JP2000189379A - 内視鏡形状検出システム - Google Patents

内視鏡形状検出システム

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JP2000189379A JP10374010A JP37401098A JP2000189379A JP 2000189379 A JP2000189379 A JP 2000189379A JP 10374010 A JP10374010 A JP 10374010A JP 37401098 A JP37401098 A JP 37401098A JP 2000189379 A JP2000189379 A JP 2000189379A
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Yasuo Hirata
康夫 平田
Akira Taniguchi
明 谷口
Chieko Aizawa
千恵子 相沢
Seiki Toriyama
誠記 鳥山
Jun Hasegawa
潤 長谷川
Tsuguo Okazaki
次生 岡▲崎▼
Hiroshi Ishii
広 石井
Hiroki Moriyama
宏樹 森山
Takayasu Miyagi
隆康 宮城
Katsuyoshi Sasagawa
克義 笹川
Yoshinao Ooaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者側を見た場合にも、挿入部の先端等の所
定位置がどこまで挿入されたかを知ることができる内視
鏡形状検出システムを提供する。 【解決手段】 患者8の体腔内に挿入部13が挿入され
る内視鏡2に磁界発生素子を内蔵したプローブ6が配置
され、患者8の体表面にはプローブ6内の磁界発生素子
の位置を検出すると共に、マーカ用の磁界発生にも兼用
できるようにした複数のコイル部からなる磁界検出/発
生コイル部9が吸盤によりそれぞれ取り付けられるよう
にし、かつ各コイル部にはLEDが設けてあり、患者8
内に挿入された挿入部13の先端部の位置等を検出して
その位置に対応するLEDを点灯する等して患者8側を
見た場合にも術者は挿入部13の先端がどの位置にある
かを分かるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象物の内部
に内視鏡の挿入部を挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計
測して表示する内視鏡形状検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分
野で広く用いられるようになった。この内視鏡は特に挿
入部が軟性のものは、屈曲した体腔内に挿入することに
より、切開することなく体腔内深部の臓器を診断した
り、必要に応じてチャンネル内に処置具を挿通してポリ
ープ等を切除するなどの治療処置を行うことができる。
【0003】この場合、例えば肛門側から下部消化管内
を検査する場合のように、屈曲した体腔内に挿入部を円
滑に挿入するためにはある程度の熟練を必要とする場合
がある。
【0004】つまり、挿入作業を行っている場合、管路
の屈曲に応じて挿入部に設けた湾曲部を湾曲させる等の
作業が円滑な挿入を行うのに必要になり、そのためには
挿入部の先端位置等が、体腔内のどの位置にあるかと
か、現在の挿入部の屈曲状態等を知ることができると便
利である。
【0005】このため、例えば特開平8−542号公報
には内視鏡の挿入部形状を検出して表示する内視鏡形状
検出システムが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例ではモニタを見
ないと、挿入部がどこまで挿入されたかが分からなかっ
た。つまり、患者側を見た場合には、例えば挿入部の先
端がどこまで挿入されているかを知ることができなかっ
た。
【0007】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、患者側を見た場合にも、挿入部の
先端等の所定位置がどこまで挿入されたかを知ることが
できる内視鏡形状検出システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】検査対象物の内部に内視
鏡の挿入部を挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する
内視鏡形状検出システムにおいて、挿入部に配置される
磁界を発生する磁界発生手段と、前記磁界発生手段によ
り発生される磁界の検出を行う複数の磁界検出手段で構
成された磁界検出部と、前記磁界検出部を構成する複数
の磁界検出手段を検査対象物の表面に取り付ける取付手
段と、前記磁界検出部に前記挿入部の所定位置の有無を
表示する表示手段と、を設けたことにより、術者は表示
手段により挿入部の先端等の所定位置がどこにあるかを
知ることができる。
【0009】また、検査対象物の内部に内視鏡の挿入部
を挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状
検出システムにおいて、挿入部に配置される磁界を検出
する磁界検出手段と、前記磁界検出手段により検出され
るための磁界を発生する複数の磁界発生手段で構成され
た磁界発生部と、前記磁界発生部を構成する複数の磁界
発生手段を検査対象物の表面に取り付ける取付手段と、
前記磁界発生素子部に前記挿入部の所定位置の有無を表
示する表示手段と、を設けたことにより、術者は表示手
段により挿入部の先端等の所定位置がどこにあるかを知
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡形
状検出システムの構成を示し、図2は内視鏡形状検出部
の構成を示し、図3及び図4は磁界検出/発生コイル部
を構成するコイル部の構成を示す。
【0011】図1に示すように内視鏡形状検出システム
1は内視鏡検査を行う内視鏡2と、この内視鏡2に照明
光を供給する光源装置3と、内視鏡2の撮像手段に対す
る信号処理を行うカメラコントロールユニット(以下、
CCUと略記)4と、このCCU4から出力される映像
信号を表示するカラーモニタ5と、内視鏡2のチャンネ
ル内に設置されるプローブ6と、内視鏡検査用ベッド7
に載置される患者8の外表面に設置され、磁界検出と磁
界発生との機能を選択使用できると共に、挿入部13の
所定位置を表示する表示素子を備えた磁界検出/発生コ
イル部9が設けられたケーブル11と、プローブ6及び
ケーブル11が接続され、磁界発生及びその磁界の検出
により、プローブ6内の磁界発生素子の各位置を検出
し、検出された各位置から内視鏡2の挿入部13の形状
を推定し、さらに推定された形状に対応するモデル化さ
れた(内視鏡)挿入部形状の画像に対応する映像信号を
生成してCCU4に出力する形状検出装置14とを有
し、モニタ5の表示面には撮像手段で撮像した映像信号
に対応する内視鏡画像と挿入形状の形状画像とをスーパ
インポーズ表示できるようにしている。
【0012】上記光源装置3、CCU4、モニタ5、形
状検出装置14は移動可能なカート15に載置されてい
る。内視鏡2は細長で可撓性を有する挿入部13とその
後端に形成された太幅の操作部16と、この操作部16
の側部から延出されたユニバーサルケーブル17とを有
し、このユニバーサルケーブル17の末端のコネクタ1
8は光源装置3に着脱自在で接続され、またこのコネク
タ18から延出された信号ケーブル19のコネクタ20
はCCU4に着脱自在で接続できる。
