JP2008245435A - ケーブル接続用枡とその施工方法 - Google Patents

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Genichi Tsuchiya
元一 土屋
Atsunori Kuroda
厚徳 黒田
Takeshi Yamazaki
剛 山崎
Giichi Akutsu
義一 阿久津
Shosuke Miyake
正介 三宅
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Abstract

【課題】周囲の仕上がり高さに合わせて枡本体の高さを調整することができ、施工性に優れたケーブル接続用枡とその施工方法を提供する
【解決手段】上部の開口部7と側面部5,6と底面部4を有する枡本体2と、開口部7に設ける蓋体3とを備え、枡本体2をベース32上に設ける。側面部5に薄肉部11,11,12を形成し、底面部4には、ベース32に対する枡本体2の高さを調整する高さ調整ネジ14を設ける。造成地などに枡本体2を設置し、外部ケーブルなどを引き込んで造成段階における接続用枡1の作業を終了する。そして、建築物の施工段階で、ケーブル挿入用の薄肉部11,11,12を開口し、ここから建築物側のケーブルを挿入し、外部ケーブルと接続し、また、ケーブル接続用枡1の周囲の仕上がりに合わせて、枡本体2の高さを調整して設置することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、電力線や通信線などのケーブルを内部で接続するケーブル接続用枡とその施工方法に関する。
従来、この種のケーブル接続用枡として、底壁及びケーブル類が挿通される側壁を備えて箱型に形成され地中に埋設される本体を有するもの(例えば、特許文献1)や、分岐枡は、上部が開口し該開口を蓋体で開閉可能に閉塞し、側壁にダクトスリーブを接続する複数のノックアウト部を形成した有底の中空立方体からなり、前記分岐枡は地中に掘削した穴底の土台に載置して安定固定される(例えば特許文献2)。
このような分岐枡の施工例を図17に示す。同図は、設置場所である宅地などの造成地101に設ける分岐枡102を示し、この分岐枡102は枡本体103と蓋体104とを備える。まず、造成予定地を造成する際、掘削孔105を形成し、この掘削孔105に土台となるベース106を構築し、このベース106上に前記枡本体103を設置する。また、枡本体103には、電力線や通信線などの外部ケーブル107を引き込み、蓋体104を閉め、前記外部ケーブル107の接続部107Aを枡本体103内に収納する。
このようにして宅地の造成が終了した後、造成地101は住宅施工業者などに引き渡され、住宅などの建築が行われる。この住宅は施主に合わせて築造されるから、造成段階では、分岐枡102の周囲がどのようになるかは決まっていない。そして、引渡し後、蓋体104を開け、枡本体103の側壁に形成したノックアウト部などから、その住宅で使用する電力供給用などのケーブル(図示せず)を引き込み、このケーブルと前記外部ケーブル107とを接続し、接続後、蓋体104を閉め、分岐枡102を埋め戻し、周囲を仕上げる。
このような分岐枡102は、点検などのために、後日、蓋体104を開けるように設置され、造成段階では、一般的な使用環境に合わせてその埋設高さを設定し、周囲と面一に設けたり、周囲より低く設置したりする。
これに対して、住宅周りの仕上がりによって、周囲の高さが変わるため、造成段階では分岐枡101を周囲に合わせた高さに設定することができず、例えば、周囲がインターロッキングブロック(例えば、特許文献3及び特許文献4)などにより仕上げられると、そのインターロッキングブロックの高さと蓋体104の上面との高さを合わせようとしても、インターロッキングブロックを用いた仕上がりでは、分岐枡102の周囲が高くなり、段差が生じるなどの不具合が生じ易い。
特開2002−335613号公報 特開2002−17030号公報 特許第3266241号公報 特許第3718061号公報
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、周囲の仕上がり高さに合わせて枡本体の高さを調整することができ、施工性に優れたケーブル接続用枡とその施工方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上部の開口部と側面部と底面部を有する枡本体と、前記開口部に設ける蓋体とを備え、前記枡本体内にケーブルが引き込まれ、前記枡本体をベース上に設けるケーブル接続用枡において、前記底面部には、前記ベースに対する前記枡本体の高さを調整する高さ調整手段を設けたものである。
