JP2008248742A - ウォータポンプ - Google Patents

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    • F04D15/0027Varying behaviour or the very pump

Abstract

【課題】複雑な構成の制御装置を用いることなく、内燃機関の冷却水温が高いときと内燃機関が高負荷であるときには、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関が低負荷であるときよりも冷却水の循環量を多くすることのできるウォータポンプを提供する。
【解決手段】ウォータポンプ10は、内燃機関にて発生する駆動力によって駆動するとともに圧力室31bに導入される圧力が高いほど大きな駆動力を発生する。圧力室31bとVSV80とは第1の通路62により接続され、吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位とVSV80とは第2の通路63により接続され、大気圧空間59とVSV80とは第3の通路64により接続される。VSV80は、機関の冷却水温が高いほど感温ケース90内のワックスが体積膨張し、弁体87が第1の通路62と第2の通路63とを接続する状態から第1の通路62と第3の通路64とを接続する状態へと変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関にて発生する駆動力によって駆動するウォータポンプに関する。
従来、内燃機関においては、ウォータジャケット内の冷却水を循環させるウォータポンプが用いられている。例えば特許文献1に示すウォータポンプは、回転軸(回転体)に取り付けられた羽根が回転することにより、冷却水を循環させるようにしている。このウォータポンプでは、内燃機関で発生する駆動力が内燃機関と同期して回転するプーリから流体継ぎ手を介してこの回転軸に伝達されることにより羽根が回転する。そして、このウォータポンプでは、ウォータジャケット内の冷却水温が高くなるほど回転軸と流体継ぎ手との継合度合が大きくなるように構成されており、これにより、ウォータジャケット内の冷却水の温度が高いほど内燃機関の駆動力がこの回転軸に高効率で伝達される。
ところで、上記ウォータポンプにおいて、冷却水の循環量は、機関回転速度、冷却水温及び内燃機関の負荷に基づいて制御することが好ましい。この点、このポンプにおいては、上述したように内燃機関で発生する駆動力が内燃機関と同期して回転するプーリから回転軸に伝達されるため、機関回転速度が高くなるほど回転軸の回転速度も高くなり、冷却水の循環量も多くなる。一方、冷却水温及び内燃機関の負荷に基づく制御については、図6のマップに示すように、冷却水温が高いとき及び内燃機関の負荷が高いときに、内燃機関の駆動力を回転軸に高効率で伝達させて、冷却水の循環量をより多くすることが好ましい。しかしながら、上記特許文献1に記載のウォータポンプでは、単に冷却水温のみによって回転軸への伝達効率を変化させているために、内燃機関が高負荷であるときでも、冷却水温が低い場合には、回転軸の回転速度はさほど大きくならず、冷却水の循環量を適切に制御することができない。そこで、このマップに示す回転速度の制御が可能なウォータポンプとしては、例えば図7及び図8に示すものが検討されている。以下、このウォータポンプの具体的な構成について説明する。
図7に示すように、このウォータポンプ130は、冷却水を循環させるための循環系20と、この循環系20の回転筒21を駆動する駆動手段としての駆動系30とを備えている。そして、これら循環系20と駆動系30との間には、循環系20から駆動系30への冷却水の浸入を規制するための隔壁40が設けられている。
内燃機関のシリンダブロック22には、冷却水が流れる流路23が形成されており、この流路23には、一端が隔壁40に固定された支持軸25が設けられ、同支持軸25の両端には軸受24a,24bがそれぞれ設けられている。そして、羽根26が取り付けられた回転筒21が、この支持軸25を嵌挿することにより、支持軸25に対して回転可能に支持されている。また、この回転筒21における隔壁40側の端部には、鉄芯を含む誘導リング27が外嵌している。
上記駆動系30には、ハウジング31が設けられており、このハウジング31には、ベルト33を介して内燃機関の図示しないクランクシャフトと駆動連結されるプーリ32が固定されている。このハウジング31内には、一部がハウジング31に対しスプライン結合されるとともに、ハウジング31内を上記回転筒21の軸線方向に沿って往復運動することのできるスライダ34が設けられている。このスライダ34において循環系20寄りの端部には、例えばネオジウムからなるマグネット35が前記回転筒21を外嵌する誘導リング27を囲むように取り付けられている。
また、このスライダ34は、ハウジング31内に設けられたスプリング36により常時循環系20側へと付勢されている。クランクシャフトからベルト33及びプーリ32を介してハウジング31に伝達されるトルクは、誘導リング27とマグネット35との間に発生する磁力により回転筒21に伝達され、これにより回転筒21が回転する。そして、この回転に伴って回転筒21に取り付けられた羽根26が回転すると、流路23内の冷却水が内燃機関の図示しないウォータジャケットに圧送される。
