JP2003220462A - 耐摩耗複合材料及びその製造方法 - Google Patents
耐摩耗複合材料及びその製造方法Info
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- JP2003220462A JP2003220462A JP2002015401A JP2002015401A JP2003220462A JP 2003220462 A JP2003220462 A JP 2003220462A JP 2002015401 A JP2002015401 A JP 2002015401A JP 2002015401 A JP2002015401 A JP 2002015401A JP 2003220462 A JP2003220462 A JP 2003220462A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離や亀裂の発生のない高硬度な改質用表面
層が鋳物表面に形成された耐摩耗複合材料及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 鋳物の表面に、硬質粒子よりなる耐摩耗
性の改質用表面層が、その裏側に一体成形された金属粒
子よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳物表層部
分と溶融固化して形成された中間層を介して造型一体化
されている耐摩耗複合材料と、硬質粒子を固めた耐摩耗
性の改質用表面層と金属粒子を固めた溶着用の裏地層か
らなる複層構造のプリフォームを成形し、このプリフォ
ームを鋳型内の改質所要部位に当接してセットしたう
え、鋳型に溶湯を鋳込んで鋳物の表面に耐摩耗性の改質
用表面層を前記溶着用の裏地層が溶融固化された中間層
を介して一体化する耐摩耗複合材料の製造方法。
層が鋳物表面に形成された耐摩耗複合材料及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 鋳物の表面に、硬質粒子よりなる耐摩耗
性の改質用表面層が、その裏側に一体成形された金属粒
子よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳物表層部
分と溶融固化して形成された中間層を介して造型一体化
されている耐摩耗複合材料と、硬質粒子を固めた耐摩耗
性の改質用表面層と金属粒子を固めた溶着用の裏地層か
らなる複層構造のプリフォームを成形し、このプリフォ
ームを鋳型内の改質所要部位に当接してセットしたう
え、鋳型に溶湯を鋳込んで鋳物の表面に耐摩耗性の改質
用表面層を前記溶着用の裏地層が溶融固化された中間層
を介して一体化する耐摩耗複合材料の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に優れた耐摩
耗性を有する高硬度な改質用表面層が形成された耐摩耗
複合材料及びその製造方法に関するものである。
耗性を有する高硬度な改質用表面層が形成された耐摩耗
複合材料及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高マンガン鋳鋼、ニハード鋳鉄、高クロ
ム鋳鉄などの鋳物は耐摩耗材料として広く使用されてい
るが、このような鋳物の特定部位における耐摩耗性をさ
らに向上させる方法として、例えば特許第306133
2号公報にはWC−Coからなる超硬合金粉末と水ガラ
ス系溶着材とを混合してペースト状とし、これを鋳型内
の表面改質相当部分に塗布して硬化させた後、同鋳型内
に鉄系溶湯を鋳込み鋳物の表面に改質用表面層を形成す
る方法が開示されている。しかしながら、上記方法は改
質用表面層が直接鋳物の地鉄と接合されているために、
両者の間の凝固時における収縮率の差を吸収することが
困難であって、改質用表面層と鋳物地鉄との界面に大き
な残留応力が生じて剥離や亀裂が発生し易いという致命
的な欠陥があった。また、上記方法においては、鋳型に
ペーストを直接塗布するのでペーストの乾燥中は鋳型を
使用することができない。例えば厚み1.5mmの改質
用表面層を乾燥して水ガラスを固化させるためには室温
で約5時間もの長時間の放置が必要であって、この結果
生産性が極めて低いという問題があった。
ム鋳鉄などの鋳物は耐摩耗材料として広く使用されてい
るが、このような鋳物の特定部位における耐摩耗性をさ
らに向上させる方法として、例えば特許第306133
2号公報にはWC−Coからなる超硬合金粉末と水ガラ
ス系溶着材とを混合してペースト状とし、これを鋳型内
の表面改質相当部分に塗布して硬化させた後、同鋳型内
に鉄系溶湯を鋳込み鋳物の表面に改質用表面層を形成す
る方法が開示されている。しかしながら、上記方法は改
