JP2008238277A - 板金面修正用具 - Google Patents

板金面修正用具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008238277A
JP2008238277A JP2008160967A JP2008160967A JP2008238277A JP 2008238277 A JP2008238277 A JP 2008238277A JP 2008160967 A JP2008160967 A JP 2008160967A JP 2008160967 A JP2008160967 A JP 2008160967A JP 2008238277 A JP2008238277 A JP 2008238277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
sheet metal
metal surface
housing
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008160967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4310554B2 (ja
Inventor
Kiyotaka Irii
清高 入井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
STAR KK
TORAIZU CORP KK
Original Assignee
STAR KK
TORAIZU CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by STAR KK, TORAIZU CORP KK filed Critical STAR KK
Priority to JP2008160967A priority Critical patent/JP4310554B2/ja
Publication of JP2008238277A publication Critical patent/JP2008238277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4310554B2 publication Critical patent/JP4310554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 1台で板金面の性状に応じて板金面を押し出したり、あるいは引っ張ったりして板金面の修正が図れる板金面修正用具を提供する。
【解決手段】 ハウジング(10)と、シリンダ(86)とピストン(81)とを有するピストン機構(80)とを備えている。ハウジングは切換自在に配設されたエアー流路手段を有し、ハウジング内に圧縮空気を導入するエアー導入路(21A、21B、21C)を有するエアー導入手段(20)と、ハウジングに収容され、エアー導入手段を介してハウジング内に送り込まれる圧縮空気により作動するインパクトレンチ機構(30)と、インパクトレンチ機構により回転力が付与されるスクリュウボルトとを備え、ピストンがスクリュウボルトの回転に連動して出没自在であるようにシリンダ内に可動自在に配置され、ハウジング内のエアー流路を切り換えてピストン機構のピストンの進退を図って板金面の押し引きを可能とし板金面の修正を行う。
【選択図】図21

Description

本発明は、板金面を押し出したり、あるいは引っ張ったりして板金面の変形や歪み等の凹凸を修正する板金面修正用具に関するものであり、特に、エアー供給手段(例えばコンプレッサ)を用いて送り込んだ圧縮空気によりインパクトレンチ機構を作動させてシリンダ内のピストンを進退し、板金面の凹凸の修正を図る板金面修正用具に関するものである。
従来、事故によって生じた自動車200の凹凸を修理するこの種の用具として、高圧ホース303を介して接続された油圧ポンプ310のハンドル311を操作してピストン302をシリンダ301より伸長し、ピストン302の先端に付設したアタッチメント155を介して板金面の(外向き凹の)凹部350を押し出し(図27、図29参照)、あるいは高圧ホース303を介して接続された油圧ポンプ310のハンドル311を操作してピストン402をシリンダ401内に没入し、板金面の凹部引っ張り(図28)、板金面の修正を図る板金面修正工具として、図27、図28に示す油圧式板金面修正用具300、400が提案されている。
しかしながら、この油圧式板金面修正用具にあっては、
(1)板金作業を円滑に行なうためには、(外向き凹の)凹部を押し出して修正を図る押し出し専用の板金面修正用具と(図27及び図29参照)、板金面を引っ張って凹部の修正を図る引っ張り専用の板金面修正用具(図28)の2種類(台)用意しなければならず、2台の板金面修正用具を板金面の性状に応じて使い分ける必要があった;
(2)板金時に油圧ポンプのオイル漏れが生じた場合には、漏れたオイルにより自動車が汚染されるおそれがある;
(3)加圧時には高圧ホース303を切り離すことが困難なため、板金面の修正作業時に油圧ポンプが邪魔になり板金作業を円滑に行なえない;
(4)板金作業を良好に行なうためには、ピストンの先端を導き板金面の所望の修正位置にあてがう人間と、油圧ポンプによる加圧作業を行なう人間の2人を必要としていた;
等の問題点を有していた。
従って本発明の目的は、1台で板金面の性状に応じて板金面を押し出したり、あるいは引っ張ったりして板金面の修正が図れる板金面修正用具を提供することにある。
本発明の他の目的は、板金作業時に自動車を汚染することがない板金面修正用具を提供することにある。
本発明のもう一つ他の目的は、ピストンの押し出し、あるいは引き戻しの途中で圧縮空気供給手段と板金面修正用具を接続するエアーホースを切り離し、ボンネット等内側からの位置合わせを適宜必要とする板金個所でもその修正を確実にして容易に進められる板金面修正用具を提供することにある。
