JP2008248867A - ラジアルタービン装置および過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービン室に流入するガスに対するタービンインペラの回転効率を連続的に適切に可変設定でき、ガス量が少ない状況でも、所要のタービン仕事を行うこと。
【解決手段】ガス入口通路36の壁面がスクロール通路34の周壁面38に連続する壁面のうち、スクロール通路36の巻心側に位置する壁面39の側にベーン軸40を設け、ベーン軸40にベーン41の一端側を取り付ける。ベーン41は、ベーン軸40を回動中心として回動可能で、ガス入口通路36の壁面のうちスクロール通路34の入口部35の外周側の周壁面38に連続する壁面43との間に、流路断面積可変の入口流路44を画定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、ラジアルタービン装置および過給機に関し、特に、自動車用エンジンの過給機に組み込まれるラジアルタービン装置および過給機に関するものである。
自動車用エンジンの過給機は、エンジンから排気される排気ガスによってラジアルタービンを駆動し、ラジアルタービンと同軸のコンプレッサ(圧縮機)によって空気の過給を行うものであるから、エンジンが低回転で運転され、エンジンからの排気ガス量が少なく、タービン室に入る排気ガスの流速が遅いと、タービン出力が低下し、所定の過給が行われなくなる。
排気ガス量が少ない状況で、過給機が必要とする動力を効率よく得るために、タービンインベラに流入する排気ガスの流速を増速させる機構を過給機に組み込むことが、従来より行われている。
その一つとして、スクロール通路とタービン室との間に形成された円環状のガス入口部に取付角度可変に設けられた複数個のノズルベーンによってノズルベーン間の流路断面積(タービンインベラ上流の排ガス流路断面)を可変にする可変ノズル機構を設け、排気ガス量が少ない場合には、可変ノズル機構によってノズルベーン間の流路断面積を小さくしてタービンインペラに流入する排気ガスの流速を速くする可変ノズル式のものがある。
もう一つのものとして、タービンインペラにガスを導くスクロール通路のスクロール終端舌部を可変ベーンとし、可変ベーンによってスクロール通路の流路断面積を可変設定できるようにし、排気ガス量が少ない場合には、可変ベーンによってスクロール通路の入口側の流路断面積を小さくしてタービンインペラに流入する排気ガスの流速を速くする可変ベーン式のものがある(例えば、特許文献1、2)。
また、スクロール通路の入口側を隔壁によってスクロール径方向に二つの流路に区分し、区分された二つの流路のうち、スクロール内径側(スクロール巻心側)の流路を開閉する弁を設け、弁を閉じることにより、スクロール外径側に、積極的に排気ガスが流れるようにしたツインパッセージ式のものがある(例えば、特許文献3、4)。
エンジンの高出力化をするために、燃料流量を増やし、燃焼させるための空気量を増やすために、過給機には、より高い過給圧が求められる。また、エンジンの燃料消費率低減のため、空燃比の最適化により排気ガスの温度は、今後更に高くなることが予想される。
実開昭62−152031号公報 特開昭60−65205号公報 実開昭56−67330号公報 実開昭61−97539号公報
自動車用エンジンより排出されるCO2排気量を削減することが社会的に求められている。そのためエンジンの燃料消費率を低減するため空燃比を最適化する。そのことにより、エンジンの排気ガスの温度は従来より高温化してきている。
しかし、過給機のタービン室ガス入口部に設けられる可変ノズル機構は、多数のノズルベーンがあって、構造が複雑なため、排気ガス温度が高温化していくと、タービン部品の熱変形等により、安定した動作を確保することが難しくなる。
可変ベーンによってスクロール通路の流路断面積を可変設定するものは、構造が複雑でなく、可変ノズル機構のような問題を生じないが、スクロール通路の入口側の流路断面積を変化させてタービンインペラに流入する排気ガスの流速を調整するため、ガス流速調整に伴ってスクロール通路におけるガス流れ特性が変動すると云う不具合が生じる。
つまり、可変ベーンによってスクロール通路の入口側の流路断面積を小さくすると、スクロール終端のスクロール入口側に対する開口面積が増加し、スクロール通路を一周した排気ガスが、再度、スクロール通路を循環することになり、圧力損失が増加してタービン効率が低下する現象が生じる。また、可変ベーンの回転軸がスクロール通路部に設けられるため、軸受部の設置スペースを充分取ることが難しく、軸受部のガス漏れ対策を講じことが難しい。
ツインパッセージ式のものは、スクロール内径側の流路を弁によって開閉するだけで、スクロール外径側の流路を流れるガスの流れ自体を制御するものではないため、タービンインペラに流入する排気ガスの流速を連続的に可変設定することができない。また、タービンインペラに流入する排気ガスは半周であるため、効率よく排気ガスの運動量をインペラへ伝達できず、損失を増加させてしまう。