【0013】挿入部13には図示しないライトガイドが
挿通され、このライトガイドはさらに操作部16及びユ
ニバーサルケーブル17内を挿通され、末端のコネクタ
18に至る。そして、このコネクタ18の端面には、光
源装置3内部の図示しないランプから照明光が供給さ
れ、このライトガイドによって伝送され、挿入部13の
先端部の照明窓に固定された先端面から伝送した照明光
を前方に出射する。
【0014】この照明窓から出射された照明光により照
明された体腔内の内壁或は患部等の被写体は先端部の照
明窓に隣接して形成された観察窓に取り付けた図示しな
い対物レンズによってその焦点面に配置された固体撮像
素子としてのCCDに像を結ぶ。
【0015】このCCDはCCU4に内蔵された図示し
ない信号処理部内のCCDドライブ回路から出力される
CCDドライブ信号が印加されることにより、(CCD
で)光電変換された画像信号が読み出され、挿入部13
内等を挿通された信号線を経て信号処理部で信号処理さ
れて標準的な映像信号に変換され、カラーモニタ5に出
力され、対物レンズでCCDの光電変換面に結像した内
視鏡像をカラー表示する。
【0016】また、操作部16には湾曲操作ノブ21が
設けてあり、このノブ21を回動する操作を行うことに
より挿入部13の先端付近に形成した湾曲自在の湾曲部
を湾曲できるようにして屈曲した体腔内経路にもその屈
曲に沿うように先端側を湾曲させることによりスムーズ
に挿入できるようにしている。
【0017】また、この内視鏡2には挿入部13内に中
空のチャンネル22が形成されており、このチャンネル
22の基端の挿入口23から鉗子等の処置具を挿通する
ことにより、処置具の先端側を挿入部13の先端面のチ
ャンネル出口から突出させて患部等に対して生検とか治
療処置等を行うことができる。
【0018】また、このチャンネル22に(体腔内に挿
入された挿入部13の)位置及び形状検出のためのプロ
ーブ6を挿入し、このプローブ6の先端側をチャンネル
22内の所定の位置に設定することができる。
【0019】図2は形状検出装置14を含む形状検出部
の概略の構成を示す。図2に示すように内視鏡2のチャ
ンネル22内にはプローブ6が位置決めした状態で設置
され、このプローブ6の可撓性のチューブ内には磁界発
生素子として複数のソースコイル26a,26b,…が
所定間隔で固定されている。例えばソースコイル26a
は挿入部13の先端部内の所定位置に位置し、またソー
スコイル26bはこれより挿入部13の長手方向に所定
の間隔隔てた位置に配置されている。従って、これらの
各位置を検出することにより、挿入部13の先端部から
その後方側の各位置を決定できることになる。
【0020】それぞれのソースコイル26i(i=a,
b,…)に接続された信号線27はプローブ6の後端側
に延出され、形状検出装置14内のマルチプレクサ28
を介してソースコイル駆動部(単に駆動部と略記)29
と接続され、駆動部29からの駆動信号が供給されたソ
ースコイル26iの周囲に磁界を発生する。
【0021】この駆動部29は、必要な磁界を発生する
ための駆動信号を生成し、システム制御部30からの切
換信号により選択された接点j(j=a,b,c,
…,)を介してソースコイル26iに印加される。
【0022】また、磁界検出/発生コイル部9は、例え
ば6個のコイル部31a,31b,…,31fからな
り、本実施の形態では第1コイル部31a及び第2コイ
ル部31bはそれぞれ切換スイッチ32a,32bを押
す操作によりマルチプレクサ28と増幅部33とに選択
して接続できるようにしている。
【0023】つまり、第1コイル部31a及び第2コイ
ル部31bが接続された切換スイッチ32a,32bは
操作部34の選択スイッチ35a,35bの選択操作に
より、システム制御部30を介して接点aとbとを選択
でき、接点aを選択した場合には磁界発生用のソースコ
イルとして駆動信号が印加され、逆に接点bが選択され
た場合には他の4つのコイル部31c,…,31fと共
に磁界を検出するセンスコイルとして各ソ−スコイルの
位置検出に利用される。
【0024】例えば、図2に示すように選択スイッチ3
5aにより切換スイッチ32aは接点aがONする状態
に設定された場合には、コイル部31aにはソースコイ
ル26iと同様にマルチプレクサ28の接点mが選択さ
れたタイミングの時に駆動信号が印加される。また、切
換スイッチ32a,32bが共に接点aがONするよう
に設定された場合には、マルチプレクサ28の接点m,
nが選択されたタイミングの時にそれぞれコイル部31
a,31bに駆動信号が印加される。
【0025】また、図2に示すように例えば選択スイッ
チ35bにより切換スイッチ32bは接点bがONする
状態に設定された場合には、コイル部31bはソースコ
イルとして他のコイル部31c〜31fと同様にセンス
コイルとして使用される。
【0026】磁界検出/発生コイル部9のセンスコイル
で検出された信号は増幅部33で増幅された後、位置検
出部36に入力され、各ソースコイル26iの位置検出
の演算処理を行う。この位置検出部36で検出(位置推
定)されたデータは形状画像生成部37に入力され、プ
ローブ6内の各ソースコイル26iの位置データを滑ら
かに接続した画像を3次元的に作り、挿入部13の挿入
形状画像を生成する。この挿入形状画像の映像信号はC
CU4内のスーパインポーズ回路を介してカラーモニタ
5に出力され、内視鏡画像と共に、挿入形状が3次元的
な画像で表示される。
【0027】また、磁界検出/発生コイル部9における
コイル部31a或いは31bがソースコイルとして選択
された場合には、そのソースコイルの位置を基準位置と
したマーカとしてカラーモニタ5の挿入形状画像に表示
する。
【0028】また、本実施の形態では後述するように磁
界検出/発生コイル部9の各コイル部31k(k=a,
b,…,f)には挿入部13の所定位置の(存在の)有
無を表示する表示素子として発光ダイオード(LEDと
略記)38が設けてあり、例えば図1に示すようにプロ
ーブ6を内挿した挿入部13を患者8の肛門側から挿入
した場合の挿入方向をZ軸に設定した場合、プローブ6
の先端(つまり挿入部13の先端)位置のZ座標の値に
達した位置のLED38を点灯させて、術者に挿入部1
3の先端が患者8のどの位置にあるかを分かり易く表示
する構成にしている。
【0029】このため、形状画像生成部37或いは位置
検出部36の出力信号は点灯/消灯回路39を介してL
ED38に印加され、LED38の点灯/消灯を制御す
る。なお、図2では簡単化のため、コイル部31kがマ
ルチプレクサ28或いは増幅部33と接続されるように
示しているが、実際にはその内部のコイル46(図3及
び図4参照)が接続される。
【0030】図3は磁界検出/発生コイル部9を構成す
る例えば第1コイル部31aの構造を示す。他のコイル
部31b〜31fも同様な構成である。この第1コイル
部31aは検査対象物としての患者8の体表面に着脱自
在となる固定用の吸盤41を設けた固定部42と、この
固定部42に高さ位置を調整可能に取り付けられるコイ
ル体43とからなる。
【0031】固定部42は吸盤41の上部に筒体が設け
てあり、この筒体の内周面に一定間隔でリング状の突起
44が設けてあり、一方コイル体43は円柱形状でその
側部外周面には突起44に係合する溝部45が設けてあ
る。
【0032】このコイル体43は図4に示すようにソー
スコイル26iと同様に磁性材に巻回したコイル46を
樹脂で形成したコイル保護部材47で覆い、かつこのコ
イル46の付近にはLED38がその発光部が露出する
ようにしてコイル保護部材47に埋設されている。