質用表面層が直接鋳物の地鉄と接合されているために、
両者の間の凝固時における収縮率の差を吸収することが
困難であって、改質用表面層と鋳物地鉄との界面に大き
な残留応力が生じて剥離や亀裂が発生し易いという致命
的な欠陥があった。また、上記方法においては、鋳型に
ペーストを直接塗布するのでペーストの乾燥中は鋳型を
使用することができない。例えば厚み1.5mmの改質
用表面層を乾燥して水ガラスを固化させるためには室温
で約5時間もの長時間の放置が必要であって、この結果
生産性が極めて低いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記した従来の問題点を解決し、剥離や亀
裂を発生することのない高硬度な改質用表面層を有して
いる耐摩耗複合材料と、このような耐摩耗複合材料を高
い生産性でもって製造できる耐摩耗複合材料の製造方法
を提供するためになされたものである。
するところは上記した従来の問題点を解決し、剥離や亀
裂を発生することのない高硬度な改質用表面層を有して
いる耐摩耗複合材料と、このような耐摩耗複合材料を高
い生産性でもって製造できる耐摩耗複合材料の製造方法
を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、鋳物の表面に、硬質粒子よりな
る耐摩耗性の改質用表面層が、その裏側に一体成形され
た金属粒子よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳
物表層部分と溶融固化して形成された中間層を介して造
型一体化されていることを特徴とする耐摩耗複合材料を
請求項1の発明とし、硬質粒子をバインダーで固めた耐
摩耗性の改質用表面層と金属粒子をバインダーで固めた
溶着用の裏地層からなる複層構造のプリフォームを成形
する工程と、前記プリフォームを鋳型内の改質所要部位
に前記裏地層をもって当接してセットする工程と、前記
鋳型に溶湯を鋳込んで、鋳物の表面に耐摩耗性の改質用
表面層が、相互間に溶湯により前記溶着用の裏地層が溶
融固化された中間層を介在させて一体化された耐摩耗複
合材料を造型する工程とよりなることを特徴とする耐摩
耗複合材料の製造方法を請求項2の発明とする。また、
前記した耐摩耗複合材料の製造方法である請求項2の発
明において、プリフォームが、粒径0.5〜100μm
の硬質粒子をバインダーと混練して厚さ1〜10mmに
造型した改質用表面層と、粒径2〜50μmの金属粒子
をバインダーと混練して厚さ0.5〜2mmに造型した
裏地層とからなるものである耐摩耗複合材料の製造方法
を請求項3の発明とし、上記した発明において、硬質粒
子として、WC、W2 C、超硬合金粉末のうちの少なく
とも一種を用いた耐摩耗複合材料の製造方法を請求項4
の発明とし、上記した発明において、金属粒子として、
鉄系、又はニッケル系、又はコバルト系の粉末を用いた
耐摩耗複合材料の製造方法を請求項5の発明とし、溶着
用の裏地層が、金属粒子としての鉄系粉末に、WC、W
2 Cの少なくとも一つを10〜60mass%添加し
て、バインダーと混練して成形した耐摩耗複合材料の製
造方法を請求項6の発明とする。さらに、上記した発明
において、改質用表面層と溶着用の裏地層の少なくとも
一方に、粒径10〜100μmのアルミニウム0.01
〜0.40mass%が添加されている耐摩耗複合材料
の製造方法を請求項7の発明とし、改質用表面層または
溶着用の裏地層の成形に用いるバインダーとして、硬質
粒子または金属粒子に水ガラスの0.2〜2mass%
と、ベントナイトを1〜5mass%のいずれかを用い
る耐摩耗複合材料の製造方法を請求項8の発明とする。
めになされた本発明は、鋳物の表面に、硬質粒子よりな
る耐摩耗性の改質用表面層が、その裏側に一体成形され
た金属粒子よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳
物表層部分と溶融固化して形成された中間層を介して造
型一体化されていることを特徴とする耐摩耗複合材料を
請求項1の発明とし、硬質粒子をバインダーで固めた耐
摩耗性の改質用表面層と金属粒子をバインダーで固めた
溶着用の裏地層からなる複層構造のプリフォームを成形
する工程と、前記プリフォームを鋳型内の改質所要部位
に前記裏地層をもって当接してセットする工程と、前記
鋳型に溶湯を鋳込んで、鋳物の表面に耐摩耗性の改質用
表面層が、相互間に溶湯により前記溶着用の裏地層が溶
融固化された中間層を介在させて一体化された耐摩耗複
合材料を造型する工程とよりなることを特徴とする耐摩
耗複合材料の製造方法を請求項2の発明とする。また、
前記した耐摩耗複合材料の製造方法である請求項2の発
明において、プリフォームが、粒径0.5〜100μm
