線を介して電力線通信(PLC)により情報通信を行うように構成してもよい。これにより、通信線等の工事の手間をなくし、更に無線と比較してより低コストで手軽な情報通信が可能となる。
本発明では、前記公衆回線が無線回線であるように構成してもよい。これにより、第2の通信機を無線機により構成できるので、配線の手間をなくし、またロケーションサーバを場所を選ばず都合のいい場所に配置することができる。
請求項1乃至3に関連する本発明では、ロケーションサーバに直結した個人情報を読み取る読み取り機または取り付けが必要な自動販売機の読み取り機及びロケーションサーバのメモリーに前記読み取り機で読み取られた個人情報を認証するためのソフトウェア(これを認証装置と呼ぶ。)を備える。前記認証装置により認証された個人情報は、例えば当該読み取り機が搭載された自動販売機の第1の通信機、前記第2の通信機及び当該読み取り機が搭載されていない自動販売機の第1の通信機を介して当該読み取り機が搭載されていない自動販売機に伝送され、当該読み取り機が搭載されていない自動販売機で当該個人情報に基づく販売許可の処理が可能なように構成してもよい。
ここで、認証装置とは、例えば自動販売機により商品を購入しようとする者の年齢や残高金額や有効期間などを認証するための装置をいう。例えば自動販売機による煙草の販売を20歳以上に制限するように認証装置により認証することが今後義務付けられる。その場合に、例えば免許証や特定のカードなどの個人情報をICカード読み取り装置やOCRや磁気読み取り装置などによって読み取り、この読み取り結果に基づいて認証を行うことが検討されている。
本発明では、前記自動販売機が、広告情報に基づき広告を表示する表示部を有し、前記センタ装置から前記ロケーションサーバに夜間又は通信トラフィックの低いときに前記広告情報を予めダウンロードしておき、前記ロケーションサーバが前記自動販売機に広告情報を配信するように構成してもよい。これにより、非常に簡単に且つ安価に即時性の高い広告情報を各自動販売機の表示部で表示することが可能となる。
本発明では、前記第2の通信機を介して前記ロケーションサーバに収集された在庫情報に公衆回線を介することなく、配送作業者が無線機付きPDAを使用して直接自営の無線通信でアクセス可能であるように構成してもよい。これにより、例えば配送作業者がロケーションサーバの屋外の近所に来たときに公衆回線を介することなく直近の在庫情報を収集することができるので、より安価に在庫情報を入手することができる。
本発明では、前記各自動販売機の在庫情報の収集に加えて販売価格の設定情報等を前記第1の通信機を介して、ロケーションサーバを経由することなく、配送作業員が携帯端末機などにより直接無線通信で実行可能であるように構成してもよい。これにより、例えば配送作業者が直接リアルタイムの在庫情報の収集や安全確実に販売価格の設定を行うことができる。これは例えば高層ビルの各階に配置された自動販売機を一社のオペレータで管理の場合(複数オペレータが入っていない場合)に、多往復が1往復で済むばかりでなくトラックにて納品伝票等の印刷・発行も可能であり特に有効である。
本発明では、前記第1の通信機を有する自動販売機のコンプレッサーやヒーターや蛍光灯の電源のオン・オフをロケーションの営業時間等に対応して随時制御するため、前記ロケーションサーバからきめ細かくコントロールすることも可能であり、自動販売機の消費電力を削減できる。
本発明では、前記各自動販売機内部の制御と通信用の電気信号をケーブルで延長しロケーションサーバに接続し制御信号を解読し変換し在庫情報や設定情報を取得可能としてもよい。
本発明によれば、ICカードなどを使っても安価に、かつ、個人情報の漏洩などもなくして安全に自動販売機による商品の販売を実現することができるうえに、自販機の日々の運用のための作業時間とコストを削減し効率をあげることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(システム構成)
図1は本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示す図である。
ここでは、例えば社員食堂のような場所Lに複数種別の複数台の自動販売機11〜17が設置されている環境を例にして説明する。なお、本発明は当然このような環境に限定されるものではない。また、これらの自動販売機11〜17は、複数のカラム(図示を省略)を有し、カラムごとに例えば異なる品種の缶製品又はペットボトル製品をセットすることが可能である。さらに、それぞれの自動販売機11〜17は、当該自動販売機11〜17の動作に必要なプログラムを書き換え可能に保持するプログラム保持手段としてのRAM、ROM(フラッシュメモリであってもよい)、CPUなどを備える。
自動販売機11は清涼飲料水などの缶を販売するもので、その通信方式にはVCCSが用いられている。ここで、VCCSとは自販機の制御及び通信制御に関してコカ・コーラグループが1986年ころに定めたルールをいう。
自動販売機12は同様に清涼飲料水などの缶やPETボトルを販売するもので、その通信方式にはJVMAが用いられている。ここで、JVMAとは、日本自販機工業会が定めた電気信号の仕様と通信手順をいう。
自動販売機13は煙草を販売するもので、その通信にはAPCOTが用いられている。ここで、自販機用汎用型アダプタ(商品名:APCOT)とは、旧式の電気信号及び通信手順を現行仕様への変換器をいう。
自動販売機14は乳製品の紙パックを販売するもので、その通信にはAPCOTが用いられている。
自動販売機15は清涼飲料水やコーヒーなどのカップ式の自販機でシロップ製品やパウダー製品等を販売するもので、その通信方式にはJVMAが用いられている。
自動販売機16は清涼飲料水などの缶を販売するもので、その通信にはAPCOTが用いられている。
自動販売機17はコンサートなどの予約切符などを販売するもので、この自動販売機17には免許証などの個人情報を読み取るリーダーなどの読み取り機17bが備えられている。その通信方式にはTCP/IPが用いられている。読み取り機17bで読み取られた情報は文字認識するソフトウェアをメモリーに記憶されたロケーションサーバ19に送られ、このロケーションサーバ19で個人情報の認証が行われる。
各自動販売機11〜17には、自営通信によるローカルな無線機11a〜17aが備えられている。ローカルな無線機とは、例えば通信できる範囲が半径100m程度のものをいう。ローカルな通信とすることで、リアルタイム性の確保と通信コストの削減をすることができる。インターネットで同様な機能を実現しようとすると30秒〜120秒程度かかるが、これを例えば0.3〜1秒以内とすることができる。