また、請求項2の発明は、前記高さ調整手段は、前記底面部に螺合した複数の高さ調整ネジである。
また、請求項3の発明は、前記高さ調整ネジの数が3本である。
また、請求項4の発明は、前記底面部に凹部を形成し、この凹部の底部に前記高さ調整ネジを螺合し、この高さ調整ネジの工具係合部を前記凹部に収納したものである。
また、請求項5の発明は、請求項1記載のケーブル接続用枡の施工方法において、設置場所に溝を設け、この溝に前記ベースを設け、このベースに前記枡本体を仮置きし、この枡本体に外部ケーブルを引き込んだ後、前記高さ調整手段により、前記枡本体の高さを設置場所の仕上げ高さに対応した高さに調整する高さ調整工程と、他のケーブルを枡本体内に引き込み、前記外部ケーブルと前記他のケーブルとを接続する工程とを備える施工方法である。
請求項1の構成によれば、造成地などに枡本体を設置し、外部ケーブルなどを引き込んで造成段階における接続用枡の作業を終了する。そして、建築物の施工段階で、薄肉部を、はつるなどして開口し、ここから建築物側のケーブルを挿入し、外部ケーブルと接続し、また、ケーブル接続用枡の周囲の仕上がりに合わせて、枡本体の高さを調整して設置することができる。したがって、周囲が、建築物の舗装箇所、芝生箇所、インターロッキング箇所などの各種の仕上がりになっても、それらの高さに合わせてケーブル接続用枡を設置することができる。
また、請求項2の構成によれば、ベース上に載置した後、蓋体を開き、枡本体の内部から高さ調整ネジを操作して枡本体の高さを調整することができる。また、高さ調整ネジは、先端がベースに接触するから、摩擦抵抗が少なく、調整時にスムーズに回すことができ、一方、複数の高さ調整ネジがベースに接することにより、枡本体が横方向にずれにくい構造となる。
また、請求項3の構成によれば、高さ調整ネジによる3点支持により、ベースに枡本体を安定して載置することができ、各高さ調整ネジを操作することにより、高さ調整と共に枡本体の傾き調整を容易に行うことができる。
また、請求項4の構成によれば、高さ調整ネジの工具係合部が凹部内に収納されるため、工具係合部が枡本体の内面に突出することがなく、ケーブル接続作業の邪魔になることがない。
また、請求項5の構成によれば、ベースに前記枡本体を仮置きし、この枡本体に外部ケーブルを引き込んだ後、建築物などの施工を開始するまでの間、蓋体を閉め、ケーブル作業を中断する。そして、設置場所の施工が決まったら、設置場所で用いる電力や通信線などのケーブルを、枡本体内の外部ケーブルと接続し、また、設置場所の仕上がりに合わせて、枡本体の高さを調整することにより、ケーブル接続用枡を周囲に合わせて設置することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規なケーブル接続用枡とその施工方法を採用することにより、従来にないケーブル接続用枡とその施工方法が得られ、ケーブル接続用枡とその施工方法を夫々記述する。
以下、本発明の実施例1について、図1〜図10を参照しながら説明する。同図に示すように、ケーブル接続用枡1は、ほぼ箱形の枡本体2と蓋体3とからなり、これら枡本体2と蓋体3には、プレキャストコンクリート製品を用いることができる。前記枡本体2は、平面が略長方形形状の底面部4と、この底面部4の四方に立設した側面部5,5,6,6と、これら側面部5,5,6,6の上部に形成された開口部7とを備え、断面略U字状をなし、その開口部7に複数の前記蓋体3を着脱可能に配置して該開口部7が開閉される。また、前記開口部7の内面には段部8が周設され、この段部8に前記蓋体3の下面端部が載置される。この例では、開口部7の3分の1の大きさを有する3枚の蓋体3を用いているが、開口部7の2分の1の大きさを有する2枚の蓋体を用いて開口部7を開閉してもよい。
