JP2008240985A - 4ポート方向切換弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】4ポート方向切換弁において、部品点数を極力少なくするとともに構成部品の寸法精度管理およびシール性確保を容易としつつ、軸方向長さを短縮可能とする。
【解決手段】第1および第2弁座41,42が形成されるハウジング33内に、第3弁座43、第4弁座44ならびに第3および第4弁座43,44間の連通孔部40aを有するとともに第1および第2弁座41,42に着座し得る第1および第2弁部45,46が形成される弁体35が軸方向移動可能に収容され、第3および第4弁座43,44にそれぞれ着座可能な第3および第4弁部47,47ならびに連通孔部40aを緩く貫通して第3および第4弁部47,48間を連結する連結軸部37aを有するとともに連通孔部40aに常時連通する通路53を有する弁ピストン37がハウジング33で軸方向移動可能に支承され、弁ピストン37がピストン駆動手段32で軸方向に駆動される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、流体の流通方向を切換えるための4ポート方向切換弁に関する。
従来、4ポート方向切換弁としてはスプール構造を用いることが一般的であるが、そのようなスプールタイプのものでは、弁ハウジングの内面およびスプール弁体の外面間でシールを行うために高い加工精度が必要であるとともに耐久性を高めるための潤滑が必要であり、しかも応答性を高めることが難しいという課題がある。このような課題を解決するために、特許文献1では、ポペット弁タイプの方向制御弁が提案されている。
特開2005−75762号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、軸方向に比較的長い円筒軸の両端に両面に弁シートを有する円盤状のポペットが固定され、両ポペットの内面側の弁シートがそれぞれ着座可能な2つの弁座がハウジングに形成され、両ポペットの外面側の弁シートがそれぞれ着座可能な弁座をそれぞれ有する2つの弁座部材が前記ハウジングに固定され、前記円筒軸を軸方向に駆動する構成であるので、前記部品点数が比較的多くなるとともに、円筒軸の軸方向に沿う切換弁の長さが比較的大きくなってしまうだけでなく、構成部品の寸法精度管理を高くしないと前記円筒軸の軸方向一方側の弁シートの弁座への着座圧と軸方向他方側の弁シートの弁座への着座圧とが異なってしまい、シール不良が生じる可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を極力少なくするとともに構成部品の寸法精度管理およびシール性確保を容易としつつ、軸方向長さを短縮可能とした4ポート方向切換弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の4ポート方向制御弁は、収容孔を有するとともに該収容孔の軸方向両端に配置されて相互に対向する第1および第2弁座が形成されるハウジングと、第1弁座側に臨む第3弁座、第2弁座側に臨む第4弁座ならびに第3および第4弁座の中央に両端を開口する連通孔部が軸方向中間部に形成されるようにして前記収容孔と同軸に延びる中心孔を有して前記収容孔に軸方向移動可能に収容されるとともに第1弁座と協働して第1弁を構成する第1弁部ならびに第2弁座と協働して第2弁を構成する第2弁部が軸方向両端に形成される円筒状の弁体と、前記第3弁座と協働して第3弁を構成する第3弁部、前記第4弁座と協働して第4弁を構成する第4弁部ならびに前記連通孔部を緩く貫通して第3および第4弁部間を連結する連結軸部を一端部に有するとともに前記連通孔部に常時連通する通路を有して前記ハウジングで前記弁体と同軸の軸方向移動可能に支承される弁ピストンと、第4弁部を第4弁座に着座させて第4弁を閉弁するとともに第1弁部を第1弁座に着座させて第1弁を閉弁する第1移動位置ならびに第3弁部を第3弁座に着座させて第3弁