【0033】また、コイル46の両端に接続した信号線
48とLED38に接続された信号線49とはケーブル
被覆50で覆われた状態でコイル保護部材47から延出
されており、その手元側のコネクタが形状検出装置14
に着脱自在で接続される。
【0034】本実施の形態では、コイル部31c〜31
fは例えば患者8のXZ座標が既知の位置に吸盤41に
より押しつける操作で簡単に固定でき、かつY座標は既
知の値となるようにコイル部43側をスライド移動して
図4(A)或いは図4(B)のように高さ調整して取り
付けられるようにしている。なお、操作部34には既知
の位置に設定される少なくとも4つのコイル部31c〜
31fの3次元位置データを入力するキーボード等が設
けてある。
【0035】次に本実施の形態の作用を以下に説明す
る。図1に示すように内視鏡2を光源装置3及びCCU
4に接続し、かつプローブ6を挿入口23からチャンネ
ル22内に挿通し、例えばプローブ6の先端面をチャン
ネル22の出口の先端位置に設定する。このように設定
することにより、図2に示すプローブ6内の磁界発生用
のソースコイル26iの挿入部13内での(挿入部13
の例えば先端からその長手方向における)各位置が確定
し、従って各ソースコイル26iの位置の検出を行うこ
とにより、挿入部13の各位置の検出が可能となる。
【0036】このプローブ6の手元側のコネクタを形状
検出装置14に接続する。また、磁界検出/発生コイル
部9を構成するコイル部31a〜31fをその取付手段
としての各吸盤41を押しつける操作を行うことにより
患者8の体表面の位置に吸引力を利用して固定する。
【0037】この場合、磁界検出/発生コイル部9にお
ける少なくとも4つのコイル部31c〜31fは固定位
置が既知となるように位置決め固定し、2つのコイル部
31a,31bは術者の選択により磁界検出か或いは磁
界発生(つまり基準位置の表示)に使用するかを選択す
ることができる。
【0038】例えば、図2に示すようにコイル部31a
のみを基準位置の表示に利用する場合には、このコイル
部31aを表示させたい基準位置に吸盤41により固定
し、磁界検出に用いるコイル部31bは4つのコイル部
31c〜31fと同様に既知の位置に設定する。或いは
任意の位置に設定した後に、それらの各位置を物差し
(スケール)等で計測して既知の値となるようにしても
良い。
【0039】この場合、設定された位置を求める場合、
図1に示すXZ平面上の位置は比較的簡単に求められる
が、高さ方向の位置は誤差が大きくなる可能性があるの
で、高さ調整手段により、高さ位置を揃えたり、求め易
い高さ位置に設定しても良い。
【0040】また、術者の選択をシステム1の設定状態
に反映させるため、選択スイッチ35aを押してシステ
ム制御部30を介してコイル部31aを基準位置検出用
に設定する。この場合、選択スイッチ35bは押さない
で、他のコイル部31c〜31fと同様に磁界検出に利
用されるようにする。
【0041】また、操作部34の図示しないキーボード
等から磁界検出/発生コイル部9の磁界検出に用いるコ
イル部31b〜31fの3次元位置を入力する。そし
て、これらの位置を基準にして、プローブ6内のソース
コイル26iの位置検出及びマーカコイルとして使用さ
れるコイル部31aの位置検出を行えるようにする。
【0042】このようにして、形状検出が可能な状態に
設定した後、内視鏡2の挿入部13を患者8に例えば肛
門から挿入する。システム1の各電源が投入された状態
では、光源装置3の照明光が内視鏡2のライトガイドを
介してその先端面から出射され、体腔内を照明し、照明
された体腔内の状態がCCDで撮像され、CCU4によ
り信号処理されたカラーモニタ5上に内視鏡画像として
表示される。
【0043】また、形状検出装置14内のシステム制御
部30の制御下で、駆動部29で発生した駆動信号がマ
ルチプレクサ28で選択された接点jを介してプローブ
6内のソースコイル26iに順次印加される。例えばマ
ルチプレクサ28で接点aが選択された場合には、ソー
スコイル26aに駆動信号が印加され、その周囲に磁界
を発生する。
【0044】その磁界は既知の位置のセンスコイルとし
て機能するコイル部31b〜31fの各コイル46にそ
の位置での磁界強度に比例した電圧が誘起され、それぞ
れ増幅部33で増幅された後、位置検出部36に入力さ
れ、直交検波などされてソースコイル26aの位置検出
用データがその内部のメモリに格納される。この位置検
出用データの格納が終了するタイミングで、システム制
御部30はマルチプレクサ28を接点bに切換え、ソー
スコイル26bに対してソースコイル26aの場合と同
様の処理が行われるようにする。
【0045】プローブ内の最後のソースコイル(26d
とする)に対しても同様の処理が終了すると、次にマル
チプレクサ28の接点mが選択され、コイル部31a
(のコイル46)に対してもソースコイル26iの場合
と同様の処理が行われる。この処理の後、マルチプレク
サ28はその最初の接点aが選択されて同様の処理が繰
り返される。
【0046】位置検出部36のメモリに格納された位置
検出用データは、コイル部31b〜31fの各既知の位
置を基準として、その位置検出用データから各ソースコ
イル26iの位置を検出(推定)する処理が行われ、算
出された各ソースコイル26iの位置データは形状画像
生成部37に送られる。
【0047】また、位置検出部36のメモリに格納され
たコイル部31aに対する位置検出用データも、コイル
部31b〜31fの各既知の位置を基準として、その位
置を検出(推定)する処理が行われ、算出されたコイル
部31aの位置データも形状画像生成部37に送られ
る。
【0048】形状画像生成部37では算出されたソース
コイル26a,26b,26c,…26dの位置データ
を滑らかに連結した挿入部形状を3次元的に示す画像の
映像信号を生成し、CCU4のスーパインポーズ回路に
出力すると共に、その映像信号上にコイル部31aの位
置を示すマーカ点を重畳する。
【0049】従って、カラーモニタ5には内視鏡画像
と、この内視鏡画像に隣接して挿入部形状の画像が3次
元的に表示されると共に、コイル部31aを設置した基
準位置もマーカで表示される。
【0050】従って、術者は挿入部形状の表示と、患者
8の基準位置を示すマーカの表示により、挿入部13が
患者8の体腔内のどの位置に挿入されているかの把握が
容易となり、挿入部13の挿入手技を円滑に行うことが
でき、また患者8にとっても円滑な挿入により、挿入の
際の苦痛が緩和される。
【0051】また、本実施の形態では各コイル部31k
にはLED38が設けてあり、例えば形状画像生成部3
7或いは位置検出部36のソースコイル26aの位置デ
ータのZ座標の値と、コイル部31a〜31fの位置デ
ータのZ座標の値とは点灯/消灯回路39に出力され、
点灯/消灯回路39はソースコイル26aのZ座標の値
とコイル部31a〜31fのZ座標の値を比較すること
により、ソースコイル26aのZ座標の値がコイル部3
1a〜31fのZ座標の値より大きい場合のコイル部3
1kのLED38を点灯させる。
【0052】従って、術者は患者8の体表面に設置した
コイル部31a〜31fにおいて、LED38の点灯に
より体腔内に挿入した場合における挿入部13の先端が
どの位置にあるかを患者8を見た場合にも確認すること
ができる。
【0053】本実施の形態によれば、プローブ6内に設
けたプローブ6(或いは挿入部13)の各位置を検出す
るためのソースコイル26iの位置を検出するために、
患者8の外部の通常は既知の位置に設置されるセンスコ
イルをセンスコイル及び基準位置を検出するマーカコイ
