JP2008249033A - 往復運動を回転運動に変換する装置 - Google Patents

往復運動を回転運動に変換する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的構造が簡単で、長期間の使用に耐えうる高性能の、振動運動を回転運動に変換し得る装置を提供する。
【解決手段】コマ1の回転軸1aを回転可能に支持する内部シンバル2と、回転軸1aを該回転軸を含む面内で回転させ得るように内部シンバル2を支持する外部シンバル4と、外部シンバル4に取り付けられていて内部シンバル2を回転させるため主軸が内部シンバル2の回転軸2aに連結された駆動モーター8と、外部シンバル4を回動可能に支持する支持軸9とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、運動態様変換装置、特に往復運動を回転運動に変換する装置に関する。
往復運動を回転運動に変換する装置としては、クランク機構が古くから知られている。
また、最近では、回転軸線に対して傾斜した傾斜軸線に沿って設けられた傾斜軸部とこの傾斜軸部の両端に接続された接続軸部とにより構成されるZ型軸部を有し、前記回転軸の軸線回りに回転可能な回転軸と、前記傾斜軸部に回転自在に装着されると共に前記回転軸の軸線回りに回転不能な傾斜部材と、この傾斜部材に支持され且つ前記回転軸線に垂直な方向から見て8字運動であり前記回転軸線方向から見て小円運動である回転みそすり運動を行なう複数の傾斜側連結部材と、前記回転軸の軸線方向に往復移動する複数の往復運動部材の各一端部が接続され他端部に前記傾斜側連結部材を挟持する挟持部材を支持する複数の往復移動部材連結部材とを備えた装置(特許文献1)や、往復運動体上に一方向に回転自在に配置された重心が回転中心と異なる第1の回転体と、この回転体上に前記回転中心を回転中心として回転自在に取り付けられて重心が回転中心と異なる第2の回転体と、第1の回転体と第2の回転体とを連結したばね部材とを備え、往復運動体が往復運動すると、第1の回転体と第2の回転体が、重心と回転中心とが異なることにより発生する回転力がばね部材を介して相互に作用して、一体となって一方向へ回転するように構成された装置(特許文献2)が提案されている。
特開平11−343923号公報 特開2004−116746号公報
ところで、クランク機構は各種の内燃機関等に用いられて古くから実用化されているが、装置が比較的大型となり重量も重くなることから、用途が制限されるといいう問題点がある。これに対して、特許文献1及び2に提案されているものは、比較的小型軽量に構成され得るが、特に特許文献1に提案されている装置は構成が複雑で製作コストが嵩む上に高速運転には適さない。これに対して、特許文献2に提案されている装置は構成が簡単で実用化に適するが、回転中心と構成部材の重心が異なるため回転軸受等に無理が掛かり耐久性に問題がある。
本発明は、このような従来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、比較的構造が簡単で、小型軽量に構成することができ、長期間の使用に耐えうる高性能の、振動運動を回転運動に変換し得る装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による装置は、コマの回転軸を回転可能に支持する内部シンバルと、前記回転軸を該回転軸を含む面内で回転させ得るように前記内部シンバルを支持する外部シンバルと、前記外部シンバルに取り付けられていて前記内部シンバルを回転させるため主軸が前記内部シンバルに連結された駆動モーターと、前記外部シンバルを回動可能に支持する支持軸とを備え、前記駆動モーターにより前記コマを回転させながら前記支持体を往復回動させることにより、前記コマの回転を加速させて、その回転エネルギーを取り出すことができるように構成されている。
本発明によれば、好ましくは、前記コマがその回転軸に沿って延びた円筒状をなしている。
本発明によれば、上記装置は、好ましくは、前記駆動モーターの回転数を前記支持体の往復回動周期に合わせるべく調整し得るように構成されている。
また、本発明によれば、前記装置は、好ましくは、前記駆動モーターの主軸又は前記内部シンバルの回転軸に主軸が連結された発電機を含んでいる。
