JP2008242696A - 画像処理装置及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ノイズ除去手段(31〜36)は、画像信号の注目画素の周辺にある複数の周辺画素の加重平均をとることによって注目画素の新たな画素値を算出する画像処理フィルタ(31、33、35)を含み、前記画像処理フィルタは、前記加重平均における各周辺画素の重み値を、注目画素と周辺画素との位置関係に応じた値で、且つ、注目画素の画素値と周辺画素の画素値との差に応じた非線形な演算により決定された値に設定するものであって、入力される画像信号に対して、前記加重平均における前記重み値の設定が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを通過させることにより、該画像信号に対して周波数成分毎に異なるノイズ除去処理を行う。
【選択図】 図1
Description
下記の特許文献1には、注目画素から所定距離内にある周辺画素の加重平均を求め、この値を新たな注目画素の値とするLPF(ローパスフィルタ)処理を画像全体に施す場合に、注目画素±Σに値が制限された周辺画素を使ってこのLPF(ローパスフィルタ)処理を行うノイズ抑制技術(以下、第1従来技術という。)が記載されている。この第1従来技術のフィルタは、イプシロン(ε)フィルタと呼ばれるものであり、以下、この技術のフィルタのことを「通常型イプシロンフィルタ」と称することにする。
また、下記の特許文献2には、注目画素から所定距離内にある周辺画素の加重平均を求め、この値を新たな注目画素の値とするLPF(ローパスフィルタ)処理を画像全体に施す場合に、注目画素を中心として対称位置にある周辺2画素の平均値を注目画素±εに制限し、その周辺画素を使ってLPF処理を行うノイズ抑制技術(以下、第2従来技術という。)が記載されている(特に同文献の請求項1参照。)。この技術のフィルタを「傾き補正型イプシロンフィルタ」と称することにする。
また、下記の非特許文献1には、バイラテラルフィルタと呼ばれるノイズ抑制技術(以下、第3従来技術という。)が記載されている。この第3従来技術のノイズ抑制技術は、注目画素値と周辺画素値との差の大きさに応じて、LPFの係数を変化させるという方式であり、注目画素値と周辺画素値との差が大きいほど、LPFの係数を小さくするというアルゴリズムである。以下、この第3従来例のフィルタを「通常型バイラテラルフィルタ」と称することにする。
また、下記の特許文献3には、高周波成分にコアリングをかけるという方法で画像のエッジ部分に対してノイズ抑制をかける方法が記載されている。また、この方法を更に発展させ、原信号の帯域を複数に分割し、それぞれの帯域信号別にノイズ抑制をかける方法(以下、第4従来例という。)が記載されている。
この図において、オリジナルの画像信号Origは、LPF6と第1及び第2減算器9、10に入力される。LPF6の出力L0はBPF7と第3減算器11に入力され、第1減算器9の出力H0は第1非線形制限器(Lim)12を通って信号Lim(H0)として第1加算器13に入力される。第3減算器11の出力H1は第2非線形制限器(Lim)14を通って信号Lim(H1)として第1加算器13に入力され、BPF7の出力L1はBPF8と第3減算器11に入力される。BPF8の出力L2は第4減算器15に入力され、第4減算器15の出力H2は第3非線形制限器(Lim)16を通って信号Lim(H2)として第1加算器13に入力される。第1加算器13の出力は第2減算器10に入力され、この第2減算器出力がノイズ抑制後の画像信号として出力される。
L0+(H0−Lim(H0))=Orig−Lim(H0) ・・・・(1)
ここで、L0はLPF6の出力、H0は原信号−LPF6出力(すなわち、Orig−L0)である。この式(1)より、Lim(H0)は非線形変換されたH0となって、結局、Origに含まれている小振幅の高周波ノイズを減算していることがわかる。
請求項2記載の発明は、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、順次処理を行っていくことにより、最終的にノイズが除去された画像信号を得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを並列的に連結し、各画像処理フィルタから出力される画像信号を合成することにより、ノイズが除去された画像信号を得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項4記載の発明は、入力される画像信号から特定の周波数成分の画像信号を抽出して出力する周波数フィルタと、入力される画像信号に対して前記画像処理フィルタを通過させて得られる画像信号から、該入力される画像信号に対して前記周波数フィルタを通過させて得られる画像信号を減算する減算手段と、を更に備え、前記画像処理フィルタが