JP2008245086A - コードレス電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で二次電池の充電中にセンサ信号を充電器から電話機本体に送信することが可能なコードレス電話装置を提供する。
【解決手段】充電器30は、定電流回路202から入力される所定電圧の直流電力と、センサ信号処理回路203から入力されるセンサ信号とから、当該所定電圧にセンサ信号を重畳した電源電圧を充電端子205へ出力する電圧調整回路204を備えている。また、コードレス子機20は、二次電池106に充電器30から充電するための受電端子107を備え、この受電端子107の出力側には、CPU101のA/Dポート108が接続されている。このA/Dポート108は、CPU101に内蔵されたA/D変換器に接続されている。これにより、CPU101は、A/D変換器を介して受電端子107に供給された電力の直流電圧値を8ビットのデジタル値に変換して検出することが可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電話機本体と、この電話機本体内の二次電池に電力を供給する充電器とを備えたコードレス電話装置に関するものである。
従来より、電話機本体と、この電話機本体内の二次電池に電力を供給する充電器とを備えたコードレス電話装置が種々提案されている。
例えば、充電器に電波時計アンテナを設け、携帯電話が充電器にセットされると、充電器内のCPUは、電波時計により計時された時間データを赤外線送信部を介して携帯電話に伝送する。一方、携帯電話のCPUは、赤外線受信部を介して時間データを受信すると、この受信した時間データに基づいて時計部の時間データを補正するように構成されたコードレス電話装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、人体検出センサを搭載した充電器に無線型電話機本体がセットされると、セキュリティモードの場合に、人体検出センサにより検出されたセンサ信号が、充電結合機構とは別体に設けられた信号結合機構を介して無線型電話機本体に送信されるコードレス電話装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−247255号公報(段落(0009)〜(0018)、図1〜図2) 特開平6−62134号公報(段落(0009)〜(0018)、図1〜図2)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、充電器と携帯電話に赤外線送信部と赤外線受信部をそれぞれ設ける必要があり、また、上述した特許文献2に記載される構成では、充電結合機構とは別体に設けられた信号結合機構を介してセンサ信号を送信する必要がある。このため、二次電池の充電中にセンサ信号を充電器から電話機本体に送信する場合は、部品点数が多くなりコードレス電話装置の小型化が難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で二次電池の充電中にセンサ信号を充電器から電話機本体に送信することが可能なコードレス電話装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るコードレス電話装置は、電話機本体と、前記電話機本体内の二次電池に電力を供給する充電器とを備えたコードレス電話装置において、前記充電器は、電力を供給する給電部と、人体を検知する人体検出センサと、前記給電部から供給する電力に前記人体検出センサの出力信号を重畳させる信号重畳手段と、を有し、前記電話機本体は、前記給電部から電力を受ける受電部と、前記受電部で受けた電力から前記出力信号を抽出する信号抽出手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係るコードレス電話装置は、請求項1に記載のコードレス電話装置において、前記信号重畳手段は、前記電力の電圧に前記出力信号の電圧を重畳し、前記信号抽出手段は、前記電力の電圧変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする。
また、請求項3に係るコードレス電話装置は、請求項1に記載のコードレス電話装置において、前記給電部は、前記電力を電磁波に変換する電磁波変換手段を有し、前記受電部は、前記電磁波を電力に変換する電力変換手段を有し、前記信号重畳手段は、前記電磁波に前記出力信号を重畳し、前記信号抽出手段は、受信した電磁波に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする。
また、請求項4に係るコードレス電話装置は、請求項3に記載のコードレス電話装置において、前記信号重畳手段は、前記電磁波の周波数に前記出力信号を重畳し、前記信号抽出手段は、受信した電磁波の周波数変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする。
また、請求項5に係るコードレス電話装置は、請求項3に記載のコードレス電話装置において、前記信号重畳手段は、前記電磁波の振幅に前記出力信号を重畳し、前記信号抽出手段は、受信した電磁波から変換された電力の電圧変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする。
また、請求項6に係るコードレス電話装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコードレス電話装置において、前記人体検出センサの出力信号は、人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ検出した信号を含むことを特徴とする。
更に、請求項7に係るコードレス電話装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコードレス電話装置において、前記人体検出センサは、焦電型赤外線センサであることを特徴とする。
