JP2005233044A - 冷却液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 極めて簡易な構成で、エンジンの暖機性能を向上させることができる冷却液ポンプを提供する。
【解決手段】 ウォータポンプ16は、エンジンの回転が伝達される永久磁石26と、永久磁石26の回転に伴う回転磁界により回転駆動される誘導子33及び誘導子33と一体回転し冷却液を吐出するポンプ羽根車34が固着されたスリーブ32と、永久磁石26及び誘導子33の間に設けられて、永久磁石26が収容される大気室S1とスリーブ32等が収容される液室S2とを分離形成する隔壁27と、ポンプ羽根車34の回転を規制するポンプ停止装置35とを備えている。このウォータポンプ16は、エンジンの冷却液の循環路に設けられ、エンジンにより駆動される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン冷却液の循環路に設けられる冷却液ポンプに関するものである。
従来、エンジン冷却液の循環路に設けられる冷却液ポンプとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この冷却液ポンプ(P)は、エンジン(クランクシャフト)の回転を伝達するギヤ(1,2)を介してエンジンにより駆動される。そして、両ギヤの噛み合いは、エンジンの運転状態に応じて制御可能になっており、これにより冷却液ポンプの駆動・停止を切り替え得るようになっている。
具体的には、一方のギヤ(2)には、他方のギヤ(1)との噛み合いを外す方向の付勢力を有するばね部材(5)と、このばね部材に抗して両ギヤを噛み合わせる力を発生し得る油圧変換器(6)とが設けられている。そして、例えばエンジンの始動時などその冷間時には、油圧変換器の力を解放し、ばね部材の付勢力により両ギヤの噛み合いを外すことで冷却液ポンプの駆動を停止している。一方、エンジンの暖機後は、油圧変換器によりばね部材に抗して両ギヤを噛み合わせることで冷却液ポンプを駆動している。
このように、エンジンの運転状態に応じて冷却液ポンプの駆動を停止するのは、エンジンの冷間時に冷却液の循環を停止してエンジンの暖機性能を向上させるためである。
特開2003−27942号公報(第1図)
ところで、冷却液ポンプの駆動・停止を切り替えるための上述の構成では、両ギヤの噛み合いを外すために十分な付勢力を有するばね部材を要するなど、大掛かりなものになる。このため、周辺構造の大型化に伴う搭載スペースの確保やコストの面で実用化にはほど遠いものとなっている。
本発明の目的は、極めて簡易な構成で、エンジンの暖機性能を向上させることができる冷却液ポンプを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、エンジンの冷却液の循環路に設けられ、該エンジンにより駆動される冷却液ポンプにおいて、前記エンジンの回転が伝達される永久磁石と、前記永久磁石の回転に伴う回転磁界により回転駆動される誘導子及び該誘導子と一体回転し冷却液を吐出するポンプ部材とを一体的に備えた回転体と、前記永久磁石及び前記誘導子の間に設けられて、該永久磁石が収容される大気室と前記回転体が収容される液室とを分離形成する隔壁と、前記回転体の回転を規制する停止部材とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷却液ポンプにおいて、前記停止部材は、前記液室の外部に配置された駆動源と、該駆動源により前記液室内に押し出されて前記回転体に係止される規制ロッドであることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記永久磁石及び前記回転体は、隔壁により分離形成された大気室及び液室にそれぞれ収容されている。従って、前記回転体が備える誘導子は、前記永久磁石の回転に伴う回転磁界により非接触の状態で回転駆動される。すなわち、前記回転体は、前記永久磁石及び前記誘導子を介することで前記エンジンの回転が機械的に直接伝達されることなく回転駆動される。従って、前記エンジンの回転に対して機械的に独立な回転体の回転を規制することで、ポンプ部材による冷却液の吐出が停止される。換言すると、前記エンジンの回転を冷却液ポンプ(ポンプ部材)へと機械的に直接伝達する動力伝達部材を備える場合のように、当該動力伝達部材自体の動力伝達を断接する大掛かりな構造を採用することなくポンプ部材による冷却液の吐出を停止し得る。そして、例えばエンジンの冷間時に前記回転体の回転を規制してポンプ部材による冷却液の吐出を停止することで、該冷却液の循環が停止されエンジンの暖機性能が向上される。
請求項2に記載の発明によれば、前記駆動源及び前記規制ロッドのみの極めて簡易な機構追加で前記回転体の回転が規制される。
