JP2008250396A - 半導体集積回路装置の設計方法、半導体集積回路装置、マイクロコンピュータ、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログ回路の各入力の寄生抵抗及び寄生容量を抽出することなく、かつ、シミュレーションモデルを再作成することなく、シミュレーション精度を向上することができる半導体集積回路装置の設計方法を提供すること。
【解決手段】基本機能セルを使用し、リピータブロックの回路情報を作成し(S10)、デジタルブロック及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続情報及びレイアウト情報を作成し(S12、S14)、デジタルブロックとリピータブロックの間の各配線の寄生抵抗・容量の情報を含む配線RC情報を作成し(S16)、シミュレーション用のネットリストを生成し(S18、S20)、基本機能セルのシミュレーションモデル、論理シミュレーション用のネットリスト及び配線RC情報を使用して論理シミュレーションを実行し(S22)、回路シミュレーション用のネットリストを使用して回路シミュレーションを実行する(S24)。
【選択図】図4
【解決手段】基本機能セルを使用し、リピータブロックの回路情報を作成し(S10)、デジタルブロック及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続情報及びレイアウト情報を作成し(S12、S14)、デジタルブロックとリピータブロックの間の各配線の寄生抵抗・容量の情報を含む配線RC情報を作成し(S16)、シミュレーション用のネットリストを生成し(S18、S20)、基本機能セルのシミュレーションモデル、論理シミュレーション用のネットリスト及び配線RC情報を使用して論理シミュレーションを実行し(S22)、回路シミュレーション用のネットリストを使用して回路シミュレーションを実行する(S24)。
【選択図】図4
Description
本発明は、半導体集積回路装置の設計方法、半導体集積回路装置、マイクロコンピュータ、電子機器に関する。
一般に、デジタル回路とアナログ回路が混在する半導体集積回路装置では、デジタル回路とアナログ回路の接続部分について精度のよいシミュレーションを実施することが要求される。例えば、特開2005−242398号公報では、デジタル回路とアナログ回路の間の配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、抽出した寄生抵抗及び寄生容量に基づいて、デジタル回路とアナログ回路の間に存在する論理素子の波形の傾きのテーブルを書き換えることにより、シミュレーション精度を向上する手法が提案されている。
特開2005−242398号公報
しかし、デジタル回路とアナログ回路の間の配線が長い場合には、配線の寄生抵抗及び寄生容量も大きくなり、デジタル回路とアナログ回路の間に存在する論理素子の波形の傾きのテーブルの精度が低下し、アナログ回路のシミュレーション精度が劣化するという問題があった。また、各配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮した精度のよい論理シミュレーションを高速に実行することは比較的容易であるが、各配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮した精度の良い回路シミュレーションは多大な時間を要する場合もある。さらに、特開2005−242398号公報の手法では、デジタル回路とアナログ回路の間の接続又はレイアウトを変更する毎にシミュレーションモデルを作成し直す必要があり、設計工数の増加をもたらすという問題もあった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、アナログ回路の各入力の寄生抵抗及び寄生容量を抽出することなく、かつ、シミュレーションモデルを再作成することなく、シミュレーション精度を向上することができる半導体集積回路装置の設計方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る半導体集積回路装置の設計方法は、
デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有し、少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルが作成された基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
前記デジタルブロック及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の接続情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の配線のレイアウト情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックの回路情報、前記リピータブロックの前記回路情報及び前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から論理シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
前記アナログブロックの回路情報及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から回路シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
少なくとも、前記基本機能セルの前記シミュレーションモデル、前記論理シミュレーション用のネットリスト及び前記配線RC情報を使用して論理シミュレーションを実行するステップと、
前記回路シミュレーション用のネットリストを使用して回路シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする。
デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有し、少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルが作成された基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
前記デジタルブロック及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の接続情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の配線のレイアウト情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックの回路情報、前記リピータブロックの前記回路情報及び前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から論理シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
前記アナログブロックの回路情報及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から回路シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
少なくとも、前記基本機能セルの前記シミュレーションモデル、前記論理シミュレーション用のネットリスト及び前記配線RC情報を使用して論理シミュレーションを実行するステップと、
前記回路シミュレーション用のネットリストを使用して回路シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする。
半導体集積回路装置は、デジタルブロックとアナログブロックを含んでいればよく、レイアウト配置上、複数のデジタルブロック又はアナログブロックを含んでいてもよい。
所定の基本機能は、例えば、バッファ論理やインバータ論理などの1入力論理を実現する機能であってもよいし、AND論理やOR論理などの多入力論理を実現する機能であってもよい。所定の基本機能を有する基本機能セルは、例えば、バッファセル、インバータセル、AND論理セル又はOR論理セル等であってもよい。また、入力ゲート容量やドライブ能力の異なる同一論理の基本機能セルを何種類か用意しておいてもよい。
論理情報は、少なくとも、論理0又は論理1のすべての組み合わせの入力に対する出力の論理が定義されている情報であればよく、さらに、例えば不定値XやハイインピーダンスZが入力された時の出力が定義されていてもよい。論理情報は、論理関数、論理式、真理値表等のいずれの形式であってもよい。
遅延情報は、基本機能セルの入力が変化してから出力が変化するまでの時間(遅延値)を示す情報であり、例えば、入力信号の遷移時間と出力の負荷容量(次段のゲート容量と配線寄生容量の和)をパラメータとする遅延値のテーブルであってもよい。また、入力の立ち上がり(論理0から論理1への変化)に対する遅延値のテーブルと入力の立ち下がり(論理1から論理0への変化)に対する遅延値のテーブルを別々に有しているような場合でもよい。
基本機能セルのシミュレーションモデルは、論理シミュレーションにおいて使用するモデルであり、少なくとも、論理情報と遅延情報を有していればよく、入力ゲート容量やドライブ能力等その他の情報を含んでいてもよい。
リピータブロックは、デジタルブロックとアナログブロックの間で信号の中継を行うブロックであり、デジタルブロックからアナログブロックに供給される信号を中継するように機能してもよいし、アナログブロックからデジタルブロックに供給される信号を中継するように機能してもよい。
リピータブロックの回路情報は、リピータブロックの回路構成を特定するために十分な情報であればよく、例えば、リピータブロックを構成する基本機能セルの情報、基本機能セル間の接続情報、入力端子及び出力端子と基本機能セルの接続情報を含む情報である。回路情報は、例えば、回路図であってもよいし、テキストファイルやバイナリファイルであってもよい。
デジタルブロック及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続情報は、デジタルブロック及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続関係を特定するために十分な情報であればよい。接続情報は、例えば、回路図であってもよいし、テキストファイルやバイナリファイルであってもよい。
デジタルブロックとリピータブロックの間の配線のレイアウト情報は、デジタルブロックとリピータブロックの間の配線の物理的な位置を特定するために十分な情報であればよい。レイアウト情報は、例えば、レイアウト図であってもよいし、テキストファイルやバイナリファイルであってもよい。デジタルブロックとリピータブロックの間の接続情報に基づいて、デジタルブロックとリピータブロックの間の配線のレイアウト情報を作成するようにしてもよい。
配線RC情報は、各配線の寄生抵抗及び寄生容量の情報であり、少なくとも、デジタルブロックとリピータブロック間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量の情報を含んでいればよい。デジタルブロック内部の各配線及びリピータブロック内部の各配線の寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報がより好ましい。論理シミュレーションは配線RC情報を使用して実行すればよく、各配線の配線RC情報を各ネット間の遅延情報に変換してから論理シミュレーションを実行してもよい。
論理シミュレーションと回路シミュレーションは、それぞれ独立に実行してもよいが、シミュレーションの精度を向上させるためには同期をとりながら並行して実行するのがより好ましい。