請求項1に係るコードレス電話装置では、充電器の給電部から供給する電力に人体検出センサの出力信号を重畳して送信し、電話機本体は、受電部で受けた電力から出力信号を抽出するため、二次電池の充電中に充電器から電話機本体へセンサ信号を送信することが可能となる。また、給電部から供給する電力に人体検出センサの出力信号を重畳するため、充電器はCPU等の演算装置を必要とせず、また、センサ信号の送受信機構を給電機構と別体に設ける必要がなく、コードレス電話装置を簡易な構成にすることが可能となる。
また、請求項2に係るコードレス電話装置では、人体検出センサの出力信号を充電器の給電部から供給する電力の電圧に重畳する回路構成にすればよいため、充電器の回路構成を簡易な構成にすることが可能となる。また、電話機本体は、二次電池に供給される電力の電圧変化に基づいて人体検出センサの出力信号を抽出するため、簡易な構成で充電中に人体検出センサの出力信号を検出することが可能となる。
また、請求項3に係るコードレス電話装置では、充電器は電力を電磁波に変換すると共に、この電磁波に人体検出センサの出力信号を重畳する回路構成にすればよいため、充電器の回路構成を簡易な構成にすることが可能となる。また、電話機本体は、受信した電磁波に基づいて人体検出センサの出力信号を抽出するため、簡易な構成で充電中に人体検出センサの出力信号を検出することが可能となる。
また、請求項4に係るコードレス電話装置では、充電器は電磁波の周波数に人体検出センサの出力信号を重畳し、電話機本体は受信した電磁波の周波数変化に基づいて人体検出センサの出力信号を抽出するため、無接点で人体検出センサの出力信号を送受信することが可能となる。
また、請求項5に係るコードレス電話装置では、充電器は電磁波の振幅に人体検出センサの出力信号を重畳し、電話機本体は受信した電磁波から変換された電力の電圧変化に基づいて、この出力信号を抽出するため、無接点で人体検出センサの出力信号を送受信することが可能となる。
また、請求項6に係るコードレス電話装置では、人体検出センサの出力信号に基づいて、人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ検出することが可能となる。
更に、請求項7に係るコードレス電話装置では、人体検出センサは、焦電型赤外線センサであるため、人の動きを確実に検出することが可能となる。
以下、本発明に係るコードレス電話装置をファクシミリ装置に具備されたコードレス電話機(子機)について具体化した実施例1乃至実施例3に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
[ファクシミリ装置の全体構成]
先ず、実施例1に係るファクシミリ装置1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は実施例1に係るファクシミリ装置1の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、親機10とコードレス子機20を備えた一般的構成のものである。
親機10は、図示しない電話回線を介して接続される相手先装置との間で音声通話やファクシミリの送受信などを行うための通信装置である。この親機10は、相手先の電話番号やFAX番号、各種コマンド等を入力するための複数のテンキーや四方向キーなどの各種キーを有する操作パネル12、入力した各種番号やコマンド、或いは当該ファクシミリ装置1の動作状態などの各種情報が表示されるディスプレイ13、図示しない受話器が載置される受話器台14、コードレス子機20との間で無線通信を行うためのアンテナ15などを備える。
この親機10は、受話器台14に載置される受話器を用いた電話(音声通話)機能を有する他、ファクシミリ装置としての基本的な機能である、原稿読み取り機能及び画像記録機能を備えている。
また、コードレス子機20は、親機10及び電話回線を介して外部と音声通話をするための、ハンドセットの形状をした周知のコードレス電話機である。このコードレス子機20は、図1に示すように、トーン信号や通話相手の音声などが出力される受話部21、相手先の電話番号や各種機能に関連する情報等が表示される表示パネル(LCD)22、相手側の電話番号を入力する等の各種操作をするための操作ボタン23などを備えている。
そして、親機10は外部電源(例えば、AC100V電源)の供給を受けて動作するのに対し、コードレス子機20は、二次電池106(図2参照)から電源供給を受けて動作する。そのため、二次電池106を充電する際は、図示のように充電器30にコードレス子機20を載置して充電を行う。つまり、コードレス子機20がこの充電器30に載置されているときに、この充電器30から電力の供給を受けて二次電池106が充電される。
また、充電器30の前面部には、人体を検出する人体検出センサの一例としての焦電型赤外線センサ(以下、「焦電センサ」という。)31が配置されている。
[実施例1のコードレス電話装置の構成]
次に、コードレス子機20及び充電器30の電気的構成について図2に基づいて説明する。図2はコードレス子機20及び充電器30の電気的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コードレス子機20は、当該コードレス子機20に搭載された各種デバイスを統括して制御するCPU101と、アンテナ105Aを介して電波の送受信を行うRFモジュール105とを備えている。また、コードレス子機20は、当該コードレス子機20の外部から入力される音声を音声信号に変換するマイクや音声信号を音声に変換して出力する受話部21や入力信号のダイナミックレンジの圧縮及び伸張を行うコンパンダ等から構成される電話機能部104を備えている。
また、コードレス子機20は、画像を表示する表示パネル(LCD)22と、当該コードレス子機20を外部操作するための各種キーからなる操作ボタン23と、各種処理のプログラムを記憶するROM102、各種処理を実行する際に記憶領域として用いるRAM103とを備えている。
更に、コードレス子機20は、当該コードレス子機20に着脱自在に搭載されて各種デバイスに電力を供給する二次電池106を備えている。また、コードレス子機20は、この二次電池106に充電器30から充電するための受電端子107を備えている。また、受電端子107の出力側には、CPU101のA/Dポート108が接続されている。このA/Dポート108は、CPU101に内蔵されたA/D変換器(図示せず)に接続されている。これにより、CPU101は、A/D変換器を介して受電端子107に供給された電力の直流電圧値を8ビットのデジタル値に変換して検出することが可能になる。また、CPU101は、当該CPU101と各種デバイスとを接続する入出力ポート(図示せず)、時間の計測を行うタイマ(図示せず)等を内蔵する。