の硬質粒子をバインダーと混練して厚さ1〜10mmに
造型した改質用表面層と、粒径2〜50μmの金属粒子
をバインダーと混練して厚さ0.5〜2mmに造型した
裏地層とからなるものである耐摩耗複合材料の製造方法
を請求項3の発明とし、上記した発明において、硬質粒
子として、WC、W2 C、超硬合金粉末のうちの少なく
とも一種を用いた耐摩耗複合材料の製造方法を請求項4
の発明とし、上記した発明において、金属粒子として、
鉄系、又はニッケル系、又はコバルト系の粉末を用いた
耐摩耗複合材料の製造方法を請求項5の発明とし、溶着
用の裏地層が、金属粒子としての鉄系粉末に、WC、W
2 Cの少なくとも一つを10〜60mass%添加し
て、バインダーと混練して成形した耐摩耗複合材料の製
造方法を請求項6の発明とする。さらに、上記した発明
において、改質用表面層と溶着用の裏地層の少なくとも
一方に、粒径10〜100μmのアルミニウム0.01
〜0.40mass%が添加されている耐摩耗複合材料
の製造方法を請求項7の発明とし、改質用表面層または
溶着用の裏地層の成形に用いるバインダーとして、硬質
粒子または金属粒子に水ガラスの0.2〜2mass%
と、ベントナイトを1〜5mass%のいずれかを用い
る耐摩耗複合材料の製造方法を請求項8の発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を図により説明する。図1は本発明の耐摩耗複合材料の
製造方法に用いるプリフォームを示す図、図2は鋳型内
にセットされたプリフォームの上に溶湯を流し込んだ状
態を示す図、図3は凝固後の耐摩耗複合材料の金属組織
を示す図である。プリフォーム1は改質用のセラミック
スを含有する硬質粒子がバインダーと混練して造型され
た耐摩耗性の改質用表面層2と、溶着用の金属粒子がバ
インダーと混練して造型された溶着用の裏地層3とから
なるもので、このプリフォーム1の改質用表面層2を鋳
型4内の改質所要部位に溶着用の裏地層3をもって当接
してセットしたうえに鉄系鋳物の溶湯5を流し込むこと
により、裏地層3の金属が溶湯5の熱により溶融されて
溶湯5と混合し、改質用表面層2と鋳物地鉄6との間で
固化された中間層7が形成される。この中間層7は改質
用表面層2のセラミックス粒子8間に楔状に、或いは、
バインダーが溶融スラグ化されてセラミックス粒子8間
に形成される細隙に深く食い込むので、この中間層7を
介して改質用表面層2が鋳物表面に強固に接合されると
ともに、この中間層7が溶湯5と改質用表面層2との凝
固時の収縮率の差を吸収するので、発生する残留応力を
低減することができ、従って、鋳物地鉄6と改質用表面
層2との間に剥離や亀裂の発生するのを防止することが
できる。
を図により説明する。図1は本発明の耐摩耗複合材料の
製造方法に用いるプリフォームを示す図、図2は鋳型内
にセットされたプリフォームの上に溶湯を流し込んだ状
態を示す図、図3は凝固後の耐摩耗複合材料の金属組織
を示す図である。プリフォーム1は改質用のセラミック
スを含有する硬質粒子がバインダーと混練して造型され
た耐摩耗性の改質用表面層2と、溶着用の金属粒子がバ
インダーと混練して造型された溶着用の裏地層3とから
なるもので、このプリフォーム1の改質用表面層2を鋳
型4内の改質所要部位に溶着用の裏地層3をもって当接
してセットしたうえに鉄系鋳物の溶湯5を流し込むこと
により、裏地層3の金属が溶湯5の熱により溶融されて
溶湯5と混合し、改質用表面層2と鋳物地鉄6との間で
固化された中間層7が形成される。この中間層7は改質
用表面層2のセラミックス粒子8間に楔状に、或いは、
バインダーが溶融スラグ化されてセラミックス粒子8間
に形成される細隙に深く食い込むので、この中間層7を
介して改質用表面層2が鋳物表面に強固に接合されると
ともに、この中間層7が溶湯5と改質用表面層2との凝
固時の収縮率の差を吸収するので、発生する残留応力を
低減することができ、従って、鋳物地鉄6と改質用表面
層2との間に剥離や亀裂の発生するのを防止することが
できる。
【0006】上記したプリフォーム1の形成に当たって
は、まず、例えば平均粒径が0.5〜100μmの硬質
粒子をバインダーと混練したうえに、所定形状としたプ
レス金型へ塗布やプレスなどすることによって厚さ1〜
10mmの改質用表面層2としてセットする。次に、粒
径が2〜50μmの鉄系、又はニッケル系、又はコバル
ト系の粉末からなる金属粒子をバインダーと混練したう
えに、前記改質用表面層2の上に厚さ0.5〜2mmの
溶着用の裏地層3としてセットしてプレス成形すること
により改質用表面層2の裏側に溶着用の裏地層3が接合
された一体のプリフォーム1となすことができる。な
お、プリフォーム1は平板状のものに限定されず、鋳物
形状に合わせて球面状や湾曲面状、箱状のものなど適宜