以上詳述したように、請求項1又は2に記載の発明では、極めて簡易な構成で、エンジンの暖機性能を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図2は、エンジン10の冷却システム11を示す模式図である。この冷却システム11において、エンジン10の冷却液の循環路12には、ラジエータ13とバイパス通路14とが設けられている。そして、ラジエータ13及びバイパス通路14の下流側には、これらを流れる冷却液の流量配分を調整するサーモスタット15が設けられている。また、サーモスタット15の下流側には、ウォータポンプ16が設けられている。このウォータポンプ16は、エンジン10のクランクシャフト(図示略)の回転が伝達されるようにこれに駆動連結されている。後述するように、ウォータポンプ16は、エンジン10の運転状態に応じて選択的に循環路12の冷却液に流れを発生させる。例えばウォータポンプ16は、エンジン10の冷間時には循環路12の冷却液に流れを発生させず、温間時に循環路12の冷却液に流れを発生させる。
図2に冷却液の流れる方向を矢印にて併せて図示したように、ウォータポンプ16は、サーモスタット15の下流側において冷却液を吸い込み、これをエンジン10へと吐き出して冷却液に流れを発生させる。これにより、冷却液は、循環路12を通ってエンジン10の内部を通過し、更にサーモスタット15による流量配分に応じてラジエータ13及びバイパス通路14を流れる。そして、ウォータポンプ16により冷却液は再びエンジン10に戻される。
次に、ウォータポンプ16の細部構成について説明する。図1(a)(b)は、ウォータポンプ16を示す断面図であって、(a)はエンジン10の冷間時の状態を、(b)はエンジン10の温間時の状態をそれぞれ示す。同図に示されるように、このウォータポンプ16は、一側(図1の右側)で拡径された段付き円筒状のボディ21を備えている。このボディ21は、他側(図1の左側)の縮径部に軸受22を内包しており、この軸受22にドライブシャフト23が軸支されている。
上記ドライブシャフト23の軸受22に対して他側(図1の左側)の端部には、例えばエンジン10のクランクシャフトのプーリーとVベルトを介して連結されるウォータポンププーリー23aが固着されている(エンジン10とウォータポンププーリー23aとの連結態様については図示省略)。また、ドライブシャフト23の軸受22に対して一側(図1の右側)の端部には、ドライブマグネット24が固着されている。このドライブマグネット24は、軸受22の一側(図1の右側)の端面及びボディ21の拡径された内周面に並行に伸びる有底円筒状のブラケット25と、同ブラケット25の内周面に固着された永久磁石26とを有している。この永久磁石26は、所定角度ごとに異なる極性で着磁されている。従って、ウォータポンププーリー23aを介してドライブシャフト23にエンジン10(クランクシャフト)の回転が伝達されると、これと一体回転するドライブマグネット24は永久磁石26を回転させることで回転磁界を発生させる。
ボディ21の開口端部には、隔壁27が設けられている。この隔壁27は、ボディ21に圧入されドライブマグネット24(永久磁石26)の先端側の端面を覆うように径方向に伸びるフランジ27aと、フランジ27aに連続して永久磁石26の内周面に並行に伸びる円筒状の筒部27bと、筒部27bに連続してブラケット25の一側(図1の右側)の端面に並行に伸びる底部27cとを有している。この隔壁27は、ボディ21に液密的に装着されており、これによりボディ21及び隔壁27の両内壁面で囲まれた大気室S1が形成されている。従って、ドライブマグネット24(永久磁石26)は、大気室S1内に収容されている。
上記ボディ21には、ハウジング28が固定されている。このハウジング28は、ボディ21と同一の軸線を有して一側(図1の右側)で縮径された有蓋段付き円筒状に形成されている。そして、ハウジング28のボディ21に対向する開口側は、その内壁面が周方向に徐々に拡径される渦巻壁部28aを形成している。なお、前記隔壁27の外壁面及びハウジング28の内壁面で囲まれた空間は、冷却液が導入される液室S2を形成している。
このハウジング28には、一端が前記隔壁27の底部27cに固定されたシャフト29の他端が支持・固定されている。このシャフト29は、前記ドライブシャフト23と同一の軸線を有するように支持されている。そして、このシャフト29には、水中軸受30,31を介して段付き円筒状のスリーブ32が軸支されている。
上記スリーブ32の他側(図1の左側)には、隔壁27(筒部27b)を介した永久磁石26に対向して円筒状の誘導子33が圧入により固定されている。この誘導子33は、電導体により形成されている。従って、上記スリーブ32は、ドライブシャフト23(永久磁石26)の回転に伴う回転磁界により、誘導子33に発生する誘導電流(渦電流)を利用することで回転駆動される。つまり、ドライブシャフト23及びスリーブ32間の回転伝達は、永久磁石26及び誘導子33を介することで隔壁27により分離された非接触の状態で行われる。