本発明の更にもう一つ他の目的は、ピストンの先端を導き板金面の所望の修正位置にあてがう作業と、ピストンを押し出し、あるいは引き戻す作業を一人でスピーディに行なえる板金面修正用具を提供することにある。
本発明の更にもう一つ他の目的は、板金面修正用具のハウジングに負荷がかかりやすい引き出し作業の際にも負荷に十分に耐え寿命が永く、また携帯可能にしてコンパクトな板金面修正用具を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明によれば、ハウジングと、シリンダとピストンとを有するピストン機構とを備えてなる板金面修正用具であって、ハウジングは切換自在に配設されたエアー流路手段を有し、前記ハウジング内に圧縮空気を導入するエアー導入路を有するエアー導入手段と、前記ハウジングに収容され、前記エアー導入手段を介して前記ハウジング内に送り込まれる圧縮空気により作動するインパクトレンチ機構と、該インパクトレンチ機構により回転力が付与されるスクリュウボルトとを備え、前記ピストンが前記スクリュウボルトの回転に連動して出没自在であるように前記シリンダ内に可動自在に配置され、前記ハウジング内のエアー流路を切り換えて前記ピストン機構のピストンの進退を図って板金面の押し引きを可能とし板金面の修正を行うことを特徴とする板金面修正用具が提供される。
前記インパクトレンチ機構は前記ハウジング内に送り込まれる圧縮空気により駆動するエアーモータと該エアーモータにより作動するインパクトレンチとを有し、回転方向切換バルブが前記エアー流路手段を切り換えて、前記インパクトレンチ機構の前記エアーモータの回転方向を切り換えるように配設され、前記エアー流路手段は前記回転方向切換バルブにより切り換えられる第1のエアー流路と第2のエアー流路とを有し、前記エアーモータの回転方向の切換により前記ピストン機構を作動し板金面の修正を行うようにする。
また、押さえボルトが被蓋手段を前記ハウジングの各端面に取着して該端面を閉止するように配置されており、前記インパクトレンチ機構を作動させる際に、前記ハウジング内のエアー流路手段を切り換え、前記ピストン機構のピストンを作動させて板金面の修正を図るようにするとよい。
前記エアー導入手段は内部にエアー導入路が形成されたハンドルを含んで構成され、該ハンドルは前記ハウジングの上方に配設するとよい。
前記ハウジングは第1の収容部と第2の収容部とを有し、前記第1の収容部には前記インパクトレンチ機構が収容され、前記各スクリュウボルトはボルト頭を有し、前記第2の収容部には前記各スクリュウボルトのボルト頭が収容され、前記ハウジングには前記端面の一方に第1の開口が形成されるとともに前記端面の他方に第2の開口が形成され、前記第1の開口は第1の被蓋手段により被蓋されるとともに前記第2の開口は第2の被蓋手段により被蓋されているようにするとよい。
本発明は以上の如く構成され、本発明によれば次の効果を奏する。
(1)1台で板金面の性状に応じて板金面を押し出したり、あるいは引っ張ったりして板金面の修正が図れる。
(2)板金作業時に板金個所を汚染することがない板金面修正用具を提供することが可能となる。
(3)ピストンの押し出しあるいは引き戻し作業の途中で圧縮空気供給手段と板金面修正用具を接続するエアーホースを切り離しても負荷がかかったピストンの位置をそのままの状態で維持できるので、自動車のボンネットやトランクルーム等のように、板金作業の途中で実際にボンネット等を閉めて内側からの位置合わせの確認を行なう必要がある場合にも確実にして容易に板金作業を進めることができる(板金途中でエアーホースを切り離してボンネット等を閉め板金具合を逐一確認することが可能である)。
(4)スイッチレバーを操作するだけでピストン機構が作動するエアー式のため、ピストンの先端を板金面の所望の修正位置に導きあてがう作業と、ピストンの押し出しあるいは引き戻し作業を一人でスピーディに行なうことができる 。
(5)ハウジングの隅部に挿通され、ハウジングの両端に形成される開口部を被蓋する各被蓋手段を連結する押さえボルトを備えているため、ハウジングを軽量な素材により形成しても、板金面修正用具のハウジングに負荷がかかりやすい引き出し作業の際にも負荷に十分に耐え寿命が永く、また携帯可能なコンパクトな板金面修正用具が得られる。
(6)ピストンの押し出し、あるいは引き戻しをワンタッチの操作で行なえる板金面修正用具が得られる。
本発明の板金面修正用具では、ハウジング内に形成される圧縮空気のエアー流路を切り換えて、ピストン機構を構成するピストンの進退を図り板金面の修正を行なう。
このため、板金面修正用具は、ハウジング内に圧縮空気を導入するエアー導入手段と、ハウジングに収容されたインパクトレンチ機構と、インパクトレンチ機構により回転力が付与されるスクリュウボルトと、スクリュウボルトの回転に連動してシリンダ内を出没自在に可動するピストンを備えたピストン作動機構を備えている。
ハウジング内のエアー流路の切り換えは、インパクトレンチ機構のエアーモータの回転方向を切り換える回転方向切換バルブによることが好ましい。
また、ハウジングの隅部に挿通され、ハウジングの両端面に形成される開口部を被蓋する各被蓋手段を連結する押さえボルトを備えていることが好ましい。
以下、実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る板金面修正用具の斜視図、
図2は、板金面修正用具の正面図、
図3は、板金面修正用具の背面図、
図4は、板金面修正用具の底面図、
図5は、板金面修正用具のスイッチレバーを操作して引き上げた状態にあるときの板金面修正用具の右側面略図であり、回転方向切換バルブを操作して前方側に押し出した状態を示す図、
図6は、板金面修正用具のスイッチレバーを操作して引き上げた状態にあるときの板金面修正用具の右側面略図であり、回転方向切換バルブを操作して図5の状態から後方側に押し出した状態を示す図、
図7は、板金面修正用具の左側面略図、
図8は、板金面修正用具のハウジングの後端面に形成された開口部を被蓋する第1の被蓋手段であるキャップの斜視図、
図9は、板金面修正用具の一部を切り欠いて内部構造を示した斜視断面略図、
