JP2008242000A - 光学フィルタ - Google Patents

光学フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008242000A
JP2008242000A JP2007081196A JP2007081196A JP2008242000A JP 2008242000 A JP2008242000 A JP 2008242000A JP 2007081196 A JP2007081196 A JP 2007081196A JP 2007081196 A JP2007081196 A JP 2007081196A JP 2008242000 A JP2008242000 A JP 2008242000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
optical filter
film thickness
refractive index
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2007081196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Akitani
修二 穐谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2007081196A priority Critical patent/JP2008242000A/ja
Priority to US12/053,639 priority patent/US8045269B2/en
Publication of JP2008242000A publication Critical patent/JP2008242000A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/285Interference filters comprising deposited thin solid films

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】比較的高い反射率を示す反射帯域を有すると共に、その反射帯域の幅および中心波長に関する設計自由度の高い光学フィルタを提供する。
【解決手段】この光学フィルタは、光学基板100の表面100S上に設けられた合計j層からなる多層膜であり、互いに異なる屈折率を有する奇数層(第1層T1,第3層T3,第5層T5,・・・)と偶数層(第2層T2,第4層T4,第6層T6,・・・)とが光学基板100上に交互に繰り返し積層されたものである。ここで各層の光学膜厚は、全体として積層方向において周期的に変化するようになっており、例えば、所定の条件式(1)および条件式(2)を満たしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光学膜が積層されてなり、所定の帯域の光を減衰させる機能を発揮する光学フィルタに関する。
従来より、基準波長を中心とした所定の帯域の光を反射させ、その帯域以外の光を透過させる特性を有する光学フィルタが知られている。このような光学フィルタのうち、高反射率を示す反射帯域と、その反射帯域の両側に位置して高い透過率を示す透過領域とを有するものは、マイナスフィルタと呼ばれる。このマイナスフィルタは、一般に、高屈折率層と低屈折率層とを交互に繰り返し積層した構造となっており、特に、数十nm程度の比較的狭い帯域における光を反射させるようなもの(いわゆる狭帯域マイナスフィルタ)は、高屈折率層の物理的膜厚(以下、単に厚みという。)を低屈折率層の厚みよりも大きくすることで実現される。下記の非特許文献1には、マイナスフィルタの基本構成について説明がなされている。
マクラウド(H.A.Macleod)著,「シンフィルム・オプティカル・フィルターズ(thin-film optical filters)」,アダム・ヒルガー・リミテッド(ADAM HILGER LTD),1969年,p.116
なお、下記の特許文献1には、高屈折率層および低屈折率層の各々の厚みを一定とする一方で、高屈折率層および低屈折率層の各々の屈折率を積層方向に徐々に変化させることで狭い反射帯域を形成したマイナスフィルタが開示されている。
特開2002−333519号公報
しかしながら、非特許文献1のようなマイナスフィルタにおいて極めて狭い反射帯域を得ようとした場合には、低屈折率層を極めて薄くする必要があるので成膜段階における厚みの制御が困難となる。そのうえ、高精度な厚みを実現することができた場合であっても、低屈折率層の厚みに対する高屈折率層の厚みの比が極めて大きくなるので、応力の大きさのバランスが崩れ、積層構造自体の機械的および熱的な耐久性が低下する可能性が高い。反射帯域を狭小化するほど僅かな反射しか得られないので、層の数を増やすことで反射率を補う必要がある。
また、上記特許文献1のマイナスフィルタでは、中心波長を任意に選択して実現するにあたり、高屈折率層および低屈折率層における積層方向の屈折率分布を極めて高精度に制御する必要がある。このため、生産効率や歩留まりなどの製造性の面で不利である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高い反射率を示す反射帯域を有すると共に、その反射帯域の幅および中心波長に関する設計自由度の高い光学フィルタを提供することにある。
本発明の第1の光学フィルタは、互いに異なる屈折率を有する第1の層と第2の層とが基板上に交互に繰り返し積層された積層構造を有し、かつ、第1および第2の層の各光学膜厚が全体として積層方向において周期的に変化するようにしたものである。