次に、充電器30は、外部の商用電源(例えば、約AC100Vである。)に接続されたACプラグ32から入力された交流電力を所定電圧の直流電力に整流する整流回路201を備えている。また、充電器30は、整流回路201から入力される所定電圧の直流電力を所定の定電流で供給する定電流回路202を備えている。また、充電器30は、焦電センサ31の出力を増幅してセンサ信号として出力するセンサ信号処理回路203を備えている。
また、充電器30は、コードレス子機20が当該充電器30に載置されると受電端子107に接触する充電端子205を備えている。また、充電器30は、定電流回路202から入力される所定電圧の直流電力と、センサ信号処理回路203から入力されるセンサ信号とから、当該所定電圧にセンサ信号を重畳した電源電圧を充電端子205へ出力する電圧調整回路204を備えている。
次に、充電器30内に設けられる電圧調整回路204の一例について図3及び図4に基づいて説明する。
図3は充電器30内に設けられる電圧調整回路204の回路構成の一例を示す図である。図4はセンサ信号に対応する電圧調整回路204の出力電圧の一例を示す図である。
図3に示すように、電圧調整回路204は、定電流回路202からの入力部にアノードが接続されるダイオードD1と、このダイオードD1のカソードがアノードに接続されるダイオードD2と、このダイオードD2のカソードがアノードに接続されるダイオードD3と、このダイオードD3のカソードがアノードに接続されると共に、カソードが充電端子205への出力部(B点)に接続されるダイオードD4とを備えている。
また、電圧調整回路204は、定電流回路202からの入力部にエミッタが接続されるPNP型のトランジスタTR1と、このトランジスタTR1のコレクタがアノードに接続されるダイオードD5と、このダイオードD5のカソードがアノードに接続されると共に、カソードが充電端子205への出力部(B点)に接続されるダイオードD6と、このPNP型のトランジスタTR1のベースにコレクタが接続されるPNP型のトランジスタTR2とを備えている。また、トランジスタTR2のエミッタは、基準電圧VREFに接続されると共に、このトランジスタTR2のベースは、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に接続されて、センサ信号が入力される。
また、電圧調整回路204は、定電流回路202からの入力部にエミッタが接続されると共に、コレクタが充電端子205への出力部(B点)に接続されるPNP型のトランジスタTR3と、このトランジスタTR3のベースにコレクタが接続されるNPN型のトランジスタTR4とを備えている。また、トランジスタTR4のエミッタは、基準電圧VREFに接続されると共に、このトランジスタTR4のベースは、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に接続されて、センサ信号が入力される。
図4に示すように、このように構成された電圧調整回路204は、人が移動しない、又は、人がいないため、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)にセンサ信号が入力されていない場合には、即ち、非検出中の場合には、入力部(A点)に電圧V1乃至電圧V2の電圧が入力される。そして、この場合には、各トランジスタTR2、TR4は駆動されず、充電端子205への出力部(B点)の電圧は、定電流回路202からの入力電圧が4個の各ダイオードD1〜D4によって電圧降下されて、電圧VB以下の電圧が出力される。
従って、人が移動しない、又は、人がいない場合、即ち、人を検出しない場合には、充電器30の充電端子205を介して、コードレス子機20の受電端子107に電圧VB以下の電圧が入力される。
また、人が焦電センサ31に近づいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V2よりも高い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR4が駆動されるが、トランジスタTR2は駆動されない。このため、充電端子205への出力部(B点)の電圧は、トランジスタTR3を介して、定電流回路202からの入力電圧が出力されて、電圧VAよりも高い電圧が出力される。
従って、人が焦電センサ31に近づいた場合には、充電器30の充電端子205を介して、コードレス子機20の受電端子107に電圧VAよりも高い電圧が入力される。
また、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V1よりも低い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR2が駆動されるが、トランジスタTR4は駆動されない。このため、充電端子205への出力部(B点)の電圧は、トランジスタTR1を介して、2個の各ダイオードDD5、D6によって電圧降下されて、電圧VBより高い電圧で、且つ、電圧VA以下の電圧が出力される。
従って、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、充電器30の充電端子205を介して、コードレス子機20の受電端子107に電圧VBより高い電圧で、且つ、電圧VA以下の電圧が入力される。
[人検知処理1]
次に、上記のように構成されたコードレス子機20のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理1」について図5に基づいて説明する。
図5はコードレス子機20のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理1」を示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU101は、A/Dポート108を介して受電端子107の電圧を読み込み、RAM103に記憶する。