また、上記ハウジング31の内部は、スライダ34によって大気室31aと圧力室31bとに区画されている。スライダ34の外周には、スライダ34とハウジング31の内周面との間をシールするシール部材37が設けられており、このシール部材37により圧力室31bの気密性が保持されている。そして、この圧力室31bの圧力が変化することにより、スライダ34がハウジング31内を往復動し、これによりマグネット35から誘導リング27を介して回転筒21へ伝達されるトルクの大きさが変更される。このようにして、このウォータポンプ10では、回転筒21がスライダ34の往復動により駆動される回転体を構成している。
この駆動系30において、ハウジング31の圧力室31bには、圧力管41が挿入されている。この圧力管41はハウジング31に設けられたベアリング42により支持されるとともに図示しない他の部材に固定されており、ハウジング31はこの圧力管41に対して回転可能となっている。この圧力管41とハウジング31の内周面の間には、圧力室31bからの空気漏れを防ぐシール部43が設けられている。そして、この圧力管41は第1の通路52を介して電子制御式のバキュームスイッチングバルブ(以下VSVという)55に接続されている。このVSV55は、さらに、第2の通路53を介して吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位に接続される一方、第3の通路54を介してエンジンルーム内の大気圧空間に接続されている。そして、このVSV55は、電子制御装置50によってその駆動が制御されることにより弁位置が切り換えられ、これにより圧力室31bはこれら吸気通路57及び大気圧空間の何れかと選択的に連通される。
電子制御装置50によるVSV55の駆動制御は以下の通りである。車両には、例えばアクセルペダルの踏み込み量を検知する図示しないアクセルセンサやその他内燃機関の負荷を検出するための各種のセンサが設けられる一方、シリンダブロック22には冷却水の温度を測定する水温センサ61が設けられている。そして、これらのセンサの検出値が電子制御装置50に入力されると、この電子制御装置50は、図6に示したマップに基づいてVSV55の弁位置を切り換える。
つまり、電子制御装置50は、各種センサから入力される検出値によって、冷却水温が高い状態である又は冷却水温が低い状態であっても内燃機関の負荷が高い状態であると判断すると、VSV55の制御信号を「ON」とし、圧力室31bと大気圧空間とを連通させて圧力室31bに大気を導入する。これにより、図7に示すように、大気室31aと圧力室31bとの圧力差が無くなることから、スライダ34はスプリング36の付勢力により付勢されて循環系20側に変位する。この際、スライダ34に設けられたマグネット35と回転筒21に設けられた誘導リング27とが互いに対向して近接するようになることから、マグネット35と誘導リング27とを通過する磁束量が増加し、スライダ34から回転筒21に伝達される回転力が相対的に大きくなる。したがって、回転筒21の羽根26が回転することによりウォータジャケットに吐出供給される冷却水の量も増大するようになる。
一方、電子制御装置50は、各種センサから入力される検出値によって、冷却水温が低い状態であり且つ内燃機関の負荷が低い状態であると判断すると、VSV55の制御信号を「OFF」とし、圧力室31bと吸気通路57とを連通させる。そして、この状態では、吸気通路57においてスロットルバルブ60よりも下流側の部位では、圧力が大気圧よりも低くなっているために、図8に示すように、圧力室31bと大気室31aとの圧力差から、スライダ34はスプリング36の付勢力に抗して圧力管41側に変位する。これにより、スライダ34に設けられたマグネット35と回転筒21に設けられた誘導リング27とが回転筒21の軸線方向に離間し、マグネット35と誘導リング27とを通過する磁束量も図7で示した状態と比較して減少する。したがって、ウォータジャケットに吐出供給される冷却水の流量が相対的に低下することとなる。
このようにして、このウォータポンプ130では、図6に示したマップに基づいたVSV55の弁位置の切り換えにより、冷却水の循環を適切に行うようにしている。
実開平5−58832号公報
ところで、上記ウォータポンプ130では、電子制御装置50が各種センサから入力される検出値に基づいて現在の運転状態が図6に示すマップの何れの状態にあるかを判断することによって、VSV55の弁位置の切り換えを行っている。そのため、このようなウォータポンプ130において回転筒21の回転速度を制御するにあたり、その制御構成が複雑となり、電子制御装置の負荷も大きくなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な構成の制御装置を用いることなく、内燃機関の冷却水温が高いときと内燃機関が高負荷であるときには、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関が低負荷であるときよりも、冷却水の循環量を多くすることのできるウォータポンプを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関にて発生する駆動力によって駆動するとともに圧力室に導入される圧力が高いほど大きな駆動力を発生するウォータポンプであって、前記機関の冷却水の温度に基づく物質の体積変化により通路の接続状態を変更する切換弁と、前記圧力室と前記切換弁とを接続する第1の通路と、前記機関の吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位と前記切換弁とを接続する第2の通路と、大気圧空間と前記切換弁とを接続する第3の通路とを備え、前記切換弁は、前記冷却水の温度が高いほど、前記第1の通路と前記第2の通路とを接続する状態から前記第1の通路と前記第3の通路とを接続する状態へと変更することを要旨とする。
