JP2008248741A - 内燃機関の暖機装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造の内燃機関の暖機装置を提供する。
【解決手段】この装置は、水冷式の内燃機関10に適用され、機関運転によって高温になった冷却水を蓄熱タンク32内に貯留するとともに、機関始動時に蓄熱タンク32内の冷却水をウォータジャケット21内部に供給する。還流通路24におけるポンプ25の吸入口側の部分とウォータジャケット21とを連通する連通路31が設けられる。連通路31には蓄熱タンク32と切替弁33とが設けられる。切替弁33の作動を通じて、ウォータジャケット21から蓄熱タンク32への冷却水流入と蓄熱タンク32からウォータジャケット21への冷却水排出とを、冷却水温度THWEが所定温度T1以下であるときと所定温度T2以上であるときにおいて許容し、冷却水温度THWEが所定温度T1より高く所定温度T2より低いときに禁止する(ただし、T2>T1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の早期暖機を図るための内燃機関の暖機装置に関するものである。
近年、水冷式の内燃機関が多用されている。この内燃機関では、冷媒(冷却水)を循環させるための経路(冷却経路)が、同内燃機関の内部に形成された冷媒通路(ウォータジャケット)や、熱交換器であるラジエータ、並びにそれらウォータジャケットとラジエータとを連通する冷却水通路等によって構成されている。また、冷却経路には冷却水を圧送するポンプが設けられている。そして、このポンプの作動を通じて冷却経路の内部に冷却水が強制的に循環されて、内燃機関が冷却されるようになっている。
また特許文献1に記載の装置のように、水冷式の内燃機関に、その低温始動時において早期暖機を図るための暖機装置を設けることが提案されている。この暖機装置は、冷却水を貯留するタンクと、同タンクおよびウォータジャケットを連通する連通路とによって構成された蓄熱経路を備えている。また蓄熱経路には冷却水を圧送するためのポンプと、ウォータジャケットから蓄熱経路内への冷却水流入および蓄熱経路からウォータジャケットへの冷却水流出の許可/禁止を切り替える切替弁とが設けられている。
上記暖機装置では、機関運転に伴って冷却水が高温になったときに、切替弁の操作を通じてウォータジャケットから蓄熱経路内への冷却水流入が一時的に許可されるとともにポンプが作動される。これにより、蓄熱経路に高温の冷却水が流入して、同冷却水が上記タンクの内部に蓄えられる。そして、その後の機関始動に際して、切替弁の操作を通じて蓄熱経路からウォータジャケットへの冷却水流出が許可されるとともにポンプが作動されて、上記タンクの内部の冷却水がウォータジャケットに導入される。これにより、ウォータジャケットに導入された冷却水との熱交換を通じて内燃機関が暖められ、同内燃機関が早期に暖機される。
特開2004−19452号公報
ところで、上記暖機装置を内燃機関に設ける場合には、冷却経路に冷却水を循環させるためのポンプとは別に、ウォータジャケットから蓄熱経路内に冷却水を流入させるとともに蓄熱経路からウォータジャケットへと冷却水を流出させるためのポンプが必要になる。そのため、その分だけ装置の構造が複雑になってしまい、その大型化が避けられない。
なお、上述した水冷式の内燃機関に適用される暖機装置に限らず、例えば油冷式の内燃機関に適用される暖機装置など、流体を冷媒として用いて冷却を行う内燃機関に適用される暖機装置にあっては、上述した実情は共通している。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構造の内燃機関の暖機装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、機関内部に形成された冷媒通路とラジエータと前記冷媒通路内の冷媒を前記ラジエータに排出する排出通路と前記ラジエータ内の冷媒を前記冷媒通路内に還流する還流通路とによって構成された冷却経路、および前記還流通路に設けられて前記冷却経路内の冷媒を圧送するポンプを有する内燃機関に適用され、機関運転によって高温になった冷媒をタンク内に貯留するとともに、機関始動時に前記タンク内の冷媒を前記冷媒通路内部に供給して前記内燃機関の早期暖機を図る暖機装置において、前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分と前記冷媒通路とを連通する連通路を備えるとともに、同連通路に前記タンクと切替弁とが設けられ、前記切替弁は、前記冷媒通路から前記タンクへの冷媒流入および前記タンクから前記還流通路への冷媒排出を、機関温度が第1の所定温度以下であるときおよび同第1の所定温度よりも高い第2の所定温度以上であるときに許容し、機関温度が前記第1の所定温度より高く前記第2の所定温度より低いときに禁止するものであることをその要旨とする。
