JP2008242633A - マルチユーザオペレーティングシステムにおけるシングルユーザアプリケーションの制御システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチユーザOS環境下において、複数のユーザによって同時に実行された場合に、書き込みアドレスが競合する可能性のあるアプリケーションのアドレス競合を回避し、ユーザごとに異なる情報を書き込むことができるようにすること。
【解決手段】
制御システムであって、マルチユーザOS環境下において、複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーション51、52、53の書き込みアドレスを、アプリケーション51、52、53に固有の変更前アドレスからアプリケーション51、52、53を実行するユーザに固有のユーザプロファイル61、62の下位ディレクトリに選ばれた変更後アドレスへと変更する制御部10を備える。
【選択図】図1
【解決手段】
制御システムであって、マルチユーザOS環境下において、複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーション51、52、53の書き込みアドレスを、アプリケーション51、52、53に固有の変更前アドレスからアプリケーション51、52、53を実行するユーザに固有のユーザプロファイル61、62の下位ディレクトリに選ばれた変更後アドレスへと変更する制御部10を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、マルチユーザオペレーティングシステム環境下おける複数のシングルユーザアプリケーションを制御するためのシステムおよび方法に関する。
マルチユーザオペレーティングシステム(以下「マルチユーザOS」とする。)は、1台のコンピュータを複数のユーザが同時に利用することを可能とする。
マルチユーザアプリケーションは、マルチユーザOS下におけるユーザごとの設定情報を管理する仕組みとして、ユーザごとに登録されたユーザプロファイルを利用する。したがって、マルチユーザアプリケーションは、現在そのアプリケーションを実行中のユーザのユーザプロファイルに対してデータを書き込んだり、読み出したりすることができる。
しかし、複数のユーザによって同時に実行されることを想定していないシングルユーザアプリケーションは、ユーザごとに割り当てられたユーザプロファイルを認識することなく、1つのプロファイルに対してデータを書き込んだり、読み出したりする。
したがって、マルチユーザOSが稼動しているコンピュータにおいて、複数のユーザが、同時にシングルユーザアプリケーションを実行した場合、アプリケーションの複数のインスタンスが、同じアドレスに格納された同一のファイルにデータを書き込んだり、同一のファイルからデータを読み出そうとしたりする。
マルチユーザOS環境下において、複数のユーザがシングルユーザアプリケーションを実行するための環境として、例えば、Windows(登録商標) OSにおけるCITRIX社の「Citrix Presentation Serverアプリケーション分離環境」が知られている(特許文献1)。この従来技術においては、ユーザプロファイルの下位ディレクトリにアプリケーションの実行ファイルをコピーして実行する方式が採用されている。
また、アプリケーションを実行するユーザに対して固有の識別子を割り当てるとともに、アプリケーションがオブジェクトを作成する際に、このユーザに固有の識別子を付して保存することで、シングルユーザアプリケーションをマルチユーザOS環境下において同時に実行した場合であってもアドレスの競合を回避する技術が、特許文献2において開示されている。
特許文献2に開示された技術では、複数のユーザに実行された場合にアドレス競合を引き起こすアプリケーションとそれ以外のアプリケーションとが区別されない。
すなわち、本来、ユーザを識別する必要のないアプリケーションであっても、ユーザに固有のディレクトリに対してデータの書き込みや読み出しが行われるという問題がある。
したがって、マルチユーザOS環境下において、複数のユーザによって同時に実行された場合に、アドレス競合を引き起こす可能性のあるアプリケーションについてのみ、アドレス競合を回避させ、ユーザ毎に異なる情報の書き込みができるようにすることが課題となる。
本発明の第1の視点に係る制御システムは、マルチユーザオペレーティングシステムにおいて複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーションの書き込みアドレスを前記アプリケーションに固有の変更前アドレスから前記アプリケーションを実行するユーザに固有の変更後アドレスへと変更する制御部を備えたことを特徴とする。
第1の展開形態の制御システムは、前記アプリケーションを特定するアプリケーション識別子を記録したアプリケーションテーブルを備え、前記制御部が、前記アプリケーションテーブルを参照するように構成されたことを特徴とする。
第2の展開形態の制御システムは、前記変更後アドレスが、前記ユーザのユーザプロファイルの下位ディレクトリに置かれたファイルであることを特徴とする。
第3の展開形態の制御システムは、前記ユーザを特定するユーザ識別子ならびに前記変更前および変更後アドレスからなるレコードを記録したアドレス変更テーブルを備え、前記制御部が、前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更し、一致するレコードがない場合、新たに定義した変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更するとともにその変更後アドレスを前記ユーザ識別子および前記変更前アドレスとともに前記アドレス変更テーブルへ追加するように構成されたことを特徴とする。