本発明の第1の光学フィルタでは、上記のような構成とすることで、第1および第2の層のうち比較的低い屈折率を示す一方の厚みを極端に薄くすることなく、所望の中心波長および帯域幅を有する反射帯域が得られる。そのうえ、赤外光の反射も生じることとなる。
本発明の第1の光学フィルタでは、例えば550nm以上620nm以下および670nm以上の各帯域に反射帯域を有するものとするとよい。また、基板の側からk番目に位置する第1および第2の層が以下の条件式(1)および条件式(2)を共に満足するようにするとよい。但し、λcは中心波長であり、nは中心波長λcに対する屈折率であり、dは物理的膜厚である。したがって、n×dは光学膜厚である。また、θは2π/(1周期の層数)を表し、αは振幅比を表す。振幅比αとは、基準となる層(すなわち、sin{(k−1)×θ}が0である場合に相当する層)の光学膜厚を基準とした場合の、他の層の光学膜厚の変動幅を規定する固定値である。
n×d=(λ/4)×[1+sin{(k−1)×θ}×α] ……(1)
0≦α<1 ……(2)
本発明の第1の光学フィルタでは、基板の側から奇数(2m−1)番目に位置する第1の層が以下の条件式(3)から条件式(5)の全てを満足し、かつ、基板の側から偶数(2m)番目に位置する第2の層が以下の条件式(5)および条件式(6)を共に満足するようにしてもよい。但し、mは自然数であり、βは光学膜厚比である。光学膜厚比βとは、偶数層の平均の光学膜厚に対する奇数層の平均の光学膜厚の比を規定する任意の正の固定値である。
n×d=β×(λc/4)×[1+sin{((2m−1)−1)×θ}×α] ……(3)
0<β ……(4)
0≦α<1 ……(5)
n×d=(λc/4)×[1+sin{(2m−1)×θ}×α] ……(6)
本発明の第1の光学フィルタでは、基板と積層構造との間に、屈折率が第1の層と第2の層との中間の値を示す中間層を有するようにしてもよい。
本発明の第2の光学フィルタは、互いに屈折率が異なる第1の層と第2の層とが交互に繰り返し積層されて一体となっており、かつ、550nm以上620nm以下および670nm以上の各帯域に反射帯域を有するようにしたものである。
本発明の第2の光学フィルタでは、1つの積層構造でありながら、赤外光を反射する赤外光カットフィルタとしての機能と、赤外光の帯域よりも短波側に位置する所定の反射帯域を有するマイナスフィルタとしての機能との双方が発揮される。
本発明の第1の光学フィルタによれば、互いに異なる屈折率を有する第1および第2の層の各々が、全体として積層方向に周期的に変化する光学膜厚を有するように交互に繰り返し積層されるようにしたので、製造上、十分な制御性が確保できる程度の物理的膜厚を保持しつつ、所望の中心波長の反射帯域を有する分光透過率特性を容易に実現することができる。そのうえ、一体となったコンパクトな積層構造でありながら、マイナスフィルタの反射率特性と赤外光カットフィルタの反射率特性とを併せ持った、従来にはない光学機能を発揮することができる。
本発明の第2の光学フィルタによれば、互いに屈折率が異なる第1および第2の層を交互に繰り返し積層した一体構造とし、かつ、550nm以上620nm以下および670nm以上の各帯域に反射帯域を有するようにしたので、コンパクトな構造でありながら、マイナスフィルタの反射率特性と赤外光カットフィルタの反射率特性とを併せ持った、従来にはない光学機能を発揮することができる。
以下、本発明における一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態としての光学フィルタの構成を示す概略断面図である。
この光学フィルタは、光学基板100の表面100S上に、第1層T1から第j層Tjまでの各層が順に積層された積層構造10を配置したものである。なお、ここでは表面100Sを平面としたが、これに限らず曲面としてもよい。すなわち、光学基板100として球面や非球面を有するレンズを用い、その球面や非球面の上に光学フィルタF1を設けるようにしてもよい。
光学基板100は、例えば、フッ化カルシウム(CaF2 )、二酸化珪素(SiO2 )、BK7(独国ショット社)、LF1(独国ショット社)などのガラス材料や結晶材料などの透明材料によって構成されている。あるいはプラスチック材料によって構成されていてもよい。
積層構造10は、比較的高い屈折率を有する高屈折率層と、比較的低い屈折率を有する低屈折率層とが交互に繰り返し積層されたものである。すなわち、例えば、第1層T1を1番目として奇数番目に位置する奇数層(第1層T1,第3層T3,第5層T5,・・・,第(2m−1)層T(2m−1),・・・:但しmは自然数)が高屈折率層である場合には、第1層1を1番目として偶数番目に位置する偶数層(第2層T2,第4層T4,第6層T6,・・・,第2m層T(2m),・・・:但しmは自然数)が低屈折率層となる。反対に、奇数層が低屈折率層である場合には偶数層が高屈折率層となる。
ここでいう高屈折率層とは、低屈折率層よりも相対的に高い屈折率を有する層を意味している。具体的には、例えばd線に対して1.7を超えて2.5未満の屈折率を示す硫化亜鉛(ZnS)、酸化チタン(TiO2 )、酸化ニオブ(Nb2 5 )、酸化タンタル(Ta2 5 )、チタン酸ランタン(LaTiO3 )を主成分とするサブスタンスH4(独国メルク社)、酸化ジルコニウム(ZrO2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )および酸化セリウム(CeO2 )、サブスタンスM3(独国メルク社)、酸化イットリウム(Y2 3 )ならびにそれらの混合物および化合物を、その構成材料として用いることができる。
一方、高屈折率層よりも相対的に低い屈折率を有する低屈折率層の構成材料としては、例えばd線に対して1.38以上1.7以下の屈折率を示すフッ化マグネシウム(MgF2 )、酸化ケイ素(SiO2 )、酸化アルミニウム(Al2 3 )、サブスタンスM1,M2(いずれも独国メルク社)ならびにそれらの混合物および化合物を用いることができる。さらに、高屈折率層の構成材料の種類によってはサブスタンスM3およびY2 3 を低屈折率層の構成材料として用いることもできる。
また、高屈折率層(第1層T1,第3層T3,第5層T5,・・・)の全てが同一の屈折率を有する材料によって構成されていることが望ましいが、一部異なった屈折率を有する材料によって構成されていてもよい。低屈折率層(第2層T2,第4層T4,第6層T6,・・・)についても同様である。
また、この光学フィルタでは、光学基板100と積層構造10との間に、高屈折率層と低屈折率層との中間の屈折率を示す下地層を設けるようにしてもよい。こうすることで、透過率分布の微調整や最適化を容易に行うことができる。
この光学フィルタでは、各層(第1層T1〜第j層Tj)の光学膜厚が積層構造全体として積層方向において周期的に変化するように設定されている。例えば、第1層T1から数えて光学基板100から遠ざかる方向へk番目に位置する第k層Tkが以下の条件式(1)および条件式(2)を共に満足するように構成されている。但し、nは各層のd線に対する屈折率であり、dは各層の物理的膜厚である。したがって、n×dが光学膜厚である。また、λcは中心波長であり、θは2π/(1周期の層数)を表すピッチ角であり、αは振幅比である。振幅比αとは、基準となる層(すなわち、sin{(k−1)×θ}が0である場合に相当する層)の光学膜厚を基準とした場合の、他の層の光学膜厚の変動幅を規定する固定値である。
n×d=(λc/4)×[1+sin{(k−1)×θ}×α] ……(1)
0≦α<1 ……(2)
なお、「光学膜厚が積層構造全体として積層方向において周期的に変化する」とは、各層の(第1層T1〜第j層Tj)の光学膜厚が厳密に条件式(1)を満足する場合に限定されるわけではなく、所定の透過率分布を得るために適宜補正を加えることを許容する概念である。
このように、本実施の形態の光学フィルタによれば、高屈折率層と低屈折率層とが交互に繰り返し積層され、かつ、各層の光学膜厚(n×d)が全体として積層方向に周期的に変化するようにしたので、低屈折率層の厚みを極端に薄くすることなく(すなわち製造上、十分な制御性が確保できる程度の物理的膜厚を保持しつつ)、所望の中心波長λcおよび帯域幅を有する反射帯域(例えば550nm以上620nm以下)が得られる。そのうえ、670nm以上の波長を有する赤外光の反射も得られる。したがって、一体となったコンパクトな積層構造でありながら、赤外域に反射帯域を有する赤外光カットフィルタの反射率特性と、赤外域よりも短波長側の所定の反射帯域を有するマイナスフィルタの反射率特性とを併せ持った、従来にはない光学機能を発揮することができる。
<変形例>
上記実施の形態では、高屈折率層(奇数層)および低屈折率層(偶数層)がいずれも条件式(1)を満足する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、光学基板100の側から(2m−1)番目に位置する奇数層が下記の条件式(3)から条件式(5)の全てを満足し、かつ、光学基板100の側から2m番目に位置する偶数層が以下の条件式(5)および条件式(6)を共に満足するように構成することもできる。但し、mは自然数であり、βは光学膜厚比である。光学膜厚比βとは、偶数層の平均の光学膜厚に対する奇数層の平均の光学膜厚の比を規定する任意の正の固定値である。
n×d=β×(λc/4)×[1+sin{((2m−1)−1)×θ}×α] ……(3)
0<β ……(4)
0≦α<1 ……(5)
n×d=(λc/4)×[1+sin{(2m−1)×θ}×α] ……(6)
このようにすることで、反射帯域の位置や幅が微調整され、所望の反射率特性を有する光学フィルタを得ることができる。なお、この場合も、奇数層を高屈折率層とすると共に偶数層を低屈折率層としてもよいし、奇数層を低屈折率層とすると共に偶数層を高屈折率層としてもよい。
次に、本実施の形態に係る光学フィルタの具体的な実施例について説明する。
<第1の実施例>
第1の実施例(実施例1−1〜1−6)として条件式(1)および条件式(2)ならびに表1に示した条件を満たす図1の構造を有する光学フィルタを作製した。本実施例では、光学基板をBK7(独国ショット社)によって構成し、高屈折率層をTa2 5 (屈折率n≒2.2)によって構成し、低屈折率層をSiO2 (屈折率n≒1.46)によって構成した。なお、媒質(空気)の屈折率nを零(0)とした。表1に実施例1−1〜1−6の基本データを示す。これらの光学フィルタについて、光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。その結果を図2〜図7に示す。
Figure 2008242000
表1に示したように本実施例では、いずれも、中心波長λcを750nm、光学膜厚比βを1、ピッチ角θをπ/4(すなわち45°)、繰り返し積層数を9、総層数を72とした。但し、振幅比αについては、0.025から0.3までの範囲で変化させて各々異なる条件とした。
図2(A),図3(A),図4(A),図5(A),図6(A),図7(A)は、実施例1−1〜1−6に対応する光学膜厚の分布を表すものであり、横軸が層番号kを示し、縦軸が光学膜厚(本実施例ではn×d/λcを意味する。以下、各実施例についても同じ。)を示している。一方、図2(B),図3(B),図4(B),図5(B),図6(B),図7(B)は、実施例1−1〜1−6に対応する反射率の分布を表すものであり、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が透過率(%)を示している。
また、第1の実施例に対する比較例1−1として、振幅比αが零(0)である(すなわち、全ての層の光学膜厚(n×d/λc)が0.25で一定である)ことを除き、他は第1の実施例と同様の条件を満たす光学フィルタを作製した。比較例1−1に関し、光学膜厚の分布を図21(A)に表すと共に反射率の分布を図21(B)に表す。
図2〜図7に示したように、実施例1−1〜1−6では、いずれも約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となり、かつ、580nm付近に50nm以下の半値幅を有する反射帯域が存在することがわかった。これに対し、比較例1−1では、約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となるものの、580nm付近における明確な反射帯域の存在はみられなかった。さらに、実施例1−4〜1−6では490nm付近にも反射帯域が存在し、特に実施例1−5,1−6では430nm付近にも反射帯域が存在することがわかった。また、この条件下では、振幅比αを大きくするほど各反射帯域の幅が拡大し、かつ、透過率を低減できることがわかった。
<第2の実施例>
第2の実施例(実施例2−1,2−2)として、ピッチ角θを変更したことを除き、他は実施例1−2と同様の条件(表2)を満たす光学フィルタを作製し、光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。その結果を図8および図9に示す。また、表2に実施例2−1および実施例2−2の基本データを実施例1−2と併せて示す。
Figure 2008242000
表2に示したように、実施例2−1ではピッチ角θを30°とし、実施例2−2ではピッチ角θを60°とした。
また、第2の実施例に対する比較例2−1として、ピッチ角θが0°である(すなわち、全ての層の光学膜厚(n×d/λc)が0.25で一定である)光学フィルタを作製した。この比較例2−1に関し、光学膜厚の分布を図22(A)に表すと共に、反射率の分布を図22(B)に表す。
図8に示したように、実施例2−1では約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となり、かつ、620nm付近に反射帯域が存在することがわかった。さらに、図9に示したように、実施例2−2では約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となり、かつ、550nm付近に反射帯域が存在することがわかった。これに対し、比較例2−1では、約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となるものの、580nm付近における明確な反射帯域の存在はみられなかった。また、実施例2−1,2−2および1−2の比較により、この条件下では、ピッチ角θを大きくするほど反射帯域が短波長側にシフトすることがわかった。
<第3の実施例>
第3の実施例(実施例3−1〜3−3)として、繰り返し積層数(総層数)を変更したことを除き、他は実施例1−2と同様の条件(表3)を満たす光学フィルタを作製し、光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。その結果を図10〜図12に示す。また、表3に実施例3−1〜3−3の基本データを実施例1−2と併せて示す。
Figure 2008242000
表3に示したように、実施例3−1では繰り返し積層数および総層数をそれぞれ6および48とし、実施例3−2では繰り返し積層数および総層数をそれぞれ12および96とし、実施例3−3では繰り返し積層数および総層数をそれぞれ15および120とした。
図10〜図12に示したように、実施例3−1〜3−3では約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となり、かつ、580nm付近に反射帯域が存在することがわかった。また、実施例3−1〜3−3および1−2の比較により、この条件下では、繰り返し積層数(総層数)を大きくするほど反射帯域における透過率を低減できることがわかった。但し、この場合には、振幅比αを変化させた場合とは異なり、反射帯域の幅が大きく変化することがなかった。
<第4の実施例>
第4の実施例(実施例4−1,4−2)として、光学膜厚比βを変更したことを除き、他は実施例1−2と同様の条件(表4)を満たす光学フィルタを作製し、光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。その結果を図13および図14に示す。また、表4に実施例4−1,4−2の基本データを実施例1−2と併せて示す。
Figure 2008242000
表4に示したように、実施例4−1では光学膜厚比βを0.5とし、実施例4−2では光学膜厚比βを2.0とした。
図13および図14に示したように、実施例4−1,4−2では、実施例1−2と同様に約670nm以上の長波長域において透過率がほぼ零となり、かつ、580nm付近に反射帯域が存在することがわかった。ここでは、光学膜厚比βを変化させても580nm付近の反射帯域の幅や深さ(反射率の大きさ)はほぼ一定であった。但し、実施例4−1,4−2では、実施例1−2では見られなかった430nm付近での新たな反射帯域も生じた。
<第5の実施例(実施例5−1〜5−3)>
実施例5−1として、中心波長λcを770nmとしたことを除き、他は実施例1−2と同様の条件を満たす光学フィルタを作製した。さらに、実施例5−1の光学フィルタを基本構成としつつ各層の光学膜厚に補正を加えたことを除き、他は実施例5−1と同様の条件を満たす光学フィルタを実施例5−2,5−3として作製した。これらの実施例5−1〜5−3についても光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。実施例5−1の光学膜厚は図3(A)に示したように実施例1−2と同じであり、実施例5−2,5−3の光学膜厚は、図15および図16にそれぞれ示したとおりである。なお、実施例5−2では、光学基板に最も近い側における1周期分の各層と、光学基板から最も遠い側における1周期分の各層との双方についてのみ光学膜厚の補正を行った。一方、実施例5−3では全ての層について光学膜厚の補正を行った。このように構成した実施例5−1〜5−3における透過率の波長依存性を図17に示す。図17では、曲線17Aが基本構成である実施例5−1に対応し、曲線17Bが実施例5−2に対応し、曲線17Cが実施例5−3に対応している。
実施例5−2(曲線17B)および実施例5−3(曲線17C)では、実施例5−1(曲線17A)と比べ、およそ670nm以下の波長域において(600nm付近の反射帯域を除き)より平坦な透過率が得られた。但し、反射帯域の幅や深さについては変化が見られなかった。このように、光学フィルタ全体として積層方向において周期的に変化する光学膜厚に補正を加えることで、透過率分布の微調整が可能であることが確認できた。
<第6の実施例>
第6の実施例(実施例6−1,6−2)として、実施例5−1を基本構成としつつ各層の光学膜厚に補正を加えると共に、第1層と光学基板との間に下地層を設けたことを除き、他は実施例5−1と同様の条件を満たす光学フィルタを作製し、光学膜厚の分布と分光特性との関係について調査した。実施例6−1,6−2の光学膜厚は、図18および図19にそれぞれ示したとおりである。実施例6−1では、光学基板の上に高屈折率層と低屈折率層との中間の屈折率を有する下地層S1を設けるようにした。具体的には、屈折率n≒1.7であるサブスタンスM1(独国メルク社)を用いて下地層S1を形成した。一方、実施例6−2では、光学基板の上に、高屈折率材料であるTa2 5 からなる下地層S1と低屈折率材料であるSiO2 からなる下地層S2とを順に配置するようにした。ここでの下地層S1,S2は、全体として単層の中間屈折率層として振る舞うと考えられる。
このように構成した実施例6−1,6−2における透過率の波長依存性を、実施例5−3における透過率の波長依存性と共に図20に示す。図20では、曲線20Aが実施例5−3に対応し、曲線20Bが実施例6−1に対応し、曲線20Cが実施例6−2に対応している。
実施例6−1(曲線20B)および実施例6−2(曲線20C)では、実施例5−3(曲線20A)と比べ、600nm付近の反射帯域よりも短波長側の帯域においてより平坦化された透過率分布が得られた。但し、600nm付近の反射帯域の幅や深さについては変化が見られなかった。このように、光学基板の上に、高屈折率層と低屈折率層との中間の屈折率を有する下地層を設けることで、透過率分布の最適化が可能であることが確認できた。
以上、第1〜第3の実施例からわかるように、本発明では、振幅比α、ピッチ角θ、繰り返し積層数(総層数)の各パラメータを変更することにより、赤外光領域よりも短波長側に位置する反射帯域の幅や位置、深さを自由に調整することができる。また、第5の実施例からわかるように、各層の光学膜厚の補正を行うことで、より好ましい透過率分布を形成することも可能である。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各層および各基板の屈折率および光学膜厚の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。また、各層および各基板を構成する材料種についても上記各数値実施例で示したものに限定されず、他の材料種を利用することが可能である。
さらに、各層を、等価膜理論に基づき、複数の膜によって構成してもよい。すなわち、2種類の屈折率膜を対称に積層することにより、光学的に単層として振る舞うように構成してもよい。
本発明における一実施の形態としての光学フィルタの断面図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−1の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−2の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−3の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−4の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−5の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例1−6の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例2−1の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例2−2の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例3−1の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例3−2の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例3−3の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例4−1の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例4−2の光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例5−2の光学膜厚分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例5−3の光学膜厚分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例5−1〜5−3の透過率分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例6−1の光学膜厚分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例6−2の光学膜厚分布を表す特性図である。 図1に示した光学フィルタに対応する実施例6−1,6−2の透過率分布を表す特性図である。 比較例1−1の光学フィルタにおける光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。 比較例2−1の光学フィルタにおける光学膜厚分布および透過率分布を表す特性図である。
符号の説明
T1〜Tj…第1層〜第j層、10…積層構造、100…光学基板、100S…表面。


Claims (8)

  1. 互いに異なる屈折率を有する第1の層と第2の層とが基板上に交互に繰り返し積層された積層構造を有し、かつ、前記第1および第2の層の各光学膜厚が全体として積層方向において周期的に変化している
    ことを特徴とする光学フィルタ。
  2. 赤外域に反射帯域を有すると共に前記赤外域よりも短波長側に他の反射帯域を有することを特徴とする請求項1記載の光学フィルタ。
  3. 前記他の反射帯域における半値幅は50nm以下であることを特徴とする請求項2記載の光学フィルタ。
  4. 550nm以上620nm以下および670nm以上の各帯域に反射帯域を有することを特徴とする請求項1記載の光学フィルタ。
  5. 前記基板の側からk番目に位置する第1および第2の層が以下の条件式(1)および条件式(2)を共に満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
    n×d=(λc/4)×[1+sin{(k−1)×θ}×α] ……(1)
    0≦α<1 ……(2)
    但し、
    λc:中心波長
    n:中心波長λcに対する屈折率
    d:物理的膜厚
    θ:2π/(1周期の層数)
    α:振幅比
    である。
  6. 前記基板の側から奇数(2m−1)番目に位置する第1の層が以下の条件式(3)から条件式(5)の全てを満足し、かつ、前記基板の側から偶数(2m)番目に位置する第2の層が以下の条件式(5)および条件式(6)を共に満足する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
    n×d=β×(λc/4)×[1+sin{((2m−1)−1)×θ}×α] ……(3)
    0<β ……(4)
    0≦α<1 ……(5)
    n×d=(λc/4)×[1+sin{(2m−1)×θ}×α] ……(6)
    但し、
    λc:中心波長
    n:中心波長λcに対する屈折率
    m:自然数
    d:物理的膜厚
    θ:2π/(1周期の層数)
    α:振幅比
    β:光学膜厚比
    である。
  7. 前記基板と、前記積層構造との間に、屈折率が前記第1の層と前記第2の層との中間の値を示す下地層を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
  8. 互いに異なる屈折率を有する第1の層と第2の層とが交互に繰り返し積層されて一体となっており、かつ、550nm以上620nm以下および670nm以上の各帯域に反射帯域を有する
    ことを特徴とする光学フィルタ。

JP2007081196A 2007-03-27 2007-03-27 光学フィルタ Ceased JP2008242000A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081196A JP2008242000A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 光学フィルタ
US12/053,639 US8045269B2 (en) 2007-03-27 2008-03-24 Optical filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081196A JP2008242000A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 光学フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008242000A true JP2008242000A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39793841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007081196A Ceased JP2008242000A (ja) 2007-03-27 2007-03-27 光学フィルタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8045269B2 (ja)
JP (1) JP2008242000A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023189562A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 東海光学株式会社 ノッチフィルター

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101614832A (zh) * 2008-06-24 2009-12-30 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 膜堆结构
US20110249325A1 (en) * 2008-12-30 2011-10-13 Zehentmaier Sebastian F Fluoropolymeric multilayer optical film and methods of making and using the same
US8456740B2 (en) * 2010-04-15 2013-06-04 Raytheon Company Method and apparatus for pathlength adjustment in an optical system
JP2011242437A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Olympus Corp 多層膜フィルター、及び、それを用いた蛍光顕微鏡
CN103376490B (zh) * 2012-04-27 2016-12-21 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 红外截止滤光片及镜头模组
TW201344254A (zh) * 2012-04-27 2013-11-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 紅外截止濾光片及鏡頭模組
CN102798919B (zh) * 2012-08-24 2014-09-03 杭州科汀光学技术有限公司 受抑波长漂移的截止滤光片
US9977157B2 (en) * 2013-02-13 2018-05-22 Guardian Europe S.à r.l. Dielectric mirror
US9594195B2 (en) 2013-02-13 2017-03-14 Centre Luxembourgeois de Recherches Pour le Verre et la Ceramique (CRVC) SaRL Dielectric mirror
TWI500978B (zh) * 2013-09-02 2015-09-21 Largan Precision Co Ltd 紅外線濾除元件
JP2017009704A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 キヤノン株式会社 多層膜を用いた光学素子、光学系および光学機器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000329933A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Olympus Optical Co Ltd 多層膜フィルター
JP2002107506A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Canon Inc 反射防止膜およびこれを用いた光学部品
JP2003279726A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Kinseki Ltd 赤外線カットフィルタ付き光学ローパスフィルタ
JP2004045452A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Canon Inc 光学多層膜及び光学素子
JP2005082837A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd 真空成膜方法、装置、及びそれらを用いて製造されたフィルタ
JP2006010764A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Hitachi Maxell Ltd 光学フィルタ
JP2006023471A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Olympus Corp 多層膜マイナスフィルター及び蛍光顕微鏡
JP2006285196A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Seiko Epson Corp 光学多層膜、光学素子、反射ミラーおよびプロジェクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL98713A (en) * 1991-07-02 1997-11-20 Electro Optics Ind Ltd Optical notch or minus filter
JP3255638B1 (ja) * 2000-06-07 2002-02-12 日本板硝子株式会社 反射型液晶表示素子用基板
JP2002333519A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Alps Electric Co Ltd 光学フィルタ
US7564628B2 (en) * 2006-06-06 2009-07-21 Cpfilms, Inc. Multiple band reflector with metal and dielectric layers

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000329933A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Olympus Optical Co Ltd 多層膜フィルター
JP2002107506A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Canon Inc 反射防止膜およびこれを用いた光学部品
JP2003279726A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Kinseki Ltd 赤外線カットフィルタ付き光学ローパスフィルタ
JP2004045452A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Canon Inc 光学多層膜及び光学素子
JP2005082837A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Shin Meiwa Ind Co Ltd 真空成膜方法、装置、及びそれらを用いて製造されたフィルタ
JP2006010764A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Hitachi Maxell Ltd 光学フィルタ
JP2006023471A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Olympus Corp 多層膜マイナスフィルター及び蛍光顕微鏡
JP2006285196A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Seiko Epson Corp 光学多層膜、光学素子、反射ミラーおよびプロジェクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023189562A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 東海光学株式会社 ノッチフィルター

Also Published As

Publication number Publication date
US8045269B2 (en) 2011-10-25
US20080239496A1 (en) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008242000A (ja) 光学フィルタ
JP4958594B2 (ja) 反射防止膜、光学素子および光学系
JP6979730B2 (ja) 光学フィルタ及び当該光学フィルタを含む赤外線画像センシングシステム
JP4958536B2 (ja) 反射防止膜
US7688512B2 (en) Transmissive diffraction grating, and spectral separation element and spectroscope using the same
JP6449999B2 (ja) 反射防止膜、光学素子および光学系
JP2007183525A (ja) 誘電体多層膜フィルタ
JP5280654B2 (ja) 透過型回折格子、並びに、それを用いた分光素子及び分光器
WO2005116696A1 (ja) 反射防止膜
JP2004309934A (ja) 赤外線カットフィルタおよびその製造方法
JP2018200464A5 (ja)
JP2007171735A (ja) 広帯域反射防止膜
JP2000329933A (ja) 多層膜フィルター
JP2016218436A (ja) 回折光学素子、光学系、および、光学機器
JP2007333806A (ja) 反射防止膜および光学部材
US20140327966A1 (en) Antireflection film
JP2005165249A (ja) 反射防止膜及びこれを備える光学レンズ並びに光学レンズユニット
JP2006259124A (ja) コールドミラー
JP5586687B2 (ja) ミラー
JP2017009704A (ja) 多層膜を用いた光学素子、光学系および光学機器
JP2009031406A (ja) 非偏光ビームスプリッター及びそれを利用した光学計測機器
JP2003121637A (ja) ファブリペローフィルタ
JP2010271404A (ja) 反射防止膜
JP5197274B2 (ja) 光学部材の製造法および光学部材
JP2003014932A (ja) 偏光ビームスプリッタ、および偏光ビームスプリッタの作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091210

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120727

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120912

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20130827