JP2008253001A - スイッチングレギュレータの制御回路、リニアレギュレータの制御回路、前記スイッチングレギュレータを有する電源装置及び前記リニアレギュレータを有する電源装置 - Google Patents

スイッチングレギュレータの制御回路、リニアレギュレータの制御回路、前記スイッチングレギュレータを有する電源装置及び前記リニアレギュレータを有する電源装置 Download PDF

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Eiji Nishimori
英二 西森
Katsuyuki Yasukochi
克之 安河内
Kazumi Ogawa
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Abstract

【課題】効率的に出力電圧のリップルを抑え該出力電圧を安定化させることができるスイッチングレギュレータの制御回路及びリニアレギュレータの制御回路を提供する。さらに、前記スイッチングレギュレータを有する電源装置及び前記リニアレギュレータを有する電源装置を提供する。
【解決手段】リニアレギュレータ20の入力に接続され、該レギュレータ20に第1電圧VOUT1を出力するスイッチングレギュレータの制御回路11において、第1出力電圧VOUT1に応じ、スイッチングレギュレータ10の入力電圧VINと第1出力電圧VOUT1との内から、該レギュレータ10の基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路12に供給する電圧を選択する第1供給電圧選択部15を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、スイッチングレギュレータの制御回路、リニアレギュレータの制御回路、前記スイッチングレギュレータを有する電源装置及び前記リニアレギュレータを有する電源装置に関する。
一般に、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを組み合わせた電源装置等が知られている(特許文献1ないし特許文献3参照。)。特許文献1には、スイッチングレギュレータの出力側にシリーズレギュレータを接続し、シリーズレギュレータの入力電圧と出力電圧との差を検出してスイッチングレギュレータをフィードバック制御するフィードバック回路を設け、シリーズレギュレータにおけるドロップ電圧を略一定に保つ電源装置が開示されている。特許文献1の電源装置によれば、前記ドロップ電圧を略一定に保ち、シリーズレギュレータでの損失を最小限に抑えることができると共に、前記ドロップ電圧の大きさに反比例する電源装置の変換効率を、高めることができる。
特許文献2には、直流電源からの電源電圧を第1の定電圧に変換して出力する第1の定電圧回路と、第1の定電圧回路の出力電圧を定電圧に変換して出力する少なくとも1つの第2の定電圧回路を備える電源回路であって、第2の定電圧回路の基準電圧発生回路に、前記直流電源から電源が供給されるものが開示されている。特許文献2の電源回路によれば、第1の定電圧回路にスイッチングレギュレータを用いる場合であっても、第1の定電圧回路の出力電圧を、第2の定電圧回路の基準電圧発生回路に供給する場合とは異なり、第1の定電圧回路の立ち上がり時におけるスイッチングノイズ等が、第2の定電圧回路の基準電圧発生回路に入り込まないため、前記スイッチングノイズに反応して、第2の定電圧回路の出力電圧が変動することがなく、第2の定電圧回路の出力電圧を安定させることができる。
加えて、特許文献2の電源回路では、例えば、第2の定電圧回路の出力電圧を1.5Vのような低電圧に設定する場合には、出力素子に相当する電圧制御用トランジスタや該電圧制御用トランジスタのゲート電圧を生成する誤差増幅器に供給される第1の定電圧回路の出力電圧値を、第2の定電圧回路の出力電圧値(1.5V)に前記電圧制御用トランジスタのソース・ドレイン間の電圧値を加算した値(1.6V〜1.7V)に設定している。特許文献2の電源回路によれば、上記のように、直流電源からの電源電圧によって、第2の定電圧回路の基準電圧発生回路の作動に十分な電圧を供給しながら、第2の定電圧回路の出力電圧値に合わせて、該第2の定電圧回路に入力される第1の定電圧回路の出力電圧値を低下させることができる。第2の定電圧回路に入力される電圧値が低下すると、第2の定電圧回路の消費電力の低下や、第2の定電圧回路の発熱の抑制に伴って、実装面積の縮小を図ることができる。
特許文献3には、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを単一のICチップに実装した電圧可変型レギュレータが開示されている。特許文献3の電圧可変型レギュレータによれば、単一のICチップにおいて、両レギュレータの基準発生回路等を共通化することにより、部品点数を削減したり、実装面積を縮小することができ、電源回路の小型化、軽量化を図ることができる。
特開昭62−216012号公報 特開2003−180073号公報 特開2005−278311号公報
ところで、スイッチングレギュレータの出力側にリニアレギュレータを接続した電源装置においては、スイッチングレギュレータの基準電圧発生回路に、電源電圧として、該スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、リニアレギュレータの基準電圧発生回路に、電源電圧として、スイッチングレギュレータの出力電圧を供給するものがある。
ところが、スイッチングレギュレータの基準電圧発生回路に、該スイッチングレギュレータの入力電圧を供給する場合には、入力電圧を供給する回路動作等によって、スイッチングレギュレータの入力電圧にノイズが重畳されると、スイッチングレギュレータの基準電圧発生回路に、恒常的にノイズが入り込んでしまうことがある。そこで、入力電圧に入り込んだノイズの影響を受けて、基準電圧発生回路によって生成される基準電圧にもノイズが重畳されることになる。このような場合には、ノイズが重畳された基準電圧とスイッチングレギュレータの出力電圧との差電圧を比較して前記出力電圧を制御すると、基準電圧に重畳されたノイズに反応し、スイッチングレギュレータの出力電圧のリップルが大きくなることが考えられる。
さらに、リップルが大きくなったスイッチングレギュレータの出力電圧が、電源電圧として、リニアレギュレータの基準電圧発生回路に入力されると、リニアレギュレータの基準電圧発生回路によって生成される基準電圧のリップルも大きくなることが考えられる。そこで、リップルが大きくなった基準電圧とリニアレギュレータの出力電圧とを比較して、該リニアレギュレータの出力電圧を制御すると、基準電圧のリップルに反応し、リニアレギュレータの出力電圧のリップルが大きくなることが考えられる。リニアレギュレータの出力電圧のリップルが大きくなると、前記出力電圧が安定せず、該出力電圧が供給される負荷を、誤動作させてしまうおそれがある。
また、上述した特許文献2の電源回路のように、第2の定電圧回路の出力電圧値に合わせて、第1の定電圧回路の出力電圧値を低下させると、例えば、1.2Vの電源電圧で作動する低電圧駆動負荷に、第2の定電圧回路の出力電圧を供給する場合には、第2の定電圧回路の出力電圧値(1.2V)に合わせて、第1の定電圧回路の出力電圧値が設定される。そこで、低電圧駆動負荷に供給する電圧値に合わせて第1の定電圧回路の出力電圧値が設定されると、前記誤差増幅器に供給される電源電圧値も、低電圧駆動負荷に供給する電圧値に合わせて設定されることになり、誤差増幅器に供給される電源電圧値が、該誤差増幅器の作動を確保するために十分な電圧値にならないおそれがある。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、効率的に出力電圧のリップルを抑えて該出力電圧を安定化させることができるスイッチングレギュレータの制御回路及びリニアレギュレータの制御回路を提供すると共に、リニアレギュレータの作動を確保するために十分な電圧を供給することができるリニアレギュレータの制御回路を提供することを目的とする。さらに、前記スイッチングレギュレータを有する電源装置及び前記リニアレギュレータを有する電源装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路は、リニアレギュレータの入力に接続されて、該リニアレギュレータに第1電圧を出力するスイッチングレギュレータの制御回路において、前記第1出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第1出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第1供給電圧選択部を備え、前記第1供給電圧選択部は、前記第1出力電圧が第1所定電圧より小さい状態においては、前記第1基準電圧発生回路に前記入力電圧を供給し、前記第1出力電圧が前記第1所定電圧より大きい状態においては、前記第1基準電圧発生回路に前記第1出力電圧を供給することを特徴とする。
請求項1の発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧が第1所定電圧より小さい状態においては、第1供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第1出力電圧値を、第1所定電圧値以上にすることができる。
また、請求項1の発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、第1出力電圧が第1所定電圧より大きい状態においては、第1供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を供給すると、第1基準電圧発生回路に供給する電圧を、スイッチングレギュレータによって、リップルが抑えられたものにすることができる。そこで、請求項1の発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、第1出力電圧が第1所定電圧より大きい状態においては、第1基準電圧発生回路に、リップルが抑えられた第1出力電圧を供給することにより、入力電圧に重畳されたノイズに反応して、スイッチングレギュレータの第1出力電圧が変動することがなく、スイッチングレギュレータの安定した動作を確保することができる。
請求項3の発明に係るリニアレギュレータの制御回路は、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第2供給電圧選択部を備え、前記第2供給電圧選択部は、前記第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、前記第2基準電圧発生回路に前記入力電圧を供給し、前記第2出力電圧が前記第2所定電圧より大きい状態においては、前記第2基準電圧発生回路に前記第2出力電圧を供給することを特徴とする。
請求項3の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第2基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第2出力電圧値を、第2所定電圧値以上にすることができる。