通過させる周波数成分と前記画像処理フィルタが通過させる周波数成分とが同じになるように前記画像処理フィルタの前記重み値が設定されていることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記周波数フィルタは、注目画素の周辺にある複数の周辺画素の加重平均をとることにより、注目画素の新たな画素値を算出する周波数フィルタであって、前記加重平均における各周辺画素の重み値を、注目画素と周辺画素との距離に応じた直に設定する周波数フィルタであり、対となる前記画像処理フィルタにおける前記非線形な演算を行う前の前記各周辺画素の重み値と同じ重み値が設定されていることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置である。
請求項6記載の発明は、前記画像処理フィルタは、前記加重平均において加算される周辺画素の値を、注目画素の画素値に対する所定範囲内に制限したイプシロンフィルタであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置である。
請求項7記載の発明は、前記画像処理フィルタは、前記加重平均における周辺画素の重み値を、注目画素の画素値と周辺画素の画素値との差が大きくなるに従って小さくするバイラテラルフィルタであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置である。
請求項8記載の発明は、前記画像処理フィルタには、前記加重平均において、注目画素から等距離で逆方向にある2つの周辺画素の平均値を用いて、前記加重平均において加算される周辺画素の値を非線形に制限する傾き補正型の画像処理フィルタと、前記加重平均において、注目画素から一方の方向にある1つの周辺画素の値を用いて、前記加重平均において加算される周辺画素の値を非線形に制限する通常型の画像処理フィルタの2つのタイプの画像処理フィルタを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置である。
請求項9記載の発明は、複数の画像処理フィルタのうち最初に処理される画像処理フィルタには、前記傾き補正型の画像処理フィルタを用い、最後に処理される画像処理フィルタには、前記通常型の画像処理フィルタを用いることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置である。
請求項10記載の発明は、入力される画像信号に対して周波数成分毎に異なるノイズ除去処理を行うノイズ除去手段を備えた画像処理装置において、入力される画像信号を輝度成分と色差成分とに分割し、前記輝度成分に対しては、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、各画像処理フィルタから出力される画像信号を合成することにより、ノイズが除去された画像信号を得るようにし、前記色差成分に対しては、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、順次処理を行っていくことにより、最終的にノイズが除去された画像信号を得るようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項11記載の発明は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像データを記録する記録手段と、前記撮像手段により撮像された画像データに対して、前記ノイズ除去手段によるノイズ除去処理を施した後の画像データを、前記記録手段により記録させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至10記載の画像処理装置である。
請求項12記載の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理装置を搭載したカメラである。
<第1実施形態>
(1)イプシロンフィルタでの構成例;
まず、本発明の基本的な考え方について説明する。
図18および図21で示される構成(第4従来例に対応する構成)をベースとして、エッジ部分のノイズ除去性能をより向上させるために、イプシロンフィルタまたはバイラテラルフィルタを用いることを考えた場合、単純に非線形制限器(Lim)の部分をイプシロンフィルタまたはバイラテラルフィルタで置き換えた場合には不都合が生じる。
ここで、「イプシロンフィルタ」とは、急峻な変化を伴う信号に重畳された小振幅雑音を除去するための非線型ディジタルフィルタ技術として開発されたものである。すなわち、画像信号は、輪郭などに突発的変化を有する非定常信号であり、これにランダム雑音が重畳した場合、従来の線形のデジタルフィルタでは効果的な雑音除去を行うことができなかったが、イプシロンフィルタは、このような非定常信号に対する雑音除去を効果的に行うことができる非線形ディジタルフィルタの一種であり、また、極めて簡単な回路構造と少ない計算量で実現することができる優れたフィルタである。