本発明によれば、デジタルブロックとアナログブロックの間に信号を中継するためのリピータブロックを接続し、デジタルブロックとリピータブロックを含む回路に対して、デジタルブロックとリピータブロックの間の配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮して論理シミュレーションを実行することができる。従って、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する動作検証を精度よく実施することができる。その結果、半導体集積回路装置の製造前に、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する不具合を発見することが容易になり、ECOによる工数およびコストの増加を防止することができる。また、本発明によれば、基本機能セルのシミュレーションモデルを使用するので、リピータブロックの構成を変更してもリピータブロック全体のシミュレーションモデルを作成する必要がない。従って、リピータブロック全体のシミュレーションモデルの作成工数が不要であり、設計工数を削減することができる。
(2)本発明に係る半導体集積回路装置の設計方法は、
前記リピータブロックのレイアウト情報を作成するステップを含み、
前記配線RC情報を作成するステップでは、
前記リピータブロックの前記回路情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記リピータブロックに含まれる各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報をさらに含む前記配線RC情報を作成することを特徴とする。
前記リピータブロックのレイアウト情報を作成するステップを含み、
前記配線RC情報を作成するステップでは、
前記リピータブロックの前記回路情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記リピータブロックに含まれる各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報をさらに含む前記配線RC情報を作成することを特徴とする。
リピータブロックのレイアウト情報を作成するステップでは、リピータブロックの回路情報に基づいて、リピータブロックのレイアウト情報を作成するようにしてもよい。
本発明によれば、リピータブロック内部の配線の寄生抵抗及び寄生容量も考慮して論理シミュレーションを実行することができる。従って、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する動作検証を精度よく実施することができる。その結果、半導体集積回路装置の製造前に、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する不具合を発見することが容易になり、ECOによる工数およびコストの増加を防止することができる。
(3)本発明に係る半導体集積回路装置の設計方法は、
デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有する基本機能セルの少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルを作成するステップと、
前記基本機能セルのシミュレーションモデルにより構成され、各半導体集積回路装置の設計に共通に使用可能なシミュレーションライブラリを作成するステップと、
前記基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
少なくとも、前記シミュレーションライブラリに含まれる前記基本機能セルの前記シミュレーションモデルを使用し、前記リピータブロックを含む回路の論理シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする。
デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有する基本機能セルの少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルを作成するステップと、
前記基本機能セルのシミュレーションモデルにより構成され、各半導体集積回路装置の設計に共通に使用可能なシミュレーションライブラリを作成するステップと、
前記基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
少なくとも、前記シミュレーションライブラリに含まれる前記基本機能セルの前記シミュレーションモデルを使用し、前記リピータブロックを含む回路の論理シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、基本機能セルのシミュレーションモデルのシミュレーションライブラリを作成するので、リピータブロックの構成を変更してもリピータブロック全体のシミュレーションモデルを作成する必要がない。従って、リピータブロック全体のシミュレーションモデルの作成工数が不要であり、設計工数を削減することができる。
(4)本発明に係る半導体集積回路装置の設計方法は、
前記リピータブロックと前記アナログブロックが隣り合うようにレイアウトするステップを含むことを特徴とする。
