JP2008249350A - Nmr装置の同調整合方法および回路 - Google Patents

Nmr装置の同調整合方法および回路 Download PDF

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Abstract

【課題】送信系の高調波の影響を受けることなく、NMRプローブの同調を取ることのできる、NMR装置の同調整合方法を提供する。
【解決手段】NMR送信系で作られた基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力する工程と、入力時に該入出力端子で反射された反射波を検出器で検出する工程と、該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分ける工程と、該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう工程とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、NMR装置とNMRプローブの間の同調と整合を最適化するNMR装置の同調整合方法および回路に関する。
NMR装置は、静磁場中に置かれた被測定試料に高周波信号を照射し、その後、被測定試料から出る微小な高周波信号(NMR信号)を検出し、その中に含まれている分子構造情報を抽出することによって分子構造を解析する装置である。
図1はNMR装置の概略構成図である。高周波発振器1から発振された高周波信号は、位相制御器2及び振幅制御器3によって位相と振幅を制御され、電力増幅器4に送られる。
電力増幅器4で、NMR信号を励起するために必要な電力にまで増幅された高周波信号は、デュプレクサ5を介してNMRプローブ6に送られて、NMRプローブ6内に置かれた図示しない検出コイルから被測定試料に照射される。
高周波照射後、被測定試料から出る微小なNMR信号は、NMRプローブ6内に置かれた図示しない検出コイルにより検出され、再びデュプレクサ5を介した後、前置増幅器7に送られ、受信可能な信号強度にまで増幅される。
受信器8は、前置増幅器7で増幅された高周波のNMR信号を、デジタル信号に変換可能なオーディオ周波数に周波数変換し、同時に振幅の制御を行なう。受信器8でオーディオ周波数に周波数変換されたNMR信号は、アナログ−デジタルデータ変換器9によってデジタル信号に変換され、制御コンピュータ10に送られる。
制御コンピュータ10は、位相制御器2及び振幅制御器3を制御すると共に、時間領域で取り込んだNMR信号をフーリェ変換処理し、フーリェ変換後のNMR信号の位相を自動的に補正した後、NMRスペクトルとして表示する。
NMRプローブ6には、さまざまなタイプのものが用意されており、測定の目的に応じてそれらが使い分けられている。そしてNMRプローブ6を交換する際に必要となるのが、NMR送受信系とNMRプローブ6との間の同調と整合の調節である。
従来のNMR装置の同調整合回路を図2に示す。NMR装置の同調整合回路では、NMR送信系11で作られ、目的となる観測核の共鳴周波数に合わせられた高周波信号は、方向性結合器12を介してNMRプローブ16に入力される。そして、NMRプローブ16の端子で反射された高周波信号は、再び方向性結合器12を介して検波回路13に入力される。
入力された高周波信号は検波回路でDC信号に変換され、アンプ14で増幅される。その信号の大きさがレベルメータ15に表示される。レベルメータ15は、LEDバー17のような形でNMRプローブ16からの反射信号の大きさを表示することができる。
NMRプローブ16からの反射が大きいとき、すなわち、NMRプローブ16の同調が取れていない場合は、LEDバー17の点灯が右に振り切れ、NMRプローブ16からの反射が小さいとき、すなわち、NMRプローブ16の同調が取れている場合は、LEDバー17は点灯しない。
測定者は、LEDバー17でNMRプローブ16の反射信号のレベルを確かめながら、NMRプローブ16内部の同調整合回路に組み込まれている可変コンデンサーと連動している同調つまみ18と整合つまみ19を回してインピーダンスの整合を取ることで、NMRプローブ16からの反射信号を最小にする。
発明協会公開技報2005−501628 発明協会公開技報2004−504682 発明協会公開技報2003−505789
従来のNMR装置では、同調を取る場合、NMR送信系で作られた高周波信号には、目的とする観測核の共鳴周波数に相当する基本波のほかに、その基本波に対してn倍の周波数を持つ高調波が現れる。高調波は、送信系内部の発振器の特性によって現れる余計な高周波信号であり、NMR観測においてはこの高調波が利用されることもしばしばある。
しかしながら、NMRプローブの同調を取る際には、高調波はまったく不要の存在であり、高調波が存在することによって、目的とする観測核の共鳴周波数に相当する周波数と完全に同調させることが不可能になる。
その理由を、図3を用いて説明する。高周波信号(例)20は、NMR送信系11で作られたNMRプローブ同調のための信号である。従来の技術での問題点を分かり易くするために、横軸を周波数軸で表わす。目的となる観測核の共鳴周波数に相当する基本波をf0とすると、前述したように、基本波f0のn倍周波数を持つ、第2高調波、第3高調波、……、第n高調波が基本波といっしょになって表われる。
まず、NMRプローブ16の同調がまったく取れていない時、その信号は反射信号となってNMRプローブ16から方向性結合器12に返ってくる。その反射信号を全反射信号21とここでは記述する。全反射信号21は、その名の通り、高周波信号(例)20と同じ信号そのものがすべて反射して返ってくるので、基本波f0およびその他の高調波が同じレベルで反射する。
次に、NMRプローブ16の同調が取れている時、その信号は、基本波f0のみ無反射状態となって方向性結合器12に返ってくる。その信号を無反射信号22とここでは記述する。無反射信号22の基本波f0のレベルは、限りなくゼロに近い値になっており、この状態の時に最も良いNMR信号を観測することができる。
しかし、従来の技術では、実際に無反射状態22の基本波f0のような反射レベルにまで反射波を小さくすることはできない。なぜなら、従来の方法では、検波回路13で反射信号をDC信号に変換しているが、基本波f0以外の高調波も同じようにDC変換してしまうため、高周波信号(例)20の場合では、測定者がいくらがんばって同調を取っても、第2高調波成分のレベルまでしか見ることができないためである。
したがって、従来では、23に示す状態のことを「NMRプローブの同調が取れている」と呼び、その状態でNMR観測を行なっている。
また、高調波は周波数が低ければ低いほどたくさん出る。そのため、共鳴周波数が低い観測核の場合、高調波のレベルが高すぎて、同調がほとんど取れない場合もある。
同調操作時の反射信号の変動を分かり易く説明するため、反射信号の波形と、それを検波した後のDC電圧波形の変遷図を図4に示す。
NMRプローブ16の同調がまったく取れていない時の反射信号が24の波形である。このとき、その信号を検波した後のDC波形が25の波形である。この時点では基本波f0が支配的で、基本波f0の同調を取ることができる状態である。この状態から徐々に同調を取っていくと、24が26の波形に、25が27の波形に変わる。この時点でも、まだ基本波f0が支配的で、さらに基本波f0の同調を取ることができる状態が続く。
この状態からさらに同調を取っていくと、26が28の波形に、27が29の波形に変わり、基本波f0と第2高調波f0×2のレベルが同じとなる。その後、反射信号の波形がたとえ28から30の波形になったところで、測定者は31のレベル(29と同じレベル)までしか確認できず、反射波のレベルに変化がないと認識してしまう。つまり、実質的に28以上に同調を取ることができない状態になる。高調波のレベルが支配的になるためである。
本発明の目的は、上述した点に鑑み、送信系の高調波の影響を受けることなく、NMRプローブの同調を取ることのできる、NMR装置の同調整合方法を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明にかかるNMR装置の同調整合方法は、
NMR送信系で作られた基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力する工程と、
入力時に該入出力端子で反射された反射波を検出器で検出する工程と、
該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分ける工程と、
該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう工程と
を備えたことを特徴としている。
また、前記NMRプローブの同調操作は、NMRプローブ内部の同調整合回路に組み込まれている可変コンデンサーと連動している同調つまみと整合つまみを回してインピーダンスの整合を取ることで、NMRプローブからの反射信号を最小にすることを特徴としている。
また、前記同調つまみと整合つまみは、PCまたはCPUによって制御されたモータによって駆動されることを特徴としている。
また、本発明にかかるNMR装置の同調整合回路は、
基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号を送信するNMR送信系と、
該NMR送信系から送信された高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力した時に、該入出力端子で反射された反射波を検出する検出器と、
該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分けるフーリエ変換手段と、
該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう同調整合手段と
を備えたことを特徴としている。
また、前記NMRプローブの同調操作は、NMRプローブ内部の同調整合回路に組み込まれている可変コンデンサーと連動している同調つまみと整合つまみを回してインピーダンスの整合を取ることで、NMRプローブからの反射信号を最小にすることを特徴としている。
また、前記同調つまみと整合つまみは、PCまたはCPUによって制御されたモータによって駆動されることを特徴としている。
本発明にかかるNMR装置の同調整合方法によれば、
NMR送信系で作られた基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力する工程と、
入力時に該入出力端子で反射された反射波を検出器で検出する工程と、
該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分ける工程と、