上記の構成では、前記切換弁により、内燃機関の冷却水の温度が低いときには、第1の通路と前記第2の通路とが接続して圧力室と吸気通路とが連通され、内燃機関の冷却水の温度が高いときには、第1の通路と前記第3の通路とが接続して圧力室と大気圧空間とが連通される。これにより、冷却水の温度が高いときには、圧力室の圧力は大気圧となるため、ウォータポンプは比較的大きな駆動力を発生する。また、冷却水の温度が低いときには、圧力室の圧力は吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位とほぼ同じ圧力となる。ここで、冷却水の温度が低く且つ内燃機関の負荷が低いときには、吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位は大気圧よりも低い圧力となるために、圧力室の圧力も大気圧よりも低いこの圧力となり、ウォータポンプの駆動力は比較的小さいものとなる。一方、冷却水の温度が低い場合であっても内燃機関の負荷が高いときには、吸気通路においてスロットルバルブの開度が大きくなり吸気通路の圧力はさほど低くならないため、この状態では、圧力室の圧力もさほど低くならずウォータポンプの駆動力も比較的大きいものとなる。特に、内燃機関の負荷が高いためにスロットルバルブの開度が全開状態となるときには、吸気通路におけるスロットルバルブの下流側の部位の圧力が大気圧と略同じ圧力となり、この状態では、圧力室の圧力も大気圧と略同じ圧力となることから、ウォータポンプは、圧力室と大気圧空間とが連通されるときと同様の大きな駆動力を発生する。
このように、上記の構成によれば、複雑な構成の制御装置を用いることなく、内燃機関の冷却水温が高いときと内燃機関の負荷が高いときには、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関の負荷が低いときよりも、ウォータポンプの駆動力が大きくなり、冷却水の循環量を多くすることができる。
具体的には、請求項2に記載の発明によるように、流体加圧用の羽根を有して内燃機関とラジエータとの間で冷却水を循環させる回転体と、ハウジングと、該ハウジング内に設けられたスライダと、同ハウジングと同スライダとによって区画形成された圧力室とを有し、同圧力室の圧力変化に基づいて同スライダが前記ハウジング内を往復動し、この往復動に基づいて前記圧力室の圧力が高くなるほど前記内燃機関にて発生した駆動力を前記回転体に高い効率で伝達する駆動手段と、前記圧力室に接続する第1の通路と、前記内燃機関の吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位に接続される第2の通路と、大気圧空間に接続される第3の通路とが互いに合流してなる圧力通路と、前記圧力通路において前記第1〜第3の各通路が合流する部位に設けられる弁体と、前記冷却水の温度に基づいて体積変化する物質が封入される感温部と、前記感温部の温度が高いほど前記弁体によって前記圧力室と前記吸気通路とが連通される状態から前記圧力室と前記大気圧空間とが連通される状態へと変更されるように前記弁体を変位させる変位手段とを有する切換弁とを備えているといった構成を採用することができる。
上記の構成では、前記切換弁により、内燃機関の冷却水の温度が低いときには、圧力室と吸気通路とが連通され、内燃機関の冷却水の温度が高いときには、圧力室と大気圧空間とが連通される。これにより、冷却水の温度が高いときには、圧力室の圧力は大気圧となるため、内燃機関の駆動力がスライダを介して回転体に比較的高い効率で伝達される。また、冷却水の温度が低く且つ内燃機関の負荷が低いときには、吸気通路は大気圧よりも低い圧力となり、圧力室の圧力も大気圧よりも低いこの圧力となる。したがって、この状態では、内燃機関の駆動力がスライダを介して回転体に比較的低い効率で伝達される。そして、冷却水の温度が低く且つ内燃機関の負荷が高いときには、圧力室は吸気通路と連通されるものの、吸気通路においてスロットルバルブの開度が大きくなるため吸気通路の圧力はさほど低くならず、これにより圧力室の圧力もさほど低くならず、内燃機関の駆動力が回転体に比較的高い効率で伝達される。特に、内燃機関の負荷が高いためにスロットルバルブの開度が全開状態となるときには、吸気通路におけるスロットルバルブの下流側の部位の圧力が大気圧と略同じ圧力となり、この状態では、圧力室の圧力も大気圧と略同じ圧力となることから、内燃機関の駆動力が圧力室と大気圧空間とが連通されているときの効率と略同じ効率で回転体に伝達される。