ルとして選択使用できるようにしているので、新たにマ
ーカコイルを設けることなく、基準位置の表示が可能と
なる。
【0054】また、患者8の体表面に設置するコイル部
31a〜31fに表示手段としてのLED38を設け、
プローブ6或いは挿入部13の先端位置が達したLED
38を点灯させるようにしているので、術者は挿入部1
3の先端がどの位置まで挿入されたかを把握し易い。
【0055】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図5ないし図7を参照して説明する。第1
の実施の形態では磁界検出/発生コイル部9における2
つのコイル部31a,31bが磁界検出と磁界発生との
いずれにも使用できる構成としたが、本実施の形態では
磁界検出/発生コイル部9の全てのコイル部31a〜3
1fを磁界検出と磁界発生とのいずれにも使用できる構
成としたものである。
【0056】このため、図1の形状検出装置14の操作
パネル34には2つの選択スイッチ35a,35bであ
ったのを図5に示すように6つの選択スイッチ35a〜
35fにしている。
【0057】また、本実施の形態の磁界検出/発生コイ
ル部9は第1の実施の形態と高さ調整機構が異なる。図
6に示すように例えば第1コイル部31aを構成するコ
イル体43の側部外周面には雄ネジ51が設けてあり、
固定部42の内周面にはこの雄ネジ51に螺合する雌ネ
ジ52が設けてある。
【0058】その他は図3と同様の構成である。また、
他のコイル部31b〜31fも同様の構成である。そし
て、雄ネジ51と雌ネジ52との螺合量を調整すること
により、第1コイル部31aの高さ位置を可変設定でき
るようにしている。
【0059】本実施の形態の形状検出装置14の主要部
の構成は図7のようになっている。つまり、図2におい
て、2つの切換スイッチ32a,32bの代わりに6つ
の切換スイッチ32a〜32fにしたものであり、これ
らの切換スイッチ32a〜32fにおける接点aは(図
2のマルチプレクサ28の2つの接点m,nを多くし
て)6つの接点m〜rに接続したものとなり、接点bは
増幅部33の入力端に接続された構成となっている。
【0060】その他の構成は第1の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態は第1の実施の形態では磁界検出/
発生コイル部9の2つのコイル部31a,31bのみで
なく、全てのコイル部31a〜31fを磁界検出或いは
基準位置の表示に選択使用できる。その他は第1の実施
の形態とほぼ同様の作用及び効果を有する。
【0061】なお、本実施の形態では磁界検出/発生部
9の全てのコイル部31a〜31fを磁界検出或いは基
準位置の表示に選択使用できるが、例えば少なくとも2
つ程度以上は磁界検出に設定する必要がある。つまり全
てを磁界発生のソースコイルに設定すると、それらの位
置を検出するものが無くなってしまうからであり、原理
的には1つのセンスコイルでの位置検出は可能である
が、検出精度を高くするためには少なくとも2つ以上を
位置検出に用いた方が良い。
【0062】図8は第1変形例の例えば第1コイル部3
1aの構成を示し、図6と高さ調整機構が異なる。図8
(A)に示すように第1コイル部31aのコイル体43
の側部外周面は円柱形状であり、固定部42の内周面に
はリング状の溝部53を設け、Oリング54が介挿され
ている。そして、固定部42に対してコイル体43をス
ライド移動することにより、移動した位置にOリング5
4の摩擦力で固定できるようにしている。
【0063】図8(A)では固定部42側に溝部53と
Oリング54とを設けたが、図8(B)に示すようにコ
イル体43側に溝部53とOリング54とを設けても同
様の作用及び効果を有する。
【0064】図9及び図10は第2変形例の例えば第1
コイル部31aの構成を示し、図6と高さ調整機構が異
なる。図9に示すように例えば第1コイル部31aには
ラック&ピニオン56による高さ調整機構が設けてあ
り、摘み57を回動操作することにより、固定部42に
対してコイル体43の高さを可変設定できるようにして
いる。
【0065】この場合、ラック&ピニオン56のステー
タ側は固定部42側に設けてあり、固定部42側は図1
0に示すようにその外周面における高さ方向にラック5
8が設けてあり、このラック58は摘み57の軸に取り
付けたピニオン59と螺合する。これらの変形例を用い
た場合もほぼ同様に高さ位置を設定できる。
【0066】(第3の実施の形態)図11は本発明の第
3の実施の形態の内視鏡形状計測システム61を示す。
本実施の形態は例えば図1の第1の実施の形態の内視鏡
形状計測システム1において、さらに磁界検出/発生コ
イル部9の位置検出手段を設けたものである。
【0067】つまり、図1の内視鏡形状計測システム1
において、ベッド7にはスタンド62が設けられ、この
スタンド62のアーム63にはテレビカメラ64が取り
付けられており、このテレビカメラ64で例えば患者8
の上方から患者8の腹部付近をその腹部の外表面に設置
される磁界検出/発生コイル9を撮像するようにしてい
る。
【0068】このテレビカメラ64の内部の撮像素子は
ケーブル65を介して形状検出装置14に入力され、形
状検出装置14の内部に設けた図示しない位置検出回路
により、腹部の外表面に設置される磁界検出/発生コイ
ル9のXZ面の2次元座標位置と、精度は少し低下する
が高さ位置も検出できるようにしている。高さ位置の設
定をより精度良くするには各コイル部31kに設けた高
さ調整機構により、既知の値に設定しても良い。
【0069】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
に比べ、磁界検出/発生コイル部9の磁界検出に利用さ
れる少なくとも4つのコイル部31c〜31fの位置デ
ータの入力の作業を軽減したり、不要にできる効果があ
る。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0070】本実施の形態では磁界検出/発生コイル部
9の磁界検出に用いられる少なくとも4つのコイル部3
1c〜31f(選択により、さらにコイル部31a,3
1b)の位置データの入力をテレビカメラ64の出力信
号を用いて緩和或いは軽減等したが、以下のようにテレ
ビカメラ64と共に併用して位置検出の精度を向上した
り、或いはテレビカメラ64を用いないで位置検出及び
設定に利用しても良い。
【0071】図12は第1変形例における位置検出機構
71を示す。ベッド7の周辺にはレーザ光出射部72a
〜72dと73a〜73dが設けてあり、X方向とZ方
向とにライン状のレーザ光を出射し、患者8上でメッシ
ュ状のマーカ位置(基準位置)が設定されるようにす
る。
【0072】このようにメッシュ状のマーカ位置を設定
することにより、例えば術者は磁界検出/発生コイル部
9の磁界検出に用いるコイル部31kを患者8の体表面
に設置する場合、メッシュ状のマーカ位置に設置すれば
そのXZ平面上の位置を精度良く設定できる。また、テ
レビカメラ64で検出する場合も、マーカ位置の情報を
予め入力しておくことにより、精度の良い位置検出がで
きる。
【0073】図13は第2変形例における位置検出機構
75を示す。ベッド7の上面には基準位置にマーカ76
a,76b,76c,76dが設けてある。また、マー
カ76a,76bに沿って重り77を端部に取り付けた
糸或いは紐78を張るようにしても良い。この場合の作
用効果は第1変形例とほぼ同様である。
【0074】図14は第3変形例の位置検出機構81を