前記リピータブロックと前記アナログブロックが隣り合うようにレイアウトするステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、リピータブロックとアナログブロックの間の各配線を短くすることができる。従って、リピータブロックとアナログブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量の影響を無視することができ、精度の良い回路シミュレーションを高速に実行することができる。一方、デジタルブロックとリピータブロックの間の各配線は長くなる場合もあるが、デジタルブロックとリピータブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮した論理シミュレーションを実行することができるので、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する動作検証を精度よく実施することができる。その結果、半導体集積回路装置の製造前に、デジタルブロックとアナログブロックの間の信号の受け渡しのタイミングに関する不具合を発見することが容易になり、ECOによる工数およびコストの増加を防止することができる。
(5)本発明は、
上記のいずれかに記載された半導体集積回路装置の設計方法によって設計製造されたことを特徴とする半導体集積回路装置である。
上記のいずれかに記載された半導体集積回路装置の設計方法によって設計製造されたことを特徴とする半導体集積回路装置である。
(6)本発明は、
上記に記載の半導体集積回路装置を含むことを特徴とするマイクロコンピュータである。
上記に記載の半導体集積回路装置を含むことを特徴とするマイクロコンピュータである。
(7)本発明は、
上記に記載のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力手段と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するための出力手段とを含むことを特徴とする電子機器である。
上記に記載のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力手段と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するための出力手段とを含むことを特徴とする電子機器である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.半導体集積回路装置の設計方法、半導体集積回路装置
図1は、本実施の形態の半導体集積回路の設計方法によって設計製造された半導体集積回路の例を説明するための図である。
図1は、本実施の形態の半導体集積回路の設計方法によって設計製造された半導体集積回路の例を説明するための図である。
半導体集積回路装置100は、リピータブロック10、デジタルブロック20及びアナログブロック30を含んで構成されている。デジタルブロック20は、例えば、バッファ(他の論理セルでもよい)22、24、26及び出力端子O22、O24、O26を含んで構成されており、バッファ22、24、26の出力がそれぞれ出力端子O22、O24、O26と接続されている。アナログブロック20は、例えば、バッファ(他の論理セルでもよい)32、34、36及び入力端子I32、I34、I36を含んで構成されており、バッファ32、34、36の入力がそれぞれ入力端子I32、I34、I36と接続されている。リピータブロック10は、所定の基本機能を有する基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3、入力端子I12、I14、I16及び出力端子O12、O14、O16を含んで構成されている。ここで、N1、N2、N3はともに1以上の整数であり、N1個の基本機能セル12−1〜N1、N2個の基本機能セル14−1〜N2、N3個の基本機能セル16−1〜N3はそれぞれ直列に接続されている。基本機能セル12−1、14−1、16−1の入力がそれぞれ入力端子I12、I14、I16と接続されており、基本機能セル12−N1、14−N2、16−N3の出力がそれぞれ出力端子O12、O14、O16と接続されている。さらに、デジタルブロック20の出力端子O22、O24、O26とリピータブロック10の入力端子I12、I14、I16がそれぞれ配線42、44、46で接続されており、リピータブロック10の出力端子O12、O14、O16とアナログブロック30の入力端子I32、I34、I36がそれぞれ配線52、54、56で接続されている。リピータブロック10は、配線42、44、46、52、54、56を介してデジタルブロック20とアナログブロック30の間で信号の中継を行う。
半導体集積回路装置100の動作検証において、デジタルブロック20とリピータブロック10は論理シミュレーションの対象となり、アナログブロック30は回路シミュレーションの対象となる。ここで、各配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮して論理シミュレーションを行うことは比較的容易である。従って、配線42、44、46が長い場合であっても、配線42、44、46の寄生抵抗及び寄生容量を考慮して精度よく論理シミュレーションを実行することができる。一方、精度のよい回路シミュレーションは多大な実行時間を必要とする場合が多く、配線52、54、56の寄生抵抗及び寄生容量を考慮した精度のよい回路シミュレーションを実行できない場合もある。そのため、配線52、54、56の寄生抵抗及び寄生容量の影響を無視することができるような構成とするのが望ましい。例えば、リピータブロック10とアナログブロック30が隣り合うようにレイアウトして配線52、54、56の配線をできる限り短くするのが望ましい。
基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3が有する所定の基本機能は、例えば、入力信号をそのまま出力に伝播するバッファとしての機能であってもよいし、入力信号の極性を反転して出力に伝播するインバータとしての機能であってもよい。すなわち、基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3は、例えば、バッファセルやインバータセルであってもよい。さらに、基本機能セルは、例えば、ドライブ能力や入力ゲート容量の異なる複数種類のバッファセルやインバータセルから選択できるようにしてもよい。例えば、N1=1、N2=1、N3=2とし、12−1と14−1はバッファセルとし、16−1と16−2はインバータセルとしてリピータブロック10を構成してもよい。さらに、例えば、12−1のバッファセルと14−1のバッファセルはドライブ能力が異なっていてもよいし、16−1は入力ゲート容量の小さいインバータセルとし、16−2はドライブ能力の高いインバータセルとするような構成にしてもよい。