を閉弁するとともに第2弁部を第2弁座に着座させて第2弁を閉弁する第2移動位置間で前記弁ピストンを軸方向に駆動するピストン駆動手段とを備え、前記通路に常時通じるようにして前記弁ピストンの軸方向中間部外周および前記ハウジング間に形成される第1室に連通する第1入力ポートと、前記弁体の外周および前記ハウジング間に形成される第2室に通じる第2入力ポートと、前記弁ピストンが第1移動位置にある状態で前記通路を介して第1室に連通するとともに第2室とは遮断されるようにして前記弁体の一端および前記ハウジング間に形成される第3室に通じる第1出力ポートと、前記弁ピストンが第2移動位置にある状態で前記通路を介して第1室に連通するとともに第2室とは遮断されるようにして前記弁体の他端および前記ハウジング間に形成される第4室に通じる第2出力ポートとが、前記ハウジングに設けられることを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、弁ピストンがピストン駆動手段で駆動されて第1移動位置に移動したときには、第1および第4弁が閉弁するのに対し第2および第3弁が開弁し、第1室に通じる第1入力ポートならびに第3室に通じる第1出力ポートが連通するとともに、第2室に通じる第2入力ポートならびに第4室に通じる第2出力ポートが連通し、弁ピストンがピストン駆動手段で駆動されて第2移動位置に移動したときには、第2および第3弁が閉弁するのに対し第1および第4弁が開弁し、第1入力ポートが第2出力ポートに連通するとともに第2入力ポートが第1出力ポートに連通することになり、第1入力ポートの第1および第2出力ポートへの連通・遮断が択一的な切換えられるとともに第2入力ポートの第2および第1出力ポートへの連通・遮断が択一的に切換えられることになる。しかもハウジングに第1および第2弁座が設けられ、第1および第2弁座に着座可能な第1および第2弁部を有する弁体に第3および第4弁座が形成され、第3および第4弁座に着座可能な第3および第4弁部が、弁体内に同軸に挿入される弁ピストンの一端部に設けられるので、部品点数を少なくするとともに切換弁全体の軸方向長さを短縮することができる。また弁ピストンの第2移動位置から第1移動位置への移動時には第4弁座に第4弁部が着座してから弁体が第1弁部を第1弁座に着座させる側に移動し、弁ピストンの第1移動位置から第2移動位置への移動時には第3弁座に第3弁部が着座してから弁体が第2弁部を第2弁座に着座させる側に移動するので、構成部品の寸法精度管理を高く設定することを不要として各弁の閉弁時のシール性を容易に確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用ブレーキ装置の構成を示す液圧系統図、図2は液圧制御ユニットの構成を示す液圧系統図、図3は第1方向切換弁の構造を簡略化して示す断面図、図4はブレーキ圧増圧時の液圧制御ユニットでのブレーキ液の流れを説明するための図2に対応した図、図5はブレーキ圧減圧時の液圧制御ユニットでのブレーキ液の流れを説明するための図2に対応した図、図6はスリップ率および制動トルクの関係を示す図、図7は液圧および制動トルクの関係を示す図、図8は液圧制御時のブレーキ液圧変化を示す図、図9は制動時の車速および車輪速の変化を示す図である。
先ず図1において、たとえば四輪車両に搭載されるマスタシリンダMは、ブレーキペダル1のブレーキ操作量に応じた液圧を出力可能な第1および第2出力ポート2A,2Bを有してタンデム型に構成されるものであり、このマスタシリンダMにはリザーバRが付設される。第1出力ポート2Aは、たとえば左前輪用車輪ブレーキBFおよび右後輪用車輪ブレーキBRに対応し、第2出力ポート2Bは、たとえば右前輪用車輪ブレーキ(図示せず)および左後輪用車輪ブレーキ(図示せず)に対応するものであり、第1および第2出力ポート2A,2Bには第1および第2出力液圧路3A,3Bがそれぞれ個別に接続される。
