JP2008253503A - 電子内視鏡の映像特性測定装置及び感度測定方法 - Google Patents

電子内視鏡の映像特性測定装置及び感度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡光源の影響を受けずに測定可能な電子内視鏡の映像特性測定装置及び感度測定方法を得る。
【解決手段】イメージセンサを内蔵した電子内視鏡の体内挿入部先端を挿入可能であって、該挿入部先端を挿入した状態で暗箱を形成する測定箱と、この測定箱内に配置した、前記イメージセンサの映像特性の測定に利用される透過型測定板とを有する電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記測定箱内において前記測定板より後方に配置された、均一な照明光を入力電流に応じた明るさで供給する照明手段と、前記イメージセンサが撮像した映像の輝度情報に基づいて前記照明手段の入力電流を制御する制御手段とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子内視鏡の体内挿入部先端に内蔵したイメージセンサの映像特性を測定する電子内視鏡の映像特性測定装置及び該映像特性測定装置を用いた感度測定方法に関する。
電子内視鏡は、患者の体腔内に挿入される体内挿入部と、体内挿入部の基端側に接続された操作部と、操作部から延出したユニバーサルチューブと、ユニバーサルチューブ先端に接続され、光源装置を内蔵したプロセッサに着脱自在なコネクタ部とを有している。体内挿入部の先端面には照明窓や観察窓などが設けられ、光源装置からコネクタ部、ユニバーサルチューブ及び操作部を通るライトガイドを介して照明窓に伝達された光により観察窓の前方部位(観察部位)が照明される。観察窓の後方には、照明された観察部位を撮像するイメージセンサ(CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ)が配置されており、該イメージセンサからの映像信号がプロセッサ内で加工されてモニタへ出力されることで、内視鏡映像をモニタ上で観察することができる。
電子内視鏡を用いた検査や処置では、病変部や処置部を正確に判断できるように、モニタ上に表示される内視鏡映像の忠実な色再現性が要求される。このため、従来一般に、電子内視鏡のホワイトバランスや色バランス、解像度などの映像特性を測定して適宜調整することが行われている。電子内視鏡の映像特性測定には、例えば特許文献1、2に記載されるように、測定箱と測定板を有する映像特性測定装置が用いられる。この映像特性測定装置では、電子内視鏡の照明窓からの照明光で測定板を照明した状態でイメージセンサによる映像信号を取得し、この映像信号に基づいて各種特性を測定する。
特開平5-137693号公報 特開平3-326649号公報
しかしながら、従来構造の映像特性装置では、電子内視鏡からの照明光を反射する反射型チャートを測定板として用いると、測定時に内視鏡光源の配光特性の影響を受けやすく、イメージセンサとプロセッサのみの特性を取得することが難しい。電子内視鏡の照明窓から供給される照明光には周辺減光が生じるため、グレースケールを用いた感度測定は特に難しい。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、内視鏡光源の影響を受けずに測定可能な電子内視鏡の映像特性測定装置及び感度測定方法を得ることを目的としている。
本発明は、測定箱内に均一な照明光を発する照明手段を設ければ、電子内視鏡装置が備えた光源の配光特性の影響を受けることなく、映像特性を測定できることに着目して完成されたものである。
かかる目的を達成する本発明は、イメージセンサを内蔵した電子内視鏡の体内挿入部先端を挿入可能であって、該挿入部先端を挿入した状態で暗箱を形成する測定箱と、この測定箱内に配置した、イメージセンサの映像特性の測定に利用される透過型測定板とを有する電子内視鏡の映像特性測定装置において、測定箱内において前記測定板より後方に配置された、均一な照明光を供給する照明手段と、イメージセンサによる映像の輝度情報に基づいて照明手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
