JP2008239508A - α−リポ酸含有透明水性化粧料 - Google Patents
α−リポ酸含有透明水性化粧料 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】α−リポ酸、ジプロピレングリコール、エタノールおよび水を含有するα−リポ酸含有透明水性化粧料である。好ましくは、当該化粧料へのα−リポ酸の配合量が0.001質量%〜0.5質量%であり、ジプロピレングリコールの配合量が0.4質量%〜10質量%であり、エタノールの配合量が0.5質量%〜10質量%である。また当該化粧料の製造方法である。
【選択図】なし
Description
亜硫酸塩を配合することによりα−リポ酸の透明な水溶液を調製する技術が知られているが(特許文献1:特開2005−2096号公報)、亜硫酸塩の使用は健康上の理由で好ましくないという問題がある。乳化剤、アルコールを配合したα−リポ酸含有水溶性組成物(特許文献2:特開2006−257010号公報)や、HLBが9以上の乳化剤を配合したα−リポ酸含有組成物(特許文献3:特開2007−16000号公報)が知られているが乳化剤を使用するので刺激性の問題や、化粧水が泡立つ問題が生じる。シクロデキストリンを配合したα−リポ酸水溶液が知られているが(特許文献4:特開2006−321784号公報)、化粧水にシクロデキストリンを配合するとべたつきを生じる問題があった。α−リポ酸のアルカリ金属塩を配合した化粧料が知られているが(特許文献5:特開2006−282609号公報)、アルカリ性となり、肌荒れの問題があった。
(1)α−リポ酸、ジプロピレングリコール、エタノール、水を含有するα−リポ酸含有透明水性化粧料。
(2)α−リポ酸の配合量は、0.001質量%〜0.5質量%であることを特徴とする(1)に記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
(3)ジプロピレングリコールの配合量は、0.4質量%〜10質量%であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
(4)エタノールの配合量は、0.5質量%〜10質量%であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
(5)界面活性剤を含まないことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
(6)α−リポ酸をジプロピレングリコールに溶解し、その後にエタノール、水を含む成分に混合し溶解することを特徴とするα−リポ酸含有透明水性化粧料の製造方法
本発明に用いるエタノール及びジプロピレングリコールは市販品を用いることができる。
α−リポ酸はエタノール、ジプロピレングリコールのどちらにも溶解させることが可能である。例えばα−リポ酸をジプロピレングリコールに溶解し、その溶液をエタノール水溶液に添加することによって透明性が良く安定な水性化粧料を調製することができる。
エタノールの配合量は0.5質量%〜10質量%が好ましく、1.0質量%〜10質量%が特に好ましい。エタノールの配合量が0.5質量%未満であるとα―リポ酸を透明に配合することが困難となり、10質量%を超えると皮膚刺激の問題が生じる可能性があり好ましくない。
ジプロピレングリコールの配合量は0.4質量%〜10質量%が好ましい。ジプロピレングリコールの配合量が0.4質量%未満であるとα−リポ酸を透明に配合することが困難となり、10質量%を超えるとべたつきが強くなり好ましくない。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、ソルビトール、ブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、シクロデキストリン等を使用することができる。
増粘剤としては、例えばカラギーナン、トラガカントガム、クインスシード、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、グアーガム、キサンタンガム、ベントナイト等を使用することができる。
本発明の透明水性化粧料は化粧水、ボディローション等の保湿製剤として使用することができる。
表中の10%α−リポ酸ジプロピレングリコール溶液は、予め常温でα−リポ酸をジプロピレングリコールに攪拌溶解することにより調製した。
以下の基準により25℃1ヵ月後の透明性を評価した。
○:透明に溶解している。
△:濁りあり。
×:調製時に溶解せず。
α−リポ酸、ジプロピレングリコール、エタノールの濃度が0.05%、0.45%、1.0%である実施例1、0.1%、0.9%、3.0%である実施例2、0.1%、0.9%、2.0%である実施例3、0.2%、0.18%、2.0%である実施例4、0.3%、2.7%、10.0%である実施例4の何れについても、25℃1ヶ月後に透明であった。ジプロピレングリコールを含有するがエタノールを含有しない比較例1、エタノールの代わりに1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオールを配合した比較例2、3は25℃1ヵ月後に何れも濁りを生じていた。エタノールの代わりにグリセリンを配合した比較例4は調製時にα−リポ酸が溶解しなかった。
表2の処方により各成分を混合し、水性化粧料を調製した。表中の10%α−リポ酸エタノール溶液は、予め常温でα−リポ酸をエタノールに攪拌溶解することにより調製した。
以下の基準により25℃1ヵ月後の透明性を評価した。
○:透明に溶解している。
△:濁りあり。
×:調製時に溶解せず。
成分 配合量(質量%)
1.α−リポ酸 0.001
2.ジプロピレングリコール 2.0
3.エタノール 0.5
4.1,2−ペンタンジオール 1.5
5.トリメチルグリシン 2.0
6.キサンタンガム 0.02
7.クエン酸ナトリウム 0.05
8.精製水 残余
製法:1を2に溶解する(aとする)。3〜8を混合溶解する(bとする)。bにaを添加して混合する。
成分 配合量(質量%)
1.α−リポ酸 1.0
2.ジプロピレングリコール 10.0
3.エタノール 10.0
4.1,2−ペンタンジオール 1.5
5.トリメチルグリシン 2.0
6.キサンタンガム 0.02
7.クエン酸ナトリウム 0.05
8.精製水 残余
製法:1を2に溶解する(aとする)。3〜8を混合溶解する(bとする)。bにaを添加して混合する。
Claims (6)
- α−リポ酸、ジプロピレングリコール、エタノール、水を含有するα−リポ酸含有透明水性化粧料。
- α−リポ酸の配合量は、0.001質量%〜0.5質量%であることを特徴とする請求項1に記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
- ジプロピレングリコールの配合量は、0.4質量%〜10質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
- エタノールの配合量は、0.5質量%〜10質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
- 界面活性剤を含まないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のα−リポ酸含有透明水性化粧料。
- α−リポ酸をジプロピレングリコールに溶解し、その後にエタノール、水を含む成分に混合し溶解することを特徴とするα−リポ酸含有透明水性化粧料の製造方法
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KR20190096814A (ko) * | 2018-02-09 | 2019-08-20 | 주식회사 엘지생활건강 | 투명한 저점도 모발 컨디셔닝용 조성물 |
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2007
- 2007-03-26 JP JP2007078851A patent/JP2008239508A/ja active Pending
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