ここで、例えば自動販売機11〜13はオペレータAの管轄下にあり、自動販売機14、15はオペレータBの管轄下にあり、自動販売機16、17はオペレータCの管轄下にある。オペレータ(X)の管轄下にあるとは、例えばオペレータ(X)の管轄下において自動販売機の在庫管理や現金管理やメンテナンスが行われることをいう。従って、この場所Lにおいては、3社のオペレータによってそれぞれの自動販売機11〜17が管理・運用されていることになる。
この場所Lには、各自動販売機11〜17に備えられた自営無線機11a〜17aとの間で情報、例えば各自動販売機11〜17の在庫情報の送受信を行うための無線機18が設置されている。
この無線機18は、自営無線機と交信するほか、PHSなどの公衆回線に接続することができるようになっている。また、無線機18には、各自動販売機11〜17の在庫情報を収集するためのロケーションサーバ19が接続されている。ロケーションサーバ19が無線機18を内蔵する場合もある。本発明において「ロケーションサーバ」と呼ぶ場合に、このような無線機などの通信機能を含めていることもある。
無線機18は、無線機11a〜17a以外の例えばオペレータA〜C各社のルートマンが所持する無線機付きPDA20a〜20cとの間で情報通信ができるようになっている。これにより、オペレータA〜C各社のルートマンは、PDA20a〜20cを用いて公衆回線を介することなく直接各自動販売機11〜17の在庫情報を入手することができる。
なお、このPDA20a〜20cを用いて各自動販売機11〜17の在庫情報を通信機11a〜17aを介して、ロケーションサーバを経由せず、直接無線通信で取得可能であるように構成してもよい。これにより、例えばPDA20a〜20cを所有する配送作業者が直接在庫情報の収集や販売価格の設定等を行うほかに、PDAに接続されたプリンタで伝票を印刷することもできる。これは例えば高層ビルの各階に配置された多数の自動販売機を一社で管理の場合(複数オペレータが入っていない場合)に特に有効である。
無線機18は、PHSなどの公衆回線(ネットワーク)21を中継するアンテナ基地局24に接続できるようになっている。これは、例えば無線機18にPHSの通信機を備えることで実現可能である。ロケーションサーバ19は、無線機18、公衆回線21及び交換局22を介してセンタ装置23との間で各自動販売機11〜17、その他同様の他のロケーションサーバに所属する自動販売機の在庫情報などのデータを収集して集中的に管理するものである。無線機18は電波媒体の種類に応じ複数台接続できるようにもなっている。
センタ装置23は、上記のように複数のロケーションサーバ19から集中的に収集した在庫情報などのデータを各オペレータA〜Cの管理センタ24A〜24Cに例えばインターネットを介して配信されるようになっている。具体的には、例えばオペレータAに対する在庫情報などのデータは管理センタ24A、オペレータBに対する在庫情報などのデータは管理センタ24B、オペレータCに対する在庫情報などのデータは管理センタ24Cに配信されるようになっている。センタ装置23は、いわば自動販売機の通信・情報サービスプロバイダということができる。オペレータ毎の通信と情報の秘密は厳重に管理されるようになっている。
センタ装置23や管理センタ24A〜24Cは、コンピュータ、情報管理用のソフトウェア、通信機器などの組み合わせで実現することができる。
管理センタ24A〜24Cから例えばオペレータA〜C各社のルートマンに対して、それぞれ、そのオペレータA〜Cに属する自動販売機の在庫情報などのデータが配信されるようになっている。例えばルートマンが通信機能付きのコンピュータやPDAを用いて管理センタ24A〜24Cにアクセスして在庫情報などのデータを得るようにすればよい。
(ロケーションサーバの構成)
図2はロケーションサーバ19の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ロケーションサーバ19は、CPU31、RAM32、ROM33、操作入力部34、通信部35、データ変換部36及びHDD37等を有し、それらはバス38で接続される。
CPU31は、必要に応じてRAM32等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながらロケーションサーバ19の各ブロック全体を統括的に制御する。RAM32は、CPU31の作業用領域等として用いられ、OSやプログラムのほか、自動販売機11〜17やセンタ装置23との間で送信すべきデータを一時的に保持する。ROM33は、CPU31に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリーである。
操作入力部34は、マウスやキーボード、ボタン、スイッチ及び操作確認用の表示器等で構成され、当該ロケーションサーバ19の管理者の操作による各種指令を入力してCPU31へ出力する。通信部35は、無線機18を介して自動販売機11〜17やセンタ装置23、PDA20a〜20cと通信を行うためのインタフェースである。データ変換部36は、自動販売機11〜17から収集されたデータの形式を統一された一つの形式のデータに変換する。これにより、旧来からある自動販売機のそれぞれにデータを変換する手段を新たに設けることなく、このロケーションサーバ19を導入することが可能となる。
HDD37は、上記OSや各種プログラムやデータを内蔵のハードディスクに記憶し、またそれらを当該ハードディスクからRAM32へ読み出す。また、HDD36は、各自動販売機11〜17から収集した在庫情報等のデータも記憶している。
(自動販売機から収集するデータの内容)
図3はロケーションサーバ19が自動販売機11〜17から収集するデータの内容を示す図である。
図3に示すように、ロケーションサーバ19は、それぞれの自動販売機11〜17について、カラム別品種テーブル41、品種別単価42、リセット日付43、カラム別売上本数44、カラム別最大収容本数45、カラム別ホット/コールド区分46、決済方法47、カラム別売切時間累計48、エラー発生順のエラーコード記録49、製品グループ別売上数50、受入金種別合計51、払出釣銭の金種別累計52のデータを収集してHDD36に記録している。ロケーションサーバ19は、それぞれの自動販売機11〜17について、このようなデータの収集を例えば10分間隔で行い、それをHDD36に記録していく。
カラム別品種テーブル41は、自動販売機のカラムごとの品種を示したテーブルである。
品種別単価42には、品種ごとの単価が記録される。1品種に対して販売時間帯別等の複数の価格を設定することもできる。
なお10分間隔でなく販売取引ごとにすべての動作を記録するようにしてもよい。
リセット日付43には、データをリセットした日付が記録される。
カラム別売上本数44には、カラムごとの売り上げ本数が記録される。
カラム別最大収容本数45には、カラムごとの最大の収容可能な本数が記録される。
なお、指定された基準在庫数が記録される場合もある。
カラム別ホット/コールド区分46には、カラムごとにホットを扱っているか、コールドを扱っているかが記録される。
