JP2008250506A - ディスクアレイ装置,ディスクアレイ制御システム及び制御方法,制御用プログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置,ディスクアレイ制御システム及び制御方法,制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクアレイ装置の省電力制御において、上位装置の業務完了から物理ディスクが省電力モードに切り替わるまで、および省電力モードの物理ディスクに対して上位装置のI/O指示が生じてから物理ディスクを「動作中」へ戻すまでの時間を短縮し、さらに、不必要な省電力モード解除を防止して、より効率的な省電力制御を実行する。
【解決手段】物理ディスクグループ122をそれに属する全てのLU123が「使用停止」になった時点で省電力モードにすることで、上位業務111か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮し、省電力モード解除を上位業務111の開始前に行い、解除時のI/O応答遅延を業務111に隠蔽する。また、使用停止となっているLU123のI/O応答設定を読み書き不可にしておき、上位装置110に利用不可のボリュームとして認識させておく。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクアレイ装置,ディスクアレイ制御システム及び方法,プログラムに関し、特に、省電力モードによる動作が可能なディスクアレイ装置及びこの装置を含むディスクアレイ制御システム,ディスクアレイ制御方法,ディスクアレイ制御用プログラムに関する。
従来、外部記憶装置として利用されるディスクアレイ装置は、RAID(Redundant Array Inexpensive Disks)を構成する複数の物理ディスクを備えており、上位装置が動作している間は全ての物理ディスクが無停止で動作する仕様となっていることが多かった。しかし、ディスクアレイ装置における各物理ディスクは、上位装置に常時使用されているわけではないので、365日×24時間稼動するオンライン業務に使用されている物理ディスクは常時動作している必要があるが、定期バックアップ等のオフライン業務に使用される物理ディスクは、その業務が行われる時間帯以外は動作中である必要がない。必要でないにもかかわらず、業務に使用されていない物理ディスクを動作させておくと無駄な電力消費を大きくしてしまう。
このため、ディスクアレイ装置において、上位装置からのアクセスが一定時間無い場合や上位装置からの指示を受けた場合等に物理ディスクの動作を省電力モードに切り替えて消費電力を抑える技術が、特許文献1乃至5に開示されている。
しかし、通常、ディスクアレイ装置は、複数の物理ディスクを用いて1つのRAID領域を構成し、そのRAID領域から適当な大きさの論理ユニット(LU:logical unit)を複数構築しており、さらに、ストライピングという手段によりLUの実際の記憶領域をRAIDが構成される物理ディスクに振り分けることが一般的である。これにより、同一RAID領域に構築された複数のLUが1つの物理ディスクグループを共有するため、上位装置からのアクセスはLU単位であるのに対して、省電力制御は物理ディスクグループ単位で行わなければならない。さらに、同一物理ディスクグループに属するLUを使用する上位装置が複数あることが通常である。
このため、1組のディスク装置が1つのLUを構成し1つの上位装置に使用されることを前提とした特許文献1乃至5に開示された技術は、ディスクアレイ装置の省電力制御に単純に転用することはできない。
一方で、ディスクアレイ装置の省電力制御については、物理ディスクグループ毎に全ての上位装置からのアクセスを監視し、一定時間アクセスが無い場合に、その物理ディスクグループに構築された全ての物理ディスクを省電力モードとし、その後、いずれか一台の上位装置からアクセスが発生すると、その物理ディスクグループの省電力モードが解除され、通常の「動作中」にするような方法が、特許文献6に開示されている。
特開平3−209679号公報 特開2000−100053号公報 特開2000−215002号公報 特開2001−331243号公報 特開2005−157710号公報 特開2000−293314号公報
しかしながら、特許文献6に開示された省電力制御方法は、LUを使用する上位装置の業務が停止状態になってから物理ディスクが省電力モードになるまで、一定時間を有するという不都合があった。また、省電力モードの物理ディスクを「動作中」へ戻すのにも時間がかかるため、アクセス受領を契機に物理ディスクグループを「動作中」へ戻す場合、上位装置から見るとI/O応答が著しく遅延することとなり、最悪の場合は、業務のI/Oがタイムアウトになる問題があった。
またさらに、省電力モードとなっている物理ディスクグループにおけるLUを利用する上位装置において、OSの再立ち上げやOSによる定期的なデバイスチェック等が発生した場合、利用者が意図しないアクセスが物理ディスクグループに対して発生し、物理ディスクグループが「動作中」になってしまい、効率的な省電力制御が行われないという不都合があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の不都合を改善し、ディスクアレイ装置の省電力制御において、上位装置の業務完了から物理ディスクの省電力モードに切り替わるまでの時間、および省電力モードの物理ディスクに対して上位装置のI/O指示が生じてから物理ディスクを「動作中」へ戻すまでの時間を短縮し、不必要な省電力モード解除を防止して、より効率的な省電力制御を実行することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のディスクアレイ装置は、データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループと、この1つの物理ディスクグループに対して幾つかの論理ユニットを構築し上位装置からの論理ユニットのいずれかに対するI/O指示に従って物理ディスクに対してデータを入出力するデータ管理手段とを備えたディスクアレイ装置であり、論理ユニットそれぞれのI/O応答設定を個別に管理するLU使用状態管理手段と、物理ディスクグループへの電力供給を制御する物理ディスクグループ電源制御手段とを備え、このLU使用状態管理手段が、上位装置からの論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定する機能と、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループへの電力供給を抑えるための節電指示を物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する機能とを備え、物理ディスクグループ電源制御手段が、LU使用状態管理手段からの節電指示に対応する物理ディスクグループを省電力モードに設定して当該物理ディスクグループへの電力供給を抑える機能を備えたことを特徴とする。
このようなディスクアレイ装置によれば、上位装置からの指示を契機に、ディスクアレイ装置に対する省電力制御を可能とし、物理ディスクグループにおける全LUが「使用停止」になった時点でその物理ディスクグループを省電力モードにすることで、上位業務か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮することができる。さらに、使用停止状態となっているLUのI/O応答設定を読み書き不可にしておくため、LUを利用する上位装置からの不用意なアクセスが発生しても、物理ディスクグループの省電力モードが解除されてしまうことはない。
また、上記のディスクアレイ装置において、上述したLU使用状態管理手段が、省電力モードの物理ディスクグループに属する論理ユニットのいずれかに対する上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧するための節電解除指示を物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する機能と、この節電解除指示に応じて物理ディスクグループへの電力供給が復旧された後に使用開始指示に対応する論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除する機能とを備え、物理ディスクグループ電源制御手段が、LU使用状態管理手段からの節電解除指示が示す物理ディスクグループの省電力モードを無効にして当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧する機能を備えてもよい。
このようにすると、物理ディスクグループの省電力モード解除を上位業務開始前に行い、解除時のI/O応答遅延を業務に隠蔽するため、業務のI/Oがタイムアウトされることがなくなる。
また、上記のディスクアレイ装置において、上述したLU使用状態管理手段が、上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する機能を備えてもよい。このようにすると、上位装置からの指示を契機にしたディスクアレイ装置に対する省電力制御が可能である。
また、上記のディスクアレイ装置において、上述したLU使用状態管理手段が、使用停止指示に従って論理ユニットのいずれかのI/O応答を読み書き不可に設定する毎に、その論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する機能を備えてもよい。このようにすると、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループを直ちに省電力モードに設定することができる。
また、上記のディスクアレイ装置においては、物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部を備えると共に、上述したLU使用状態管理手段が、論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合にLU使用状態情報記憶部に記憶された情報を更新する機能と、LU使用状態情報記憶部に記憶された情報を参照して物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する機能とを備えてもよい。このようにすると、LUの使用状態を一元管理できる。
また、上記のディスクアレイ装置において、上述した物理ディスクグループ電源制御手段が、各物理ディスクのスピンドルモータに対する電力供給を制御することで対応する物理ディスクグループへの電力供給を制御する機能を備えてもよい。このようにすると、スピンドルモータの動作を小さくすることで物理ディスクグループへの電力供給が減少し省電力モードに設定できる。
次に、本発明のディスクアレイ制御システムは、上記のディスクアレイ装置と、論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示又は使用開始指示を出力する上位装置とからなることを特徴とする。このようなディスクアレイ制御システムによれば、ディスクアレイ装置に対する省電力制御を上位装置からの指示を契機に実行することができる。
また、上記のディスクアレイ制御システムにおいて、上述した上位装置が、論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示又は使用開始指示を出力するLU使用状態操作手段を備え、このLU使用状態操作手段は、当該上位装置の業務を監視する機能と、業務が終了した場合に使用停止指示を出力する機能と、業務が開始された場合に使用開始指示を出力する機能とを備えてもよい。このようにすると、上位装置において業務と連携する方式で出力される指示を契機にディスクアレイ装置に対する省電力制御を可能とする。