上記構成によれば、冷却経路内部に冷媒を循環させるためのポンプを用いて、以下の(イ)〜(ハ)の要件を満たす態様で連通路に冷媒を循環させることができる。
(イ)内燃機関の低温始動時(機関温度≦第1の所定温度)において、タンク内の冷媒を排出して冷媒通路内に導入すること。
(ロ)内燃機関の暖機中(第1の所定温度<機関温度<第2の所定温度)において、冷媒通路からタンクへの冷媒排出とタンクから冷媒通路への冷媒導入とを共に停止すること。
(ハ)内燃機関の暖機完了後(第2の所定温度≦機関温度)において、冷媒通路内の高温の冷媒をタンク内に流入させて貯留すること。
そのため、連通路に冷媒を循環させるために別途ポンプを設ける必要がなく、その分だけ暖機装置を簡素な構造とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の暖機装置において、前記冷媒通路は、前記内燃機関の内部において並行して延設される二つの通路であって、シリンダヘッド内部に形成されるヘッド側通路とシリンダブロック内部に形成されるブロック側通路とからなり、前記連通路は、前記ヘッド側通路および前記切替弁を連通する第1連通路と、前記ブロック側通路および前記切替弁を連通する第2連通路と、前記切替弁および前記タンクを連通する第3連通路と、前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分および前記タンクを連通する第4連通路とからなり、前記切替弁は、機関温度が前記第1の所定温度以下であるときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第2連通路と前記第3連通路とを選択的に連通し、機関温度が前記第1の所定温度より高く前記第2の所定温度より低いときに前記第1連通路および前記第2連通路と前記第3連通路との連通を遮断し、機関温度が前記第2の所定温度以上であるときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第1連通路と前記第3連通路とを選択的に連通するものであることをその要旨とする。
上記構成によれば、内燃機関の低温始動時においてブロック側通路内に前記タンク内の冷媒を導入し、その後の暖機中においてブロック側通路内に同冷媒を滞留させることが可能になる。そのため、内燃機関が低温始動された際にシリンダブロックの温度を上昇させることができ、これによるフリクションの低減によって燃費性能の向上を図ることができる。しかも、内燃機関の暖機中においてはヘッド側通路に冷媒を循環させることができ、シリンダヘッドからの受熱によって冷媒の温度、ひいては機関温度を早期に上昇させることができる。さらには、内燃機関の暖機完了後においてもヘッド側通路に冷媒を循環させることにより、機関運転中において最も温度が高くなるシリンダヘッドを適正に冷却することができる。また、暖機完了後においてヘッド側通路からタンクに高温の冷媒を流入させることができ、その後の機関始動に先立って同タンク内に高温の冷媒を予め貯留しておくことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の暖機装置において、途中にヒータコアが設けられて前記切替弁と前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分とを連通するヒータ通路を更に備え、前記切替弁は、機関温度が前記第1の所定温度以下のときに前記第1連通路および前記第2連通路と前記ヒータ通路との連通を遮断し、機関温度が前記第1の所定温度より高いときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第1連通路と前記ヒータ通路とを選択的に連通するものであることをその要旨とする。
上記構成によれば、冷媒の熱を用いた暖房を行うためのヒータ通路を備えた内燃機関にあって、その低温始動に際してタンク内の冷媒をブロック側通路内に導入するときに、同冷媒がヒータ通路に流入することを回避することができ、ブロック側通路に導入される冷媒の温度低下を抑制することができる。しかも、ブロック側通路内に冷媒を導入した後においては、ヒータ通路への冷媒の流入を許容して暖房を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機装置において、前記切替弁は、前記連通路内の冷媒に接触するように設けられた感温部を有し、同感温部に接触する冷媒の温度に応じて作動態様が自動的に変化するものであることをその要旨とする。
仮に切替弁として電子制御弁を用いるようにすると、その作動態様を変更するために、例えば駆動回路や配線などを設ける必要がある。
