JP2001030704A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C19/002—Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
性を悪化させずに、タイヤ内の共鳴音を抑制でき、車内
音の低減を実現することができる空気入りタイヤを提供
する。 【解決手段】ホイールのリムRに組付けられるタイヤT
内の空洞7に、連続気泡の合成樹脂発泡体よりなるボー
ル10を、空洞の容積10リットル当たり2個以下、総
重量を30g以下、総体積を前記空洞容積の2%以下に
して、移動可能に収容する。ボール10の直径を100
mm以下とし、表面に多数の凹凸を有する球状とする。
Description
共鳴音を抑制するようにした空気入りタイヤに関するも
のである。
り、自動車の車内音の発生原因の一つであるタイヤ内の
空洞における空気の共鳴音を抑制するために、タイヤ内
周面もしくはリムに多孔質の吸音材を接着手段等により
固定する等の方策が採られていた。
タイヤまたはリムに固定することとした場合は、タイヤ
の負荷運転時に発熱が生じて接着剤層が熱劣化し、吸音
材が剥離しやすくなり、仮に剥離が生じると、タイヤの
バランスが悪化し、操縦安定性が低下する等の問題があ
る。しかもタイヤ内に吸音材を接着する作業を要するた
めに、リム組み時の工数が増加し、作業性が低下すると
いう問題もある。
移動できるように挿入配置しておくことも提案されてい
るが(例えば、特開平7−52616号公報)、この場
合、挿入した吸音材の重量が重くなると、タイヤのバラ
ンスが悪化し、高速走行時に振動やハンドル振れが発生
するおそれがある。また挿入する吸音材の数が多くなる
と、リム組み時の作業性も悪化することになる。
り、リム組み時の作業性および操縦安定性を悪化させず
に、タイヤ内の空洞における共鳴音を抑制でき、車内音
の低減を実現することができる空気入りタイヤを提供す
るものである。
解決する本発明は、ホイールのリムに組付けられてなる
空気入りタイヤであって、タイヤ内周面とリムとにより
囲まれたタイヤ内の空洞に、連続気泡の合成樹脂発泡体
よりなるボールが移動可能に収容されてなり、該ボール
の収容個数が前記空洞の容積10リットル当たり2個以
下で、総重量が30g以下、総体積が前記空洞容積の2
%以下であることを特徴とする。
には、タイヤ内の空洞に収容された連続気泡の発泡体よ
りなるボールが、タイヤの回転に伴って該空洞内で不規
則に転動し移動することにより、タイヤ内の空気が攪乱
され、このこととボールの連続気泡による吸音性とが相
俟って、車内音の原因の一つであるタイヤ内の空気の共
鳴音を効果的に抑制できる。また前記ボールは連続気泡
の発泡体のために、タイヤ内圧が高くなても圧縮変形の
おそれがなく、常に良好な共鳴音の抑制効果を発揮でき
る。
容積10リットル当たり2個以下であるため、タイヤの
リム組み時の収容作業もそれほど手数がからず、比較的
容易に行える。また、前記ボールの総重量が30g以
下、総体積が前記空洞容積の2%以下であるため、タイ
ヤのバランスも良好に保持でき、操縦安定性が損なわれ
ることもない。
が100mm以下であるのが好ましく、これによりタイ
ヤのバランスを悪化させずに空洞内でのボールの転動を
可能にできる。
が、表面に多数の凹凸を有する球状をなしている場合、
この凹凸による空気の攪乱作用で、共鳴音の抑制がさら
に確実になされる。
に示す実施例に基いて説明する。
の要部のタイヤ幅方向の断面図、図2〜4はそれぞれタ
イヤ空洞内に収容する共鳴抑制用のボールを例示する斜
視図である。
は、ラジアルタイヤの場合を示し、ビードコア(1)を
有する両側のビード部(2)と、該ビード部(2)から
半径方向外向きに延びるサイドウォール部(3)と該サ
イドウォール部(3)を繋ぐトレッド部(4)とからな
り、その内周に沿って両端がビードコア(1)で折り返
されて係止され支持されたカーカス(5)を備え,また
トレッド部(4)とカーカス(5)との間に補強用のベ
ルト層(6)を備えている。その補強構造は一般的なラ
ジアルタイヤの場合と同じであるので、詳しい説明は省
略する。
ルのリム(R)に組み付けられる。このタイヤ(T)の
内周面とリム(R)とで囲まれたタイヤ内の空洞(7)
には、連続気泡の合成樹脂発泡体よりなるボール(1
0)が、タイヤ(T)およびリム(R)のいずれにも固
定されずに自由に移動できるように収容されている。
に連続気泡の発泡体として知られているポリウレタンの
発泡体が、軽量でかつ弾力性があって復元性にも優れて
いることから、実施上特に好適に用いられるが、他の連
