JP2008247968A - 炭素繊維用分散剤、分散によって得られた炭素繊維分散液、炭素繊維分散液から誘導される導電性複合材料、導電性塗料、塗装方法並びに当該方法で塗装された物品 - Google Patents
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Abstract
Description
[1] 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(1)で表される化合物である炭素繊維用分散剤である。
〔式中R1、R2、R4、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のヒドロキシアルキル基、アルキルオキシ基、アシルオキシ基、カルボキシル基、アシル基、第1〜3級アミノ基、無置換もしくは置換のアリール基、無置換もしくは置換のアリールオキシ基または無置換もしくは置換の複素環基を表す。ただしR6またはR7が水酸基の場合の水素原子は、無置換もしくは置換の複素環基で置換されていてもよい。R3、R5およびR9はそれぞれ独立に水素原子、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基、無置換もしくは置換の複素環基、無置換もしくは置換のピラノシル基または無置換もしくは置換のフラノシル基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。mは0もしくは1を表し、nは0から2の整数を表す。〕
〔式中R1、R2、R4、R5、R6およびR7は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結して環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R10およびR11はそれぞれ独立に水素原子、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基、または無置換もしくは置換の複素環基を表す。またキラル炭素に置換した基の中で立体配置が指定されていない基は、アキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R2、R8およびR9は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R2、R4、R6、R7、R8、R3、R5およびR9は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R2、R3、R5、R6、R8およびR9は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R2、R3、R5、R8およびR9は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R10およびR11は一般式(7)で定義したものと同一の基を表す。また、同じ炭素に結合しているものは酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接している基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R2、R8およびR9は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R8は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R12は水素原子、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基または無置換もしくは置換の複素環基を表す。〕
〔式中R1は一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R13は水素原子、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基または無置換もしくは置換の複素環基を表す。〕
〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R14、R15およびR17は一般式(1)においてR1、R2、R4およびR8について定義したものと同一の基を表す。R16およびR18は一般式(1)においてR6およびR7について定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R3、R5、R6およびR7はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。またR14R15、R16、R17およびR18はそれぞれ一般式(18)で定義したものと同一の基を表す。また、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R3およびR5はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表し、R14およびR17は一般式(18)で定義したものと同一の基を表す。R19、R20およびR21は一般式(1)においてR3、R5およびR9について定義したものと同一の基を表す。〕
〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R22、R23、R24、R25およびR26は一般式(1)においてR1、R2、R4、R6、R7およびR8について定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R3およびR5はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R22、R23、R24およびR25はそれぞれ一般式(21)で定義したものと同一の基を表す。またR27は一般式(1)においてR3、R5およびR9について定義したものと同一の基を表す。〕
〔式中R1、R3、R5、R6、R7はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R28、R30、R32およびR34はそれぞれ一般式(23)で定義したものと同一の基を表す。また、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合はα、βのいずれでもよい。〕
〔式中R1、R3およびR5はそれぞれ一般式(1)で定義したものと同一の基を表す。R28、R30およびR32はそれぞれ一般式(23)で定義したものと同一の基を表す。R36およびR37は一般式(1)においてR3、R5およびR9について定義したものと同一の基を表す。〕
[2]有機溶剤可溶性樹脂が塩素化ポリオレフィン樹脂である事を特徴とする一般式(1)〜(25)で表される化合物である炭素繊維用分散剤である。
[3]有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に、一般式(1)〜(25)で表される化合物である炭素繊維用分散剤を用いて炭素繊維を分散させた炭素繊維分散液である。
[4]炭素繊維分散液にさらに着色剤を添加する事を特徴とする炭素繊維分散液である。
[5] 炭素繊維が外形0.5〜800nmの炭素繊維から構成される炭素繊維分散液である。
[6] 炭素繊維分散液を用いて得られる導電性複合材料である。
[7] 導電性塗料を用いて被塗装面に対して塗装する導電性塗料の塗装方法である。
[8] 導電性塗料の塗装方法で被塗装面上に製膜される炭素繊維含有樹脂膜である。
[9] 炭素繊維含有樹脂膜が前記導電性塗料を塗装することによって表面に製膜された物品である。
あらかじめ調製されている塩素化ポリプロピレンのトルエン溶液(日本製紙ケミカルズ株式会社製、加熱残分:20質量%、有機溶剤:主溶剤としてトルエン)を2325g量りとり、これを希釈するために、有機溶剤であるトルエン775gを加え、15質量%塩素化ポリプロピレンのトルエン溶液を3100g調製した。