図10は、図5の折線X−X断面拡大略図であり、エアーモータを回転(反時計方向の回転)させてピストンをシリンダ内から進出させるときの圧縮空気の流れを示す図、
図11は、図6の折線Y−Y断面拡大略図であり、エアーモータを逆回転(時計方向の回転)させてピストンをシリンダ内に収容し終えたときの圧縮空気の流れを示す図、
図12は、板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す斜視図、
図13は、板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す正面図、
図14は、板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す背面図、
図15は、板金面修正用具のピストンが伸びた状態にあるときに一部を切り欠いて内部構造を示した斜視断面略図、
図16は、板金面修正用具の各構成部品を示す分解斜視図、
図17は、板金面修正用具を構成するハウジング、エアー導入手段、ピストン機構、回転方向切換バルブの各構成部品を示す分解斜視図、
図18は、板金面修正用具を構成するインパクトレンチ機構の各構成部品を示す分解斜視図である。
これらの図において、板金面修正用具1は、エアー流路が切り換え自在に配設されたハウジング10と、このハウジン10内に圧縮空気を導入するエアー導入路(21A,21B,21C)を有するエアー導入手段20と、前記ハウジング10に収容され、前記エアー導入手段20を介して前記ハウジング10内に送り込まれる圧縮空気により作動するインパクトレンチ機構30と、このインパクトレンチ機構30を構成するエアーモータ40の回転方向を切り換える回転方向切換バルブ60と、前記インパクトレンチ機構30により回転力が付与されるスクリュウボルト70と、シリンダ86と前記スクリュウボルト70の回転に連動してシリンダ内を出没自在に可動するピストン81とを有するピストン機構80と、前記ハウジング10の隅部を挿通し、前記ハウジング10の各端面に形成される第1の開口部10A,第2の開口部10B(図10、図11、図17参照)をそれぞれ被蓋する第1の被蓋手段11と第2の被蓋手段12を連結する押さえボルト90を備えている。
前記ハウジング10内のエアー流路は、前記回転方向切換バルブ60により切り換わる後述する2つのエアー流路(第1のエアー流路及び第2のエアー流路)を有し、前記ハウジング10内のエアー流路を切り換えて、前記ピストン機構80のピストン81の進退を図ることにより板金面を修正する(板金面の押し出し、引っ張りを行ない修正する)。
前記ハウジング10は、後半部に大径な第1の収容部13Aを前半部に前記第1の収容部13Aよりやや小径な第2の収容部13Bを有している(図10、図11、図17参照)。
前記ハウジング10の第1の収容部13Aには、前記インパクトレンチ機構30と、ガイド片35が収容され、前記ハウジング10の一端面に形成される第1の開口部10Aは第1の被蓋手段であるキャップ11により被蓋(閉止)されている(図10、図16参照)。また前記ハウジング10の第2の収容部13Bには、前記スクリュウボルト70のボルト頭71と、スペーサ101と、前記スクリュウボルト70をスムーズに回るようにするスラストベアリング102A,102Bと、ボルト受け103A,103Bが収容され、前記ハウジング10の他端面に形成される第2の開口部10Bは第2の被蓋手段であるカバー12により被蓋(閉止)されている(図10、図16参照)。
前記キャップ11には内側壁面に前記エアー流路の一部を構成する左右一対のエアー通路11A,11Bが形成されている(図5、図6、図8参照)。
前記ハウジングには前記第1の収容部13Aの上方にブッシュ65を嵌め込む円筒穴14が形成されている(図10、図11)。前記ブッシュには後方右側下部に第1のエアー流出孔67が形成されるとともに前方左側下部に第2のエアー流出孔68が形成されている(図10、図11)。また、前記ハウジングには前記円筒穴14の両側に2つの(一対の)エアー通路15、16が形成され(図17参照)、該エアー通路の一方15は前記キャップ11の一方のエアー通路11A及び前記ブッシュの前記第1の流出孔67に臨んでおり(連通しており)、また、前記エアー通路の他方16は、前記キャップ11の他方のエアー通路11B及び前記ブッシュの前記第2の流出孔68に臨んで(連通して)いる。
前記ハウジング10には頂面に段部10Cが形成され、前記エアー導入手段20は前記エアー導入路21Cが形成されたハンドル21を有し、前記ハウジングの前記段部にはエアー導入孔17が前記ハンドルのエアー導入路21Cに臨んでいる(図1、図9、図17参照)。また、前記ハウジング10の底面には、後述するエアーモータ40のシリンダ43の底部に形成されたエアー導出孔43A(図18参照)に対応して、排気孔18が形成されている(図4参照)。
更に、前記ハウジング10の前記段部10Cの隅部には雌ねじ部19が螺刻され(図17参照)、前記ハンドル21は基端部が前記ハウジングの段部にボルト95により固定される。
前記エアー導入手段20は、ハンドル21と、該ハンドル21の基端部に設けたエアーレギュレータ23と、前記ハンドルの底面側中央に配設されたエアーバルブ24と、このエアーバルブを開閉操作するように配置したスイッチレバー25と、このスイッチレバーの動きを制止する(押さえる)制止ピン26と、前記スイッチレバーの自由端部に形成される切抜き部25A(図1、図9参照)において起立するように回動自在に軸支されたストッパ27とを有している。前記エアーバルブは前記スイッチレバーを前記ハンドルの前記底面へ向けて操作することにより開状態にされ、前記制止ピンによる前記スイッチレバーの制止は前記エアーバルブの上記開状態を維持するように行なわれる。
符号9は、前記ハンドル21の自由端部側に接続されたエアーホース接続用のコネクタである。
前記ハンドル21の内部には、前記ハウジン10内に圧縮空気を導入するための前記エアー導入路21A,21B,21Cが形成されている(図9乃至図11参照)。