次に、本発明のディスクアレイ制御方法は、データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループを備えこの1つの物理ディスクグループに対して幾つかの論理ユニットを構築し上位装置からの論理ユニットのいずれかに対するI/O指示に従って物理ディスクに対してデータを入出力するディスクアレイ装置と、論理ユニットのいずれかに対するI/O指示を出力する上位装置とからなるディスクアレイ制御システムにあって、上位装置からの論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定するLU使用不可設定ステップと、LU使用不可設定ステップにより読み書き不可に設定された論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する物理ディスクグループ状態判定ステップと、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループを省電力モードに設定して当該物理ディスクグループへの電力供給を抑える省電力モード設定ステップとを設けたことを特徴とする。
また、上記のディスクアレイ制御方法において、上述したLU使用不可設定ステップ前に、ディスクアレイ装置が上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する上位指示判定ステップを設けてもよい。
また、上記のディスクアレイ制御方法において、上述した上位指示判定ステップ後に、省電力モードに設定された物理ディスクグループに属した論理ユニットのいずれかに対する上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループの省電力モードを無効にして当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧する省電力モード解除ステップと、物理ディスクグループへの電力供給が復旧した後に使用開始指示に対応する論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除するLU使用不可解除ステップとを設けてもよい。
また、上記のディスクアレイ制御方法において、論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合に、物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部内の情報を更新するLU状態情報更新ステップを設けると共に、上述した物理ディスクグループ状態判定ステップでは、LU使用状態情報記憶部内の情報を参照して物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定してもよい。
また、上記のディスクアレイ制御方法において、上述した上位装置が論理ユニットのいずれかを使用する業務を完了した後に当該論理ユニットに対する使用停止指示をディスクアレイ装置へ出力する使用停止指示発行ステップと、業務を開始する前に該当する論理ユニットに対する使用開始指示をディスクアレイ装置へ出力する使用開始指示発行ステップとを設けてもよい。
このようなディスクアレイ制御方法によれば、上述したディスクアレイ制御装置及びディスクアレイ制御システムと同様に、上位装置からの指示を契機に、ディスクアレイ装置に対する省電力制御を可能とし、物理ディスクグループにおける全LUが「使用停止」になった時点でその物理ディスクグループを省電力モードにすることで、上位業務か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮することができる。また、使用停止状態となっているLUのI/O応答設定を読み書き不可にしておくため、LUを利用する上位装置からの不用意なアクセスが発生しても、物理ディスクグループの省電力モードが解除されてしまうことはない。さらに、省電力モード解除を上位業務開始前に行い、解除時のI/O応答遅延を業務に隠蔽することで業務のI/Oがタイムアウトされなくなる。
次に、本発明のディスクアレイ制御用プログラムは、データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループと、この物理ディスクグループへの電力供給を制御する物理ディスクグループ電源制御手段とを備えたディスクアレイ装置にあって、この1つの物理ディスクグループに対して複数の論理ユニットを構築し上位装置からの論理ユニットのいずれかに対するI/O指示に従って物理ディスクに対してデータを入出力するデータ管理処理をコンピュータに実行させるディスクアレイ制御用プログラムにおいて、論理ユニットそれぞれのI/O応答設定を個別に管理し上位装置からの論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定するLU使用状態管理処理と、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループを省電力モードに設定し電力供給を抑えるための節電指示を物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する節電指示処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、上記のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、省電力モードに設定された物理ディスクグループに属した論理ユニットのいずれかに対する上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧するための節電解除指示を物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する節電解除指示処理と、この節電解除指示におうじて物理ディスクグループへの電力供給が復旧された後に使用開始指示に対応する論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除する節電解除処理とをコンピュータに実行させてもよい。