また、上記スリーブ32の一側(図1の右側)には、渦巻壁部28aに対応してポンプ羽根車34が固着されている。このポンプ羽根車34は、液室S2内を大まかに吸込室S3及び渦形室S4に区画している。ポンプ羽根車34は、吸込室S3に導入された冷却液を回転に伴い加速して渦形室S4に送り出し、冷却液を外部に吐出する。従って、冷却システム11においては、吸込室S3がサーモスタット15の下流側に連通し、渦形室S4の吐出口がエンジン10の入口に連通する。なお、このポンプ羽根車34は、スリーブ32及び誘導子33とともに回転体を構成している。従って、回転体は、液室S2内に収容されている。
上記ポンプ羽根車34の径方向一側(図1の下側)に対応するハウジング28の外側(液室S2の外側)には、ポンプ停止装置35が設けられている。このポンプ停止装置35は、渦巻壁部28aの内壁面とポンプ羽根車34の外周面との径方向の距離を最小としうる位置に配置されている。上記ポンプ停止装置35は、制御装置(図示略)からの制御信号に基づきポンプ羽根車34の径方向に変位する負圧アクチュエータ35aと、負圧アクチュエータ35aに一端が支持されてポンプ羽根車34の径方向に伸びる規制ロッド35bとを有している。上記負圧アクチュエータ35aはハウジング28の外側に配置されており、これに支持された規制ロッド35bの他端はハウジング28を貫通して液室S2内に突出している。
ポンプ停止装置35は、負圧アクチュエータ35aの作動により規制ロッド35bを軸方向、すなわちポンプ羽根車34の径方向に出没させることでポンプ羽根車34の回転を選択的に許容・禁止する。すなわち、図1(a)で示す規制ロッド35bを突出させた状態では、ポンプ羽根車34の回転軌跡が規制ロッド35bにより遮られることで同ポンプ羽根車34の回転が規制される。いうまでもなく、この状態においてウォータポンプ16は、冷却液に流れを発生することはない。一方、図1(b)で示す規制ロッド35bを引き込んだ状態では、ポンプ羽根車34の回転軌跡が解放されることで同ポンプ羽根車34の回転が許容される。これにより、ウォータポンプ16は、ポンプ羽根車34の回転に伴い冷却液に流れを発生する。
次に、エンジン10の運転状態に応じたウォータポンプ16の動作について総括的に説明する。まず、エンジン10の始動時などその冷間時には、ポンプ停止装置35は、制御装置からの制御信号に従いポンプ羽根車34の回転を規制する(図1(a)の状態)。このとき、エンジン10内も含めて循環路12に冷却液が循環することはなく、当該エンジン10は不要な放熱が抑制されることで速やかに暖められる。このとき、ポンプ停止装置35により回転が規制された誘導子33では、ドライブシャフト23の運動エネルギーが電気エネルギー(誘導電流)として伝達されるもののこれがポンプ羽根車34を回転させる運動エネルギーに変換されることはない。そして、誘導子33に伝達された電気エネルギーは、熱エネルギーに変換されて冷却液の加熱に供せられる。これらにより、エンジン10の暖機性能は向上し、ひいては燃費向上及び排気ガスの早期浄化を図ることができる。
一方、エンジン10の温間時には、ポンプ停止装置35は、制御装置からの制御信号に従いポンプ羽根車34の回転を許容する(図1(b)の状態)。なお、ポンプ羽根車34の回転を規制する状態から許容する状態へと切り替えるタイミングは、例えばサーモスタット15がラジエータ13側に冷却液の流量分配を開始するときの温度よりも冷却液の温度が低い状態のときが好ましい。
このとき、ドライブシャフト23の運動エネルギーは、誘導子33に電気エネルギー(誘導電流)を経て運動エネルギーとして伝達され、ポンプ羽根車34が回転する。そして、ポンプ羽根車34の回転に伴い冷却液に流れが発生すると、冷却液は、サーモスタット15によるラジエータ13及びバイパス通路14の流量配分に応じて循環路12を通って循環する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、永久磁石26及び回転体(スリーブ32等)は、隔壁27により分離形成された大気室S1及び液室S2にそれぞれ収容されている。従って、誘導子33は、永久磁石26の回転に伴う回転磁界により非接触の状態で回転駆動される。すなわち、ポンプ羽根車34は、永久磁石26及び誘導子33を介することでエンジン10の回転が機械的に直接伝達されることなく回転駆動される。従って、エンジン10の回転に対して機械的に独立なポンプ羽根車34の回転を規制することで、ポンプ羽根車34による冷却液の吐出が停止される。換言すると、エンジン10の回転をウォータポンプ(ポンプ羽根車)へと機械的に直接伝達する動力伝達部材を備える従来例のように、当該動力伝達部材自体の動力伝達を断接する大掛かりな構造を採用することなくポンプ羽根車34による冷却液の吐出を停止し得る。そして、エンジン10の冷間時にポンプ羽根車34の回転を規制してポンプ羽根車34による冷却液の吐出を停止することで、冷却液の循環を停止してエンジン10の暖機性能を向上させることができる。