長さ方向端部の前記側面部5,5には、これら側面部5,5の内外面にそれぞれ裁頭円錐型の凹部を形成することにより薄肉部11,11,12が形成され、図2に示すように、側面部5の下部左右に薄肉部11,11を並設し、これら薄肉部11,11の中間上部に、それらより小径な前記薄肉部12が設けられている。前記薄肉部11,11,12はノックアウト部であり、薄肉部11,11,12を削ったり、はつったりすることにより、内外を連通する開口を形成することができる。例えば、一方の薄肉部11箇所には電力線、他方の薄肉部11箇所には信号線、薄肉部12箇所には、街灯などの建築物周囲に用いる外部電力線などを挿通することができる。
前記枡本体2の底面部4には、該枡本体2の高さを調整する高さ調整手段13が設けられ、この例の高さ調整手段13は、前記底面部4に螺合する複数の高さ調整ネジ14により構成されている。図4に示すように、前記底面部4には、接続用枡1の長さ方向一側で幅方向に間隔をおいた対称位置に、前記高さ調整ネジ14,14を設け、これら高さ調整ネジ14,14と長さ方向の対称位置で幅方向中央に前記高さ調整ネジ14を設けており、これら3本の高さ調整ネジ14,14,14を用いた3点支持で、後述するベース上で、枡本体2の高さを調整可能に構成している。
図5の縦断面図に示すように、前記底面部4の内面には、裁頭円錐型の収納凹部15を形成し、この収納凹部15の底面と底面部4の外面との間に、鋼製などからなる雌螺子筒16をインサートで設け、この雌螺子筒16に前記高さ調整ネジ14を螺合し、この高さ調整ネジ14の工具係合部である六角頭部14Aを、前記収納凹部15内に収納している。また、前記高さ調整ネジ14の先端14Bは、摩擦を減らすため、略半球状に形成されている。
前記底面部4の中央には、内面側に凹部17を形成した薄肉部18を形成している。また、底面部4には、複数の充填孔19が穿設され、この例では、中央の薄肉部18を挟んだ長さ方向両側にそれぞれ充填孔19,19を設けている。尚、充填孔19は上方に拡大するテーパー孔である。尚、図4中、20は底面部4の内面に複数設けた吊金具である。
前記蓋体3の下面の幅方向両側には、下方に突出する突条部21が形成され、この突条部21が前記段部8に載置され、それら突条部21と段部8との間に、がたつき防止用のパッキン22を配置する。また、蓋体3には、幅方向中央で長さ方向両側に、孔を穿設し、この孔に筒状をなす鍵鋼23が固着されている。また、この鍵鋼23には、ゴムなどからなる栓体24が着脱可能に装着され、この栓体24は、平板部24Aと前記鍵鋼23に挿入する筒状部24Bとを備える。
図9に示すように、前記ケーブル接続用枡1は、設置場所Sに形成した溝31内に設けられ、この溝31の底部に、基礎となるベース32が形成されている。このベース32は、基礎砕石により形成した透水性を有する基礎砕石層33の上に、コンクリート版などからなり不透水性の敷板34を重ね合わせてなる。また、この敷板34の下面には、前記枡本体2の底面部4の薄肉部18に対応して、凹部34Aを形成し、凹部34A箇所を薄肉部35に形成している。
尚、図中、36は、前記充填孔19から底面部4と敷板34との間に充填した無収縮モルタルなどの充填材である。
次に、前記ケーブル接続用枡1の施工方法の一例を説明する。設置場所Sである宅地などの造成地において、造成作業に付随して溝31を形成し、この溝31にベース32を構築し、このベース32上に枡本体2を載置する。この場合、枡本体2は底面部4から突出する3本の高さ調整ネジ14により支持される。この場合、高さ調整ネジ14による3点支持により、ベース32に枡本体2を安定して載置することができ、複数の高さ調整ネジ14がベース32の敷板34に圧接することにより、枡本体2が横方向にずれにくい構造となる。
そして、一方の側面部5の薄肉部11,11,12を打ち破って外部ケーブル42,42,42を枡本体2内に引き込み、枡本体2内に外部ケーブル42,42,42の接続端部43,43,43を収納する。尚、接続用枡1外部の地中に埋設される外部ケーブル42は、合成樹脂などからなるフレキシブルチューブ44に収納されている。そして、図9の状態から、蓋体3を閉めて造成を完了する。このような造成地では、分譲後、施主が決まった場所から宅地などの建築物の施工が行われる。
住宅などの建築物を施工する際、ケーブル接続用枡1の周囲の仕上がりが決まったら、周囲に合わせて枡本体2の高さを調整する。蓋体3を開き、枡本体2の内部から高さ調整ネジ14を操作して枡本体2の高さを調整することができ、その高さ調整ネジ14は、先端14Bがベース32の敷板34に接触するから、摩擦抵抗が少なく、高さ調整時にスムーズに回すことができる。
