JP2008252900A

JP2008252900A - 撮像装置、印刷装置、通信装置、及び表示装置

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Publication number: JP2008252900A
Application number: JP2008107679A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Tamura; 彰浩田村; Masayuki Yoneyama; 匡幸米山
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2008-04-17
Filing date: 2008-04-17
Publication date: 2008-10-16

Abstract

【課題】通信等に必要なアドレスやパスワード等を簡単な操作キーしかない撮像装置等へ設定することが容易に行えないという課題があった。
【解決手段】本発明の撮像装置は、光学系２０１と、撮像素子２０２と、Ａ／Ｄ変換器２０３と、映像信号処理手段２０４と、フレームメモリ２０５と、符号化処理手段２０６と、メモリカードI／F２０７と、メモリカード２０８と、通信手段２０９と、操作キー部２１０と、システム制御手段２１１と、ＬＣＤ表示手段２１２とを備え、通信手段２０９の初期設定値を記録したメモリカード２０８をメモリカードI／F２０７に装着し、システム制御手段２１１がメモリカード２０８に記録された通信手段２０９の初期設定値を読み出し、通信手段２０９へ初期設定するようにすることにより、通信等に必要なアドレスやパスワード等の初期設定値を容易に設定することができる。
【選択図】図２

Description

本発明は撮像部からの画像データあるいは記録媒体に記録された画像データを無線／有線通信によって外部装置に転送する撮像装置に関する。

従来、電子撮像装置は特開平０７−２０２９８２号公報に記載されたものが知られている。図１０は同公報に示されている従来の電子撮像装置の制御部のブロック構成図である。図１０を用いて、従来の撮像装置の動作説明を行う。

各構成要素の動作は、システムコントローラ（以下、シスコンと記載する）１０１２によりコントロールされる。従来の撮像装置１０００によると、レリーズスイッチの押圧に応動して、装着されているメモリカード１０１７に被記録信号である撮像信号の記録が可能であり、また、操作スイッチ群１０１４のスイッチ釦の操作により該メモリカード１０１７上の指定されたコマ番号の画像ファイルの撮像記録信号を再生することができ、そのビデオ信号は、ＥＶＦ１００８でファインダ画像として表示され、また、ビデオ信号出力端子１００７より外部モニタに出力される。

また、従来の撮像装置１０００は、ネットワーク化に適合するパソコン間通信方式に準拠した方式に基づき、モデム１０１８、電話回線１０１９を介してパソコンネットワークホストに対して画像データ等の送信、または、受信が可能である。なお、従来の撮像装置１０００とパソコンのデータ通信、あるいは、撮像装置１０００と該撮像装置１０００と同タイプの電子スチルカメラとのデータ通信も可能である。

以下、その構成について詳細に説明する。まず、撮影時においては、被写体像が撮影レンズ１００１を介して撮像回路１００２に内蔵されるＣＣＤ等の撮像素子上に結像され、画像信号としてＡ／Ｄコンバータ１００３に出力される。Ａ／Ｄコンバータ１００３でデジタル変換された画像データは、画像メモリのフレームメモリ１００４に一時的に記憶される。そして、フレームメモリ１００４の画像データは、Ｄ／Ａコンバータ１００５で再度アナログ変換され、ビデオエンコ−ダ１００６を介してビデオ信号としてビデオ出力端子１００７より出力される。また、該ビデオ信号はＥＶＦ１００８にてファインダ画像として表示される。

また、メモリカ−ド１０１７に画像データを記録する場合は、フレームメモリ１００４から画像データをブロック単位で読み出し、圧縮／伸張回路１０１０でＪＰＥＧ（JOINT PHOTOGRAFIC EXPERT GROUP）方式等によりデータ圧縮して、バスを介して被記録信号供給手段の１つであるカ−ドＩ／Ｆ１０１１に入力する。そこで、メモリカ−ド１０１７上の指定された領域に上記圧縮データが書き込まれる。

一方、再生時には、まず、操作スイッチ群１０１４の中のアップスイッチ，ダウンスイッチを操作してコマ番号等を指定する。そのコマ番号、または、ファイル番号等は、ＬＣＤ表示部１０１３に表示される。その指定に基づいて、メモリカ−ド１０１７のメモリ領域が選択され、対応する画像データがカ−ドＩ／Ｆ１０１１、バスを介して圧縮／伸長回路１０１０に入力される。そこで、画像データの伸長処理がなされ、フレームメモリ１００４に記憶される。その画像データは、再度、フレームメモリ１００４から読み出されて、前述したようにＤ／Ａコンバータ１００５でアナログ信号に変換され、ビデオエンコ−ダ１００６に入力する。そして、ビデオエンコ−ダ１００６でエンコードされ、ビデオ信号としてビデオ信号出力端子１００７より出力される。

また、データ通信を行う場合、ＥＥＰＲＯＭ１０１６に書き込まれているネットワークへのアクセス手順である通信プロトコル（通信手順）をシスコン１０１２で読み出し、そのプロトコルに従いＲＳ−２３２ＣＩ／Ｆ１０１５並びにモデム１０１８を介して、電話回線によりアクセスされるパソコンネットワークホスト、あるいは、同一タイプのカメラ、パソコン等とのデータの送受信が行う。
特開平０７−２０２９８２号公報

従来の撮像装置においては、データ通信を行う場合、ＥＥＰＲＯＭ１０１６に書き込まれているネットワークへのアクセス手順である通信プロトコル（通信手順）を用いてパソコン等とのデータの送受信を行うことができるが、ＥＥＰＲＯＭ１０１６に書き込まれているネットワークへのアクセス手順である通信プロトコル（通信手順）を設定する場合、撮像装置には操作スイッチ群１０１４の中のアップスイッチ，ダウンスイッチ等を操作して設定しなければならず、特にアドレスやパスワード等の文字入力で、メニュー等で選択できないような設定値の入力が非常に難しく容易に設定することができないという課題があった。