この点、上記構成によれば、切替弁のみを設けることによって同切替弁の作動態様を自動的に変更することができるため、切替弁として電子制御弁を用いる構成と比較して、暖機装置を簡素な構造にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機装置において、前記還流通路を通過する冷媒の流量を冷媒の温度に応じて調節するサーモスタット弁が前記還流通路に設けられてなり、前記連通路の前記還流通路側の部分は、同還流通路における前記ポンプと前記サーモスタット弁との間の部分に連通されることをその要旨とする。
上記構成によれば、冷却経路にサーモスタット弁が設けられた内燃機関にあって、同サーモスタット弁の作動態様によることなく、冷媒通路からタンクへの冷媒導入や同タンクから冷媒通路への冷媒排出を行うことができる。
以下、本発明にかかる内燃機関の暖機装置を具体化した一実施の形態について説明する。
図1に本実施の形態にかかる暖機装置の具体構成を示す。
同図1に示すように、本実施の形態にかかる暖機装置は、内燃機関10および電動機(図示略)の二つの動力源が搭載された車両1、いわゆるハイブリッド車両に適用される。この車両1にはインバータ11が設けられており、同インバータ11の制御を通じて上記電動機への供給電力が調節されて、同電動機の駆動が制御される。
上記内燃機関10は水冷式のものであり、冷却水が循環する冷却経路を備えている。この冷却経路は、基本的には、内燃機関10の内部に形成されるウォータジャケット21と、熱交換器であるラジエータ22と、ウォータジャケット21内の冷却水をラジエータ22に排出する排出通路23と、ラジエータ22内の冷却水をウォータジャケット21内に還流する還流通路24とにより構成されている。また、上記還流通路24には冷却経路内の冷却水を圧送するためのポンプ25が設けられている。このポンプ25の作動を通じて、冷却経路の内部に冷却水が強制的に循環されるようになっている。
なお上記ウォータジャケット21は、内燃機関10のシリンダヘッド12の内部に形成されるヘッド側通路26とシリンダブロック13の内部に形成されるブロック側通路27とにより構成されている。上記還流通路24および排出通路23は共にヘッド側通路26に接続されている。上記ブロック側通路27は、ヘッド側通路26における還流通路24の接続部分の近傍から分岐されて、同ヘッド側通路26と並行して延びるように形成されている。
冷却経路は、上記排出通路23と還流通路24とを連通するバイパス通路28を更に備えている。また、このバイパス通路28と上記還流通路24との合流部分にはサーモスタット弁29が設けられている。サーモスタット弁29は、還流通路24を通過する冷却水の流量を冷却水の温度に応じて調節するための弁であり、同サーモスタット弁29より冷却水流れ方向下流側(以下、単に「下流側」)の冷却水の温度に応じて作動態様が自動的に変化する弁である。このサーモスタット弁29の作動を通じて、冷却水の流通経路が以下のように変化する。
すなわち先ず、冷却水の温度が所定温度(例えば80℃)より低いときには、還流通路24における上記サーモスタット弁29より冷却水流れ方向上流側(以下、単に「上流側」)部分と下流側部分との連通が遮断されるとともに、バイパス通路28と還流通路24におけるサーモスタット弁29より下流側部分とが連通される。そのため、このときには冷却水がバイパス通路28を通じてラジエータ22を通過しないように循環するようになり、冷却水温度の早期上昇、ひいては内燃機関10の早期暖機が図られる。
一方、冷却水の温度が所定温度範囲(例えば「80℃≦冷却水温度<100℃」)内であるときには、還流通路24における上記サーモスタット弁29より上流側部分と下流側部分とが連通されるとともに、バイパス通路28と還流通路24におけるサーモスタット弁29より下流側部分とが連通される。このときには、ラジエータ22を通過しない比較的高温の冷却水とラジエータ22を通過した比較的低温の冷却水とが調量されつつ混合されて、ウォータジャケット21に戻される。これにより、内燃機関10の温度が所望の温度範囲に収まるように調節される。
他方、冷却水の温度が所定温度(例えば100℃)以上であるときには、還流通路24における上記サーモスタット弁29より上流側部分と下流側部分とが連通されるとともに、バイパス通路28と還流通路24との連通が遮断される。そのため、このときにはラジエータ22を通過した比較的低温の冷却水のみがウォータジャケット21に戻されようになり、内燃機関10が冷却される。
また、上記内燃機関10は、その早期暖機を図るための暖機装置を備えている。この暖機装置は、還流通路24における上記ポンプ25の吸入口側の部分(詳しくは、ポンプ25およびサーモスタット弁29の間の部分)とウォータジャケット21とを連通する連通路31を備えている。連通路31の途中には蓄熱タンク32が設けられており、同連通路31における上記蓄熱タンク32より上流側の部分には切替弁33が設けられている。
連通路31は、詳しくは、以下の各通路により構成されている。
・「第1連通路34」ヘッド側通路26と切替弁33とを連通する通路。