前記エアーレギュレータ23は、摘み23Aを回動し、前記エアーレギュレータ23と前記ハウジング21との螺合の深浅により流量調節孔23B(図9参照)の開口具合を調節して、前記エアー導入路21Cを通過する圧縮空気のエアー流量を調節する。
前記エアーバルブ24は弁体24A(図9参照)を有し、この弁体は前記エアー導入路21Aと21Bの間に配設された弁室22に配置される。前記エアーバルブ24の弁体24Aは、前記スイッチレバー25を操作して前記エアーバルブ24の下端部が前記スイッチレバー25の頂面に衝接しながら上方に押し上げられると、前記弁室22の弁座から浮き上って開放状態を形成することにより、前記エアー導入路21A,21B,21Cは互いに連通し、導入される圧縮空気が前記ハウジング10の頂面に形成された前記エアー導入孔17(図9、図17参照)を介して前記ハウジング10に流入する。一方、前記スイッチレバー25が原状に復帰すると(例えば、図1乃至図3の図示状態)、前記エアーバルブ24の弁体24Aは閉状態を形成し、前記エアー導入路21Aと21Bは遮断され、前記エアー導入路21Aからエアー導入路21Bへのエアーの流入は阻止され行なわれない。
前記スイッチレバー25の基端部は、前記ハンドル21の底面側中央に形成されたピン挿通孔に挿通された短軸28により軸支されている(図2参照)。
前記制止ピン2は、前記ハンドル21の自由端部側の下面より垂下した左右一対の延出部29のピン挿通孔29A(図1、図17参照)を刺通することにより、上方に引き上げられた前記スイッチレバー25の動きを制止する。
前記インパクトレンチ機構30は、前記ハウジング10内に送り込まれる圧縮空気により駆動するエアーモータ40と、このエアーモータ40により作動するインパクトレンチ50を備えている。
前記エアーモータ40は、ロータ41と、このロータ41に形成された各スリット41Aに着脱自在に保持された各ブレード42と、前記ロータ41及びブレード42を収容するシリンダ43と、前記ロータ41を保持するフロントプレート44及びリヤープレート45と、前記ロータ41の回転を円滑にするフロントベアリングホルダ46A及びリヤーベアリングホルダ46Bと、空気漏れを防ぐOリング47と、オイルシール48を備えている。
前記ロータ41のロータ軸41Bは、前記インパクトレンチ50を構成するカム53の中心軸孔53Bに係合している。
前記リヤープレート45には、左右一対のエアー流入孔45A、45Bが穿設されている。さらに、このエアー流入孔45Aより上方には、前記エアー流入孔45Aを始端とするエアー流入溝45Cが形成され、このエアー流入孔45Cを通じ圧縮空気は前記ロータ41側に供給される。また、このエアー流入孔45Bより上方には、前記エアー流入孔45Bを始端とするエアー流入溝45Dが形成され、このエアー流入孔45Dを通じ逆回転用の圧縮空気が前記ロータ41側に供給される。
前記リヤープレート45とフロントプレート44は、前記リヤープレート45の貫通孔45Eを刺通したピン49が連絡している。
前記インパクトレンチ50は、ハンマー51と、ハンマーフレーム52と、前記ロータ41の回転を前記ハンマー51とハンマーフレーム52とスピンドル54に伝えるカム53と、前記エアーモータ40の回転出力を前記スクリュウボルト70に伝えるスピンドル54(インパクト出力シャフト)と、前記ハンマー51の軸体を構成するハンマーピン55を備えている。前記ハンマー51に形成された突出部51Aは、前記カム53の欠所53Aに遊嵌している。
前記ハンマー51が前記ハンマーフレーム52とともに反時計方向に回転するときには、前記ハンマー51の外周端壁51Bが、前記スピンドル54の凹陥部54Aに形成される一方の係止壁部54Bに係止可能に構成され、前記ハンマー51が前記ハンマーフレーム52とともに時計方向に回転するときには、前記ハンマー51の外周端壁51Cが、前記スピンドル54の凹陥部54Aに形成される他方の係止壁部54Cに係止可能に構成されている。また、前記スピンドル54の先端部54Dは、前記スクリューボルト70のボルト頭71に係合している(図9参照)。
前記ハンマーピン55は、前記ロータ軸41Bが挿通する前記ハンマーフレーム52の中心に形成された挿通孔52Aより外周側に偏寄した位置に形成された軸承孔52Bに挿通され、前記ハンマー51の貫通孔51Dを挿通して前記ハンマーフレーム52に軸支されている。かくして、前記ハンマー51は、前記ハンマーピン55を中心にして作動する。
符号56はカラーである。
前記エアーモータ40が駆動しても、当初前記ピストン81の先端に負荷がかからない状態にあるときには、前記ハンマー51とハンマーフレーム52とスピンドル54とスクリューボルト70は一体となって回転し、前記ピストン81はシリンダ86を進退する(前記ピストン81がシリンダ86より出現し、あるいはシリンダ86内に没入する。)。
その後、更に前記ピストン81の進退を進め、前記ピストン81に負荷がかかるようになり前記スクリューボルト70を作動するために一層の回転力が必要になると、前記ロータ41のロータ軸41Bに支持された前記カム53は、前記ハンマー51を一時押し上げる。
すると、前記ピストン81を進出させている場合には、前記スピンドル54の係止壁部54Bと前記ハンマー51の外周端壁51Bとの係止が外れ、前記ハンマー51は前記ハンマーフレーム52とともに一回転する。この一回転の間に、前記カム53の動きに導かれながら前記ハンマー51は押し下げられる、そして一回転後には、再び前記ハンマー51の外周端壁51Bが前記スピンドル54の係止壁部54Bに係止される。かくして、前記スピンドル54にショックを与え、前記スクリュウボルト70を回転し、前記ピストン81は更に進出する(前記ピストン81を引き戻す場合には、前記スピンドル54の係止壁部54Cと前記ハンマー51の外周端壁51Cとの係止が外れ、前記ハンマー51は前記ハンマーフレーム52とともに一回転する。この一回転の間に、前記カム53の動きに導かれながら前記ハンマー51は押し下げられる、そして一回転後には、再び前記ハンマー51の外周端壁51Cが前記スピンドル54の係止壁部54Cに係止される。かくして、前記スピンドル54にショックを与え、前記スクリュウボルト70を回転し、前記ピストン81は更に引き戻される。)。