また、従来の撮像装置は、プロトコルに従いＲＳ−２３２ＣＩ／Ｆ１０１５並びにモデム１０１８を介して、電話回線によりアクセスされるパソコンネットワークホスト、あるいは、同一タイプのカメラ、パソコン等とのデータの送受信が行うことができるが、モデムや電話回線を使用しないで簡単な接続で外部機器、例えば、印刷装置、通信装置及び表示装置とデータの送受信ができないという課題もある。

本発明は、パソコンのような文字入力手段を備えていない場合でも、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定できるようにし、簡単に機器間を接続することによりデータの送受信ができる撮像装置、印刷装置、通信装置及び表示装置を提供することを目的とする。

本発明の第１の観点の撮像装置は、撮像素子からの画像信号を信号処理する画像信号処理手段と、画像信号処理手段からの画像信号を符号化処理する符号化処理手段と、符号化処理手段からの画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、符号化処理手段からの画像データまたは着脱可能な記録媒体に記録された画像データを記録再生手段で読み出し外部機器に転送する通信手段と、画像信号処理手段と符号化処理手段と記録再生手段と通信手段とを制御するシステム制御手段とを備えたものである。

第１の観点の撮像装置によれば、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み通信手段に設定することができるように構成したものである。
これにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

第２観点の印刷装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する印刷信号処理手段と、印刷信号処理手段で信号処理を行った画像信号を印刷する印刷手段と、通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と印刷信号処理手段と印刷手段とを制御するシステム制御手段とを備えたものである。

第２の観点の印刷装置によれば、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み通信手段に設定することができるように構成したものである。
これにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

第３の観点の通信装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する第１通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する通信信号処理手段と、通信信号処理手段で信号処理を行った画像信号を送信または記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し送信する第２通信手段と、第１通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と通信信号処理手段と第２通信手段とを制御するシステム制御手段とを備えたものである。

第３の観点の通信装置によれば、第１通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して第１通信手段の設定値を読み込み第１通信手段に設定することができるように構成したものである。

これにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

第４の観点の表示装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する表示信号処理手段と、表示信号処理手段で信号処理を行った画像信号を表示する表示手段と、通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と表示信号処理手段と表示手段とを制御するシステム制御手段とを備えたものである。

第４の観点の表示装置によれば、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み通信手段に設定することができるように構成したものである。
これにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

本発明によれば、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定できるようにし、簡単に機器間を接続することによりデータの送受信ができる撮像装置、印刷装置、通信装置及び表示装置を提供することが可能となる。

以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。

（第１の実施の形態）
この発明の第１の実施の形態について、図１、図２、図３、図４、図５ないし図６を参照しながら説明する。図１は本発明の第１の実施の形態による撮像装置を用いた通信のシステム系統図である。図１のシステム系統図は、本発明の第１実施例の撮像装置１０１（例えばＤＳＣ等）と、画像データ、および／または、音声データ，制御データ等の送受信を行う印刷装置１０２（例えばプリンタ等）、通信装置１０４（例えば携帯電話やＦＡＸ等）、及び表示装置１０５（例えばテレビ等）とを無線通信あるいは通信ケーブル１０３で接続した機器間通信のシステム系統を示したものである。図１（a）が撮像装置と印刷装置との機器間通信、図１（b）が撮像装置と通信装置との機器間通信、図１（c）が撮像装置と表示装置との機器間通信、図１（d）が通信装置と印刷装置との機器間通信を示したものである。図２は本発明の第１の実施の形態による撮像装置のブロック構成図を示し、図２において、２０１はレンズに代表される光学系である。光学系２０１は、基本的に、写真カメラと同様の絞りとシャッタ（図示は省略）を備え、レンズを通ってくる撮像光の光量に基づいて、絞りとシャッタとが自動調整される、いわゆるＡＥによって、適正な露出が行なわれる。

２０２は撮像素子、例えばＣＣＤである。この撮像素子２０２から出力されるカラー画像信号は、Ａ／Ｄ変換器２０３において、例えば、１０ビット／１画素のデジタル信号に変換されて、画像信号処理手段２０４に供給されて所定の信号処理が施される。画像信号処理手段２０４の出力は、１画面分（１フレームあるいは１フィールド）のデジタル画像信号がフレームメモリ２０５に一時的に記憶される。

そして、このフレームメモリ２０５から読み出されたデジタル画像信号は、例えば、ＪＰＥＧ方式のような、適宜の符号化処理手段２０６により符号化された後、メモリカードインターフェース２０７を介して着脱可能な記録媒体、例えばメモリカード２０８に記録される。この画像信号の符号化により、記録画像情報量の低減が計られている。

さらに、メモリカード２０８に記録された画像データがあるときには、このメモリカード２０８から記録画像データが読み出され、その画像データが、有線通信インターフェイス２０９を通じて、外部機器、例えば撮像装置１０１であるＤＳＣ等、印刷装置１０２であるプリンタ等、通信装置１０４である携帯電話やＦＡＸ等、表示装置１０５であるテレビ等に転送される。
また、システム制御手段（マイクロコンピュータ）２１１には、操作キー部２１０とＬＣＤ表示手段２１２とが接続され、システム制御手段２１１からは、上述のような画像情報の流れを制御するための各種制御信号が、画像信号処理手段２０４、フレームメモリ２０５、符号化処理手段２０６、メモリカードインターフェース２０７および有線通信インターフェイス２０９に供給される。

以上のように構成されたこの発明の第１の実施の形態の撮像装置について、以下その動作を説明する。図２において、まず、光学系２０１は、レンズと写真カメラと同様の絞りとシャッタ（図示は省略）を備え、レンズを通ってくる撮像光の光量に基づいて、絞りとシャッタとが自動調整される、いわゆるＡＥによって、適正な露出が行なわれる。