高さ調整後、充填孔19から底面部4とベース32との間に充填材36を充填し、充填材36が硬化することによりベース32に接続用枡1が一体支持される。一方、図6に示すように、凹部17,34A間の薄肉部18と充填材36と敷板34を削るなどして水抜き孔37を形成することができる。尚、充填材36を充填する前に、凹部17,34A間の薄肉部18と敷板34を削るなどして開口し、この開口に栓部材(図示せず)を挿入し、充填材36の硬化後に栓部材を抜いて、前記水抜き孔37を形成してもよい。
また、他方の薄肉部11,11,12を削るなどして開口し、ここから建築物側で用いる他のケーブル45を枡本体2内に引き込み、ケーブル45の接続端部46を、外部ケーブル42の接続端部43と接続し、この後、蓋体3を閉める。また、溝31を埋め戻し、図2のように、枡本体2を地中に埋設する。尚、図2では、枡本体2及び蓋体3を周囲とほぼ面一にしている。
このように本実施例では、請求項1に対応して、上部の開口部7と側面部5,6と底面部4を有する枡本体2と、開口部7に設ける蓋体3とを備え、枡本体2内にケーブル42,45が引き込まれ、枡本体2をベース32上に設けるケーブル接続用枡において、側面部5に薄肉部11,11,12を形成し、底面部4には、ベース32に対する枡本体2の高さを調整する高さ調整手段13を設けたから、造成地などに枡本体2を設置し、外部ケーブル42などを引き込んで造成段階における接続用枡1の作業を終了する。そして、建築物の施工段階で、ケーブル挿入用の薄肉部11,11,12を、はつるなどして開口し、ここから建築物側のケーブル45を挿入し、外部ケーブル42と接続し、また、ケーブル接続用枡1の周囲の仕上がりに合わせて、枡本体2の高さを調整して設置することができる。
したがって、周囲が、建築物の舗装箇所、芝生箇所、インターロッキング箇所などの各種の仕上がりになっても、それらの高さに合わせてケーブル接続用枡1を設置することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、高さ調整手段13は、底面部4に螺合した複数の高さ調整ネジ14であるから、ベース32上に載置した後、蓋体3を開き、枡本体2の内部から高さ調整ネジ14を操作して枡本体2の高さを調整することができる。また、高さ調整ネジ14は、先端がベース32に接触するから、摩擦抵抗が少なく、調整時にスムーズに回すことができ、一方、複数の高さ調整ネジ14がベース32に接することにより、仮置き状態で、枡本体2が横方向にずれにくい構造となる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、高さ調整ネジ14の数が3本であるから、高さ調整ネジ14による3点支持により、ベース32に枡本体2を安定して載置することができ、各高さ調整ネジ14を操作することにより、高さ調整と共に枡本体2の傾き調整を容易に行うことができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、底面部4に凹部15を形成し、この凹部15の底部に高さ調整ネジ14を螺合し、この高さ調整ネジ14の六角頭部14Aを凹部15に収納したから、六角頭部14Aが枡本体2の内面に突出することがなく、ケーブル接続作業の邪魔になることがない。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、請求項1記載のケーブル接続用枡の施工方法において、設置場所Sに溝31を設け、この溝31にベース32を設け、このベース32に枡本体2を仮置きし、この枡本体2に外部ケーブル42を引き込んだ後、高さ調整手段13により、枡本体2の高さを設置場所Sの仕上げ高さに対応した高さに調整する高さ調整工程と、薄肉部11,11,12に形成した開口から他のケーブル45を枡本体2内に引き込み、外部ケーブル42と他のケーブル45とを接続する工程とを備えるから、ベース32に枡本体2を仮置きし、この枡本体2に外部ケーブル45を引き込んだ後、建築物などの施工を開始するまでの間、蓋体3を閉め、ケーブル作業を中断する。そして、設置場所Sの施工が決まったら、設置場所Sで用いる電力や通信線などのケーブル45を、枡本体2内の外部ケーブル42と接続し、また、設置場所Sの仕上がりに合わせて、枡本体2の高さを調整することにより、ケーブル接続用枡を周囲に合わせて設置することができる。