続いて、S12において、CPU101は、受電端子107の電圧Vが、電圧VAよりも高い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、受電端子107の電圧Vが電圧VAよりも高い電圧の場合には(S12:YES)、CPU101は、S13の処理に移行する。S13において、CPU101は、人がコードレス子機20に近づいたと判断して、近づきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機20の起動時又はリセット時には、近づきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
一方、受電端子107の電圧Vが電圧VA以下の場合には(S12:NO)、CPU101は、S14の処理に移行する。S14において、CPU101は、受電端子107の電圧Vが電圧VBよりも高い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、受電端子107の電圧Vが電圧VBよりも高い電圧の場合には(S14:YES)、CPU101は、S15の処理に移行する。S15において、CPU101は、人がコードレス子機20から遠のいたと判断して、遠のきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機20の起動時又はリセット時には、遠のきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
また一方、受電端子107の電圧Vが電圧VB以下の場合には(S14:NO)、CPU101は、S16の処理に移行する。S16において、CPU101は、人が移動しない、又は、人がいない、即ち、人を検出しないと判断して、近づきフラグ及び遠のきフラグをオフに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。つまり、二次電池106への充電処理のみが行われる。
ここで、ACプラグ32、整流回路201、定電流回路202、電圧調整回路204及び充電端子205は、給電部を構成する。また、焦電センサ31は、人体検出センサとして機能する。また、センサ信号処理回路203及び電圧調整回路204は、信号重畳手段を構成する。また、受電端子107は、受電部として機能する。また、CPU101及びA/Dポート108は、信号抽出手段を構成する。
[実施例1の効果]
以上詳細に説明した通り、実施例1に係るコードレス子機20では、充電器30の充電端子205から受電端子107に供給される電源電圧から焦電センサ31のセンサ信号を抽出する。このため、二次電池106の充電中に充電器30から焦電センサ31のセンサ信号を送信することが可能となる。また、電圧調整回路204を介して充電端子205から供給する電力に焦電センサ31のセンサ信号を重畳する回路構成にすればよいため、充電器30の回路構成を簡易な構成にすることが可能となる。
従って、充電器30はCPU等の演算装置を必要とせず、また、センサ信号の送受信機構を充電端子205及び受電端子107と別体に設ける必要がなく、コードレス子機20及び充電器30を簡易な構成にすることが可能となる。更に、焦電センサ31は、焦電型赤外線センサであるため、充電器30への人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ確実に検出することが可能となる。
次に、実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50について図6乃至図9に基づいて説明する。尚、上記実施例1に係るコードレス子機20及び充電器30と同一符号は、上記実施例1に係るコードレス子機20及び充電器30と同一あるいは相当部分を示すものである。
この実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50の各全体構成は、実施例1に係るコードレス子機20及び充電器30とほぼ同じ構成である。また、実施例2に係るコードレス子機40の制御構成及び制御処理は、実施例1に係るコードレス子機20の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
但し、実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50は、電磁波による非接触型の電源供給である点で、上記実施例1に係るコードレス子機20及び充電器30と異なっている。
[実施例2のコードレス電話装置の構成]
先ず、コードレス子機40及び充電器50の電気的構成について図6に基づいて説明する。図6は実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50の電気的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、コードレス子機40は、上記実施例1に係るコードレス子機20とほぼ同じ構成であるが、上記受電端子107に替えて二次側コイル等から構成されて充電器50から発振された電磁波の磁束エネルギーを交流電力に変換して出力する発振回路111と、この発振回路111から出力された交流電力を直流電力にして二次電池106に出力する整流回路112とが設けられている。
また、コードレス子機40は、発振回路111に接続されて、当該発振回路111から出力される交流電力の周波数を電圧に変換する周波数/電圧変換回路(以下、「F/V変換回路」という。)113が設けられている。また、このF/V変換回路113の出力は、CPU101のA/Dポート108に接続されている。これにより、CPU101は、内蔵されたA/D変換器(図示せず)によりA/Dポート108に入力された電力の直流電圧値を8ビットのデジタル値に変換して、充電器50から送信された電磁波の周波数を検出することが可能になる。