・「第2連通路35」ブロック側通路27と切替弁33とを連通する通路。
・「第3連通路36」切替弁33と蓄熱タンク32とを連通する通路。
・「第4連通路37」還流通路24における上記ポンプ25およびサーモスタット弁29の間の部分と蓄熱タンク32とを連通する通路。
蓄熱タンク32は、内燃機関10の運転に伴って高温になった冷却水を貯留するためのものである。
切替弁33は、第1連通路34内の冷却水に接触するように設けられた感温部33aを備えており、同感温部33aに接触する冷却水の温度THWEに応じて作動態様が自動的に変化する弁である。この切替弁33は、詳しくは、上記連通路31に固定されるケース(図示略)と上記感温部33aに一体形成される弁体(図示略)とを備え、上記冷却水温度THWEに応じて同感温部33aおよび弁体とケースとの相対位置が変化する構造になっている。
ここで仮に、上記切替弁33として電子制御弁を用いるようにすると、その作動態様を変更するために、例えば駆動回路や配線などを設ける必要がある。本実施の形態では、切替弁33のみを設けることにより、同切替弁33の作動態様が自動的に変更される。そのため、切替弁33として電子制御弁を用いる構成と比較して、暖機装置が簡素な構造になっている。
切替弁33は、具体的には、以下のように作動する。
・冷却水温度THWEが所定温度T1(例えば30℃)以下であるときには(THWE≦T1)、第1連通路34と第3連通路36との連通が遮断されるとともに、第2連通路35と第3連通路36とが連通される。
・冷却水温度THWEが第1の所定温度T1より高く第2の所定温度T2(例えば100℃)より低いときには(T1<THWE<T2)、第1連通路34と第3連通路36との連通、および第2連通路35と第3連通路36との連通が共に遮断される(ただし、T1<T2)。
・冷却水温度THWEが所定温度T2以上であるときには(T2≦THWE)、第1連通路34と第3連通路36とが連通されるとともに、第2連通路35と第3連通路36との連通が遮断される。
さらに、上記内燃機関10は冷却水を用いた暖房を行うためのヒータ装置を備えている。このヒータ装置は、還流通路24における上記ポンプ25の吸入口側の部分(詳しくは、ポンプ25およびサーモスタット弁29の間の部分)と上記切替弁33とを連通するヒータ通路41を備えている。このヒータ通路41の途中には熱交換器であるヒータコア42が設けられている。
上記切替弁33は、上記冷却水温度THWEが所定温度T1以下であるときには(THWE≦T1)、第1連通路34、第2連通路35および第3連通路36とヒータ通路41との連通を遮断するように作動する。また、冷却水温度THWEが所定温度T1より高いときには(THWE>T1)、第1連通路34および第3連通路36とヒータ通路41とを連通するとともに、第2連通路35とヒータ通路41との連通を遮断するように作動する。
また前記冷却経路は、前記インバータ11を冷却するための経路(インバータ冷却経路)を備えている。この経路は、インバータ11の内部に形成されたインバータ通路51と、熱交換器であるラジエータ52と、還流通路24内の冷却水をラジエータ52に流入させる流入通路53と、ラジエータ52内の冷却水をインバータ通路51に導入する導入通路54と、インバータ通路51内の冷却水を還流通路24に排出する排出通路55とにより構成されている。
なお、上記流入通路53は還流通路24におけるポンプ25より下流側部分に接続されており、上記排出通路23は還流通路24におけるポンプ25より上流側部分(詳しくは、サーモスタット弁29とポンプ25との間の部分)に接続されている。そのためインバータ冷却経路内にあっては、ポンプ25の作動を通じて、「還流通路24(ポンプ25)→流入通路53→ラジエータ52→導入通路54→インバータ通路51→排出通路55→還流通路24(ポンプ25)」といった順に冷却水が強制的に循環される。
また、上記導入通路54にはサーモスタット弁56が設けられている。このサーモスタット弁56は、その下流側部分(具体的には、インバータ通路51内)の冷却水の温度THWIが高いときほど大きい開度になるように、開弁量が自動的に変化する弁である。サーモスタット弁56は、具体的には、上記冷却水温度THWIが所定温度T3(例えば60℃)より高くなると開弁し、冷却水温度THWIが所定温度T4(例えば80℃)より高くなると開度が最大になる(ただし、T3<T4)。
以下、図2〜図5を参照して、内燃機関10の温度(正確には、冷却水の温度)と冷却水の流通態様との関係を説明する。
なお、図2〜図5は異なる温度領域における冷却水の流通態様を各別に示しており、図2〜図5にあって、実線は冷却水が流通する経路を示しており、破線は冷却水が流通しない経路を示している。
ここでは先ず、図2を参照して、冷却水温度THWEが所定温度T1以下であるとき(THWE≦T1)、すなわち内燃機関10が低温始動されたときの冷却水の流通態様について説明する。