示す。この位置検出機構81はプレート82の例えば格
子状の各所定位置に孔83が設けてあり、これらにおけ
る任意の孔83に磁界検出/発生コイル部9の第1ない
し第6コイルを配置することにより、その位置を分かる
ようにしたものである。
【0075】なお、図14では格子状に多数の孔83を
設けたが例えば磁界検出/発生コイル部9のコイル部の
数と同じ6個程度の孔83を所定の位置に設けるように
しても良い。
【0076】図15は第4変形例の位置検出機構85を
示す。この位置検出機構85は複数のアーム86を所定
位置の回転軸87で回動自在に連結して菱形をその対角
線状に連結したような構造にし、アーム86上の所定位
置に磁界検出/発生コイル9を構成するコイル部31a
〜31fを取り付けられるようにしている。
【0077】また、アーム86にはストッパ88が設け
てあり、必要以上に変形するのを防止している。この変
形例によれば、コイル部31a〜31fを取り付けた場
合の位置を全てのコイル部31a〜31fの位置を知ら
なくても確定できる。また、回転軸87で回動させるこ
とにより、取付位置を変更できる。
【0078】図16は第5変形例の位置検出機構91を
示す。この位置検出機構91は複数のアーム92が平行
に交差させるようにして配置され、かつ交差する位置で
回動自在に連結されており、図16に示すように対角線
方向に変形させることができる。
【0079】そして、所定位置に溝93を設けて磁界検
出/発生コイル部9を構成するコイル31a、31b、
31c等を取り付けられるようにしている。本変形例は
第4変形例とほぼ同様の作用効果を有する。
【0080】(第4の実施の形態)図17は本発明の第
4の実施の形態の内視鏡形状検出システム101の概略
の構成を示す。本実施の形態では図1の内視鏡2のチャ
ンネル22に装着されるプローブ6を内蔵した内視鏡1
02と、図1の光源装置3、CCU4及び形状検出装置
14を一体化した制御装置103と、この制御装置10
3から出力される映像信号を表示するモニタ104と、
図示しない磁界検出コイル部とから構成され、制御装置
103には記録装置105が設けてある。
【0081】この内視鏡102は可撓性を有する挿入部
106と操作部107とユニバーサルケーブル108と
からなり、ユニバーサルケーブル108の端部のコネク
タ109は制御装置103に着脱自在で接続される。
【0082】挿入部106は先端部111と湾曲部11
2と可撓部113とからなり、操作部107に設けた湾
曲操作ノブ114を操作することにより湾曲部112を
湾曲させることができる。
【0083】挿入部106内に内蔵されたプローブ6は
制御装置103内部の図示しない形状検出装置と接続さ
れ、この形状検出装置には磁界検出コイル部も接続され
ており、形状検出を行うことができる構成となってお
り、形状検出された画像データを記録装置105に記録
することもできるようにしている。
【0084】また、挿入部106内には硬度可変手段
(可撓性可変手段)115が設けてある。この硬度可変
手段115は例えばコイルとそのコイル内に挿通された
ワイヤとからなり、これらの先端は例えば可撓部113
の先端に固定され、後端は操作部107の前端付近でコ
イルが固定され、かつそのコイルから延出されたワイヤ
はワイヤ牽引機構を介して硬度調整ノブ116に接続さ
れている。
【0085】そして、この硬度調整ノブ116を回動す
る操作を行うことにより、ワイヤ牽引機構を介してコイ
ルに圧縮力を加え、硬度可変手段115が挿通された部
分の挿入部106(本実施の形態では可撓部113)の
可撓性(硬度)を可変調整できるようにしている。ま
た、この硬度調整ノブ116によるノブ操作量はノブ操
作量検出手段(或いは硬度検出手段)117により検出
されるようにしている。
【0086】このノブ操作量検出手段117は、例えば
図18に示すように硬度調整ノブ116の内周面に設け
たネジ孔に螺合するギヤ118をポテンショメータ11
9の回転軸に取り付けた構成であり、硬度調整ノブ11
6の回動操作量に応じてポテンショメータ119の抵抗
値が変化する。この抵抗値は制御装置103に入力され
る。
【0087】そして、図示しない記録ボタンを操作し
て、記録装置105の記録動作を開始させると、制御装
置103はプローブ6による挿入形状のデータと同期し
て、ノブ操作量検出手段117によるノブ操作量データ
を記録する。
【0088】また、記録装置に記録されたこれらのデー
タを再生することもできる。このように本実施の形態に
よれば、例えば挿入形状を参照してそれに応じて硬度を
調整して極めて円滑な挿入手技を行うことができる術者
が挿入部106の挿入を行った場合にそれらのデータを
記録装置105に記録しておけば、その記録データを参
照することにより挿入手技が十分でない術者が挿入を行
う場合にも、その記録データと同様な操作を行うことに
より短時間に円滑な挿入手技を会得したりすることが可
能になる。
【0089】(第5の実施の形態)図19は本発明の第
5の実施の形態の内視鏡形状検出システム121の概略
の構成を示す。このシステム121では内視鏡装置部1
22側の動作と形状検出装置部123側の動作をコント
ローラ124により制御する構成にしている。
【0090】内視鏡装置部122は内視鏡に設けたCC
D125と、このCCD125で撮像された撮像信号に
対する信号処理を行い内視鏡画像に対応する映像信号を
生成するCCU126と、このCCU126におけるデ
ジタルの映像信号を一時格納するメモリ127とを有
し、CCU126はリアルタイム処理した映像信号とメ
モリ127に一時格納した映像信号とをモニタ128に
交互に出力する。
【0091】また、形状検出装置部123は図示しない
プローブ6及び磁界検出コイル部が形状検出装置131
と接続され、この形状検出装置131はプローブ6内の
磁界発生用のソースコイルに駆動信号を印加してその駆
動信号が印加されたソースコイルの周囲に生成された磁
界を磁界検出コイル部のセンスコイルで検出することに
より、ソースコイルの位置検出、その位置検出によるプ
ローブが挿通された内視鏡挿入部の挿入形状画像の生成
等を行い、その挿入形状画像のデジタルの映像信号はメ
モリ132に一時格納できると共に、モニタ128に出
力することもできる。形状検出装置からのリアルタイム
の映像信号とメモリ132から出力される映像信号は交
互にモニタ128に出力される。
【0092】本実施の形態では内視鏡装置部122側と
形状検出装置部123側とにそれぞれメモリ127、1
32とを設けており、コントローラ124の制御下で、
モニタ128にCCD125で撮像したリアルタイムの
及び1フィールド/フレーム前の内視鏡画像と、形状検
出装置131によるリアルタイムの及び1フィールド/
フレーム前の挿入形状画像とをタイミング的にフレキシ
ビリティをもって同時に表示することができるし、内視
鏡装置部122と形状検出装置部123との各装置の動
作に悪影響を及ぼさないようなタイミングで同時に表示
させるようなこともできる。
【0093】この場合、従来例のように両装置部それぞ
れにメモリを有しない場合には、各装置の動作タイミン
グに大きな制約が生じる。つまり、メモリを有しない装
置部側ではタイミングをずらすことが困難である(例え
ば駆動動作タイミングをずらすと表示のタイミングもそ
れに同期してずらす必要がある)のに対し、本実施の形
態ではそれぞれの装置部にメモリを設けているので、駆
動動作タイミングをずらして行うことが容易にできる。
【0094】つまり、駆動動作タイミングをずらしても
得られたデータ或いは画像データ等をメモリに一時格納