前記回転方向切換バルブ60の大分部は、切換え節度が良好な状態で前記ブッシュ65に収容され(図10及び図11参照)、また前記回転方向切換バルブ60の両端部は、前記ブッシュ65より突出している。
また、前記回転方向切換バルブ60は、前記エアー導入手段20から導入される圧縮空気のエアー流路を切り換えて前記インパクトレンチ機構30を構成している前記エアーモータ40の回転方向を切り換える。
このため、前記回転方向切換バルブ60には2個所の溝部61、62が形成され(図10、図11、図17)、この溝部61、62は、前記ハウジング10内に形成されるエアー流路(後述の第1のエアー流路及び第2のエアー流路)を切り換えることに寄与する。すなわち、前記回転方向切換バルブ60を前方に押すと(図10の状態)、前記ブッシュ65の後方の前記溝部61にエアーが流れ、前記キャップ11のエアー通路11Aを通り(図8参照)、エアーは前記リヤープレート45のエアー流入孔45A(図18参照)を通って、更に前記エアーモータ40のエアー導入口40A(図5及び図6参照)に入り、前記エアーモータ40を反時計方向に回転(左回転)させる。このため、前記インパクトレンチ50のスピンドル54も反時計方向に回転し前記スクリュウボルト70を回す。その結果、前記ピストン81は、シリンダ86内から押し出され進出して出現する(図1、図9、図10の状態から図12、図15の状態へ移行する。)。
逆に、前記回転方向切換バルブ60を後方に押すと(図11の状態)、前記ブッシュ65の前方の前記溝部62にエアーが流れ、前記キャップ11のエアー通路11Bを通り(図8参照)、エアーは前記リヤープレート45のエアー流入孔45B(図18参照)を通って、更に、前記エアーモータ40のエアー導入口40B(図5及び図6参照)に入り、前記エアーモータ40を時計方向に回転(右回転)させる。このため、前記インパクトレンチ50のスピンドル54も時計方向に回転し前記スクリュウボルト70を回す。その結果、前記ピストン81は、シリンダ86内に引き戻される(図12、図15の状態から図1、図9、図10の状態へ移行する。)。
前記ブッシュ65には、頂面略中央にエアー流入孔66が、後方右側下部にエアー流出孔67が、前方左側下部にエアー流出孔68がそれぞれ穿設され(図10及び図11参照)、前記回転方向切換バルブ60が前方に押し出された図10の状態にあるときには、圧縮空気は、前記エアー流入孔66と、前記回転方向切換バルブ60の溝部61と、前記エアー流出孔67を通り、更に、前記キャップ11のエアー通路11Aを通って、上述のように、前記エアーモータ40のエアー導入口40A側に導かれる(図5、図10参照)。
また、前記回転方向切換バルブ60が前方に押し出された図11の状態にあるときには、圧縮空気は、前記エアー流入孔66と、前記回転方向切換バルブ60の溝部62と、前記エアー流出孔68を通り、更に、前記キャップ11のエアー通路11Bを通って、上述のように、前記エアーモータ40のエアー導入口40B側に導かれる(図6、図11参照)。
かくして、前記ハウジング10には、エアー導入孔17、エアー流入孔66、エアー流出孔67、エアー通路15、エアー通路11A,エアー流入孔45A、エアー流入溝45Cにより第1のエアー流路が形成され、またエアー導入孔17、エアー流入孔66、エアー流出孔68、エアー通路16、エアー通路11B,エアー流入孔45B、エアー流入溝45Dにより第2のエアー流路が形成される。このように、前記ハウジング10には、前記回転方向切換バルブ60により自在に切り換えられる、前記第1のエアー流路及び前記第2のエアー流路により形成されるエアー流路手段が配設されている。
前記スクリュウボルト70は、既述のように、前記インパクトレンチ機構30により回転力が付与される。このため、前記スクリュウボルト70のボルト頭71に形成された受部が、前記インパクトレンチ機構30を構成する前記インパクトレンチ50のスピンドル54に係合している。
前記ピストン機構80は、ピストン81と、シリンダ86と、ピストンガイド片88とにより構成される。
前記ピストン81は、中空に形成されることにより長手方向に延びるように、中心孔が内部に形成され、前記ピストンには前記スクリュウボルト70の雄ねじ部72が螺合する雌ねじ部82が螺刻され、また前記ピストンには外周壁に前記ピストンガイド片88を案内する案内条溝83が形成され、該案内条溝は前記ピストンの長手方向に延びるように配設されている(図12参照)。前記ピストン81の自由端部側にはアタッチメント155(図22参照)を螺着する雄ねじ部81Aが形成されている。
前記シリンダ86とピストンガイド片88は、前記ピストン81の回転を阻止して前記ピストン81の往復動を円滑に行なうことに寄与する。そして、その際前記シリンダ86は、前記ピストン81がシリンダ内を進退する際に前記ピストン81を案内する。
前記ピストンガイド片88は、前記シリンダ86の内周壁にねじ89により固定される。
更に、前記第1の被蓋手段(キャップ)11とハウジング10と第2の被蓋手段(カバー)12は、前記ハウジング10の隅部に挿通された4本の押さえボルト90により一体的に連結される。すなわち、前記押さえボルト90は被蓋手段11,12を前記ハウジング10の各端面に取着して該端面を閉止するように配置されている。このため、前記押さえボルト90の先端は、前記第2の被蓋手段12に形成された雌ネジ部12Aに螺合する(図9参照)。
今、コネクタ9及びエアーホース230を介して接続されたコンプレッサ210により圧縮空気を板金面修正用具1に供給すると、エアーバルブ24が閉状態にある場合には、前記ハンドル21内で、エアーはエアー通路21Aまで達した状態にある。このとき、前記スイッチレバー25を上方に引き上げると、エアー通路21A,21B,21Cは連通し,前記ハウジング10の頂面に形成された前記エアー導入孔17を通じエアーは前記ハウジング10内に流入する。この場合、前記回転方向切換バルブ60が図10に示されるように右方向に押されているときには、エアーは前記回転方向バルブ60の溝部61、前記キャップ11のエアー通路11A、前記エアーモータ40のリヤーリプレート45のエアー流入孔45Aを通過し、前記ブレード42に当たり前記ロータ41を反時計方向に回転させ前記ピストンを進出させる。