また、図6に示すように、充電器50は、上記実施例1に係る充電器30とほぼ同じ構成であるが、整流回路201から入力される所定電圧の直流電力を所定周波数の交流電力に変換して出力すると共に、センサ信号処理回路203から入力されるセンサ信号に従って当該交流電力の周波数を増減させて出力する周波数調整回路211を備えている。
また、充電器50は、一次側コイルL1(図7参照)等から構成されて周波数調整回路211から入力された交流電力を電磁波による磁束エネルギーに変換して発振する発振回路212を備えている。
次に、充電器50内に設けられる周波数調整回路211の一例について図7及び図8に基づいて説明する。
図7は充電器50内に設けられる周波数調整回路211の回路構成の一例を示す図である。図8は焦電センサ31のセンサ信号に対応する一次側コイルL1の発振周波数の変化とコードレス子機40のF/V変換回路113の出力電圧の変化の一例を示す図である。
図7に示すように、周波数調整回路211は、整流回路201から入力された直流電力を変換した所定周波数の交流電力の出力部が、一次側コイルL1の一端に接続されている。また、この一次側コイルL1の他端は、接地されている。また、アノードが接地された可変容量ダイオード(以下、「バリキャップ」という。)D11と、このバリキャップD11のカソードが一方に接続されると共に、他方に交流電力の出力部が接続されるコンデンサC1とを備えている。また、一端側が基準電圧VREFに接続されると共に、他端側がバリキャップD11のカソードに接続される抵抗R1を備えている。また、一端側が接地されると共に、他端側がバリキャップD11のカソードに接続される抵抗R2を備えている。
また、基準電圧VREFにコレクタが接続されると共に、エミッタがバリキャップD11のカソードに接続されるNPN型トランジスタTR11を備えている。また、このトランジスタTR11のベースは、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に接続されて、センサ信号が入力される。また、エミッタがバリキャップD11のカソードに接続されると共に、コレクタが接地されるPNP型トランジスタTR12を備えている。また、このトランジスタTR12のベースは、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に接続されて、センサ信号が入力される。
図8に示すように、このように構成された周波数調整回路211は、人が移動しない、又は、人がいないため、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)にセンサ信号が入力されていない場合には、即ち、非検出中の場合には、入力部(A点)に電圧V1乃至電圧V2の電圧が入力される。そして、この場合には、各トランジスタTR11、TR12は駆動されず、バリキャップD11のカソードに印加される電圧、即ち、図7中、C点の電圧は、基準電圧VREFが抵抗R1と抵抗R2とによって分圧された一定電圧となる。このため、一次側コイルL1の発信周波数は、基準周波数F0となる。
従って、人が移動しない、又は、人がいない場合、即ち、人を検出しない場合には、コードレス子機40のCPU101のA/Dポート108には、F/V変換回路113から電圧VL以上の電圧で、且つ、電圧VH以下の電圧V0が入力される。
また、人が焦電センサ31に近づいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V2よりも高い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR11が駆動されるが、トランジスタTR12は駆動されない。このため、バリキャップD11のカソードに印加される電圧、即ち、図7中、C点の電圧は、ほぼ基準電圧VREFとなる。このため、一側コイルL1の発信周波数は、基準周波数F0よりも低い周波数F1となる。
従って、人が焦電センサ31に近づいた場合には、コードレス子機40のCPU101のA/Dポート108には、F/V変換回路113から電圧VLよりも低い電圧が入力される。
また、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V1よりも低い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR12が駆動されるが、トランジスタTR11は駆動されない。このため、バリキャップD11のカソードに印加される電圧、即ち、図7中、C点の電圧は、ほぼグランド電位となる。このため、一側コイルL1の発信周波数は、基準周波数F0よりも高い周波数F2となる。
従って、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、コードレス子機40のCPU101のA/Dポート108には、F/V変換回路113から電圧VHよりも高い電圧が入力される。
[人検知処理2]
次に、上記のように構成されたコードレス子機40のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理2」について図9に基づいて説明する。
図9はコードレス子機40のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理2」を示すフローチャートである。
図9に示すように、先ず、S111において、CPU101は、A/Dポート108を介してF/V変換回路113の出力電圧を読み込み、RAM103に記憶する。
続いて、S112において、CPU101は、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VLよりも低い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VLよりも低い電圧の場合には(S112:YES)、CPU101は、S113の処理に移行する。S113において、CPU101は、人がコードレス子機40に近づいたと判断して、近づきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機40の起動時又はリセット時には、近づきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