第4の展開形態の制御システムは、前記制御部が、前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記アプリケーションの読み出しアドレスを変更するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第2の視点に係る制御方法は、マルチユーザオペレーティングシステムにおいて複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーションの書き込みアドレスを前記アプリケーションに固有の変更前アドレスから前記アプリケーションを実行するユーザに固有の変更後アドレスへと変更する工程を含むことを特徴とする。
第5の展開形態の制御方法は、前記変更工程において、前記アプリケーションを特定するアプリケーション識別子を記録したアプリケーションテーブルを参照する工程を含むことを特徴とする。
第6の展開形態の制御方法は、前記変更後アドレスが、前記ユーザのユーザプロファイルの下位ディレクトリに置かれたファイルであることを特徴とする。
第7の展開形態の制御方法は、前記変更工程において、前記ユーザを特定するユーザ識別子ならびに前記変更前および変更後アドレスからなるレコードを記録したアドレス変更テーブルを参照する工程と、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更する工程と、一致するレコードがない場合、新たに定義した変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更するとともにその変更後アドレスを前記ユーザ識別子および前記変更前アドレスとともに前記アドレス変更テーブルに追加する工程と、を含むことを特徴とする。
第8の展開形態の制御方法は、前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記アプリケーションの読み出しアドレスを変更する工程を含むことを特徴とする。
本発明の制御システムおよび方法によって、マルチユーザOS環境下において、複数のユーザによって同時に実行された場合にアドレス競合を引き起こす可能性のあるアプリケーションに限って、アドレス競合を回避させ、ユーザごとに異なる情報の書き込みができるようになる。
また、本発明の制御システムおよび方法によって、ユーザ毎に書き込まれた情報をユーザ毎に読み出すこともできるようになる。
図1を参照して本発明の実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。
制御システムは、制御部10、アプリケーションテーブル20、アプリケーション登録部30、アドレス変更テーブル40、ユーザが実行中のアプリケーション群50、ユーザごとのユーザプロファイル群60から構成される。
制御部10はユーザが実行中のアプリケーション群50から発行されるアプリケーションインターフェースを監視し、データの書き込みおよび読み出しを制御する。
制御部10はアプリケーション監視部11、書き込み制御部12、読み出し制御部13を備える。アプリケーション監視部11はユーザが実行中のアプリケーション群50から発行されるアプリケーションインターフェースの監視を行い、書き込み制御部12はデータ書き込み時の制御を行い、読み出し制御部13はデータ読み出し時の制御を行う。
アプリケーションテーブル20には、制御部10が監視対象とするアプリケーションの一覧が記録される。アプリケーションの一覧はアプリケーション登録部30によって記録される。
アドレス変更テーブル40には、ユーザ識別子、変更前アドレスおよび変更後アドレスが記録される。
アプリケーションテーブル20に登録されたアプリケーションによるデータの書き込みが発生した場合、書き込み制御部12は、アプリケーションを実行しているユーザのユーザ識別子、変更前アドレス、変更後アドレスからなるレコードをアドレス変更テーブル40へ登録する。
変更後アドレスは、ユーザプロファイル群60に任意のディレクトリを作成し、変更前アドレスを追加することによって、作成する。
例えば、変更前アドレスが「C:\temp\data\setting.ini」であった場合、「C$\temp\data\setting.ini」をユーザプロファイルの下位の任意のディレクトリに追加する。
また、アプリケーションテーブル20に登録されたアプリケーションがデータの読み出しを実行するとき、読み出し制御部13はアドレス変更テーブル40を参照し、変更後アドレスからデータを読み出すように制御する。
次に、図1の構成図ならびに図2および図3のフローチャートを参照して本発明の実施形態に係る制御システムの動作について説明する。
まず、図1および図2を参照して、データの書き込み動作について説明する。
アプリケーション監視部11は、データの書き込み発生を検出する(ステップS21)と、書き込みを行うアプリケーション識別子がアプリケーションテーブル20に登録されているか否かを判定する(ステップS22)。
登録されていないと判定された(ステップS22)場合、書き込み制御部12は、データの書き込みアドレスを変更することなく、データ書き込みを実行する(ステップS25)。
一方、登録されていると判定された(ステップS22)場合、書き込み制御部12は、ユーザ識別子および変更前アドレスが、それぞれ、アプリケーションを実行しているユーザの識別子およびアプリケーションで指示された書き込みアドレスと一致するレコードがアドレス変更テーブル40に存在するか否かを判定する(ステップS23)。
一致するレコードが存在しないと判定された(ステップS23)場合、OSからアプリケーションを実行しているユーザのユーザプロファイルを取得して、アプリケーションのデータ書き込みアドレスがユーザプロファイルの下位ディレクトリであるか否かを判定する(ステップS26)。
データ書き込みアドレスがユーザプロファイルの下位ディレクトリであると判定された(ステップS26)場合、データ書き込みアドレスを変更することなく、データ書き込みを実行する(ステップS25)。
データ書き込みアドレスがユーザプロファイルの下位ディレクトリでないと判定された場合(ステップS26)、ユーザプロファイルの任意のディレクトリに変更前アドレスを追加して変更後アドレスを作成する(ステップS27)。
