JP2008249915A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 平行に配置された一対の透明基板間に液晶を封入してなる液晶セルと、
   互いに直交する透過軸と吸収軸を備え、前記液晶セルの表示を観察する表側に配置された第１偏光板と、
   互いに直交する透過軸と吸収軸を備え、前記透過軸を前記第１偏光板の透過軸と直交させて前記液晶セルの裏側に配置された第２偏光板と、
   互いに直交する遅相軸と進相軸を備え、前記遅相軸を前記第１偏光板の透過軸又は吸収軸に平行に位置させて前記表偏光板と前記液晶セル間に配置された視野角補償用位相差板と、
   を有することを特徴とする液晶表示素子。
2. 前記液晶セルを挟んでその表裏両側には、前記液晶セルの位相差を補償するための第１、第２液晶補償フィルムが夫々配置され、
   さらに、前記液晶セルとその両側に夫々配置された前記液晶補償フィルムを挟んでその表裏両側に、１／４波長の位相差を備える第１、第２円偏光用位相差板が夫々配置されていることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示素子。
3. 前記液晶セルは、電界が作用していない初期状態において液晶分子が一対の透明基板面に対し垂直な方向に配向している垂直配向型液晶セルであることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の液晶表示素子。
4. 前記視野角補償用位相差板の面内位相差が１００ｎｍ〜４００ｎｍで、その面内方向の互いに直交する方向と厚さ方向の各屈折率をｎｘ、ｎｙ、ｎｚとした場合に、
   −０．５≦Ｎｚ＝（ｎｚ−ｎｘ）／（ｎｘ−ｎｙ）≦１．０
   の関係を満たすことを特徴とする請求項３に記載の液晶表示素子。
5. 前記視野角補償用位相差板の面内位相差が２８０±２０ｎｍでその前記Ｎｚ値が０．３５±０．１５であり、前記第１、第２円偏光用位相差板の面内位相差が共に１４０±２０ｎｍ、前記第１、第２液晶補償フィルムの位相差が共に−１２０±２０ｎｍ、及び、前記液晶セルのΔｎ・ｄが３６０±２０ｎｍであることを特徴とする請求項３に記載の液晶表示素子。