第1出力ポート2A側のブレーキ装置と、第2出力ポート2B側のブレーキ装置とは同一の構成を有するものであり、以下、第1出力ポート2A側のブレーキ装置に関連する部分だけについて説明し、第2出力ポート2B側のブレーキ装置についての説明は省略する。
マスタシリンダMの第1出力ポート2Aに接続された第1出力液圧路3Aは、左前輪用車輪ブレーキBFに対応した液圧制御ユニット4Aならびに右後輪用車輪ブレーキBRに対応した液圧制御ユニット4Bに接続される。また前記両液圧制御ユニット4A,4Bには、プランジャ型ポンプ5A,5Bが個別に接続されており、それらのプランジャ型ポンプ5A,5Bは共通な単一のポンプ駆動手段6で駆動される。
而してプランジャ型ポンプ5A,5Bは、一端を閉じた有底円筒状のシリンダ体7A,7Bに、該シリンダ体7A,7Bの一端閉塞部との間に液圧室8A,8Bを形成するプランジャ9A,9Bが摺動可能に嵌合されて成るものであり、前記シリンダ体7A,7Bの一端閉塞部には、前記液圧室8A,8Bに通じる接続孔10A,10Bが設けられ、前記プランジャ9A,9Bに同軸に連なるピストンロッド11A,11Bがポンプ駆動手段6側に延設される。
一方、ポンプ駆動手段6は、たとえば電動モータ12の回転軸に、前記ピストンロッド11A,11Bの端部に軸支されるローラ15A,15Bを摺接させる偏心カム14が設けられて成るものであり、電動モータ12の回転作動によって前記ピストンロッド11A,11Bおよび前記プランジャ9A,9Bが軸方向に往復駆動され、それにより液圧室8A,8Bの容積の膨張・収縮が繰り返される。
図2において、前記右後輪用車輪ブレーキBRに対応した液圧制御ユニット4Bは、第1および第2方向切換弁16,17と、第1および第2一方向弁18.19と、ダンパ20とを備える。なお左前輪用車輪ブレーキBFに対応した液圧制御ユニット4Aも、右後輪用車輪ブレーキBRに対応した上記液圧制御ユニット4Bと同様に構成されるものであり、以下、右後輪用車輪ブレーキBRに対応した液圧制御ユニット4Bについてのみ説明し、左前輪用車輪ブレーキBFに対応した液圧制御ユニット4Aの説明は省略する。
第1方向切換弁16は、前記マスタシリンダMの第1出力ポート2Aに通じる第1出力液圧路3Aを前記右後輪用車輪ブレーキBRに通じる車輪ブレーキ側液圧路25に連通させるとともに第1および第2液圧路21,22を連通させる状態と、第1出力液圧路3Aを第1液圧路21に連通させるとともに前記車輪ブレーキ側液圧路25を第2液圧路22に連通させる状態とを切換可能である。
第2方向切換弁17は、前記プランジャ型ポンプ5Bの接続孔10Bに接続される第3液圧路23を第1液圧路21に連通させるとともに第3液圧路23と並列に前記接続孔10Bに接続される第4液圧路24を第2液圧路22に連通させる状態と、第3液圧路23を第2液圧路22に連通させるとともに第4液圧路24を第1液圧路21に連通させる状態とを切換可能である。
また第3液圧路23には、プランジャ型ポンプ5B側へのブレーキ液の流通を許容するようにして第1一方向弁18が介設され、第4液圧路24には、プランジャ型ポンプ5Bからのブレーキ液の流通を許容するようにして第2一方向弁19が介設され、第1液圧路21には、液圧変化を吸収し得るダンパ20が介設される。
図3において、第1方向切換弁16は、第1出力液圧路3Aに通じる第1入力ポート28と、第2液圧路22に通じる第2入力ポート29と、車輪ブレーキ側液圧路25に通じる第1出力ポート30と、第1液圧路21に通じる第2出力ポート31とを有し、ピストン駆動手段32の作動によって第1入力ポート28および第1出力ポート30が連通するとともに第2入力ポート29および第2出力ポート31が連通する状態と、第1入力ポート28および第2出力ポート31が連通するとともに第2入力ポート29および第1出力ポート30が連通する状態とを切換可能な4ポート方向切換弁である。
この第1方向切換弁16は、ハウジング33と、該ハウジング33に軸方向移動可能に収容される円筒状の弁体36と、一端部を前記弁体36内に挿入して前記ハウジング33で軸方向移動可能に支承される弁ピストン37とを備え、前記ピストン駆動手段32は弁ピストン37に連結される。
前記ハウジング33は、一端を開放するとともに他端に端壁34bを有して有底円筒状に形成されるとともに一端開口部には半径方向外方に張り出す結合鍔部34aが設けられる有底円筒体34と、前記結合鍔部34aに外周が結合されて前記有底円筒体34の一端側開口部を液密に閉じるリング板部35aに前記有底円筒体34とは反対側に延びるガイド筒部35bが有底円筒体34と同軸にして一体に連設されて成る蓋体35とで構成される。
このハウジング33における有底円筒体34および蓋体35間には収容孔38が同軸に形成され、前記ガイド筒部35b内には、前記収容孔38の一端に同軸に連なる小径のガイド孔39が形成される。而して前記ハウジング33における蓋体35のリング板部35aには前記収容孔38の一端側に位置する第1弁座41が形成され、前記ハウジング33における有底円筒体34の端壁34bには、前記収容孔38の他端側に位置する第2弁座42が収容孔38の軸線に沿う方向で第1弁座41に対向するようにして形成される。
前記弁体36には、前記収容孔38と同軸に延びる中心孔40が設けられ、この中心孔40の軸方向中間部には、第1弁座41側に臨む第3弁座43、第2弁座42側に臨む第4弁座44ならびに第3および第4弁座44の中央に両端を開口する連通孔部40aが形成される。また前記弁体36の一端には、第1弁座41と協働して第1弁49を構成する第1弁部45が設けられ、前記弁体36の他端には、第2弁座42と協働して第2弁50を構成する第2弁部46が設けられる。
前記弁ピストン37は、第3弁座43と協働して第3弁51を構成する第3弁部47、第4弁座44と協働して第4弁52を構成する第4弁部48ならびに前記連通孔部40aを緩く貫通して第3および第4弁部47,48間を連結する連結軸部37aを一端側に有するとともに第3弁部47に同軸に連なるロッド部37bを一体に有するものであり、ロッド部37bには、前記連通孔部40aに常時連通する通路53が設けられる。
前記ピストン駆動手段32は、第4弁部48を第4弁座44に着座させて第4弁52を閉弁するとともに第1弁部45を第1弁座41に着座させて第1弁49を閉弁する第1移動位置(図3の位置)ならびに第3弁部47を第3弁座43に着座させて第3弁51を閉弁するとともに第2弁部46を第2弁座42に着座させて第2弁50を閉弁する第2移動位置間で前記弁ピストン37を軸方向に駆動するものであり、たとえば弁ピストン37を第1移動位置側に付勢するばね力を発揮するようにしてハウジング33および弁ピストン37のロッド部37b間に縮設されるばね54と、通電時に前記弁ピストン37を前記ばね54の付勢力に抗して第2移動位置側に移動せしめる電磁力を発揮するようにして前記ロッド部37bに連結されるソレノイド55とから成る。
ところで弁ピストン37におけるロッド部37bの外周およびガイド孔39の内周間には、両側をシール部材56,57でシールされる環状の第1室61が前記通路53に通じるようにして形成されており、ハウジング33の蓋体35におけるガイド筒部35bの側壁に、第1室61に通じる第1入力ポート28が設けられる。また前記弁体36の外周および前記ハウジング33の有底円筒体34間には第2室62が形成されており、前記有底円筒体34の側壁に、第2室62に通じる第2入力ポート29が設けられる。
前記弁体36の一端および前記ハウジング33の蓋体35間には、前記弁ピストン37が第1移動位置にある状態で前記通路53を介して第1室61に連通するとともに第2室62とは遮断され、前記弁ピストン37が第2移動位置にある状態で前記通路53とは遮断されるとともに第2室62に連通する第3室63が形成されており、ハウジング33の蓋体35に、第3室63に通じる第2出力ポート31が設けられる。また前記弁ピストン37が第2移動位置にある状態で前記通路53を介して第1室61に通じるとともに第2室62とは遮断され、前記弁ピストン37が第1移動位置にある状態で前記通路53とは遮断されるとともに第2室62に連通する第4室64が前記弁体36の他端および前記ハウジング33における有底円筒体34の端壁34b間に形成され、前記端壁34bに第4室64に通じる第2出力ポート31が設けられる。