例えば、変更前アドレスを「C:\temp\data\setting.ini」、ユーザプロファイルを「C:\Document and Settings\ユーザ1」、任意のディレクトリを「Appfolder」とした場合、「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」を変更後アドレスとする。
また、ユーザ識別子、変更前アドレスおよび変更後アドレスをアドレス変更テーブル40に追加する(ステップS28)。
次に、データ書き込みアドレスをステップS27において作成したアドレスに変更し(ステップS29)、データ書き込みを実行する(ステップS25)。
ステップS23において一致するレコードが存在すると判定された場合、書き込みアドレスをアドレス変更テーブル40の該当レコードの変更後アドレスへ変更し(ステップS24)、データの書き込みを実行する(ステップS25)。
次に、図1および3を参照して、データの読み出し動作について説明する。
アプリケーション監視部11がデータ読み出しの発生を検出する(ステップS31)と、読み出し制御部13は、読み出しを行うアプリケーション識別子がアプリケーションテーブル20に登録されているか否かを判定する(ステップS32)。
登録されていないと判定された(ステップS32)場合、読み出し制御部13は、データ読み出しアドレスを変更することなく、データの読み出しを実行する(ステップS35)。
一方、登録されていると判定された(ステップS32)場合、読み出し制御部13は、ユーザ識別子がアプリケーションを実行しているユーザと一致し、かつ、変更前アドレスがアプリケーションの読み出しアドレスと一致するレコードがアドレス変更テーブル40に存在するか否かを判定する(ステップS33)。
一致するレコードが存在しないと判定された場合(ステップS33)、データ読み出しアドレスを変更せず、データの読み出しを実行する(ステップS35)。
一致するレコードが存在すると判定された場合(ステップS33)、データ読み出しアドレスをアドレス変更テーブル40の該当するレコードの変更後アドレスへ変更し(ステップS34)、データの読み出しを実行する(ステップS35)。
次に、図1、4および5を参照して、複数のユーザが同じアプリケーションを利用した場合に、個別の情報を保存する実施例について説明する。
例えば、図5に示したアプリケーションテーブル20に登録され、ユーザ1が実行中のアプリケーションA51によって
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりユーザ1のユーザプロファイル61の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
にデータ書き込みを行い、アドレス変更テーブル40に追加する。
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりユーザ1のユーザプロファイル61の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
にデータ書き込みを行い、アドレス変更テーブル40に追加する。
ユーザ2が実行中のアプリケーションA52からも
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりデータはユーザ2のユーザプロファイル62の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ2\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
に書き込まれることとなり、ユーザ1とユーザ2はそれぞれのユーザに個別の情報を保存することができる。
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりデータはユーザ2のユーザプロファイル62の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ2\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
に書き込まれることとなり、ユーザ1とユーザ2はそれぞれのユーザに個別の情報を保存することができる。
次に、図1を参照して複数のアプリケーション間で、データを共有する実施例について説明する。
アプリケーションテーブル20に登録され、ユーザ1が実行中のアプリケーションA51から
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりユーザ1のユーザプロファイル61の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
へデータ書き込みが行われる。
「C:\temp\data\setting.ini」
へデータの書き込みが発生したとすると、書き込み制御部12によりユーザ1のユーザプロファイル61の下位ディレクトリ、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
へデータ書き込みが行われる。
同じくアプリケーションテーブル20に登録され、ユーザ1が実行中のアプリケーションB53から
「C:\temp\data\setting.ini」
からのデータの読み出しが発生したとすると、読み出し制御部13はアドレス変更テーブル40にユーザ識別子が「ユーザ1」、かつ、変更前アドレスが「C:\temp\data\setting.ini」のレコードが存在するか否かを確認する。
「C:\temp\data\setting.ini」
からのデータの読み出しが発生したとすると、読み出し制御部13はアドレス変更テーブル40にユーザ識別子が「ユーザ1」、かつ、変更前アドレスが「C:\temp\data\setting.ini」のレコードが存在するか否かを確認する。