次に、光学系２０１からの撮像光は撮像素子２０２で光電変換され画像信号になる。この撮像素子２０２から出力されるカラー画像信号は、Ａ／Ｄ変換器２０３において、例えば、１０ビット／１画素のデジタル信号に変換されて、画像信号処理手段２０４に供給されて輪郭強調等の所定の信号処理が施される。画像信号処理手段２０４の出力は、１画面分（１フレームあるいは１フィールド）のデジタル画像信号がフレームメモリ２０５に一時的に記憶される。
そして、このフレームメモリ２０５から読み出されたデジタル画像信号は、例えば、ＪＰＥＧ方式のような、適宜の符号化処理手段２０６により符号化された後、メモリカードインターフェース２０７を介してメモリカード２０８に記録される。この画像信号の符号化により、記録画像情報量の低減が計られている。

図３は、この発明の第１の実施の形態の撮像装置の初期設定動作時のＬＣＤ表示部と操作キー部を示した外観図である。１０１は撮像装置、２０８は初期値を記録したメモリカード、３０１は動作モードを切り替えるスライドスイッチ、３０２はＬＣＤ表示部、３０３はアップスイッチ、３０４はダウンスイッチ、３０５は実行スイッチ、３０６はシャッタである。

図４は、この発明の第１の実施の形態の撮像装置に使用する初期値用のメモリカードのディレクトリ構造を示したディレクトリ構造図である。

図５は、この発明の第１の実施の形態の撮像装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。

図６は、この発明の第１の実施の形態の撮像装置の通信動作時のＬＣＤ表示部と操作キー部を示した外観図である。１０１は撮像装置、１０３は通信ケーブル、２０８は画像データを記録したメモリカード、３０１は動作モードを切り替えるスライドスイッチ、３０２はＬＣＤ表示部、３０３はアップスイッチ、３０４はダウンスイッチ、３０５は実行スイッチ、３０６はシャッタである。

図３、図４ないし図５を参照しながら、第１の実施の形態の撮像装置の有線通信インターフェース２０９の初期設定を行う操作について動作説明を行う。図３は、第１の実施の形態の撮像装置の初期設定時のＬＣＤ表示部と操作キー部を示した外観図である。図３において、まず、スライドスイッチ３０１で通信モードを選択し、撮像装置１０１に有線通信インターフェース２０９の初期値を記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）２１１は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、予め決められた制御ファイルフォルダの中に予め決められたファイル名、例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩで初期値ファイルが記録してある。よって、システム制御手段（マイクロコンピュータ）２１１は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを容易に検索することができる。図５は、第１の実施の形態の撮像装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定例を示したものである。システム制御手段（マイクロコンピュータ）２１１が初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）を検出すると、初期設定ファイルの内容を読み込み、ＬＣＤ表示部３０２に表示を行う。次に、アップスイッチ３０３とダウンスイッチ３０４で設定項目を選択し、実行スイッチ３０５で決定することによって、アドレスやパスワード等の設定値を撮像装置１０１に設定することができる。これらの操作を繰り返して、通信に必要な設定値を容易な操作で撮像装置１０１へ設定することができる。また、通信に必要な初期設定値は一度設定すれば、有線通信インターフェース２０９に記憶されるようになっているので、変更がなければ毎回行う必要はない。

さらに、通信モードにおいて、メモリカード２０８に記録された画像データがあるときには、このメモリカード２０８から記録画像データが読み出され、その画像データを、有線通信インターフェイス２０９を通じて、外部装置、例えば撮像装置１０１であるＤＳＣ等、印刷装置１０２であるプリンタ等、通信装置１０４である携帯電話やＦＡＸ等、表示装置１０５であるテレビ等に転送することができる。

この動作を、図６を用いて撮像装置の通信モードの動作について詳細に説明する。図６において、まず、スライドスイッチ３０１で通信モードを選択し、撮像装置１０１に通信手段の画像データを記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）２１１は、メモリカード２０８に記録された画像データファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、画像データファイルは、予め決められた静止画ファイルフォルダや動画ファイルフォルダに記録されていることとする。したがって、静止画ファイルを送信したい場合は、静止画ファイルフォルダを検索し、容易にＬＣＤ表示部３０２に静止画を表示することができる。次に、アップスイッチ３０３とダウンスイッチ３０４を操作して静止画ファイルをコマ送りで表示させることができる。また、そのコマ番号、または、ファイル番号等は、ＬＣＤ表示部３０５に表示される。送信したい静止画が表示された時、実行スイッチ３０５を押下することによって、選択した静止画ファイルを外部機器へ送信することができる。このように簡単な操作で静止画ファイルを送信することができる。例えば、外部機器がプリンタのような印刷装置であれば撮像装置から送信した静止画像をダイレクトプリントすることができる。また、外部機器がテレビのような表示装置であれば撮像装置から送信した静止画ファイルをテレビで表示して見ることもできる。また、外部機器が携帯電話やＦＡＸであれば、撮像装置から送信した静止画ファイルを添付ファイルとしてメールで送ったり、静止画ファイルを復号化しファクシミリで送信することもできる。

このように、撮像素子２０２からの画像信号を信号処理する画像信号処理手段２０４と、画像信号処理手段２０４からの画像信号を符号化処理する符号化処理手段２０６と、符号化処理手段２０６からの画像データを着脱可能なメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース２０７と、符号化処理手段２０６からの画像データまたは着脱可能なメモリカード２０８に記録された画像データをメモリカードインターフェース２０７で読み出し外部機器に転送する有線通信インターフェース２０９と、画像信号処理手段２０４と符号化処理手段２０６とメモリカードインターフェース２０７と有線通信インターフェース２０９とを制御するシステム制御手段２１１とを備え、有線通信インターフェース２０９の設定値を記録したメモリカード２０８を装着し、システム制御手段２１１がメモリカード２０８からメモリカードインターフェース２０７を介して有線通信インターフェース２０９の設定値を読み込み有線通信インターフェース２０９に初期設定することができる構成にすることで、これにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