しておくことにより、表示のタイミングを駆動動作タイ
ミングに同期させる必要はなく、フレキシビリティのあ
る処理タイミングの変更を行うことができる。また、メ
モリを有しないような場合に起こり得る表示の間隔(周
期)が大きくなりすぎて、動きがある物体の場合にぎこ
ちない表示画像になってしまうようなこともなく、滑ら
かに動きを再現できたり、例えば標準的な映像信号に変
換して通常のモニタで表示させることもできる。
【0095】例えば図20(A),(B)に示すように
コントローラ124で内視鏡画像と形状画像とを表示さ
せるように制御することもできる。図20(A)では内
視鏡画像をCCU126からモニタ128に直接出力す
る期間をONで示し、メモリ127に一時格納した1フ
レーム期間(或いは1フィールド期間)前の内視鏡画像
をモニタ128に出力して表示する期間をOFFで示し
ている。
【0096】また、図20(B)では形状画像を形状検
出装置131からモニタ128に直接出力する期間をO
Nで示し、メモリ132に一時格納した1フレーム期間
(或いは1フィールド期間)前の形状画像をモニタ12
8に出力して表示する期間をOFFで示している。
【0097】図20の動作例ではCCU126からのリ
アルタイムの内視鏡画像をモニタ128に出力する期間
(Ta、Tb、Tc、Td等)では、形状検出装置部1
23側ではメモリ132に一時記憶された形状画像をモ
ニタ128に出力して内視鏡画像と1フレーム/フィー
ルド期間前の形状画像とを同時に表示させるような制御
を行うようにしている。
【0098】また、メモリ127に記憶された内視鏡画
像をモニタ128に出力する期間(Ta′、Tb′、T
c′等)では、形状検出装置部123側では形状検出装
置131による形状画像をモニタ128に出力してその
形状画像と1フレーム/フィールド期間前の内視鏡画像
とを同時に表示させるような制御を行うようにしてい
る。このような画像表示を行うことにより、表示の間隔
が長すぎることなく、動きのある場合にも内視鏡画像と
形状画像とを円滑に表示したり、相互の影響を少なくし
て表示できる場合がある。
【0099】また、このようなタイミング制御に限定さ
れるものでなく、撮像動作と形状検出の動作を相互の干
渉が少なくなるようなタイミングで行うようにしても良
い。図21はそのタイミング制御による動作の1例を示
す。この場合には、図19において、メモリ127には
CCD125の受光部(感光部)で光電変換されて蓄積
され、駆動信号の印加により転送部を経て出力される
(被写体を撮像した)撮像信号をA/D変換して一時格
納する。また、メモリ132は形状検出のために磁界を
発生するソースコイルを駆動した場合のセンスコイルの
出力信号をA/D変換して一時記憶する。
【0100】また、この場合にはコントローラ124は
撮像信号が出力される期間と、ソースコイルを駆動した
場合のセンスコイルの出力信号が出力される期間とが重
ならないようなタイミングとなるように制御する。換言
すると、CCD駆動とコイル駆動(磁界発生/検出)と
の期間が互いに重ならないように交互に行うようにした
ものであり、図21を参照して説明する。
【0101】図21(A)において、各フレーム期間の
終了のタイミングで(CCU126内のCCDドライバ
から)転送信号がCCD125に印加され、CCD12
5の受光部(或いは感光部)に蓄積された1フレーム分
の信号電荷は転送部に転送され、さらに転送部に転送さ
れた信号電荷は図21(B)に示す垂直及び水平転送信
号(ここではCCDドライブ信号)が印加されることに
より、CCD125の転送部からCCU126に撮像信
号が出力され、メモリ127に一時記憶される。つま
り、図21(C)に示すようにメモリ記憶となる。 な
お、上記転送信号による転送により、受光部は新たな撮
像(信号電荷の蓄積)が開始する。
【0102】上記CCDドライブ信号の出力期間は少な
くとも1フレーム期間より短い例えば半分の1フィール
ド期間より少し短い期間(図ではT1)であり、この出
力期間T1後に、CCD125の受光部で1フレーム期
間撮像された撮像信号はメモリ127に格納される。
【0103】メモリ127に格納された撮像信号はCC
U126内の映像信号生成の処理により例えば次のフレ
ーム期間に通常の映像信号の1フレームの周期をかけて
1フレーム分が読み出され、同期信号と共に標準的な映
像信号としてモニタ128に出力される。これを図21
(D)で映像信号として示す(フィールド周期のインタ
レース表示用の映像信号として示している)。
【0104】また、形状検出装置部123側は上記転送
信号及びCCDドライブ信号が出力されていない期間に
おいてプローブ(内のソースコイル)を駆動するソース
コイルに駆動信号を印加する。図21(E)に示すコイ
ル駆動と略記した期間T2では、そのソースコイルの周
囲に発生した磁界をセンスコイルで検出し、その検出信
号は形状検出装置131を経てA/D変換された後、メ
モリ132に一時記憶される。この動作を全てのソース
コイルに対して期間T2かけて行うようにコントローラ
124により制御される。
【0105】つまり、期間T2では駆動信号が印加され
たソースコイルで発生した磁界を磁界検出用コイルで検
出し、その位置検出用データをメモリ132に格納す
る。そして、位置検出が必要な全てのソースコイルに対
する位置検出用の磁界検出データをメモリ132に格納
する処理を行う。
【0106】そして、その期間T2内に図21(F)に
示すメモリ記憶が終了する。これが終了して後に次の転
送信号がCCD125に印加され、上述した動作が繰り
返されることになる。
【0107】メモリ132に格納された磁界検出データ
は形状検出装置131内の位置検出部で位置データが生
成され、さらに形状画像生成部で形状画像が次の1フレ
ーム期間に生成される。これを図21(G)で単に信号
処理として示す。そして、例えば、図21(H)に示す
ようにさらに次のフレーム期間に生成された形状画像の
映像信号をモニタ128に出力する。
【0108】このような動作を行うと、CCD125で
撮像された信号をCCU126側に出力させる期間T1
では、磁界発生のためにソースコイルに振幅が大きいソ
ースコイル駆動信号が印加されないので、微弱なCCD
出力信号にソースコイル駆動信号がノイズとして混入す
ることを防止できる。
【0109】また、ソースコイルにソースコイル駆動信
号を印加してその周囲に発生した磁界をセンスコイルで
検出する期間T2では、CCD125にCCD駆動信号
が出力されないようにしているので、このCCD駆動信
号によりその伝送線の周囲に磁界が発生する場合でも、
それに影響されることなくソースコイルで発生した磁界
を精度良く検出することができる。
【0110】つまり、この場合には、内視鏡の撮像機能
と形状検出機能とに相互にノイズとしてS/Nを低下さ
せる等の悪影響を及ぼすことなく、それぞれの機能を十
分に発揮できる。
【0111】なお、上述した各実施の形態では、プロー
ブ6側等の位置を検出しようとする側には磁界発生させ
る信号が印加されるソースコイルとし、内視鏡外部の既
知の位置には前記ソースコイルで発生した磁界を検出す
るセンスコイルとして機能するものが配置されるような
説明を行ったが、これに限定されるものでなく、両者を
入れ換えたものでも良い。
【0112】例えば、第1の実施の形態に適用すると、
図2におけるプローブ6内のソースコイル26iと記し
たものはセンスコイル26iとなり、各センスコイル2
6iはそれぞれ増幅部33と接続される。また、コイル
部31a,31bは変更なしであるが、他のコイル部3
1c〜31fのコイル46はソースコイルとなり、それ