この図において、CCDやCMOS等の撮像素子から出力される画像信号Orig(ただし、この画像信号Origは不図示のA/D変換器でデジタル信号に変換されたものである。)は、第1の傾き補正型イプシロンフィルタ31と、LPF32に入力される。この2つの対を成すフィルタは共に枠内に“641”と表記され、(1,4,6,4,1)/16という係数を持つフィルタであることを表している。LPF32の出力は、第2の傾き補正型イプシロンフィルタ33と、BPF34に入力される。この2つの対を成すフィルタも枠内に表記された“60401”に対応する係数を持つ。BPF34の出力は、通常型イプシロンフィルタ35と、BPF36に入力される。この2つの対を成すフィルタも枠内に表記された “600040001” に対応する係数を持つ。
Weight[25]={
1,4,6,4,1,
4,16,24,16,4,
6,24,36,24,6,
4,16,24,16,4,
1,4,6,4,1,
};//この係数の和は256
WeightedSum=0;
for(i=0;i<12;i++){
PairSum=p[i]+p[24−i];
diff=PairSum/2−p[12];
diff=limit(diff);
WeightedSum += (diff*2*Weight[i]);
}
WeightedSum += (p[12]*256);
nr_out=WeightedSum/256;
図6は、通常型イプシロンフィルタ35の処理対象の画素ブロック(17×17画素のブロック)を示す図である。この図に示す17×17画素において、実際の処理に使うのは4画素おきに飛び飛びに配置されたp[0]〜p[24]の5×5画素である。この場合、注目画素(中心画素p[12])にノイズ抑制をかけるためのC言語の擬似コード(以下、コードBという。)は、以下のとおり表すことができる。
WeightedSum=0;
for(i=0;i<25;i++){
diff=p[i]−p[12];
diff=limit(diff);
WeightedSum += (diff*Weight[i]);
}
WeightedSum += (p[12]*256);
nr_out=WeightedSum/256;
図7に、バイラテラルフィルタでの構成例を示す。この図も、図1(イプシロンフィルタでの構成例)と同様に、前記の従来技術における図21の点線部に相当するものであり、詳細には、図22の構成に置き換わるものである。発明の思想上、図1の構成と図7の構成のいずれを採用してもよい。
この図において、CCDやCMOS等の撮像素子から出力される画像信号Orig(ただし、この画像信号Origは不図示のA/D変換器でデジタル信号に変換されたものである。)は、第1の傾き補正型バイラテラルフィルタ51と、枠内に“641”と表記されたLPF52に入力される。“641”は、(1,4,6,4,1)/16という係数を表している。LPF52の出力は、第2の傾き補正型バイラテラルフィルタ53と、枠内に“60401”と表記されたBPF54に入力され、BPF54の出力は、通常型バイラテラルフィルタ55と、枠内に“600040001”と表記されたBPF56に入力される。
前記の図4のような5×5画素において、注目画素(中心画素p[12])に対してノイズ抑制をかける場合の動作は、次のようなC言語の擬似コード(以下、コードCという。)で表すことができる。
WeightedSum=0;
SumOfWeights=0;
for(i=0;i<12;i++){
PairSum=p[i]+p[24−i];
diff=PairSum/2−p[12];
BilatWeight=Weight[i]*bilatgain(diff);
WeightedSum += (PairSum*BilatWeight);
SumOfWeights += (BilatWeight*2);
}
WeightedSum += (p[12]*Weight[12]);
SumOfWeights += Weight[12];
nr_out=WeightedSum/SumOfWeights;
前記の図6のような17×17画素において、実際の処理に使うのは4画素おきに飛び飛びに配置されたp[0]〜p[24]の5×5画素である。この場合、注目画素(中心画素p[12])にノイズ抑制をかけるためのC言語の擬似コード(以下、コードDという。)は、以下のとおり表すことができる。
WeightedSum=0;
SumOfWeights=0;
for(i=0;i<25;i++){
diff=p[i]−p[12];
BilatWeight=Weight[i]*bilatgain(diff);
WeightedSum += (p[i]*BilatWeight);
SumOfWeights += WeightedSum;
}
