JP2008246551A - ダイカストマシン用スリーブ及びその製造方法 - Google Patents

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浩之 池
Kanjin Takagawa
貫仁 高川
Koji Iwashimizu
康二 岩清水
Nobuo Konishi
信夫 小西
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KONISHI CHUZO KK
Iwate Industrial Research Institute
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Abstract

【課題】 壁部の内側に溶損や磨耗に強い材料を用いて耐磨耗性や耐溶損性を向上させるとともに、溶損や磨耗に強い材料の壁部への接合強度を高くし、より一層の耐久性の向上を図る。
【解決手段】 筒状の壁部10の後側に溶湯が供給される注湯口11が形成され、注湯口11から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャにより前側の開口13から吐出させるもので、壁部10の内側の全部若しくは一部に、粉粒状のサーメット材21がベース金属22に当該ベース金属22の溶融により接着させられたプリフォーム20を、このプリフォーム20のサーメット材21側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウム,亜鉛等の非鉄金属やこれらの合金を鋳造するダイカストマシンに用いられるダイカストマシン用スリーブ及びその製造方法に関する。
一般に、ダイカストマシン用スリーブは、図13に示すように、筒状の壁部1を備え、この壁部1の後側に溶湯が供給される注湯口2が形成され、注湯口2から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャ3により前側の開口4から吐出させるように構成されている。
このようなスリーブSaにおいては、例えばダイス鋼で形成されたものでは、非鉄金属合金の溶湯と鉄とは反応しやすいという性質があるため、スリーブSaの内側が溶損や磨耗により減少し、特にスリーブSaの注湯口2に対向する所謂湯当たり部といわれる部位が著しく溶損し易いという問題があった。
そのため、図13に示すダイカストマシン用スリーブSaにおいては、耐溶損性及び耐磨耗性を向上させて長寿命にするために、鋼製の外筒5に、チタン又はチタン合金とセラミックスとの複合材料からなる前側と後側の内筒6,7を、焼嵌めにより嵌入するとともに、注入溶湯が当たる後側の内筒6において、セラミックス含有率を残部のセラミックス含有率に比して高くし、特に局所的な溶損を生じることを防止するようにしている(特許第3126471号公報)。
また、従来においては、例えば、鋼製の外筒に、例えばセラミックスやサーメット等の焼結金属からなる内筒を、焼嵌めや圧入などにより嵌入して形成したものも知られている(特開平8−243711号公報)。
特許第3126471号公報 特開平8−243711号公報
ところで、これらの従来のダイカストマシン用スリーブSaにあっては、内筒6,7をチタン合金やセラミックスなどで形成して、耐磨耗性や耐溶損性の向上を図ってはいるが、内筒6,7を、焼嵌めや圧入により外筒に嵌入しているので、内筒6,7の接合強度が必ずしも高いとはいえず、それだけ、耐久性に劣るという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、壁部の内側に溶損や磨耗に強い材料を用いて耐磨耗性や耐溶損性を向上させるとともに、溶損や磨耗に強い材料の壁部への接合強度を高くし、より一層の耐久性の向上を図ったダイカストマシン用スリーブ及びその製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の技術的手段は、筒状の壁部を備え該壁部の後側に溶湯が供給される注湯口が形成され、該注湯口から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャにより前側の開口から吐出させるダイカストマシン用スリーブにおいて、
上記壁部の内側の全部若しくは一部に、粉粒状のサーメット材がベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられたプリフォームを該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成した構成としている。