図2に示すように、このときには「還流通路24(ポンプ25)→ブロック側通路27→第2連通路35→第3連通路36→蓄熱タンク32→第4連通路37→還流通路24(ポンプ25)」といった経路を冷却水が循環する。これにより、蓄熱タンク32内の冷却水が排出されてブロック側通路27内に導入される。そのため、前回の機関停止から今回の機関再始動までの時間がさほど長くなく蓄熱タンク32内の冷却水の温度が比較的高い温度で維持されている状況であれば、このときブロック側通路27内に導入された冷却水によってシリンダブロック13の温度を上昇させることができ、これによるフリクション低減によって燃費性能の向上を図ることができる。
一方、このときには「還流通路24(ポンプ25)→ヘッド側通路26→排出通路23→バイパス通路28→還流通路24(ポンプ25)」といった経路にも冷却水が循環している。これにより、内燃機関10の早期暖機を図るべく、ラジエータ22を通過しない経路を冷却水が循環するようになっている。そして、このときシリンダヘッド12からの受熱によって冷却水の温度、ひいては機関温度が上昇するようになる。
また、このときヒータ通路41や前記インバータ経路への冷却水の流入が禁止される。そのため、ヒータ通路41やインバータ経路を通過することに伴う冷却水温度の低下を回避することができ、このとき循環している冷却水の温度低下を極力抑えることができる。したがって、蓄熱タンク32からブロック側通路27へと冷却水を導入する際における同冷却水の温度低下を抑制することができ、内燃機関10の温度を早期に上昇させることができる。
次に、図3を参照して、冷却水温度THWEが所定温度T1より高く所定温度T2より低いときであり、且つ冷却水温度THWIが所定温度T3以下であるとき(「T1<THWE<T2」且つ「THWI≦T3」)、すなわち内燃機関10の暖機中にあってインバータ11の温度が比較的低いときの冷却水の流通態様について説明する。
図3に示すように、このときにはブロック側通路27への冷却水の導入が停止され、「還流通路24(ポンプ25)→ヘッド側通路26→第1連通路34→ヒータ通路41(ヒータコア42)→還流通路24(ポンプ25)」といった経路を冷却水が循環する。そのため、内燃機関10の低温始動時においてブロック側通路27内に導入された冷却水が、その後の暖機中においてブロック側通路27内に滞留するようになる。したがって内燃機関10の暖機中においても、ブロック側通路27内に滞留させた冷却水によってシリンダブロック13の温度を上昇させることができる。
また、このときにも内燃機関10の早期暖機を図るべく、「還流通路24(ポンプ25)→ヘッド側通路26→排出通路23→バイパス通路28→サーモスタット弁29→還流通路24(ポンプ25)」といったラジエータ22を通過しない経路に冷却水が循環する。ただし、このときにはヒータ通路41における冷却水の循環が許容されており、車室内を暖めることが可能になっている。
次に、図4を参照して、冷却水温度THWEが所定温度T1より高く所定温度T2より低いときであり、且つ冷却水温度THWIが所定温度T3より高いとき(「T1<THWE<T2」且つ「T3<THWI」)、すなわち内燃機関10の暖機中にあってインバータ11の温度が比較的高いときの冷却水の流通態様について説明する。
図4に示すように、このときには図3に示す態様で冷却水が循環することに加えて、前記インバータ経路(還流通路24(ポンプ25)→流入通路53→ラジエータ52→導入通路54→インバータ通路51→排出通路55→還流通路24(ポンプ25))にも冷却水が循環する。したがって、このときインバータ11が冷却される。
ここで、前述したようにインバータ経路はラジエータ52を備えている。そのため、仮にインバータ経路に常に冷却水を循環させるようにすると、インバータ11の温度が低い場合において同インバータ11が不要に冷却されたり、前記冷却水温度THWEが低い場合において冷却水が不要に冷却されて内燃機関10の暖機完了が遅くなったりしてしまう。
この点、本実施の形態では、インバータ11の温度がその冷却が必要になる程度に高くなったときに(具体的には、前記冷却水温度THEIが所定温度T3より高くなったときに)、サーモスタット弁56が開弁されて、インバータ経路に冷却水が循環するようになる。そのため、インバータ11が不要に冷却されることや、インバータ経路を冷却水が不要に循環することによって冷却水が不要に冷却されることを抑制することができる。したがって、内燃機関10の早期暖機やインバータ11の効率の良い冷却を実現することができる。
次に、図5を参照して、冷却水温度THWEが所定温度T2以上であるとき(T2≦THWE)、言い換えれば、内燃機関10の暖機完了後において冷却水温度THWEが比較的高いときにおける冷却水の流通態様について説明する。