この発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、高温ガス適用性に優れ、スクロール通路の形状を変化させることなく、新しい考察のもとに、タービンインペラに流入する排気ガスの流速を連続的に適切に可変設定でき、ガス量が少ない状況でも、所要のタービン仕事を行うラジアルタービン装置および過給機を提供することを目的としている。
この発明によるラジアルタービン装置は、ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、前記ガス入口通路には、当該ガス入口通路の壁面が前記スクロール通路の周壁面に連続する壁面のうち、前記スクロール通路の巻心側に位置する壁面の側にベーン軸が設けられ、前記ベーン軸に舌片状のベーンの一端側が取り付けられ、前記ベーンは、前記スクロール通路の終端舌部より離れた位置にあって、前記ベーン軸を回動中心として回動可能になっており、前記ガス入口通路の壁面のうち前記ベーン軸の中心軸線に直角な両側壁は、前記ベーンの互いに平行な両側面と平行であり、前記ベーンは、前記ガス入口通路の壁面のうち前記スクロール通路の前記入口部の外周側の周壁面に連続する壁面との間に、流路断面積可変の入口流路を画定する。
この発明によるラジアルタービン装置は、好ましくは、前記ハウジングに前記ベーン軸の軸受部が貫通形成され、当該軸受部の前記ハウジング外側に漏洩ガス回収室が形成されており、漏洩ガス回収室が前記タービン室のガス出口側に連通している。
また、この発明によるラジアルタービン装置は、ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定するベーンがベーン軸によって回動可能に設けられており、前記ハウジングに前記ベーン軸の軸受部が貫通形成され、当該軸受部の前記ハウジング外側に漏洩ガス回収室が形成されており、漏洩ガス回収室が前記タービン室のガス出口側に連通している。
この発明によるラジアルタービン装置は、好ましくは、前記軸受部の軸受部材と前記前記ベーン軸との間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段を有している。更には、前記ベーン軸に冷却媒体通路が貫通形成されており、前記冷却媒体通路に前記圧縮空気供給手段によって圧縮空気が供給される構造になっている。
この発明によるラジアルタービン装置は、好ましくは、前記ガス入口通路は矩形の横断面形状をなしており、前記ベーンは前記ガス入口通路の横断面形状と相似の矩形である。
この発明によるラジアルタービン装置は、好ましくは、前記ガス入口通路は、前記ハウジングに取り付けられた前記ハウジングとは別体の通路構成筒体により形成されている。
また、この発明によるラジアルタービン装置は、ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、
前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定するベーンがベーン軸によって回動可能に設けられており、前記ベーン軸に冷却媒体通路が貫通形成されており、冷却媒体通路に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段を有している。
また、この発明によるラジアルタービン装置は、ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、前記ガス入口通路は矩形の横断面形状をなしており、前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定する矩形のベーンが、ベーン軸によって、前記スクロール通路の終端舌部より離れた位置に、回動可能に設けられている。
また、この発明によるラジアルタービン装置は、ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、前記ハウジングに当該ハウジングとは別体の通路構成筒体が取り付けられ、前記通路構成筒体により、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が形成されている。
この発明による過給機は、上述の発明によるラジアルタービン装置を具備した過給機である。
この発明によるラジアルタービン装置によれば、ガス入口通路の壁面がスクロール通路の周壁面に連続する壁面のうち、スクロール通路の巻心側に位置する壁面の側に設けられたベーン軸にベーンの一端側が取り付けられ、このベーンがベーン軸を回動中心として回動することにより、ベーンの他端側(先端側)と、ガス入口通路の壁面のうちスクロール通路の入口部の外周側の周壁面に連続する壁面との間に、流路断面積可変の入口流路が画定されるから、ベーンの開度が小さいほど、入口流路の流路断面積が低下すると同時に入口流路の位置がスクロール通路の外周側に片寄ることになり、保存則に基づく連続則、角運動量一定則に準じてタービンインペラに対するガス流入の有効成分が増大し、タービン室に流入するガスに対するタービンインペラの回転効率が増大する。