また、基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3は、少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルが作成されている基本機能セルであればよい。すなわち、リピータブロック10は論理シミュレーションの対象となるので、リピータブロック10を構成する基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3は、論理シミュレーションを実行するために必要な論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルを有していればよい。ここで、半導体集積回路装置ごとにリピータブロックの構成は異なるが、基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3のシミュレーションモデルと基本機能セル間の接続情報に基づいてリピータブロックの論理シミュレーションを実行することができる。すなわち、例えば、各種の基本機能セルのシミュレーションモデルを共通ライブラリ化しておけば、リピータブロックの構成を変更してもリピータブロック全体のシミュレーションモデルを作成する必要がなく、設計工数の削減を実現することができる。
図2(A)、(B)は、シミュレーションモデルに含まれる論理情報の例を示す図である。図2(A)は論理式として表現された論理情報の例を示す図であり、図2(B)は真理値表として表現された論理情報の例を示す図である。図2(A)、(B)ともに、基本機能セルがバッファである場合の論理情報の例を示す図である。図2(A)の論理式は、基本機能セルの出力Qが常に入力Iと一致することを示している。図2(B)の真理値表では、入力Iが論理0、論理1、不定値Xの時は出力Qは入力Iと一致するが、入力IがハイインピーダンスZの時は出力Qは不定値Xになることを示している。一般に、真理値表の形式の方が複雑な論理を表現することが容易である。
例えば、設計者が各基本機能セルの論理を実現する論理関数、論理式、真理値表等を定義することによって各基本機能セルの論理情報を作成することができる。
図3(A)、(B)は、シミュレーションモデルに含まれる遅延情報の例を示す図である。図3(A)は入力Iの立ち上がり(論理0から論理1への変化)に対して出力Qが変化するまでの時間を表す遅延情報を示す図であり、図3(B)は入力Iの立ち下がり(論理1から論理0への変化)に対して出力Qが変化するまでの時間を表す遅延情報を示す図である。図3(A)、(B)ともに、基本機能セルがバッファである場合に、入力の遷移時間と出力の負荷容量をパラメータとするテーブル形式の遅延情報の例を示す図である。図3(A)は、入力の遷移時間がtI1〜tI4のいずれかであり、出力の負荷容量がcL1〜cL4のいずれかである時に、入力の遷移時間と出力の負荷容量の組に対して遅延値がtr11〜tr44のいずれかであることを示している。例えば、入力の遷移時間がtI1で出力の負荷容量がcL1の時は遅延値はtr11である。同様に、図3(B)は、入力の遷移時間がtI1〜tI4のいずれかであり、出力の負荷容量がcL1〜cL4のいずれかである時に、入力の遷移時間と出力の負荷容量の組に対して遅延値がtf11〜tf44のいずれかであることを示している。例えば、入力の遷移時間がtI1で出力の負荷容量がcL1の時は遅延値はtf11である。
例えば、各基本機能セルについて入力の遷移時間と出力の負荷容量の2つのパラメータをそれぞれ変更しながら、回路シミュレーションを実行することにより、実行結果に基づいて各基本機能セルの遅延情報を作成することができる。
図4は、本実施の形態の半導体集積回路装置の設計フローチャートの例である。
まず、所定の基本機能を有する基本機能セルを使用し、リピータブロックの回路情報を作成する(ステップS10)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、リピータブロック10について、それぞれ直列に接続された基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3を含み、基本機能セル12−1、14−1、16−1の各入力がリピータブロック10の入力端子I12、I14、I16とそれぞれ接続されており、基本機能セル12−N1、14−N2、16−N3の各出力がリピータブロック10の出力端子O12、O14、O16とそれぞれ接続されていることを表す回路情報を作成する。例えば、設計者が回路図エディタを使用してリピータブロック10の回路図を作成してもよいし、テキストエディタを使用してHDL(Hardware Description Language)記述等でリピータブロック10の回路情報を有するテキストファイルを作成してもよい。
なお、基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3は、少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルが作成されていることが要求される。さらに、基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3のシミュレーションモデルを含んで構成され、各半導体集積回路装置の設計に共通に使用可能なシミュレーションライブラリが作成されていることが好ましい。