これにより、プリフォームのサーメット材が壁部の内側に露出するので、サーメット材は、溶損や磨耗に強い材料であることから、それだけ、スリーブの耐溶損性や耐磨耗性が向上させられる。また、プリフォームは鋳物金属で鋳ぐるまれているので、鋳物金属と一体化されているとともに、プリフォームにあるサーメット材はベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられているので、接着性が向上させらており、それだけ接合が強固になり、耐久性が大幅に向上させられる。また、鋳ぐるみによるので、製造も容易であり、コストダウンを図ることができる。
また、必要に応じ、上記プリフォームを、上記注湯口に対向する部位に、該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成した構成としている。所謂湯当たり部における耐溶損性や耐磨耗性を著しく向上させることができる。また、プリフォームは部分に設けられるが、プリフォームは鋳物金属で鋳ぐるまれているので、鋳物金属と一体化されて接合が強固になり、耐久性が大幅に向上させられる。また、プリフォームは部分に設けられるので、より一層、コストダウンを図ることができる。
更に、必要に応じ、上記プリフォームを、上記開口を構成する前側部位に、該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成した構成としている。スリーブの開口部も、溶損や磨耗し易い部位であり、この部位もプリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成されるので、耐溶損性や耐磨耗性を著しく向上させることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のダイカストマシン用スリーブの製造方法は、筒状の壁部を備え該壁部の後側に溶湯が供給される注湯口が形成され、該注湯口から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャにより前側の開口から吐出させるダイカストマシン用スリーブを製造するダイカストマシン用スリーブの製造方法において、
粉粒状のサーメット材がベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられ該サーメット材側を露出させて上記壁部の内側の全部若しくは一部を構成するプリフォームを作成し、上記壁部を鋳物金属で鋳造により形成する鋳型を用い、該鋳型内に上記プリフォームを配置し、該鋳型に鋳物金属の溶湯を注湯し、上記プリフォームを鋳物金属で鋳ぐるんで壁部を一体形成する構成としている。
これにより、プリフォームのサーメット材が壁部の内側に、鋳ぐるみにより露出させることができるので、製造が容易に行なわれる。このようにして製造されたスリーブにおいては、上記もしたように、プリフォームのサーメット材が壁部の内側に露出するので、サーメット材は、溶損や磨耗に強い材料であることから、それだけ、スリーブの耐溶損性や耐磨耗性が向上させられる。また、プリフォームは鋳物金属で鋳ぐるまれているので、鋳物金属と一体化されているとともに、プリフォームにあるサーメット材はベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられているので、接着性が向上させらており、それだけ接合が強固になり、耐久性が大幅に向上させられる。
そして、必要に応じ、上記鋳物金属として、上記プリフォームのベース金属と同材質の金属を用いた構成としている。鋳物金属とベース金属とが同材質なので、合いが良く、鋳ぐるみが確実に行なわれ、鋳ぐるみ強度も向上させられ、より一層、接合が強固になり、耐久性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記プリフォームを作成する際、粉粒状のサーメット材を粉粒状のまま上記ベース金属の成形体とともに保持型内に保持し、上記ベース金属の成形体を加圧しながら加熱溶融して作成する構成としている。ベース金属としては、種々の材質のものを用いてよいが、サーメット材よりも液相出現温度Tsの低い材質のものを用いるのが望ましい。液相出現温度Tsとは、合金を加熱したときに、はじめて固相から液相が現れる温度をいう。液相出現温度Tsは、合金組成によって、あるいは、保持型内の条件、例えば、保持型の材質の条件などによって、ベース金属の加熱溶融時に異なる。
この場合、最適加熱温度Tは、Ts≦T≦Ts+100℃に設定するのが望ましい。液相出現温度Tsに満たないと、サーメット材に溶着しにくくなり、Ts+100℃を超えると、サーメット材がベース金属内に浮遊分散してベース金属の表面に表出しにくくなる。