前記照明手段は、請求項1記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記照明手段は、複数の白色LEDが一直線上に所定間隔で配置され、直列接続されたLED列が複数列、所定間隔で平行に配置された面光源を備え、前記制御手段は、前記LED列毎に調整手段を備えることが好ましい。そうして制御手段が、前記イメージセンサが出力した映像信号の輝度情報に応じて、所定輝度情報が得られるようにLED列毎に調整手段を駆動制御する構成が実際的である。
前記照明手段の射出面と測定板との間には、照明光を拡散させる拡散板を配置することが実際的である。
前記測定板は透過型グレースケールチャートであり、制御手段は、イメージセンサによる映像の輝度が所定範囲内に含まれるように照明手段の入力電流を制御することが好ましい。さらに、イメージセンサによって撮像される前記透過型グレースケールチャートの透過率を調整する調整機構を備えることが好ましい。
本発明の電子内視鏡の映像測定装置にあっては、前記体内挿入部先端と前記測定板とを相対的に接離移動してその間隔を調整する間隔調整機構を備えることができる。その間隔調整機構は、前記間隔を表示する目盛りまたは表示手段を備えることが好ましい。
また、別の観点からなる本発明は、以上の映像特性測定装置を用いて電子内視鏡の感度を測定する方法であって、測定箱内に、測定板として透過型グレースケールチャートを配置するステップと、この測定箱内に電子内視鏡の挿入部先端を挿入し、透過型グレースケールチャートに対向させるステップと、照明手段による照明光の下でイメージセンサを動作させ、該イメージセンサによる映像を取得するステップと、この取得した映像の輝度が感度測定用の規定範囲内に含まれるように照明手段を制御するステップとを有することを特徴としている。
前記入力電流を制御するステップにより前記照明手段の明るさを調整しても前記取得した映像の輝度が感度測定用の規定範囲内に含まれるようにならなかった場合において、前記調整機構を備えているときは、前記調整機構を駆動させて前記イメージセンサによって撮像される前記透過型グレースケールチャートの透過率を調整するステップを含むことが好ましい。
本発明によれば、映像特性の測定時に、測定箱内の照明手段から均一な照明光が供給されるので、内視鏡光源の影響を受けずに測定可能な電子内視鏡の映像特性測定装置及び感度測定方法を得ることができる。
図1は、本発明の映像特性測定装置の測定対象である電子内視鏡の全体構成を示している。電子内視鏡10は、患者の体腔内に挿入される可撓性の体内挿入部11と、体内挿入部11の基端側に接続された操作部12と、操作部12から延長されたユニバーサルチューブ13と、ユニバーサルチューブ13の先端に設けられたコネクタ部14を有し、コネクタ部14を介して、内視鏡光源21を内蔵したプロセッサ20に着脱可能である。体内挿入部11には、挿入部先端11aの対物光学系による像を電子画像化するCCDイメージセンサ(イメージセンサ)15が備えられ、このCCDイメージセンサ15による映像信号は、体内挿入部11、操作部12、ユニバーサルチューブ13及びコネクタ部14内を通る映像ケーブル16により伝送され、プロセッサ20で画像処理されてTVモニタ22に表示される。また、挿入部先端11aには照明窓が配置されていて、この照明窓にはコネクタ部14からユニバーサルチューブ13、操作部12及び体内挿入部11を通るライトガイド17を介して、内視鏡光源21から照明光が送られる。操作部12には操作スイッチが多数備えられ、各操作スイッチの操作情報は、操作部12、ユニバーサルチューブ13及びコネクタ部14内に挿通されたリモートケーブル18を介してプロセッサ20に伝えられる。
図2乃至図4は、本発明による映像特性測定装置を示している。本映像特性測定装置30は、電子内視鏡10の挿入部先端11aを挿入する導入口31aを設けた箱状の測定箱31と、この測定箱31内の導入口31aと対向する位置に着脱自在に配置した測定板32と、挿入部先端11aの挿入位置を調整する位置調整機構33とを備えている。測定箱31は、導入口31aから電子内視鏡10の挿入部先端11aを挿入した状態で、電子内視鏡10の映像特性測定用の暗箱を形成する。測定板32は、電子内視鏡10の映像特性測定に利用される透過型の各種測定チャートであって、例えばグレースケールチャート、解像度チャート、カラーチャート等を用いることができる。