また、請求項3の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第2基準電圧発生回路に、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧を供給すると、第2基準電圧発生回路に供給する第2出力電圧を、リニアレギュレータによって、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧よりもリップルが抑えられたものにすることができる。そこで、請求項3の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2基準電圧発生回路に、前記第1出力電圧よりもリップルが抑えられた第2出力電圧を供給することにより、供給電圧のリップルの影響を抑制し、該リップルに反応して、リニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることができる。したがって、請求項3の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることによって、リニアレギュレータの安定した動作を確保することができる。
請求項5の発明に係るリニアレギュレータの制御回路は、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路及び前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第3供給電圧選択部を備え、前記第3供給電圧選択部は、前記第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、前記第1基準電圧発生回路及び前記第2基準電圧発生回路に、それぞれ前記入力電圧を供給し、前記第2出力電圧が前記第2所定電圧より大きい状態においては、前記第1基準電圧発生回路及び前記第2基準電圧発生回路に、それぞれ前記第2出力電圧を供給することを特徴とする。
請求項5の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第1出力電圧値を第1所定電圧値以上にすることができると共に、第2出力電圧値を、第2所定電圧値以上にすることができる。
また、請求項5の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧を供給すると、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に供給する第2出力電圧を、リニアレギュレータによって、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧よりもリップルが抑えられたものにすることができる。そこで、請求項5の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、前記第1出力電圧よりもリップルが抑えられた第2出力電圧を供給することにより、供給電圧のリップルの影響を抑制し、該リップルに反応して、スイッチングレギュレータの第1出力電圧やリニアレギュレータの第2出力電圧がそれぞれ変動することを、より抑えることができる。したがって、請求項5の発明に係るリニアレギュレータの制御回路によれば、スイッチングレギュレータの第1出力電圧やリニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることによって、リニアレギュレータの安定した動作を確保することができる。
請求項6の発明に係る電源装置は、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータを有する電源装置において、前記第1出力電圧が供給される出力素子と、前記出力素子の導通状態を制御する導通制御部と、を備え、前記導通制御部に、前記スイッチングレギュレータの入力電圧を供給することを特徴とする。
請求項6の発明に係る電源装置によれば、出力素子の導通状態を制御する導通制御部に、出力素子に供給される第1出力電圧とは異なるスイッチングレギュレータの入力電圧を供給している。そこで、請求項6の発明に係る電源装置によれば、リニアレギュレータが、出力素子を通じて、低電圧駆動負荷に第2出力電圧を供給する場合であっても、スイッチングレギュレータの入力電圧によって、前記導通制御部に、該導通制御部の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となる。したがって、請求項6の発明に係る電源装置によれば、導通制御部に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給することにより、導通制御部の安定動作に必要な電圧を確保しながら、低電圧駆動負荷に要求される電圧を供給することができる。
本発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧が第1所定電圧より小さい状態においては、第1供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第1出力電圧値を、第1所定電圧値以上にすることができる。
また、本発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、第1出力電圧が第1所定電圧より大きい状態においては、第1供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を供給すると、第1基準電圧発生回路に供給する電圧を、スイッチングレギュレータによって、リップルが抑えられたものにすることができる。そこで、本発明に係るスイッチングレギュレータの制御回路によれば、第1出力電圧が第1所定電圧より大きい状態においては、第1基準電圧発生回路に、リップルが抑えられた第1出力電圧を供給することにより、入力電圧に重畳されたノイズに反応して、スイッチングレギュレータの第1出力電圧が変動することがなく、スイッチングレギュレータの安定した動作を確保することができる。
本発明の請求項3のリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第2基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第2出力電圧値を、第2所定電圧値以上にすることができる。
また、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第2基準電圧発生回路に、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧を供給すると、第2基準電圧発生回路に供給する第2出力電圧を、リニアレギュレータによって、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧よりもリップルが抑えられたものにすることができる。そこで、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2基準電圧発生回路に、前記第1出力電圧よりもリップルが抑えられた第2出力電圧を供給することにより、供給電圧のリップルの影響を抑制し、該リップルに反応して、リニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることができる。したがって、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることによって、リニアレギュレータの安定した動作を確保することができる。
本発明の請求項5のリニアレギュレータの制御回路によれば、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧が第2所定電圧より小さい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、スイッチングレギュレータの入力電圧を供給し、第1出力電圧値を第1所定電圧値以上にすることができると共に、第2出力電圧値を、第2所定電圧値以上にすることができる。
また、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第2供給電圧選択部によって、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、リニアレギュレータが出力する第2出力電圧を供給すると、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に供給する第2出力電圧を、リニアレギュレータによって、スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧よりもリップルが抑えられたものにすることができる。そこで、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、第2出力電圧が第2所定電圧より大きい状態においては、第1基準電圧発生回路及び第2基準電圧発生回路に、前記第1出力電圧よりもリップルが抑えられた第2出力電圧を供給することにより、供給電圧のリップルの影響を抑制し、該リップルに反応して、スイッチングレギュレータの第1出力電圧やリニアレギュレータの第2出力電圧がそれぞれ変動することを、より抑えることができる。したがって、本発明のリニアレギュレータの制御回路によれば、スイッチングレギュレータの第1出力電圧やリニアレギュレータの第2出力電圧が変動することを、より抑えることによって、リニアレギュレータの安定した動作を確保することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1及び図2を参照しつつ説明する。ここでは、DC−DCコンバータ及びリニアレギュレータを備えた電源供給回路を例に挙げて説明する。図1は、電源供給回路1の構成図である。電源供給回路1は、DC−DCコンバータ10と、リニアレギュレータ20とを備えている。電源供給回路1は、本発明の電源装置に相当する。
DC−DCコンバータ10は、メインスイッチングトランジスタM1と、同期側スイッチングトランジスタM2と、チョークコイルL1と、コンデンサC1と、制御回路11と、電圧選択回路15とを備えている。DC−DCコンバータ10は、本発明のスイッチングレギュレータに相当する。制御回路11及び電圧選択回路15は、本発明のスイッチングレギュレータの制御回路に相当する。
メイントランジスタM1のソースには、直流入力電圧VINが印加される。メインスイッチングトランジスタM1のドレインは、同期側スイッチングトランジスタM2のドレインに接続されている。同期側スイッチングトランジスタM2のソースは、グランドに接続されている。さらに、メインスイッチングトランジスタM1のドレイン及び同期側スイッチングトランジスタM2のドレインは、チョークコイルL1の一端に接続されている。チョークコイルL1の他端は、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。出力端子(OUT1)とグランドとの間には、コンデンサC1が接続されている。
DC−DCコンバータ10では、図示するように、抵抗R1と抵抗R2とが直列に接続されている。抵抗R1及び抵抗R2は、出力端子(OUT1)とグランドとの間に接続されている。制御回路11は、基準電圧発生回路12と、誤差増幅器ERA1と、PWM比較器40とを備えている。
誤差増幅器ERA1の反転入力端子には、抵抗R1と抵抗R2との接続点が接続されている。誤差増幅器ERA1の非反転入力端子には、基準電圧発生回路12が接続されている。誤差増幅器ERA1の出力と反転入力端子との間には、帰還コンデンサC2と帰還抵抗R3とが直列に接続されている。
PWM比較器40の反転入力端子には、誤差増幅器ERA1の出力が接続されている。PWM比較器40の非反転入力端子には、三角波発振器13が接続されている。PWM比較器40の出力は、メインスイッチングトランジスタM1のゲート及び同期側スイッチングトランジスタM2のゲートに接続されている。
電圧選択回路15は、図2に図示するように、比較器COMP1と、P型チャンネルトランジスタM3、M4と、インバータINV1とを備えている。比較器COMP1の反転入力端子には、入力端子(IN3)が接続されている。入力端子(IN3)は、図1に図示するように、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。入力端子(IN3)には、DC−DCコンバータ10の出力電圧VOUT1が印加される。一方、比較器COMP1の非反転入力端子には、基準電圧e1が印加されている。