このように、上記の構成によれば、複雑な構成の制御装置を用いることなく、内燃機関の冷却水温が高いときと内燃機関の負荷が高いときには、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関の負荷が低いときよりも、内燃機関の駆動力を回転体に高効率で伝達することができるため、冷却水の循環量を多くすることができる。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、本発明に係るウォータポンプ10を具体化した第1の実施形態について説明する。図1〜図4は、本実施形態に係るウォータポンプ10を示す模式図であり、ウォータポンプ10の駆動系、循環系及び切換弁など、一部の構成については断面構造を示している。また、これらの各図において、図7及び図8に示す従来のウォータポンプ130と同様の機能を有する部材については同じ符号を付することによりその説明は省略する。
このウォータポンプ10では、回転筒21に取り付けられた羽根26が回転すると、ウォータジャケットの出口から流出した冷却水が流路23を流れて再びウォータジャケットの入口に吐出供給される。ウォータポンプ10は、このようにしてウォータジャケットの冷却水を循環させている。
本実施形態において、ウォータジャケットの出口には、第1〜第3の3つの冷却水路73,74,75が接続されている。具体的に、第1の冷却水路73は、ウォータジャケットの出口とラジエータ70の入口とを接続し、このラジエータ70の出口は、第4の冷却水路76を介して上記流路23に接続されている。これにより、ウォータジャケットから流出した冷却水は、第1の冷却水路73を介してラジエータ70に流入し、このラジエータ70で放熱して冷却された後に、第4の冷却水路76及び流路23を流れて再びウォータジャケットへと流入する。この第4の冷却水路76の途中には、サーモスタット71が設けられている。サーモスタット71は、ウォータジャケットから流出した冷却水の温度が所定温度以上であるときには、この第4の冷却水路76においてラジエータ70の出口から流路23までを連通させ、冷却水の温度が所定温度未満であるときには、この第4の冷却水路76においてラジエータ70の出口から流路23までの連通を遮断する。つまり、ウォータジェットから流出した冷却水は、その温度が所定温度以上であれば、ラジエータ70を流れて流路23に戻されるが、所定温度未満であれば、このラジエータ70への流入は阻止される。
第2の冷却水路74は、ウォータジャケットの出口と第4の冷却水路76におけるサーモスタット71よりも下流側とを接続し、ラジエータ70とサーモスタット71をバイパスしている。上述したように、冷却水の温度が所定温度未満であるときは、冷却水がラジエータ70へ流入することが阻止され、この際に冷却水はこの第2の冷却水路74を流れて、第4の冷却水路76の途中から第4の冷却水路76を流れて流路23に流入する。
第3の冷却水路75は、ウォータジャケットと第4の冷却水路76におけるサーモスタット71よりも下流側とを接続している。そして、上記第1及び第2の各冷却水路73,74には、サーモスタット71の作動により冷却水が選択的に流れるが、この第3の冷却水路75には、内燃機関の運転中に冷却水が常時流れている。この第3の冷却水路75の壁面には切換弁としてのVSV80を取り付けるための貫通孔77が形成されている。
次に、このVSV80の構成について説明する。VSV80は、縦長の略円柱状に形成されて、内部が中空に形成される弁筐体81を備えている。そして、この弁筐体81の側面には、弁筐体81の中空の内部空間と外部とを連通させる第1〜第3の3つの開口82,84,86が形成されている。具体的に、第1〜第3の3つの開口82,84,86は、上から第3の開口86、第1の開口82、第2の開口84の順に形成されており、本実施形態では、各開口82,84,86が水平方向において互いに重なる部位がないように形成されている。そして、弁筐体81において、この第1の開口82は、第1の通路62を介して圧力管41に接続され、第2の開口84は、第2の通路63を介して吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位に接続され、第3の開口86は第3の通路64を介してエンジンルーム内の大気圧空間59に接続される。つまり、圧力室31bに接続する第1の通路62と、吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位に接続される第2の通路63と、大気圧空間59に接続される第3の通路64とがこのVSV80において合流して圧力通路を構成する。また、弁筐体81の底壁をなす底部79は、肉厚に形成されるとともに、その下端部の中央に下方に向って突出する略円筒状の取付部78が形成されている。そして、VSV80は、この取付部78が第3の冷却水路75の貫通孔77に貫挿することにより、第3の冷却水路75に取り付けられている。また、この底部79及び取付部78には、後述するサーモワックス装置88が貫通する貫通孔89が連続して形成されている。