また、ポンプ停止装置35により回転が規制された誘導子33では、ドライブシャフト23の運動エネルギーが電気エネルギー(誘導電流)として伝達され、これが冷却液を加熱する熱エネルギーに変換されることでエンジン10の暖機性能を更に向上させることができる。
(2)本実施形態では、負圧アクチュエータ35a及び規制ロッド35bのみの極めて簡易な機構追加でポンプ羽根車34の回転を規制することができる。
(3)本実施形態では、ポンプ羽根車34の径方向においてポンプ羽根車34の外周面と液室S2(渦巻壁部28a)の内壁面との距離が最小となる位置に規制ロッド35bを配置した。従って、ポンプ羽根車34の回転規制に際して、規制ロッド35bをポンプ羽根車34の径方向に押し出すときに要する延出長が最小限に抑制されることで、その耐久性を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・例えば、誘導子33及びポンプ羽根車34間においてスリーブ32の外周面に適宜の係合突片を形成し、この係合突片に対して規制ロッド35bを出没させてポンプ羽根車34の回転の禁止・許容を切り替えてもよい。
・ポンプ停止装置35において、規制ロッド35bを出没させる駆動源(負圧アクチュエータ35a)は、電磁ソレノイドや油圧アクチュエータに代えてもよい。
・例えば、ポンプ羽根車34が鉄などの強磁性体で製造されている場合には、停止部材として液室S2の外部に配置される電磁石を採用してもよい。この場合、電磁石による強力な磁力を作用させることでポンプ羽根車34の回転を停止させる。このような構成を採用した場合、ポンプ羽根車34等に液室S2の外部から接触等をする必要が無くなるため、液室S2の液密性を向上させることができる。
・前記実施形態においては、ウォータポンプ16として、渦巻壁部28aにポンプ羽根車34が収容されたいわゆる渦巻きポンプを採用したが、例えば冷却液に軸方向の流れを発生する軸流ポンプや、ベーンポンプ等の回転ポンプを採用してもよい。要は、回転に伴い冷却液を吐出するポンプ部材を備えていればよい。
・冷却システム11の回路構成は一例である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項2に記載の冷却液ポンプにおいて、前記規制ロッドは、前記ポンプ部材の径方向において該ポンプ部材と前記液室の内壁面との距離が最小となる位置に配置され、前記規制ロッドは、前記ポンプ部材の径方向に押し出されて該ポンプ部材に係止されることを特徴とする冷却液ポンプ。この技術的思想によれば、前記回転体の回転規制に際して、前記規制ロッドを前記ポンプ部材の径方向に押し出すときに要する延出長が最小限に抑制されることで、その耐久性が向上される。
(ロ)請求項2又は上記(イ)に記載の冷却液ポンプにおいて、前記駆動源は、負圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ及び電磁ソレノイドのいずれか1つであることを特徴とする冷却液ポンプ。
(ハ)請求項1、2、上記(イ)、(ロ)のいずれか1項に記載の冷却液ポンプにおいて、前記停止部材は、前記エンジンの冷間時に前記回転体の回転を規制することを特徴とする冷却液ポンプ。
(a)(b)は、本発明の一実施形態の動作を示す断面図。 エンジンの冷却システムを示す模式図。
符号の説明
10…エンジン、12…循環路、16…冷却液ポンプとしてのウォータポンプ、26…永久磁石、27…隔壁、32…回転体を構成するスリーブ、33…回転体を構成する誘導子、34…回転体を構成するポンプ部材としてのポンプ羽根車、35…停止部材としてのポンプ停止装置、35a…駆動源としての負圧アクチュエータ、35b…規制ロッド、S1…大気室、S2…液室。

Claims (2)

  1. エンジンの冷却液の循環路に設けられ、該エンジンにより駆動される冷却液ポンプにおいて、
    前記エンジンの回転が伝達される永久磁石と、
    前記永久磁石の回転に伴う回転磁界により回転駆動される誘導子及び該誘導子と一体回転し冷却液を吐出するポンプ部材とを一体的に備えた回転体と、
    前記永久磁石及び前記誘導子の間に設けられて、該永久磁石が収容される大気室と前記回転体が収容される液室とを分離形成する隔壁と、
    前記回転体の回転を規制する停止部材とを備えたことを特徴とする冷却液ポンプ。
  2. 請求項1に記載の冷却液ポンプにおいて、
    前記停止部材は、前記液室の外部に配置された駆動源と、該駆動源により前記液室内に押し出されて前記回転体に係止される規制ロッドであることを特徴とする冷却液ポンプ。
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