P型チャンネルトランジスタM3のソースは、入力端子(IN3)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM3のゲートは、比較器COMP1の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM3のドレインは、出力端子(OUT3)に接続されている。出力端子(OUT3)は、基準電圧発生回路12に接続されている。
P型チャンネルトランジスタM4のソースは、入力端子(IN4)に接続されている。入力端子(IN4)には、図1に図示するように、DC−DCコンバータ10の直流入力電圧VINが印加されている。P型チャンネルトランジスタM4のゲートは、インバータINV1を介し、比較器COMP1の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM4のドレインは、出力端子(OUT3)に接続されている。
リニアレギュレータ20は、出力トランジスタM11と、抵抗R11、R12と、コンデンサC11と、制御回路21と、電圧差検出回路23とを備えている。リニアレギュレータ20の入力端子(IN2)は、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。
出力トランジスタM11のソースは、リニアレギュレータ20の入力端子(IN2)に接続されている。出力トランジスタM11のドレインは、抵抗R11の一端に接続されている。抵抗R11の他端は、抵抗R12の一端に接続されている。抵抗R12の他端は、グランドに接続されている。出力トランジスタM11のドレインと抵抗R11との接続点には、リニアレギュレータ20の出力端子(OUT2)が接続されている。出力端子(OUT2)とグランドとの間には、コンデンサC11が接続されている。
制御回路21は、基準電圧発生回路22と、誤差増幅器ERA2とを備えている。基準電圧発生回路22は、入力端子(IN2)を介し、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。基準電圧発生回路22には、入力端子(IN2)を通じ、DC−DCコンバータ10の出力電圧VOUT1が印加される。
誤差増幅器ERA2の反転入力端子には、基準電圧発生回路22が接続されている。誤差増幅器ERA2の非反転入力端子には、抵抗R11と抵抗R12との接続点が接続されている。誤差増幅器ERA2の出力は、出力トランジスタM11のゲートに接続されている。誤差増幅器ERA2は、入力端子(IN2)を介し、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。誤差増幅器ERA2には、入力端子(IN2)を通じ、DC−DCコンバータ10の出力電圧VOUT1が印加される。
電圧差検出回路23は、反転増幅回路によって構成されている。電圧差検出回路23の第1入力端子は、入力端子(IN2)を介し、DC−DCコンバータ10の出力端子(OUT1)に接続されている。電圧差検出回路23の第2入力端子は、出力トランジスタM11のドレインと抵抗R11との接続点に接続されている。電圧差検出回路23の出力端子は、DC−DCコンバータ10の基準電圧発生回路12に接続されている。
次に、本実施形態の電源供給回路1の動作を説明する。電源供給回路1では、DC−DCコンバータ10が所定の特性で動作し、出力電圧VOUT1が安定するまでは、電圧選択回路15が、以下に説明するように動作する。
比較器COMP1は、出力電圧VOUT1と基準電圧e1とを比較する。基準電圧e1の値は、基準電圧発生回路12の動作を安定可能とする所要電圧値以上に設定されている。出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さいときに、比較器COMP1は、P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ハイレベル信号を出力する。出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さいときには、出力電圧VOUT1の値が、目標電圧値に到達せず、出力電圧VOUT1が安定していない。
P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ハイレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM3のゲートが、高レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM3がオフ状態になる。
さらに、比較器COMP1によって出力されたハイレベル信号は、インバータINV1によって、極性が反転する。インバータINV1は、P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ローレベル信号を出力する。
P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ローレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM4のゲートが、低レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM4がオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM4がオン状態になると、直流入力電圧VINが、出力端子(OUT3)を通じて、基準電源電圧発生回路12の電源に供給される。
本実施形態では、出力電圧VOUT1が、本発明の第1出力電圧に相当する。基準電圧e1は、本発明の第1所定電圧に相当する。
本実施形態では、基準電源電圧発生回路12が、本発明の第1基準電圧発生回路に相当する。直流入力電圧VINが、本発明におけるスイッチングレギュレータの入力電圧に相当する。
電源供給回路1においては、制御回路11によって、出力電圧VOUT1の分圧電圧が、基準電圧発生回路12の供給電圧と比較される。制御回路11は、前記分圧電圧と前記供給電圧とを比較した結果に応じ、前記トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整する。これにより、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整される。
電源供給回路1では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15が、以下に説明するように動作する。
出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも大きいときに、比較器COMP1は、P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ローレベル信号を出力する。P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ローレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM3のゲートが、低レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM3がオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM3がオン状態になると、出力電圧VOUT1が、出力端子(OUT3)を通じて、基準電源電圧発生回路12の電源に供給される。
加えて、比較器COMP1によって出力されたローレベル信号は、インバータINV1によって、極性が反転する。インバータINV1は、P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ハイレベル信号を出力する。P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ハイレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM4のゲートが、高レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM4がオフ状態になる。
本実施形態では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態において、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも大きい状態が、第1定常状態に相当する。
本実施形態では、上述したように、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さいときには、電圧選択回路15が、基準電圧発生回路12の電源に、直流入力電圧VINを供給し、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも大きいときには、基準電圧発生回路12の電源に、出力電圧VOUT1を供給する。したがって、電圧選択回路15は、本発明の第1供給電圧選択部に相当する。また、本実施形態では、比較器COMP1が、本発明の第1検出部に相当する。P型チャンネルトランジスタM3、M4は、本発明の切替スイッチに相当する。さらに、P型チャンネルトランジスタM3、M4及びインバータINV1は、本発明の第1切替部に相当する。
リニアレギュレータ20の制御回路21が備える誤差増幅器ERA2には、電源電圧として、DC−DCコンバータ10の出力電圧VOUT1が供給される。さらに、出力電圧VOUT1は、基準電圧発生回路22の電源に供給される。
リニアレギュレータ20においては、制御回路21によって、出力電圧VOUT2の分圧電圧が、基準電圧発生回路22の供給電圧と比較される。制御回路21は、前記分圧電圧と前記供給電圧とを比較した結果に応じ、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。出力トランジスタM11の導通状態を変化させることにより、出力電圧VOUT2の分圧電圧値は、基準電圧発生回路22の供給電圧の値にほぼ等しい値に制御される。
電圧差検出回路23は、出力電圧VOUT1の値と出力電圧VOUT2の値との差分値が一定値となるように、DC−DCコンバータ10の基準電圧発生回路12の供給電圧を調整している。
<実施形態1の効果>
本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さく、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15によって、基準電圧発生回路12の電源に、直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路12の電源に、電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、DC−DCコンバータ10の制御回路11では、基準電圧発生回路12の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路12の供給電圧と、出力電圧VOUT1の分圧電圧とを比較した結果に応じて、トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整することができる。本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、スイッチングデューティを調整することにより、出力電圧VOUT1の値を変化させて、出力電圧VOUT1の分圧電圧値を、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。
また、本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15によって、基準電圧発生回路12の電源に、分圧電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて変動が少ない出力電圧VOUT1を供給すると、基準電圧発生回路12の電源に供給する電圧を、リップルを抑えたものにすることができる。そこで、本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、ノイズが重畳されることがある直流入力電圧VINではなく、リップルが抑えられた出力電圧VOUT1を、基準電圧発生回路12の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路11が、出力電圧VOUT1を変化させることを抑制し、該出力電圧VOUT1を安定化させることができる。
本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さく、出力電圧VOUT1の値が、目標電圧値に到達していないときには、比較器COMP1が、P型チャンネルトランジスタM4をオン状態に制御し、基準電圧発生回路12の電源に、直流入力電圧VINを供給する。また、本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態において、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも大きい状態のときには、比較器COMP1が、P型チャンネルトランジスタM3をオン状態に制御し、基準電圧発生回路12の電源に、出力電圧VOUT1を供給する。そこで、本実施形態のDC−DCコンバータ10の制御回路11では、比較器COMP1が、P型トランジスタM3、M4のオン状態を、それぞれ制御することにより、直流入力電圧VINあるいは出力電圧VOUT1のいずれかを、基準電圧発生回路12の電源に供給することができる。
本実施形態の電源供給回路1では、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e1の値よりも小さく、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15によって、基準電圧発生回路12の電源に、直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路12の電源に、電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、電源供給回路1では、基準電圧発生回路12の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路12の供給電圧と、出力電圧VOUT1の分圧電圧とを比較した結果に応じて、トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整することができる。本実施形態の電源供給回路1では、スイッチングデューティを調整することにより、出力電圧VOUT1の分圧電圧値を、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。
また、本実施形態の電源供給回路1では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15によって、基準電圧発生回路12の電源に、電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて変動が少ない出力電圧VOUT1を供給すると、基準電圧発生回路12の電源に供給する電圧を、リップルを抑えたものにすることができる。そこで、本実施形態の電源供給回路1では、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、ノイズが重畳されることがある直流入力電圧VINではなく、リップルが抑えられた出力電圧VOUT1を、基準電圧発生回路12の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路11が、出力電圧VOUT1を変化させることを抑制し、該出力電圧VOUT1を安定化させることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図2及び図3を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図3は、本実施形態の電源供給回路1Aの構成図である。電源供給回路1Aは、DC−DCコンバータ10Aと、リニアレギュレータ20Aとを備えている。電源供給回路1Aは、本発明の電源装置に相当する。
DC−DCコンバータ10Aは、実施形態1の電圧選択回路15を有していないことを除き、実施形態1のDC−DCコンバータ10と同様に構成されている。
リニアレギュレータ20Aは、実施形態1のリニアレギュレータ20の構成に加えて、電圧選択回路15Aを備えている。電圧選択回路15Aが備える比較器COMP1の非反転入力端子には、図2に図示するように、基準電圧e2が印加されている。電圧選択回路15Aの入力端子(IN3)は、リニアレギュレータ20Aの出力端子(OUT2)に接続されている。入力端子(IN3)には、リニアレギュレータ20Aの出力電圧VOUT2が印加される。入力端子(IN4)には、DC−DCコンバータ10の直流入力電圧VINが印加されている。出力端子(OUT3)は、リニアレギュレータ20Aの基準電圧発生回路22に接続されている。リニアレギュレータ20Aが備える電圧選択回路15A及び制御回路21は、本発明のリニアレギュレータの制御回路に相当する。
次に、本実施形態の電源供給回路1Aの動作を説明する。ここでは、実施形態1の電源供給回路1と同一の動作については、その説明を省略する。電源供給回路1Aでは、リニアレギュレータ20Aが所定の特性で動作し、電圧選択回路15Aが、以下に説明するように動作する。
電源供給回路1Aでは、DC−DCコンバータ10Aの制御回路11によって、前記トランジスタM1、M2のスイッチングデューティが調整され、出力電圧VOUT1が、出力トランジスタM11のソースに供給される。
比較器COMP1は、出力電圧VOUT2と基準電圧e2とを比較する。基準電圧e2の値は、基準電圧発生回路22の安定動作に必要な電圧値より高い値に設定されている。
出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さいときに、比較器COMP1は、P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ハイレベル信号を出力する。出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さいときには、出力電圧VOUT2の値が、目標電圧値に到達せず、出力電圧VOUT2が安定していない。
P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ハイレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM3のゲートが、高レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM3がオフ状態になる。
さらに、比較器COMP1によって出力されたハイレベル信号は、インバータINV1によって、極性が反転する。インバータINV1は、P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ローレベル信号を出力する。
P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ローレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM4のゲートが、低レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM4がオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM4がオン状態になると、直流入力電圧VINが、出力端子(OUT3)を通じて、基準電源電圧発生回路22の電源に供給される。
リニアレギュレータ20Aにおいては、制御回路21によって、出力電圧VOUT2の分圧電圧が、基準電圧発生回路22の供給電圧と比較される。制御回路21は、前記分圧電圧と前記供給電圧とを比較した結果に応じ、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。出力電圧VOUT2の分圧電圧値は、基準電圧発生回路22の供給電圧の値に近づくように調整される。
本実施形態では、出力電圧VOUT2が、本発明の第2出力電圧に相当する。基準電圧e2は、本発明の第2所定電圧に相当する。また、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が目標電圧値に到達しない状態が、第2初期状態に相当する。基準電源電圧発生回路22は、本発明の第2基準電圧発生回路に相当する。
電源供給回路1Aでは、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15Aが、以下に説明するように動作する。
出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも大きいときに、比較器COMP1は、P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ローレベル信号を出力する。P型チャンネルトランジスタM3のゲートに、ローレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM3のゲートが、低レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM3がオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM3がオン状態になると、出力電圧VOUT2が、出力端子(OUT3)を通じて、基準電源電圧発生回路22の電源に供給される。
加えて、比較器COMP1によって出力されたローレベル信号は、インバータINV1によって、極性が反転する。インバータINV1は、P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ハイレベル信号を出力する。P型チャンネルトランジスタM4のゲートに、ハイレベル信号が入力されると、P型チャンネルトランジスタM4のゲートが、高レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM4がオフ状態になる。
本実施形態では、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さいときには、電圧選択回路15Aが、基準電圧発生回路22の電源に、直流入力電圧VINを供給し、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも大きいときには、基準電圧発生回路22の電源に、出力電圧VOUT2を供給する。したがって、電圧選択回路15Aは、本発明の第2供給電圧選択部に相当する。また、本実施形態では、比較器COMP1が、本発明の第2検出部に相当する。P型チャンネルトランジスタM3、M4及びインバータINV1は、第2切替部に相当する。
<実施形態2の効果>
本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源に、直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路22の電源に、電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、リニアレギュレータ20Aの制御回路21では、基準電圧発生回路22の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路22の供給電圧と、出力電圧VOUT2の分圧電圧とを比較した結果に応じて、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力トランジスタM11の導通状態を変化させて、出力電圧VOUT2の分圧電圧値を、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。
また、本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源に、分圧電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて変動が少ない出力電圧VOUT2を供給する。これにより、基準電圧発生回路22の電源に供給する電圧を、前記トランジスタM1、M2のスイッチングに伴って発生するノイズが重畳されることがある実施形態1のような出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズを抑えたものにすることができる。そこで、本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズが抑えられた出力電圧VOUT2を、基準電圧発生回路22の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路21が、出力電圧VOUT2を変化させることを効果的に抑制し、該出力電圧VOUT2の安定性を向上させることができる。
本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が、目標電圧値に到達していないときには、比較器COMP1が、P型チャンネルトランジスタM4をオン状態に制御し、基準電圧発生回路22の電源に、直流入力電圧VINを供給する。また、本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態において、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも大きい状態のときには、比較器COMP1が、P型チャンネルトランジスタM3をオン状態に制御し、基準電圧発生回路22の電源に、出力電圧VOUT2を供給する。そこで、本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、比較器COMP1が、P型トランジスタM3、M4のオン状態をそれぞれ制御することにより、直流入力電圧VINあるいは出力電圧VOUT2のいずれかを、基準電圧発生回路22の電源に供給することができる。
本実施形態の電源供給回路1Aでは、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源に、直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路22の電源に、電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、電源供給回路1Aでは、基準電圧発生回路22の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路22の供給電圧と、出力電圧VOUT2の分圧電圧とを比較した結果に応じて、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。本実施形態の電源供給回路1Aでは、出力トランジスタM11の導通状態を変化させることにより、出力電圧VOUT2の値を変化させて、出力電圧VOUT2の分圧電圧値を、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。
また、本実施形態の電源供給回路1Aでは、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源に、分圧電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて変動が少ない出力電圧VOUT2を供給する。これにより、基準電圧発生回路22の電源に供給する電圧を、前記トランジスタM1、M2のスイッチングに伴って発生するノイズが重畳されることがある実施形態1のような出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズを抑えたものにすることができる。そこで、本実施形態の電源供給回路1Aでは、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズが抑えられた出力電圧VOUT2を、基準電圧発生回路22の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路21が、出力電圧VOUT2を変化させることを効果的に抑制し、該出力電圧VOUT2の安定性を向上させることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図4を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図4は、本実施形態の電源供給回路1Bの構成図である。電源供給回路1Bは、DC−DCコンバータ10Bと、リニアレギュレータ20Bとを備えている。
DC−DCコンバータ10Bは、実施形態2のDC−DCコンバータ10Aと同様に、メインスイッチングトランジスタM1と、同期側スイッチングトランジスタM2と、チョークコイルL1と、コンデンサC1と、制御回路11と、抵抗R1、R2とを備えている。
リニアレギュレータ20Bは、実施形態1のリニアレギュレータ20と同様に、抵抗R11、R12と、コンデンサC11と、制御回路21と、電圧差検出回路23とを備えている。本実施形態では、出力トランジスタM11Aが、N型チャンネルトランジスタによって構成されている。
制御回路21は、基準電圧発生回路22と、誤差増幅器ERA2Aとを備えている。基準電圧発生回路22の電源には、DC−DCコンバータ10Bの直流入力電圧VINが印加される。誤差増幅器ERA2Aには、電源電圧として、直流入力電圧VINが印加される。
誤差増幅器ERA2Aの非反転入力端子には、基準電圧発生回路22が接続されている。誤差増幅器ERA2Aの反転入力端子には、抵抗R11と抵抗R12との接続点が接続されている。誤差増幅器ERA2Aの出力は、出力トランジスタM11Aのゲートに接続されている。
出力トランジスタM11Aのドレインは、リニアレギュレータ20Bの入力端子(IN2)に接続されている。出力トランジスタM11Aのソースは、抵抗R11の一端に接続されている。出力トランジスタM11Aのソースと抵抗R11との接続点には、リニアレギュレータ20Bの出力端子(OUT2)に接続されている。
次に、本実施形態の電源供給回路1Bの動作を説明する。ここでは、実施形態1の電源供給回路1及び実施形態2の電源供給回路1Aと同一の動作については、その説明を省略する。本実施形態では、電源供給回路1Bが、リニアレギュレータ20Bの出力端子(OUT2)に接続される負荷に、1.2Vの出力電圧VOUT2を供給する場合を例に挙げて説明する。
DC−DCコンバータ10Bは、制御回路11によって、前記トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整し、出力トランジスタM11Aのドレインに、出力電圧VOUT1を供給する。例えば、出力電圧VOUT1の値は、出力電圧VOUT2の値(1.2V)に出力トランジスタM11Aのソース・ドレイン間の電圧値を加算した値に調整される。調整された出力電圧VOUT1の値は、リニアレギュレータ20Bの制御回路21を構成する基準電圧発生回路22の電源電圧値や、誤差増幅器ERA2Aの電源電圧値を下回ることがある。
本実施形態では、上記のように、基準電圧発生回路22及び誤差増幅器ERA2Aには、電源電圧として、直流入力電圧VINが、それぞれ印加されている。直流入力電圧VINの値は、基準電圧発生回路22や誤差増幅器ERA2Aをそれぞれ動作させるために十分な値に設定されている。
リニアレギュレータ20Bの制御回路21は、抵抗R11、R12によって出力電圧VOUT2を分圧した値と基準電圧発生回路22の供給電圧を比較する。その後、制御回路21は、出力電圧VOUT2の分圧電圧と前記供給電圧との比較結果に応じ、出力トランジスタM11Aのゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。これにより、本実施形態では、出力トランジスタM11Aのソースの電圧値が1.2V付近調整される。出力トランジスタM11Aのソースの電圧が、出力電圧VOUT2として、出力端子(OUT2)に接続される負荷に供給される。
本実施形態では、出力トランジスタM11Aが、本発明の出力素子に相当する。さらに、制御回路21が、本発明に導通制御部に相当する。
<実施形態3の効果>
本実施形態のリニアレギュレータ20Bの制御回路21においては、出力端子(OUT2)に接続される負荷に、1.2Vの出力電圧VOUT2を供給する場合に、制御回路21を構成する基準電圧発生回路22の電源及び誤差増幅器ERA2Aの双方に、電源電圧として、DC−DCコンバータ10Bの直流入力電圧VINを供給している。そこで、本実施形態のリニアレギュレータ20Bの制御回路21では、出力端子(OUT2)に接続される負荷に、1.2Vの出力電圧VOUT2を供給する場合であっても、直流入力電圧VINによって、基準電圧発生回路22や誤差増幅器ERA2Aをそれぞれ動作させるために十分な電圧値に設定された電圧を供給することが可能となる。したがって、本実施形態のリニアレギュレータ20Bの制御回路21では、直流入力電圧VINによって、基準電圧発生回路22や誤差増幅器ERA2Aをそれぞれ動作させるために十分な電圧値に設定された電圧を供給し、基準電圧発生回路22や誤差増幅器ERA2Aの双方の動作に必要な電圧を確保しながら、出力端子(OUT2)に接続される負荷に要求される1.2Vの出力電圧VOUT2を供給することができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を、図5を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1ないし実施形態3と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。図5は、本実施形態の電源供給回路1Cの構成図である。電源供給回路1Cは、実施形態3の電源供給回路1Bに加えて、電圧増幅回路30を備えている。電源供給回路1Cは、本発明の電源装置に相当する。
電圧増幅回路30の構成は、次のとおりである。電圧増幅回路30は、抵抗R11、R12によって、出力電圧VOUT2を分圧した電圧V1が非反転入力端子に印加されるオペアンプOPと、オペアンプOPの出力と反転入力端子との間に接続された抵抗R31と、一端がオペアンプOPの反転入力端子に接続されると共に、他端がグランドに接続された抵抗R32と、を備えている。
オペアンプOPの出力は、リニアレギュレータ20Bの制御回路21が備える誤差増幅器ERA2Aの反転入力端子に接続されている。誤差増幅器ERA2には、電源電圧として、DC−DCコンバータ10Bの直流入力電圧VINが印加される。
次に、本実施形態の電源供給回路1Cの動作を説明する。ここでは、実施形態1ないし実施形態3の各電源供給回路と同一の動作については、その説明を省略する。本実施形態では、電源供給回路1Cが、リニアレギュレータ20Bの出力端子(OUT2)に接続される負荷に、1.2Vの出力電圧VOUT2を供給する場合を例に挙げて説明する。
電圧増幅回路30は、上述したオペアンプOPと、抵抗R31と、抵抗R32とによって、非反転増幅回路を構成する。このため、オペアンプOPの非反転入力端子と反転入力端子との間のオフセット電圧が増幅され、オペアンプOPの出力電圧V2値は、(1+R31/R32)×V1となる。ここでは、各抵抗R31、R32の値を調整し、出力電圧V2の値が、制御回路21が備える誤差増幅器ERA2Aの許容入力範囲に増幅される。
誤差増幅器ERA2Aは、基準電圧発生回路22の供給電圧と、オペアンプOPの出力電圧V2とを比較する。その後、誤差増幅器ERA2Aは、前記供給電圧と出力電圧V2との比較結果に応じ、出力トランジスタM11Aのゲートに、誤差出力電圧を出力する。誤差出力電圧によって、出力トランジスタM11Aの導通状態が制御され、出力電圧VOUT2の分圧電圧値をオペアンプOPによって増幅した電圧値は、基準電圧発生回路22の供給電圧値に近づくように調整される。
本実施形態では、抵抗R11及び抵抗R12が、本発明の出力電圧検出部に相当する。また、制御回路21が、本発明のゲート電圧生成部に相当する。さらに、電圧増幅回路30が、本発明のレベルシフト回路に相当する。
<実施形態4の効果>
本実施形態の電源供給回路1Cでは、出力端子(OUT2)に接続される負荷に、例えば1.2Vのような、低電圧の出力電圧VOUT2を供給する場合であっても、電圧増幅回路30によって、出力電圧VOUT2を分圧した電圧V1を増幅することができるため、抵抗R31、R32の値を調整し、分圧電圧V1の値を、誤差増幅器ERA2Aの許容入力範囲の値に増幅することができる。そこで、本実施形態の電源供給回路1Cでは、分圧電圧V1の値を、誤差増幅器ERA2Aの許容入力範囲の値に増幅すると、動作安定領域で誤差増幅器ERA2Aを動作させることができ、リニアレギュレータ20Bの動作精度を向上させることができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を、図6ないし図8を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1ないし実施形態4と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を省略する。図6は、本実施形態の電源供給回路1Dの概略構成図である。電源供給回路1Dは、DC−DCコンバータ10Bと、リニアレギュレータ20Cとを備えている。電源供給回路1Dは、本発明の電源装置に相当する。
DC−DCコンバータ10Bは、実施形態3の電源供給回路1Bと同様に構成される。リニアレギュレータ20Cは、実施形態3の電源供給回路1Bが備えるリニアレギュレータ20Bの構成に加えて、電圧検出回路45と、ショート検出回路50と、出力トランジスタM11Aのゲート電圧を制御するN型チャンネルトランジスタM20とを備えている。
電圧検出回路45は、図7に図示するように、比較器COMP41と、比較器COMP42と、論理積ゲート回路ANDとを備えている。比較器COMP41の非反転入力端子は、電圧検出回路45の入力端子(IN5)に接続されている。比較器COMP41の反転入力端子には、基準電圧e5が印加されている。入力端子(IN5)は、リニアレギュレータ20Cの入力端子(IN2)に接続されている。
比較器COMP42の非反転入力端子は、電圧検出回路45の入力端子(IN6)に接続されている。比較器COMP42の反転入力端子には、基準電圧e6が印加されている。入力端子(IN6)には、スイッチングレギュレータ10Bの直流入力電圧VINが印加される。
論理積ゲート回路ANDの第1入力は、比較器COMP41の出力端子に接続されている。論理積ゲート回路AND1の第2入力は、比較器COMP42の出力端子に接続されている。論理積ゲート回路ANDの出力は、電圧検出回路45の出力端子(OUT5)に接続されている。
ショート検出回路50は、図8に図示するように、抵抗R51と、比較器COMP51と、インバータINV2と、NORゲート回路NORと、RSフリップフロップ回路52とを備えている。抵抗R51の一端は、リニアレギュレータ20Cの入力端子(IN2)に接続されている。抵抗R51の他端は、出力トランジスタM11Aのドレインに接続されている。
比較器COMP51の非反転入力端子は、抵抗R51の他端に接続されている。比較器COMP51の反転入力端子は、オフセット電圧源e10を介し、抵抗R51の一端に接続されている。比較器COMP51の反転入力端子には、負のオフセット(e10)を持たせている。インバータINV2の入力は、ショート検出回路50の入力端子(IN7)に接続されている。入力端子(IN7)は、電圧検出回路45の出力端子(OUT5)に接続されている。
NORゲート回路NORの第1入力には、インバータINV2の出力が接続されている。NORゲート回路NORの第2入力には、比較器COMP51の出力端子が接続されている。NORゲート回路NORの出力は、RSフリップフロップ回路52の入力端子(S)に接続されている。
N型チャンネルトランジスタM20のゲートは、RSフリップフロップ回路52の出力端子(Q)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM20のドレインは、出力トランジスタM11Aのゲートに接続されている。N型チャンネルトランジスタM20のソースは、グランドに接続されている。
次に、本実施形態の電源供給回路1Dの動作を説明する。ここでは、実施形態1ないし実施形態4の各電源供給回路と同一の動作については、その説明を省略する。電源供給回路1Dでは、DC−DCコンバータ10Bが所定の特性で動作し、DC−DCコンバータ10Bの出力電圧VOUT1が安定するまでは、電圧検出回路45、ショート検出回路50及びN型チャンネルトランジスタM20が、以下に説明するように動作する。
電圧検出回路45においては、比較器COMP41が、出力電圧VOUT1と基準電圧e5とを比較する。基準電圧e5の値は、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値であるときに、比較器COMP41の非反転入力端子に印加される電圧値と同じ値に設定されている。出力電圧VOUT1の値が基準電圧e5の値よりも小さいときに、比較器COMP41は、論理積ゲート回路ANDの第1入力に、ローレベル信号を出力する。第1入力に、ローレベル信号を入力されると、論理積ゲート回路ANDは、ローレベル信号を出力する。
論理積ゲート回路ANDによって出力されたローレベル信号は、インバータINV2によって、極性が反転する。インバータINV2は、NORゲート回路NORの第1入力に、ハイレベル信号を出力する。これにより、NORゲート回路NORは、RSフリップフロップ回路52の入力端子(S)に、ローレベル信号を出力する。
入力端子(S)に、ローレベル信号が入力されると、RSフリップフロップ回路52は、出力端子(Q)から、N型チャンネルトランジスタM20のゲートに、ローレベル信号を出力する。N型チャンネルトランジスタM20のゲートに、ローレベル信号が入力されると、N型チャンネルトランジスタM20のゲートが、低レベル電圧に固定される。これにより、N型チャンネルトランジスタM20がオフ状態になる。
誤差増幅器ERA2Aは、出力電圧VOUT2を抵抗R11と抵抗R12とによって分圧した電圧VRを、基準電圧発生回路22の供給電圧と比較する。誤差増幅器ERA2Aは、分圧電圧VRと前記供給電圧とを比較した結果に応じ、出力トランジスタM11Aのゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11Aの導通状態を変化させる。出力トランジスタM11Aの導通状態を変化させることにより、出力電圧VOUT2の分圧電圧値は、基準電圧発生回路22の供給電圧の値に近づくように調整される。
一方、電源供給回路1Dでは、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態において、短絡電流が流れると、電圧検出回路45、ショート検出回路50及びN型チャンネルトランジスタM20が、以下に説明するように動作する。
出力電圧VOUT1の値が基準電圧e5の値よりも大きいときに、比較器COMP41は、論理積ゲート回路ANDの第1入力に、ハイレベル信号を出力する。このとき、DC−DCコンバータ10Bの直流入力電圧VINが、電圧検出回路45の入力端子(IN6
に印加されている。
比較器COMP42は、直流入力電圧VINと基準電圧e6とを比較する。基準電圧e6の値は、直流入力電圧VINの値が規定電圧値であるときに、比較器COMP42の非反転入力端子に印加される電圧値と同じ値に設定されている。直流入力電圧VINの値がが、基準電圧e6の値よりも大きいときに、比較器COMP42は、論理積ゲート回路ANDの第2入力に、ハイレベル信号を出力する。
前記第1入力及び前記第2入力に、ハイレベル信号が入力されると、論理積ゲート回路ANDは、ハイレベル信号を出力する。論理積ゲート回路ANDによって出力されたハイレベル信号は、インバータINV2によって、極性が反転する。インバータINV2は、NORゲート回路NORの第1入力に、ローレベル信号を出力する。
抵抗R11、R12を介さずに、出力トランジスタM11Aのソースがグランドに接続される電流経路が形成され、抵抗R51に短絡電流I1が流れると、比較器COMP51の非反転入力端子に印加される電圧値が、負のオフセット(e10)の値を下回る。これにより、比較器COMP51は、NORゲート回路NORの第2入力に、ローレベル信号を出力する。ここでは、負のオフセット(e10)の値は、抵抗R51に短絡電流I1が流れることによって発生する電圧値よりも大きい値に設定されている。
前記第1入力及び前記第2入力に、ローレベル信号が入力されると、NORゲート回路NORは、RSフリップフロップ回路52の入力端子(S)に、ハイレベル信号を出力する。入力端子(S)に、ハイレベル信号が入力されると、RSフリップフロップ回路52は、出力端子(Q)から、N型チャンネルトランジスタM20のゲートに、ハイレベル信号S1を出力する。N型チャンネルトランジスタM20のゲートに、ハイレベル信号S1が入力されると、N型チャンネルトランジスタM20のゲートが、高レベル電圧に固定される。これにより、N型チャンネルトランジスタM20がオン状態になる。
N型チャンネルトランジスタM20がオン状態になると、出力トランジスタM11Aのゲートが低レベル電圧に固定され、出力トランジスタM11Aがオフ状態になる。これにより、短絡電流I1の電流経路が遮断され、短絡電流I1が流れ続けることがない。なお、直流入力電圧VINの供給が停止されたときに、RSフリップフロップ回路52の入力端子(R)にリセット信号RESが入力される。
本実施形態では、電圧検出回路45が、本発明の電圧検出部に相当する。抵抗R51及び比較器COMP51は、本発明の過負荷状態検出部に相当する。信号S1は、本発明の遮断信号に相当する。インバータINV2、NORゲート回路NOR及びRSフリップフロップ回路52は、本発明の出力部に相当する。また、N型チャンネルトランジスタM20は、本発明の出力素子制御部に相当する。
<実施形態5の効果>