上記VSV80において、弁筐体81の中空の内部には、略有底円筒形状の弁体87が収容されている。この弁体87は、有底円筒形状の本体部92と、本体部92の外周面の上端部から斜め上方に向って延びる環状の上部フランジ93と、外周面の下端部から略水平方向に延びる下部フランジ94とを備えている。そして、弁筐体81内において、弁体87は上下方向に往復動するように構成され、この弁体87の往復動時に各フランジ93,94の周端部が弁筐体81の内周面と摺動する。また、この上部フランジ93の外周面の下端から下部フランジ94の外周面の上端まで(以下、各フランジ93,94間)の長さは、第1の開口82の上端から下端までの長さよりも長く、第1の開口82は、弁体87が弁筐体81内において往復動する際に、各フランジ93,94間に常に位置するように構成されている。さらに、この各フランジ93,94間の長さは、第3の開口86の上端(下端)と第2の開口84の上端(下端)までの長さと略同じ長さに形成されている。
弁筐体81内において、弁体87の有底円筒状の本体部92の内部底面とこの弁筐体81の上端との間にはスプリング83が配置されている。このスプリング83は、弁体87を下方に付勢している。また、弁体87の本体部92はその底壁をなす底部96が肉厚に形成されており、この底部96には下方において開口するロッド孔95が形成されている。
サーモワックス装置88は、ワックスが封入される感温部としての感温ケース90と、この感温ケース90の温度上昇によってワックスが膨張することにより感温ケース90から押し出される変位手段としてのピストンロッド91とを備えている。感温ケース90は、上寄りの略半分が弁筐体81の取付部78に形成される貫通孔89に嵌りこみ、下寄りの略半分が取付部78から露出して第3の冷却水路75を流れる冷却水に浸漬されている。また、ピストンロッド91は、弁筐体81の底部79に形成される貫通孔89を貫通するとともに、その上寄りの部位が上記本体部92のロッド孔95に嵌りこんでいる。このような構成により、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が高くるほど、感温ケース90内のワックスが体積膨張して、このピストンロッド91が感温ケース90から押し出され、これにより、このピストンロッド91がスプリング83の付勢力に抗して弁体87を上方に押し上げる。したがって、弁体87は、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度の変化に伴って、弁筐体81内を往復動することとなる。
次にこのウォータポンプ10において、VSV80の弁体87の変位と、この弁体87の変位による冷却水の循環量の変化について説明する。
第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が所定の高温度より高いときには、この弁体87は、図1に示すように、ピストンロッド91によって弁体87が押し上げられて、弁筐体81内の上部に位置する。そして、この状態では、弁体87の下部フランジ94が第2の開口84の上端と略一致し、上部フランジ93が第3の開口86の上端と略一致しており、これにより、第1の開口82に接続する第1の通路62と、第3の開口86に接続する第3の通路64が連通される状態となる。すなわち、この状態では、大気圧空間59と圧力室31bとが連通される。そのため、圧力室31bの圧力が大気圧となって、大気室31aと圧力室31bとの圧力差が無くなることから、スライダ34に設けられたマグネット35と回転筒21に設けられた誘導リング27とが互いに対向して近接するようになることから、スライダ34から回転筒21に伝達される回転力が比較的大きくなる。すなわち、内燃機関の駆動力がこのスライダ34を介して回転筒21に比較的高い効率で伝達され、ウォータジャケットに吐出供給される冷却水の流量も比較的多くなる。
一方、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が、例えば所定の低温度よりも低いときには、この弁体87は、図2及び図3に示すように、ピストンロッド91によって上方へ押し上げられることがなく、弁筐体81内の下部に位置する。そして、この状態では、弁体87の下部フランジ94が第2の開口84の下端と略一致し、上部フランジ93が第3の開口86の下端と略一致しており、これにより、第1の開口82に接続する第1の通路62と、第2の開口84に接続する第2の通路63が連通される。すなわち、この状態では、吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位と圧力室31bとが連通される。
ここで、吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位の圧力は、内燃機関の運転状態によって異なっている。すなわち、吸気通路57におけるこの部位の圧力は、内燃機関の負荷が低いときには、図2に示すように、スロットルバルブ60は開度がさほど大きくないため、大気圧よりも低い圧力となる。一方、吸気通路57におけるこの部位の圧力は、内燃機関の負荷が高いときには、図3に示すように、スロットルバルブ60の開度が大きくなるため、大気圧と比較してさほど低い圧力とはならないならない。特に、図3は、スロットルバルブ60が全開の状態を示しているが、このようにスロットルバルブ60が全開となる状態では、吸気通路57におけるスロットルバルブ60よりも下流側の部位は、大気圧と略同じ圧力となるために、圧力室31bの圧力も大気圧と略同じ圧力となる。