これにより、熱処理炉による加熱が行なわれると、ベース金属の成形体が徐々に溶融し、表面から液相になっていくとともに、ベース金属は、粉粒状のサーメット材の集合体にに接触しているので、サーメット材の集合体に染み込んでいき、サーメット材とベース金属とが合金化していく。そして、脱型すると、ベース金属にサーメット材が接着して露出したプリフォームが製造される。この場合、サーメット材は、粉粒状のままなので、溶融ベース金属が溶融しながらサーメット材と接触することになり、そのため、合金化が確実に行なわれ接着が確実に行なわれる。また、ベース金属の成形体を加圧しながら溶融するので、ベース金属とサーメット材との接触部に圧力がかかり、ベース金属がより一層サーメット材の集合体に染み込んでいくようになるので、サーメット材のベース金属に対する接着性が向上される。
また、必要に応じ、上記プリフォームを作成する際、管状のベース金属の成形体をその軸線が垂直方向に沿うように保持型に保持するとともに、該成形体の内側に上記壁部の内径に対応した外径の中子を配置し、粉粒状のサーメット材を粉粒状のまま上記ベース金属の成形体と上記中子との間に形成される空間に上から投入し、上記ベース金属の成形体を加圧しながら加熱溶融し、離型後、上記壁部の内側の一部を構成する場合は、所要形状に切断して作成する構成としている。壁部の内径に対応した管状のプリフォームが作成されるので、壁部の内側の全部を形成する場合は、そのまま用い、壁部の内側の一部を構成する場合は、所要形状に切断して用いることができ、それだけ、製造が容易に行なわれる。
この場合、上記加圧力を、1×10-2N/mm2以上にした構成としている。望ましくは、上記加圧力を、2×10-2N/mm2以上にしたことが有効である。ベース金属の成形体を、このような加圧力により加圧するので、ベース金属がより確実にサーメット材に染み込んでいくようになり、サーメット材のベース金属に対する接着性を確実に向上させることができる。
また、必要に応じ、上記粉粒状のサーメット材に、Ni,Cr,Mo,Fe,WC,TiC,FeB,WB,Cu,Sn,Co,VCのうちの少なくともいずれか1つの金属で構成された金属バインダを混合した構成としている。
これにより、加熱が行なわれると、ベース金属の成形体が徐々に溶融し、表面から液相になっていくとともに溶融したベース金属は、サーメット材と金属バインダとの混合物の集合体と接触し、混合物に染み込んでいき、サーメット材とベース金属とが合金化していく。そして、脱型すると、ベース金属にサーメット材が接着して露出したプリフォームが製造される。この場合、サーメット材と金属バインダとの混合物は、粉粒状のままなので、溶融ベース金属が金属バインダを良く溶融しながらサーメット材と接触することになり、そのため、合金化が確実に行なわれ接着が確実に行なわれる。また、ベース金属の成形体を加圧しながら溶融するので、ベース金属とサーメット材との接触部に圧力がかかり、ベース金属がより一層混合物に染み込んでいくようになるので、サーメット材のベース金属に対する接着性が向上させられる。更に、金属バインダは、触媒のような働きをするので、この点でも、サーメット材のベース金属に対する接着性がより一層向上させられる。
更に、必要に応じ、上記金属ベースとして、鋳鉄あるいは鋳鋼を用いる構成としている。鋳ぐるみ母材との接合性が良いものを、ベース金属として用いることが可能となる。
本発明によれば、プリフォームのサーメット材が壁部の内側に露出するので、サーメット材は、溶損や磨耗に強い材料であることから、それだけ、スリーブの耐溶損性や耐磨耗性を向上させることができる。また、プリフォームは鋳物金属で鋳ぐるまれているので、鋳物金属と一体化されているとともに、プリフォームにあるサーメット材はベース金属に溶融されて接着させられているので、接着性が向上させられており、それだけ接合が強固になり、耐久性を大幅に向上させることができる。また、鋳ぐるみによるので、製造も容易であり、コストダウンを図ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブ及びその製造方法について詳細に説明する。
先ず、本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブについて説明すると、図1に示すように、本スリーブSは、筒状の壁部10を備え、この壁部10の後側に溶湯が供給される注湯口11が形成され、注湯口11から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャ(図示せず)により前側の開口13から吐出させるものである。そして、壁部10の内側の全部若しくは一部に、粉粒状のサーメット材21がベース金属22に当該ベース金属22の溶融により接着させられたプリフォーム20を、このプリフォーム20のサーメット材21側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成した構成としている。