このような第1方向切換弁16では、弁ピストン37がピストン駆動手段32で駆動されて第1移動位置に移動したときには、第1および第4弁49,52が閉弁するのに対し第2および第3弁50,51が開弁し、第1室61に通じる第1入力ポート28ならびに第3室63に通じる第1出力ポート30が連通するとともに、第2室62に通じる第2入力ポート29ならびに第4室64に通じる第2出力ポート31が連通する。また弁ピストン37がピストン駆動手段32で駆動されて第2移動位置に移動したときには、第2および第3弁50,51が閉弁するのに対し第1および第4弁49,52が開弁し、第1入力ポート28が第2出力ポート31に連通するとともに第2入力ポート29が第1出力ポート30に連通することになり、第1入力ポート28の第1および第2出力ポート30,31への連通・遮断が択一的な切換えられるとともに第2入力ポート29の第2および第1出力ポート31,30への連通・遮断が択一的な切換えられる。
なお第1方向切換弁16のハウジング33の構造は図3で示したものに限定されるものではなく、第1〜第4弁座41〜44および第1〜第4弁部45〜48の形状は、テーパ面および球面のいずれであってもよく、弁体36および弁ピストン37とは別部材の弾性部材で第1〜第4弁座41〜44および第1〜第4弁部45〜48を形成するようにしてもい。また弁体36の軸方向移動をガイドするための支持部材や漏れ止めのためのシール部材を適宜個所に介装することも可能であり、さらに第3および第4弁部47,48ならびに連結軸部37aを有する弁ピストン37の一端側を複数部材の組み合わせで構成するようにしてもよい。
第2方向切換弁17も上記第1方向切換弁16と同様に構成されるものであり、詳細な説明は省略する。
このような液圧制御ユニット4Bでは、第1方向切換弁16が、第1出力液圧路3Aを車輪ブレーキ側液圧路25に連通させるととも第1および第2液圧路21,22を連通させる状態となったときには、マスタシリンダMの出力液圧をそのまま右後輪用車輪ブレーキBRに作用せしめることになり、ブレーキ圧の増減制御は行われない。
また第1方向切換弁16が、図4で示すように、第1出力液圧路3Aを第1液圧路21に連通させるとともに車輪ブレーキ側液圧路25を第2液圧路22に連通させる状態となることで、ブレーキ圧の増減制御を行うことが可能であり、この際、第2方向切換弁17が、第3液圧路23を第1液圧路21に連通させるとともに第4液圧路24を第2液圧路22に連通させる状態となると、プランジャ型ポンプ5Bでプランジャ9Bが往復作動するのに応じた液圧室8Bの容積膨張によってマスタシリンダMが備えるリザーバRからのブレーキ液が、図4の実線矢印で示すように、第1液圧路21と、プランジャ型ポンプ5B側へのブレーキ液の流通を許容する第1一方向弁18が介設された第3液圧路23とを経て液圧室8Bに吸入され、前記液圧室8Bの容積収縮に応じて該液圧室8Bから出力される液圧が、図4の破線矢印で示すように、プランジャ型ポンプ5Bからのブレーキ液の流通を許容する第2一方向弁19が介設された第4液圧路24と、第2液圧路22とを経て右後輪用車輪ブレーキBRに作用することになり、ブレーキ液圧が増圧される。
一方、第1方向切換弁16が、第1出力液圧路3Aを第1液圧路21に連通させるとともに車輪ブレーキ側液圧路25を第2液圧路22に連通させた状態のままで、図5で示すように、第2方向切換弁17が、第4液圧路24を第1液圧路21に連通させるとともに第3液圧路23を第2液圧路22に連通させる状態となると、プランジャ型ポンプ5Bでプランジャ9Bが往復作動するのに応じた液圧室8Bの容積膨張によって右後輪用車輪ブレーキBRからのブレーキ液が、図5の実線矢印で示すように、第2液圧路22および第3液圧路23を経て液圧室8Bに吸入され、前記液圧室8Bの容積収縮に応じて該液圧室8Bから吐出されるブレーキ液が、図5の破線矢印で示すように、第4液圧路24および第1液圧路21を経てマスタシリンダMのリザーバRに戻されることになり、ブレーキ液圧が減圧される。