また、実施例上の効果として、接続用枡1の長さ方向一側で幅方向に間隔をおいた対称位置に、前記高さ調整ネジ14,14を設け、これら高さ調整ネジ14,14と長さ方向の対称位置で幅方向中央に前記高さ調整ネジ14を設けたから、平面略長方形形状の枡本体2を安定して支持することができる。また、凹部17,34A間の薄肉部18と充填材36と敷板34を削るなどして水抜き孔37を形成することができるため、仮に内部に水が浸入しても、その水を下部の通水性を有する基礎砕石層33から地中に排出することができる。
図11は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図は、ケーブル接続用枡1の蓋体を埋設して設置する例を示し、蓋体3Aは前記突条部のない平板状のものを用い、前記段部8と枡本体2の上端面7Aの高さ寸法である蓋嵌合部高さ寸法Hが、実施例1のものより小さく形成され、蓋体3Aの上部に、数センチの単位で土などを埋め戻して使用する。
そして、点検などの際には、蓋体3A上部の土を除き、蓋体3Aを取り外して内部を確認することができる。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、ケーブル接続用枡1を露出することなく設置することができる。
図12は、本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図の接続用枡1は、実施例1と同一構成の枡本体2を用い、蓋体は、実施例2と同一構成の平板状の蓋体3Aを用い、この蓋体3Aの厚さは前記蓋嵌合部高さ寸法Hより小さく、同図に示すように、開口部7に蓋体3Aを嵌めた状態で、蓋体3Aの上部と枡本体2の上端との間の凹所47に、インターロッキングブロックやレンガなどの装飾ブロック48を設け、ケーブル接続用枡1の周囲の地面にも装飾ブロック49が敷設されている。
そして、接続用枡1の周囲が装飾用ブロック49により覆われる構造の場合、前記高さ調整手段13により上端面7Aが周囲の装飾用ブロック49とほぼ面一になるように高さ調整を行い、凹所67に、インターロッキングブロック,レンガ又は周囲のデザインに対応したブロック48を嵌め入れ、周囲の景観と合わせることができる。
また、変形例として、蓋体3Aの上面に装飾用ブロック48を一体に設けたプレキャスト製の蓋体を用いてもよい。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、ケーブル接続用枡1を周囲のインターロッキングなどに合わせて設置することができ、また、蓋体3Aの上部と枡本体2の上端との間に凹所47を設けることにより、施工現場に合わせて、蓋体3Aの上面をンターロッキングブロックやレンガなどにより装飾することができる。
また、実施例上の効果として、蓋体3Aの上面に装飾用ブロック48を一体に設けたプレキャスト製の蓋体を用いれば、蓋に係る施工を簡便に行うことができる。
図13〜図14は、本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図は、プレキャストコンクリート製の蓋体3Aの上に、現場打ちコンクリート部51を一体に設ける例を示し、蓋体3Aの厚さは、前記蓋嵌合部高さ寸法Hとほぼ等しく、枡本体2の上端面7A上に、L型鋼52をインサートボルト53により固定し、そのL型鋼52の一辺52Aにより、前記開口部7上を囲う枠体53が形成されている。各蓋体3Aの上面には、蓋枠体54が設けられ、この蓋枠体54は幅方向両側のL型鋼55,55とこれらL型鋼55,55の一辺55A,55Aの端部を連結するフラットバー56,56とからなり、これらフラットバー56,56は幅方向を上下に向けている。そして、それらL型鋼55,55に長さ方向の長孔57を設け、この長孔57に、蓋体3Aに設けたインサートボルト58を挿通して、蓋体3Aの上面に前記蓋枠体54を取り付けている。尚、図示しないが、前記インサートボルト53もL型鋼52の長孔(図示せず)に挿通される。したがって、それらを現場で位置合わせすることができる。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、蓋体3Aの上面を、現場打ちコンクリートなどの充填材により仕上げることができる。