の形状とすることができる。
は、まず、例えば平均粒径が0.5〜100μmの硬質
粒子をバインダーと混練したうえに、所定形状としたプ
レス金型へ塗布やプレスなどすることによって厚さ1〜
10mmの改質用表面層2としてセットする。次に、粒
径が2〜50μmの鉄系、又はニッケル系、又はコバル
ト系の粉末からなる金属粒子をバインダーと混練したう
えに、前記改質用表面層2の上に厚さ0.5〜2mmの
溶着用の裏地層3としてセットしてプレス成形すること
により改質用表面層2の裏側に溶着用の裏地層3が接合
された一体のプリフォーム1となすことができる。な
お、プリフォーム1は平板状のものに限定されず、鋳物
形状に合わせて球面状や湾曲面状、箱状のものなど適宜
の形状とすることができる。
【0007】ここで、硬質粒子はセラミックスまたはセ
ラミックスを主体として含有する粒子であって、セラミ
ックスとしてはWCやW2 C等の超硬質の素材を用いる
ことができる。これらの炭化物はTiCやTaC、Nb
Cが複合添加されたWC−TiC、WC−TaC、WC
−TiC−NbC等の複合炭化物であってもよく、ま
た、これらの炭化物にCoを2〜30%添加した超硬合
金粉末を硬質粒子として用いることができる。WCやW
2 Cはビッカース硬さが2000以上と硬いので耐摩耗
性を付与するには好適な材料である。なお、硬質粒子の
粒径は0.5〜100μmとするのが望ましい。その粒
径が0.5μm未満では粒子のコストが高くなるからで
あり、一方、100μmを超えると改質用表面層2の靱
性が低下するうえに、改質用表面層2の裏面に形成され
る中間層7が楔状に侵入しにくくなって接合強度が低下
することになるからである。また、改質用表面層2の厚
さは1〜10mmとするのが望ましい。厚さが1mm未
満では十分な耐摩耗性を付与することができないからで
あり、一方、10mmまでで十分な耐摩耗性を付与する
ことができ10mmを超えて厚くする必要はないからで
ある。
ラミックスを主体として含有する粒子であって、セラミ
ックスとしてはWCやW2 C等の超硬質の素材を用いる
ことができる。これらの炭化物はTiCやTaC、Nb
Cが複合添加されたWC−TiC、WC−TaC、WC
−TiC−NbC等の複合炭化物であってもよく、ま
た、これらの炭化物にCoを2〜30%添加した超硬合
金粉末を硬質粒子として用いることができる。WCやW
2 Cはビッカース硬さが2000以上と硬いので耐摩耗
性を付与するには好適な材料である。なお、硬質粒子の
粒径は0.5〜100μmとするのが望ましい。その粒
径が0.5μm未満では粒子のコストが高くなるからで
あり、一方、100μmを超えると改質用表面層2の靱
性が低下するうえに、改質用表面層2の裏面に形成され
る中間層7が楔状に侵入しにくくなって接合強度が低下
することになるからである。また、改質用表面層2の厚
さは1〜10mmとするのが望ましい。厚さが1mm未
満では十分な耐摩耗性を付与することができないからで
あり、一方、10mmまでで十分な耐摩耗性を付与する
ことができ10mmを超えて厚くする必要はないからで
ある。
【0008】一方、金属粒子とは融点がセラミックスよ
り低い金属からなるものであって、金属粒子として、カ
ーボニル鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉などの鉄系粉
末、ニッケルやニッケルに少量の鉄などが合金されたニ
ッケル系鉄粉、コバルトやコバルトに少量の鉄などが合
金されたコバルト系粉末を用いることができる。これら
金属粒子の粒径は2〜50μmとするのが望ましい。そ
の理由は粒径を2μm未満とするとコストが高くなるか
らであり、50μmを超えるとプリフォームの強度を確
保することが困難になるからである。また、溶着用の裏
地層3の厚みは0.5〜2mmとするのが望ましい。そ
の理由は厚みが0.5mm未満となると改質用表面層2
の裏側に均一な厚みに裏地層3を形成することが困難に
なるからであり、一方、2mmを超えると溶湯の熱によ
る溶融が困難になるからである。
り低い金属からなるものであって、金属粒子として、カ
ーボニル鉄粉、還元鉄粉、アトマイズ鉄粉などの鉄系粉
末、ニッケルやニッケルに少量の鉄などが合金されたニ
ッケル系鉄粉、コバルトやコバルトに少量の鉄などが合
金されたコバルト系粉末を用いることができる。これら
金属粒子の粒径は2〜50μmとするのが望ましい。そ
の理由は粒径を2μm未満とするとコストが高くなるか
らであり、50μmを超えるとプリフォームの強度を確
保することが困難になるからである。また、溶着用の裏
地層3の厚みは0.5〜2mmとするのが望ましい。そ
の理由は厚みが0.5mm未満となると改質用表面層2
の裏側に均一な厚みに裏地層3を形成することが困難に