また、上記のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する判定処理をコンピュータに実行させてもよい。
また、上記のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、論理ユニットのいずれかのI/O応答を読み書き不可に設定する毎にその論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する物理ディスクグループ状態判定処理をコンピュータに実行させてもよい。
また、上記のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合に物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部内の情報を更新するLU状態情報更新処理と共に、物理ディスクグループ状態判定処理を、LU使用状態情報記憶部内の情報を参照して物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定するような内容に特定してコンピュータに実行させてもよい。
本発明のディスクアレイ制御用プログラムは、データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループを備えこの1つの物理ディスクグループに対して複数の論理ユニットを構築したディスクアレイ装置に対し、論理ユニットのいずれかに対するI/O指示を出力する上位装置にあって、論理ユニットのいずれかを使用する業務を完了した後に当該論理ユニットに対する使用停止指示をディスクアレイ装置へ出力する使用停止指示出力処理と、業務を開始する前に該当する論理ユニットに対する使用開始指示をディスクアレイ装置へ出力する使用開始指示出力処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
このようなディスクアレイ制御用プログラムによれば、上述したディスクアレイ制御装置及びディスクアレイ制御システムと同様に、上位装置からの指示を契機にディスクアレイ装置に対する省電力制御を可能とし、物理ディスクグループにおける全LUが「使用停止」になった時点でその物理ディスクグループを省電力モードにすることで、上位業務か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮することができる。また、使用停止状態となっているLUのI/O応答設定を読み書き不可にしておくため、LUを利用する上位装置からの不用意なアクセスが発生しても、物理ディスクグループの省電力モードが解除されてしまうことはない。さらに、省電力モード解除を上位業務開始前に行い、解除時のI/O応答遅延を業務に隠蔽することで業務のI/Oがタイムアウトされなくなる。
本発明は以上のように構成され機能するため、これにより、上位装置からの指示を契機にディスクアレイ装置に対する省電力制御を可能とし、物理ディスクグループにおける全LUが「使用停止」になった時点でその物理ディスクグループを省電力モードにすることで、上位業務か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮することができる。また、使用停止状態となっているLUのI/O応答設定を読み書き不可にしておくため、LUを利用する上位装置からの不用意なアクセスが発生しても、物理ディスクグループの省電力モードが解除されてしまうことはない。さらに、省電力モード解除を上位業務開始前に行い、解除時のI/O応答遅延を業務に隠蔽することで業務のI/Oがタイムアウトされなくなる。よって、ディスクアレイ装置の省電力制御がより効率的に実行可能になる。
以下、本発明における一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のディスクアレイ制御システムの構成を示すブロック図である。本実施形態のディスクアレイ制御システムは、図1に示すように、データを記憶するための物理ディスク121を複数有してなる物理ディスクグループ122と、この1つの物理ディスクグループ122に対して論理ユニット(logical unit以下LUとする)123を幾つか構築し上位装置110からのLU123のいずれかに対するI/O指示に従って物理ディスク121に対してデータを入出力するデータ管理手段140と、LU123それぞれのI/O応答設定を個別に管理するLU使用状態管理手段141と、物理ディスクグループ122に属する全てのLU123のI/O応答設定の状態が記憶されたLU使用状態情報記憶部130(LU使用状態管理テーブル)と、物理ディスクグループ122への電力供給を制御する物理ディスクグループ電源制御手段142とを備えたディスクアレイ装置120に対して、上位装置110が複数接続された構成である。
本実施形態における上位装置110は、1つ以上のLU123を独占して業務111を行うように構成されており、その独占しているLU123のいずれかに対しての業務111に関するI/O指示をディスクアレイ装置120へ出力する機能を有している。また上位装置110は、LU123のいずれかに対する使用停止指示又は使用開始指示を出力するLU使用状態操作手段112を備えており、このLU使用状態操作手段112は、上位装置110の業務111を監視する機能と、この業務111が終了した場合に使用停止指示を出力する機能と、業務111が開始された場合に使用開始指示を出力する機能とを備えている。また、上位装置110は、業務111にLU123を複数使用する場合、個々のLU123に対してLU使用状態操作手段140を備えている。