次に、デジタルブロック及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続情報を作成する(ステップS12)。すなわち、デジタルブロックとアナログブロックの間にリピータブロックを配置し、デジタルブロックとリピータブロックの間の接続情報を作成するとともに、アナログブロックとリピータブロックの間の接続情報を作成する。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、デジタルブロック20の出力端子O22、O24、O26とリピータブロック10の入力端子I12、I14、I16がそれぞれ配線42、44、46で接続されており、リピータブロック10の出力端子O12、O14、O16とアナログブロック30の入力端子I32、I34、I36がそれぞれ配線52、54、56で接続されていることを表す接続情報を作成する。
次に、デジタルブロックとリピータブロックの間の接続情報(ステップS12で作成)に基づいて、デジタルブロックとリピータブロックの間の配線のレイアウト情報を作成する(ステップS14)。例えば、設計者がレイアウトエディタを使用してデジタルブロックとリピータブロックの間の配線のレイアウトを行ってもよい。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、デジタルブロック20の出力端子O22、O24、O26とリピータブロック10の入力端子I12、I14、I16をそれぞれ接続する配線42、44、46のレイアウト情報を作成する。さらに、リピータブロック10の回路情報に基づいて、リピータブロック10のレイアウト情報を作成するようにしてもよい。
次に、デジタルブロックとリピータブロックの間の接続情報(ステップS12で作成)及びレイアウト情報(ステップS14で作成)に基づいて、デジタルブロックとリピータブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報を作成する(ステップS16)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、寄生抵抗・寄生容量抽出ツール等を使用してデジタルブロック20とリピータブロック10の間の各配線42、44、46の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報を作成する。また、リピータブロック10の回路情報及びレイアウト情報に基づいて、リピータブロック10に含まれる各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報をさらに含む配線RC情報を作成するようにしてもよい。さらに、デジタルブロック20の回路情報及びレイアウト情報に基づいて、デジタルブロック20内部の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報をさらに含む配線RC情報を作成してもよい。
次に、デジタルブロックの回路情報、リピータブロックの回路情報(ステップS10で作成)及びデジタルブロックとリピータブロックの間の接続情報(ステップS12で作成)から論理シミュレーション用のネットリストを生成する(ステップS18)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、デジタルブロック20の回路情報、リピータブロック10の回路情報及びデジタルブロック20とリピータブロック10の間の接続情報から論理シミュレーション用のネットリストを生成する。例えば、回路図エディタの機能を利用して、デジタルブロックとリピータブロックを含む回路図からネットリストを生成してもよいし、設計者がテキストエディタを使用してネットリストを作成してもよい。また、例えば、Verilogシミュレータを使用して論理シミュレーションを行う場合は、Verilog−HDLで記述されたネットリストを作成すればよい。
次に、アナログブロックの回路情報及びアナログブロックとリピータブロックの間の接続情報(ステップS12で作成)から回路シミュレーション用のネットリストを生成する(ステップS20)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、アナログブロック30の回路情報及びアナログブロック30とリピータブロック10の間の接続情報から回路シミュレーション用のネットリストを生成する。例えば、回路図エディタの機能を利用して、アナログブロックを含む回路図からネットリストを生成してもよいし、設計者がテキストエディタを使用してネットリストを作成してもよい。また、例えば、SPICEシミュレータを使用して回路シミュレーションを行う場合は、SPICEネットリストを作成すればよい。
次に、少なくとも、基本機能セルのシミュレーションモデル、論理シミュレーション用のネットリスト(ステップS18で生成)及び配線RC情報(ステップS16で作成)を使用して論理シミュレーションを実行する(ステップS22)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、デジタルブロック20及びリピータブロック10を含む回路のネットリストに対して論理シミュレーションを実行する。ステップS18で生成されるネットリストにはリピータブロック10の回路情報が含まれており、デジタルブロック20とリピータブロック10の間の配線の寄生抵抗及び寄生容量を考慮した論理シミュレーションを実行する。ここで、例えば、配線RC情報を、SDF(Standard Delay Format)形式等の遅延情報に変換して論理シミュレータに入力し、論理シミュレーションを実行してもよい。