本実施形態の電源供給回路1Dでは、出力電圧VOUT1の値が基準電圧e5の値よりも小さく、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値に到達しない状態においては、NORゲート回路NORの第1入力に、ハイレベル信号が入力されるため、RSフリップフロップ52を介して、NORゲート回路NORの出力であるローレベル信号が、N型チャンネルトランジスタM20のゲートに入力され、該N型チャンネルトランジスタM20がオフ状態になる。そこで、電源供給回路1Dでは、出力電圧VOUT2を目標電圧値に到達させるために、抵抗R51に電流が流れて、比較器COMP51が、NORゲート回路NORの第2入力に、ローレベル信号を出力した場合であっても、NORゲート回路NORの第1入力には、ハイレベル信号が入力されているため、NORゲート回路NORは、N型チャンネルトランジスタM20のゲートに、ローレベル信号を出力し、該N型チャンネルトランジスタM20がオフ状態になる。したがって、電源供給回路1Dでは、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値に到達しない状態においては、抵抗R51に電流が流れても、短絡電流が流れたとは判断せず、N型チャンネルトランジスタM20がオフ状態に維持する。このため、電源供給回路1Dでは、出力トランジスタM11Aのゲートに、グランドを介して接続されたN型チャンネルトランジスタM20がオフ状態になると、出力トランジスタM11Aのゲートが、低電圧レベルに固定されることがない。そこで、出力電圧VOUT1の値が目標電圧値に到達しない状態においては、出力トランジスタM11Aのオン状態を維持し、リニアレギュレータ20Cの出力端子(OUT2)に接続される負荷に、出力電圧VOUT2を供給する状態を継続させることができる。
また、本実施形態の電源供給回路1Dでは、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態において、短絡電流I1が流れると、NORゲート回路NORの出力であるハイレベル信号が、N型チャンネルトランジスタM20のゲートに入力され、該N型チャンネルトランジスタM20がオン状態になる。そこで、電源供給回路1Dでは、出力トランジスタM11Aのゲートに、グランドを介して接続されたN型チャンネルトランジスタM20がオン状態になり、N型チャンネルトランジスタからなる出力トランジスタM11Aのゲートを低電圧レベルに固定すると、出力トランジスタM11Aがオフ状態になる。したがって、出力トランジスタM11Aをオフ状態にして、短絡電流I1が流れる電流経路を遮断すると、短絡電流I1が流れ続けることがない。このため、短絡電流I1が流れてリニアレギュレータ20Cが破壊することを防ぎ、リニアレギュレータ20Cの動作を安定させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、上述した実施形態3等の出力トランジスタM11Aを、N型デプリーショントランジスタによって構成してもよい。
出力トランジスタM11Aを、N型デプリーショントランジスタによって構成すると、出力トランジスタM11Aのスレッショルド電圧を低下させることができ、出力トランジスタM11Aの低電圧動作を可能にすることで、出力トランジスタM11Aの駆動電圧と、出力端子(OUT3)に接続される負荷に供給する低電圧(例えば1.2V)との差電圧を小さくすることができる。そこで、出力トランジスタM11Aの駆動電圧値を、低電圧値(1.2V)に近づけて、該駆動電圧値と該低電圧値との比によって定まるリニアレギュレータ20B等の効率を高めることができる。
さらに、出力トランジスタM11Aを、N型デプリーショントランジスタによって構成すると、N型とは異なるP型のトランジスタによって、出力トランジスタM11Aを構成する場合に比べて、同一の駆動能力を有する出力トランジスタM11Aを形成するために必要な面積を削減することができ、出力トランジスタM11Aを備えるリニアレギュレータ20B等の集積度を高めることができる。
また、上述した実施形態5の電源供給回路1Dは、実施形態4の電源供給回路1Cと同様に、抵抗R11と抵抗R12との接続点と、誤差増幅器ERA2Aとの間に、電圧増幅回路30を備えるものであってもよい。
さらに、上述した電源供給回路1B〜1Dは、出力トランジスタM11Aを、P型チャンネルトランジスタによって構成するとともに、誤差増幅器ERA2Aの反転入力端子に基準電圧発生回路22を接続し、誤差増幅器ERA2Aの非反転入力端子に、抵抗R11と抵抗R12との接続点を接続してもよい。
加えて、図9に図示する電源供給回路1Eのように、電圧選択回路15Aの出力端子(OUT3)を、リニアレギュレータ20Aの基準電圧発生回路22に接続することに加えて、DC−DCコンバータ10Aの基準電圧発生回路12に接続してもよい。電圧選択回路15Aは、本発明の第3供給電圧選択部に相当する。また、図2に図示する比較器COMP1は、本発明の第3検出部に相当する。P型チャンネルトランジスタM3、M4及びインバータINV1は、本発明の第3切替部に相当する。さらに、電源供給回路1Eは、本発明の電源装置に相当する。
電源供給回路1Eが備えるリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、それぞれ直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、それぞれ電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、リニアレギュレータ20Aの制御回路21では、基準電圧発生回路22の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路22の供給電圧と、出力電圧VOUT2の分圧電圧とを比較した結果に応じて、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。本実施形態のリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力トランジスタM11の導通状態を変化させて、出力電圧VOUT2の分圧電圧値を、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。さらに、リニアレギュレータ20Aの制御回路21では、基準電圧発生回路12の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、制御回路11が、前記トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整する。これにより、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整される。
また、電源供給回路1Eが備えるリニアレギュレータ20Aの制御回路21では、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、分圧電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて出力電圧VOUT1よりも変動が少ない出力電圧VOUT2を、それぞれ供給する。これにより、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源にそれぞれ供給する電圧を、前記トランジスタM1、M2のスイッチングに伴って発生するノイズが重畳されることがある出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズを抑えたものにすることができる。さらに、リップルやノイズが抑えられた出力電圧VOUT2を、基準電圧発生回路12の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路11が、出力電圧VOUT1を変化させることを効果的に抑制し、該出力電圧VOUT1の安定性を向上させることができる。
電源供給回路1Eでは、出力電圧VOUT2の値が基準電圧e2の値よりも小さく、出力電圧VOUT2の値が目標電圧値に到達しない状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、それぞれ直流入力電圧VINを供給すると、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、それぞれ電圧値が安定した直流電圧を供給することが可能となる。そこで、電源供給回路1Eでは、基準電圧発生回路22の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、基準電圧発生回路22の供給電圧と、出力電圧VOUT2の分圧電圧とを比較した結果に応じて、出力トランジスタM11のゲート電圧を上昇あるいは下降させ、出力トランジスタM11の導通状態を変化させる。電源供給回路1Eでは、出力トランジスタM11の導通状態を変化させて、出力電圧VOUT2の分圧電圧値を、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整することができる。さらに、電源供給回路1Eでは、基準電圧発生回路12の安定した動作に必要な電圧を供給することが可能となり、制御回路11が、前記トランジスタM1、M2のスイッチングデューティを調整する。これにより、出力電圧VOUT1の分圧電圧値が、基準電圧発生回路12の供給電圧値にほぼ等しい値に調整される。
また、電源供給回路1Eでは、出力電圧VOUT2の分圧電圧値が、基準電圧発生回路22の供給電圧値にほぼ等しい値に調整されている状態においては、電圧選択回路15Aによって、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源に、分圧電圧値が前記供給電圧値にほぼ等しい値に調整されて出力電圧VOUT1よりも変動が少ない出力電圧VOUT2を、それぞれ供給する。これにより、基準電圧発生回路22の電源及び基準電圧発生回路12の電源にそれぞれ供給する電圧を、前記トランジスタM1、M2のスイッチングに伴って発生するノイズが重畳されることがある出力電圧VOUT1に比べて、リップルやノイズを抑えたものにすることができる。さらに、リップルやノイズが抑えられた出力電圧VOUT2を、基準電圧発生回路12の電源に供給するため、ノイズやリップルに反応して、制御回路11が、出力電圧VOUT1を変化させることを効果的に抑制し、該出力電圧VOUT1の安定性を向上させることができる。
本発明の技術思想により背景技術における課題を解決するための手段を、以下に列記する。
(付記1) リニアレギュレータの入力に接続されて、該リニアレギュレータに第1電圧を出力するスイッチングレギュレータの制御回路において、
前記第1出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第1出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第1供給電圧選択部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータの制御回路。
(付記2) 前記第1供給電圧選択部は、前記第1出力電圧と第1所定電圧との比較結果に応じ、前記第1基準電圧発生回路に供給する電圧として、前記入力電圧あるいは前記第1出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする付記1に記載のスイッチングレギュレータの制御回路。
(付記3) 前記第1供給電圧選択部は、
前記第1出力電圧と前記第1所定電圧とを比較し、前記第1出力電圧が前記第1所定電圧よりも小さい状態あるいは前記第1出力電圧が前記第1所定電圧よりも大きい状態のいずれかを検出する第1検出部と、
前記第1検出部の検出結果に応じて、前記入力電圧あるいは前記第1出力電圧のいずれかを選択する切替スイッチを有する第1切替部と、
を備えることを特徴とする付記1又は付記2に記載のスイッチングレギュレータの制御回路。
(付記4) スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、