一方、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VL以上の電圧の場合には(S112:NO)、CPU101は、S114の処理に移行する。S114において、CPU101は、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VHよりも高い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VHよりも高い電圧の場合には(S114:YES)、CPU101は、S115の処理に移行する。S115において、CPU101は、人がコードレス子機40から遠のいたと判断して、遠のきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機40の起動時又はリセット時には、遠のきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
また一方、F/V変換回路113の出力電圧が、電圧VH以下の電圧の場合には(S114:NO)、CPU101は、S116の処理に移行する。S116において、CPU101は、人が移動しない、又は、人がいない、即ち、人を検出しないと判断して、近づきフラグ及び遠のきフラグをオフに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。つまり、二次電池106への充電処理のみが行われる。
ここで、ACプラグ32、整流回路201、周波数調整回路211及び発振回路212は、給電部を構成する。また、発振回路212は、電磁波変換手段として機能する。また、焦電センサ31は、人体検出センサとして機能する。また、センサ信号処理回路203及び周波数調整回路211は、信号重畳手段を構成する。また、発振回路111及び整流回路112は、受電部として機能する。また、発振回路111は、電力変換手段として機能する。また、F/V変換回路113、CPU101及びA/Dポート108は、信号抽出手段を構成する。
[実施例2の効果]
以上詳細に説明した通り、実施例2に係るコードレス子機40では、充電器50の発振回路212の一次側コイルL1から発振される電磁波を、発振回路111の二次側コイルによって交流電力に変換する。そして、CPU101は、F/V変換回路113を介して、この交流電力の周波数の変化から焦電センサ31のセンサ信号を抽出する。このため、二次電池106の充電中に充電器50から焦電センサ31のセンサ信号を送信することが可能となる。また、充電器50の発振回路212の一次側コイルL1から発振される電磁波の周波数に、焦電センサ31のセンサ信号を重畳する回路構成にすればよいため、充電器50の回路構成を簡易な構成にすることが可能となる。
また、充電器50は一次側コイルL1から発振される電磁波の周波数にセンサ信号処理回路203の出力信号を重畳し、コードレス子機40は受信した電磁波を交流電力に変換する。そして、コードレス子機40のCPU101は、この交流電力の周波数変化に基づいて焦電センサ31の出力信号を抽出するため、無接点で焦電センサ31の出力信号を受信することが可能となる。
従って、充電器50はCPU等の演算装置を必要とせず、また、センサ信号の送受信機構を発振回路212及び発振回路111と別体に設ける必要がなく、コードレス子機40及び充電器50を簡易な構成にすることが可能となる。
更に、焦電センサ31は、焦電型赤外線センサであるため、充電器50への人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ確実に検出することが可能となる。
次に、実施例3に係るコードレス子機60及び充電器70について図10乃至図12に基づいて説明する。尚、上記実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50と同一符号は、上記実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50と同一あるいは相当部分を示すものである。
この実施例3に係るコードレス子機60及び充電器70の各全体構成は、実施例2に係るコードレス子機40及び充電器50とほぼ同じ構成である。また、実施例3に係るコードレス子機60の制御構成及び制御処理は、実施例2に係るコードレス子機40の制御構成及び制御処理と同じ制御処理である。
但し、実施例3に係る充電器70は、上記周波数調整回路211に替えて振幅調整回路311を備えている点で、上記実施例2に係る充電器50と異なっている。
[実施例3のコードレス電話装置の構成]
先ず、コードレス子機60及び充電器70の電気的構成について図10に基づいて説明する。図10は実施例3に係るコードレス子機60及び充電器70の電気的構成を示すブロック図である。
図10に示すように、コードレス子機60は、上記実施例2に係るコードレス子機40とほぼ同じ構成であるが、上記F/V変換回路113が設けられていない。また、コードレス子機60は、発振回路111から出力される交流電力を直流電力にして二次電池106に出力する整流回路112の出力部が、CPU101のA/Dポート108に接続されている。これにより、CPU101は、内蔵されたA/D変換器(図示せず)によりA/Dポート108に入力された電力の直流電圧値を8ビットのデジタル値に変換して、整流回路112の出力電圧を検出することが可能になる。
また、図10に示すように、充電器70は、上記実施例2に係る充電器50とほぼ同じ構成であるが、上記周波数調整回路211に替えて振幅調整回路311が設けられている。この振幅調整回路311は、整流回路201から入力される所定電圧の直流電力を所定周波数の交流電力に変換して出力すると共に、センサ信号処理回路203から入力されるセンサ信号に従って当該交流電力の電圧を増減させて出力する。従って、一次側コイルL1(図7参照)等から構成された発振回路212から発振される電磁波の振幅は、振幅調整回路311から入力される交流電力の電圧に従って増減する。
従って、コードレス子機60の発振回路111から出力される交流電力の電圧は、発振回路212から発振された電磁波の振幅に従って増減される。このため、コードレス子機60の整流回路112から出力される直流電力の電圧は、発振回路212から発振された電磁波の振幅に従って増減する。