なお。以上の説明では、外部機器との通信を有線通信インターフェースを例にあげて動作説明を行ったが、無線通信インターフェースでも他の構成要素を満たせば、同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、通信インターフェースの設定値にアドレスやパスワードを例にあげて動作説明を行ったが、文字数字列を入力しなければならない設定値に対しては、同様に容易な操作で設定することができ同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、有線通信インターフェースの初期設定操作を例にあげて動作説明を行ったが、文字数字列を入力しなければならない他の機能手段に対しても、同様に容易な操作で設定することができ同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、外部機器は表示装置や印刷装置や通信装置等を例にあげて動作説明を行ったが、通信インターフェースとメモリカードインターフェースとシステム制御手段とを備えた機器であれば、どのような外部機器であっても同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、操作キー部やＬＣＤ表示部を用いて動作説明を行ったが、通信インターフェースとメモリカードインターフェースとシステム制御手段とを備えた機器であれば、システム制御手段がメモリカードから初期値ファイルを読み込み操作無しで通信インターフェースに初期設定するようにしても同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、記録再生手段をメモリカードインターフェースを例にあげて動作説明を行ったが、メモリカードに限らず、着脱可能な記録媒体のインターフェースであれば、ハードディスク、磁気ディスクや光学ディスク等でも同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、符号化処理手段２０６の符号化処理をＪＰＥＧ方式で動作説明を行ったが、画像情報の情報量を低減する符号化処理方式、例えばＭＰＥＧ方式、ＤＶ圧縮方式等であれば、同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、静止画ファイルの送信を例にあげて説明を行ったが、動画ファイルの送信でも
同じ操作で同様の効果を得ることができる。

（第２の実施の形態）
この発明の第２の実施の形態について、図７、図４ないし図５を参照しながら説明する。図７は本発明の実施の形態２による印刷装置を示すブロック構成図である。図７において、１０１は外部機器としての撮像装置、１０２は本発明の実施の形態２による印刷装置である。２０８は画像データ、設定データまたは制御データを記録するメモリカード、７０１は外部機器としての撮像装置１０１と画像データまたは制御データを送受信する有線通信インターフェース、７０２は有線通信インターフェースを介して受信した画像データをメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース、７０３はメモリカード２０８からメモリカードインターフェース７０２を介して読み込んだ画像データを復号化処理を行う復号化処理手段、７０４は復号化した画像データを一時的に記憶するフレームメモリ、７０５は復号化した画像データに対して印刷特有の信号処理、例えばガンマ処理等を施す印刷信号処理手段、７０６は印刷特有の信号処理を施した画像データを印刷する印刷手段、７０７はモード設定スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチ、実行スイッチなどからなる操作キー部、７０８はシステム制御手段（マイクロコンピュータ）であり、操作キー部７０７が接続される。システム制御手段７０８からは、上述のような画像情報の流れを制御するための各種制御信号が、有線通信インターフェイス７０１、メモリカードインターフェース７０２、復号化処理手段７０３、フレームメモリ７０４、印刷信号処理手段７０５および印刷手段７０６に供給される。

図４は、この発明の第２の実施の形態の印刷装置に使用する初期値用のメモリカードのディレクトリ構造を示したディレクトリ構造図である。

図５は、この発明の第２の実施の形態の印刷装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。

以上のように構成されたこの発明の第２の実施の形態の印刷装置について、以下その動作を説明する。第２の実施形態の印刷装置の初期設定動作は第１の実施形態の撮像装置とほぼ同様の動作を行う。まず、第２の実施の形態の印刷装置の有線通信インターフェース７０１の初期設定を行う操作について動作説明を行う。図７において、モード設定スイッチで通信モードを選択し、印刷装置１０２に有線通信インターフェース７０１の初期値を記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）７０８は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、初期値ファイルは予め決められた制御ファイルフォルダの中に予め決められたファイル名、例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩで記録してある。よって、システム制御手段（マイクロコンピュータ）７０８は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを容易に検索することができる。図５は、第２の実施の形態の印刷装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。システム制御手段（マイクロコンピュータ）７０８が初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）を検出すると、初期設定ファイルの内容を読み込み、ＬＣＤ表示部７０９に表示を行う。次に、操作キー部７０７のアップスイッチとダウンスイッチで設定項目を選択し、実行スイッチで決定することによって、アドレスやパスワード等の設定値を印刷装置１０２の有線通信インターフェース７０１に設定することができる。これらの操作を繰り返して、通信に必要な設定値を容易な操作で印刷装置１０２へ設定することができる。また、通信に必要な初期設定値は一度設定すれば、有線通信インターフェース７０１に記憶されるようになっているので、変更がなければ毎回行う必要はない。

次に、第２の実施の形態の印刷装置の有線通信インターフェース７０１の通信動作について動作説明を行う。モード設定スイッチで通信モードを選択し、初期設定を行った後は、印刷装置１０２の有線通信インターフェース７０１は受信待ち状態になる。初期設定が既に設定されていれば、モード設定スイッチで通信モードを選択するだけで、印刷装置１０２の有線通信インターフェース７０１は受信待ち状態になる。外部機器としての撮像装置１０１から画像データが送られてくると、有線通信インターフェース７０１は受信動作を行い、受信した画像データはメモリカードインターフェース７０２を介してメモリカード２０８に記録される。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。受信した画像データは静止画ファイルフォルダに格納される。同様に、制御ファイルを受信すると制御ファイルフォルダに記録される。受信動作終了後、静止画ファイルフォルダに格納された画像データは、メモリカードインターフェース７０２を介して読み出され、復号化処理手段７０３によって復号化されフレームメモリ７０４に一時的に記憶される。印刷信号処理手段７０５はフレームメモリ７０４に記憶された画像データを、印刷特有の信号処理、例えば、ガンマ処理等を施し、印刷手段７０６が印刷を行う。このように撮像装置１０１から送信された画像データを受信し、メモリカード２０８に記録した後に自動印刷することができる。