本実施形態におけるディスクアレイ装置120の物理ディスクグループ122は、RAID(Redundant Array Inexpensive Disks)を構成する複数の物理ディスク121により構成されており、データ管理手段140は、物理ディスクグループ122に構成されたRAID領域から適当な大きさのLU123を幾つか構築し、LU123宛てのデータをストライピングして、RAIDが構成されている物理ディスク121に振り分ける機能を備えている。
LU使用状態管理手段141は、上位装置110のいずれかからの指示が使用開始指示か、あるいは使用停止指示かを判定する機能と、上位装置110のいずれかからのLU123のいずれかに対する使用停止指示に従ってそのLU123のI/O応答を読み書き不可に設定する機能を備えている。LU123のI/O応答を読み書き不可に設定することで、上位装置110に利用不可なボリュームとして認識させることができる。
LU使用状態管理手段141は、さらに、LU123のいずれかのI/O応答設定を変更した場合にLU使用状態情報記憶部130に記憶された情報を更新する機能と、LU123のいずれかのI/O応答を読み書き不可に設定する毎にLU使用状態情報記憶部130に記憶された情報を参照して物理ディスクグループ122に属する全てのLU123のI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する機能と、属するLU123全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループ122への電力供給を抑えて省電力モードに設定するための節電指示を物理ディスクグループ電源制御手段142へ出力する機能とを備えている。
このように省電力モードの物理ディスクグループ122における全てのLU123は、I/O応答を読み書き不可に設定し上位装置110に利用不可なボリュームとして認識させているので、LU123に対する上位装置110の不用意なアクセスによる省電力モード解除を回避することができる。
LU使用状態情報記憶部130は、図2に示すように、I/O応答設定を読み書き不可に設定されたLU123の使用状態を「使用停止」とし、物理ディスクグループ122に構築された全てのLU123の使用状態を「使用中」あるいは「使用停止」で示して記憶し一元管理する。
また、LU使用状態管理手段141は、さらに、省電力モードに設定された物理ディスクグループ122に属するLU123のいずれかに対する上位装置110からの使用開始指示に従って物理ディスクグループ122への電力供給を復旧するための節電解除指示を物理ディスクグループ電源制御手段142へ出力する機能と、この節電解除指示に応じて物理ディスクグループ122への電力供給が復旧された後に使用開始指示に対応するLU123のI/O応答の読み書き不可設定を解除する機能とを備えている。
また、ディスクアレイ装置120の物理ディスクグループ電源制御手段142は、LU使用状態管理手段141からの節電指示にしたがって物理ディスクグループ122を省電力モードに設定し物理ディスクグループ122への電力供給を抑える機能と、LU使用状態管理手段141からの節電解除指示にしたがって物理ディスクグループ122の省電力モードを無効にして、物理ディスクグループ122への電力供給を復旧する機能とを備えている。
ここで、上述したデータ管理手段140及びLU使用状態管理手段141については、その機能内容をプログラム化しコンピュータに実行させるように構成してもよい。
次に、本実施形態のディスクアレイ制御システムの動作ついて説明する。ここで、ディスクアレイ制御方法についても、その各ステップを示して同時に説明する。
図3は、本実施形態におけるLU使用状態操作手段140の動作を示すフローチャートである。上位装置110のLU使用状態操作手段140は、LU123にアクセスする業務111と連携して動作し、業務111を開始する前に業務111で使用するLU123に対して使用開始指示を発行する(図3のステップS11,使用開始指示発行ステップ)。使用開始指示が成功したら、LU123をマウントし、業務111を開始する(図3のステップS12)。業務111を完了した後、LU123をアンマウントしておく(図3のステップS13)。そして、LU123に対し使用停止指示を発行する(図3のステップS14,使用停止指示発行ステップ)。業務111に使用されるLU123が複数存在する場合、上位装置110は、個々のLU123に対して備えたLU使用状態操作手段140を呼び出して処理を実行させる。
図4は、本実施形態におけるLU使用状態管理手段141の動作を示すフローチャートである。ディスクアレイ装置120のLU使用状態管理手段141は、上位装置110から受領した指示が使用開始指示か使用停止指示かを判定する(図4のステップS21,上位指示判定ステップ)。
使用開始指示を受領した場合、物理ディスクグループ122が省電力モードになっているかチェックを行う(図4のステップS22)。物理ディスクグループ122が省電力モードになっている場合、物理ディスクグループ電源管理手段142に対して節電解除指示を発行する(図4のステップS23)。物理ディスクグループ122が「動作中」になったら、対応するLU123のI/O応答を通常応答に設定する(図4のステップS25,LU使用不可解除ステップ)し、LU使用状態情報記憶部130に記憶された情報内の対応するLU123の使用状態を「使用中」に更新する(図4のステップS24,LU状態情報更新ステップ)。
上位装置110から使用停止指示を受領した場合は、対応するLU123のI/O応答を「読み書き不可」に設定し、上位装置110に利用不可なボリュームとして認識させる(図4のステップS26,LU使用不可設定ステップ)。それに同期して、LU使用状態情報記憶部141に記憶された情報内の対応するLU123の使用状態を「使用停止」に更新する(図4のステップS27,LU状態情報更新ステップ)。続いて、LU使用状態情報記憶部130に記憶された情報を参照して、物理ディスクグループ122に構築された全てのLU123が「使用停止」になっているかチェックする(図4のステップS28,物理ディスクグループ状態判定ステップ)。全てのLU123が「使用停止」になっていた場合、物理ディスクグループ電源管理手段142に対して節電指示を発行する(図4のステップS29)。