nr_out=WeightedSum/SumOfWeights;
(ア)各帯域ごとにノイズ抑制をかけることで、各帯域別に最適なノイズ抑制量を設定することができる。
(イ)注目画素と周辺画素の画素値の差に応じた非線形な演算を行うデジタルフィルタを用いたので、画像のエッジ部分におけるノイズ除去性能を向上させることができる。
(ウ)LPFとBPFとを縦列的に多段接続し、各接続部より複数の周波数帯域に分割された信号を取り出す構成において、タップ数の多いフィルタの係数に“0“を多く含むようにしたので、低周波特性を持つフィルタをより少ない演算量で実現することができる。
(エ)LPF処理またはBPF処理の一部の演算処理を非線形な処理とすることによりノイズを除去するノイズフィルタを、周波数帯域を分割するために縦列的に接続された各LPFまたはBPFと並列的に接続し、且つ、これらの対を成すフィルタの係数を同じ設定にしたことにより、分割された各周波数帯域毎にその周波数帯域のノイズを確実に除去することができる。
(オ)また、少なくとも1段目を傾き補正型のノイズ抑制とすることで、グラデーションのような階調変化部での高周波ノイズ除去性能を確保できる。
(カ)また、少なくとも最終段を通常型のノイズ抑制とすることで、低周波についてはエッジを確実に残しつつ、ベタ部分での低周波ノイズを除去することができる。
前記の特許文献1には、注目画素±εに値が制限された周辺画素を使ってLPF処理を行うノイズ抑制技術が記載されている。これは、イプシロンフィルタと呼ばれるものである。この先行文献においては、ベイヤデータに対して5×5タップの上記ノイズ抑制技術を適用する実施例が述べられているが、5×5程度のタップ数では低周波数のノイズ除去ができない。また、前記の非特許文献1には、バイラテラルフィルタと呼ばれるノイズ抑制技術が記載されている。これは、注目画素俵と周辺画素値との差の大きさに応じてLPFの係数を変化させるという方式で、前記差が大きいほどLPFの係数を小さくするというアルゴリズムである。しかしながら、このアルゴリズムにおいても、前記のイプシロンフィルタと同様に5×5程度のタップ数では低周波ノイズ除去ができないという欠点がある。
図9の構成において、4つのノイズ抑制フィルタ(1段目ノイズ抑制フィルタ71、2段目ノイズ抑制フィルタ72、3段目ノイズ抑制フィルタ73、4段目ノイズ抑制フィルタ74)に「イプシロンフィルタ」を用いる場合の詳細を説明する。
Weight[9]={
1,2,1,
2,4,2,
1,2,1,
};//この係数の和は16
WeightedSum=0;
for(i=0;i<9;i++){
diff=p[i]−p[4];
diff=limit(diff);
WeightedSum += (diff*2*Weight[i]);
}
WeightedSum += (p[4]*16);
nr_out=WeightedSum/16;
次に、図9の構成において、4つのノイズ抑制フィルタ(1段目ノイズ抑制フィルタ71、2段目ノイズ抑制フィルタ72、3段目ノイズ抑制フィルタ73、4段目ノイズ抑制フィルタ74)に「バイラテラルフィルタ」を用いる場合の詳細を説明する。
WeightedSum=0;
SumOfWeights=0;
for(i=0;i<9;i++){
diff=p[i]−p[4];
BilatWeight += Weight[i]*bilatgain(diff);
WeightedSum += (p[i]*BilatWeight);
SumOfWeights += WeightedSum;
}
nr_out=WeightedSum/SumOfWeights;
図16は、図9の接続を逆順にした例を示す図であり、このように、図9の4段目ノイズ抑制フィルタ74を「1段目」にし、3段目ノイズ抑制フィルタ73を「2段目」にし、2段目ノイズ抑制フィルタ72を「3段目」にし、1段目ノイズ抑制フィルタ71を「4段目」にしてもよい。
32 LPF(ノイズ除去手段)
33 第2の傾き補正型イプシロンフィルタ(ノイズ除去手段、画像処理フィルタ)
34 BPF(ノイズ除去手段)
35 通過型イプシロンフィルタ(ノイズ除去手段、画像処理フィルタ)
36 BPF(ノイズ除去手段)
Claims (12)
- 入力される画像信号に対して周波数成分毎に異なるノイズ除去処理を行うノイズ除去手段を備えた画像処理装置において、
前記ノイズ除去手段は、前記画像信号の注目画素の周辺にある複数の周辺画素の加重平均をとることによって注目画素の新たな画素値を算出する画像処理フィルタを含み、
前記画像処理フィルタは、前記加重平均における各周辺画素の重み値を、注目画素と周辺画素との位置関係に応じた値で、且つ、注目画素の画素値と周辺画素の画素値との差に応じた非線形な演算により決定された値に設定するものであって、