再び図1において、前記マスタシリンダMの出力液圧は液圧センサ65で検出され、右後輪用車輪ブレーキBRおよび左前輪用車輪ブレーキBFを含む各車輪ブレーキのブレーキ液圧は液圧センサ66,66…でそれぞれ個別に検出される。
ところで右後輪用車輪ブレーキBRおよび左前輪用車輪ブレーキBFを含む各車輪ブレーキのブレーキ液圧を制御するにあたっては、従来では車輪スリップ量を基準にブレーキ液圧を増減させることが多いのであるが、この実施例では、車輪速変化およびブレーキ液圧に基づいて発生している制動トルクを常時算出し、増圧によって制動トルクが増大する場合は増圧し、減少する場合は減圧し、それとは逆に、減圧によって制動トルクが増大する場合は減圧し、減少する場合には増圧する。このような増減圧を適切に繰り返すことで制動トルクの極大値である最大制動トルクを維持することが可能となる。
ここで発生制動トルクを制動時にはマイナスの符号を付すようにしてTB とし、タイヤ角速度をωとし、ブレーキ液圧をPとし、回転部イナーシャをJT とし、制動トルク−液圧係数をαとしたときに、タイヤ周りの運動方程式は次の(1)式で表される。
α・P=−TB −JT ・(dω/dt)・・・(1)
この(1)式の両辺を微分すると、 α・(dP/dt)=−(dTB /dt)−JT ・(d2 ω/dt2 )・・・(2)となる。
ところでスリップ率および制動トルクTB 間には図6で示すような関係があり、スリップ率がある値に達するまでは制動トルクTB が最大制動トルクTB Maxに達するまで増大し、スリップ率がある値を超えて増大すると制動トルクTB が車輪ロック状態での制動トルクTB Lockまで次第に低下していく。一方、液圧および制動トルクTB 間には、上記(1)式に基づけば図7で示すような関係があり、液圧が増大していくと、制動トルクTB は次第に増圧するが、液圧がある値まで増圧して車輪がロック状態に陥ると、制動トルクTB が車輪ロック状態での制動トルクTB Lockまで低下する。
このような図6および図7の関係に基づいて、増減圧切換係数σを次の(3)式で示すように定めると、 σ=−(dTB /dt)/(dP/dt) =α+JT ・(d2 ω/dt2 )/(dP/dt)・・・(3) となり、σ>0すなわち(−dTB /dt)>0のときには増圧によって制動トルクが増大するので増圧を選択し、σ<0すなわち(−dTB /dt)<0のときには減圧によって制動トルクが増大するので減圧を選択すればよく、(3)式によって得られる増減圧切換係数σに基づいて増減圧を選択することによって最大制動トルクを維持することが可能となる。
次にこの実施例の作用について説明すると、液圧制御ユニット4A,4Bは、マスタシリンダMを左前輪用車輪ブレーキBFおよび右後輪用車輪ブレーキBRに連通させるととも第1および第2液圧路21.22を連通させる状態ならびにマスタシリンダMを第1液圧路21に連通させるとともに左前輪用車輪ブレーキBFおよび右後輪用車輪ブレーキBRを第2液圧路22に連通させる状態を切換可能な第1方向切換弁16と、プランジャ型ポンプ5A,5Bの接続孔10A,10Bに接続される第3液圧路23を第1液圧路21に連通させるとともに第3液圧路23と並列に前記接続孔10A,10Bに接続される第4液圧路24を第2液圧路22に連通させる状態ならびに第3液圧路23を第2液圧路22に連通させるとともに第4液圧路24を第1液圧路21に連通させる状態を切換可能な第2方向切換弁17と、プランジャ型ポンプ5A,5B側へのブレーキ液の流通を許容するようにして第3液圧路23に介設される第1一方向弁18と、プランジャ型ポンプ5A,5Bからのブレーキ液の流通を許容するようにして第4液