次に、このように構成された充電器70の焦電センサ31のセンサ信号に対応する一次側コイルL1の発振する電磁波の振幅変化とコードレス子機60の整流回路112の出力電圧変化の一例について図11に基づいて説明する。
図11は、焦電センサ31のセンサ信号に対応する一次側コイルL1の発振する電磁波の振幅変化とコードレス子機60の整流回路112の出力電圧変化の一例を示す図である。
図11に示すように、振幅調整回路311は、人が移動しない、又は、人がいないため、センサ信号処理回路203からの入力部(図7のA点)にセンサ信号が入力されていない場合には、即ち、非検出中の場合には、入力部(図7のA点)に電圧V1乃至電圧V2の電圧が入力される。そして、この場合には、各トランジスタTR11、TR12は駆動されず、図7中、C点の電圧は、基準電圧VREFが抵抗R1と抵抗R2とによって分圧された一定電圧となる。このため、一次側コイルL1等から構成された発振回路212から発振される電磁波の振幅は、所定基準振幅H0になる。
従って、人が移動しない、又は、人がいない場合、即ち、人を検出しない場合には、コードレス子機60のCPU101のA/Dポート108には、整流回路112から電圧VY以下の電圧が入力される。
また、人が焦電センサ31に近づいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V2よりも高い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR11が駆動されるが、トランジスタTR12は駆動されず、図7中、C点の電圧は、ほぼ基準電圧VREFとなる。このため、一次側コイルL1等から構成された発振回路212から発振される電磁波の振幅は、最も大きい振幅H2になる。
従って、人が焦電センサ31に近づいた場合には、コードレス子機60のCPU101のA/Dポート108には、整流回路112から電圧VXより高い電圧が入力される。
また、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、センサ信号処理回路203からの入力部(A点)に電圧V1よりも低い電圧が入力される。そして、この場合には、トランジスタTR12が駆動されるが、トランジスタTR11は駆動されず、図7中、C点の電圧は、ほぼグランド電位となる。このため、一次側コイルL1等から構成された発振回路212から発振される電磁波の振幅は、最も大きい振幅H2よりも小さく、且つ、所定基準振幅H0よりも大きい振幅H1になる。
従って、人が焦電センサ31から遠のいた場合には、コードレス子機60のCPU101のA/Dポート108には、整流回路112から電圧VYより高い電圧で、且つ、電圧VX以下の電圧が入力される。
[人検知処理3]
次に、上記のように構成されたコードレス子機60のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理3」について図12に基づいて説明する。
図12はコードレス子機60のCPU101が実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理3」を示すフローチャートである。
図12に示すように、先ず、S211において、CPU101は、A/Dポート108を介して整流回路112からの出力電圧を読み込み、RAM103に記憶する。
続いて、S212において、CPU101は、整流回路112の電圧Vが、電圧VXよりも高い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、整流回路112の電圧Vが電圧VXよりも高い電圧の場合には(S212:YES)、CPU101は、S213の処理に移行する。S213において、CPU101は、人がコードレス子機20に近づいたと判断して、近づきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機60の起動時又はリセット時には、近づきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
一方、整流回路112の電圧Vが電圧VX以下の場合には(S212:NO)、CPU101は、S214の処理に移行する。S214において、CPU101は、整流回路112の電圧Vが電圧VYよりも高い電圧か否かを判定する判定処理を実行する。そして、整流回路112の電圧Vが電圧VYよりも高い電圧の場合には(S214:YES)、CPU101は、S215の処理に移行する。S215において、CPU101は、人がコードレス子機60から遠のいたと判断して、遠のきフラグをオンに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。尚、コードレス子機60の起動時又はリセット時には、遠のきフラグはオフに設定されてRAM103に記憶されている。
また一方、整流回路112の電圧Vが電圧VY以下の場合には(S214:NO)、CPU101は、S216の処理に移行する。S216において、CPU101は、人が移動しない、又は、人がいない、即ち、人を検出しないと判断して、近づきフラグ及び遠のきフラグをオフに設定してRAM103に記憶後、当該処理を終了する。つまり、二次電池106への充電処理のみが行われる。
ここで、ACプラグ32、整流回路201、振幅調整回路311及び発振回路212は、給電部を構成する。また、発振回路212は、電磁波変換手段として機能する。また、焦電センサ31は、人体検出センサとして機能する。また、センサ信号処理回路203及び振幅調整回路311は、信号重畳手段を構成する。また、発振回路111及び整流回路112は、受電部として機能する。また、発振回路111は、電力変換手段として機能する。また、CPU101及びA/Dポート108は、信号抽出手段を構成する。
[実施例3の効果]