決済方法47には、現金、ICカード、プリペードカードで決済されたかが記録される。
カラム別売切時間累計48には、カラムごとに売り切れになった時間の累計が記録される。
エラー発生順のエラーコード記録49には、エラーの発生順にエラーコードが記録される。例えば直近の5個のエラーコードが記録される。
製品グループ別売上数50には、例えば炭酸飲料、コーヒー、ジュースなどのグループごとの売り上げ数が記録される。
受入金種別合計51には、受け入れた金種のそれぞれの合計(たとえば個数、枚数)が記録される。
払出釣銭の金種別累計52には、払い出した金種のそれぞれの累計が記録される。
(ロケーションサーバとセンタ装置との間でのデータのやり取り)
図4はロケーションサーバ19とセンタ装置23との間でのデータのやり取り示したタイムチャートである。
図4に示すように、TCP/IPの手順に則って、まずロケーションサーバ19からセンタ装置23にアクセス要求を出す(ステップ401)。これに対して、センタ装置23がロケーションサーバ19に対してアクセスの許可を与えると(ステップ402)、ロケーションサーバ19からセンタ装置23にパケットが送信される(ステップ403)。
図5はロケーションサーバ19からセンタ装置23に送信されるパケットの内容を示す図である。
図5に示すように、このパケット55は、ヘッダ部56とデータ部57とからなり、例えば128Biteの固定長のパケットである。このパケット55のデータ部57には、自販機ID・カラム別品種テーブル41、品種別単価42、リセット日付43、カラム別売上本数44、カラム別最大収容本数45に関するデータが含まれる。つまり、固定長の1つのパケットにこれらの複数の種類のデータが含まれる。
従来において、例えば1つのパケットには1つの種類のデータ、例えばカラム別品種テーブル41を128Byteの固定長のパケットに含めるだけで自動販売機からセンタ装置に送信していた。つまり、データの種類ごとに128Byteの固定長の1つのパケットで送信していた。
これに対して、本実施形態では、例えば128Byteの固定長の1つのパケットに例えばカラム別品種テーブル41、品種別単価42、リセット日付43、カラム別売上本数44、カラム別最大収容本数45に関するデータを含めて、しかも自動販売機からセンタ装置に直接送信するのではなく、ロケーションサーバ19にそれぞれのローカルに存在する自動販売機11〜17のデータを一旦収集し、その収集されたデータをまとめてロケーションサーバ19からセンタ装置23に送信しているので、従来と比べて通信料金を大幅に削減することができる。なお、パケットは128Byteでなく、他の長さででもよく、固定長でなくてもいい。
上記の例では、カラム別品種テーブル41、品種別単価42、リセット日付43、カラム別売上本数44、カラム別最大収容本数45を1つのパケットに含めるものであったが、残りのデータ、例えばカラム別ホット/コールド区分46、決済方法47、カラム別売切時間累計48、エラー発生順のエラーコード記録49、製品グループ別売上数50、受入金種別合計51、払出釣銭の金種別累計52などについても同様に1つのパケットに含めて送信してもいいし、これらの別の組み合わせにデータを1つのパケットに含めて送信してもいいし、更に別のデータについても1つのパケットに含めて送信してもいい。
また、複数の自動販売機のデータをまとめて送信するようにしてもよいが、1つの自動販売機ごとにデータを送信してもいい。
(ロケーションサーバの動作例)
図6はロケーションサーバ19の動作の一例を示すフローチャートである。
ロケーションサーバ19は、例えば10分間隔で(ステップ601)それぞれの自動販売機11〜17からデータを収集する(ステップ602)。収集するデータは例えば図3に示した通りである。
例えば1時間間隔で(ステップ603)ロケーションサーバ19からセンタ装置23に収集したデータを送信する(ステップ604)。送信する手順は例えば図4に示した通りであり、送信するパケットの内容は例えば図5に示した通りである。
センタ装置23からデータの送信要求があった場合には(ステップ605)、その要求に応じてロケーションサーバ19からセンタ装置23にデータを送信する(ステップ606)。この場合も送信するパケットの内容は例えば図5に示した通りであるが、送信する手順は例えば図4とは異なり、センタ装置23からロケーションサーバ19にアクセスが開始される。
ロケーションサーバ19から自動販売機11〜17にデータを収集しようとしても1つの自動販売機からn回たとえば5回程度連続してデータの収集ができない場合には(ステップ607)、その自動販売機は故障又は盗難されたとみなしてセンタ装置23に報告する(ステップ608)。その場合の手順も図4に示した通りである。
(センタ装置の動作例)
図7はセンタ装置23の動作の一例を示すフローチャートである。
センタ装置23は、ロケーションサーバ19からデータ送信要求を受けると(ステップ701)、そのロケーションサーバ19の真偽を確かめる(ステップ702)。その検証方法の一例としては、例えばセンタ装置23がロケーションサーバ19ごとにIDを設定しておき、ロケーションサーバ19からIDを送信してもらい、それを確認する方法などが考えられる。
ロケーションサーバ19が真であることが確かめられると、アクセスを許可する(ステップ703)。この後、センタ装置23は、ロケーションサーバ19から送信された上記のパケットを受信する(ステップ704)。ロケーションサーバ19が偽である場合にはアクセスを拒否する(ステップ705)。
その後、センタ装置23は、複数パケットを束ねたブロックやフレーム解析を行う(ステップ706)。例えば、パリティチェックやLRC,CRCなどによりエラー検出も行う。その後、パケットを分解する(ステップ707)。これにより、必要なデータを収集したことになる。フレーム解析の結果NGだった場合には、例えばロケーションサーバ19に対してデータの再送を要求する(ステップ708)。
(システムの全体の動作)
図8は図1にシステムおける情報の送受信を示すタイミングチャートの一例である。
既に説明した通り、ロケーションサーバ19は、無線機18及び無線機11a〜17aを介して各自動販売機11〜17に対して所定のタイミングで在庫情報などのデータを自動販売機からロケーションサーバ19に送る命令を出している(ステップ801)。所定のタイミングとは、例えば10分ごと程度が好ましい。
各自動販売機11〜17は、無線機18及び無線機11a〜17aを介してロケーションサーバ19から上記の命令を受け取ると、当該自動販売機の在庫情報などのデータを無線機11a〜17a及び無線機18を介してロケーションサーバ19に送る(ステップ802)。
以上の動作を繰り返すことで、ロケーションサーバ19には各自動販売機11〜17の在庫情報などのデータがほぼリアルタイムで把握される。