図5に示すように、このときには「還流通路24(ポンプ25)→ヘッド側通路26→第1連通路34→第3連通路36→蓄熱タンク32→第4連通路37→還流通路24(ポンプ25)」といった経路を冷却水が循環する。これにより、ヘッド側通路26内の高温の冷却水を蓄熱タンク32内に流入させて、その後の機関始動に先立って同蓄熱タンク32内に予め貯留しておくことができる。
また、このときには「還流通路24(ポンプ25)→ヘッド側通路26→排出通路23→ラジエータ22→還流通路24(ポンプ25)」といったラジエータ22を通過する経路にも冷却水が循環する。これにより、機関運転中において最も温度が高くなるシリンダヘッド12を適正に冷却することができる。ちなみに、このときブロック側通路27に冷却水が循環しないとはいえ、一般に内燃機関の運転中においてシリンダブロックの温度はシリンダヘッドの温度ほど高くはならないために、本実施の形態のようにシリンダヘッド12を冷却することにより、内燃機関10全体が適正な温度に保たれるように同内燃機関10を冷却することができる。
このように本実施の形態によれば、冷却経路の内部に冷却水を循環させるためのポンプ25を用いて、以下の(イ)〜(ハ)の要件を満たす態様で連通路31に冷却水を循環させることができる。
(イ)内燃機関10の低温始動時(冷却水温度THWE≦所定温度T1)において、蓄熱タンク32内の冷却水を排出してブロック側通路27内に導入すること。
(ロ)内燃機関10の暖機中(所定温度T1<冷却水温度THWE<所定温度T2)において、ブロック側通路27から蓄熱タンク32への冷却水排出と蓄熱タンク32からブロック側通路27への冷却水導入とを共に停止すること。
(ハ)内燃機関10の暖機完了後(所定温度T2≦冷却水温度THWE)において、ブロック側通路27内の高温の冷却水を蓄熱タンク32内に流入させて貯留すること。
そのため、連通路31に冷却水を循環させるために別途ポンプを設ける必要がなく、その分だけ暖機装置を簡素な構造とすることができる。
また、第4連通路37の上記還流通路24側の部分がポンプ25とサーモスタット弁29との間の部分に連通されているために、冷却経路にサーモスタット弁29が設けられた内燃機関10にあって、同サーモスタット弁29の作動態様によることなく、ブロック側通路27から蓄熱タンク32への冷却水導入や同蓄熱タンク32からブロック側通路27への冷却水排出を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)還流通路24におけるポンプ25の吸入口側の部分とウォータジャケット21とを連通する連通路31を設け、同連通路31に蓄熱タンク32と切替弁33とを設けた。そして、切替弁33の作動を通じて、ウォータジャケット21から蓄熱タンク32への冷却水導入および蓄熱タンク32からウォータジャケット21への冷却水排出を、冷却水温度THWEが所定温度T1以下であるときと所定温度T2以上であるときとにおいて許容し、冷却水温度THWEが所定温度T1より高く所定温度T2より低いときに禁止するようにした。これにより、冷却経路内部に冷却水を循環させるためのポンプ25を用いて、前記(イ)〜(ハ)の要件を満たす態様で連通路31に冷却水を循環させることができる。そのため、連通路31に冷却水を循環させるために別途ポンプを設ける必要がなく、その分だけ暖機装置を簡素な構造とすることができる。
(2)ウォータジャケット21を、機関内部において並行して延設されるヘッド側通路26とブロック側通路27とにより構成した。また連通路31を、ヘッド側通路26および切替弁33を連通する第1連通路34と、ブロック側通路27および切替弁33を連通する第2連通路35と、切替弁33および蓄熱タンク32を連通する第3連通路36と、還流通路24におけるポンプ25の吸入口側の部分および蓄熱タンク32を連通する第4連通路37とにより構成した。そして切替弁33の作動を通じて、冷却水温度THWEが所定温度T1以下であるときには二つの通路(第1連通路34および第2連通路35)のうちの第2連通路35と第3連通路36とを選択的に連通し、冷却水温度THWEが所定温度T1より高く所定温度T2より低いときには上記二つの通路と第3連通路36との連通を遮断し、冷却水温度THWEが所定温度T2以上であるときには上記二つの通路のうちの第1連通路34と第3連通路36とを選択的に連通するようにした。
そのため、内燃機関10の低温始動時においてブロック側通路27内に蓄熱タンク32内の冷却水を導入し、その後の暖機中においてブロック側通路27内に同冷却水を滞留させることができる。したがって、内燃機関10が低温始動された際にシリンダブロック13の温度を上昇させることができ、これによるフリクションの低減によって燃費性能の向上を図ることができる。しかも、内燃機関10の暖機中においてはヘッド側通路26に冷却水を循環させることができ、シリンダヘッド12からの受熱によって冷却水の温度、ひいては機関温度を早期に上昇させることができる。さらには、内燃機関10の暖機完了後においてもヘッド側通路26に冷却水を循環させることにより、機関運転中において最も温度が高くなるシリンダヘッド12を適正に冷却することができる。また、暖機完了後においてヘッド側通路26から蓄熱タンク32に高温の冷却水を流入させることができ、その後の機関始動に先立って同蓄熱タンク32内に高温の冷却水を予め貯留しておくことができる。