図5は、物理ディスクグループ電源管理手段142の動作を示すフローチャートである。ディスクアレイ装置120の物理ディスクグループ電源管理手段142は、LU使用状態管理手段141から受領した指示が節電解除指示なのか節電指示なのかを判定する(図5のステップS31)。
節電解除指示を受領した場合、物理ディスクグループ122を構成する物理ディスク121それぞれに対して、物理ディスク121の電子回路やスピンドルモータに対する電力供給を復旧することにより、省電力モードを無効にする(図5のステップS32,省電力モード解除ステップ)。
LU使用状態管理手段141から節電指示を受領した場合、物理ディスクグループ122を構成する物理ディスク121それぞれに対して、物理ディスク121の電子回路やスピンドルモータに対する電力供給を抑えることにより、省電力モードを有効にする(図5のステップS33,省電力モード解除ステップ)。
ここで、本実施形態のディスクアレイ制御システムは、ディスクアレイ装置120に物理ディスクグループ122が1つ搭載されている場合を示しているが、これに限らず、ディスクアレイ装置120に複数の物理ディスクグループ122が搭載されていてもよい。複数の物理ディスクグループ122が搭載された場合は、LU使用状態情報記憶部130を物理ディスクグループ122ごとに複数保持して、複数ある物理ディスクグループ122と1対1で対応させることによって、同様に、物理ディスクグループ単位に省電力制御を行うことが可能である。
以上のように本実施形態のディスクアレイ制御システムは、上位装置110からの指示を契機にディスクアレイ装置120の物理ディスクグループ122を省電力モードに切り替えることができ、物理ディスクグループ122に属する全てのLU123が「使用停止」になった時点でその物理ディスクグループ122を省電力モードにすることで、上位業務111か完了してから省電力モードになるまでの時間を短縮することができる。また、使用停止となっているLU123のI/O応答設定を読み書き不可にしておくため、LU123を利用する上位装置110からの不用意なアクセスが発生しても、物理ディスクグループ122の省電力モードが解除されてしまうことはない。さらに、省電力モード解除を上位業務111の開始前に行うので、解除時のI/O応答遅延を業務111に隠蔽でき業務111のI/Oがタイムアウトされることは無くなる。
本発明における一実施形態のディスクアレイ制御システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示された実施形態におけるLU使用状態情報記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。 図1に開示された実施形態におけるLU状態操作手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示された実施形態におけるLU使用状態管理手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示された実施形態における物理ディスクグループ電源管理手段の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
110 上位装置
111 業務
112 LU状態操作手段
120 ディスクアレイ装置
121 物理ディスク
122 物理ディスクグループ
123 論理ディスク(LU)
130 LU使用状態情報記憶部
140 データ管理手段
141 LU使用状態管理手段
142 物理ディスクグループ電源管理手段

Claims (19)

  1. データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループと、この物理ディスクグループ1つに対して幾つかの論理ユニットを構築し上位装置からの前記論理ユニットに対するI/O指示に従って前記物理ディスクに対してデータを入出力するデータ管理手段とを備えたディスクアレイ装置において、
    前記論理ユニットそれぞれのI/O応答設定を個別に管理するLU使用状態管理手段と、前記物理ディスクグループへの電力供給を制御する物理ディスクグループ電源制御手段とを備え、
    前記LU使用状態管理手段が、前記上位装置からの前記論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定する機能と、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループへの電力供給を抑えるための節電指示を前記物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する機能とを備え、
    前記物理ディスクグループ電源制御手段が、前記前記LU使用状態管理手段からの節電指示に対応する物理ディスクグループを省電力モードに設定して当該物理ディスクグループへの電力供給を抑える機能を備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記請求項1に記載のディスクアレイ装置において、
    前記LU使用状態管理手段が、前記省電力モードの物理ディスクグループに属する論理ユニットのいずれかに対する前記上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧するための節電解除指示を前記物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する機能と、この節電解除指示に応じて前記物理ディスクグループへの電力供給が復旧された後に前記使用開始指示に対応する論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除する機能とを備え、