次に、回路シミュレーション用のネットリスト(ステップS20で生成)を使用して回路シミュレーションを実行する(ステップS24)。例えば、図1の半導体集積回路装置100の設計においては、アナログブロック30のネットリストに対して回路シミュレーションを実行する。ステップS22における論理シミュレーションとステップS24における回路シミュレーションは、同期をとりながら並行して実行するようにしてもよい。
2.マイクロコンピュータ
図5は、本実施の形態のマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。
図5は、本実施の形態のマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。
本マイクロコンピュータ700は、CPU510、キャッシュメモリ520、ROM710、RAM720、MMU730、LCDコントローラ530、リセット回路540、プログラマブルタイマ550、リアルタイムクロック(RTC)560、DMAコントローラ570、割り込みコントローラ580、通信制御回路590、バスコントローラ600、A/D変換器610、D/A変換器620、入力ポート630、出力ポート640、I/Oポート650、クロック発生装置660、プリスケーラ670、クロック停止制御回路740及びそれらを接続する汎用バス680、専用バス750等、各種ピン690等を含む。
3.電子機器
図6に、本実施の形態の電子機器のブロック図の一例を示す。本電子機器800は、マイクロコンピュータ(またはASIC)810、入力部820、メモリ830、電源生成部840、LCD850、音出力部860を含む。
図6に、本実施の形態の電子機器のブロック図の一例を示す。本電子機器800は、マイクロコンピュータ(またはASIC)810、入力部820、メモリ830、電源生成部840、LCD850、音出力部860を含む。
ここで、入力部820は、種々のデータを入力するためのものである。マイクロコンピュータ810は、この入力部820により入力されたデータに基づいて種々の処理を行うことになる。メモリ830は、マイクロコンピュータ810などの作業領域となるものである。電源生成部840は、電子機器800で使用される各種電源を生成するためのものである。LCD850は、電子機器が表示する各種の画像(文字、アイコン、グラフィック等)を出力するためのものである。
音出力部860は、電子機器800が出力する各種の音(音声、ゲーム音等)を出力するためのものであり、その機能は、スピーカなどのハードウェアにより実現できる。
図7(A)に、電子機器の1つである携帯電話950の外観図の例を示す。この携帯電話950は、入力部として機能するダイヤルボタン952や、電話番号や名前やアイコンなどを表示するLCD954や、音出力部として機能し音声を出力するスピーカ956を備える。
図7(B)に、電子機器の1つである携帯型ゲーム装置960の外観図の例を示す。この携帯型ゲーム装置960は、入力部として機能する操作ボタン962、十字キー964や、ゲーム画像を表示するLCD966や、音出力部として機能しゲーム音を出力するスピーカ968を備える。
図7(C)に、電子機器の1つであるパーソナルコンピュータ970の外観図の例を示す。このパーソナルコンピュータ970は、入力部として機能するキーボード972や、文字、数字、グラフィックなどを表示するLCD974、音出力部976を備える。
本実施の形態のマイクロコンピュータを図7(A)〜図7(C)の電子機器に組み込むことにより、低価格でコストパフォーマンスの高い電子機器を短期間で提供することができる。
なお、本実施形態を利用できる電子機器としては、図7(A)、(B)、(C)に示すもの以外にも、携帯型情報端末、ページャー、電子卓上計算機、タッチパネルを備えた装置、プロジェクタ、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置等のLCDを使用する種々の電子機器を考えることができる
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、図1で説明したリピータブロック10に含まれる基本機能セル12−1〜N1、14−1〜N2、16−1〜N3は、すべてデジタルブロック20からアナログブロック30に供給される信号を中継するように機能するが、アナログブロック30からデジタルブロック20に供給される信号を中継するように機能してもよい。リピータブロックに含まれる基本機能セルがアナログブロックからデジタルブロックに供給される信号を中継するように機能する場合であっても、図4の設計フローは同様に適用することができる。また、その場合でも、同様に、リピータブロックとアナログブロックが隣り合うようにレイアウトして、リピータブロックとアナログブロックの間の各配線の配線長をできる限り短くするのが望ましい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 リピータブロック、12−1〜N1 基本機能セル、14−1〜N2 基本機能セル、16−1〜N3 基本機能セル、20 デジタルブロック、22 バッファ(論理セル)、24 バッファ(論理セル)、26 バッファ(論理セル)、30 アナログブロック、32 バッファ(論理セル)、34 バッファ(論理セル)、36 バッファ(論理セル)、42 配線、44 配線、46 配線、52 配線、54 配線、56 配線、100 半導体集積回路装置、510 CPU、520 キャッシュメモリ、530 LCDコントローラ、540 リセット回路、550 プログラマブルタイマ、560 リアルタイムクロック(RTC)、570 DMAコントローラ兼バスI/F、580 割り込みコントローラ、590 通信制御回路(シリアルインターフェース)、600 バスコントローラ、610 A/D変換器、620 D/A変換器、630 入力ポート、640 出力ポート、650 I/Oポート、660 クロック発生装置(PLL)、670 プリスケーラ、680 汎用バス、690 各種ピン、700 マイクロコンピュータ、710 ROM、720 RAM、730 MMU、740 クロック停止制御回路、750 専用バス、800 電子機器、810 マイクロコンピュータ(ASIC)、820 入力部、830 メモリ、840 電源生成部、850 LCD、860 音出力部、950 携帯電話、952 ダイヤルボタン、954 LCD、956 スピーカ、960 携帯型ゲーム装置、962 操作ボタン、964 十字キー、966 LCD、968 スピーカ、970 パーソナルコンピュータ、972 キーボード、974 LCD、976 音出力部