以上詳細に説明した通り、実施例3に係るコードレス子機60では、充電器70の発振回路212の一次側コイルL1から発振される電磁波を、発振回路111の二次側コイルによって交流電力に変換する。そして、CPU101は、この交流電力を整流回路112によって直流電力に変換された電圧の変化から焦電センサ31のセンサ信号を抽出する。このため、二次電池106の充電中に充電器70から焦電センサ31のセンサ信号を送信することが可能となる。また、充電器70の発振回路212の一次側コイルL1から発振される電磁波の振幅に、焦電センサ31のセンサ信号を重畳する回路構成にすればよいため、充電器70の回路構成を簡易な構成にすることが可能となる。
また、充電器70は一次側コイルL1から発振される電磁波の振幅にセンサ信号処理回路203の出力信号を重畳し、コードレス子機60は受信した電磁波を交流電力に変換する。そして、コードレス子機60のCPU101は、この交流電力の振幅、即ち、この交流電力を直流電力に変換後、この直流電力の電圧変化に基づいて焦電センサ31の出力信号を抽出するため、無接点で焦電センサ31の出力信号を受信することが可能となる。
従って、充電器70はCPU等の演算装置を必要とせず、また、センサ信号の送受信機構を発振回路212及び発振回路111と別体に設ける必要がなく、コードレス子機60及び充電器70を簡易な構成にすることが可能となる。
更に、焦電センサ31は、焦電型赤外線センサであるため、充電器70への人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ確実に検出することが可能となる。
尚、本発明は前記実施例1乃至実施例3に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
実施例1に係るファクシミリ装置の概略構成を示す斜視図である。 実施例1に係るコードレス子機及び充電器の電気的構成を示すブロック図である。 実施例1に係る充電器内に設けられる電圧調整回路の回路構成の一例を示す図である。 実施例1に係る焦電型赤外線センサのセンサ信号に対応する電圧調整回路の出力電圧の一例を示す図である。 実施例1に係るコードレス子機のCPUが実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理1」を示すフローチャートである。 実施例2に係るコードレス子機及び充電器の電気的構成を示すブロック図である。 実施例2に係る充電器内に設けられる周波数調整回路の回路構成の一例を示す図である。 焦電型赤外線センサのセンサ信号に対応する一次側コイルの発振周波数の変化とコードレス子機のF/V変換回路の出力電圧の変化の一例を示す図である。 実施例2に係るコードレス子機のCPUが実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理2」を示すフローチャートである。 実施例3に係るコードレス子機及び充電器の電気的構成を示すブロック図である。 焦電型赤外線センサのセンサ信号に対応する一次側コイルの発振する電磁波の振幅変化とコードレス子機の整流回路の出力電圧変化の一例を示す図である。 実施例3に係るコードレス子機のCPUが実行する人の近づき又は遠のきを検出する「人検知処理3」を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・ファクシミリ装置
10・・・親機
20、40、60・・・コードレス子機
30、50、70・・・充電器
31・・・焦電型赤外線センサ(焦電センサ)
101・・・CPU
106・・・二次電池
107・・・受電端子
108・・・A/Dポート
111、212・・・発振回路
112、201・・・整流回路
113・・・周波数/電圧変換回路(F/V変換回路)
202・・・定電流回路
203・・・センサ信号処理回路
204・・・電圧調整回路
205・・・充電端子
211・・・周波数調整回路
311・・・振幅調整回路

Claims (7)

  1. 電話機本体と、前記電話機本体内の二次電池に電力を供給する充電器とを備えたコードレス電話装置において、
    前記充電器は、
    電力を供給する給電部と、
    人体を検知する人体検出センサと、
    前記給電部から供給する電力に前記人体検出センサの出力信号を重畳させる信号重畳手段と、
    を有し、
    前記電話機本体は、
    前記給電部から電力を受ける受電部と、
    前記受電部で受けた電力から前記出力信号を抽出する信号抽出手段と、
    を有することを特徴とするコードレス電話装置。
  2. 前記信号重畳手段は、前記電力の電圧に前記出力信号の電圧を重畳し、
    前記信号抽出手段は、前記電力の電圧変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする請求項1に記載のコードレス電話装置。
  3. 前記給電部は、前記電力を電磁波に変換する電磁波変換手段を有し、
    前記受電部は、前記電磁波を電力に変換する電力変換手段を有し、
    前記信号重畳手段は、前記電磁波に前記出力信号を重畳し、
    前記信号抽出手段は、受信した電磁波に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする請求項1に記載のコードレス電話装置。
  4. 前記信号重畳手段は、前記電磁波の周波数に前記出力信号を重畳し、
    前記信号抽出手段は、受信した電磁波の周波数変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする請求項3に記載のコードレス電話装置。
  5. 前記信号重畳手段は、前記電磁波の振幅に前記出力信号を重畳し、
    前記信号抽出手段は、受信した電磁波から変換された電力の電圧変化に基づいて前記出力信号を抽出することを特徴とする請求項3に記載のコードレス電話装置。
  6. 前記人体検出センサの出力信号は、人の近づきと該人の遠のきとをそれぞれ検出した信号を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコードレス電話装置。
  7. 前記人体検出センサは、焦電型赤外線センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコードレス電話装置。
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