本発明のよれば、往復回動(振動)エネルギーを回転エネルギーに効率よく変換し得る実用に適する装置を、比較的廉価に提供することができる。また、本発明によれば、長期間の使用に耐え得るこの種装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図示した実施例に基づき説明する。図1は本発明の一実施例の斜視図である。図中、1は回転軸1aを有する周知のコマ、2はコマ1を取り巻くように構成されていて上下頂部位置に回転軸1aを回転可能に軸受けする軸受3,3を取り付けた内部シンバルである。実施例では、この内部シンバル2は、直交する二つのリングを一体に連結して構成されているが、このリングは一個でも良いし、三個以上で構成されてもよい。4は内部シンバル2を取り囲むように形成されていて内部シンバル2を回転可能に軸受けする軸受5,5を取り付けた外部シンバル、6は外部シンバル4の内側に内部シンバル2を取り囲むように取り付けられていてコマ1の回転軸1aに取り付けられたピニオン7と噛合するラック6aを有するラックリング、8は外部シンバル4に取り付けられていて軸受5に軸受けされた回転軸2aに主軸が連結された駆動モーター、9は駆動モーター8と対向して外部シンバル4に取り付けられていて軸受5に軸受けされた回転軸2aに回転子軸が連結された発電機、10は外部シンバル4に固着されていて支持台11上に軸受12を介して回転可能に支持された支持軸、13は支持軸10に固着されたピニオン、14は往復振動装置15に取り付けられていてピニオン13に噛合するラック部14aを有する駆動竿である。
なお、支持軸10はコマ1の回転軸1aを含む面内に配置されており、また、往復振動装置15は、各種の振動体又は震動体とコイルスプリング等の弾機部材とを組合わせて構成され、振動体又は震動体の振動又は震動を連結竿14の往復運動として取り出し得るように構成されている。
本発明装置は、上記の通り構成されているから、駆動モーター8を駆動させて、例えば内部シンバル2の回転軸2aを時計方向(矢印方向)へ回転させれば、コマ1の回転軸1aは反時計方向に自転しながら時計方向へ公転する。従って、コマ1は駆動モーター8の回転数及びラック6aとピニオン7との歯数比によって決定される回転数で回転しながら、その回転軸1aはラックリング6に沿って旋回する。この旋回状態において、往復振動装置15,連結竿14及びピニオン13を介して支持軸10に往復回動運動を与えれば、外部シンバル4は支持軸10の軸線の周りに往復動し、その結果、コマの運動に関するいわゆる「左手の法側」に基づき、コマ1を反時計方向へ回転させるトルクが生じ、その結果、内部シンバル2は増速し、この増速分は発電機9による発電量の増大分として取り出すことができる。
この説明で明かなように、駆動モーター8は内部シンバル2を回転させるためにのみ用いる駆動専用のモーターとして説明したが、駆動モーター兼発電機として構成して発電機9を省略しても良い。
ここで、上記「左手の法則」に基づくトルクの発生について、図2を用いて簡単に説明する。コマ1の反時計方向への回転中、支持軸10が反時計方向へ回転せしめられた場合、コマ1の回転軸1aが支持軸10と整合するラックリング6の下側頂点位置から上側頂点位置までの範囲を旋回している時には、コマの回転ベクトルと支持軸10即ち外部シンバル4の回転ベクトルと上記トルクの回転ベクトルとの関係は、図2(a)に示すようになる。これに対して、支持軸10が時計方向へ回転せしめられた場合、コマ1の回転軸1aが支持軸10と整合するラックリング6の上側頂点位置から下側頂点位置までの範囲を旋回している時には、コマの回転ベクトルと支持軸10即ち外部シンバル4の回転ベクトルと上記トルクの回転ベクトルとの関係は、図2(b)に示すようになる。従って、支持軸10の往復回転周期即ち振動数と駆動モーター8の回転数即ち内部シンバル2の回転数とが一致すれば、上記トルクの回転ベクトル方向は一致し、内部シンバル2は増速した回転を持続する結果となる。
図3は本発明の他の実施例の概略説明図である。図中、上述の実施例と実質上同一の部材には同一符号を用いそれらについての説明は省略する。この実施例は、コマ1の形状が回転軸1aに沿って細長い円筒状をなしている点で、既述の実施例とは異なる。
本実施例の作用は、基本的には上述の実施例と同様であるが、駆動竿14の往復振動数が比較的低くてもコマ1の増速回転運動を得ることができるのみならず、装置をより小型に構成できるという利点がある。即ち、コマ1の回転運動において、角運動量は角速度(駆動モーター8の回転速度)と慣性モーメントとの積であり、慣性モーメントは質量と内部シンバル2の回転軸2aからの距離の二乗との積により決定されるから、本実施例におけるようにコマ1が回転軸1aに沿って細長い円筒状であると、角速度が小さくても角運動量は大きくなる。従って、駆動モーター8の回転速度が比較的小さく、これに応じて駆動竿14の往復振動数が比較的低くても、容易にコマ1の増速回転運動が得られる結果となる。