また、第２の実施の形態の印刷装置においてメモリカード２０８に記録された画像データの印刷動作について動作説明を行う。まず、モード設定スイッチで印刷モードを選択する。印刷装置１０１に画像データを記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）７０８は、メモリカード２０８に記録された画像データファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、画像データファイルは、予め決められた静止画ファイルフォルダや動画ファイルフォルダに記録されていることとする。したがって、静止画ファイルを印刷したい場合は、静止画ファイルフォルダを検索し、容易にＬＣＤ表示部に静止画ファイル番号を表示することができる。次に、操作キー部７０７のアップスイッチとダウンスイッチを操作して静止画ファイル番号をコマ送りで表示させることができる。印刷したい静止画ファイル番号が表示された時、実行スイッチを押下することによって、選択した静止画ファイルを印刷することができる。すなわち、静止画ファイルが選択されると、システム制御手段７０８はメモリカードインターフェース７０２を介して画像データを読み出し、読み出された画像データは復号化処理手段７０３で復号されてフレームメモリ７０４に一時的に記録される。印刷信号処理手段７０５はフレームメモリ７０４に記憶された画像データを、印刷特有の信号処理、例えば、ガンマ処理等を施し、印刷手段７０６が印刷を行うことができる。このように簡単な操作で静止画ファイルを選択し印刷することもできる。

このように第２の実施の形態の印刷装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する有線通信インターフェース７０１と、有線通信インターフェース７０１が受信した画像データを着脱可能なメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース７０２と、メモリカードインターフェース７０２を介して着脱可能なメモリカード２０８に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段７０３と、復号化処理手段７０３で復号された画像信号を信号処理する印刷信号処理手段７０５と、印刷信号処理手段７０５で信号処理を行った画像信号を印刷する印刷手段７０６と、有線通信インターフェース７０１とメモリカードインターフェース７０２と復号化処理手段７０３と印刷信号処理手段７０５と印刷手段７０６とを制御するシステム制御手段７０８とを備え、有線通信インターフェース７０１の設定値を記録したメモリカード２０８をメモリカードインターフェース７０２に装着し、システム制御手段７０８がメモリカード２０８からメモリカードインターフェース７０２を介して有線通信インターフェース７０１の設定値を読み込み有線通信インターフェース７０１に設定することができるように構成することにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

なお、以上の説明では、有線通信インターフェースの設定値にアドレスやパスワードを例にあげて動作説明を行ったが、文字数字列を入力しなければならない設定値に対しては、同様に容易な操作で設定することができ同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、外部機器は撮像装置を例にあげて動作説明を行ったが、通信インターフェースとメモリカードインターフェースとシステム制御手段とを備えた装置であれば、どのような外部機器であっても同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、記録再生手段をメモリカードインターフェースを例にあげて動作説明を行ったが、メモリカードに限らず、着脱可能な記録媒体のインターフェースであれば、ハードディスク、磁気ディスクや光学ディスク等のインターフェースでも同様の効果を得ることができる。

（第３の実施の形態）
この発明の第３の実施の形態について、図８、図４ないし図５を参照しながら説明する。図８は本発明の実施の形態３による通信装置を示すブロック構成図である。図８において、１０１は外部機器としての撮像装置、１０４は本発明の実施の形態３による通信装置である。２０８は画像データ、設定データまたは制御データを記録するメモリカード、８０１は外部機器としての撮像装置１０１と画像データまたは制御データを送受信する有線通信インターフェース、８０２は有線通信インターフェースを介して受信した画像データをメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース、８０３はメモリカード２０８からメモリカードインターフェース８０２を介して読み込んだ画像データを復号化処理を行う復号化処理手段、８０４は復号化した画像データを一時的に記憶するフレームメモリ、８０５は復号化した画像データに対して通信特有の信号処理、例えば画像の帯域制限フィルタ処理等を施す通信信号処理手段、８０６は通信特有の信号処理を施した画像データまたはメモリカード２０８からメモリカードインターフェース８０２を介して読み込んだ画像データを通信する通信手段、８０７はモード設定スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチ、実行スイッチなどからなる操作キー部、８０８はシステム制御手段（マイクロコンピュータ）であり、操作キー部８０７が接続される。システム制御手段８０８からは、上述のような画像情報の流れを制御するための各種制御信号が、有線通信インターフェイス８０１、メモリカードインターフェース８０２、復号化処理手段８０３、フレームメモリ８０４、通信信号処理手段８０５および通信手段８０６に供給される。

図４は、この発明の第３の実施の形態の通信装置に使用する初期値用のメモリカードのディレクトリ構造を示したディレクトリ構造図である。

図５は、この発明の第３の実施の形態の通信装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。

以上のように構成されたこの発明の第３の実施の形態の通信装置について、以下その動作を説明する。第３の実施形態の通信装置の初期設定動作は第１の実施形態の撮像装置とほぼ同様の動作を行う。まず、第３の実施の形態の通信装置の有線通信インターフェース８０１の初期設定を行う操作について動作説明を行う。図８において、モード設定スイッチで通信モードを選択し、通信装置１０４に有線通信インターフェース８０１の初期値を記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）８０８は、メモリカード２０８に記録されたデータファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、初期値ファイルは予め決められた制御ファイルフォルダの中に予め決められたファイル名、例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩで記録してある。よって、システム制御手段（マイクロコンピュータ）８０８は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを容易に検索することができる。図５は、第３の実施の形態の通信装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。システム制御手段（マイクロコンピュータ）８０８が初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）を検出すると、初期設定ファイルの内容を読み込み、ＬＣＤ表示部８０９に表示を行う。次に、操作キー部８０７のアップスイッチとダウンスイッチで設定項目を選択し、実行スイッチで決定することによって、アドレスやパスワード等の設定値を通信装置１０４に設定することができる。これらの操作を繰り返して、通信に必要な設定値を容易な操作で通信装置１０４へ設定することができる。また、通信に必要な初期設定値は一度設定すれば、有線通信インターフェース８０１に記憶されるようになっているので、変更がなければ毎回行う必要はない。