なるからであり、一方、2mmを超えると溶湯の熱によ
る溶融が困難になるからである。
【0009】また、金属粒子として鉄系粉末を用い、こ
れにWC、W2 Cの少なくとも一方を10〜60mas
s%(以下、%と記す)添加して裏地層形成用の材料と
することができる。鉄系粉末にWCやW2 Cを添加する
のは改質用表面層2と鋳物地鉄6との熱収縮の差を小さ
くするため、また、溶湯5の熱により金属粒子とともに
これら炭化物の一部を溶かして、凝固後の中間層7やセ
ラミックス粒子8間に侵入した中間層7中に微細な炭化
物を析出させて耐摩耗性の向上を図るためであるが、W
C、W2 Cの添加量を10〜60%とするのはその添加
量が10%未満では上記した効果が十分発揮されないか
らであり、一方、60%を超えると中間層7の靱性が低
下するのみならず溶湯5の熱による溶け込みが困難とな
るからである。
れにWC、W2 Cの少なくとも一方を10〜60mas
s%(以下、%と記す)添加して裏地層形成用の材料と
することができる。鉄系粉末にWCやW2 Cを添加する
のは改質用表面層2と鋳物地鉄6との熱収縮の差を小さ
くするため、また、溶湯5の熱により金属粒子とともに
これら炭化物の一部を溶かして、凝固後の中間層7やセ
ラミックス粒子8間に侵入した中間層7中に微細な炭化
物を析出させて耐摩耗性の向上を図るためであるが、W
C、W2 Cの添加量を10〜60%とするのはその添加
量が10%未満では上記した効果が十分発揮されないか
らであり、一方、60%を超えると中間層7の靱性が低
下するのみならず溶湯5の熱による溶け込みが困難とな
るからである。
【0010】また、上記した硬質粒子、金属粒子の少な
くとも一方には、粒径10〜100μmのアルミニウム
を0.01〜0.40%添加することができる。これは
アルミニウムは溶湯5の注ぎ込み時に脱酸剤として作用
し気泡などの鋳造欠陥の発生を防止するとともに、アル
ミニウムが金属粒子の溶融を促進して溶融金属をセラミ
ックス粒子8間にスムーズに浸透させる効果を有するか
らである。この場合、アルミニウムの粒径が10μm未
満になるとアルミニウムが高価になり、一方、100μ
mを超えるとアルミニウムの拡散が困難となって溶融金
属に均一に溶解し難いから、アルミニウムの粒径は10
〜100μmとするのが望ましい。また、アルミニウム
の添加量が0.01%未満では上記した効果が小さく、
0.40%を超えて添加すると溶融金属の清浄度を低下
させて機械的強度や靱性の低下を招くので、アルミニウ
ムの添加量は0.01〜0.40%とするのが望まし
い。
くとも一方には、粒径10〜100μmのアルミニウム
を0.01〜0.40%添加することができる。これは
アルミニウムは溶湯5の注ぎ込み時に脱酸剤として作用
し気泡などの鋳造欠陥の発生を防止するとともに、アル
ミニウムが金属粒子の溶融を促進して溶融金属をセラミ
ックス粒子8間にスムーズに浸透させる効果を有するか
らである。この場合、アルミニウムの粒径が10μm未
満になるとアルミニウムが高価になり、一方、100μ
mを超えるとアルミニウムの拡散が困難となって溶融金
属に均一に溶解し難いから、アルミニウムの粒径は10
〜100μmとするのが望ましい。また、アルミニウム
の添加量が0.01%未満では上記した効果が小さく、
0.40%を超えて添加すると溶融金属の清浄度を低下
させて機械的強度や靱性の低下を招くので、アルミニウ
ムの添加量は0.01〜0.40%とするのが望まし
い。
【0011】硬質粒子や金属粒子との混練に使用するバ
インダーとしては、水ガラスを0.2〜2%、又はベン
トナイトを1〜5%の添加量として用いることができ
る。水ガラスの添加量が0.2%未満、ベントナイトの
添加量が1%未満では十分な強度でもって硬質粒子や金
属粒子を結合させることが困難であり、一方、水ガラス
の添加量が2%超、ベントナイトの添加量が5%超とな
ると気泡などのガス欠陥が発生しやすくなるほかに鋳込
み後に残留介在物が多量となって機械的性質を劣化させ
るからである。
インダーとしては、水ガラスを0.2〜2%、又はベン
トナイトを1〜5%の添加量として用いることができ
る。水ガラスの添加量が0.2%未満、ベントナイトの
添加量が1%未満では十分な強度でもって硬質粒子や金
属粒子を結合させることが困難であり、一方、水ガラス
の添加量が2%超、ベントナイトの添加量が5%超とな
ると気泡などのガス欠陥が発生しやすくなるほかに鋳込
み後に残留介在物が多量となって機械的性質を劣化させ
るからである。
【0012】
【実施例】以下、実施例に従い本発明をさらに詳細に説
明する。 〈本発明複合材料1〉粒径8μmのWCに粒径75μm
のアルミニウム粉末を0.2%添加した混合物に水ガラ
スを0.7%添加して混練し厚み2.0mmに造型した