これにより、ベーンの開度を連続的に変化させることにより、タービン室に流入するガスに対するタービンインペラの回転効率を連続的に適切に可変設定でき、ガス量が少ない状況でも、所要のタービン仕事を行うことができるようになる。
この発明によるラジアルタービン装置および過給機の実施形態を、図を参照して説明する。
図1は、この発明によるラジアルタービン装置を具備した過給機の自動車用エンジンに対する適用例を示している。
図1において、10は複数個の気筒11を有する自動車用多気筒エンジンを、12は吸気マニホールドを、13は排気マニホールドを、14はEGR通路を、15はEGR弁を、16はEGR冷却用熱交換器を、20はこの発明によるラジアルタービン装置を具備した過給機を各々示している。
過給機20のコンプレッサ出口21は吸気マニホールド12に接続され、過給機20のタービン入口22は排気マニホールド13に接続されている。過給機20は、軸23によって同軸に連結されたタービンホイール24とコンプレッサホイール25とを有し、タービンホイール24の回転によってコンプレッサホイール25が回転し、コンプレッサホイール25の回転数に応じてエンジン10に供給する空気の過給仕事を行う。
EGR通路14は、排気マニホールド13より排気ガスの一部を、過給機20のコンプレッサ出口21と吸気マニホールド12との間に環流させるように設けられている。EGR弁15はEGR通路14を流れる排気ガスの流量、すなわちEGR量を制御する。
つぎに、この発明によるラジアルタービン装置の一つの実施形態を、図2〜図5を参照して説明する。
ラジアルタービン装置は、鋳造等によるハウジング30を有する。ハウジング30は、ガス入口側接続フランジ31と、ガス出口側接続フランジ32とを一体に有する。ハウジング30には、タービン室33と、タービン室33の外周側にあってタービン室33にガスを導くスクロール通路34とが形成され、タービン室33にタービンインペラ24が回転可能に設けられている。
ハウジング30にはスクロール通路34の入口部35に連続するガス入口通路36がハウジング30と一体の矩形筒体部37によって形成されている。ガス入口通路36は、図4によく示されているように、矩形筒体部37の筒状形状によって矩形の横断面形状をなしている。スクロール通路34の横断面形状は円形であるので、ガス入口通路36とスクロール通路34の入口部35との接続は、通路の横断面形状を矩形から円形に徐々に形状を変えることにより、段差なく、滑らかに行われている。
ガス入口通路36には、ガス入口通路36の壁面がスクロール通路34の周壁面38に連続する壁面のうち、スクロール通路34の巻心側に位置する壁面39の側にベーン軸40が設けられている。
ベーン軸40にはベーン41の一端側が取り付けられている。ベーン41は、ガス入口通路36の横断面形状と相似の矩形であり、熱変形による矩形筒体部37との干渉を避けるべく、ガス入口通路36の横断面より少し小さい矩形で、ガス入口通路36の壁面との間に、熱変形による矩形筒体部37との干渉を避けるために必要な間隙42を有する大きさに設定されている。
ベーン41は、クロール通路34の終端舌部34Aとは離れた位置にあって、ベーン軸40を回動中心として回動可能になっており、ガス入口通路36の壁面のうちスクロール通路34の入口部35の外周側の周壁面に連続する壁面43との間に、流路断面積可変の入口流路44を画定する。つまり、入口流路44は、ベーン41の回動先端と壁面43との間に矩形流路として画定され、ベーン41の開度に応じて流路断面積を可変設定される。
なお、必ずしも、ベーン41とガス入口通路36の横断面形状とが相似の矩形でなくてもよく、ベーン41がベーン軸40を回動中心として回動できるよう、ガス入口通路36の壁面のうちベーン軸40の中心軸線に直角な両側壁36A、36Bが、ベーン41の互いに平行な両側面41A、41Bと平行であれであればよく、例えば、ガス入口通路36の横断面形状が矩形であるのに対して、ベーン41の先端部が円弧によって形成されていてもよい。
ベーン軸40は、矩形筒体部37に形成された軸受孔45、46に装着された軸受ブッシュ47、48によって矩形筒体部37より回転可能に支持されている。ベーン41には貫通孔49が貫通形成されており、貫通孔49をベーン軸40の小径軸部50が貫通している。貫通孔49のキー溝51と小径軸部50に設けられたキー52とのキー係合により、ベーン41はベーン軸40と一体回転する。