したがって、このように第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が所定の低温度よりも低い場合において、内燃機関の負荷が低くなるときには、圧力室31bが大気圧よりも低い圧力の吸気通路57と連通されるため、圧力室31bの圧力は大気圧よりも低くなる。これにより、図2に示すように、圧力室31bと大気室31aとの圧力差から、スライダ34はスプリング36の付勢力に抗して圧力管41側に変位し、スライダ34から回転筒21に伝達される回転力が比較的小さくなる。すなわち、内燃機関の駆動力がこのスライダ34を介して回転筒21に比較的低い効率で伝達され、ウォータジャケットに吐出供給される冷却水の流量も比較的少なくなる。
また、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が所定の低温度よりも低い場合において、内燃機関の負荷が高くなるときには、圧力室31bが連通される吸気通路57は、大気圧と比較してさほど低い圧力ではないため、この圧力室31bの圧力もさほど低くない。特に、図3に示す状態においては、圧力室31bの圧力は、大気圧と略同じ圧力となる。したがって、図3に示すように、大気室31aと圧力室31bとの圧力差が無くなり、スライダ34が回転筒21側に変位することから、スライダ34から回転筒21に伝達される回転力が比較的大きくなる。すなわち、内燃機関の駆動力がこのスライダ34を介して回転筒21に比較的高い効率で伝達され、ウォータジャケットに吐出供給される冷却水の流量も比較的多くなる。
なお、本実施形態では、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が、所定の低温度と所定の高温度との間の場合には、図4に示すように、弁体87が、弁筐体81内の中間の高さ位置まで押し上げられる。この状態では、上部フランジ93と下部フランジ94との間に、第3の開口86の下寄りの部分と第2の開口84の上寄りの部分とが位置し、これにより、第1の開口82に接続する第1の通路62が、第2の開口84に接続する第2の通路63と第3の開口86に接続する第3の通路64との双方に連通される状態となる。したがって、圧力室31bの圧力は、大気圧と吸気通路57の圧力の間の圧力となる。したがって、例えば、内燃機関の負荷が低いときには、このスライダ34の位置も図1に示す状態と図2に示す状態との間に位置し、内燃機関の駆動力もこのスライダ34を介して回転筒21に中程度の効率で伝達され、冷却水の循環量は中程度となる。なお、この場合においても、内燃機関の負荷が高い場合には、吸気通路57のスロットルバルブ60の開度が大きくなるため、圧力室31bの圧力は高くなる(例えば、大気圧と略同じ圧力となる)ため、内燃機関の駆動力が回転筒21に高い効率で伝達されるため、冷却水の循環量は多くすることができる。なお、上記説明において、スプリング83を上方に感温ケース90を下方に位置させるようにVSV80を取り付けたが、VSV80の取り付け方向はこれに限られず、例えばVSV80の軸線が水平となるように取り付けてもよい。
以上詳述したように、本実施形態のウォータポンプ10では、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態のウォータポンプ10では、VSV80の弁体87が、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が高いほど、圧力室31bと吸気通路57とが連通される状態から、圧力室31bと大気圧空間59とが連通される状態へと変位する。これにより、冷却水の温度が高いときには、圧力室31bが大気圧となるために、スライダ34が回転筒21に近づくように変位して、内燃機関の駆動力が回転筒21に高い効率で伝達される。一方、冷却水の温度が低い場合において、内燃機関の負荷が高いときには、圧力室31bが吸気通路57に連通されるものの、この吸気通路57の圧力は大気圧と比較してさほど低くない状態となっているために、圧力室31bの圧力もさほど大気圧と比較してさほど低くならず、内燃機関の駆動力が回転筒21に比較的高い効率で伝達される。また、冷却水の温度が低い場合において、内燃機関の負荷が低いときには、圧力室31bは、大気圧よりも圧力の低い吸気通路57に連通されることとなるから、圧力室31bの圧力は大気圧よりも低くなり、スライダ34が回転筒21から遠ざかる方向に変位して、内燃機関の駆動力が回転筒21に低い効率で伝達される。
このように、複雑な構成の制御装置を用いることなく、内燃機関の冷却水温が高いときと内燃機関の負荷が高いときには、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関の負荷が低いときよりも、内燃機関の駆動力を回転筒21に効率的に伝達させることができるため、冷却水の循環量を大きくすることができる。