次に、第３の実施の形態の通信装置の有線通信インターフェース８０１の通信動作について動作説明を行う。モード設定スイッチで通信モードを選択し、初期設定を行った後は、通信装置１０４の有線通信インターフェース８０１は受信待ち状態になる。初期設定が既に設定されていれば、モード設定スイッチで通信モードを選択するだけで、通信装置１０４の有線通信インターフェース８０１は受信待ち状態になる。外部機器としての撮像装置１０１から画像データが送られてくると、有線通信インターフェース８０１は受信動作を行い、受信した画像データはメモリカードインターフェース８０２を介してメモリカード２０８に記録される。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。受信した画像データは静止画ファイルフォルダに格納される。同様に、制御ファイルを受信すると制御ファイルフォルダに記録される。受信動作終了後、静止画ファイルフォルダに格納された画像データは、メモリカードインターフェース８０２を介して読み出され、復号化処理手段８０３によって復号化されフレームメモリ８０４に一時的に記憶される。通信信号処理手段８０５はフレームメモリ８０４に記憶された画像データを、通信特有の信号処理、例えば、帯域制限フィルタ処理等を施し、通信手段８０６が送信を行う。このように撮像装置１０１から送信された画像データを受信し、メモリカード２０８に記録した後に自動送信することができる。または、受信終了後、静止画ファイルフォルダに格納された画像データは、メモリカードインターフェース８０２を介して読み出され、通信手段８０６がメール等に添付し送信を行うこともできる。このように撮像装置１０１から送信された画像データを受信し、メモリカード２０８に記録した後に自動送信することができる。

また、第３の実施の形態の通信装置においてメモリカード２０８に記録された画像データの通信動作について動作説明を行う。まず、モード設定スイッチで通信モードを選択する。通信装置１０４に画像データを記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）８０８は、メモリカード２０８に記録された画像データファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、画像データファイルは、予め決められた静止画ファイルフォルダや動画ファイルフォルダに記録されていることとする。したがって、静止画ファイルを送信したい場合は、静止画ファイルフォルダを検索し、容易にＬＣＤ表示部に静止画あるいは静止画ファイル番号を表示することができる。次に、操作キー部８０７のアップスイッチとダウンスイッチを操作して静止画あるいは静止画ファイル番号をコマ送りで表示させることができる。送信したい静止画あるいは静止画ファイル番号が表示された時、実行スイッチを押下することによって、選択した静止画ファイルを送信することができる。すなわち、送信したい静止画ファイルが選択されると、システム制御手段８０８はメモリカードインターフェース８０２を介して画像データを読み出す。読み出された画像データは復号化処理手段８０３で復号されてフレームメモリ８０４に一時的に記録される。通信信号処理手段８０５はフレームメモリ８０４に記憶された画像データを、通信特有の信号処理、例えば、帯域制限フィルタ処理等を施し、通信手段８０６が画像データの送信を行うことができる。このように簡単な操作で静止画ファイルを選択し送信することもできる。または、システム制御手段８０８はメモリカードインターフェース８０２を介して画像データを読み出し、通信手段８０６が画像データをメールの添付ファイルとして送信を行うこともできる。

このように第３の実施の形態の通信装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する有線通信インターフェース８０１と、有線通信インターフェース８０１が受信した画像データを着脱可能なメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース８０２と、メモリカードインターフェース８０２を介して着脱可能なメモリカード２０８に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段８０３と、復号化処理手段８０３で復号された画像信号を信号処理する通信信号処理手段８０５と、通信信号処理手段８０５で信号処理を行った画像信号を送信する通信手段８０６と、有線通信インターフェース８０１とメモリカードインターフェース８０２と復号化処理手段８０３と通信信号処理手段８０５と通信手段８０６とを制御するシステム制御手段８０８とを備え、有線通信インターフェース８０１の設定値を記録したメモリカード２０８をメモリカードインターフェース８０２に装着し、システム制御手段８０８がメモリカード２０８からメモリカードインターフェース８０２を介して有線通信インターフェース８０１の設定値を読み込み有線通信インターフェース８０１に設定することができるように構成することにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

なお、以上の説明では、通信インターフェースの初期設定操作を例にあげて動作説明を行ったが、文字数字列を入力しなければならない他の機能手段に対しても、同様に容易な操作で設定することができ同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、外部機器は撮像装置を例にあげて動作説明を行ったが、通信インターフェースとメモリカードインターフェースとシステム制御手段とを備えた機器であれば、どのような外部機器であっても同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、静止画ファイルの送信を例にあげて動作説明を行ったが、動画ファイルの送信でも同じ操作で同様の効果を得ることができる。
この発明の第４の実施の形態について、図９、図４ないし図５を参照しながら説明する。図９は本発明の実施の形態４による表示装置を示すブロック構成図である。図９において、１０１は外部機器としての撮像装置、１０５は本発明の実施の形態４による表示装置である。２０８は画像データ、設定データまたは制御データを記録するメモリカード、９０１は外部機器としての撮像装置１０１と画像データまたは制御データを送受信する有線通信インターフェース、９０２は有線通信インターフェースを介して受信した画像データをメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース、９０３はメモリカード２０８からメモリカードインターフェース９０２を介して読み込んだ画像データを復号化処理を行う復号化処理手段、９０４は復号化した画像データを一時的に記憶するフレームメモリ、９０５は復号化した画像データに対して表示特有の信号処理、例えばガンマ処理や輪郭強調処理等を施す表示信号処理手段、９０６は表示特有の信号処理を施した画像データを表示する表示手段、９０７はモード設定スイッチ、アップスイッチ、ダウンスイッチ、実行スイッチなどからなる操作キー部、９０８はシステム制御手段（マイクロコンピュータ）であり、操作キー部９０７が接続される。システム制御手段９０８からは、上述のような画像情報の流れを制御するための各種制御信号が、有線通信インターフェイス９０１、メモリカードインターフェース９０２、復号化処理手段９０３、フレームメモリ９０４、表示信号処理回路９０５および表示手段９０６に供給される。