実施の形態においては、プリフォーム20は、壁部10の内側の一部に設けられている。詳しくは、プリフォーム20(A)は、注湯口11に対向する所謂湯当たり部といわれる部位に、プリフォーム20のサーメット材21側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成されている。また、プリフォーム20(B)は、開口13を構成する前側部位に、プリフォーム20のサーメット材21側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成されている。
次に、本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブSの製造方法について説明する。本製造方法は、図2に示すプリフォーム20を作成するプリフォーム作成工程(1)と、図3に示すプリフォーム20を鋳ぐるむ鋳ぐるみ工程(2)とからなる。各工程について詳細に説明する。
(1)プリフォーム作成工程
ここでは、粉粒状のサーメット材21がベース金属22に溶融により接着させられ、サーメット材21側を露出させて壁部10の内側の一部を構成するプリフォーム20を作成する。
サーメット材21としては、例えば、金属切削用のバイトやカッターなどの工具に用いられた使用済みのものが用いられ、組成の主成分としてTiC,TiCN,Mo2C,Ni等で構成される。
例えば、「TiCN−19mass% Mo2C−24mass% Ni」等が挙げられる。
そして、このサーメット材21は、予め、粒度DがD≦1mm、望ましくは、D≦0.1mmになるよう粉粒状に粉砕されている。
ベース金属22としては、鋳鉄、鋳鋼、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金などが用いられる。例えば、Cr,Mn,Si,V,Ni,Mo,Fe等を適宜配合した耐摩耗性に優れた鋳鉄,鋳鋼製品が用いられる。また、例えば、高Cr白鋳鉄の他、炭素鋼鋳鋼品、低合金鋼鋳鋼品、耐熱性に優れる耐熱鋼鋳鋼品、耐食性に優れるステンレス鋼鋳鋼品、そしてねずみ鋳鉄や球状黒鉛鋳鉄、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金等が挙げられる。
また、本製造方法においては、予め、粉粒状のサーメット材21と粉粒状の金属バインダ23とを混合した混合物24を作成する。
金属バインダ23としては、Ni,Cr,Mo,Fe,WC,TiC,FeB,WB,Cu,Sn,Co,VCのうちの少なくともいずれか1つの金属を用いる。粒度は、サーメット材21と同様である。実施の形態では、混合物24の体積比を、サーメット材:Ni=1:1,サーメット材:Cr=1:1あるいはまたはサーメット材:Ni:Cr=5:4:1に混合している。混合については、ここで掲げたものに限定されない。ベース金属22に、溶解し易く合金化を促進できる。
図2に示すように、本工程においては、粉粒状のサーメット材21と粉粒状の金属バインダ23との混合物24を粉粒状のままベース金属22の成形体25とともに保持型30内に保持し、この保持型30を熱処理炉35中に配置し、熱処理炉35中でベース金属22の成形体25を加圧しながら加熱溶融して作成する。詳しくは、保持型30としては、黒鉛型あるいはセラミック型が用いられ、スリーブSの外径よりも小さい内径の容器状に形成され、中央に配置されスリーブSの壁部10の内径に対応した外径の中子31を備えている。熱処理炉35は真空加熱を行なう。
ベース金属22は、鋳物金属と同材質の金属を用い、予め、スリーブSの内径よりも大きい内径、かつ、スリーブSの外径よりも小さい外径(保持型30の内径に対応した外径)になるように、管状の成形体25に形成しておく。
そして、管状のベース金属22の成形体25を、その軸線Pが垂直方向に沿うように、保持型30中に保持する。この状態では、成形体25の内側に中子31が配置される。保持型30及び中子31には離型剤を塗布した。次に、上記の混合物24を粉粒状のままベース金属22の成形体25の内側面と保持型30の中子31の外側面とで形成される空間に入れる。そして、ベース金属22の成形体25の上端に当接するリング状の当接体33を突設した蓋34を、保持型30に被覆し、例えば、これに、重石を載せ、あるいは、周知の油圧プレス等の加圧機により蓋34を介して成形体25を加圧できるようにして、保持型30を熱処理炉35内に設置する。