該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう工程と
を備えたので、
送信系の高調波の影響を受けることなく、NMRプローブの同調を取ることのできる、NMR装置の同調整合方法を提供することが可能になった。
また、本発明にかかるNMR装置の同調整合回路によれば、
基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号を送信するNMR送信系と、
該NMR送信系から送信された高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力した時に、該入出力端子で反射された反射波を検出する検出器と、
該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分けるフーリエ変換手段と、
該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう同調整合手段と
を備えたので、
送信系の高調波の影響を受けることなく、NMRプローブの同調を取ることのできる、NMR装置の同調整合方法を提供することが可能になった。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図5は、本発明にかかるNMR装置の同調整合方法の一実施例である。NMR送信系41で作られた、目的とする観測核の共鳴周波数にNMRプローブ46を同調させるための高周波信号(例)20は、方向性結合器42を介してNMRプローブ46の端子に入力される。そして、NMRプローブ46の端子で反射された高周波信号は、方向性結合器46の経路Bを通って高周波リレー53に入力される。
尚、方向性結合器42の経路Aは、NMR観測、すなわち本番測定を行なう際に高周波信号(この場合はNMR信号)が通る経路である。NMRプローブ46の同調が取れていると、NMR送信系41で作られた高周波信号がNMRプローブ46内の送受信コイルに印加され、図示しない試料に高周波磁場が作用し、試料中の核スピンを励起させる。高周波信号が途切れると、励起されていた核スピンが基底状態に戻る際に高周波磁場から成るNMR信号を放出する。それをNMRプローブ46内の送受信コイルが検出して、最終的に目的のNMR信号を得ることができる。
すなわち、方向性結合器42→前置増幅器52→受信器54→アナログ−デジタルデータ変換器55→データ処理システム56→PC57の流れは、通常NMR観測する際のデータの経路を表わしている。本発明となる点は、高周波リレー53を追加し、反射信号がたどる経路BをNMR観測の経路Aと切り替え、接続できるようにしたことである。
NMRプローブ46の同調は、NMR観測において、本番測定の前に行なわれる操作である。高周波リレー53は、NMRプローブ46の同調操作時には、経路Bが受信器54に接続されるようになっている。また、同調操作が終了し、NMR観測時になると、高周波リレー53は経路Aが受信器54に接続されるように切り替わる。
ここでは本発明の核心部分であるNMRプローブ同調操作時、つまり経路Bが受信器54につながっている場合の動作について説明する。
まず、NMR送信系41から送信されたNMRプローブ46同調用の高周波信号(例)20は、NMRプローブ46の端子で反射され、方向性結合器42、高周波リレー43を介して、受信器54に入る。反射信号は受信器54でオーディオ周波数に変換され、その後アナログ−デジタルデータ変換器55に入力される。
アナログ−デジタルデータ変換器55で変換されたデジタルデータは、データ処理システム56によってFFT(高速フーリエ変換)され、PC57の画面で周波数ごとの反射信号を確認することができる。つまり、測定者は所望の周波数の反射信号のみを確認しながらNMRプローブ46の同調を取ることができる。
従来は、図4の25→27→29→31で示したように、第2高調波、第3高調波、……、第n高調波すべてをDC検波した反射信号を見ながら同調操作を行なっていたのが、本発明により、周波数ごとに分けて見ることができるようになったため、図4の24→26→28→30の状態を確認しながら同調を行なえるようになる。よって、今までは高調波のレベルまでしか反射波を下げることができなかった同調操作が、本発明の結果、基本波f0の反射が完全になくなるまで同調を取れるようになった。
また、従来は、共鳴周波数が低い観測核の場合、高調波のレベルが高すぎてNMRプローブ46の同調がほとんど取れない場合があったが、それについても、本発明の結果、高調波の反射と基本波f0の反射を分けて見ることができるようになったので、基本波f0の反射が完全になくなるまで同調を取れるようになった。
図6は、本発明にかかるNMR装置の同調整合方法の別の実施例である。本発明は、実施例1の同調整合操作を行なう際に、同調つまみ48と整合つまみ49をモータ58で駆動させる、いわゆるオートチューニング・プローブに対しても適用可能である。以下、図6に基づいて動作を説明する。
本実施例は、同調レベルの情報がPC57に届いていることを利用して、同調つまみ48と整合つまみ49を駆動させるモータ58の制御をPC57上で行なえるようにしたものである。