    前記物理ディスクグループ電源制御手段が、前記LU使用状態管理手段からの節電解除指示に対応する物理ディスクグループの省電力モードを無効にして当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧する機能を備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載のディスクアレイ装置において、
    前記LU使用状態管理手段が、前記上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する機能を備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置において、
    前記LU使用状態管理手段が、前記使用停止指示に従って論理ユニットのいずれかのI/O応答を読み書き不可に設定する毎に、その論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する機能を備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置において、
    前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部を備えると共に、
    前記LU使用状態管理手段が、前記論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合に前記LU使用状態情報記憶部に記憶された情報を更新する機能と、前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを前記LU使用状態情報記憶部に記憶された情報を参照して判定する機能とを備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置において、
    前記物理ディスクグループ電源制御手段が、前記各物理ディスクのスピンドルモータに対する電力供給を制御することで対応する物理ディスクグループへの電力供給を制御する機能を備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれか一項に記載のディスクアレイ装置と、前記論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示又は使用開始指示を出力する上位装置とからなることを特徴とするディスクアレイ制御システム。
  8. 前記請求項7に記載のディスクアレイ制御システムにおいて、
    前記上位装置が、前記論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示又は使用開始指示をディスクアレイ装置へ出力するLU使用状態操作手段を備え、このLU使用状態操作手段は、当該上位装置の業務を監視する機能と、前記業務が終了した場合に前記使用停止指示を出力する機能と、前記業務が開始された場合に前記使用開始指示を出力する機能とを備えたことを特徴とするディスクアレイ制御システム。
  9. データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループを備えこの1つの物理ディスクグループに対して幾つかの論理ユニットを構築し上位装置からの前記論理ユニットのいずれかに対するI/O指示に従って前記物理ディスクに対してデータを入出力するディスクアレイ装置と、前記論理ユニットのいずれかに対するI/O指示を出力する上位装置とからなるディスクアレイ制御システムにあって、
    前記上位装置からの前記論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定するLU使用不可設定ステップと、
    前記LU使用不可設定ステップにより読み書き不可に設定された論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する物理ディスクグループ状態判定ステップと、
    属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループを省電力モードに設定して当該物理ディスクグループへの電力供給を抑える省電力モード設定ステップとを設けたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  10. 前記請求項9に記載のディスクアレイ制御方法において、
    前記LU使用不可設定ステップ前に、前記ディスクアレイ装置が前記上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する上位指示判定ステップを設けたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  11. 前記請求項10に記載のディスクアレイ制御方法において、
    前記上位指示判定ステップ後に、前記省電力モードの物理ディスクグループに属する論理ユニットのいずれかに対する前記上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループの省電力モードを無効にして当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧する省電力モード解除ステップと、
    前記省電力モード解除ステップにより対応する物理ディスクグループへの電力供給が復旧した後に前記使用開始指示に対応する論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除するLU使用不可解除ステップとを設けたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  12. 前記請求項9乃至11のいずれか一項に記載のディスクアレイ制御方法において、