センタ装置23は、公衆回線21及び無線機18を介してロケーションサーバ19に在庫情報などのデータを送る命令を出す(ステップ803)。例えば、オペレータの管理センタの要求に応じて随時このような命令を出す。既に説明した通り、勿論例えば1時間間隔でロケーションサーバ19からセンタ装置23にデータを定期的に送るようにしてもよい。
ロケーションサーバ19は、センタ装置23から上記の命令を受けると、無線機18及び公衆回線21を介してセンタ装置23に対し、最新の在庫情報などのデータを送る(ステップ804)。
センタ装置23では、管理センタ24A〜24Cからアクセス(ステップ805)に応じて在庫情報などのデータを通知する(ステップ806)。
そして、管理センタ24A〜24Cは、オペレータA〜C各社のルートマンが所有する通信機能付きのコンピュータやPDAからのアクセス(ステップ807)に応じて在庫情報などのデータを通知する(ステップ808)。
上述したように、ルートマンはこの情報にも基づいて各地区の倉庫から必要な商品をトラックに積み込み、ルート上ではトラックから必要な種類と数量の商品を取り出し台車にのせて自動販売機まで運び、これらの缶などを自動販売機に投入する。
さらに自販機の製品の投入口に製品の通過をカウントするセンサーを取り付ければ、カラム毎の製品の投入と、ベンドメカニズムからの排出のカウントにより在庫と滞留時間を正確に記録し、品質管理等に活用できる。
このように本実施形態に係るシステムでは、複数種別の複数台の自動販売機の在庫情報などのデータ11〜17を無線機11a〜17a及び無線機18を介してロケーションサーバ19に収集し、無線機18から公衆回線21を介してロケーションサーバ19が収集した在庫情報などのデータをセンタ装置23に送るようにしているので、複数種別の自動販売機11〜17の在庫情報などのデータを1本の公衆回線21によって収集することができる。よって、自動販売機11〜17の在庫情報などのデータ収集の通信料金を削減することができる。
(個人情報の認証の一形態)
上記の実施形態では、自動販売機17だけが読み取り機17bを備えているが、この読み取り機17bを他の自動販売機、例えばここでは煙草の自動販売機13でもこの読み取り機17bを使用できるようにしてもよい。以下、図9のフローチャートに基づき説明する。
例えば、自動販売機13で煙草を購入しようとしたとき、音声乃至は表示部の表示によって自動販売機17の読み取り機17bにより個人情報を入力することを知らせる(ステップ901)。
購入者が自動販売機17の読み取り機17bに個人情報を入力すると(ステップ902)、その個人情報は無線機17a、無線機18、ロケーションサーバ19(ここで個人情報が認識される。)、無線機18及び無線機13aを介して自動販売機13に送信される(ステップ903)。
自動販売機13では、この個人情報に基づき購入者が適格者ならば(ステップ904)煙草の販売を許可し(ステップ905)、不適格者ならば(ステップ904)煙草の販売を拒否する(ステップ906)。
このように1台に読み取り機17bを複数種別の自動販売機13、17で共有し、それに必要なソフトウェアをロケーションサーバ19にもたせるようにすれば、認証装置の導入に伴うコスト高を抑えることができる。
なお、ロケーションサーバ19に例えば販売を拒否するブラックリストを持っておき、認証結果に基づきロケーションサーバ19でブラックリストに載っているかどうかを判断し、ブラックリストに載っている場合には販売を拒否するように構成してもよい。
また、認証装置(読み取り機とロケーションサーバ19のソフトウェア)を使って個人を特定し、電子マネーの使用を許可・不許可を行うようにしてもよい。
更に、認証装置を使って個人を特定し、ポイントコレクションを行うようにしてもよい。
(広告表示の一形態)
各自動販売機11〜17に広告情報に基づき広告を表示する例えば液晶装置などからなる表示部を持たせる。そして、図10のフローチャートに示すように広告情報を表示させるようにしてもよい。
まず、センタ装置23から公衆回線21及び無線機18を介してロケーションサーバ19に夜間又は公衆回線21のトラフィックの低いときに(このときには通信料金が安いという前提がある。)、広告情報を予めダウンロードしておく(ステップ1001)。
ロケーションサーバ19は、無線機18及び無線機11a〜17aを介して各自動販売機11〜17に広告情報を配信する(ステップ1002)。
各自動販売機11〜17では、この広告情報を表示部に表示する(ステップ1003)。
これにより、非常に簡単に且つ安価に即時性の高い広告情報を各自動販売機11〜17の表示部で表示することが可能となる。
なお、ロケーションサーバ19にダウンロードされる広告情報に所定の属性情報、例えば清涼飲料水の種類、煙草の種類などを持たせておいて、ロケーションサーバ19ではその属性情報に基づき広告情報を各自動販売機11〜17に振り分けて配信するようにしてもよい。これにより、自動販売機では販売する商品と合致した広告だけを表示することが可能になる。
また、広告情報だけでなく、販売促進情報やロケーションの地域の広報情報などを同様に表示するようにしても構わない。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、ロケーションサーバ19と各自動販売機11〜17との間で無線により情報のやり取りを行うものであったが、有線を使っても勿論構わない。図11は有線の場合の最適なシステム構成例を示している。
図11に示すシステムでは、複数種別の複数台の自動販売機11〜17が、共通の分電盤61を介して電力を供給されるものである。
自動販売機11〜17にそれぞれ接続された通信機11c〜17cとロケーションサーバ19に接続された通信機18c、通信機11d〜17dとの間で、分電盤61と各自動販売機11〜17との間の電力線62を介して電力線通信(PLC)により在庫情報などのデータなどの情報通信を行っている。
これにより、配線等の手間をなくし、更に無線と比較してより低コストで手軽な情報通信が可能となる。
(応用例)
場所L内の自動販売機11〜17の運転時間(例えば、夜間や土日は運転を停止するとかコンプレッサー、ヒーター、蛍光灯の電源をオフ/オンする。)に関する情報をセンタ装置23からロケーションサーバ19に送り、そこから各自動販売機11〜17に送り、各自動販売機11〜17の運転時間を制御するように構成してもよい。これにより、自動販売機の消費電力を削減することをよりきめ細かく確実に行うことが可能となる。
ロケーションサーバ19は、センタ装置23から自動販売機11〜17のプログラム保持手段に保持されたプログラムを更新するためのプログラムを受信し、それぞれの自動販売機11〜17のプログラム保持手段に保持されたプログラムを受信した更新プログラムにより書き換えるようにしても構わない。