図4は本発明装置を列車や自動車等に取り付けて発電機能を有するショックアブソーバーとして利用した場合の概略説明図である。図中、16は車台、17は車台16に植設された少なくとも一対の支柱18,18に滑動可能に嵌装された車体、19,19は車台16と車体17間において支柱18,18にそれぞれ緩く巻装されたコイルスプリングである。本発明装置は、支持軸10が車台16上に回動自在に横架され、駆動竿14が車体17に取り付けられた状態で搭載されている。従って、走行時の車体16の震動及び/又は振動に対し、本発明装置がコイルスプリング18,18と共に車体17のショックアブソーバーとして役立つと共に、車内電装系の電源としても利用することができる。
図5は本発明装置を船体に取り付けて船床部分のショックアブソーバー兼発電手段として利用する例の概略説明図である。図中、図4において説明したのと実質上同一の部材には同一符号が付されている。21は船床の下に設けられた慣性体で、船体20の振動及び/又は震動の船床への伝達を緩和すると共に船内の電装系の電源として利用することができるようにしたものである。
以上の説明で明らかなように、本発明装置は、大小各種の大きさに構成することができるので、飛行機や船舶のような大型の輸送手段の場合でも必要に応じ複数台設置すれば、十分に実用的効果を発揮することができる。
また、本発明装置は、図示しない周知の制御手段を用いて駆動モーターの回転数を適宜調整することにより、従来省みられなかった各種の機械的な振動エネルギーを効率よく回転エネルギーとして取り出すことができ、民生用又は家庭用の各種機器の駆動源装置として有効に利用することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるもではなく、構成上の各種の変形および修正が可能であり、それらは総べて本発明の範囲に属する。
本発明に係る装置の一実施例の基本構成を示す斜視図である。 本発明装置の回転エネルギー取り出しの原理を説明するためのベクトル図である。 本発明の他の実施例の概略説明図である。 本発明装置を列車や自動車等に取り付けて発電機能を有するショックアブソーバーとして利用した場合の概略説明図である。 本発明装置を船体に取り付けて船床部分のショックアブソーバー兼発電手段として利用する例の概略説明図である。
符号の説明
1 コマ
1a コマの回転軸
2 内部シンバル
2a 内部シンバルの回転軸
3、5、12 回転軸受
4 外部シンバル
6 ラックリング
6a ラック
7、13 ピニオン
8 駆動モーター
9 発電機
10 支持軸
11 支持台
14 駆動竿
14a ラック部
15 往復振動装置
16 車台
17 車体
18 支柱
19 コイルスプリング
20 船体
21 慣性体

Claims (4)

  1. コマの回転軸を回転可能に支持する内部シンバルと、前記回転軸を該回転軸を含む面内で回転させ得るように前記内部シンバルを支持する外部シンバルと、前記外部シンバルに取り付けられていて前記内部シンバルを回転させるため主軸が前記内部シンバルの回転軸に連結された駆動モーターと、前記外部シンバルを回動可能に支持する支持軸とを備え、前記駆動モーターにより前記コマを回転させながら前記支持体を往復回動させることにより、前記コマの回転を加速させて、その回転エネルギーを取り出すことができるようにした装置。
  2. 前記コマがその回転軸に沿って延びた円筒状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記駆動モーターの回転数を前記支持体の往復回動周期に合わせるべく調整し得るようにした請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記駆動モーターの主軸又は前記内部シンバルの回転軸に主軸が連結された発電機を含んでいる請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011044753A1 (zh) * 2009-10-16 2011-04-21 Wan Chunyuk 用于将圆形运动转换为非圆形闭合线运动的装置

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US4352023A (en) * 1981-01-07 1982-09-28 Sachs Herbert K Mechanism for generating power from wave motion on a body of water
JP2005207332A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Japan Science & Technology Agency ジャイロ式波力発電装置

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