軸受孔45は盲孔であるのに対し、軸受孔46は矩形筒体部37を貫通している。軸受孔46の矩形筒体部37の外側(ハウジング外側)には、矩形筒体部37の外側に一体形成された室構成部53によって漏洩ガス回収室54が形成されている。漏洩ガス回収室54はタービン室33のガス出口通路55に連通している。
軸受ブッシュ48は、フランジ付きブッシュであり、漏洩ガス回収室54の部分において、矩形筒体部37の軸受孔46、室構成部53の貫通孔60に圧入等によって固定されている。ベーン軸40は、軸受ブッシュ48を貫通してハウジング外に突出しており、この突出端57を図示されていないアクチュエータに連結され、アクチュエータによって回転駆動されるようになっている。軸受ブッシュ48にはスナップリング56が係合しており、スナップリング56がベーン軸40の大径部58の端面に当接することにより、ベーン軸40のスラスト方向の固定(抜け止め)が行われる。
軸受ブッシュ48はベーン軸40の大径部58と嵌合している。軸受ブッシュ48には、大径部58との嵌合部において漏洩ガス回収室54に向けて開口した複数個のブリード孔59が穿設されている。
上述の構成によるラジアルタービン装置は、ベーン41がベーン軸40を回動中心として回動することにより、ベーン41の回動先端と、ガス入口通路36の壁面のうちスクロール通路34の入口部35の外周側の周壁面38に連続する壁面43との間に、流路断面積可変の入口流路44が画定されるから、ベーン41の開度が小さいほど、入口流路44の流路断面積が低下すると同時に、入口流路44の位置(主流位置)がスクロール通路34の外周側に片寄ることになり、保存則に基づく連続則、角運動量一定則に準じてタービンインペラ24に対するガス流入の有効成分が増大し、タービン室33に流入するガスに対するタービンインペラ24の回転効率が増大する。
このことについて、図6(a)、(b)を参照して説明する。
流体流れの連続則により、下記の連続の式(1)が成立する。
ガス入口通路36におけるガス流速C0は下式(1)で示される。
C0=W /(ρ0・A0) …(1)
但し、W:ガス質量、ρ0:ガス入口通路36におけるガス密度、A0:ガス入口通路36の通路断面積(入口流路44の流路断面積)。
スクロール通路34の入口部35よりタービン回転方向にθ度回転した位置における接線方向のガス流速Cθ1は、角運動量保存則より下式(2)で示される。
Cθ1=(r0/r1)C0 …(2)
但し、r0:タービンインペラ回転中心からガス入口通路36の主流位置までの半径、r1:タービンインペラ回転中心からタービン室33の入口部までの半径、C0:ガス入口通路36におけるガス流速。なお、ガス入口通路36の主流位置とは、ガス入口通路36(入口流路44)のガス流れ束の中心位置を意味する。
従って、ガス入口通路36(入口流路44)の通路断面積A0が小さいほど、また、タービンインペラ回転中心からガス入口通路36(入口流路44)の主流位置までの半径r0が大きいほど、タービンインペラ24に対するガス流入の有効成分である接線方向ガス流速Cθ1が大きくなる。
(A0/r0)は、ベーン41の開度により変化し、ベーン41の開度が小さいほど、通路断面積A0(入口流路44の流路断面積)が小さくなり、半径r0(入口流路44におけるタービンインペラ回転中心からガス入口通路36の主流位置までの半径)が大きくなる。
これにより、ベーン41の開度が小さいほど、タービンインペラ24に対するガス流入の有効成分である接線方向ガス流速Cθ1が大きくなる。このことにより、タービン室33に流入するガスに対するタービンインペラ24の回転効率が増大し、ベーン41の開度を連続的に変化させることにより、タービン室33に流入するガスに対するタービンインペラ24の回転効率を連続的に適切に可変設定でき、ガス量が少ない状況でも、所要のタービン仕事を行うことができるようになる。
上述したように、ベーン41の開度が小さいほど、入口流路44の流路通路断面積A0が小さくなることに加えて、半径r0が大きくなることにより、接線方向ガス流速Cθ1が速くなり、ガス量が少ない状況でも、所要のタービン仕事を行うことができるようになる。このことは、入口流路44が、矩形のベーン41の回動先端と横断面形状が矩形のガス入口通路36の壁面43との間に矩形流路して画定されていることにより、ベーン41の開度が小さくなることに応じて半径r0が大きくなることが顕著なものになり、このことにより、接線方向ガス流速Cθ1が速くなる作用が顕著なものになる。
ベーン41は、ガス入口通路36の流路断面積を可変設定するだけで、スクロール通路34の入口部35ならびにスクロール終端舌部34A部分の通路形状に影響を与えることがなく、入口部35、スクロール終端舌部34A部分の通路形状を変化させるものではないから、ベーン41によって入口流路44の通路断面積を小さくしても、スクロール終端のスクロール入口側に対する開口面積が増加することがなく、スクロール通路34を一周した排気ガスが、再度、スクロール通路34を循環することがなく、圧力損失の増加によるタービン効率の低下を招くことがない。