場所L内の自動販売機11〜17の各商品の売れ行き情報を一旦ロケーションサーバ19に蓄積しておき、必要に応じてセンタ装置23を介してロケーションオーナー(例えば場所Lの所有者または管理者)に情報を提供するようにしてもよい。これにより、ロケオーナは商品の売れ行きに応じて各自動販売機11〜17に揃える商品を適宜選択することが可能となる。
以上のように本実施形態に係るシステムでは、以下の作用効果を奏する。
(1)公衆回線の通信料金の削減
複数種別の複数台の自動販売機の在庫情報などのデータを少なくとも1本の公衆回線によって収集することができるので、自動販売機の在庫情報などのデータ収集の通信料金を削減することができる。
(2)異機種の制御信号の解読と変換
同一の場所(ロケーション)に設置されている複数種別の複数台の自動販売機のうち、制御や通信方式がVCCS、JVMA、自販機メーカー独自式、その他などと異なる機種から売り上げデータなどを取り出すためには、従来は"APCOT"と言われているアダプタなどが必要であり、各自動販売機内部に組み込んで使う必要があった。しかし、本発明によれば、自動販売機のバスライン等の制御信号やソレノイドコイルの制御信号を有線又は無線で延長し直接ロケーションサーバに送受信しAPCOTと同等の機能を実行させることが可能となり、旧式の自販機でも低コストで通信できる。
(3)通信制御装置(スレーブ)の簡素化とコストダウン
現行の自販機の通信スレーブや無線機などはDoPa、PHS、特定小電力無線、無線LANなどの通信媒体毎のプロトコルのTCP/IPやPIAFSやIEEE802.15.4等や「無手順」などに対応して自動販売機の制御装置毎に電子基板を追加したりファームウェアを書き換えるなど極めて煩雑な作業や部品を必要としていたが、本発明に係るロケーションサーバでこれらの機能を代行できるので、自動販売機毎の通信スレーブは全く基本的な機能だけでよくなり、または不要となる。よって、機器のコストが低く抑えることができる。
(4)通信プロトコル変換によるコストダウン
現行のJVMA方式のTCP/IP通信のプロトコルはパケット数が多く通信費が高くなるが、本発明に係るロケーションサーバを介在させると無手順を含め無駄の少ないプロトコルに変換できるうえに、レコードフォーマットも変換し大幅な通信コストのダウンが可能となる。
(5)消費電力の削減
コンプレッサー、ヒーター、蛍光灯が長時間消費する電力はロケーションの占有者(ロケーションオーナー)が負担するのが通常であるが、多大であるので、夜間や休日には自動的に電源をオフにし消費量を削減したがっているため、自販機個別にはできないきめの細かい制御をロケーションサーバからの通信で制御できる。
(本発明の更に別の実施形態)
図12は図1に示した自動販売機17の構成を示した図である。
図12に示すように、この自動販売機17は、ICカード70から支払われる電子マネーに対して商品を販売する。
自動販売機17は、コイルによる電磁誘導式通信信号をICカード70のコイルと送受信するアンテナモジュール81、搬送用の高周波(Radiation Frequency,13.56MHzなど)発信・受信とこの搬送波に乗っているデータ信号のデジタル処理を行うRFモジュール82、コネクションアダプター83、中継アダプター84及び自動販売機メインコントロールボックス85を備える。アンテナモジュール81、RFモジュール82及びコネクションアダプター83は、ICカード70に対する自動販売機17の入出力部として機能し、中継アダプター84及び自動販売機メインコントロールボックス85は、自動販売機17の本体/制御部として機能する。
ここでは、例えばコネクションアダプター83及び中継アダプター84は、例えばLANケーブル91を介してロケーションサーバ19と接続されている。勿論、ローカルな接続としてLAN接続の代わりにRS232Cなどにより接続してもよい。また、有線による接続ではなく、既に説明した無線による接続であってもよい。コネクションアダプター83は、RFモジュール82からの/へのデジタル化された情報を上位のサーバなどとの必要な交信のために所定のインタフェース仕様(電気的、論理的条件など(USB、LANなど))に変換するものであり、暗号化されたままで交信される。すなわち、自動販売機17内ではICカード70の情報は暗号化されており、ロケーションサーバ19内で復号化される。
この実施形態では、自動販売機17は、ICカード70との間で信号のやり取りを行うためのアンテナモジュール81及びRFモジュール82を介してICカード70より少なくとも購入者の個人情報を含む情報を入力する。
また、ロケーションサーバ19は、自動販売機17がICカード70よりアンテナモジュール81及びRFモジュール82を介して入力した少なくとも購入者の個人情報を含む情報をコネクションアダプター83及びLANケーブル91を介して自動販売機17から受け取る。ロケーションサーバ19は、受け取った情報を所定のソフトウェアにより復号化処理し、少なくとも復号化処理した情報からロケーションサーバ19自体が所定のソフトウェアにより認証処理する。ロケーションサーバ19は、認証した場合に復号化処理した情報を判断情報としてLANケーブル91、中継アダプター84を介して自動販売機メインコントロールボックス85に渡す。
なお、ロケーションサーバ19は、認証しない場合にはその旨の情報をLANケーブル91、中継アダプター84を介して自動販売機メインコントロールボックス85に渡す。自動販売機17は、この認証しない旨の情報に基づき商品の販売の許可を出さない。
図13は図12に示した本発明の実施形態に係る自動販売機に対応する従来の自動販売機の構成を示す図である。
図13に示すように、従来の自動販売機100は、ICカード70に対する自動販売機100の入出力部として機能するアンテナモジュール101、RFモジュール102及びICカードに記録されているひとまとまりのデータ領域としての「データカプセル」の"鍵"暗号の復号化/暗号化と上位の他デバイスとの交信処理を行うコントローラー103を備える。また、自動販売機100は、自動販売機100の本体/制御部として機能する中継アダプター104及び自動販売機メインコントロールボックス105を備える。ここで、コントローラー103と中継アダプター104とは、LANケーブルやRS232Cなどにより接続されている。
図12に示した本発明の実施形態に係る自動販売機17と図13に示した従来の自動販売機100とを比較すると、従来の自動販売機100のコントローラー103が、本発明の実施形態に係るロケーションサーバ19が有する認証機能を有していた。即ち、従来の自動販売機100のコントローラー103は、ICカード70よりアンテナモジュール101及びRFモジュール102を介して入力した少なくとも購入者の個人情報を含む情報を受け取り、受け取った情報を所定のソフトウェアにより復号化処理し、少なくとも復号化処理した情報から所定のソフトウェアにより認証処理し、認証した場合に復号化処理した情報を判断情報として中継アダプター104を介して自動販売機メインコントロールボックス105に渡す。