改質用表面層と、粒径5μmのカーボニル鉄粉と粒径8
μmのWC粒子が1:1の割合で混合された混合物に水
ガラスを0.7%添加して混練し厚み1.0mmに造型
した裏地層とからなるプリフォーム1をプレス成形によ
り作成した。このプリフォーム1を雰囲気温度205℃
で−600mmHgの減圧下で乾燥後鋳型に配置して、
3.0%C−0.8%Si−1.2%Mn−27%C
r、残部鉄及び不可避不純物からなる化学成分を有する
高クロム鋳鉄の溶湯を1673Kで注湯して、本発明複
合材料1を製造した。
明する。 〈本発明複合材料1〉粒径8μmのWCに粒径75μm
のアルミニウム粉末を0.2%添加した混合物に水ガラ
スを0.7%添加して混練し厚み2.0mmに造型した
改質用表面層と、粒径5μmのカーボニル鉄粉と粒径8
μmのWC粒子が1:1の割合で混合された混合物に水
ガラスを0.7%添加して混練し厚み1.0mmに造型
した裏地層とからなるプリフォーム1をプレス成形によ
り作成した。このプリフォーム1を雰囲気温度205℃
で−600mmHgの減圧下で乾燥後鋳型に配置して、
3.0%C−0.8%Si−1.2%Mn−27%C
r、残部鉄及び不可避不純物からなる化学成分を有する
高クロム鋳鉄の溶湯を1673Kで注湯して、本発明複
合材料1を製造した。
【0013】〈本発明複合材料2〉粒径8μmのWCに
粒径75μmのアルミニウム粉末を0.2%添加した混
合物に水ガラスを0.7%添加して混練し厚さ2.0m
mに造型した改質用表面層と、粒径5μmのカーボニル
鉄粉に水ガラスを0.7%添加して混練し厚さ1.0m
mに造型した裏地層とからなるプリフォームをプレス成
形により作成し、前記と同一条件で乾燥後鋳型に配置し
て、前記の化学成分の高クロム鋳鉄の溶湯を1673K
で注湯して、本発明複合材料2を製造した。
粒径75μmのアルミニウム粉末を0.2%添加した混
合物に水ガラスを0.7%添加して混練し厚さ2.0m
mに造型した改質用表面層と、粒径5μmのカーボニル
鉄粉に水ガラスを0.7%添加して混練し厚さ1.0m
mに造型した裏地層とからなるプリフォームをプレス成
形により作成し、前記と同一条件で乾燥後鋳型に配置し
て、前記の化学成分の高クロム鋳鉄の溶湯を1673K
で注湯して、本発明複合材料2を製造した。
【0014】〈比較複合材料1〉粒径8μmのWCを
0.7%の水ガラスと混練して厚さ2.0mmに造型し
た改質用表面層のみからなるプリフォームをプレス成形
により作成し、前記と同一条件で乾燥後鋳型に配置し
て、上記した高クロム鋳鉄の溶湯を1673Kで注湯し
て、比較複合材料1を製造した。
0.7%の水ガラスと混練して厚さ2.0mmに造型し
た改質用表面層のみからなるプリフォームをプレス成形
により作成し、前記と同一条件で乾燥後鋳型に配置し
て、上記した高クロム鋳鉄の溶湯を1673Kで注湯し
て、比較複合材料1を製造した。
【0015】以上の本発明複合材料1、2、比較複合材
料1、高クロム鋳鉄の4種を試験材として工業用のショ
ットブラストマシンによりφ2.5mmの鋼球を投射し
て耐摩耗性と靱性を評価するための試験を行い、表1に
示す結果を得た。なお、表中の◎は極めて良好、○は良
好、△は普通、×は劣るを意味するものである。
料1、高クロム鋳鉄の4種を試験材として工業用のショ
ットブラストマシンによりφ2.5mmの鋼球を投射し
て耐摩耗性と靱性を評価するための試験を行い、表1に
示す結果を得た。なお、表中の◎は極めて良好、○は良
好、△は普通、×は劣るを意味するものである。
【0016】
【表1】
【0017】比較複合材料1には図5に示すように、改
質用表面層2と鋳物地鉄6との界面に大きな亀裂9が発
生しており、改質用表面層2が投射材の衝撃で剥落して
摩耗を促進するために高クロム鋳鉄より耐摩耗性が劣る
ものであった。これに対して、本発明複合材料1は図4
に示す顕微鏡組織を呈しているものであって、改質用表
面層2と鋳物地鉄6との間に中間層7が形成されていて
亀裂は発生しておらず、従って、耐摩耗性や靱性が極め
て良好乃至は良好であって、内部性状も気泡などが存在
しない極めて良好なものであって、総合的にも極めて良
好な複合材料であった。同様に本発明複合材料2も総合
的に極めて良好な複合材料であることが確認された。
質用表面層2と鋳物地鉄6との界面に大きな亀裂9が発
生しており、改質用表面層2が投射材の衝撃で剥落して
摩耗を促進するために高クロム鋳鉄より耐摩耗性が劣る
ものであった。これに対して、本発明複合材料1は図4
に示す顕微鏡組織を呈しているものであって、改質用表
面層2と鋳物地鉄6との間に中間層7が形成されていて
亀裂は発生しておらず、従って、耐摩耗性や靱性が極め
て良好乃至は良好であって、内部性状も気泡などが存在