Claims (7)
- デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有し、少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルが作成された基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
前記デジタルブロック及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の接続情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の配線のレイアウト情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報を含む配線RC情報を作成するステップと、
前記デジタルブロックの回路情報、前記リピータブロックの前記回路情報及び前記デジタルブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から論理シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
前記アナログブロックの回路情報及び前記アナログブロックと前記リピータブロックの間の前記接続情報から回路シミュレーション用のネットリストを生成するステップと、
少なくとも、前記基本機能セルの前記シミュレーションモデル、前記論理シミュレーション用のネットリスト及び前記配線RC情報を使用して論理シミュレーションを実行するステップと、
前記回路シミュレーション用のネットリストを使用して回路シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 請求項1において、
前記リピータブロックのレイアウト情報を作成するステップを含み、
前記配線RC情報を作成するステップでは、
前記リピータブロックの前記回路情報及び前記レイアウト情報に基づいて、前記リピータブロックに含まれる各配線の寄生抵抗及び寄生容量を抽出し、当該寄生抵抗及び寄生容量の情報をさらに含む前記配線RC情報を作成することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - デジタルブロックとアナログブロックを含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
所定の基本機能を有する基本機能セルの少なくとも論理情報と遅延情報を含むシミュレーションモデルを作成するステップと、
前記基本機能セルのシミュレーションモデルにより構成され、各半導体集積回路装置の設計に共通に使用可能なシミュレーションライブラリを作成するステップと、
前記基本機能セルを使用し、前記デジタルブロックと前記アナログブロックの間で信号の中継を行うリピータブロックの回路情報を作成するステップと、
少なくとも、前記シミュレーションライブラリに含まれる前記基本機能セルの前記シミュレーションモデルを使用し、前記リピータブロックを含む回路の論理シミュレーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 請求項1乃至3において、
前記リピータブロックと前記アナログブロックが隣り合うようにレイアウトするステップを含むことを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載された半導体集積回路装置の設計方法によって設計製造されたことを特徴とする半導体集積回路装置。
- 請求項5に記載の半導体集積回路装置を含むことを特徴とするマイクロコンピュータ。
- 請求項6に記載のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力手段と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するための出力手段とを含むことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007087578A JP2008250396A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | 半導体集積回路装置の設計方法、半導体集積回路装置、マイクロコンピュータ、電子機器 |
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JP2010020372A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Panasonic Corp | 遅延ライブラリ、遅延ライブラリの作成方法、および遅延計算方法 |
CN115164659A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-11 | 无锡盛景微电子股份有限公司 | 一种模拟爆破现场组网环境的系统以及方法 |
-
2007
- 2007-03-29 JP JP2007087578A patent/JP2008250396A/ja not_active Withdrawn
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