このようにしてベーン41によってタービン室33に流入する排気ガスの流速制御を適切に有効に行うことができ、ベーン41の定量的な開度設定によってタービン室33に流入するガスに対するタービンインペラ24の仕事を連続的に適切に可変設定することができる。
このベーン41による流路断面積可変設定機構は、可変ノズル機構のように構造が複雑なものになることがないから、熱変形の影響による作動不良を起こし難く、高温ガス適用性に優れたものである。
ベーン軸40の一端(突出端57)は、ベーン回動駆動のアクチュエータとの接続のために、軸受ブッシュ48を貫通して矩形筒体部37外に突出しているから、ガス入口通路36は、ベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間に存在する間隙によって矩形筒体部37外(ハウジング30外)に開放されることを避けられず、ガス漏れが懸念される。当該部分は、高温になるから、ガス漏れ対策としてゴム状弾性体製のシール部材等を使用することができない。
このことに対して、本実施形態では、ベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙が、軸受ブッシュ48に形成されたブリード孔59によって漏洩ガス回収室54に連通している。漏洩ガス回収室54は、タービン室33のガス出口通路55に連通しており、ガス出口通路55のガス流によるエジェクタ効果によってガス吸い出しを行われる。
これにより、ベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙より外部へ漏洩しようとするガスは、ブリード孔59により漏洩ガス回収室54に流れ、ガス出口通路55へ吸い出される。このことにより、ハウジング30外へのガス漏れを抑制することができる。
上述したように、ベーン41の回転軸であるがベーン軸40がスクロール通路部より離れたガス入口通路36に設けられているから、軸受部の設置スペースを充分取ることができ、上述したような軸受部のガス漏れ対策を的確に講じることができる。
なお、上述の実施形態では、ベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙を軸受ブッシュ48に形成したブリード孔59によって漏洩ガス回収室54に連通させたが、図7に示されているように、漏洩ガス回収室54部分の軸受ブッシュを、矩形筒体部37の軸受孔46に圧入される軸受ブッシュ48Aと、室構成部53の貫通孔60に圧入される軸受ブッシュ48Bとに分割し、ベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙を、分割された軸受ブッシュ48Aと48Bとの間隙をもって漏洩ガス回収室54に連通させる構造とすることもできる。
図8は、ガス漏れ対策を、より強固にした実施形態を示している。なお、図8において、図4に対応する部分は、図4に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、室構成部53に圧縮空気供給用のニップル61が取り付けられており、ニップル61より圧縮空気が、軸受ブッシュ48の内周側に形成された周溝62を介してベーン軸40の大径部58の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙に供給されるようになっている。
これにより、エアーカーテン効果が得られ、ベーン軸40の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙より外部へ漏洩しようとするガスの流れがせき止められ、ハウジング30外へのガス漏れ防止が、より強固に行われる。
周溝62よりベーン軸40の外周と軸受ブッシュ48の内周との間の間隙に供給された圧縮空気の一部は、当該間隙より外部へ流出するが、この空気流は、クリーンエアーであるか、ガスが混じったとしてもガス濃度の低いものになる。
また、この実施形態では、ベーン軸40に、周溝62に連通する冷却媒体通路63、64が貫通形成されている。軸受ブッシュ47の内周面には、図9に示されているように、軸線方向に逃がし溝67が形成されている。
これにより、周溝62に供給された圧縮空気の一部は、冷却媒体通路63、64を流れ、ベーン軸40の先端部と軸受ブッシュ47の端部の間に設けられた間隙68、軸受ブッシュ47の逃がし溝67を通ってガス入口通路36へ流れ出る。この圧縮空気は、冷却媒体通路63、64を流れる際に、ベーン軸40ならびにベーン41の冷却を行う。
このことにより、ベーン軸40、ベーン41の熱変形が抑制され、熱変形によってベーン軸40が軸受部分で固着することや、ガス入口通路36の通路壁に対してベーン41が干渉することが防止される。また、熱変形による干渉を避けるための間隙42を小さいものにすることができ、ベーン41によるガス入口通路36の流路断面積可変設定を、より良好な効果的なものにすることができる。