この状態で、熱処理炉35内を真空にするとともに、保持型30を加熱し、加圧機の場合はこれを作動させてベース金属22の成形体25を加圧しながら加熱溶融していく。この際は、例えば、ベース金属22の液相出現温度をTsとしたとき、最適加熱温度Tは、Ts≦T≦Ts+100℃に設定される。液相出現温度Tsは、合金組成によって、あるいは、保持型10内の条件、例えば、保持型10の材質の条件などによって、ベース金属22の加熱溶融時に異なる。例えば、ねずみ鋳鉄の場合、1145℃≦T≦1245℃の範囲が良い。
また、加圧機等による加圧力は、1×10-2N/mm2以上、望ましくは、2×10-2N/mm2以上に設定される。実施の形態では、3×10-2N/mm2に設定した。
これにより、保持型30の加熱が行なわれると、ベース金属22の成形体25が溶融し、溶融したベース金属22は、サーメット材21と金属バインダ23との混合物24の集合体と接触し、混合物24に染み込んでいき、サーメット材21とベース金属22とが合金化していく。そして、脱型すると、ベース金属22の内側面にサーメット材21が接着して露出したプリフォーム20が製造される。この場合、サーメット材21と金属バインダ23との混合物24は、粉粒状のままなので、溶融ベース金属22が金属バインダ23を良く溶融しながらサーメット材21と接触することになり、そのため、合金化が確実に行なわれ接着が確実に行なわれる。また、ベース金属22の成形体25を加圧しながら溶融すると、ベース金属22の内側面に圧力がかかり、溶融ベース金属22がより一層混合物24に染み込んでいくようになるので、サーメット材21のベース金属22に対する接着性が向上される。更に、金属バインダ23は、触媒のような働きをするので、この点でも、サーメット材21のベース金属22に対する接着性がより一層向上される。
次に、熱処理炉35内での加圧,加熱処理が終わったならば、適時にプリフォーム20を保持型30から離型して取出す。そして、図3に示すように、このプリフォーム20を所要高さの円弧状に切断して、スリーブSの注湯口11に対向する所謂湯当たり部といわれる部位に対応したプリフォーム20(A)を作成する。また、このプリフォーム20を所要高さのリング状に切断して、スリーブSの開口13を構成する前側部位に対応したプリフォーム20(B)を作成する。
(2)鋳ぐるみ工程
この工程では、図3に示すように、スリーブSの壁部10を鋳物金属で鋳造により形成する鋳型40を用い、鋳型40内にプリフォーム20を配置し、鋳型40に鋳物金属41の溶湯を注湯し、プリフォーム20を鋳物金属41で鋳ぐるんで壁部10を一体形成する。鋳型40としては、砂型が用いられ、スリーブSの外径に対応した容器状に形成され、中央に配置されスリーブSの壁部10の内径に対応した外径の中子42を備えている。そして、中子42に、スリーブSの所謂湯当たり部といわれる部位に対応したプリフォーム20(A)と、スリーブSの開口13を構成する前側部位に対応したプリフォーム20(B)を付設して、これらを鋳型40内に設置する。それから、鋳型40に鋳物金属41の溶湯を注湯し、プリフォーム20を鋳物金属41で鋳ぐるんで壁部10を一体形成する。この場合、ベース金属22は、鋳物金属41と同材質の金属を用いて形成されているので、互いに合いが良く、鋳ぐるみが確実に行なわれ、鋳ぐるみ強度も向上させられ、接合が強固になる。
このようにして製造されたダイカストマシン用スリーブSにおいては、図1に示すように、プリフォーム20のサーメット材21が壁部10の内側に露出するので、サーメット材21は、溶損や磨耗に強い材料であることから、それだけ、スリーブSの耐溶損性や耐磨耗性が向上させられる。また、プリフォーム20は鋳物金属41で鋳ぐるまれているので、鋳物金属41と一体化されているとともに、プリフォーム20にあるサーメット材21はベース金属22に当該ベース金属22の溶融により接着させられているので、接着性が向上させられており、それだけ接合が強固になり、耐久性が大幅に向上させられる。特に、プリフォーム20はスリーブSの部分に設けられているので、鋳物金属41との接合面積が大きくなり、そのため、より一層、鋳物金属41と一体化されて接合が強固になり、耐久性が大幅に向上させられる。更に、鋳ぐるみ品は、プリフォーム20が安価に製造できるので、安価に製造できる。
次に実験例について説明する。
[実験例1]
この実験は、サーメット材:Ni=1:1にした混合物24を使用し、ベース金属22として、ねずみ鋳鉄(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の一般的な液相出現温度:1145℃),ステンレス鋼(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の一般的な液相出現温度:1425℃),ダイス鋼SKD61(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の一般的な液相出現温度:約1400℃)を使用し、図4(a)に示すように、上記の混合物24を粉粒状のまま黒鉛型からなる保持型30に入れ、ベース金属22の成形体25(直径46mm×高さ10mm)を混合物24の上に配置し、熱処理炉35の真空中で、無加圧において、ベース金属22の成形体25を加熱溶融して製造した。