しない極めて良好なものであって、総合的にも極めて良
好な複合材料であった。同様に本発明複合材料2も総合
的に極めて良好な複合材料であることが確認された。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の耐摩耗
複合材料は、鋳物の表面に、硬質粒子よりなる耐摩耗性
の改質用表面層を、その裏側に一体成形された金属粒子
よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳物表層部分
と溶融固化して形成された中間層を介して造型一体化さ
れているため、剥離や亀裂を発生することのない高硬度
な改質用表面層を有しており、また、本発明の耐摩耗複
合材料の製造方法は、硬質粒子をバインダーで固めた耐
摩耗性の改質用表面層と金属粒子をバインダーで固めた
溶着用の裏地層からなる複層構造のプリフォームを成形
する工程と、前記プリフォームを鋳型内の改質所要部位
に前記裏地層をもって当接してセットする工程と、前記
鋳型に溶湯を鋳込んで、鋳物の表面に耐摩耗性の改質用
表面層が、相互間に溶湯により前記溶着用の裏地層が溶
融固化された中間層を介在させて一体化された耐摩耗複
合材料を造型する工程とよりなるようにしたから、中間
層が凝固に伴う鋳物地鉄と改質用表面層との収縮率の差
を吸収して残留応力の発生を小さく抑えることができ
て、亀裂や剥離が発生することのない耐摩耗性を有する
高硬度な改質用表面層が鋳物表面に形成された耐摩耗複
合材料を気泡や残留介在物などの内部欠陥を発生するこ
となく形成することができる。また、プリフォームは鋳
造工程とは別途のプレス工程において予め製造しておく
ことができるので、鋳造作業を妨げることがなく複合材
料を高い生産性でもって製造することができる。従っ
て、本発明は表面に優れた耐摩耗性を有する高硬度な改
質用表面層が形成された耐摩耗複合材料及びその製造方
法として工業的価値極めて大なものである。
複合材料は、鋳物の表面に、硬質粒子よりなる耐摩耗性
の改質用表面層を、その裏側に一体成形された金属粒子
よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳物表層部分
と溶融固化して形成された中間層を介して造型一体化さ
れているため、剥離や亀裂を発生することのない高硬度
な改質用表面層を有しており、また、本発明の耐摩耗複
合材料の製造方法は、硬質粒子をバインダーで固めた耐
摩耗性の改質用表面層と金属粒子をバインダーで固めた
溶着用の裏地層からなる複層構造のプリフォームを成形
する工程と、前記プリフォームを鋳型内の改質所要部位
に前記裏地層をもって当接してセットする工程と、前記
鋳型に溶湯を鋳込んで、鋳物の表面に耐摩耗性の改質用
表面層が、相互間に溶湯により前記溶着用の裏地層が溶
融固化された中間層を介在させて一体化された耐摩耗複
合材料を造型する工程とよりなるようにしたから、中間
層が凝固に伴う鋳物地鉄と改質用表面層との収縮率の差
を吸収して残留応力の発生を小さく抑えることができ
て、亀裂や剥離が発生することのない耐摩耗性を有する
高硬度な改質用表面層が鋳物表面に形成された耐摩耗複
合材料を気泡や残留介在物などの内部欠陥を発生するこ
となく形成することができる。また、プリフォームは鋳
造工程とは別途のプレス工程において予め製造しておく
ことができるので、鋳造作業を妨げることがなく複合材
料を高い生産性でもって製造することができる。従っ
て、本発明は表面に優れた耐摩耗性を有する高硬度な改
質用表面層が形成された耐摩耗複合材料及びその製造方
法として工業的価値極めて大なものである。
【図1】本発明に用いるプリフォームの斜視図である。
【図2】鋳型内にセットしたプリフォームの上に溶湯を
鋳込む工程を示す断面図である。
鋳込む工程を示す断面図である。
【図3】本発明に係る耐摩耗複合材料のミクロ組織を説
明する断面図である。
明する断面図である。
【図4】本発明に係る耐摩耗複合材料の顕微鏡組織とそ
の説明図である。
の説明図である。
【図5】従来の耐摩耗複合材料の顕微鏡組織とその説明
図である。
図である。
1 プリフォーム
2 改質用表面層
3 裏地層
4 鋳型
5 溶湯
6 鋳物地鉄
7 中間層
Claims (8)
- 【請求項1】 鋳物の表面に、硬質粒子よりなる耐摩耗
性の改質用表面層が、その裏側に一体成形された金属粒
子よりなる溶着用の裏地層が造型時において鋳物表層部
分と溶融固化して形成された中間層を介して造型一体化
されていることを特徴とする耐摩耗複合材料。 - 【請求項2】 硬質粒子をバインダーで固めた耐摩耗性
の改質用表面層と金属粒子をバインダーで固めた溶着用
の裏地層からなる複層構造のプリフォームを成形する工
程と、前記プリフォームを鋳型内の改質所要部位に前記