なお、逃がし溝67がベーン41の上流側にも切られていると、ベーン41を閉じる場合に、ベーン41の上流側の圧力上昇に伴って上流側の逃がし溝のガス通路開口部の圧力が上昇し、冷却ガス(圧縮空気)がガス入口通路36に逃げ難くなるから、逃がし溝67は、できるだけ圧力の低いベーン下流側に冷却ガスが抜ける冷却ガスの通り道として、図9に示されているように、ベーン41の下流側にのみ設けることが好ましい。
本実施形態のラジアルタービン装置が図1に示されているような過給機20のタービンとして適用されている場合には、ニップル61に供給する圧縮空気は、過給機20のコンプレッサ側から得ることができる。つまり、過給機20による過給空気の一部がニップル61に供給されるようなっていればよく、特別な圧縮空気供給源を必要としない。
図10は、この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部を示している。
本実施形態では、ガス入口通路36がハウジング30の矩形筒体部37に取り付けられたハウジング30とは別体の通路構成筒体65により形成されている。
ハウジング30は鋳鉄製であるのに対して、通路構成筒体65は、ハウジング30とは別に、耐熱性に優れた高級材料による機械加工品により構成することが可能になる。
通路構成筒体65に軸受孔45、46を設けて耐熱性に優れた材料で機械加工された通路外壁(通路構成筒体65)とベーン41を組み合わせることより、ハウジング30に機械加工してベーン41を組み込む場合よりも、高温時における熱変形が抑えられ、高温下でのベーン41の回動信頼性が向上する。入口通路の流路断面積を可変にする必要がない場合は,単に四角い筒を挿入することで,ハウジングを別に用意しなくてすむ。
通路構成筒体65は、矩形筒体部37に形成された筒体挿入孔66に挿入され、圧入やフランジ接続(図示省略)等によりハウジング30に固定されればよい。
なお、図11に示されているように、円筒体部37′に形成する筒体挿入孔66は、横断面形状がスクロール通路34の横断面形状と同じ円形であってもよい。この場合には、通路構成筒体65の外形形状を筒体挿入孔66に嵌合する円筒体とし、ガス入口通路36の横断面形状を矩形にすればよい。このようにすることで,一般的な円筒筒部を有するスクロールにも適応できる。
この発明によるラジアルタービン装置を具備した過給機の自動車用エンジンに対する適用例を示すスケルトン図である。 この発明によるラジアルタービン装置の一つの実施形態を示す正面図である。 この発明によるラジアルタービン装置の一つの実施形態をガス出口側から見た側面図である。 この発明によるラジアルタービン装置の一つの実施形態の要部の拡大断面図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の拡大断面図である。 (a)、(b)は、この発明によるラジアルタービン装置の動作原理を説明するための説明図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の拡大断面図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の拡大断面図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の斜視図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の斜視図である。 この発明によるラジアルタービン装置の他の実施形態の要部の斜視図である。
符号の説明
10 自動車用多気筒エンジン
11 気筒
12 吸気マニホールド
13 排気マニホールド
14 EGR通路
15 EGR弁
16 EGR冷却用熱交換器
20 過給機
21 コンプレッサ出口
22 タービン入口
23 軸
24 タービンホイール
25 コンプレッサホイール
30 ハウジング
31 ガス入口側接続フランジ
32 ガス出口側接続フランジ
33 タービン室
34 スクロール通路
35 入口部
36 ガス入口通路
37 矩形筒体部
37′円筒体部
38 周壁面
39 壁面
40 ベーン軸
41 ベーン
42 間隙
43 壁面
44 入口流路
45、46 軸受孔
47、48 軸受ブッシュ
49 貫通孔
50 小径軸部
51 キー溝
52 キー
53 室構成部
54 漏洩ガス回収室
55 ガス出口通路
56 スナップリング
57 突出端
58 大径部
59 ブリード孔
60 貫通孔
61 ニップル
62 周溝
63、64 冷却媒体通路
65 通路構成筒体
66 筒体挿入孔
67 逃がし溝
68 間隙

Claims (11)

  1. ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、
