JP2008246868A - タイヤ騒音の抑制方法及びこれに用いる発泡樹脂缶スプレー - Google Patents

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Masumi Ihara
増美 井原
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Abstract

【課題】タイヤ騒音を抑制するための構成が講じられていない既存タイヤのタイヤ騒音、特にはロードノイズを簡単な作業で抑制することができる方法及びこれに用いる発泡樹脂缶スプレーを提供する。
【解決手段】タイヤの空気圧を減らし、その後エアバルブから発泡樹脂を噴射し、タイヤ内で発泡させて発泡樹脂層を形成させ、さらにタイヤの空気圧を調整することを特徴とするタイヤ騒音の抑制方法。噴射によりタイヤ内に発泡樹脂層を形成させる上記のタイヤ騒音の抑制方法に用いる発泡樹脂缶スプレー。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤ騒音、特にはロードノイズを抑制する方法及びこれに用いる発泡樹脂缶スプレーに関する。
タイヤ騒音は、走行中にタイヤに起因して発生する騒音で、路面の凹凸を受けてタイヤ内の空気が共鳴し、車内に騒音を発生させるロードノイズと、走行中にタイヤのトレッドパターンの溝中の空気が圧縮されて発生するパターンノイズと、トレッドと路面間に生じるすべりによりトレッドが振動して発生するスキールノズルとに分類される。従来、タイヤ騒音の中でロードノイズを抑制するために共鳴音を低減させる提案がある。例えば、ビード部、サイドウォール部、及びトレッド部を有するタイヤを、ホイールのリムに組付けてなるタイヤ車輪において、タイヤの内周面とリムの外周面とで囲まれた空洞内に、移動可能な多孔質の吸音体を配設してなることを特徴とするタイヤ車輪(特許文献1参照)、タイヤの空気室の外周内壁面の周方向に沿ってこの外周内壁面と接するように、当該外周内壁面の最大周長より長い弾性消音部材が圧縮されて配置されていることを特徴とするタイヤの消音構造体(特許文献2参照)の提案がある。
特開平7−52616号公報 特開2004−291855号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、タイヤ騒音を抑制するための構成が予め講じられたタイヤ自体についての発明であって、タイヤ騒音を抑制するための構成が講じられていない既存タイヤのタイヤ騒音を抑制する方法を開示するものではない。また、特許文献2に記載の発明においては、タイヤ騒音を抑制するための構成が講じられていない既存タイヤに消音構造体を取り付けることは非常に煩雑な作業を必要とする。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、タイヤ騒音を抑制するための構成が講じられていない既存タイヤのタイヤ騒音、特にはロードノイズを簡単な作業で抑制することができる方法及びこれに用いる発泡樹脂缶スプレーを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、タイヤの空気圧を減らし、その後エアバルブから発泡樹脂を噴射し、タイヤ内で発泡させて発泡樹脂層を形成させ、さらにタイヤの空気圧を調整することを特徴とするタイヤ騒音の抑制方法を要旨とする。この発明において、発泡樹脂を発泡させた後、タイヤの空気圧を調整する前にタイヤを転動させてもよい。
また、請求項3に記載の発明は、噴射によりタイヤ内に発泡樹脂層を形成させる請求項1に記載のタイヤ騒音の抑制方法に用いる発泡樹脂缶スプレーを要旨とする。この発明において、発泡樹脂を発泡ウレタンとしてもよい。
本発明のタイヤ騒音の抑制方法によれば、タイヤ騒音を抑制する構成が講じられていない既存タイヤのロードノイズを簡単な作業で抑制でき、かつ低コストで車内の静粛性を向上させることができる。また、ロードノイズの抑制により、自動車などの走行による道路周辺にもたらす騒音の抑制も期待できる。
本発明の発泡樹脂缶スプレーによれば、簡単にタイヤ内に発泡樹脂層を形成でき、タイヤ騒音を抑制する構成が講じられていない既存タイヤのロードノイズの抑制に供することができる。