自動車200のトランクルーム201のクオーターパネルに生じた(外向き凹の)凹部250の修正を行なう場合には次の操作を行なう(図19乃至図21参照)。
(1)必要により、板金面修正用具1にアタッチメント150、155、160を付設する(図19、図20、図22)。
(2)コネクタ9とエアーホース230介して、コンプレッサ210と板金面修正用具1を接続する(図21)。
(3)板金修正を行なう凸部250にアタッチメント155を当てがう(図21) 。
(4)レバースイッチ25を操作して、ピストン81を押し出し凸部250を修正する。
(5)なお、この場合に、上記1.乃至4.の大まかな操作をして板金面修正用具1を板金面(凸部250)から外れないようにセットした後に、エアーホース230の中間に取り付けたエアーON・OFFスイッチ220を一旦OFFにし、スイッチレバー25を引き上げたまま制止ピン26にてスイッチレバー25を押さえ、その後、エアーON・OFFスイッチ220をオンにして遠隔操作するようにしてもよい。
自動車200のドアパネル202の凹部251を引っ張って凹部を引き出して修正(平坦にする)を行なう場合には次の操作を行なう(図23乃至図26参照)。
(1)コネクタ9とエアーホース230を介して、コンプレッサ210と板金面修正用具1を接続する。
(2)エアーON・OFFスイッチ220を操作して、ピストン81を押し出した状態にセットする(図23)。
(3)アタッチメント160、170を介して自動車用板金修正用具1にチェーン180を取り付ける(図23及び図24)。
(4)一方のチェーン180の先端を固定された支柱190に、他方のチェー180の先端を引き出そうとするドアパネル202側に接続する(図25参照) 。
(5)エアーON・OFFスイッチ220を操作して、ピストン81をシリンダ内に没入させ凹部251を引っ張り出し凹部251を修正する(板金修正用具1は図25の状態から図26の状態に移行する)。
本発明に係る板金面修正用具の斜視図である。 板金面修正用具の正面図である。 板金面修正用具の背面図である。 板金面修正用具の底面図である。 板金面修正用具のスイッチレバーを操作して引き上げた状態にあるときの板金面修正用具の右側面略図であり、回転方向切換バルブを操作して前方側に押し出した状態を示す図である。 板金面修正用具のスイッチレバーを操作して引き上げた状態にあるときの板金面修正用具の右側面略図であり、回転方向切換バルブを操作して図5の状態から後方側に押し出した状態を示す図である。 板金面修正用具の左側面略図である。 板金面修正用具のハウジングの後端面に形成された開口部を被蓋する第1の被蓋手段であるキャップの斜視図である。 板金面修正用具の一部を切り欠いて内部構造を示した斜視断面略図である。 図5の折線X−X断面拡大略図であり、エアーモータを回転(反時計方向の回転)させてピストンをシリンダ内から進出させるときの圧縮空気の流れを示す図である。 図6の折線Y−Y断面拡大略図であり、エアーモータを逆回転(時計方向の回転)させてピストンをシリンダ内に収容し終えたときの圧縮空気の流れを示す図である。 板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す斜視図である。 板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す正面図である。 板金面修正用具のピストンが伸びた状態を示す背面図である。 板金面修正用具のピストンが伸びた状態にあるときに一部を切り欠いて内部構造を示した斜視断面略図である。 板金面修正用具の各構成部品を示す分解斜視図である。 板金面修正用具を構成するハウジング、エアー導入手段、ピストン機構、回転方向切換バルブの各構成部品を示す分解斜視図である。 板金面修正用具を構成するインパクトレンチ機構の各構成部品を示す分解斜視図である。 板金面修正用具にアタッチメントを取り付けた状態を示す正面図である。 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、スイッチレバーを操作した状態で制止ピンによりスイッチレバーが止められ、更にピストンが伸びた状態を示す正面図である 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、自動車のトランクルームのクオーターパネルの凹部を押し出して修正しているときの使用状態を示す平面略図である。 板金面修正用具に必要により付設するアタッチメントの斜視図である。 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、スイッチレバーを操作した状態で制止ピンによりスイッチレバーが止められ、更にピストンが伸びた状態を示す正面図である 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、スイッチレバーを操作した状態で制止ピンによりスイッチレバーが止められ、更にピストンがシリンダ内に収容された状態を示す正面図である 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、自動車のドアパネルの凹部を引っ張って修正しているときの使用状態を示す平面略図である。 板金面修正用具にアタッチメントを取り付け、自動車のドアパネルの凹部を引き出して修正したときの使用状態を示す平面略図である。 従来の板金面修正用具を示す斜視図であり、(A)はピストンが出る前の状態を、(B)はピストンが出た状態の図である。 従来の他の板金面修正用具を示す斜視図であり、(A)はピストンが出た状態を、(B)はピストンが引っ込んだ状態の図である。 図27に示す従来の板金面修正用具を用いて、自動車のトランクルームのクオーターパネルの凹部を押し出して修正しているときの使用状態を示す平面略図である。