すると、図4のように一致するレコードが発見されるため、変更後アドレス、例えば、
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
からデータ読み出しを行う。
「C:\Document and Settings\ユーザ1\Appfolder\C$\temp\data\setting.ini」
からデータ読み出しを行う。
これにより、ユーザ1が実行中のアプリケーションA51によって書き込まれた情報を、ユーザ1が実行中のアプリケーションB53から読み出すことが出来る。したがって、アプリケーションA、B間の連携が可能となる。
本発明は、マルチユーザOSを実装しているサーバコンピュータに複数のユーザがネットワークで接続された端末からアプリケーションを実行するサーバ集中型システムにおいて利用可能である。
10 制御部
11 アプリケーション監視部
12 書き込み制御部
13 読み出し制御部
20 アプリケーションテーブル
30 アプリケーション登録部
40 アドレス変更テーブル
50 アプリケーション群
51 ユーザ1が実行中のアプリケーションA
52 ユーザ2が実行中のアプリケーションA
53 ユーザ1が実行中のアプリケーションB
60 ユーザプロファイル群
61 ユーザ1のユーザプロファイル
62 ユーザ2のユーザプロファイル
11 アプリケーション監視部
12 書き込み制御部
13 読み出し制御部
20 アプリケーションテーブル
30 アプリケーション登録部
40 アドレス変更テーブル
50 アプリケーション群
51 ユーザ1が実行中のアプリケーションA
52 ユーザ2が実行中のアプリケーションA
53 ユーザ1が実行中のアプリケーションB
60 ユーザプロファイル群
61 ユーザ1のユーザプロファイル
62 ユーザ2のユーザプロファイル
Claims (10)
- マルチユーザオペレーティングシステムにおいて複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーションの書き込みアドレスを前記アプリケーションに固有の変更前アドレスから前記アプリケーションを実行するユーザに固有の変更後アドレスへと変更する制御部を備えたことを特徴とする制御システム。
- 前記アプリケーションを特定するアプリケーション識別子を記録したアプリケーションテーブルを備え、
前記制御部が、前記アプリケーションテーブルを参照するように構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の制御システム。 - 前記変更後アドレスが、前記ユーザのユーザプロファイルの下位ディレクトリに置かれたファイルであることを特徴とする、請求項1または2に記載の制御システム。
- 前記ユーザを特定するユーザ識別子ならびに前記変更前および変更後アドレスからなるレコードを記録したアドレス変更テーブルを備え、
前記制御部が、前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更し、一致するレコードがない場合、新たに定義した変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更するとともにその変更後アドレスを前記ユーザ識別子および前記変更前アドレスとともに前記アドレス変更テーブルへ追加するように構成されたことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一に記載の制御システム。 - 前記制御部が、前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記アプリケーションの読み出しアドレスを変更するように構成されたことを特徴とする、請求項4に記載の制御システム。
- マルチユーザオペレーティングシステムにおいて複数のユーザによって同時に実行されたときにデータの書き込みアドレスが競合するアプリケーションの書き込みアドレスを前記アプリケーションに固有の変更前アドレスから前記アプリケーションを実行するユーザに固有の変更後アドレスへと変更する工程を含むことを特徴とする制御方法。
- 前記変更工程において、前記アプリケーションを特定するアプリケーション識別子を記録したアプリケーションテーブルを参照する工程を含むことを特徴とする、請求項6に記載の制御方法。
- 前記変更後アドレスが、前記ユーザのユーザプロファイルの下位ディレクトリに置かれたファイルであることを特徴とする、請求項6または7に記載の制御方法。
- 前記変更工程において、前記ユーザを特定するユーザ識別子ならびに前記変更前および変更後アドレスからなるレコードを記録したアドレス変更テーブルを参照する工程と、
ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更する工程と、
一致するレコードがない場合、新たに定義した変更後アドレスへ前記書き込みアドレスを変更するとともにその変更後アドレスを前記ユーザ識別子および前記変更前アドレスとともに前記アドレス変更テーブルに追加する工程と、を含むことを特徴とする、請求項6ないし8のいずれか一に記載の制御方法。 - 前記アドレス変更テーブルを参照し、ユーザ識別子および変更前アドレスが一致するレコードがある場合、そのレコードの変更後アドレスへ前記アプリケーションの読み出しアドレスを変更する工程を含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御方法。
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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2008
- 2008-03-14 US US12/049,121 patent/US20080244219A1/en not_active Abandoned
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