位置調整機構33は、電子内視鏡10の体内挿入部11を固定した固定台34を導入口31aから測定箱31内外に進退移動させる。図3に示されるように、固定台34には電子内視鏡10の体内挿入部11の収納するV溝34aが形成されており、このV溝34a内に納めた体内挿入部11を上方から内視鏡固定用上蓋34bで固定してある。内視鏡固定用上蓋34bと固定台34はバネ材34dを介して一対のねじ34cにより連結されている。図示されていないが、体内挿入部11に接する、V溝34a及び内視鏡固定用上蓋34bの面には、体内挿入部11を保護すると共に遮光するための、例えばスポンジなどの緩衝材が設けられている。
位置調整機構33は、手動であっても自動であってもよい。図2は位置調整ツマミ33aの操作方向及び操作量に対応する移動方向及び移動量で固定台34を移動させる手動の位置調整機構33を備えた場合を、図4は上下キー33b、33cで指定され表示器33dに表示された挿入位置に固定台34を移動させる自動の位置調整機構33を備えた場合をそれぞれ示している。図2及び図4の矢印方向は、固定台34の移動方向を示している。この位置調整機構33を介して、電子内視鏡10の挿入部先端11aから測定板32までの距離間隔は任意に変更可能である。
さらにこの位置調整機構33は、挿入部先端11aから測定板32までの距離を表示する目盛り、または検出して表示器33dに表示する検出装置を備えている。このように距離を表示すれば、測定する電子内視鏡10bによって観察するであろう実際の部位との間隔に相当する距離に挿入部先端11aを容易に調整できる。
上記映像特性測定装置30の測定箱31内には、さらに、電子内視鏡10の挿入部先端11a(導入口31a側)から見て測定板32より後方に位置させて、均一な照明光を供給するLED照明装置35が設けられている。このLED照明装置35を測定箱31内に備えることで、電子内視鏡10の映像特性測定時に内視鏡光源21からの照明光が不要となり、電子内視鏡10のCCDイメージセンサ15及びプロセッサ20のみによる映像特性を測定することができる。しかも、映像特性測定装置30を設置した環境からの光も遮断するので、より正確な測定が可能になる。
LED照明装置35は、LED照明電源36により供給される電源によってオン/オフ、明るさ(輝度)が制御される。明るさは、明るさ調整つまみ37aによって調節可能である。
図5及び図6は、LED照明装置35の構成およびLED照明電源36を示す図である。LED照明装置35は、図示上下方向に等間隔で並べた複数の砲弾型またはチップ型の白色LED35aを複数個一直線上に所定間隔で配置されたLED列35Lが、図の左右方向に所定間隔で平行に複数配置されている。各LED列35Lには単一の可変抵抗器VRが直列接続されている。可変抵抗器VRはLED照明電源36に内蔵されていて、白色LED35aは、LED照明電源36から、可変抵抗器VRを介して電力供給を受ける。
LED照明装置35の射出面前方に、複数の白色LED35aが発した光をより均一にする拡散板37が配置されている。LED照明電源36は、商用電源36aから供給される交流電源を所定電圧の直流の出力電源Vccに変換してLED照明装置35の各LED列35Lに与える電源回路36bと、LED照明装置35の明るさを自動調整する明るさ制御部36cと該LED照明装置35の明るさを手動調整する明るさ調整つまみ37aとを有している。
このLED照明装置35は、各LED列35Lを縦方向に配置したが、横方向に配置してもよい。また各LED列35Lは、各白色LED35aを等間隔の正方格子となるように配列してもよいが、正方格子が45度回転するように隣り合うLED列35Lをずらして配置してもよい。
さらに本発明のLED照明装置35は、各白色LED35aを全て直列、グループ単位で直列、または全て並列接続する構成でもよい。全て直列接続する場合は、1個の可変抵抗器VRにより電流調節(明るさ調節)可能となる。各白色LED35aをグループ単位で直列接続した場合はグループ単位で電流調節(明るさ調節)可能となり、並列接続した場合は、個別に電流調節(明るさ調節)可能となり、より精密な測定が可能になる。