（第４の実施の形態）
図４は、この発明の第４の実施の形態の表示装置に使用する初期値用のメモリカードのディレクトリ構造を示したディレクトリ構造図である。

図５は、この発明の第４の実施の形態の表示装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定値例を示したものである。

以上のように構成されたこの発明の第４の実施の形態の表示装置について、以下その動作を説明する。第４の実施形態の表示装置の初期設定動作は第１の実施形態の撮像装置とほぼ同様の動作を行う。まず、第４の実施の形態の表示装置の有線通信インターフェース９０１の初期設定を行う操作について動作説明を行う。図９において、モード設定スイッチで通信モードを選択し、表示装置１０５に有線通信インターフェース９０１の初期値を記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）９０８は、メモリカード２０８に記録されたデータファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、初期値ファイルは予め決められた制御ファイルフォルダの中に予め決められたファイル名、例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩで記録してある。よって、システム制御手段（マイクロコンピュータ）９０８は、メモリカード２０８に記録された初期値ファイルを容易に検索することができる。図５は、第４の実施の形態の表示装置に使用する初期値用のメモリカードに記録された初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）の設定例を示したものである。システム制御手段（マイクロコンピュータ）９０８が初期値ファイル（例えば、ＳＥＴＵＰ．ＩＮＩ）を検出すると、初期設定ファイルの内容を読み込み、表示手段９０６の表示部に表示を行う。次に、操作キー部９０７のアップスイッチとダウンスイッチで設定項目を選択し、実行スイッチで決定することによって、アドレスやパスワード等の設定値を表示装置１０５に設定することができる。これらの操作を繰り返して、通信に必要な設定値を容易な操作で表示装置１０５へ設定することができる。また、通信に必要な初期設定値は一度設定すれば、有線通信インターフェース９０１に記憶されるようになっているので、変更がなければ毎回行う必要はない。

次に、第４の実施の形態の表示装置の有線通信インターフェース９０１の通信動作について動作説明を行う。モード設定スイッチで通信モードを選択し、初期設定を行った後は、表示装置１０５の有線通信インターフェース９０１は受信待ち状態になる。初期設定が既に設定されていれば、モード設定スイッチで通信モードを選択するだけで、表示装置１０５の有線通信インターフェース９０１は受信待ち状態になる。外部機器としての撮像装置１０１から画像データが送られてくると、有線通信インターフェース９０１は受信動作を行い、受信した画像データはメモリカードインターフェース９０２を介してメモリカード２０８に記録される。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。受信した画像データは静止画ファイルフォルダに格納される。同様に、制御ファイルを受信すると制御ファイルフォルダに記録される。受信動作終了後、静止画ファイルフォルダに格納された画像データは、メモリカードインターフェース９０２を介して読み出され、復号化処理手段９０３によって復号化されフレームメモリ９０４に一時的に記憶される。表示信号処理手段９０５はフレームメモリ９０４に記憶された画像データを、表示特有の信号処理、例えば、ガンマ処理や輪郭強調処理等を施し、表示手段９０６が画像の表示を行う。このように撮像装置１０１から送信された画像データを受信し、メモリカード２０８に記録した後に自動表示することができる。

また、第４の実施の形態の表示装置のメモリカード２０８に記録された画像データの表示動作について動作説明を行う。まず、モード設定スイッチで表示モードを選択し、表示装置１０５に画像データを記録したメモリカード２０８を装着する。システム制御手段（マイクロコンピュータ）９０８は、メモリカード２０８に記録された画像データファイルを検索する。メモリカード２０８はＤＯＳフォーマットでフォーマットされており、内部のディレクトリ構造は、例えば図４に示したようなディレクトリ構造になっている。つまり、画像データファイルは、予め決められた静止画ファイルフォルダや動画ファイルフォルダに記録されていることとする。したがって、静止画ファイルを表示したい場合は、静止画ファイルフォルダを検索し、容易に表示手段９０６の表示部に静止画ファイル番号の一覧を表示することができる。次に、操作キー部９０７のアップスイッチとダウンスイッチを操作して静止画ファイル番号を選択することができる。表示したい静止画ファイル番号を選択し、実行スイッチを押下することによって、選択した静止画ファイルを表示することができる。すなわち、表示したい静止画ファイルが選択されるとシステム制御手段９０８はメモリカードインターフェース９０２を介して画像データを読み出す。読み出された画像データは復号化処理手段９０３で復号されてフレームメモリ９０４に一時的に記録される。表示信号処理手段９０５はフレームメモリ９０４に記憶された画像データを、表示特有の信号処理、例えば、ガンマ処理や輪郭強調処理等を施し、表示手段９０６が画像の表示を行うことができる。このように簡単な操作で静止画ファイルを選択し表示することもできる。

このように第４の実施の形態の表示装置は、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する有線通信インターフェース９０１と、有線通信インターフェース９０１が受信した画像データを着脱可能なメモリカード２０８に記録するメモリカードインターフェース９０２と、メモリカードインターフェース９０２を介して着脱可能なメモリカード２０８に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段９０３と、復号化処理手段９０３で復号された画像信号を信号処理する表示信号処理手段９０５と、表示信号処理手段９０５で信号処理を行った画像信号を表示する表示手段９０６と、有線通信インターフェース９０１とメモリカードインターフェース９０２と復号化処理手段９０３と表示信号処理手段９０５と表示手段９０６とを制御するシステム制御手段９０８とを備え、有線通信インターフェース９０１の設定値を記録したメモリカード２０８をメモリカードインターフェース９０２に装着し、システム制御手段９０８がメモリカード２０８からメモリカードインターフェース９０２を介して有線通信インターフェース９０１の設定値を読み込み有線通信インターフェース９０１に設定することができるように構成することにより、通信等で必要なアドレスやパスワード等の設定値を容易な操作で設定することができるという効果が得られる。また、機器間を接続し簡単な操作を行うだけでデータの送受信することができるという効果も得られる。