また、ベース金属22として、ねずみ鋳鉄(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の一般的な液相出現温度:1145℃),ステンレス鋼(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の一般的な液相出現温度:1425℃),ダイス鋼SKD61(黒鉛型の黒鉛の影響がない場合の液相出現温度:約1400℃)を使用し、図4(b)に示すように、ベース金属22の成形体25(直径20mm×高さ85mm)を黒鉛型からなる保持型30中に配置し、上記の混合物24を粉粒状のままベース金属22の成形体25の外側面と保持型30の内側面とで形成される空間(幅3mm)に入れ、熱処理炉35の真空中で、無加圧において、ベース金属22の成形体25を加熱溶融して製造した。
そして、図4(a)及び図4(b)に示す作成条件で、種々の加熱温度において、プリフォーム20を作成し、各ベース金属22とサーメットの混合物24の接合状態を調べた。
図4(a)に示す作成条件でのプリフォームの接合状態の結果を図5に示し、図4(b)に示す作成条件でのプリフォームの接合状態の結果を図6に示す。
実験において、ステンレス鋼やダイス鋼の場合は、一般的には、サーメット材より高い温度で溶解することから、ベース金属のみを溶かして含浸することは不能であり、そのため、この場合には、加熱により焼結したサーメットに溶けたステンレスやダイス鋼が覆い被さることになり、サーメット材は、ステンレス鋼などの中に溶け込んでいくと考えられる。しかしながら、本実験例では、1250℃の温度でもダイス鋼やステンレス鋼は溶けており、これは、黒鉛型を用いたため、ステンレス鋼やダイス鋼は加熱により黒鉛からの浸炭の影響を受け、液相出現温度が大幅に低下したと考えられる。また、サーメットもニッケルを添加したため、液相出現温度が1270℃以下になり、これ自身でも焼結したと考えられる。尚、ねずみ鋳鉄には、もともと黒鉛が含有されているので、黒鉛型の影響はほとんどないと考えられる。
この結果から、ベース金属として、サーメット材よりも液相出現温度Tsの低い材質のものを用いるのが望ましいといえる。この場合、最適加熱温度Tは、Ts≦T≦Ts+100℃に設定するのが望ましい。液相出現温度Tsに満たないと、サーメット材に溶着しにくくなり、Ts+100℃を超えると、サーメット材がベース金属内に浮遊分散してベース金属の表面に表出しにくくなる。
[実験例2]
この実験は、サーメット材:Ni=1:1にした混合物24を使用し、ベース金属22としてねずみ鋳鉄(JIS FC250)を使用し、加圧力を変化させてプリフォーム20を作成し、ベース金属22とサーメットの混合物24の境界部の組織の状態を調べた。プリフォーム20は、図7に示すように、上記の混合物24を粉粒状のまま保持型30に入れ、ベース金属22の成形体25(直径46mm×高さ10mm)を混合物24の上に配置し、熱処理炉35の真空中で、ベース金属22の成形体25を加圧しながら加熱溶融して製造した。加熱温度は1150℃とした。
加圧力は、(A)0×10-2N/mm2,(B)1.0×10-2N/mm2,(C)2.0×10-2N/mm2,(D)3.0×10-2N/mm2の4態様とした。
各加圧力で作成されたプリフォーム20において、ベース金属22とサーメットの混合物24の境界部の組織の状態を撮像した顕微鏡写真を、図8に示す。
この結果から、0×10-2N/mm2の場合、複合化部に接合不良やポアが多く観察されたが、加圧力が大きくなるほどそれらは減少し、2.0×10-2N/mm2の場合、接合不良はなくなり、ポアの数も減少し、3.0×10-2N/mm2以上の場合ではポアも全くなくなり、良好になるといえる。
[実験例3]
この実験は、ベース金属22としてねずみ鋳鉄(JIS FC250)を使用し、サーメット材21に対する金属バインダ23の量を変えた混合物24毎にプリフォーム20を作成し、ベース金属22との境界部の組織の状態を調べた。混合物24は、サーメット材21にNiを添加したものであり、Niの0容積%,10容積%,30容積%,50容積%の4態様とした。