各LED列35Lにおいて、複数の白色LED35aは、入力電流に応じた明るさの照明光を発する。すなわち、複数の白色LED35aが発する照明光の明るさは、LED照明電源36の電源回路36bの出力電源Vcc及び可変抵抗器VRの抵抗値に応じて変化する。本実施形態では、電源回路36bの出力電源Vccを一定とし、明るさ制御部36cが明るさ調整つまみ37aの設定または制御回路(パソコン)40からの指令に基づいてLED照明装置35の可変抵抗器VRの抵抗値を増減させることで、複数の白色LED35aへの入力電流を制御している。別の実施形態では逆に、LED照明装置35の可変抵抗器VRを明るさ調整つまみ37aで設定された値で一定とし、明るさ制御部36cが制御回路40からの指令に基づいて電源回路36bの出力電源Vccの電圧を調整して入力電流を増減させ、明るさを調節する。さらに別の実施形態では、可変抵抗器VRに替えて、電源回路36bに電流調整回路を内蔵、または接続して、電流調整回路により電流を制御する。
図7は、映像特性測定装置の制御系を示すブロック図である。電子内視鏡10の挿入部先端11aを測定箱31内の規定位置まで挿入し、LED照明装置35を点灯させて所定輝度の照明光を供給している状態において、電子内視鏡10のCCDイメージセンサ15が撮像した映像信号は、映像ケーブル16を介してプロセッサ20に伝達され、プロセッサ20のA/D変換回路20aでデジタル信号に変換されてDSP20bへ送られる。DSP20bでは、A/D変換回路20aから入力した映像信号に各種画像処理を実行し、TVモニタ22に表示可能な内視鏡画像を形成する。この内視鏡画像は、メモリ20cに記憶されるとともに、マイコン20eに出力される。メモリ20cに記憶された内視鏡画像は、D/A変換回路20dによりアナログ信号に変換されてTVモニタ22へ出力される。マイコン20eは、入力した内視鏡画像の輝度情報Y値を制御回路40に出力する。
制御回路40は、プロセッサ20とLED照明電源36の明るさ制御部36cに接続されていて、入力した輝度情報Y値を参照して内視鏡画像が光量不足であればLED照明装置35の入力電流を上げる(可変抵抗器VRの抵抗値を下げる)指令を明るさ制御部36cへ出力し、光量過多であればLED照明装置35の入力電流を下げる(可変抵抗器VRの抵抗値を上げる)指令を明るさ制御部36cへ出力して、LED照明装置35の明るさを自動調整する。
次に、図8及び図9を参照し、具体的に感度測定を行う制御について説明する。この実施形態では、映像信号の輝度を8ビット256階調のデジタルデータとして取得するものとする。感度測定では、測定板32としてグレースケールチャートを使用し、デジタルデータ118付近のデータを検出する。デジタルデータ118未満のデータをDL、デジタルデータ118以上のデータをDUとおく。なお、グレースケールチャートである測定板32は、CCDイメージセンサ15によって撮像されるチャート領域を移動可能に形成されている。この実施形態では、移動可能な方向に沿って、中央領域を挟んで、中央領域よりも透過率が所定の1段分高い領域と低い領域とが夫々設けられており、制御装置40の指令によって動作する駆動機構43によって、チャート領域を中央領域を基準として、透過率が1段階高い領域あるいは透過率が1段低い領域へ移動できるように構成されている。
図8は、輝度が118より少し下レベルのデジタルデータDLを取得する場合の制御例である。DL制御開始処理に入ると、まず、CCDイメージセンサ15から画像を取得して(ステップS101)、輝度情報Y値から118を減算した値が -α以上0以下であるか否かチェックする(ステップS103)。なお、αは所定のしきい値である。 -α以上0以下の場合(ステップS103:YES)は、求める輝度レベルの画像が取得されているので、終了する。
輝度情報Y値が所定範囲内に無い場合(ステップS103:NO)は、輝度情報Y値が118未満であるか否かチェックする(ステップS105)。未満である場合(ステップS105:YES)は、明るさ調整ツマミ36の調整位置が最大レベルかどうかチェックする(ステップS107)。最大レベルでない場合(ステップS107:NO)はLED電流をアップして(ステップS109)、ステップS101の画像取得処理に戻り、最大レベルの場合(ステップS107:YES)は対象となるグレースケールのポジションを1段明るいチャート(透過率が所定の1段分高いチャート)へ移動させて(ステップS111)、ステップS101の画像取得処理に戻る。