圧路24に介設される第2一方向弁19とを備えるものであり、制動時に図8の時刻t1でブレーキ圧の増減制御を開始する際には、マスタシリンダMを第1液圧路に連通させるとともに左前輪用車輪ブレーキBFおよび右後輪用車輪ブレーキBRを第2液圧路22に連通させる状態に第1方向切換弁16を作動せしめ、ポンプ駆動手段6の作動によってプランジャ型ポンプ5A,5Bのプランジャ9A,9Bを往復駆動しつつ第2方向切換弁17の作動を切換制御することにより、図8で示すように、左前輪用車輪ブレーキBFおよび右後輪用車輪ブレーキBRのブレーキ圧を滑らかに増減制御することができる。而してブレーキ液圧の滑らかな増減制御によって車輪速も図9で示すように滑らかに変化することになる。
而してこの実施例では、車輪速変化およびブレーキ液圧に基づいて発生している制動トルクを常時算出し、増圧によって制動トルクが増大する場合は増圧し、減少する場合は減圧し、それとは逆に、減圧によって制動トルクが増大する場合は減圧し、減少する場合には増圧するようにしているので、車輪速が滑らかに変化することによって、より正確な増減圧制御が可能となる。
しかも第1および第2方向切換弁16,17ならびに第1および第2一方向弁18,19を有する液圧制御ユニット4A,4Bと、プランジャ型ポンプ5A,5Bとを用いた簡単な構成でブレーキ圧の滑らかな増減圧制御が可能となる。
また第1液圧路21に、液圧変化を吸収するダンパ20が介設されているので、ブレーキ圧の非増減圧制御時に、プランジャ型ポンプ5A,5Bおよびポンプ駆動手段6の作動を妨げることはない。
さらに第1および第2一方向切換弁16,17は、収容孔38を有するとともに該収容孔38の軸方向両端に配置されて相互に対向する第1および第2弁座41,42が形成されるハウジング33と、第1弁座41側に臨む第3弁座43、第2弁座42側に臨む第4弁座44ならびに第3および第4弁座43,44の中央に両端を開口する連通孔部40aが軸方向中間部に形成されるようにして前記収容孔38と同軸に延びる中心孔40を有して前記収容孔38に軸方向移動可能に収容されるとともに第1弁座41と協働して第1弁49を構成する第1弁部45ならびに第2弁座42と協働して第2弁50を構成する第2弁部46が軸方向両端に形成される円筒状の弁体36と、前記第3弁座43と協働して第3弁51を構成する第3弁部47、前記第4弁座44と協働して第4弁52を構成する第4弁部48ならびに前記連通孔部40aを緩く貫通して第3および第4弁部47,48間を連結する連結軸部37aを一端部に有するとともに前記連通孔部40aに常時連通する通路53を有して前記ハウジング33で前記弁体36と同軸の軸方向移動可能に支承される弁ピストン37と、第4弁部48を第4弁座44に着座させて第4弁52を閉弁するとともに第1弁部45を第1弁座41に着座させて第1弁を閉弁する第1移動位置ならびに第3弁部47を第3弁座43に着座させて第3弁51を閉弁するとともに第2弁部46を第2弁座42に着座させて第2弁50を閉弁する第2移動位置間で前記弁ピストン37を軸方向に駆動するピストン駆動手段32とを備えるものであり、部品点数を少なくするとともに、第1および第2方向切換弁16,17全体の軸方向長さを短縮することができる。
さらに弁ピストン37の第2移動位置から第1移動位置への移動時には第4弁座44に第4弁部48が着座してから弁体36が第1弁部45を第1弁座41に着座させる側に移動し、弁ピストン37の第1移動位置から第2移動位置への移動時には第3弁座43に第3弁部51が着座してから弁体36が第2弁部46を第2弁座42に着座させる側に移動するものであるので、構成部品の寸法精度管理を高く設定することを不要として第1〜第4弁49〜52の閉弁時のシール性を容易に確保することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両用ブレーキ装置の構成を示す液圧系統図である。 液圧生業ユニットの構成を示す液圧系統図である。 第1方向切換弁の構造を簡略化して示す断面図である。 ブレーキ圧増圧時の液圧制御ユニットでのブレーキ液の流れを説明するための図2に対応した図である。 ブレーキ圧減圧時の液圧制御ユニットでのブレーキ液の流れを説明するための図2に対応した図である。 スリップ率および制動トルクの関係を示す図である。 液圧および制動トルクの関係を示す図である。 液圧制御時のブレーキ液圧変化を示す図である。 制動時の車速および車輪速の変化を示す図である。