    前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、
    前記ガス入口通路には、当該ガス入口通路の壁面が前記スクロール通路の周壁面に連続する壁面のうち、前記スクロール通路の巻心側に位置する壁面の側にベーン軸が設けられ、
    前記ベーン軸にベーンの一端側が取り付けられ、前記ベーンは、前記スクロール通路の終端舌部より離れた位置にあって、前記ベーン軸を回動中心として回動可能になっており、前記ガス入口通路の壁面のうち前記ベーン軸の中心軸線に直角な両側壁は、前記ベーンの互いに平行な両側面と平行であり、前記ベーンは、前記ガス入口通路の壁面のうち前記スクロール通路の前記入口部の外周側の周壁面に連続する壁面との間に、流路断面積可変の入口流路を画定することを特徴とするラジアルタービン装置。
  2. 前記ハウジングに前記ベーン軸の軸受部が貫通形成され、当該軸受部のハウジング外側に漏洩ガス回収室が形成されており、前記漏洩ガス回収室が前記タービン室のガス出口側に連通していることを特徴とする請求項1に記載のラジアルタービン装置。
  3. ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、
    前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、
    前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定するベーンがベーン軸によって回動可能に設けられており、
    前記ハウジングに前記ベーン軸の軸受部が貫通形成され、当該軸受部の前記ハウジング外側に漏洩ガス回収室が形成されており、漏洩ガス回収室が前記タービン室のガス出口側に連通していることを特徴とするラジアルタービン装置。
  4. 前記軸受部の軸受部材と前記前記ベーン軸との間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段を有していることを特徴とする請求項2または3に記載のラジアルタービン装置。
  5. 前記ベーン軸に冷却媒体通路が貫通形成されており、前記冷却媒体通路に前記圧縮空気供給手段によって圧縮空気が供給されることを特徴とする請求項4に記載のラジアルタービン装置。
  6. 前記ガス入口通路は矩形の横断面形状をなしており、前記ベーンは前記ガス入口通路の横断面形状と相似の矩形であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のラジアルタービン装置。
  7. 前記ガス入口通路は、前記ハウジングに取り付けられた前記ハウジングとは別体の通路構成筒体により形成されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のラジアルタービン装置。
  8. ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、
    前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、
    前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定するベーンがベーン軸によって回動可能に設けられており、前記ベーン軸に冷却媒体通路が貫通形成されており、冷却媒体通路に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段を有していることを特徴とするラジアルタービン装置。
  9. ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、
    前記ハウジングに、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が設けられ、
    前記ガス入口通路は矩形の横断面形状をなしており、前記ガス入口通路に流路断面積可変の入口流路を画定する矩形のベーンが、ベーン軸によって前記スクロール通路の終端舌部より離れた位置に、回動可能に設けられていることを特徴とするラジアルタービン装置。
  10. ハウジングに、タービン室と、前記タービン室の外周側にあって前記タービン室にガスを導くスクロール通路とが形成され、前記タービン室にタービンインペラが回転可能に設けられたラジアルタービン装置であって、
    前記ハウジングに当該ハウジングとは別体の通路構成筒体が取り付けられ、前記通路構成筒体により、前記スクロール通路の入口部に連続するガス入口通路が形成されていることを特徴とするラジアルタービン装置。
  11. 請求項1から10の何れか一項に記載のラジアルタービン装置を具備した過給機。
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