輝度情報Y値が118未満で無い場合(ステップS105:NO)は、明るさ調整ツマミ36の調整位置が最小レベルかどうかをチェックする(ステップS113)。最小レベルでは無い場合(ステップS113:NO)はLED電流をダウンさせて(ステップS115)、ステップS101の画像取得処理に戻り、最小レベル場合(ステップS113:YES)は、対象となるグレースケールのポジションを1段暗いチャート(透過率が1段低いチャート)へ移動させて(ステップS117)、ステップS101の画像取得処理に戻る。
以上の処理により、輝度情報Y値が(118−α)から118の範囲に収まったデジタルデータを取得できる。
図9は、輝度を118より少し上レベルのデジタルデータDUを取得する場合の制御例である。DU制御開始処理に入ると、まず、CCDイメージセンサ15から画像を取得して(ステップS201)、輝度情報Y値から118を減算した値が0以上α以下であるか否かチェックする(ステップS203)。0以上α以下の場合(ステップS203:YES)は、求める輝度レベルの画像が取得されているので、終了する。
輝度情報Y値が所定範囲内に無い場合(ステップS203:NO)は、輝度情報Y値が118より大であるか否かチェックする(ステップS205)。大である場合(ステップS205:YES)は、明るさ調整ツマミ36の調整位置が最小レベルかどうかチェックする(ステップS207)。最小レベルでない場合(ステップS207:NO)は、LED電流をダウンして(ステップS209)、ステップS201の画像取得処理に戻り、最小レベルの場合(ステップS207:YES)は対象となるグレースケールのポジションを1段暗いチャート(透過率が1段低いチャート)へ移動させて(ステップS211)、ステップS201の画像取得処理に戻る。
輝度情報Y値が118よりも大で無い場合(ステップS205:NO)は、明るさ調整ツマミ36の調整位置が最大レベルかどうかチェックする(ステップS213)。最大レベルでない場合(ステップS213:NO)はLED電流をアップして(ステップS215)ステップS101の画像取得処理に戻り、最大レベルの場合(ステップS213:YES)は対象となるグレースケールのポジションを1段明るいチャート(透過率が1段高いチャート)へ移動させて(ステップS217)、ステップS201の画像取得処理に戻る。
以上の処理により、輝度情報Y値が118から(118 + α)の範囲に収まったデジタルデータを取得できる。
なお、本実施形態では、明るさツマミが最大ステップ、または最小ステップまで調整されても所定の輝度情報Y値が得られなかった場合はステップS111、S117、S211、S217においてチャートを移動させた後にステップS101またはS201に戻り、所定の輝度情報Y値が得られて、ステップS103:YES、またはステップS203:YESとなった場合にこの処理を終了する構成としているが、チャートの移動限界に達しても所定の輝度情報Y値が得られなかった場合は、その旨をTVモニタ110に表示させて処理を終了する構成が実際的である。また、チャートの移動機構を有しない実施例では、LED電流を限界値までアップまたはダウンさせても所定の輝度情報Y値が得られなかった場合は、その旨をTVモニタ110に表示させて処理を終了することが好ましい。
以上の通り、本発明は電子内視鏡の感度特性を測定するのに適しているが、他の測定にも勿論使える。
本発明の映像特性測定装置の測定対象である電子内視鏡の全体構成を示す図である。 本発明による映像特性測定装置の実施形態の要部を示す図である。 同映像測定装置における、電子内視鏡の体内挿入部を固定する固定台を示す斜視図である。 本発明を適用した映像特性測定装置の他の実施形態の要部を示す図である。 本発明のLED照明装置の要部を示す図である。 同LED照明装置におけるLED列の構成を示す図である。 同映像特性測定装置の制御系の要部を示すブロックで示す図である。 同映像特性測定装置による感度測定の際の制御手順の実施例をフローチャートで示す図である。 同映像特性測定装置による感度測定の際の制御手順の実施例をフローチャートで示す図である。
符号の説明
10 電子内視鏡
11 体内挿入部
12 操作部
13 ユニバーサルチューブ
14 コネクタ部
15 CCDイメージセンサ(イメージセンサ)
20 プロセッサ
30 映像特性測定装置
32 測定板(グレースケールチャート)
33 位置調整機構
34 固定台