符号の説明
28・・・第1入力ポート
29・・・第2入力ポート
30・・・第1出力ポート
31・・・第2出力ポート
32・・・ピストン駆動手段
33・・・ハウジング
36・・・弁体
37・・・弁ピストン
37a・・・連結軸部
38・・・収容孔
40・・・中心孔
40a・・・連通孔部
41・・・第1弁座
42・・・第2弁座
43・・・第3弁座
44・・・第4弁座
45・・・第1弁部
46・・・第2弁部
47・・・第3弁部
48・・・第4弁部
49・・・第1弁
50・・・第2弁
51・・・第3弁
52・・・第4弁
53・・・通路
61・・・第1室
62・・・第2室
63・・・第3室
64・・・第4室

Claims (1)

  1. 収容孔(38)を有するとともに該収容孔(38)の軸方向両端に配置されて相互に対向する第1および第2弁座(41,42)が形成されるハウジング(33)と、第1弁座(41)側に臨む第3弁座(43)、第2弁座(42)側に臨む第4弁座(44)ならびに第3および第4弁座(43,44)の中央に両端を開口する連通孔部(40a)が軸方向中間部に形成されるようにして前記収容孔(38)と同軸に延びる中心孔(40)を有して前記収容孔(38)に軸方向移動可能に収容されるとともに第1弁座(41)と協働して第1弁(49)を構成する第1弁部(45)ならびに第2弁座(42)と協働して第2弁(50)を構成する第2弁部(46)が軸方向両端に形成される円筒状の弁体(36)と、前記第3弁座(43)と協働して第3弁(51)を構成する第3弁部(47)、前記第4弁座(44)と協働して第4弁(52)を構成する第4弁部(48)ならびに前記連通孔部(40a)を緩く貫通して第3および第4弁部(47,48)間を連結する連結軸部(37a)を一端部に有するとともに前記連通孔部(40a)に常時連通する通路(53)を有して前記ハウジング(33)で前記弁体(36)と同軸の軸方向移動可能に支承される弁ピストン(37)と、第4弁部(48)を第4弁座(44)に着座させて第4弁(52)を閉弁するとともに第1弁部(45)を第1弁座(41)に着座させて第1弁(49)を閉弁する第1移動位置ならびに第3弁部(47)を第3弁座(43)に着座させて第3弁(51)を閉弁するとともに第2弁部(46)を第2弁座(42)に着座させて第2弁(50)を閉弁する第2移動位置間で前記弁ピストン(37)を軸方向に駆動するピストン駆動手段(32)とを備え、前記通路(53)に常時通じるようにして前記弁ピストン(37)の軸方向中間部外周および前記ハウジング(33)間に形成される第1室(61)に連通する第1入力ポート(28)と、前記弁体(36)の外周および前記ハウジング(33)間に形成される第2室(62)に通じる第2入力ポート(29)と、前記弁ピストン(37)が第1移動位置にある状態で前記通路(53)を介して第1室(61)に連通するとともに第2室(62)とは遮断されるようにして前記弁体(36)の一端および前記ハウジング(33)間に形成される第3室(63)に通じる第1出力ポート(30)と、前記弁ピストン(37)が第2移動位置にある状態で前記通路(53)を介して第1室(61)に連通するとともに第2室(62)とは遮断されるようにして前記弁体(36)の他端および前記ハウジング(33)間に形成される第4室(64)に通じる第2出力ポート(31)が、前記ハウジング(33)に設けられることを特徴とする4ポート方向切換弁。
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