符号の説明
1 板金面修正用具
10 ハウジング
20 エアー導入手段
21A エアー導入路
21B エアー導入路
21C エアー導入路
30 インパクトレンチ機構
40 エアーモータ
50 インパクトレンチ
60 回転方向切換バルブ
70 スクリュウボルト
80 ピストン機構
81 ピストン
86 シリンダ
90 押さえボルト

Claims (15)

  1. ハウジング(10)と、
    シリンダ(86)とピストン(81)とを有するピストン機構(80)とを備えてなる板金面修正用具であって、
    前記ハウジングは切換自在に配設されたエアー流路手段を有し、
    前記ハウジング内に圧縮空気を導入するエアー導入路(21A、21B、21C)を有するエアー導入手段(20)と、
    前記ハウジングに収容され、前記エアー導入手段を介して前記ハウジング内に送り込まれる圧縮空気により作動するインパクトレンチ機構(30)と、
    該インパクトレンチ機構により回転力が付与されるスクリュウボルト(70)とを備え、
    前記ピストンが前記スクリュウボルトの回転に連動して出没自在であるように前記シリンダ内に可動自在に配置され、
    前記ハウジング内のエアー流路を切り換えて前記ピストン機構のピストンの進退を図って板金面の押し引きを可能とし板金面の修正を行うことを特徴とする板金面修正用具。
  2. 前記インパクトレンチ機構は前記ハウジング内に送り込まれる圧縮空気により駆動するエアーモータ(40)と該エアーモータにより作動するインパクトレンチ(50)とを有し、
    回転方向切換バルブ(60)が前記エアー流路手段を切り換えて、前記インパクトレンチ機構の前記エアーモータの回転方向を切り換えるように配設され、
    前記エアー流路手段は前記回転方向切換バルブにより切り換えられる第1のエアー流路(17,66,67,15,11A、45A,45C)と第2のエアー流路(17,66,68,16,11B、45B、45D)とを有し、
    前記エアーモータの回転方向の切換により前記ピストン機構を作動し板金面の修正を行うことを特徴とする請求項1に記載の板金面修正用具。
  3. 押さえボルト(90)が被蓋手段(11,12)を前記ハウジングの各端面に取着して該端面を閉止するように配置されており、
    前記インパクトレンチ機構を作動させる際に、前記ハウジング内のエアー流路手段を切り換え、前記ピストン機構のピストンを作動させて板金面の修正を図ることを特徴とする請求項1に記載の板金面修正用具。
  4. 押さえボルト(90)が被蓋手段(11,12)を前記ハウジングの各端面に取着して該端面を閉止するように配置されており、
    前記エアーモータの回転方向を切り換えて前記ピストン機構のピストンを作動し、板金面の修正を図ることを特徴とする請求項2に記載の板金面修正用具。
  5. 前記エアー導入手段は内部にエアー導入路が形成されたハンドル(21)を含んで構成され、該ハンドルは前記ハウジングの上方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の板金面修正用具。
  6. 前記ハウジングは第1の収容部(13A)と第2の収容部(13B)とを有し、
    前記第1の収容部には前記インパクトレンチ機構が収容され、
    前記各スクリュウボルトはボルト頭(71)を有し、
    前記第2の収容部には前記各スクリュウボルトのボルト頭が収容され、
    前記ハウジングには前記端面の一方に第1の開口(10A)が形成されるとともに前記端面の他方に第2の開口(10B)が形成され、
    前記第1の開口は第1の被蓋手段(11)により被蓋されるとともに前記第2の開口は第2の被蓋手段(12)により被蓋されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の板金面修正用具。
  7. 前記第1の被蓋手段には内側壁面に、前記エアー流路手段の一部を構成する1対のエアー通路(11A、11B)が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の板金面修正用具。
  8. 前記ハウジングには前記第1の収容部の上方にブッシュ(65)を嵌め込む円筒穴(14)が形成され、
    前記ブッシュには後方右側下部に第1のエアー流出孔(67)が形成されるとともに前方左側下部に第2のエアー流出孔(68)が形成され、
    前記ハウジングには前記円筒穴の両側に2つのエアー通路(15,16)が形成され、
    該エアー通路の一方(15)は前記第1の被蓋手段の一方のエアー通路(11A)及び前記ブッシュ(65)の前記第1のエアー流出孔に臨み、
    前記エアー通路の他方(16)は前記第1の被蓋手段の他方のエアー通路(11B)及び前記ブッシュの前記第2のエアー流出孔に臨んでいることを特徴とする請求項6に記載の板金面修正用具。
  9. 前記ハウジングには頂面に段部(10C)が形成され、
    前記エアー導入手段は前記エアー導入路が形成されたハンドル(21)を有し、
    前記ハウジングの前記段部にはエアー導入孔(17)が前記ハンドルのエアー導入路(21C)に臨んでいることを特徴とする請求項6に記載の板金面修正用具。
  10. 前記ハウジングの前記段部の隅部には雌ねじ穴(19)が螺刻され、
    前記ハンドルは基端部が前記ハウジングの前記段部にボルト(95)により固定されていることを特徴とする請求項9に記載の板金面修正用具。
  11. 前記エアー導入手段はハンドル(21)と、該ハンドルの基端部に設けたエアーレギュレータ(23)と、前記ハンドルの底面側中央に配設されたエアーバルブ(24)と、該エアーバルブを操作するように配置したスイッチレバー(25)と、該スイッチレバーの動きを選択的に制止する制止ピン(26)と、前記スイッチレバーの自由端部に形成された切抜き部(25A)において起立するように回動自在に軸支されたストッパ(27)とを有し、