実施例1では、NMRプローブ46に取り付けられた同調つまみ48と整合つまみ49を、測定者が手で直接動かさなくてはならなかったが、本実施例では、PC57の前から移動せずに同調を取ることができる。その後の本番測定であるNMR観測もその場で行なえるため、NMRプローブ46の場所まで移動せずに済み、時間短縮になる。
図7は、本発明にかかるNMR装置の同調整合方法の別の実施例である。本発明は、実施例2のPC57をRUNケーブル59でハブ60と接続し、さらにハブ60からRUNケーブル59で他のPC61に接続するといった構成である。以下、図7に基づいて動作を説明する。
本実施例は、同調レベルの情報がPC57に届いていることを利用して、同調つまみ48と整合つまみ49を駆動させるモータ58の制御をPC57上で行なえるようにし、さらにRUNケーブル59とハブ60を使って、その他の数多くのPC61からいろいろな場所で、NMRプローブ46の同調からNMR測定完了までを操作できるようにした。これにより、NMR装置が設置されている場所まで測定者が移動せずに済み、実施例2よりもさらに時間短縮になる。
図8は、本発明にかかるNMR装置の同調整合方法の別の実施例である。本発明は、実施例2のPC57をRUNケーブル59でハブ60と接続し、さらにハブ60からRUNケーブル59で他のPC61に接続するとともに、モータ58にCPU62を設けるといった構成である。以下、図8に基づいて動作を説明する。
モータ58に設けられたCPU62には、自動で同調を取れるようなプログラムが組み込まれており、測定者はPC57上、あるいはPC61上で同調つまみ48、整合つまみ49を操作することなく、ボタン1つで同調を取ることができ、実施例3よりもさらに時間短縮になる。
NMR測定に広く利用できる。
従来のNMR装置の一例を示す図である。 従来のNMR装置の同調整合回路の一例を示す図である。 従来のNMR装置の同調整合回路の問題点を示す図である。 従来のNMR装置の同調整合回路の問題点を示す図である。 本発明にかかるNMR装置の同調整合回路の一実施例を示す図である。 本発明にかかるNMR装置の同調整合回路の別の実施例を示す図である。 本発明にかかるNMR装置の同調整合回路の別の実施例を示す図である。 本発明にかかるNMR装置の同調整合回路の別の実施例を示す図である。
符号の説明
1:高周波発振器、2:位相制御器、3:振幅制御器、4:電力増幅器、5:デュプレクサ、6:NMRプローブ、7:前置増幅器、8:受信器、9:アナログ−デジタルデータ変換器、10:制御コンピュータ、11:NMR送信系、12:方向性結合器、13:検波回路、14:アンプ、15:レベルメータ、16:NMRプローブ、17:LEDバー、18:同調つまみ、19:整合つまみ、20:高周波信号(例)、21:全反射信号、22:無反射信号、23〜31:反射信号の例、41:NMR送信系、42:方向性結合器、46:NMRプローブ、48:同調つまみ、49:整合つまみ、52:前置増幅器、53:高周波リレー、54:受信器、55:アナログ−デジタルデータ変換器、56:データ処理システム、57:PC、58:モータ、59:RUNケーブル、60:ハブ、61:PC、62:CPU

Claims (6)

  1. NMR送信系で作られた基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力する工程と、
    入力時に該入出力端子で反射された反射波を検出器で検出する工程と、
    該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分ける工程と、
    該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう工程と
    を備えたことを特徴とするNMR装置の同調整合方法。
  2. 前記NMRプローブの同調操作は、NMRプローブ内部の同調整合回路に組み込まれている可変コンデンサーと連動している同調つまみと整合つまみを回してインピーダンスの整合を取ることで、NMRプローブからの反射信号を最小にすることを特徴とする請求項1記載のNMR装置の同調整合方法。
  3. 前記同調つまみと整合つまみは、PCまたはCPUによって制御されたモータによって駆動されることを特徴とする請求項2記載のNMR装置の同調整合方法。
  4. 基本波とその高調波から成るNMRプローブ同調操作用高周波信号を送信するNMR送信系と、
    該NMR送信系から送信された高周波信号をNMRプローブの入出力端子に入力した時に、該入出力端子で反射された反射波を検出する検出器と、
    該検出器から得られた反射信号をフーリエ変換によって基本波成分とその高調波成分に分けるフーリエ変換手段と、
    該分けられた基本波の信号のみに基づいて前記反射波の電力が最小となるようにNMRプローブの同調操作を行なう同調整合手段と
    を備えたことを特徴とするNMR装置の同調整合回路。
  5. 前記NMRプローブの同調操作は、NMRプローブ内部の同調整合回路に組み込まれている可変コンデンサーと連動している同調つまみと整合つまみを回してインピーダンスの整合を取ることで、NMRプローブからの反射信号を最小にすることを特徴とする請求項4記載のNMR装置の同調整合回路。
  6. 前記同調つまみと整合つまみは、PCまたはCPUによって制御されたモータによって駆動されることを特徴とする請求項5記載のNMR装置の同調整合回路。
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