(3)切替弁33と還流通路24におけるポンプ25の吸入口側の部分とを連通するヒータ通路41が設けられるとともに同ヒータ通路41の途中にヒータコア42が設けられた装置にあって、冷却水温度THWEが所定温度T1以下のときには上記二つの通路(第1連通路34および第2連通路35)とヒータ通路41との連通を遮断し、冷却水温度THWEが所定温度T1より高いときに前記二つの通路のうちの第1連通路34とヒータ通路41とを選択的に連通するようにした。そのため、冷却水の熱を用いた暖房を行うためのヒータ通路を備えた内燃機関10にあって、その低温始動に際して蓄熱タンク32内の冷却水をブロック側通路27内に導入するときに、同冷却水がヒータ通路41に流入することを回避することができ、ブロック側通路27に導入される冷却水の温度低下を抑制することができる。しかも、ブロック側通路27内に冷却水を導入した後においては、ヒータ通路41への冷媒の流入を許容して車室内を暖めることができるようになる。
(4)切替弁33として、第1連通路34内の冷却水に接触するように設けられた感温部33aを有し、同感温部33aに接触する冷却水の温度に応じて作動態様が自動的に変化するものを設けるようにした。そのため、切替弁33のみを設けることによって同切替弁33の作動態様を自動的に変更することができるため、切替弁として電子制御弁を用いる構成と比較して、暖機装置を簡素な構造にすることができる。
(5)第4連通路37の上記還流通路24側の部分をポンプ25とサーモスタット弁29との間の部分に連通するようにした。そのため、冷却経路にサーモスタット弁29が設けられた内燃機関10にあって、同サーモスタット弁29の作動態様によることなく、ブロック側通路27から蓄熱タンク32への冷却水導入や同蓄熱タンク32からブロック側通路27への冷却水排出を行うことができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・切替弁33として、感温部33aに接触する冷却水の温度に応じて作動態様が自動的に変化するものを設けることに代えて、電子制御弁を設けるようにしてもよい。同構成にあっては、内燃機関10の温度(あるいは、冷却水の温度)を検出するための温度センサや切替弁33の駆動を制御するための制御装置などを設け、同温度センサにより検出される温度に基づいて制御装置により切替弁33作動態様を切り替えるようにすればよい。
・図6に示すように、インバータ経路を省略してもよい。同構成は、動力源として内燃機関のみが設けられた車両にも適用することができる。
・図7に示すように、本実施の形態にかかる暖機装置は、ヒータ装置(ヒータ通路41およびヒータコア42(共に図1参照))が設けられない内燃機関にも適用することができる。
・図8に示すように、本実施の形態にかかる暖機装置は、バイパス通路28(図1参照)が設けられない冷却経路を有する内燃機関にも適用可能である。
・本発明は、二つの通路(ヘッド側通路およびブロック側通路)が内燃機関の内部において並行して延設される内燃機関に限らず、それら二つの通路が直列に連通された内燃機関や、二つの通路がシリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面の殆どの部分において連通された内燃機関などにも、適用することができる。同構成にあっては、切替弁として、二つの通路から蓄熱タンクへの冷却水流入と蓄熱タンクから還流通路への冷却水排出とを、機関温度が第1の所定温度以下であるときおよび第2の所定温度以上であるときに許容し、機関温度が前記第1の所定温度より高く前記第2の所定温度より低いときに禁止するものを設ければよい。
・本発明は、冷却経路を循環する冷媒として冷却水が用いられる装置の他、オイルなどの他の流体が冷媒として用いられる装置にも適用することができる。
本発明にかかる内燃機関の暖機装置を具体化した一実施の形態の具体構成を示すブロック図。 同実施の形態にかかる暖機装置における冷却水の流通態様の一例を示すブロック図。 同実施の形態にかかる暖機装置における冷却水の流通態様の一例を示すブロック図。 同実施の形態にかかる暖機装置における冷却水の流通態様の一例を示すブロック図。 同実施の形態にかかる暖機装置における冷却水の流通態様の一例を示すブロック図。 他の実施の形態にかかる暖機装置の具体構成を示すブロック図。 他の実施の形態にかかる暖機装置の具体構成を示すブロック図。 他の実施の形態にかかる暖機装置の具体構成を示すブロック図。