35 LED照明装置
35L LED列
35a 白色LED
VR 可変抵抗器(電流制御手段)
36 LED照明電源
37a 明るさ調整つまみ
36b 電源回路
36c 明るさ制御部
40 制御回路
43 駆動機構

Claims (10)

  1. イメージセンサを内蔵した電子内視鏡の体内挿入部先端を挿入可能であって、該挿入部先端を挿入した状態で暗箱を形成する測定箱と、この測定箱内に配置した、前記イメージセンサの映像特性の測定に利用される透過型測定板とを有する電子内視鏡の映像特性測定装置において、
    前記測定箱内において前記測定板より後方に配置された、均一な照明光を供給する照明手段と、
    前記イメージセンサが撮像した映像の輝度情報に基づいて前記照明手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする電子内視鏡の映像特性測定装置。
  2. 請求項1記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記照明手段は、複数の白色LEDが一直線上に所定間隔で配置され、直列接続されたLED列が複数列、所定間隔で平行に配置された面光源を備え、前記制御手段は、前記LED列毎に調整手段を備えている電子内視鏡の映像特性測定装置。
  3. 請求項2記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記制御手段は、前記イメージセンサが出力した映像信号の輝度情報に応じて、所定輝度情報が得られるようにLED列毎に前記調整手段を駆動制御する電子内視鏡の映像特性測定装置。
  4. 請求項2または3項記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記照明手段の射出面と測定板との間に、前記照明光を拡散させる拡散板を配置した電子内視鏡の映像特性測定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記測定板は透過型グレースケールチャートであり、前記制御手段は、前記イメージセンサによる映像の輝度が所定範囲内に含まれるように前記照明手段の入力電流を制御する電子内視鏡の映像特性測定装置。
  6. 請求項5記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記イメージセンサによって撮像される前記透過型グレースケールチャートの透過率を調整する調整機構を備えた電子内視鏡の映像特性測定装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、前記体内挿入部先端と前記測定板とを相対的に接離移動してその間隔を調整する間隔調整機構を備えた電子内視鏡の映像特性測定装置。
  8. 請求項7記載の電子内視鏡の映像特性測定装置において、間隔調整機構は、前記間隔を表示する目盛りまたは表示手段を備えている電子内視鏡の映像特性測定装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子内視鏡の映像特性測定装置を用いて電子内視鏡の感度を測定する方法であって、
    前記測定箱内に、前記測定板として透過型グレースケールチャートを配置するステップと、
    この測定箱内に電子内視鏡の挿入部先端を挿入し、前記透過型グレースケールチャートに対向させるステップと、
    前記照明手段による照明光の下で前記イメージセンサを動作させ、該イメージセンサによる映像を取得するステップと、
    この取得した映像の輝度が感度測定用の規定範囲内に含まれるように前記照明手段を制御するステップと、
    を有することを特徴とする電子内視鏡の感度測定方法。
  10. 請求項9記載の電子内視鏡の感度測定方法において、前記入力電流を制御するステップにより前記照明手段の明るさを調整しても前記取得した映像の輝度が感度測定用の規定範囲内に含まれるようにならなかった場合において、前記透過率の調整機構を備えているときは、前記透過率の調整機構を駆動させて前記イメージセンサによって撮像される前記透過型グレースケールチャートの透過率を調整するステップを含む電子内視鏡の感度測定方法。
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