プリフォーム20は、図9に示すように、ベース金属22の成形体25(直径20mm×高さ85mm)を保持型30中に配置し、上記の混合物24を粉粒状のままベース金属22の成形体25の外側面と保持型30の内側面とで形成される空間(幅3mm)に入れ、熱処理炉35の真空中で、ベース金属22の成形体25を加圧しながら加熱溶融して製造した。加熱温度は1150℃、加圧力は、3.8×10-2N/mm2とした。
各条件で形成されたプリフォーム20において、ベース金属22とサーメットの混合物24の境界部の組織の状態を撮像した顕微鏡写真を、図10に示す。
この結果から、いずれの場合も健全な複合化層が得られるが、ニッケル容積が少なくなるほど、試験片上部にサーメットが浮上しやすくなることが分かる。従って、均一な複合化層を得るためには、30容積%以上のニッケル添加が必要になるということがいえる。
[実験例4]
この実験は、プリフォーム20について、比較例とともに、アルミニウム合金溶湯における、耐溶損性の評価を行なった。プリフォーム20としては、ベース金属22としてねずみ鋳鉄(JIS FC250)を使用し、これにサーメット材21のみを被覆したもの、サーメット材:Ni=1:1にした混合物24を被覆したものの2種類を作成した。プリフォーム20は、図9に示すように、ベース金属22の成形体25(直径20mm×高さ85mm)を保持型30中に配置し、上記の混合物24を粉粒状のままベース金属22の成形体25の外側面と保持型30の内側面とで形成される空間(幅3mm)に入れ、熱処理炉35の真空中で、ベース金属22の成形体25を加圧しながら加熱溶融して製造した。
比較例としては、上記のプリフォーム20と同形状のもので、SKD61,窒化ケイ素系セラミックス,サーメットのみのものを用意した。
図11に示すように、黒鉛るつぼにアルミニウム合金溶湯を入れ、各プリフォーム20及び比較例の試験片を回転(300RPM)させながら、60分間浸漬した。溶湯温度は、650℃から850℃にした。そして、各々の溶損率を調べた。結果を図12に示す。
この結果から、SKD61材は、溶湯温度が高くなるほど溶損率が高くなり、800℃では、約60%以上になることが分かる。しかし、プリフォーム,窒化ケイ素系セラミックス,サーメットのみのものは、800℃でも、ほとんどアルミ溶湯中に溶損することがなく、本プリフォームが優れていることが分かる。
尚、上記実施の形態では、プリフォーム20を切断して用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、切断しなくても良いように、最初から部分の形状に合わせて形成するようにしても良い。更に、上記実施の形態では、プリフォーム20として円筒状のベース金属22の成形体25の内側面にサーメット混合物24を溶着させたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、上記実験例で示した図7及び図9に示す方法により作成し、これを切り出すなどして使用するようにしてよい。また、プリフォームとしては、鋳型中にサーメット混合物24を入れ、このサーメット混合物24の集合体に対して、ベース金属の溶湯を注湯し、鋳込んで形成するようにしてもよく、適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブの製造方法において、プリフォーム作成工程での作成状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るダイカストマシン用スリーブの製造方法において、鋳ぐるみ工程での作成状態を示す断面図である。 実験例1に係り、プリフォームの作成状態を示す断面図である。 実験例1に係り、プリフォームにおける加熱温度による影響を示す表図である。 実験例1に係り、別のプリフォームにおける加熱温度による影響を示す表図である。 実験例2に係り、プリフォームの作成状態を示す断面図である。 実験例2に係り、プリフォームにおけるベース金属とサーメットの混合物との境界部の組織の状態を示す顕微鏡写真である。 実験例3に係り、プリフォームの作成状態を示す断面図である。 実験例3に係り、プリフォームにおけるベース金属とサーメットの混合物との境界部の組織の状態を示す顕微鏡写真である。 実験例4に係り、試験片の試験状態を示す断面図である。 実験例4に係り、アルミニウム合金溶湯における耐溶損性の評価結果を示す図である。 従来のダイカストマシン用スリーブの一例を示す断面図である。
符号の説明
S ダイカストマシン用スリーブ
10 壁部
11 注湯口
13 開口
20 プリフォーム
21 サーメット材
22 ベース金属
23 金属バインダ
24 混合物
25 成形体
30 保持型
31 中子
33 当接体
34 蓋
35 熱処理炉
40 鋳型
41 鋳物金属
42 中子

Claims (11)