符号の説明
1…車両、10…内燃機関、11…インバータ、12…シリンダヘッド、13…シリンダブロック、21…ウォータジャケット(冷媒通路)、22…ラジエータ、23…排出通路、24…還流通路、25…ポンプ、26…ヘッド側通路、27…ブロック側通路、28…バイパス通路、29…サーモスタット弁、31…連通路、32…蓄熱タンク、33…切替弁、33a…感温部、34…第1連通路、35…第2連通路、36…第3連通路、37…第4連通路、41…ヒータ通路、42…ヒータコア、51…インバータ通路、52…ラジエータ、53…流入通路、54…導入通路、55…排出通路、56…サーモスタット弁。

Claims (5)

  1. 機関内部に形成された冷媒通路とラジエータと前記冷媒通路内の冷媒を前記ラジエータに排出する排出通路と前記ラジエータ内の冷媒を前記冷媒通路内に還流する還流通路とによって構成された冷却経路、および前記還流通路に設けられて前記冷却経路内の冷媒を圧送するポンプを有する内燃機関に適用され、機関運転によって高温になった冷媒をタンク内に貯留するとともに、機関始動時に前記タンク内の冷媒を前記冷媒通路内部に供給して前記内燃機関の早期暖機を図る暖機装置において、
    前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分と前記冷媒通路とを連通する連通路を備えるとともに、同連通路に前記タンクと切替弁とが設けられ、
    前記切替弁は、前記冷媒通路から前記タンクへの冷媒流入および前記タンクから前記還流通路への冷媒排出を、機関温度が第1の所定温度以下であるときおよび同第1の所定温度よりも高い第2の所定温度以上であるときに許容し、機関温度が前記第1の所定温度より高く前記第2の所定温度より低いときに禁止するものである
    ことを特徴とする内燃機関の暖機装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の暖機装置において、
    前記冷媒通路は、前記内燃機関の内部において並行して延設される二つの通路であって、シリンダヘッド内部に形成されるヘッド側通路とシリンダブロック内部に形成されるブロック側通路とからなり、
    前記連通路は、前記ヘッド側通路および前記切替弁を連通する第1連通路と、前記ブロック側通路および前記切替弁を連通する第2連通路と、前記切替弁および前記タンクを連通する第3連通路と、前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分および前記タンクを連通する第4連通路とからなり、
    前記切替弁は、機関温度が前記第1の所定温度以下であるときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第2連通路と前記第3連通路とを選択的に連通し、機関温度が前記第1の所定温度より高く前記第2の所定温度より低いときに前記第1連通路および前記第2連通路と前記第3連通路との連通を遮断し、機関温度が前記第2の所定温度以上であるときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第1連通路と前記第3連通路とを選択的に連通するものである
    ことを特徴とする内燃機関の暖機装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関の暖機装置において、
    途中にヒータコアが設けられて前記切替弁と前記還流通路における前記ポンプの吸入口側の部分とを連通するヒータ通路を更に備え、
    前記切替弁は、機関温度が前記第1の所定温度以下のときに前記第1連通路および前記第2連通路と前記ヒータ通路との連通を遮断し、機関温度が前記第1の所定温度より高いときに前記第1連通路および前記第2連通路のうちの同第1連通路と前記ヒータ通路とを選択的に連通するものである
    ことを特徴とする内燃機関の暖機装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機装置において、
    前記切替弁は、前記連通路内の冷媒に接触するように設けられた感温部を有し、同感温部に接触する冷媒の温度に応じて作動態様が自動的に変化するものである
    ことを特徴とする内燃機関の暖機装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機装置において、
    前記還流通路を通過する冷媒の流量を冷媒の温度に応じて調節するサーモスタット弁が前記還流通路に設けられてなり、
    前記連通路の前記還流通路側の部分は、同還流通路における前記ポンプと前記サーモスタット弁との間の部分に連通される
    ことを特徴とする内燃機関の暖機装置。
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