ぞれマルチプレクサ28の例えば接点a,b,c,dに
接続される。
【0113】そして、例えば既知の位置のコイル部31
cに駆動部29から駆動信号を印加してその周囲に磁界
を発生させ、その磁界をプローブ6内のセンスコイル2
6iでそれぞれ検出し、各検出出力を増幅部33を経て
位置検出部36に送る。
【0114】次にマルチプレクサ28の接点を切換え、
既知の位置のコイル部31dに駆動部29から駆動信号
を印加してその周囲に磁界を発生させ、その磁界をプロ
ーブ6内のセンスコイル26iでそれぞれ検出し、各検
出出力を増幅部33を経て位置検出部36に送るように
して全てのコイル部31c〜31fを駆動した場合の位
置検出用データを得る。
【0115】コイル部31a,31bに対してはその選
択に応じて動作させる。このようにして得た位置検出用
データからプローブ6内のセンスコイル26i等の位置
を検出することもできる。
【0116】[付記] 1.検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を挿入し、内視
鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検出システムに
おいて、挿入部に配置される磁界を発生する磁界発生手
段と、前記磁界発生手段により発生される磁界の検出を
行う複数の磁界検出手段で構成された磁界検出部と、前
記磁界検出部を構成する複数の磁界検出手段を検査対象
物の表面に取り付ける取付手段と、前記磁界検出部に前
記挿入部の所定位置の有無を表示する表示手段と、を設
けたことを特徴とする内視鏡形状検出システム。
【0117】2.検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を
挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検
出システムにおいて、挿入部に配置される磁界を検出す
る磁界検出手段と、前記磁界検出手段により検出される
ための磁界を発生する複数の磁界発生手段で構成された
磁界発生部と、前記磁界発生部を構成する複数の磁界発
生手段を検査対象物の表面に取り付ける取付手段と、前
記磁界発生素子部に前記挿入部の所定位置の有無を表示
する表示手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡形状
検出システム。
【0118】3.検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を
挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検
出システムにおいて、挿入部に配置され、磁界を発生す
る磁界発生コイルを内蔵したプローブと、前記磁界発生
コイルにより発生される磁界の検出を行う複数のコイル
で構成された磁界検出コイル部と、前記磁界検出コイル
部を構成する複数のコイルを検査対象物の表面に取り付
ける取付手段と、前記磁界検出コイル部を構成する複数
のコイルにおける少なくとも1つを磁界発生及び磁界検
出のいずれにも選択設定可能にする選択手段と、を設け
たことを特徴とする内視鏡形状検出システム。
【0119】4.検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を
挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検
出システムにおいて、挿入部に配置される磁界を検出す
る磁界検出コイルと、前記磁界検出コイルにより検出さ
れるための磁界を発生する複数のコイルで構成された磁
界発生部と、前記磁界発生部を構成する複数のコイルを
検査対象物の表面に取り付ける取付手段と、前記磁界発
生部を構成する複数のコイルにおける少なくとも1つを
磁界発生及び磁界検出のいずれにも選択設定可能にする
選択手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡形状検出
システム。
【0120】(付記3,4の背景)従来の内視鏡形状検
出システムでは内視鏡の挿入形状を表示したのみでは内
視鏡が体腔内のどの位置まで挿入されているかが分かり
にくいので、基準位置を表示させるために新たに基準位
置表示用に使用される専用のソースコイルを設ける必要
があった。
【0121】つまり、従来例では内視鏡内に例えば磁界
発生用のソースコイルを内蔵したプローブを設けが場合
には、患者の外部の既知の位置に前記ソースコイルで発
生した磁界を検出するセンスコイルを配置し、さらに基
準位置を表示させるためには新たに基準位置表示用に使
用される専用のソースコイルを必要としていた。
【0122】(付記3,4の目的)上述した点に鑑みて
なされたもので、新たに基準位置表示用に使用される専
用のソースコイル等を必要とすることなく、基準位置を
表示させることができる内視鏡形状検出システムを提供
することを目的とする。
【0123】5.内視鏡画像と挿入形状画像とを同時に
表示手段に表示する内視鏡形状検出システムにおいて、
内視鏡画像を記憶する第1のメモリ手段と、挿入形状画
像を記憶する第2のメモリ手段と、内視鏡画像の表示手
段及び第1のメモリ手段への出力を切り換える第1の画
像切換手段と、挿入形状画像の表示手段及び第2のメモ
リ手段への出力を切り換える第2の画像切換手段と、第
1の画像切換手段及び第2の画像切換手段との切換動作
を制御する切換制御手段と、切換制御手段による切換動
作に同期して、内視鏡画像の表示手段への出力をOFF
にして第1のメモリ手段に記憶させる期間には挿入形状
画像を表示手段に出力させ、内視鏡画像の表示手段への
出力をONにした期間には挿入形状画像を表示手段への
出力をOFFにして第2のメモリ手段に記憶させ、かつ
第2のメモリ手段に記憶された挿入形状画像を表示手段
に出力される制御を行う制御手段とを設けたことを特徴
とする内視鏡形状検出システム。
【0124】6.撮像手段で撮像された撮像信号に基づ
いて生成される内視鏡画像と、内視鏡挿入部内と外部の
既知の位置に配置される磁界発生手段及び磁界検出手段
に基づいて生成される挿入形状画像とを同時に表示手段
に表示する内視鏡形状検出システムにおいて、撮像信号
を記憶する第1のメモリ手段と、磁界検出手段の出力信
号を記憶する第2のメモリ手段と、前記第1のメモリ手
段へ撮像信号を記憶する第1の期間と、前記第2のメモ
リ手段に磁界検出手段の出力信号を記憶する第2の期間
とが重ならないように記憶動作を制御する制御手段と、
を設けたことを特徴とする内視鏡形状検出システム。
【0125】(付記5,6の背景)従来例では内視鏡画
像を得る内視鏡画像生成装置側と形状画像を表示する形
状検出装置側とにそれぞれメモリを有していなかったの
で、内視鏡画像と形状画像とを同時にモニタに表示する
場合のタイミングとか動きのある画像を忠実(滑らか
に)に表示しにくい等の制約があるとか、相互にノイズ
の影響等を及ぼす可能性があった。このため、付記5,
6のような構成とすることにより、動きのある画像の場
合にも忠実(滑らか)に表示したり、ノイズ等の影響の
ない画像を表示できるようにした。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
査対象物の内部に内視鏡の挿入部を挿入し、内視鏡の挿
入部の形状を計測する内視鏡形状検出システムにおい
て、挿入部に配置される磁界を発生する磁界発生手段
と、前記磁界発生手段により発生される磁界の検出を行
う複数の磁界検出手段で構成された磁界検出部と、前記