従って、従来の自動販売機100は、自動販売機100ごとに認証処理を行うためのハードウェア及びソフトウェアを持たせる必要がある。これに対して、本発明の実施形態に係るロケーションサーバ19は、複数の自動販売機17に対する上記の認証処理が可能である。即ち、1つのロケーションサーバ19に認証処理を行うためのハードウェア及びソフトウェアを持たせれば複数の自動販売機17に対する認証処理が可能となる。よって、本発明の実施形態によれば、自動販売機システムにおいて、認証処理を行うためのコストを削減することができる。
また、本発明に係る実施形態では、自動販売機17がICカード70から読み取った暗号化された情報は自動販売機17内では復号化することなくロケーションサーバ19に渡し、ロケーションサーバ19内で復号化している。従って、ロケーションサーバ19を自動販売機17から離れた自動販売機17とは異なる安全な場所に配置すれば、仮に自動販売機17が破壊され情報が盗まれたとしてもその情報は暗号化されているので、ICカード70から読み取った情報に含まれる個人情報が漏洩することはない。また、自動販売機17ではなく、ロケーションサーバ19に金銭情報や在庫情報を持たせることにより。セキュリティーを向上させ、自動販売機17の破壊、盗聴、盗難、故障などによるデータの消失をなくすことができる。特に電子マネーの場合には、情報が金に相当するのであるから、セキュリティーを向上させることは意義がある。
図14は上記のICカード70の構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、ICカード70は、アンテナとしてのコイル111、自動販売機17におけるアンテナモジュール81との間でコイル111による電磁誘導通信を行う送受信部112、ICカード70全体の制御を行うCPU113、乱数を生成する乱数生成部114、情報を暗号化するための演算を行う暗号演算部115、このICカード70で使用する各種のプログラムやデータを含む領域(カプセル)の開閉のための秘密鍵情報を記憶する秘密鍵記憶部116、このICカード70自体の物理的カード番号や記録内容の変更・更新などの許諾暗号などを記憶するID/管理番号等記憶部117、認証、版、許諾、日付、個人コード、取引記録などのデータを記憶するデータ記憶部118、名称、版記号、処理条件などを記憶するROM119、各社/各種のアプリケーション(プリペイド、プストペイド、ポイントコレクションなど)の制御やコード設定などを行うアプリケーション制御部120を備える。
このようなICカード70のレコード項目を図15に示す。同図に示すように、登録カード発行会社ごとに各種の情報が記憶されている。ここで、図15に示す情報のうち個人情報とは、例えばカード保持者/契約者ID/暗証/種別/約定条件などをいう。
次に、ロケーションサーバ19の内部処理の概要を説明する。
ロケーションサーバ19は、ICカード70内の登録企業、取引種別、金額、個人IDなどのデータを、自動販売機17のアンテナモジュール81及びRFモジュール82を介して例えばLAN経由で交信・読み書きする。これにより、上位の自動販売機17の自動販売機メインコントロールボックス85と交信で与えられた指示(コマンド)を実行する。
このための主な処理は以下の通りである。
(1)ICカードへの指示信号などの暗号化・復号化
(2)ICカードへのデータの書き込み又は読み込みの暗号化・複合化
(3)コントローラー内部とカード内部の「データカプセル」の開閉のための鍵情報の管理・更新・維持など
(4)カードの使用に関する、不正/偽造、期限切れ、残高不足カードなどのID番号、氏名情報などの収集・維持・保全など
(5)登録企業の許諾アプリケーションの変更・追加・更新など
(6)業務のデータ処理(ポイントや金額の加減算など)
(7)OS(オペレーティングシステム)の機能の維持・管理・更新など
(8)入出力機器の機能の制御及び監視
(9)上位コントローラーとの通信及びその異常検出など監視・保全
(10)故障時などの自己診断
次に、ロケーションサーバ19の内部処理の動作例を図16に示すフローチャートに基づき説明する。
タイマーやボタン、コマンド、電源スイッチなどによりロケーションサーバ19が起動されると、まずメモリー、周辺機器、自動販売機、OSなどの動作の点検、診断、評価などを行う(ステップ1601)。
ステップ1602において、正常でないと判断された場合には、その記録及び表示やセンタ装置との間で連絡が行われる(ステップ1603)。
一方、ステップ1602において、正常と判断された場合には、各種の鍵情報メモリーの保全状態の確認及び更新が行われる(ステップ1604)。これにより、ロケーションサーバ19内の鍵情報の保全状況が確認される。
ステップ1605において、正常でないと判断された場合には、その記録及び表示やセンタ装置との間で連絡が行われ(ステップ1606)、停止される(ステップ1607)。
一方、ステップ1605において、正常と判断された場合には、センタ装置との間で通信が行われ、鍵情報の確認及び更新が行われる(ステップ1608)。すなわち、新しい鍵情報の存否の問い合わせが行われる。
次に、センタ装置との間での通信により取引拒否データなどの収集が行われる(ステップ1609)。すなわち、不正、解約、期限切れ、盗難、紛失届けなどの理由により取引を拒否するための最新の取引拒否データなどの更新が行われる。
その後、ロケーションサーバ19は、待機状態に入り(ステップ1610)、以下の動作を実行する。
ロケーションサーバ19は、自動販売機17より稼働状況を読み込む状態となる(ステップ1611)。
ロケーションサーバ19は、自動販売機17にキャッシュが投入されたか、ICカード70が使用されたかを判断する(ステップ1612)。
キャッシュが投入された場合には、自動販売機17より金額データを取得し(ステップ1603)、その金額データが商品の販売額以上の場合には(ステップ1614)、そのデータを記録後に自動販売機17の自動販売機メインコントロールボックス85に対して販売許諾信号を発信する(ステップ1615)。
ステップ1614で金額データが商品の販売額よりも小さいと判断された後、或はステップ1615で販売許諾信号を発信した後には、そのデータの記録と表示や警告が行われる(ステップ1616)。
ステップ1612でICカード70が使用されたと判断された場合には、選択ボタン情報の確認が行われる(ステップ1617)。その後、ICカード70からのデータの読み込み及び暗号の復号化及び認証処理が行われる(ステップ1618)。
ここでいう認証処理とは、ICカード70から読み込まれたデータに含まれる情報である例えばカード発行会社、業務、金額、ポイント数、有効期限、限度額などの情報に基づき当該ICカード70の使用を認証するための処理をいう。例えばカード発行会社が当該自動販売機17において使用できない会社である場合には、認証がされない。