以下、本発明を実施の形態により詳細に説明する。
タイヤは、タイヤ内に空気を有するタイヤであれば特に限定がなく、チューブタイヤでもチューブレスタイヤでもよい。このタイヤが使用される乗物の種類には限定がなく、例えば自動車でもモータバイクでもよい。
本発明のタイヤ騒音の抑制方法は、先ずタイヤの空気圧を減らすことが行われる。タイヤの指定空気圧は、通常200〜250kPaであるので、空気圧を100kPa〜150kPa程度に減らすのが好ましい。次いで、発泡樹脂がホイールのエアバルブから噴射される。これにより、タイヤ内で発泡樹脂が発泡し、発泡樹脂層を形成することができる。その後、タイヤの空気圧を調整する。発泡樹脂層は、路面の凹凸を受けてタイヤ内の空気が共鳴して発生する共鳴音を吸収するので、ロードノイズを抑制できる。
発泡樹脂は、タイヤ内で発泡して発泡樹脂層を形成するものであれば特に限定がなく、例えばウレタン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂などを例示できる。また、発泡樹脂を構成する成分の組成及びそれぞれの成分の割合は、タイヤ内で発泡樹脂層を形成できる限り特に限定はない。発泡樹脂は、スプレーガンを用いて噴射してもよいが、減圧されたタイヤの空気圧よりガス圧を高く調整した発泡樹脂缶スプレーを用いて噴射することが好ましい。これにより、タイヤショップなどに委ねることなくタイヤ内に発泡樹脂層を形成させる作業を簡単に行うことができる。発泡樹脂缶スプレーのガス圧は、通常、200kPa前後が好ましい。発泡樹脂缶スプレーを用いる場合、発泡樹脂はウレタン樹脂が好ましい。
また、タイヤ内に発泡樹脂を噴射した後、タイヤの空気圧を調整する前に自動車などの乗物を動かし、タイヤを転動させることが好ましい。これにより、遠心力で発泡樹脂層をタイヤ内の内周面に沿って均一に形成させることができる。
次いで、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
下記に示す組成からなるガス圧が200kPaに調整された発泡ウレタン缶スプレーを作製した。先ず自動車のタイヤの空気圧を減らし、120kPaにした。次いで、発泡ウレタン缶スプレーには、先端にエアバルブに嵌合するアダプタが取り付けられたノズルが設けられているので、該アダプタを自動車のホイールのエアバブルに嵌合させ、発泡ウレタンをエアバルブから噴射した。その後、自動車を動かし、タイヤを転動させ、タイヤ内に発泡樹脂層を形成した。次いで、該自動車の空気圧を指定空気圧に調整した。
発泡ウレタンの組成:MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)系ウレタンプレポリマー(80質量%)、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート(2質量%)、LPG(5質量%)、窒素(10質量%)、イソペンタン(1質量%)、ジメチルエーテル(2質量%)
タイヤ内に発泡樹脂層を形成する前に自動車を走行させ、また上記のように発泡樹脂層を形成した後に自動車を走行させ、それぞれの車内の静粛性を比較した。その結果、発泡樹脂層を形成した後の方が車内の静粛性に優れていた。

Claims (4)

  1. タイヤの空気圧を減らし、その後エアバルブから発泡樹脂を噴射し、タイヤ内で発泡させて発泡樹脂層を形成させ、さらにタイヤの空気圧を調整することを特徴とするタイヤ騒音の抑制方法。
  2. 発泡樹脂を発泡させた後、タイヤの空気圧を調整する前にタイヤを転動させることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ騒音の抑制方法。
  3. 噴射によりタイヤ内に発泡樹脂層を形成させる請求項1又は請求項2に記載のタイヤ騒音の抑制方法に用いる発泡樹脂缶スプレー。
  4. 発泡樹脂が発泡ウレタンであることを特徴とする請求項3に記載の発泡樹脂缶スプレー。
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