裏地層をもって当接してセットする工程と、前記鋳型に
溶湯を鋳込んで、鋳物の表面に耐摩耗性の改質用表面層
が、相互間に溶湯により前記溶着用の裏地層が溶融固化
された中間層を介在させて一体化された耐摩耗複合材料
を造型する工程とよりなることを特徴とする耐摩耗複合
材料の製造方法。 - 【請求項3】 プリフォームが、粒径0.5〜100μ
mの硬質粒子をバインダーと混練して厚さ1〜10mm
に造型した改質用表面層と、粒径2〜50μmの金属粒
子をバインダーと混練して厚さ0.5〜2mmに造型し
た裏地層とからなるものである請求項2に記載の耐摩耗
複合材料の製造方法。 - 【請求項4】 硬質粒子として、WC、W2 C、超硬合
金粉末のうちの少なくとも一種を用いた請求項2または
3に記載の耐摩耗複合材料の製造方法。 - 【請求項5】 金属粒子として、鉄系、又はニッケル
系、又はコバルト系の粉末を用いた請求項2〜4の何れ
かに記載の耐摩耗複合材料の製造方法。 - 【請求項6】 溶着用の裏地層が、金属粒子としての鉄
系粉末に、WC、W2Cの少なくとも一つを10〜60
mass%添加して、バインダーと混練して成形したも
のである請求項2〜5の何れかに記載の耐摩耗複合材料
の製造方法。 - 【請求項7】 改質用表面層と溶着用の裏地層の少なく
とも一方に、粒径10〜100μmのアルミニウム0.
01〜0.40mass%が添加されている請求項2〜
6の何れかに記載の耐摩耗複合材料の製造方法。 - 【請求項8】 改質用表面層または溶着用の裏地層の成
形に用いるバインダーとして、硬質粒子または金属粒子
に水ガラスの0.2〜2mass%と、ベントナイトを
1〜5mass%のいずれかを用いる請求項2〜7の何
れかに記載の耐摩耗複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015401A JP2003220462A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 耐摩耗複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015401A JP2003220462A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 耐摩耗複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003220462A true JP2003220462A (ja) | 2003-08-05 |
Family
ID=27742675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002015401A Withdrawn JP2003220462A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 耐摩耗複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003220462A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006347A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Kurimoto Mec Ltd | 鋳造複合材 |
CN114101682A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 河南省煤科院耐磨技术有限公司 | 一种双金属复合耐磨板的制造方法 |
-
2002
- 2002-01-24 JP JP2002015401A patent/JP2003220462A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006347A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Kurimoto Mec Ltd | 鋳造複合材 |
JP4532527B2 (ja) * | 2007-06-27 | 2010-08-25 | 株式会社栗本鐵工所 | 鋳造複合材 |
CN114101682A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-01 | 河南省煤科院耐磨技术有限公司 | 一种双金属复合耐磨板的制造方法 |
CN114101682B (zh) * | 2021-11-30 | 2024-02-13 | 河南省煤科院耐磨技术有限公司 | 一种双金属复合耐磨板的制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |