JP2008241232A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の外部温度が極低温となる場合であっても、筐体内の温度変化を小さくする。また、加熱器によって筐体内を加熱する場合に生じる熱損失を防止する。
【解決手段】冷媒と内部空気との間での熱交換により、冷媒を沸騰気化させることで、筐体の内部空気を冷却する蒸発器、冷媒と外部空気との熱交換により、冷媒を凝縮させることで、冷媒の熱を筐体の外部空気に放出する凝縮器および蒸発器と凝縮器との間で冷媒を循環させる経路を構成する冷媒配管を、それぞれ有し、互いに独立して構成される第1、第2冷媒回路を備える沸騰冷却装置において、第1、第2冷媒回路に冷媒の循環を停止する電磁バルブをそれぞれ設け、筐体の内部空気温度を検出する内気温度検出手段を設け、制御基板に、内気温度検出手段の検出温度が低下した場合に、電磁バルブによって、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒循環を停止させる制御を実行させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体の内部空気を冷却する沸騰冷却装置に関するものであり、例えば、携帯電話通信網基地局の局舎内の空気温度を制御する沸騰冷却装置に関するものである。
例えば、携帯電話通信網基地局では、その局舎内に収容されている通信機器等の電子機器の熱を局舎外に排熱する必要があり、さらに、電子機器を熱衝撃などの温度ストレスから保護するため、局舎内を温度変化の少ない安定した環境とすることが求められている。
そこで、従来では、局舎の内部空気を冷却するために、例えば、特許文献1、2に記載されているように、局舎に沸騰冷却装置を取り付け、さらに、例えば、特許文献2に記載されているように、沸騰冷却装置の制御手段に、局舎内の温度に応じて、外部空気用送風機(以下、外気ファンと呼ぶ)の回転数を制御させることで、沸騰冷却装置の冷却能力を可変させて、局舎内の温度変化を少なくすることを図っていた。なお、以下では、外部空気用送風機を外気ファンと呼ぶ。
なお、ここでいう外気ファンの回転数制御とは、外気ファンの回転数を増減させる制御と、ファンの作動状態をONとOFFのどちらかに切り替えるON−OFF制御の両方を含んでおり、特に、局舎内部温度の下限の作動域を増やすために外気ファンのON−OFF制御で対応することがなされる。
特開2005−140464号公報 特許第3082669号公報
しかし、外気温度低下時では、局舎からの自然放熱量が増加するため、沸騰冷却装置が処理すべき熱量は低減するが、沸騰冷却装置の原理上、冷却能力は増加する。すなわち、例えば、局舎内の温度が一定のまま、外気温度が低下した場合では、局舎内外の温度差が増大することから、局舎内から外気への自然放熱量が増加して、局舎内の温度が低下する。一方、沸騰冷却装置では、冷媒の外気への放熱量が増加するため、沸騰冷却装置の冷却能力が増加する。
そのため、外気温低下時に、ファン回転数を低減させるという制御方法では、ファン回転数を低下させても、沸騰冷却装置の冷却能力が、沸騰冷却装置が処理すべき熱量を超えてしまうので、局舎内が過冷却状態となってしまい、局舎内を所望の温度で維持できないという問題が生じる。同様に、外気温低下時にファンをOFF状態とし、局舎内の温度に応じて、ファンのON−OFF状態を切り替えるON−OFF制御では、ファンを作動させると、局舎内が過冷却状態となるため、局舎内の温度変動が大きくなるという問題が生ずる。
なお、ON-OFF周期を短くして対応する方法も考えられるが、ファンのON−OFF作動切替の度に、ファンのうなり音が生じるため、この方法は、騒音苦情を招く恐れがあるという別の問題が生じるので好ましくない。
また、極寒時では、局舎内部を加熱するが、沸騰冷却の原理上、冷媒の自然循環により熱が局舎外に排熱されてしまい、温まるのが遅くなる不具合がある。すなわち、例えば、局舎内の温度が所定温度よりも低下したときに、電子機器を停止させ、さらに、停止された電子機器を起動させるために、局舎内をヒータで加熱するという制御がされる場合であって、ヒータが蒸発器の空気流れ上流側に配置されている場合では、ヒータによって加熱された空気が蒸発器を通過する際に、その熱が冷媒に奪われてしまうため、局舎内の温度が電子機器を起動する温度に到達するまでに時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、筐体の外部温度が極低温となる場合であっても、筐体内の温度変化を小さくすることができる沸騰冷却装置を提供することを第1の目的とする。また、加熱器によって筐体内を加熱する場合に生じる熱損失を防止できる沸騰冷却装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、冷媒と内部空気との間での熱交換により、冷媒を沸騰気化させることで、内部空気を冷却する蒸発器(12)、冷媒と外部空気との熱交換により、冷媒を凝縮させることで、冷媒の熱を外部空気に放出する凝縮器(13a、13b)および蒸発器と凝縮器との間で冷媒を循環させる経路を構成する冷媒配管(14、15)を、それぞれ有し、互いに独立して構成される第1、第2冷媒回路と、第1、第2冷媒回路の少なくとも一方に設けられ、冷媒回路の冷媒流量を調整する冷媒流量調整手段(33a)と、内気温度検出手段の検出温度が低下した場合に、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を他方の冷媒流量よりも減少させるように、冷媒流量調整手段を制御する制御手段(37)とを備えることを第1の特徴とする。
本発明では、このように、筐体の内部空気温度が低下した場合に、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を他方の冷媒流量よりも減少させる制御を制御手段に行わせることで、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を他方の冷媒流量よりも減少させない場合と比較して、微小な冷却能力で沸騰冷却装置を連続運転させることができる。
これにより、筐体の外部温度が極低温となることによって、筐体の内部空気温度が低下するような環境状況であっても、筐体内の温度変化を小さくできる沸騰冷却装置を提供できる。
本発明では、例えば、冷媒流量調整手段として、冷媒の循環を停止させる冷媒循環停止手段を採用し、制御手段が、内気温度検出手段の検出温度が低下した場合に、第1、第2冷媒回路のうちの一方を、冷媒の循環が停止した状態とし、他方を冷媒が循環する状態となるように、冷媒循環停止手段を制御する構成を採用できる。
また、例えば、第1、第2冷媒回路を構成する凝縮器は、第1冷媒回路の凝縮器(13a)が、第2冷媒回路の凝縮器(13b)よりも外部空気流れの上流側に位置するように、外部空気流れに対して直列に配置されている場合では、冷媒流量調整手段(33a)を、第1冷媒回路に設けることが好ましい。この場合に、より微少な冷却能力での運転が可能となるからである。
また、本発明では、制御手段に以下に示す制御を実行させることができる。
例えば、内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、外部空気用送風機を停止させるとともに、冷媒流量調整手段によって第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態する。
そして、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度よりも高温の第2しきい値温度(T2)以上となった場合に、第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を減少させたまま、外部空気用送風機を稼動させた状態とする。
さらに、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が第2しきい値温度よりも高温の第3しきい値温度(T3)以上となった場合に、冷媒流量調整手段によって第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とする。
また、他の例として、内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、第1、第2外部空気用送風機を停止させるとともに、冷媒流量調整手段によって第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とする。
そして、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度よりも高温の第2しきい値温度(T2)以上となった場合に、第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を減少させた状態のまま、第1、第2外部空気用送風機の一方(17a)を稼動させた状態とする。
さらに、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が第2しきい値温度よりも高温の第3しきい値温度(T3)以上となった場合に、冷媒流量調整手段によって第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とする。
さらに、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が第3しきい値温度よりも高温の第4しきい値温度(T4)以上となった場合に、第1、第2外部空気用送風機の両方(17a、17b)を稼動させた状態とする。
また、他の例として、上記の例において、内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、第1、第2外部空気用送風機を停止させるとともに、冷媒流量調整手段によって第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を減少させた状態とする代わりに、内気温度検出手段の検出温度が第5しきい値温度(T5)以下となった場合に、第1、第2外部空気用送風機を稼動させたまま、冷媒流量調整手段(33a)によって第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とし、この状態で、内気温度検出手段の検出温度が前記第5しきい値温度よりも低温の第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、第1、第2外部空気用送風機を停止させた状態としてもよい。
なお、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態には、冷媒流量を0にすることも含まれ、すなわち、冷媒の循環を停止させた状態も含まれる。また、冷媒流量よりも減少させた状態が冷媒の循環を停止させた状態を意味する場合、第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とは、冷媒が循環している状態を意味する。
また、本発明では、筐体は、内気温度検出手段の検出温度が所定温度よりも低い場合に、加熱器(34)によって内部空気が加熱されるようになっており、制御手段(37)は、加熱器によって内部空気が加熱されている場合に、冷媒流量調整手段もしくは冷媒循環停止手段によって、第1、第2冷媒回路の少なくとも一方を、冷媒の循環が停止している状態とする制御を行うようになっていることを第2の特徴とする。
このように、加熱器によって内部空気が加熱されている場合に、第1、第2冷媒回路の少なくとも一方の冷媒の循環が停止している状態とする制御を制御手段に行わせることで、加熱された内部空気の熱が、冷媒回路の冷媒を介して、外部に放出されることを抑制できるので、加熱器によって筐体内を加熱する場合に生じる熱損失を防止できる沸騰冷却装置を提供できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態では、通信機器などが収納されている携帯電話基地局の局舎内を冷却する基地局用沸騰冷却装置を例として説明する。
図1(a)〜(d)に、本発明の第1実施形態における冷却装置の全体構成を示す。また、図2に、冷却装置の局舎への設置状態を示す。なお、図1(a)は冷却装置を外気側正面から見たときの内部構成を示す図であり、図1(b)、(c)は、それぞれ、図1(a)中の冷却装置を矢印A、B方向で見たときの内部構成を示す図であり、図1(d)は、冷却装置を上方から見たときの内気側熱交換器12と外気側熱交換器13の配置を示す図である。また、図1(a)〜(c)、図2では、図の上下方向が、冷却装置の天地方向である。
図2に示すように、本実施形態の冷却装置1は、筐体としての局舎2の扉3に取り付けられるものである。局舎2は、扉3が閉められたとき、密閉状態となる。また、局舎2の内部には、アンテナ4を介して、携帯電話機5や最寄りの交換局等と通信を行うための通信機器6が収納されており、この通信機器6が作動することで、通信機器6が発熱し、局舎2の内気温度が上昇する。
本実施形態の冷却装置1は、熱サイフォン原理を利用した沸騰冷却装置であり、図1(a)〜(c)に示すように、本体ケース11と、本体ケース11の内部に収納される内気側熱交換器12、外気側熱交換器13、ガス配管14、液配管15、内気用ファン16および外気用ファン17とを主に備えている。
本体ケース11は、図1(a)〜(d)に示すように、直方体であり、図1(a)、(d)のように、本体ケース11を正面から見て、前面21と、前面21の奥側に位置する背面22と、前面21の左側に位置する左側面23と、前面21の右側に位置する右側面24と、前面21の上側に位置する上面25と、前面21の下側に位置する下面26とを有している。
また、この本体ケース11は、図1(a)中の奥行き方向の幅、すなわち、前面21と背面22に垂直な方向の幅が、本体ケース11の他の幅よりも小さくなっており、以下では、前面21と背面22に垂直な方向を、本体ケース11の厚さ方向と呼ぶ。また、図1(a)中の前面21に向かって左右の方向を、本体ケース11の左右方向と呼ぶ。
本実施形態では、図1(d)に示すように、本体ケース11の横断面の形状は、本体ケース11の厚さ方向での長さが、その厚さ方向に直交する本体ケース11の左右方向での長さよりも短い形状となっている。なお、本体ケース11の横断面とは、本体ケース11の上下方向、すなわち、天地方向に垂直な方向での断面を意味する。
また、図2に示すように、本体ケース11の背面22が局舎2の内部に面し、前面21が局舎2の外部に面するように、冷却装置1が局舎2の扉3に取り付けられるようになっている。すなわち、本体ケース11の厚さ方向が、冷却装置1の局舎2に対する取り付け方向となっている。
また、図1(a)、(d)に示すように、本体ケース11の内部は、隔壁27によって、本体ケース11の左右方向で2つの領域に分けられている。この隔壁27は、本体ケース11の内部に沿った形状であり、略長方形の略平板である。隔壁27は、鉛直方向に平行となるように、本体ケース11の前面21、背面22、上面25および下面26に対して垂直に配置されている。
また、本実施形態では、本体ケース11の内部空間のうち、図1(a)中の左側が内気側領域31であり、局舎2の内気が流通する内気流路となり、図1(a)中の右側が外気側領域32であり、局舎2の外気が流通する外気流路となる。なお、内気側領域31と外気側領域32の配置は、左右逆であっても良い。
そして、図1(a)に示すように、内気側領域31には、本体ケース11の下側に内気側熱交換器12が配置され、本体ケース11の上側に内気用ファン16が配置されている。一方、外気側領域32には、本体ケース11の上側に外気側熱交換器13が配置され、本体ケース11の下側に外気用ファン17が配置されている。
また、図1(b)、図2に示すように、本体ケース11の背面22のうち、内気用ファン16に対向する位置と、内気側熱交換器12に対向する位置とに、それぞれ、内気取り入れ口と、内気排出口となる開口部22a、22bが設けられている。
また、図1(c)に示すように、本体ケース11の前面21のうち、外気用ファン17に対向する位置と、外気側熱交換器13に対向する位置とに、それぞれ、外気取り入れ口と、外気排出口となる開口部21a、21bが設けられている。
内気側熱交換器12は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属材からなる多穴チューブの長手方向両端側をタンクにて閉塞し、チューブ間にフィンを配置した構成のマルチフローパス型のフィン−チューブ熱交換器であり、図1(b)に示すように、内気側領域31に2つ配置されている。
外気側熱交換器13は、内気側熱交換器12と同様に、例えば、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属材からなる多穴チューブの長手方向両端側をタンクにて閉塞し、チューブ間にフィンを配置した構成のマルチフローパス型のフィン−チューブ熱交換器であり、図1(c)に示すように、外気側領域32に2つ設けられている。
2つの内気側熱交換器12は、内気流れに対して直列に重ねて配置されており、2つの外気側熱交換器13も、外気流れに対して直列に重ねて配置されている。ここで、重ねて配置されているとは、2つの内気側熱交換器12同士間および2つの外気側熱交換器13同士間に隙間を設けずに配置していることを意味する。
また、内気側領域31には、図1(a)、(b)に示すように、2つのガス配管14が配置されており、1つのガス配管14は、1つの内気側熱交換器12と、1つの外気側熱交換器13とに接続されている。一方、外気側領域32には、図1(a)、(c)に示すように、2つの液配管15が配置されており、1つの液配管15は、1つの内気側熱交換器12と1つの外気側熱交換器13とに接続されている。これらのガス配管14および液配管15を介して、冷媒が内気側熱交換器12と外気側熱交換器13との間を循環するようになっている。なお、配管14、15を流れる冷媒としては、例えば、フロンガスを用いることができ、他の冷媒を採用してもよい。
このように、本実施形態の冷却装置1は、内気側熱交換器12、外気側熱交換器13、ガス配管14、液配管15により、密閉された冷媒回路が形成されており、このような独立した冷媒回路を2系統持っている。重ねて配置されている外気側熱交換器13のうち、外気流れの上流側に配置されている方13aを有する冷媒回路が第1冷媒回路であり、外気流れの下流側に配置されている方13bを有する冷媒回路が第2冷媒回路である。
この冷媒回路において、内気側熱交換器12では、フィンを介して、外気よりも高温である内気と、チューブ内の液相冷媒との間で、熱交換がされる。これにより、内気の熱量が液相冷媒に移動することで、液相冷媒が沸騰して気相冷媒となり、内気が冷却される。
一方、外気側熱交換器13では、フィンを介して、内気よりも低温である外気と、チューブ内の気相冷媒との間で熱交換がされる。これにより、気相冷媒が凝縮して、液相冷媒となり、冷媒の熱が外気に放出される。
このとき、外気側熱交換器13は、内気側熱交換器12よりも上側に配置されているので、気相冷媒と液相冷媒との密度差により、冷媒回路内の冷媒は、内気側熱交換器12→ガス配管14→外気側熱交換器13→液配管15→内気側熱交換器12の順に、自然循環する。
このように、本実施形態の冷却装置1は、内気側熱交換器12、外気側熱交換器13での冷媒の熱交換サイクル、すなわち、沸騰冷却サイクルを利用して、局舎2の内気と外気とを混合させることなく、内気を冷却するようになっている。なお、内気側熱交換器12、外気側熱交換器13が、それぞれ、本発明の蒸発器、凝縮器に相当する。
また、本実施形態では、内気用ファン16として、軸流ファンを1つ用いており、図1(b)、図2に示すように、内気が、本体ケース11の上方に位置する内気取り入れ口22aから取り入れられ、内気側領域31を上から下に向かって流れ、本体ケース11の下方に位置する内気排出口22bから排出されるようになっている。このため、局舎2の内気は、図2に示すように、冷却装置1の内部でUターンするように、局舎2の内部を流れるようになっている。なお、図1に示す冷却装置1では、内気用ファン16として、軸流ファンを用いているが、軸流ファンの代わりに遠心ファンを用いても良い。
また、本実施形態では、外気用ファン17として、2つの遠心ファンを用いており、図1(c)に示すように、外気が、本体ケース11の下方に位置する外気取り入れ口21aから取り入れられ、外気側領域32を下から上に向かって流れ、本体ケース11の上方に位置する外気排出口21bから排出されるようになっている。このように、外気用ファン17は、水平方向から吸入して、鉛直方向に吐出する空気流れを形成している。なお、図1に示す冷却装置1では、外気用ファンとして、遠心ファンを用いているが、遠心ファンの代わりに軸流ファンを用いても良い。
また、図1(a)、(c)に示すように、本実施形態の冷却装置1は、第1冷媒回路の液配管15中に設けられた第1電磁バルブ33aと、第2冷媒回路の液配管15中に設けられた第2電磁バルブ33bとを備えている。
第1、第2電磁バルブ33a、33bは、第1、第2冷媒回路の冷媒の循環を停止させる冷媒循環停止手段であり、閉じることによって冷媒の循環を停止させ、開くことによって循環の停止を解除するものである。この電磁バルブ33a、33bは、電磁力により変位する可動子により冷媒回路を遮断する弁体を開閉させる。なお、冷媒が循環する状態が、沸騰冷却サイクルが稼働する状態であり、冷媒の循環が停止した状態が、沸騰冷却サイクルが停止した状態である。
また、図1(a)、(b)に示すように、内気側領域31には、2つの内気側熱交換器12の内気流れの上流側であって、内気側熱交換器12に対して内気側熱交換器12の中心よりも図中上方側に加熱器としてのヒータ34が配置されている。このヒータ34は、局舎2の内気温度が0℃等の下限温度以上になるように、内気を加熱するものである。
また、2つの内気側熱交換器12の内気流れの下流側であって、本体ケース11の内気排出口22bの近傍に内気用温度センサ35が配置されている。内気用温度センサ35は、本体ケース11の内気排出口から吹き出される内気の吹出温度を検出するものである。
また、図1(a)、(c)に示すように、外気側領域32には、外気用ファン15よりも外気流れの上流側に外気用温度センサ36が配置されている。外気用温度センサ36は、外気側領域32に流入する外気の温度を検出するものである。なお、外気用温度センサ36の配置場所については、外気の温度を検出できれば、他の位置に変更しても良い。
また、図1(a)、(b)に示すように、内気側領域31には、沸騰冷却装置の運転を制御する制御手段としての制御基板37が配置されている。制御基板37には、内気用温度センサ35および外気用温度センサ36の検出温度が入力されるようになっており、制御基板37は、後述するように、これらの検出温度に基づいて、内気用ファン16および外気用ファン17の回転数制御、第1、第2電磁バルブ33a、33bの開閉による沸騰冷却サイクルの稼働数制御や、ヒータ34の作動制御を行う。なお、制御基板37は、CPU、ROMおよびRAM等を含んで構成される周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されるものであって、ROM内に記憶された制御プログラムに基づいて、各種演算、処理を行う。
次に、制御基板37が実行する内気用ファン16および外気用ファン17aの回転数制御と、第1、第2電磁バルブ33a、33bの開閉による沸騰冷却サイクルの稼働数制御について説明する。なお、ここでは、簡便のため、通信機器6の発熱量が一定である場合を想定している。
まず、沸騰冷却装置が冷却運転を実行する場合について説明する。
内気用ファン16の稼動制御については、常に、内気用ファン16を稼動させた状態とし、その回転数については、例えば、吹出温度に比例した大きさをあらかじめ設定しておき、その設定された回転数と吹出温度との関係に基づいて、内気用温度センサ35が検出した吹出温度に応じた回転数となるように、回転数を増減させる制御を行う。
また、第2電磁バルブ33bについても、常に、開けた状態とする制御を実行する。
図3に、第1電磁バルブ33aの開閉状態および外気用ファン17a、17bの回転数と、吹出温度との関係を示す。また、図4に、図3に示す第1電磁バルブ33aと外気用ファン17a、17bの作動状態について、横軸を時間に変更したときの図を示す。なお、図3の横軸中の第1〜第4しきい値温度T1〜T4は、あらかじめ設定される温度であり、それらの大小関係は、T1<T2<T3<T4である。
制御基板37は、沸騰冷却装置の冷却運転時では、内気温度に応じて、第1電磁バルブ33aの開閉制御および外気用ファン17a、17bの回転数制御を行う。内気温度を基準にするのは、沸騰冷却装置は局舎内の温度を一定に保つことを目的とするものであり、局舎2の内気温度は、外気温度の影響を受けて変動するからである。
図3に示すように、第1電磁バルブ33aについては、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第3しきい値温度T3以上であれば、開けた状態として、第1冷媒回路の冷媒が循環可能な状態とする。すなわち、第1、第2冷媒回路の両方の沸騰冷却サイクルを稼動させた状態とする。
そして、第1電磁バルブ33aを開けている状態で、内気温度が低下して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第1しきい値温度T1以下となった場合、第1電磁バルブ33aを閉じて、第1冷媒回路において冷媒の循環が停止した状態とし、第1、第2冷媒回路のうち第2冷媒回路のみ冷媒が循環する状態とする。すなわち、第1冷媒回路の沸騰冷却サイクルを停止させ、第2冷媒回路の沸騰冷却サイクルを稼動させた状態とする。
一方、第1電磁バルブ33aを閉じている状態で、内気温度が上昇して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第3しきい値温度T3以上となった場合、第1電磁バルブ33aを開き、第1冷媒回路の冷媒が循環可能な状態とする。すなわち、第1、第2冷媒回路の両方の沸騰冷却サイクルを稼動させた状態とする。
また、外気用ファン17a、17bについては、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第4しきい値温度T4以上であれば、2つの外気用ファン17a、17bを稼動させる。このとき、2つの外気用ファン17a、17bの回転数は、例えば、図3に示すように、吹出温度に比例した大きさが、あらかじめ設定されており、その設定された回転数と吹出温度との関係に基づき、内気用温度センサ35が検出した吹出温度に応じて増減される。
そして、2つの外気用ファン17a、17bが稼動している状態で、内気温度が低下して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第1しきい値温度T1以下となった場合、2つの外気用ファン17a、17bを停止させる。このように、本実施形態では、
第1電磁バルブ33aを閉じるためのバルブ閉しきい値温度と、2つの外気用ファン17a、17bを停止させるためのファン停止しきい値温度とを同じ温度である第1しきい値温度に設定している。
一方、2つの外気用ファン17a、17bが停止した状態で、内気温度が上昇して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第2しきい値温度T2以上となった場合に、2つの外気用ファン17a、17bのうちの一方17aのみを稼動させた状態とし、さらに、第4しきい値温度T4以上となった場合に、他方の外気用ファン17bを稼動させ、すなわち、外気用ファン17a、17bの両方を稼動させた状態とする。
具体例を挙げると、例えば、局舎が設置されている環境温度が−40℃〜+50℃であり、局舎内の目標温度が0〜65℃である場合、制御基板37は、吹出温度が30℃以上であれば、第1電磁バルブ33aを開けた状態とし、2つの外気用ファン17a、17bを稼動させる。
そして、外気温が低下すると、外気温の低下に伴って、局舎2からの自然放熱が増加するため、冷却装置1の内気排出口22bから吹き出される内気の吹出温度が低下する。このとき、吹出温度が15度以下となった場合に、第1電磁バルブ33aを閉じるとともに、2つの外気用ファン17a、17bを停止させる。
吹出温度が15℃以下になった後、通信機器6の発熱により、局舎2の内気温度が上昇して、吹出温度が25℃になった場合、一方の外気用ファン17aを起動させ、吹出温度に応じた回転数で稼動させる。そして、局舎2の内気温度が上昇して、吹出温度が28℃になった場合に、第1電磁バルブ33aを開け、さらに、吹出温度が30℃になった場合に他方の外気用ファン17bを起動させ、吹出温度に応じた回転数で稼動させる。
このように、本実施形態では、吹出温度が第1しきい値温度T1(例えば15℃)以下になった後において、吹出温度が第2しきい値温度T2(例えば25℃)を超えた場合では、吹出温度が第3しきい値温度T3未満で、第1しきい値温度T1を超える範囲内(例えば、15℃<T<28℃)で温度変化するとき、2つの沸騰冷却サイクルのうち、一方を停止させた状態で、2つの外気用ファン17a、17bのうち一方17aの回転数制御によって、沸騰冷却装置の冷却能力を調整するようにしている。
さらに、吹出温度が第3しきい値温度T3(例えば28℃)を超えた場合では、吹出温度が第4しきい値温度T4未満で、第1しきい値温度T1を超える範囲内(例えば、15℃<T<30℃)で温度変化するとき、2つの沸騰冷却サイクルが運転している状態で、1つの外気用ファンの回転数制御によって、沸騰冷却装置の冷却能力を調整するようにしている。
このように、本実施形態では、局舎2の内気温度が低下した場合に、第1電磁バルブ33aを閉じることにより、第1、第2冷媒回路のうちの一方を、冷媒の循環が停止した状態とし、他方を冷媒が循環する状態とする制御を制御基板37に行わせることで、第1、第2冷媒回路の両方を冷媒が常に循環する状態とする場合と比較して、微小な冷却能力で沸騰冷却装置を連続運転させることが可能となる。
これにより、局舎2の外部温度が極低温となることによって、局舎2の内気温度が低下するような環境状況であっても、局舎2内の温度変化を小さくできる沸騰冷却装置を提供できる。
ここで、図5に、本実施形態の比較例における2つの外気用ファン17a、17bの作動を説明するための図を示す。図5に示すように、上記した構成の沸騰冷却装置1において、第1、第2電磁バルブ33a、33bを常に開けた状態として、2つの外気用ファン17a、17bの運転台数を変更することでも、沸騰冷却装置の冷却能力を調整することができる。すなわち、吹出温度が15℃以下になったときに、2つの外気用ファン17a、17bを停止させ、その後、温度が上昇し、25℃を超えた場合に、一方の外気用ファン17aを起動させ、30℃を超えた場合に、他方の外気用ファン17bを起動させるという制御を行うことで、特許文献2のような2つの外気用ファン17a、17bを同時にON−OFFさせる制御を行う場合と比較して、吹出温度の変化を小さくすることができる。
これに対して、本実施形態によれば、図4と図5を比較してわかるように、吹出温度の傾きが緩やかであることから、比較例の場合よりも、温度変化を小さくでき、微少な冷却能力での連続運転が可能となっている。また、本実施形態によれば、図4と図5を比較してわかるように、外気用ファン17aのON−OFF周期を長くできるので、ファンのON−OFF作動切替の度に発生するファンのうなり音による騒音を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第1電磁バルブ33aを閉じ、2つの外気用ファン17a、17bを停止させた後の局舎2内の温度上昇時において、第1電磁バルブ33aを開けるタイミングを2つ目の外気用ファン17bを作動させる前としているが、2つ目の外気用ファン17bを起動させた後や、1つ目の外気用ファン17aを起動させる前に変更しても良い。
ただし、2つの沸騰冷却サイクルが運転している状態で、1つの外気用ファン17が作動するときの方が、1つの沸騰冷却サイクルが運転している状態で、2つの外気用ファン17が作動するときよりも、冷却の効きが緩やかとなる、すなわち、微少な冷却能力での運転が可能となる。したがって、微少な冷却能力での連続運転をさせるという観点では、第1電磁バルブ33aを開けるタイミングを2つ目の外気用ファン17bを起動させた後にするよりも、本実施形態のように、2つ目の外気用ファン17bを作動させる前とすることが好ましい。
次に、局舎2の内部を加熱する沸騰冷却装置1の暖房運転時における制御について説明する。
図6に、ヒータ34および第1、第2電磁バルブ33a、33bの作動状態と、吹出温度との関係を示す。なお、図6の横軸中のしきい値温度T6、T7は、あらかじめ設定される温度であり、それらの大小関係は、T6<T7である。
図6に示すように、制御基板34は、ヒータ34が停止している状態で、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、ヒータ稼動しきい値温度T6(例えば0℃)以下になった場合にヒータ34を稼動させ、この状態で、内気温度が上昇して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、ヒータ停止しきい値温度T7(例えば15℃)以上になった場合に、ヒータ34を停止させる制御を行う。
また、制御基板34は、内気用温度センサ35が検出した吹出温度がヒータ稼動しきい値温度T6以下になった場合、第1、第2電磁バルブ33a、33bの両方を閉じた状態とし、この状態で、内気温度が上昇して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度がヒータ停止しきい値温度T7以上になった場合に、第1、第2電磁バルブ33a、33bの両方を開けた状態とする制御を行う。
このように、本実施形態では、ヒータ34が局舎2の内気を加熱するときに、第1、第2電磁バルブ33a、33bの両方を閉じるようにしているので、加熱された内気の熱が、冷媒回路の冷媒を介して、外部に放出されることを抑制できる。すなわち、ヒータ34によって局舎2内を加熱する場合に生じる熱損失を防止できる。よって、暖房効率を高めることができる。
なお、図6では、第1、第2電磁バルブ33a、33bを閉じるためのしきい値温度をヒータ34を稼動させるためのヒータ稼動しきい値温度T6と同じ温度に設定することで、第1、第2電磁バルブ33a、33bを閉じるタイミングを、ヒータ34による加熱開始時と同じとしているが、上記した効果が得られる範囲で、変更しても良い。すなわち、少なくともヒータ34によって内気が加熱されている間において冷媒の循環が停止できれば良く、ヒータ34による加熱開始前に第1、第2電磁バルブ33a、33bを閉じるようにしても良い。
(第2実施形態)
第1実施形態では、沸騰冷却装置の冷却運転時における第1電磁バルブ33aの開閉制御と、2つの外気用ファン17a、17bの運転停止制御において、第1電磁バルブ33aを閉じるためのバルブ閉しきい値温度と、2つの外気用ファン17a、17bを停止させるためのファン停止しきい値温度とを同じ温度である第1しきい値温度T1に設定していたが、バルブ閉しきい値温度をファン停止しきい値温度よりも高く設定しても良い。
具体的には、図3に示すように、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第1しきい値温度T1と第2しきい値温度T2の間の温度である第5しきい値温度T5以下となった場合に、第1電磁バルブ33aを閉じ、第1しきい値温度T1以下となった場合に、2つの外気用ファン17a、17bを停止させる。これにより、第1実施形態のように、バルブ閉しきい値温度をファン停止しきい値温度とを同じ温度に設定した場合と比較して、冷却装置の冷却能力を微調整できるので、局舎2内の温度変化をより小さくできる。
(他の実施形態)
(1)上記した実施形態では、電磁バルブ33a、33bを液配管15に設けていたが、冷媒の循環を停止できれば、冷媒回路の他の位置に設けても良い。例えば、ガス配管14や、熱交換器と配管との接続部等に設けても良い。
(2)上記した実施形態では、沸騰冷却装置1の冷却運転時において、第1冷媒回路に設けられた第1電磁バルブ33aを閉じる制御を行う場合を説明したが、第1電磁バルブ33aの代わりに、第2冷媒回路に設けられた第2電磁バルブ33bを閉じる制御を行うようにしても良い。
ただし、微少な冷却能力で運転するという観点では、第1冷媒回路の第1電磁バルブ33aを閉じる制御を行うことが好ましい。これは、第1冷媒回路の外気側熱交換器13aは、第2冷媒回路の外気側熱交換器13bよりも外気流れの上流側に配置されているため、第2冷媒回路の外気側熱交換器13bよりも冷媒からの外気への放熱量が多く、第1冷媒回路の方が第2冷媒回路よりも冷却能力が高いからである。
なお、上記した実施形態では、第1、第2冷媒回路の両方に、電磁バルブ33a、33bを設けていたが、第1、第2冷媒回路の両方でなく、冷媒の循環を停止させる冷媒回路にのみ電磁バルブを設けても良い。
(3)上記した実施形態では、沸騰冷却装置1の冷却運転時において、電磁バルブを閉じて、冷媒の循環を停止させる場合を説明したが、電磁バルブを完全に閉じる代わりに、冷媒の流量を減少させる程度に閉じるようにしてもよい。この場合、この電磁バルブは、冷媒流量調整手段として機能する。
具体的には、図3を参照して説明すると、例えば、第1電磁バルブ33aを開けている状態で、内気温度が低下して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第1しきい値温度T1以下となった場合、第1電磁バルブ33aを完全ではなく、冷媒の流量を減少させる程度に閉じる。これにより、第1冷媒回路の冷媒流量を、第1しきい値温度T1よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とする。
そして、この状態で、内気温度が上昇して、内気用温度センサ35が検出した吹出温度が、第3しきい値温度T3以上となった場合、第1電磁バルブ33aの開度を大きくして、第1冷媒回路の冷媒流量を減少させる前の開度に戻す。これにより、第1冷媒回路の冷媒流量を、第3しきい値温度T3よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とする。
なお、この場合においても、第1電磁バルブ33aの代わりに、第2冷媒回路に設けられた第2電磁バルブ33bを、冷媒の流量を減少させる程度に閉じても良い。
このように、第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を減少させることでも、冷媒流量が減少した方の冷媒回路では、冷却能力が低下するので、このようにしても、微少な冷却能力での連続運転が可能となる。
また、この場合では、電磁バルブによって、冷媒流量を複数の段階で減少、増加させたり、連続的に冷媒流量を減少、増加させたりすることで、さらに、冷却能力の微調整が可能となる。
(4)上記した実施形態では、冷媒の循環を停止させる冷媒循環停止手段として、弁体の作動方式が電磁力を用いる方式である電磁バルブを用いていたが、制御基板37によって作動制御されるものであれば、他の作動方式のバルブを用いても良い。
(5)上記した実施形態では、冷媒回路の冷媒が自然循環する場合を説明したが、冷媒回路にポンプを設け、このポンプによって、冷媒を強制循環させ、かつ、冷媒流量を調整し、ポンプを停止させることで、冷媒の循環を停止させる構成としても良い。この場合、ポンプが本発明の冷媒流量調整手段、冷媒循環停止手段に相当する。
(6)上記した実施形態では、外気用ファン17を2台用いていたが、3台以上用いることも可能である。また、用いる外気用ファン17の台数を1台としても良い。
外気用ファン17の稼動運転台数に関わらず、稼動する沸騰冷却サイクルの数を2つから1つに変更することで、2つの沸騰冷却サイクルを常に同じ稼働状態とする場合と比較して、微少な冷却能力での運転が可能だからである。
なお、上記した実施形態では、2つの外気用ファン17a、17bの作動制御を異ならせていたが、同じ作動制御を行っても良い。すなわち、2つの外気用ファン17a、17bを同時に起動させたり、停止させたりしても良い。
(7)上記した実施形態では、ヒータ34による加熱時において、2つの電磁バルブ33a、33bを閉じて、2つの冷媒回路の冷媒循環を停止させていたが、一方の電磁バルブを閉じて、一方の冷媒回路での冷媒循環を停止させても良い。これによっても、両方の冷媒回路で冷媒の循環が可能な状態となっている場合と比較して、局舎2内を加熱する場合に生じる冷媒を介しての外気への放熱による熱損失を低減できるからである。
なお、この場合、内気流れに対して直列に配置されている2つの内気側熱交換器12a、12bのうち、内気流れ上流側の方の蒸発器12b(図1(b)参照)を備える第2冷媒回路の第2電磁バルブ33bを閉じることが好ましい。
(8)上記した実施形態では、ヒータ34が沸騰冷却装置1の構成部である場合を説明したが、沸騰冷却装置とヒータとを別体とし、沸騰冷却装置がヒータを備えていない場合においても、局舎2に対して、沸騰冷却装置とヒータとが設置される場合であれば、本発明を適用できる。
(9)上記した実施形態では、冷却運転時と暖房運転時にバルブを閉じる制御を行っていたが、冷却運転時と暖房運転時の少なくとも一方において、バルブを閉じる制御を行うようにしても良い。
(10)上記した実施形態では、冷媒回路を2つ備える沸騰冷却装置を例として説明したが、冷媒回路の数を3つ以上に変更しても良い。この場合、少なくとも2つの冷媒回路について、上記した実施形態で説明した運転制御を行えばよい。
(11)上記した各実施形態では、冷却装置の本体ケースとして、その内部に内気側領域31と外気側領域32とが本体ケース11の左右方向に並べられた構造の本体ケース11を用いていたが、内気側領域31と外気側領域32との配置が本実施形態と異なる本体ケースを用いても良い。例えば本体ケースの内部を、隔壁によって、主に、上半分側と下半分側の領域に分け、外気が本体ケース内の上半分側を流れる構成の本体ケースを用いても良い。
本発明の第1実施形態における冷却装置の全体構成を示す図であり、(a)は冷却装置の正面透視図であり、(b)、(c)は(a)中の冷却装置の側面透視図であり、(d)は(a)中の冷却装置の上面透視図である。 図1中の冷却装置の局舎への設置状態を示す図である。 第1電磁バルブ33aの開閉状態および外気用ファン17a、17bの回転数と、吹出温度との関係を示す図である。 図1中の第1電磁バルブ33aの開閉および外気用ファン17a、17bの作動を説明するための図である。 第1実施形態の比較例における外気用ファン17a、17bの作動を説明するための図である。 図1中のヒータ34および第1、第2電磁バルブ33a、33bの作動状態と、吹出温度との関係を示す図である。
符号の説明
1…冷却装置、11…本体ケース、12…内気側熱交換器、13…外気側熱交換器、
14…ガス配管、15…液配管、16…内気用ファン、17…外気用ファン、
33a…第1電磁バルブ、33b…第2電磁バルブ、34…ヒータ、
35…内気用温度センサ、37…制御基板。

Claims (8)

  1. 冷却対象である筐体(2)に取り付けられ、前記筐体の内部空気と外部空気との間での冷媒を介しての熱交換により、前記筐体の内部空気を冷却する沸騰冷却装置であって、
    冷媒と内部空気との間での熱交換により、冷媒を沸騰気化させることで、内部空気を冷却する蒸発器(12)、冷媒と外部空気との熱交換により、冷媒を凝縮させることで、冷媒の熱を外部空気に放出する凝縮器(13a、13b)および前記蒸発器と前記凝縮器との間で冷媒を循環させる経路を構成する冷媒配管(14、15)を、それぞれ有し、互いに独立して構成される第1、第2冷媒回路と、
    前記第1、第2冷媒回路の少なくとも一方に設けられ、前記冷媒回路の冷媒流量を調整する冷媒流量調整手段(33a)と、
    前記筐体の内部空気温度を検出する内気温度検出手段(35)と、
    前記内気温度検出手段の検出温度が低下した場合に、前記第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を他方の冷媒流量よりも減少させるように、前記冷媒流量調整手段を制御する制御手段(37)とを備えることを特徴とする沸騰冷却装置。
  2. 前記冷媒流量調整手段は、冷媒の循環を停止させる冷媒循環停止手段であり、
    前記制御手段は、前記内気温度検出手段の検出温度が低下した場合に、前記第1、第2冷媒回路のうちの一方を、冷媒の循環が停止した状態とし、他方を冷媒が循環する状態となるように、前記冷媒循環停止手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の沸騰冷却装置。
  3. 前記第1、第2冷媒回路を構成する前記凝縮器は、前記第1冷媒回路の前記凝縮器(13a)が、前記第2冷媒回路の前記凝縮器(13b)よりも外部空気流れの上流側に位置するように、外部空気流れに対して直列に配置されており、
    前記冷媒流量調整手段(33a)は、前記第1冷媒回路に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
  4. 外部空気を前記凝縮器に送風するとともに、前記制御手段によって、稼動停止制御がなされる外部空気用送風機(17)を備えており、
    前記制御手段は、前記内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、前記外部空気用送風機(17)を停止させるとともに、前記冷媒流量調整手段(33a)によって、前記第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、前記第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第1しきい値温度よりも高温の第2しきい値温度(T2)以上となった場合に、前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を減少させた状態のまま、前記外部空気用送風機(17)を稼動させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第2しきい値温度よりも高温の第3しきい値温度(T3)以上となった場合に、前記冷媒流量調整手段(33a)によって、前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、前記第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とするようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の沸騰冷却装置。
  5. 外部空気を前記凝縮器に送風するとともに、前記制御手段によって、独立して、稼動停止制御がなされる第1、第2外部空気用送風機(17a、17b)を備えており、
    前記制御手段は、前記内気温度検出手段の検出温度が第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、前記第1、第2外部空気用送風機を停止させるとともに、前記冷媒流量調整手段(33a)によって、前記第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、前記第1しきい値温度(T1)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第1しきい値温度よりも高温の第2しきい値温度(T2)以上となった場合に、前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を減少させた状態のまま、前記第1、第2外部空気用送風機の一方(17a)を稼動させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第2しきい値温度よりも高温の第3しきい値温度(T3)以上となった場合に、前記冷媒流量調整手段(33a)によって、前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、前記第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第3しきい値温度よりも高温の第4しきい値温度(T4)以上となった場合に、前記第1、第2外部空気用送風機の両方(17a、17b)を稼動させた状態とするようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の沸騰冷却装置。
  6. 外部空気を前記凝縮器に送風するとともに、前記制御手段によって、独立して、稼動停止制御がなされる第1、第2外部空気用送風機(17a、17b)を備えており、
    前記制御手段は、前記内気温度検出手段の検出温度が第5しきい値温度(T5)以下となった場合に、第1、第2外部空気用送風機を稼動させたまま、前記冷媒流量調整手段(33a)によって前記第1、第2冷媒回路の一方の冷媒流量を、前記第5しきい値温度(T5)よりも高温のときの冷媒流量よりも減少させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第5しきい値温度よりも低温の第1しきい値温度(T1)以下となった場合に、前記第1、第2外部空気用送風機を停止させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第5しきい値温度(T5)よりも高温の第2しきい値温度(T2)以上となった場合に、前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を減少させた状態のまま、前記第1、第2外部空気用送風機の一方(17a)を稼動させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第2しきい値温度よりも高温の第3しきい値温度(T3)以上となった場合に、前記冷媒流量調整手段(33a)によって前記第1、第2冷媒回路の前記一方の冷媒流量を、前記第3しきい値温度(T3)よりも低温のときの冷媒流量よりも増加させた状態とし、
    この状態で、前記内気温度検出手段の検出温度が前記第3しきい値温度よりも高温の第4しきい値温度(T4)以上となった場合に、前記第1、第2外部空気用送風機の両方(17a、17b)を稼動させた状態とするようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の沸騰冷却装置。
  7. 前記筐体は、前記内気温度検出手段の検出温度が所定温度よりも低い場合に、加熱器(34)によって内部空気が加熱されるようになっており、
    前記制御手段(37)は、前記加熱器によって内部空気が加熱されている場合に、前記冷媒流量調整手段によって、前記第1、第2冷媒回路の少なくとも一方の冷媒流量を0として、冷媒の循環が停止している状態とする制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の沸騰冷却装置。
  8. 冷却対象である筐体(2)に取り付けられ、前記筐体の内部空気と外部空気との間での冷媒を介しての熱交換により、前記筐体の内部空気を冷却する沸騰冷却装置であって、
    冷媒と内部空気との間での熱交換により、冷媒を沸騰気化させることで、内部空気を冷却する蒸発器(12)、冷媒と外部空気との熱交換により、冷媒を凝縮させることで、冷媒の熱を外部空気に放出する凝縮器(13a、13b)および前記蒸発器と前記凝縮器との間で冷媒を循環させる経路を構成する冷媒配管(14、15)を、それぞれ有し、互いに独立して構成される第1、第2冷媒回路と、
    前記第1、第2冷媒回路の少なくとも一方に設けられ、冷媒の循環を停止させる冷媒循環停止手段(33a、33b)と、
    前記筐体の内部空気温度を検出する内気温度検出手段(35)と、
    前記内気温度検出手段の検出温度に応じて、前記冷媒循環停止手段を制御する制御手段(37)とを備え、
    前記筐体は、前記内気温度検出手段の検出温度が所定温度以下の場合に、加熱器(34)によって内部空気が加熱されるようになっており、
    前記制御手段は、前記内気温度検出手段の検出温度が前記所定温度(T6)以下の場合に、前記第1、第2冷媒回路の少なくとも一方が、冷媒の循環が停止している状態となるように、前記冷媒循環停止手段を制御するようになっていることを特徴とする沸騰冷却装置。
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