図15は、本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図は、上記実施例4で示したように、蓋体3Aの上に前記蓋枠体54を固定して設け、この蓋枠体54が前記開口部7の上部に嵌り、その蓋枠体54内に、前記装飾用ブロック48を嵌め入れて、ケーブル接続用枡1の周囲の地面の装飾ブロック49と景観を合わせており、蓋体3Aの取り外しを行っても、蓋枠体54により装飾用ブロック48が蓋体3Aから外れることがない。
図16は、本発明の実施例6を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図は、上記実施例5で示したように、蓋体3Aの上に前記蓋枠体54を固定し、蓋枠体54が前記開口部7の上部に嵌り、その蓋枠体54内に現場打ちコンクリートにより蓋コンクリート部61を形成し、また、ケーブル接続用枡1の周囲の地面に現場打ちコンクリートを打設してコンクリート層62を形成し、着色されたコンクリートの現場打ちにより、蓋コンクリート部61とコンクリート層62とを同時に形成することができ、蓋体3Aは蓋枠体54が開口部7に嵌って該開口部7とは縁が切れているから、蓋コンクリート部61のコンクリートが硬化したら、蓋コンクリート部61が一体となった蓋体3Aを、開口部7から取り外すことができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、平面略長方形形状の枡本体を示したが、枡本体の形状は、円形又は楕円形などでもよい。また、ベースは各種のものを用いることができ、地盤の支持力が十分に得られる箇所では、各ボルトに対応して、ベースとなる支持板を設けた構造でもよい。
本発明の実施例1を示す長さ方向の縦断面図である。 同上、幅方向の断面図である。 同上、斜視図である。 同上、枡本体の平面図である。 同上、高さ調整手段の要部の断面図である。 同上、底面部とベースの要部の断面図である。 同上、栓体を示し、図7(A)は平面図、図7(B)は蓋体の一部を断面にした正面図、図7(C)は側面図である。 同上、鍵鋼の平面図である。 同上、施工工程の断面図である。 同上、施工工程の平面図である。 本発明の実施例2の幅方向の断面図である。 本発明の実施例3の幅方向の断面図である。 本発明の実施例4の幅方向の断面図である。 同上、要部の平面図を示し、図14(A)は蓋枠体の平面図、図14(B)は蓋体の平面図である。 本発明の実施例5の幅方向の断面図である。 本発明の実施例6の幅方向の断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 ケーブル用接続枡
2 枡本体
3 蓋体
4 底面部
5 側面部
6 側面部
7 開口部
11 薄肉部
12 薄肉部
13 高さ調整手段
14 高さ調整ネジ
14A 六角頭部(工具係合部)
15 収納凹部
31 溝
32 ベース
42 外部ケーブル
45 他のケーブル
S 設置場所

Claims (5)

  1. 上部の開口部と側面部と底面部を有する枡本体と、前記開口部に設ける蓋体とを備え、前記枡本体内にケーブルが引き込まれ、前記枡本体をベース上に設けるケーブル接続用枡において、前記底面部には、前記ベースに対する前記枡本体の高さを調整する高さ調整手段を設けたことを特徴とするケーブル接続用枡。
  2. 前記高さ調整手段は、前記底面部に螺合した複数の高さ調整ネジであることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続用枡。
  3. 前記高さ調整ネジの数が3本であることを特徴とする請求項2記載のケーブル接続用枡。
  4. 前記底面部に凹部を形成し、この凹部の底部に前記高さ調整ネジを螺合し、この高さ調整ネジの工具係合部を前記凹部に収納したことを特徴とする請求項2又は3記載のケーブル接続用枡。
  5. 請求項1記載のケーブル接続用枡の施工方法において、設置場所に溝を設け、この溝に前記ベースを設け、このベースに前記枡本体を仮置きし、この枡本体に外部ケーブルを引き込んだ後、前記高さ調整手段により、前記枡本体の高さを設置場所の仕上げ高さに対応した高さに調整する高さ調整工程と、他のケーブルを枡本体内に引き込み、前記外部ケーブルと前記他のケーブルとを接続する工程とを備えることを特徴とするケーブル接続用枡の施工方法。
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