ステップ1619で認証がされない場合には、そのデータの記録と表示や警告が行われる(ステップ1616)。
一方、ステップ1619で認証がされた場合には、ICカード70の電子マネーの残高が足りているかが判断される(ステップ1620)。
ステップ1620で残高が足りないと判断された場合には、キャッシュが追加されたかどうかが判断される(ステップ1621)。キャッシュが追加された場合には上記のスッテプ1613以下の処理が行われ、キャッシュが追加されない場合にはそのデータの記録と表示や警告が行われる(ステップ1616)。
ステップ1620で残高が足りると判断された場合には、ICカード70に対して残高の更新を行うと共にその記録及び表示が行われ(ステップ1622)、自動販売機17の自動販売機メインコントロールボックス85に対して販売許諾信号が発信される(ステップ1623)。
本実施形態では、ロケーションサーバと自動販売機とを1:nの構成としたので、自販機毎の機器の部品点数が減り、故障の頻度が減少し、たとえ故障が発生しても回復時間が短縮する。
上記の実施形態はさらに多角的に利用することができ、消費税率の変更、空容器の
預かり保証金制度やリサイクル促進のための新しい制度の導入にも対応できる。
また自販機の内部機器の稼動記録や製品・現金の動きの詳細記録(ロギング)が
取れるので会計の不正の防止にも効果的である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、その技術思想の範囲内で様々な形態が考えられ、その考えられる範囲も本発明の技術的な範囲に属するものである。
本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 ロケーションサーバの構成を示すブロック図である。 ロケーションサーバが自動販売機から収集するデータの内容を示す図である。 ロケーションサーバとセンタ装置との間でのデータのやり取り示したタイムチャートである。 ロケーションサーバからセンタ装置に送信されるパケットの内容を示す図である。 ロケーションサーバの動作の一例を示すフローチャートである。 センタ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1にシステムおける情報のやり取りを示すタイミングチャートである。 個人情報の認証の一形態を示すフローチャートである。 広告表示の一形態を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 従来のシステムの構成を示す図である。 ICカードの構成を示すブロック図である。 図14に示したICカードのレコード項目を示す表である。 本発明のさらに別の実施形態に係るロケーションサーバの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
L 場所
11〜17 自動販売機
11a〜17a 無線機
18 無線機
19 ロケーションサーバ
21 公衆回線(ネットワーク)
22 交換局
23 センタ装置
24 アンテナ基地局
24A〜24C 管理センタ
70 ICカード
81 アンテナモジュール
82 RFモジュール
82 コネクションアダプター
84 中継アダプター
85 自動販売機メインコントロールボックス
91 LANケーブル

Claims (12)

  1. 少なくとも購入者の個人情報を含む情報が入力され、前記入力された情報に基づく判断情報を用いて商品の販売の可否を判断する自動販売機と、
    前記自動販売機とは分離され、前記自動販売機との間でローカルな通信が可能にされ、前記ローカルな通信により前記入力された情報を受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより処理し、前記ローカルな通信により前記所定のソフトウェアにより処理された情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡すロケーションサーバと
    を具備する自動販売機システム。
  2. 請求項1に記載の自動販売機システムであって、
    前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報は、ICカードにより保持され、当該ICカードより出力されるときは暗号化され、
    前記自動販売機は、前記ICカードとの間で信号のやり取りを行うためのアンテナモジュール及びRFモジュールを備え、前記アンテナモジュール及びRFモジュールを介してICカードより前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報を入力し、
    前記ロケーションサーバは、前記自動販売機が前記ICカードより前記アンテナモジュール及びRFモジュールを介して入力した前記少なくとも購入者の個人情報を含む情報を前記自動販売機から受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより復号化処理し、少なくとも前記復号化処理した情報から認証処理し、認証された場合に前記復号化処理した情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡す
    自動販売機システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動販売機システムであって、
    1台の前記ロケーションサーバが、2台以上の前記自動販売機に対応している
    自動販売機システム。
  4. 請求項3に記載の自動販売機システムであって、
    前記ロケーションサーバが、ネットワークに接続可能であり、
    前記ネットワークを介して前記ロケーションサーバとの間でパケットを用いてデータのやり取りを行うセンタ装置をさらに具備し、
    前記ロケーションサーバから前記センタ装置に1つのパケットに複数の種類のデータを含めて送信する
    自動販売機システム。
  5. 請求項4に記載の自動販売機システムであって、
    前記自動販売機が、複数のカラムを有し、カラムごとに異なる品種の缶製品又はペットボトル製品をセットすることが可能であり、
    前記ロケーションサーバから前記センタ装置に前記1つのパケットに含めて送信される複数の種類のデータは、少なくとも自動販売機のカラムごとの品種、品種ごとの単価、自動販売機のカラムごとの売り上げ本数及び自動販売機のカラムごとの収容本数に関するデータである
    自動販売機システム。
  6. 請求項4に記載の自動販売機システムであって、
    前記ロケーションサーバは、さらに、
    所定の時間間隔ごとにそれぞれの前記自動販売機からデータを収集する手段と、
    前記収集されたデータを記憶する手段と