続気泡の合成樹脂発泡体を用いることもできる。
(10)は、密度が60kg/m3以下のものが好適に
用いられる。密度が前記より大きくなると、かなり小さ
いボール状としても重量が重くなる上、十分な共鳴音抑
制の効果が得られないことになる。
ル(10)は、その収容個数を前記空洞(7)の容積1
0リットル当たり2個以下とし、その総重量を30g以
下、総体積を前記空洞容積の2%以下とする。
ール(10)の個数が多くなればなるほど、タイヤをリ
ムに組付ける時の収容作業が面倒で手数がかかり、タイ
ヤ(T)のリム組み時の作業性が悪化する上、総重量も
増加する。そのため、前記のように空洞の容積10リッ
トル当たり2個以下とするのがよい。
0)の総重量が前記より大きくなると、タイヤ(T)の
バランスが悪くなり、収容個数を前記のように空洞内容
積10リットル当たり2個以下にしても、操縦安定性が
低下することになる。前記総体積が前記より大きくなっ
ても、タイヤのバランスが悪くなって操縦安定性が低下
する。そのため前記のように総重量および総体積を設定
しておくのが好ましい。
と、目的とする共鳴音抑制の効果が得られなくなるの
で、前記総体積は前記空洞容積の1〜2%の範囲に設定
しておくのが特に好ましい。
0mm以下とするのが好ましく、これより大きくなる
と、タイヤのバランスが悪くなる上、数が少なくてもリ
ム組み時の作業性が悪化し、またタイヤサイズによって
も異なるが、空洞内での転動を許容できなくなる場合か
ある。
(10)の形態は、図2に示すように真球もしくは真球
に近い球状をなすものに限らず、楕円球あるいは丸みの
ある柱体状等、比較的球に近い立体形状で、タイヤの回
転に伴って空洞内を自由に転動し移動できるボール状に
して実施することができる。
図3のように表面に突起(11)を有するもの、あるい
は図4のように表面に多数の凹部(12)を有するもの
でもよく、さらには前記突起と凹部の双方を表面に有す
るもの(図示せず)であってもよい。
両走行時には、タイヤ内の空洞(7)に収容された連続
気泡の発泡体よりなるボール(10)が、タイヤ(T)
の回転に伴って該空洞(7)内で自由に不規則に転動し
移動することにより、空洞(7)内の空気が攪乱され、
この攪乱作用とボール(10)の連続気泡による吸音作
用とが相俟って、車内音の原因となるタイヤ内の空洞
(7)における空気の共鳴音を効果的に抑制できる。ま
た前記ボール(10)は連続気泡のために、タイヤ内圧
の影響を受けず、常に良好な共鳴音の抑制効果を維持で
きる。
(10)が、図3や図4のように、表面に突起や凹部に
よる凹凸が設けられている場合は、この表面の凹凸によ
り空気の攪乱が効果的になされ、共鳴音抑制をさらに確
実になし得る。
(T)のリム組み時にタイヤ(T)とリム(R)とによ
り囲まれる空洞(7)内に収容されるが、前記ボール
(10)の収容個数が空洞の容積10リットル当り2個
以下であるために、収容作業も容易に行え、リム組みの
作業性を損なうことがない。
0ccの国産乗用車の4本のタイヤについて、収容する
共鳴音抑制のためのボールを下記の表1に記載の条件に
設定してリム組みし、実車による比較試験を実施した。
は、いずれもタイヤ内の空洞に、表1に記載の条件の球
状の発泡ポリウレタンのボール(10)を収容したもの
で,そのうち実施例3についてはボール(10)の表面
に多数の突起を有するものとした。また比較例1〜4の
うち、比較例1についてはタイヤ内にボールを収容して
いない従来タイヤの場合を示し、また比較例2〜4につ
いては、実施例と同様にタイヤ内の空洞に発泡体のボー
ルを収容したものであるが、そのボールの総重量や総体
積および収容個数が本発明の範囲外のものの場合を示し
た。
ボールを収容していない比較例1を100として指数で
表示しており、数値の大きいものほど性能がよいことを
示している。
イズが215/45ZR17のスチールベルト2枚の同
構造(トレッドパターンも同じ)のタイヤで、規定の空
気圧および規定荷重を負荷した。またこのタイヤ内の空
洞の内容積は約26リットルである。
の場合も、リム組み時の作業性を殆ど損なわずに、タイ
ヤ内空洞の共鳴音を主因とするロードノイズを従来より
も改善でき、しかもハンドル振れが発生せず、操縦安定
性も良好に維持できた。
も、ロードノイズは低減できたが、走行時のハンドル振
れ、あるいはリム組み時の作業性の点で満足できる結果
が得られなかった。
(7)に収容するボール(10)の単位容積当たりの個
数、総体積 、総重量を設定することが、タイヤ空洞内
に吸音材を収容したタイヤを実施する上で特に有効であ
ることが判明した。
ヤによれば、タイヤ内の空洞に連続気泡の合成樹脂発泡