得られた炭素繊維分散液をバーコーター法にて塗装する際の塗布性を下記評価方法で評価を行った。評価の基準は以下のとおり。
○:バーコーダーで容易に塗布できる
×:バーコーダーでの塗布は困難
ガラス基板に作製した塗膜を光学顕微鏡(CarlZeiss株式会社製 Axio imager.M1m)を用いて、塗膜中の炭素繊維の分散状態を観察し、以下の基準により炭素繊維の分散・解繊状態を評価した。また評価を行った際に撮影した写真については図1〜3に示し、炭素繊維の凝集粒子の大きさを明確に表現するために、図中に20μmの物差しを示した。
○:20μm以上の炭素繊維凝集物が観察されなかった
△:40μm以上の炭素繊維凝集物が観察されなかった
×:40μm以上の炭素繊維凝集物が観察された
ガラス基板に作製した塗膜を用い、四端針式抵抗率計(三菱化学株式会社製、Hiresta−UP、MCP−HT450)にて塗膜表面5箇所の抵抗(Ω)を測定した。同抵抗計により表面抵抗率(Ω/sq)に換算し、平均値を算出した。
炭素繊維用分散剤を入れない以外は、実施例と同様に行い、表3に示した組合せの炭素繊維分散液を作製した。塗膜中における炭素繊維の観察結果については図4および5に示した。また得られた塗膜の表面抵抗率については、平滑性の高い塗膜が得られなかったため、測定は行わなかった。
Claims (41)
- 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(1)で表される化合物である炭素繊維用分散剤。
〔式中R1、R2、R4、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のヒドロキシアルキル基、アルキルオキシ基、アシルオキシ基、カルボキシル基、アシル基、第1〜3級アミノ基、無置換もしくは置換のアリール基、無置換もしくは置換のアリールオキシ基または無置換もしくは置換の複素環基を表す。ただしR6またはR7が水酸基の場合の水素原子は、無置換もしくは置換の複素環基で置換されていてもよい。R3、R5およびR9はそれぞれ独立に水素原子、無置換もしくは置換の炭素原子が1〜30のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基、無置換もしくは置換の複素環基、無置換もしくは置換のピラノシル基または無置換もしくは置換のフラノシル基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。mは0もしくは1を表し、nは0から2の整数を表す。〕 - 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(13)で表される化合物である請求項12記載の炭素繊維用分散剤。
〔式中R1、R2、R3、R5、R8およびR9は請求項1で定義したものと同一の基を表す。R10およびR11は請求項7で定義したものと同一の基を表す。また、同じ炭素に結合しているものは酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接している基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕 - 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(18)で表される化合物である請求項11記載の炭素繊維用分散剤。
〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ請求項1で定義したものと同一の基を表す。R14、R15およびR17は請求項1においてR1、R2、R4およびR8について定義したものと同一の基を表す。R16およびR18は請求項1においてR6およびR7について定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕 - 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(21)で表される化合物である請求項11記載の炭素繊維用分散剤。
〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ請求項1で定義したものと同一の基を表す。R22、R23、R24、R25およびR26は請求項1においてR1、R2、R4、R6、R7およびR8について定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕 - 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に炭素繊維を分散させる際に、分散性を向上させるために添加する下記一般式(23)で表される化合物である請求項11記載の炭素繊維用分散剤。
〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ請求項1で定義したものと同一の基を表す。R28、R29、R30、R31、R32、R33およびR35は請求項1においてR1、R2、R4およびR8について定義したものと同一の基を表す。R34は請求項1においてR6およびR7について定義したものと同一の基を表す。また、酸素原子を介して結合している基の場合はその基と隣接する基が除かれてカルボニル基となってもよく、異なる炭素に結合しているものは連結してオレフィンもしくは環を形成してもよい。キラル炭素に置換したものの立体配置はアキシャル、エクアトリアルもしくはラセミのいずれでもよい。またグリコシド結合の場合はα、βのいずれでもよい。〕 - 前記有機溶剤可溶性樹脂が塩素化ポリオレフィン樹脂である請求項1〜25のいずれか1項に記載の炭素繊維用分散剤。
- 前記塩素化ポリオレフィン樹脂が塩素化ポリプロピレン樹脂である事を特徴とする請求項26記載の炭素繊維用分散剤。
- 有機溶剤可溶性樹脂の有機溶剤溶液中に、前記一般式(1)〜(25)で表される化合物である炭素繊維用分散剤を用いて炭素繊維を分散させた炭素繊維分散液。
- 前記炭素繊維分散液にさらに着色剤を添加する事を特徴とする、請求項28記載の炭素繊維分散液。
- 前記有機溶剤可溶性樹脂が塩素化ポリオレフィン樹脂である事を特徴とする請求項28または29記載の炭素繊維分散液。
- 前記塩素化ポリオレフィン樹脂が塩素化ポリプロピレン樹脂である事を特徴とする請求項30記載の炭素繊維分散液。
- 前記有機溶剤可溶性樹脂を溶解する有機溶剤が芳香族炭化水素系溶剤及びケトン系溶剤から選択される一種以上の溶剤である事を特徴とする請求項28〜31のいずれか1項に記載の炭素繊維分散液。
- 前記着色剤が無機顔料から構成される事を特徴とする請求項29記載の炭素繊維分散液。
- 前記炭素繊維が外形0.5〜800nmの炭素繊維から構成される事を特徴とする請求項28〜33のいずれか1項に記載の炭素繊維分散液。
- 前記炭素繊維が単層炭素繊維、二層炭素繊維または多層炭素繊維であることを特徴とする請求項34記載の炭素繊維分散液。
- 炭素繊維が外径15〜100nmの炭素繊維から構成されるネットワーク状の炭素繊維構造体であって、前記炭素繊維構造体は、前記炭素繊維が複数延出する態様で、当該炭素繊維を互いに結合する粒状部を有しており、かつ当該粒状部は前記炭素繊維の成長過程において形成されてなるものであって前記炭素繊維外形の1.3倍以上の大きさを有するものである事を特徴とする請求項34もしくは35記載の炭素繊維分散液。
- 請求項28〜36に記載の炭素繊維分散液を用いて得られた事を特徴とする導電性複合材料。
- 前記導電性複合材料が導電性塗料である請求項37記載の導電性複合材料。
- 請求項38に記載の導電性塗料を用いて被塗装面に対して塗装することを特徴とする導電性塗料の塗装方法
- 請求項39に記載の導電性塗料の塗装方法で被塗装面上に製膜することを特徴とする炭素繊維含有樹脂膜。
- 請求項40に記載の炭素繊維含有樹脂膜が前記導電性塗料を塗装することによって表面に製膜された物品。
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