    を具備する自動販売機システム。
  7. 請求項4に記載の自動販売機システムであって、
    それぞれの前記自動販売機は、当該自動販売機の動作に必要なプログラムを書き換え可能に保持するプログラム保持手段を備え、
    前記ロケーションサーバは、前記センタ装置から前記ネットワークを介して前記自動販売機のプログラム保持手段に保持されたプログラムを更新するための前記プログラムを受信する手段と、
    それぞれの前記自動販売機のプログラム保持手段に保持されたプログラムを前記受信した更新プログラムにより書き換える手段と
    を具備する自動販売機システム。
  8. 請求項4に記載の自動販売機の管理システムであって、
    前記ロケーションサーバは、それぞれの前記自動販売機の故障又は盗難を検出する手段を具備する自動販売機システム。
  9. 請求項4に記載の自動販売機システムであって、
    前記ロケーションサーバは、それぞれの前記自動販売機の電源の管理を行う
    自動販売機システム。
  10. 請求項4に記載の自動販売機システムであって、
    前記ロケーションサーバは、前記センタ装置からデータ送信要求に応じて要求された収集データを前記センタ装置に送信する手段
    を具備する自動販売機システム。
  11. 請求項6に記載の自動販売機システムであって、
    前記ロケーションサーバは、前記自動販売機から収集されたデータの形式を統一された一つの形式のデータに変換する手段
    を具備する自動販売機システム。
  12. 少なくとも購入者の個人情報を含む情報が入力され、前記入力された情報に基づく判断情報を用いて商品の販売の可否を判断する自動販売機とは分離されたロケーションサーバであって、
    前記自動販売機との間でローカルな通信が可能にされ、前記ローカルな通信により前記入力された情報を受け取り、前記受け取った情報を所定のソフトウェアにより処理し、前記ローカルな通信により前記所定のソフトウェアにより処理された情報を前記判断情報として前記自動販売機に渡す
    ロケーションサーバ。
JP2008065814A 2007-03-14 2008-03-14 自動販売機システム及びロケーションサーバ Pending JP2008257712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008065814A JP2008257712A (ja) 2007-03-14 2008-03-14 自動販売機システム及びロケーションサーバ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064566 2007-03-14
JP2008065814A JP2008257712A (ja) 2007-03-14 2008-03-14 自動販売機システム及びロケーションサーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008257712A true JP2008257712A (ja) 2008-10-23

Family

ID=39981168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008065814A Pending JP2008257712A (ja) 2007-03-14 2008-03-14 自動販売機システム及びロケーションサーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008257712A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022523220A (ja) * 2019-02-27 2022-04-21 スンジュン ファン 自動販売機での信号変換決済を提供する決済端末を用いた自動販売機管理サービスの提供方法、その装置、及び自動販売機管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022523220A (ja) * 2019-02-27 2022-04-21 スンジュン ファン 自動販売機での信号変換決済を提供する決済端末を用いた自動販売機管理サービスの提供方法、その装置、及び自動販売機管理システム
JP7337944B2 (ja) 2019-02-27 2023-09-04 スンジュン ファン 自動販売機での信号変換決済を提供する決済端末を用いた自動販売機管理サービスの提供方法、その装置、及び自動販売機管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594180B2 (ja) コンテンツ提供方法
US7328840B2 (en) Electronic money system and transaction method using the same
JP5844137B2 (ja) 駐車場管理方法
JP2018092686A (ja) 駐車スペース貸与サービス提供方法
JP6431654B2 (ja) カードレス駐車管理方法
KR101534214B1 (ko) 음식물류 폐기물 종량제 처리 시스템 및 그 방법
JP2013122741A (ja) 電子クーポン発行方法
JP2004227055A (ja) サービス提供装置及び移動体通信装置及び決済システム及び決済方法及び決済プログラム
JP2020091881A (ja) 駐車場管理システム
JP2009295083A (ja) ポイントシステム
JP2008257712A (ja) 自動販売機システム及びロケーションサーバ
JP6152191B2 (ja) 電子クーポン発行方法
KR20010000933A (ko) 데이터통신기능이 내장된 자동판매시스템 및 그자동판매방법
JP6590394B1 (ja) 駐車場管理システム
JP6348618B2 (ja) カードレス駐車管理方法
KR100372167B1 (ko) 무인자동판매시스템에서의 광지불에 의한 결제시스템
JP2004280851A (ja) コンテンツ提供方法および電子バリュー提供方法
TWI383337B (zh) 一種多功能之智慧型停車計時及付費設備
JP4775086B2 (ja) 自動販売機管理システム
JP6085403B2 (ja) 駐車場用時刻コード表示装置
JP2007072850A (ja) 自動販売機ロケーションサーバシステム
JP2019103856A (ja) 物品配達システム及びロッカー装置
JP6316105B2 (ja) 駐車場用管理サーバおよび時間制限付きサービス提供方法
KR20010107069A (ko) 알에프 칩을 부착한 대여 물품의 개별 관리 시스템 및수익분배방식의 물품통합 관리 시스템
JP5564152B1 (ja) 前払い式駐車場用発券機