    前記論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合に、前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部内の情報を更新するLU状態情報更新ステップを設けると共に、
    前記物理ディスクグループ状態判定ステップでは、前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを前記LU使用状態情報記憶部内の情報を参照して判定することを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  13. 前記請求項9乃至12のいずれか一項に記載のディスクアレイ制御方法において、
    前記上位装置が前記論理ユニットのいずれかを使用する業務を完了した後に当該論理ユニットに対する使用停止指示を前記ディスクアレイ装置へ出力する使用停止指示発行ステップと、前記業務を開始する前に該当する論理ユニットに対する使用開始指示を前記ディスクアレイ装置へ出力する使用開始指示発行ステップとを設けたことを特徴とするディスクアレイ制御方法。
  14. データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループと、この物理ディスクグループへの電力供給を制御する物理ディスクグループ電源制御手段とを備えたディスクアレイ装置にあって、この1つの物理ディスクグループに対して幾つかの論理ユニットを構築し上位装置からの前記論理ユニットのいずれかに対するI/O指示に従って前記物理ディスクに対してデータを入出力するデータ管理処理をコンピュータに実行させるディスクアレイ制御用プログラムにおいて、
    前記論理ユニットそれぞれのI/O応答設定を個別に管理し前記上位装置からの前記論理ユニットのいずれかに対する使用停止指示に従って当該論理ユニットのI/O応答を読み書き不可に設定するLU使用状態管理処理と、属する論理ユニット全てのI/O応答が読み書き不可に設定された物理ディスクグループを省電力モードに設定して電力供給を抑えるための節電指示を前記物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する節電指示処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
  15. 前記請求項14に記載のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、
    前記省電力モードの物理ディスクグループに属する論理ユニットのいずれかに対する前記上位装置からの使用開始指示に従って当該物理ディスクグループへの電力供給を復旧するための節電解除指示を前記物理ディスクグループ電源制御手段へ出力する節電解除指示処理と、この節電解除指示に応じて前記物理ディスクグループへの電力供給が復旧された後に前記使用開始指示に対応する対象論理ユニットのI/O応答の読み書き不可設定を解除する節電解除処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
  16. 前記請求項14又は15に記載のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、
    前記上位装置からの指示が使用開始指示であるか否かを判定する指示内容判定処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
  17. 前記請求項14乃至16のいずれか一項に記載のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、
    前記使用停止指示に従って論理ユニットのいずれかのI/O応答を読み書き不可に設定する毎にその論理ユニットが属する物理ディスクグループに構築された全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを判定する物理ディスクグループ状態判定処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
  18. 前記請求項14乃至17のいずれか一項に記載のディスクアレイ制御用プログラムにおいて、
    前記論理ユニットのI/O応答設定を変更した場合に、前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答設定の状態を記憶するLU使用状態情報記憶部内の情報を更新するLU状態情報更新処理と共に、物理ディスクグループ状態判定処理を、前記物理ディスクグループに属する全ての論理ユニットのI/O応答が読み書き不可に設定されていないかを前記LU使用状態情報記憶部内の情報を参照して判定するような内容に特定して前記コンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
  19. データを記憶するための物理ディスクを複数有してなる物理ディスクグループの1つに対して複数の論理ユニットを構築して記憶データを管理するディスクアレイ装置に対し、前記論理ユニットのいずれかに対するI/O指示を出力する上位装置にあって、
    前記論理ユニットのいずれかを使用する業務を完了した後に当該論理ユニットに対する使用停止指示を前記ディスクアレイ装置へ出力する使用停止指示出力処理と、前記業務を開始する前に該当する論理ユニットに対する使用開始指示を前記ディスクアレイ装置へ出力する使用開始指示出力処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ制御用プログラム。
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