なお、以上の説明では、操作キー部を用いて動作説明を行ったが、通信インターフェースとメモリカードインターフェースとシステム制御手段とを備えた機器であれば、システム制御手段がメモリカードから初期値ファイルを読み込み操作無しで通信インターフェースに初期設定するようにしても同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、記録再生手段をメモリカードインターフェースを例にあげて説明を行ったが、メモリカードに限らず、着脱可能な記録媒体のインターフェースであれば、ハードディスク、磁気ディスクや光学ディスク等のインターフェースでも同様の効果を得ることができる。

なお、以上の説明では、静止画ファイルの送信を例にあげて説明を行ったが、動画ファイルの送信でも同じ操作で同様の効果を得ることができる。

（実施の形態の効果）
以上のように、本実施の形態の撮像装置によれば、撮像素子からの画像信号を信号処理する画像信号処理手段と、画像信号処理手段からの画像信号を符号化処理する符号化処理手段と、符号化処理手段からの画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、符号化処理手段からの画像データまたは着脱可能な記録媒体に記録された画像データを記録再生手段で読み出し外部機器に転送する通信手段と、画像信号処理手段と符号化処理手段と記録再生手段と通信手段とを制御するシステム制御手段とを備え、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み通信手段に設定することができるように構成したものである。

また、本実施の形態の印刷装置によれば、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する印刷信号処理手段と、印刷信号処理手段で信号処理を行った画像信号を印刷する印刷手段と、通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と印刷信号処理手段と印刷手段とを制御するシステム制御手段とを備え、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み前記通信手段に設定することができるように構成したものである。

また、本実施の形態の通信装置によれば、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する第１通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する通信信号処理手段と、通信信号処理手段で信号処理を行った画像信号を送信または記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し送信する第２通信手段と、第１通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と通信信号処理手段と第２通信手段とを制御するシステム制御手段とを備え、第１通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して第１通信手段の設定値を読み込み第１通信手段に設定することができるように構成したものである。

また、本実施の形態の表示装置によれば、外部機器と通信を行い、画像データを送信または受信する通信手段と、通信手段が受信した画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、記録再生手段を介して着脱可能な記録媒体に記録された画像データを読み出し復号化を行う復号化処理手段と、復号化処理手段で復号された画像信号を信号処理する表示信号処理手段と、表示信号処理手段で信号処理を行った画像信号を表示する表示手段と、通信手段と記録再生手段と復号化処理手段と表示信号処理手段と表示手段とを制御するシステム制御手段とを備え、通信手段の設定値を記録した記録媒体を装着し、システム制御手段が記録媒体から記録再生手段を介して通信手段の設定値を読み込み通信手段に設定することができるように構成したものである。

本発明は、機器間を接続することによりデータの送受信ができる撮像装置、印刷装置、通信装置及び表示装置に利用可能である。

本発明の実施の形態による機器間通信システムの構成を示すシステム系統図本発明の実施の形態１による撮像装置の構成を示すブロック構成図本発明の実施の形態による撮像装置の初期設定時のＬＣＤ表示部と操作キー部を示す外観図本発明の実施の形態１，２，３，４によるメモリカードのディレクトリ構造を示すディレクトリ構造図本発明の実施の形態１，２，３，４による初期値ファイルの設定値の例を示す図本発明の実施の形態１による撮像装置の通信動作時のＬＣＤ表示部と操作キー部を示す外観図本発明の実施の形態２による印刷装置の構成を示すブロック構成図本発明の実施の形態３による通信装置の構成を示すブロック構成図本発明の実施の形態４による表示装置の構成を示すブロック構成図従来の電子撮像装置の制御部のブロック構成を示すブロック構成図

符号の説明

１０１撮像装置
１０２印刷装置
１０３通信ケーブル
１０４通信装置
１０５表示装置
２０１光学系
２０２撮像素子
２０３Ａ／Ｄ変換器
２０４画像信号処理手段
２０５、７０４、８０４、９０４フレームメモリ
２０６符号化処理手段
２０７、７０２、８０２、９０２メモリカードインターフェース
２０８メモリカード
２０９、７０１、８０１、９０１無線または有線通信インターフェース
２１０、７０７、８０７、９０７操作キー部
２１１、７０８、８０８、９０８システム制御手段
２１２、７０９、８０９ＬＣＤ表示手段
７０３、８０３、９０３復号化処理手段
７０５印刷信号処理手段
７０６印刷手段
８０５通信信号処理手段
８０６通信手段
９０５表示信号処理手段
９０６表示手段

Claims

撮像素子からの画像信号を信号処理する画像信号処理手段と、
前記画像信号処理手段からの画像信号を符号化処理する符号化処理手段と、
前記符号化処理手段からの画像データを着脱可能な記録媒体に記録する記録再生手段と、
前記符号化処理手段からの画像データまたは前記記録再生手段が前記着脱可能な記録媒体から読み出した画像データを外部機器に転送する通信手段と、
操作の入力を受け付ける操作キー部と、
表示部と、
前記画像信号処理手段と前記符号化処理手段と前記記録再生手段と前記通信手段と前記表示部とを制御するシステム制御手段とを具備し、
前記通信手段の設定値を記録した記録媒体が装着された場合、前記システム制御手段は、前記記録媒体から前記記録再生手段を介して前記通信手段の設定値を読み込み、前記表示部に前記設定値を表示し、前記操作キー部の操作により選択された前記設定値を前記通信手段に設定することを特徴とする撮像装置。
前記外部機器が、印刷装置又は通信装置又は表示装置であることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
前記通信手段の設定値が、アドレスあるいはパスワードを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
前記通信手段の設定値が、予め決めたディレクトリとファイル名で前記着脱可能な記録媒体に記録されることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。