入力される画像信号に対して、前記加重平均における前記重み値の設定が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを通過させることにより、該画像信号に対して周波数成分毎に異なるノイズ除去処理を行うようにしたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、順次処理を行っていくことにより、最終的にノイズが除去された画像信号を得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを並列的に連結し、各画像処理フィルタから出力される画像信号を合成することにより、ノイズが除去された画像信号を得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 入力される画像信号から特定の周波数成分の画像信号を抽出して出力する周波数フィルタと、
入力される画像信号に対して前記画像処理フィルタを通過させて得られる画像信号から、該入力される画像信号に対して前記周波数フィルタを通過させて得られる画像信号を減算する減算手段と、を更に備え、
前記画像処理フィルタが通過させる周波数成分と前記画像処理フィルタが通過させる周波数成分とが同じになるように前記画像処理フィルタの前記重み値が設定されていることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記周波数フィルタは、注目画素の周辺にある複数の周辺画素の加重平均をとることにより、注目画素の新たな画素値を算出する周波数フィルタであって、
前記加重平均における各周辺画素の重み値を、注目画素と周辺画素との距離に応じた直に設定する周波数フィルタであり、
対となる前記画像処理フィルタにおける前記非線形な演算を行う前の前記各周辺画素の重み値と同じ重み値が設定されていることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 前記画像処理フィルタは、前記加重平均において加算される周辺画素の値を、注目画素の画素値に対する所定範囲内に制限したイプシロンフィルタであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
- 前記画像処理フィルタは、前記加重平均における周辺画素の重み値を、注目画素の画素値と周辺画素の画素値との差が大きくなるに従って小さくするバイラテラルフィルタであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
- 前記画像処理フィルタには、前記加重平均において、注目画素から等距離で逆方向にある2つの周辺画素の平均値を用いて、前記加重平均において加算される周辺画素の値を非線形に制限する傾き補正型の画像処理フィルタと、前記加重平均において、注目画素から一方の方向にある1つの周辺画素の値を用いて、前記加重平均において加算される周辺画素の値を非線形に制限する通常型の画像処理フィルタの2つのタイプの画像処理フィルタを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
- 複数の画像処理フィルタのうち最初に処理される画像処理フィルタには、前記傾き補正型の画像処理フィルタを用い、最後に処理される画像処理フィルタには、前記通常型の画像処理フィルタを用いることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
- 入力される画像信号に対して周波数成分毎に異なるノイズ除去処理を行うノイズ除去手段を備えた画像処理装置において、
入力される画像信号を輝度成分と色差成分とに分割し、
前記輝度成分に対しては、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、各画像処理フィルタから出力される画像信号を合成することにより、ノイズが除去された画像信号を得るようにし、
前記色差成分に対しては、前記加重平均の対象とする周辺画素の数が所定数以内であり、且つ、前記加重平均の対象とする周辺画素までの距離が各々異なる複数の前記画像処理フィルタを直列的に連結し、順次処理を行っていくことにより、最終的にノイズが除去された画像信号を得るようにしたことを特徴とする画像処理装置。 - 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像データを記録する記録手段と、
前記撮像手段により撮像された画像データに対して、前記ノイズ除去手段によるノイズ除去処理を施した後の画像データを、前記記録手段により記録させる制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理装置。 - 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理装置を搭載したカメラ。
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