(2)本実施形態のウォータポンプ10では、内燃機関の冷却水の温度が所定の低温度と所定の高温度の間の温度となると、VSV80により、圧力室31bが大気圧空間59と吸気通路57の双方に連通される状態となる。これにより、内燃機関の冷却水の温度が中程度の温度のときには、内燃機関の駆動力を回転筒21に中程度の効率で伝達することができる。また、このように冷却水の温度が中程度である場合においても、内燃機関の負荷が高いときには、吸気通路57の圧力は大気圧と比較してさほど低くならないことから、内燃機関の駆動力を回転筒21に高い効率で伝達することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、上記第1の実施形態と切換弁としてのVSVの構成が異なり、図5に示すように、通路内において回動する板状の弁体111を備えるようにしたものである。
本実施形態では、圧力室に接続する第1の通路101と大気圧空間に接続する第3の通路103とが連続してなる主通路104に、吸気通路に接続する第2の通路102が略垂直に接続することにより、3つの通路101,102,103が合流してなる圧力通路が構成される。そして、本実施形態のVSV110は、第3の通路103における第2の通路102の接続部近傍に取り付けられるブラケット112を介して支持される回動軸113と、この回動軸113により回動自在に支持される板状の弁体111とを備えている。また、第1の通路101において、第2の通路102の接続部近傍には、この弁体111が回動軸113を中心に回動し、図5(b)に示すように、第2の通路102を閉塞させる状態となったときに当接するストッパー114が設けられている。
本実施形態において、弁体111は以下のようにして駆動される。すなわち、主通路104の外周面には、第2の通路102の接続部と対向する位置に、弁体111を駆動する駆動部115が取り付けられている。この駆動部115は、筐体120とサーモワックス装置126とスプリング121とを備えている。筐体120は、その底部がやや肉厚に形成されて第3の冷却水路75の貫通孔77に挿入されることにより、第3の冷却水路75に取り付けられている。そして、サーモワックス装置126の感温ケース125は、その上寄りの半分がこの筐体120の底部に挿入されるとともに、感温ケース125の下寄りの半分が筐体120の底部から露出して第3の冷却水路75を流れる冷却水に浸漬される。また、この感温ケース125から延びるピストンロッド122は、ロッド本体123と、ロッド本体123の下寄りの部位に取り付けられる板状の押圧部124とを備えている。ロッド本体123は、筐体120及び主通路104の側壁を貫通して、その端部が弁体111に連結される。そして、筐体120の内部において、この筐体120内部の上端と押圧部124の上面との間には、ロッド本体123に巻きつくようにしてスプリング121が配置されており、押圧部124はスプリング121により下方に付勢されている。
このような構成により、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が低いときには、図5(a)に示すように、弁体111によって第2の通路102と第1の通路101とが連通される状態となる。一方、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が高いときには、図5(b)に示すように、感温ケース125内のワックスの体積が大きくなるため、ピストンロッド122のロッド本体123が感温ケース125から押し出される。この際、ロッド本体123とともに押圧部124も上方へ変位し、これに伴ってスプリング121が圧縮される。そして、このロッド本体123により、図5(b)に示すように弁体111が回動軸113を中心に回動して第2の通路102を閉塞し、第1の通路101と第3の通路103とが連通される状態となる。また、図示は省略するが、第3の冷却水路75を流れる冷却水の温度が中程度のときには、弁体111が図5(a)と(b)に示す状態の中間の状態となり、この状態では、第1の通路101が第2の通路102及び第3の通路103の双方に連通される状態となる。したがって、本実施形態においても、上記第1の実施形態に記載した(1)及び(2)の効果を奏することができる。なお、特に言及しないその他の構成及び作用は第1の実施形態と同じである。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、切換弁であるVSVが感温部としてワックスが封入される感温ケースを有するようにしたが、感温部は、例えばワックス以外の物質が封入されていてもよいし、感温部自体の体積が変化するダイヤフラム式のものであってもよい。
・上記各実施形態では、VSVを取り付けるための第3の冷却水路75を設けるようにしている。しかしながら、この第3の冷却水路75を別途設けることなく、VSVをウォータジャケットの冷却水の温度を測定可能な他の部位に設けるようにしてもよい。具体的には、例えば、図示を省略するが、ウォータジャケットの出口が主冷却水路を介して上記第1の冷却水路73及び上記第2の冷却水路74に分岐されている場合、この主冷却水路にはウォータジャケットから流出した冷却水が常に流れることから、この部位にVSVを設けるようにしてもよい。また、感温ケースなどの感温部がウォータジャケットに直接浸漬されるように、例えばVSVをシリンダブロックに取り付けるようにしてもよい。さらに、感温部を冷却水に浸漬させることなく単にシリンダブロックの側面に取りつけるなどして、冷却水の温度が間接的にこの感温部に伝達されるようにしてもよい。