前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第2供給電圧選択部を備えることを特徴とするリニアレギュレータの制御回路。
(付記5) 前記第2供給電圧選択部は、前記第2出力電圧と第2所定電圧との比較結果に応じ、前記第2基準電圧発生回路に供給する電圧として、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする付記4に記載のリニアレギュレータの制御回路。
(付記6) 前記第2供給電圧選択部は、
前記第2出力電圧と前記第2所定電圧とを比較し、前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも小さい状態あるいは前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも大きい状態のいずれかを検出する第2検出部と、
前記第2検出部の検出結果に応じて、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択する切替スイッチを有する第2切替部と、
を備えることを特徴とする付記4又は付記5に記載のリニアレギュレータの制御回路。
(付記7) スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、
前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路に供給する電圧及び前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第3供給電圧選択部を備えることを特徴とするリニアレギュレータの制御回路。
(付記8) 前記第3供給電圧選択部は、前記第2出力電圧と第2所定電圧との比較結果に応じ、前記第1基準電圧発生回路に供給する電圧及び前記第2基準電圧発生回路に供給する電圧として、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする付記7に記載のリニアレギュレータの制御回路。
(付記9) 前記第3供給電圧選択部は、
前記第2出力電圧と前記第2所定電圧とを比較し、前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも小さい状態あるいは前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも大きい状態のいずれかを検出する第3検出部と、
前記第3検出部の検出結果に応じて、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択する切替スイッチを有する第3切替部と、
を備えることを特徴とする付記7又は付記8に記載のリニアレギュレータの制御回路。
(付記10) スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータを有する電源装置において、
前記第1出力電圧が供給される出力素子と、
前記出力素子の導通状態を制御する導通制御部と、を備え、
前記導通制御部に、前記スイッチングレギュレータの入力電圧を供給することを特徴とする電源装置。
(付記11) 前記出力素子は、N型デプリーショントランジスタであることを特徴とする付記10に記載の電源装置。
(付記12) 前記第1出力電圧が所定電圧を超過したことを検出する電圧検出部と、
前記リニアレギュレータの過負荷状態を検出する過負荷状態検出部と、
前記電圧検出部の検出結果に基づいて、前記第1出力電圧が前記所定電圧を超過していないと判断した場合には、前記過負荷状態を遮断する遮断信号を出力せず、前記検出結果に基づいて、前記第1出力電圧が前記所定電圧を超過したと判断した場合には、前記過負荷状態検出部の検出結果に応じて、前記遮断信号を出力する出力部と、
前記遮断信号に応じて、前記出力素子を非導通状態に制御する出力素子制御部と、
を備えることを特徴とする付記10又は付記11に記載の電源装置。
(付記13) 前記第2出力電圧に応じて生成された電圧を検出する出力電圧検出部と、
前記出力電圧検出部によって検出された電圧に基づいて、前記出力素子のゲートに供給する電圧を生成するゲート電圧生成部と、を備え、
前記出力電圧検出部と前記ゲート電圧生成部との間に、前記出力検出部によって検出された電圧レベルを所定電圧レベルにシフトするレベルシフト回路を備えることを特徴とする付記10ないし付記12のいずれか1項に記載の電源装置。
(付記14) リニアレギュレータの入力に接続されて、該リニアレギュレータに第1電圧を出力するスイッチングレギュレータを有する電源装置において、
前記第1出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第1出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第1供給電圧選択部を備え、
前記第1供給電圧選択部は、前記第1出力電圧と第1所定電圧との比較結果に応じ、前記入力電圧あるいは前記第1出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする電源装置。
(付記15) スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータを有する電源装置において、
前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第2供給電圧選択部を備え、
前記第2供給電圧選択部は、前記第2出力電圧と前記第2所定電圧との比較結果に応じ、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする電源装置。
(付記16) スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータを有する電源装置において、
前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路及び前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第3供給電圧選択部を備え、
前記第3供給電圧選択部は、前記第2出力電圧と第2所定電圧との比較結果に応じ、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択することを特徴とする電源装置。
実施形態1の電源供給回路の構成図である。 実施形態1及び実施形態2の各電源供給回路が備える電圧選択回路の構成図である。 実施形態2の電源供給回路の構成図である。 実施形態3の電源供給回路の構成図である。 実施形態4の電源供給回路の構成図である。 実施形態5の電源供給回路の概略構成図である。 実施形態5の電源供給回路が備える電圧検出回路の構成図である。 実施形態5の電源供給回路が備えるショート検出回路の構成図である。 他の実施形態の電源供給回路の構成図である。
符号の説明
1 電源供給回路
10 DC−DCコンバータ
11 DC−DCコンバータの制御回路
12 DC−DCコンバータの基準電圧発生回路
15 電圧選択回路
20 リニアレギュレータ
21 リニアレギュレータの制御回路
30 電圧増幅回路
45 電圧検出回路
M11 出力トランジスタ
VIN 直流入力電圧

Claims (8)

  1. リニアレギュレータの入力に接続されて、該リニアレギュレータに第1電圧を出力するスイッチングレギュレータの制御回路において、
    前記第1出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第1出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第1供給電圧選択部を備えることを特徴とするスイッチングレギュレータの制御回路。
  2. 前記第1供給電圧選択部は、
    前記第1出力電圧と第1所定電圧とを比較し、前記第1出力電圧が前記第1所定電圧よりも小さい状態あるいは前記第1出力電圧が前記第1所定電圧よりも大きい状態のいずれかを検出する第1検出部と、
    前記第1検出部の検出結果に応じて、前記入力電圧あるいは前記第1出力電圧のいずれかを選択する切替スイッチを有する第1切替部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチングレギュレータの制御回路。
  3. スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、
    前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第2供給電圧選択部を備えることを特徴とするリニアレギュレータの制御回路。
  4. 前記第2供給電圧選択部は、
    前記第2出力電圧と第2所定電圧とを比較し、前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも小さい状態あるいは前記第2出力電圧が前記第2所定電圧よりも大きい状態のいずれかを検出する第2検出部と、
    前記第2検出部の検出結果に応じて、前記入力電圧あるいは前記第2出力電圧のいずれかを選択する切替スイッチを有する第2切替部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のリニアレギュレータの制御回路。
  5. スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータの制御回路において、
    前記第2出力電圧に応じて、前記スイッチングレギュレータの入力電圧と前記第2出力電圧との内から、前記スイッチングレギュレータの基準電圧を発生させる第1基準電圧発生回路及び前記リニアレギュレータの基準電圧を発生させる第2基準電圧発生回路に供給する電圧を選択する第3供給電圧選択部を備えることを特徴とするリニアレギュレータの制御回路。
  6. スイッチングレギュレータが出力する第1出力電圧を、該第1出力電圧とは異なる第2出力電圧に変換するリニアレギュレータを有する電源装置において、
    前記第1出力電圧が供給される出力素子と、
    前記出力素子の導通状態を制御する導通制御部と、を備え、
    前記導通制御部に、前記スイッチングレギュレータの入力電圧を供給することを特徴とする電源装置。
  7. 前記第1出力電圧が所定電圧を超過したことを検出する電圧検出部と、
    前記リニアレギュレータの過負荷状態を検出する過負荷状態検出部と、
    前記電圧検出部の検出結果に基づいて、前記第1出力電圧が前記所定電圧を超過していないと判断した場合には、前記過負荷状態を遮断する遮断信号を出力せず、前記検出結果に基づいて、前記第1出力電圧が前記所定電圧を超過したと判断した場合には、前記過負荷状態検出部の検出結果に応じて、前記遮断信号を出力する出力部と、
    前記遮断信号に応じて、前記出力素子を非導通状態に制御する出力素子制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記第2出力電圧に応じて生成された電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記出力電圧検出部によって検出された電圧に基づいて、前記出力素子のゲートに供給する電圧を生成するゲート電圧生成部と、を備え、
    前記出力電圧検出部と前記ゲート電圧生成部との間に、前記出力検出部によって検出された電圧レベルを所定電圧レベルにシフトするレベルシフト回路を備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電源装置。
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