  1. 筒状の壁部を備え該壁部の後側に溶湯が供給される注湯口が形成され、該注湯口から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャにより前側の開口から吐出させるダイカストマシン用スリーブにおいて、
    上記壁部の内側の全部若しくは一部に、粉粒状のサーメット材がベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられたプリフォームを該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成したことを特徴とするダイカストマシン用スリーブ。
  2. 上記プリフォームを、上記注湯口に対向する部位に、該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成したことを特徴とする請求項1記載のダイカストマシン用スリーブ。
  3. 上記プリフォームを、上記開口を構成する前側部位に、該プリフォームのサーメット材側を露出させて鋳ぐるみにより一体形成したことを特徴とする請求項2記載のダイカストマシン用スリーブ。
  4. 筒状の壁部を備え該壁部の後側に溶湯が供給される注湯口が形成され、該注湯口から供給された溶湯を内部を摺動するプランジャにより前側の開口から吐出させるダイカストマシン用スリーブを製造するダイカストマシン用スリーブの製造方法において、
    粉粒状のサーメット材がベース金属に当該ベース金属の溶融により接着させられ該サーメット材側を露出させて上記壁部の内側の全部若しくは一部を構成するプリフォームを作成し、上記壁部を鋳物金属で鋳造により形成する鋳型を用い、該鋳型内に上記プリフォームを配置し、該鋳型に鋳物金属の溶湯を注湯し、上記プリフォームを鋳物金属で鋳ぐるんで壁部を一体形成することを特徴とするダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  5. 上記鋳物金属として、上記プリフォームのベース金属と同材質の金属を用いたことを特徴とする請求項4記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  6. 上記プリフォームを作成する際、粉粒状のサーメット材を粉粒状のまま上記ベース金属の成形体とともに保持型内に保持し、上記ベース金属の成形体を加圧しながら加熱溶融して作成することを特徴とする請求項4または5記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  7. 上記プリフォームを作成する際、管状のベース金属の成形体をその軸線が垂直方向に沿うように保持型に保持するとともに、該成形体の内側に上記壁部の内径に対応した外径の中子を配置し、粉粒状のサーメット材を粉粒状のまま上記ベース金属の成形体と上記中子との間に形成される空間に上から投入し、上記ベース金属の成形体を加圧しながら加熱溶融し、離型後、上記壁部の内側の一部を構成する場合は、所要形状に切断して作成することを特徴とする請求項4または5記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  8. 上記加圧力を、1×10-2N/mm2以上にしたことを特徴とする請求項6または7記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  9. 上記加圧力を、2×10-2N/mm2以上にしたことを特徴とする請求項8記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  10. 上記粉粒状のサーメット材に、Ni,Cr,Mo,Fe,WC,TiC,FeB,WB,Cu,Sn,Co,VCのうちの少なくともいずれか1つの金属で構成された金属バインダを混合したことを特徴とする請求項6乃至9何れかに記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
  11. 上記金属ベースとして、鋳鉄あるいは鋳鋼を用いることを特徴とする請求項4乃至10何れかに記載のダイカストマシン用スリーブの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108097920A (zh) * 2018-01-31 2018-06-01 宁波海天金属成型设备有限公司 钛合金料筒结构
CN114799113A (zh) * 2022-04-12 2022-07-29 南京艾布纳密封技术股份有限公司 一种桁架机械手式全自动浸渗设备

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