磁界検出部を構成する複数の磁界検出手段を検査対象物
の表面に取り付ける取付手段と、前記磁界検出部に前記
挿入部の所定位置の有無を表示する表示手段と、を設け
たことにより、術者は表示手段により挿入部の先端等の
所定位置がどこにあるかを知ることができる。
【0127】また、検査対象物の内部に内視鏡の挿入部
を挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状
検出システムにおいて、挿入部に配置される磁界を検出
する磁界検出手段と、前記磁界検出手段により検出され
るための磁界を発生する複数の磁界発生手段で構成され
た磁界発生部と、前記磁界発生部を構成する複数の磁界
発生手段を検査対象物の表面に取り付ける取付手段と、
前記磁界発生素子部に前記挿入部の所定位置の有無を表
示する表示手段と、を設けたことにより、術者は表示手
段により挿入部の先端等の所定位置がどこにあるかを知
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡形状検出シ
ステムの構成を示す斜視図。
【図2】内視鏡形状検出部の構成を示すブロック図。
【図3】磁界検出/発生コイル部を構成するコイル部を
示す斜視図。
【図4】磁界検出/発生コイル部を構成するコイル部を
示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の形状検出装置を示
す斜視図。
【図6】磁界検出/発生コイル部を構成するコイル部を
示す斜視図。
【図7】内視鏡形状検出装置の主要部の構成を示すブロ
ック図。
【図8】磁界検出/発生コイル部を構成する第1変形例
のコイル部を示す断面図。
【図9】磁界検出/発生コイル部を構成する第2変形例
のコイル部を示す斜視図。
【図10】図9におけるコイル体の構成を示す斜視図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の内視鏡形状検出
システムの構成を示す斜視図。
【図12】第1変形例における位置検出機構を示す図。
【図13】第2変形例における位置検出機構を示す図。
【図14】第3変形例における位置検出機構を示す図。
【図15】第4変形例における位置検出機構を示す図。
【図16】第5変形例における位置検出機構を示す図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の内視鏡形状検出
システムの構成を示す図。
【図18】ノブ操作量検出手段の構成を示す図。
【図19】本発明の第5の実施の形態の内視鏡形状検出
システムの構成を示す図。
【図20】画像表示の動作説明図。
【図21】動作説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡形状検出システム 2…内視鏡 3…光源装置 4…CCU 5…カラーモニタ 6…プローブ 7…ベッド 8…患者 9…磁界検出/発生コイル部 11…ケーブル 13…挿入部 14…形状検出装置 16…操作部 17…ユニバーサルケーブル 22…チャンネル 23…挿入口 26a,26b…ソースコイル 28…マルチプレクサ 29…駆動部 30…システム制御部 31a,31b,…,31f…コイル部 32a,32b…切換スイッチ 33…増幅部 34…操作部 35a,35b…選択スイッチ 36…位置検出部 37…形状画像生成部 38…LED 39…点灯/消灯回路 41…吸盤 42…固定部 43…コイル体 44…突起 45…溝部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月1日(1999.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】3.検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を
挿入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検
出システムにおいて、挿入部に配置され磁界を発生す
る磁界発生コイルと、前記磁界発生コイルにより発生さ
れる磁界の検出を行う複数のコイルで構成された磁界検
出部と、前記磁界検出部を構成する複数のコイルを検査
対象物の表面に取り付ける取付手段と、前記磁界検出部
を構成する複数のコイルにおける少なくとも1つを磁界
発生及び磁界検出のいずれにも選択設定可能にする選択
手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡形状検出シス
テム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相沢 千恵子 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鳥山 誠記 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 潤 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡▲崎▼ 次生 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石井 広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 森山 宏樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮城 隆康 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹川 克義 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA41 BA30 BB01 BD01 DA05 DA23 DD06 GA01 2H040 BA00 BA23 DA00 DA11 DA54 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF21 HH51 JJ11 JJ17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を挿
    入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検出
    システムにおいて、 挿入部に配置される磁界を発生する磁界発生手段と、 前記磁界発生手段により発生される磁界の検出を行う複
    数の磁界検出手段で構成された磁界検出部と、 前記磁界検出部を構成する複数の磁界検出手段を検査対
    象物の表面に取り付ける取付手段と、 前記磁界検出部に前記挿入部の所定位置の有無を表示す
    る表示手段と、 を設けたことを特徴とする内視鏡形状検出システム。
  2. 【請求項2】 検査対象物の内部に内視鏡の挿入部を挿
    入し、内視鏡の挿入部の形状を計測する内視鏡形状検出
    システムにおいて、 挿入部に配置される磁界を検出する磁界検出手段と、 前記磁界検出手段により検出されるための磁界を発生す
    る複数の磁界発生手段で構成された磁界発生部と、 前記磁界発生部を構成する複数の磁界発生手段を検査対
    象物の表面に取り付ける取付手段と、 前記磁界発生素子部に前記挿入部の所定位置の有無を表
    示する表示手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡形
    状検出システム。
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