体よりなるボールを、その個数、総体積、総重量をそれ
ぞれ所定以上にならないように制限して自由に移動でき
るように収容したので、リム組み時の作業性や高速走行
時のハンドル振れ等の操縦安定性を損なわずに、空洞内
の共鳴音によるロードノイズを抑制でき、車内音を低減
することができる。
断面図である。
拡大斜視図である。
す拡大斜視図である。
す拡大斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】ホイールのリムに組付けられてなるタイヤ
であって、タイヤ内周面とリムとにより囲まれたタイヤ
内の空洞に、連続気泡の合成樹脂発泡体よりなるボール
が移動可能に収容されてなり、該ボールの収容個数が前
記空洞の容積10リットル当たり2個以下で、総重量が
30g以下、総体積が前記空洞容積の2%以下であるこ
とを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記ボールの直径が100mm以下である
請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記ボールが、表面に多数の凹凸を有する
球状をなしている請求項1または2に記載の空気入りタ
イヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20313599A JP4271783B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20313599A JP4271783B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001030704A true JP2001030704A (ja) | 2001-02-06 |
JP4271783B2 JP4271783B2 (ja) | 2009-06-03 |
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ID=16469003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20313599A Expired - Fee Related JP4271783B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4271783B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240507A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Bridgestone Corp | タイヤ・リム組立体及びタイヤ・リム組立体用の吸音体 |
JP2004216943A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2007276736A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ、除電体の製造方法および空気入りタイヤの組立方法ならびに除電方法 |
CN110143105A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-20 | 北京航空航天大学 | 用于抑制汽车轮胎声腔共振的异形内廓轮胎 |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP20313599A patent/JP4271783B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004216943A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2007276736A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ、除電体の製造方法および空気入りタイヤの組立方法ならびに除電方法 |
CN110143105A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-20 | 北京航空航天大学 | 用于抑制汽车轮胎声腔共振的异形内廓轮胎 |
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JP4271783B2 (ja) | 2009-06-03 |
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