・上記ウォータポンプ10の具体的な構成は上記各実施形態に示した態様に特に限定されない。例えば、スライダ34にマグネット35を設け、回転筒21に誘導リング27を設けるようにしたが、これは回転筒21にマグネットを設け、スライダ34に誘導リング27を設けるようにすることもできる。つまり、スライダ34と回転筒21との間に磁力が発生するように構成すればよい。また、回転筒21へとトルクを伝達するために磁力以外にも、例えば摩擦クラッチを利用する等、スライダと回転筒との係合度合いを変化させることで回転筒21へ伝達される構成を採用することもできる。要するに、内燃機関にて発生する駆動力によって駆動するとともに圧力室に導入される圧力が高いほど大きな駆動力を発生するウォータポンプであればよい。
本発明の第1の実施形態に係るウォータポンプにおいて、内燃機関の冷却水温が高いときの状態を示す模式図。 同ウォータポンプにおいて、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関の負荷が低いときの状態を示す模式図。 同ウォータポンプにおいて、内燃機関の冷却水温が低く且つ内燃機関の負荷が高いときの状態を示す模式図。 同ウォータポンプにおいて、内燃機関の冷却水温が中程度のときの状態を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係るウォータポンプのVSVを示す模式図であり、(a)が内燃機関の冷却水温が低いときの状態を示し、(b)が内燃機関の冷却水温が高いときの状態を示す。 内燃機関の冷却水温と負荷とによるウォータポンプの駆動力の制御態様を示すグラフ。 従来のウォータポンプにおいて冷却水の流量が相対的に増加した状態を示す模式図。 従来のウォータポンプにおいて冷却水の流量が相対的に減少した状態を示す模式図。
符号の説明
10,130…ウォータポンプ、20…循環系、21…回転筒、22…シリンダブロック、23…流路、24a,24b…軸受、25…支持軸、26…羽根、27…誘導リング、30…駆動系、31…ハウジング、31a…大気室、31b…圧力室、32…プーリ、33…ベルト、34…スライダ、35…マグネット、36,83,121…スプリング、37…シール部材、40…隔壁、41…圧力管、42…ベアリング、43…シール部、50…電子制御装置、52,62,101…第1の通路、53,63,102…第2の通路、54,64,103…第3の通路、55,80,110…バキュームスイッチングバルブ(VSV)、57…吸気通路、59…大気圧空間、60…スロットルバルブ、61…水温センサ、70…ラジエータ、71…サーモスタット、73…第1の冷却水路、74…第2の冷却水路、75…第3の冷却水路、76…第4の冷却水路、77…貫通孔、78…取付部、79,96…底部、81…弁筐体、82…第1の開口、84…第2の開口、86…第3の開口、87,111…弁体、88,126…サーモワックス装置、89…貫通孔、90,125…感温ケース、91,122…ピストンロッド、92…本体部、93…上部フランジ、94…下部フランジ、95…ロッド孔、104…主通路、112…ブラケット、113…回動軸、114…ストッパー、115…駆動部、120…筐体、123…ロッド本体、124…押圧部。

Claims (2)

  1. 内燃機関にて発生する駆動力によって駆動するとともに圧力室に導入される圧力が高いほど大きな駆動力を発生するウォータポンプであって、
    前記機関の冷却水の温度に基づく物質の体積変化により通路の接続状態を変更する切換弁と、
    前記圧力室と前記切換弁とを接続する第1の通路と、
    前記機関の吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位と前記切換弁とを接続する第2の通路と、
    大気圧空間と前記切換弁とを接続する第3の通路とを備え、
    前記切換弁は、前記冷却水の温度が高いほど、前記第1の通路と前記第2の通路とを接続する状態から前記第1の通路と前記第3の通路とを接続する状態へと変更する
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  2. 流体加圧用の羽根を有して内燃機関とラジエータとの間で冷却水を循環させる回転体と、
    ハウジングと、該ハウジング内に設けられたスライダと、同ハウジングと同スライダとによって区画形成された圧力室とを有し、同圧力室の圧力変化に基づいて同スライダが前記ハウジング内を往復動し、この往復動に基づいて前記圧力室の圧力が高くなるほど前記内燃機関にて発生した駆動力を前記回転体に高い効率で伝達する駆動手段と、
    前記圧力室に接続する第1の通路と、前記内燃機関の吸気通路におけるスロットルバルブよりも下流側の部位に接続される第2の通路と、大気圧空間に接続される第3の通路とが互いに合流してなる圧力通路と、
    前記圧力通路において前記第1〜第3の各通路が合流する部位に設けられる弁体と、前記冷却水の温度に基づいて体積変化する物質が封入される感温部と、前記感温部の温度が高いほど前記弁体によって前記圧力室と前記吸気通路とが連通される状態から前記圧力室と前記大気圧空間とが連通される状態へと変更されるように前記弁体を変位させる変位手段とを有する切換弁とを備えている
    ことを特徴とするウォータポンプ。
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