    前記エアーバルブは前記スイッチレバーを前記ハンドルの前記底面へ向けて操作することにより開状態にされ、
    前記制止ピンによる前記スイッチレバーの制止は前記エアーバルブの上記開状態を維持するように行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の板金面修正用具。
  12. 前記エアーバルブは弁体(24A)を有し、
    該弁体は前記エアー導入路間に配設された弁室(22)に配置され、前記エアーバルブの弁体は、前記スイッチレバーを操作して前記エアーバルブの下端部が前記スイッチレバーの頂面に衝接しながら上方に押し上げられると、前記弁室の弁座から浮き上がって開放状態を形成することにより、前記エアー導入路は互いに連通し、導入される圧縮空気が前記ハウジングの頂面に形成された前記エアー導入孔を介して前記ハウジングに流入することを特徴とする請求項11に記載の板金面修正用具。
  13. 前記回転方向切換バルブは両端部が前記ブッシュから突出していることを特徴とする請求項8に記載の板金面修正用具。
  14. 前記ピストン機構はピストン(81)と、シリンダ(86)と、ピストンガイド片(88)とにより構成され、前記ピストンは中空に形成されることにより長手方向に延びるように中心孔が内部に形成され、
    前記ピストンの中心孔には前記スクリュウボルトの雄ねじ(72)が螺合する雌ねじ(82)が螺刻され、
    前記ピストンには外周壁に前記ピストンガイド片を案内する案内条溝(83)が形成され、
    該案内条溝は前記ピストンの長手方向に延びるように配設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の板金面修正用具。
  15. 前記第1の被蓋手段と、ハウジングと、第2の被蓋手段は前記ハウジングの隅部に挿通された前記押さえボルトにより一体的に連結され、前記押さえボルトの先端は前記第2の被蓋手段に形成された雌ねじ部(12A)に螺合することを特徴とする請求項3または4に記載の板金面修正用具。
JP2008160967A 2008-05-23 2008-05-23 板金面修正用具 Expired - Lifetime JP4310554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160967A JP4310554B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 板金面修正用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160967A JP4310554B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 板金面修正用具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001069453A Division JP4182506B2 (ja) 2001-02-04 2001-02-04 板金面修正用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008238277A true JP2008238277A (ja) 2008-10-09
JP4310554B2 JP4310554B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=39910232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160967A Expired - Lifetime JP4310554B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 板金面修正用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4310554B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI495522B (ja) * 2012-12-18 2015-08-11

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI495522B (ja) * 2012-12-18 2015-08-11

Also Published As

Publication number Publication date
JP4310554B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4182506B2 (ja) 板金面修正用具
JP5098351B2 (ja) 空気工具
US20060278416A1 (en) Air tool
JP5469490B2 (ja) 加工装置
US7100373B2 (en) Hydraulic tool
JP2003520695A (ja) 空力ロータリ工具
EP3272493A1 (de) Blasformanordnung
US4821555A (en) Hydropneumatic gun for setting blind-rivet nuts
JP4310554B2 (ja) 板金面修正用具
EP3412385A1 (en) Method and device for cleaning and/or replacement of a laser window of a process chamber
DE102007003667B4 (de) Vorrichtung zum Abdichten und Aufpumpen aufblasbarer Gegenstände
ES2326441T3 (es) Instrumento quirurgico accionado por gas a presion.
JPH0711857Y2 (ja) 棒材カッタ
US6192781B1 (en) Assembly for reversing a fluid driven motor
JP4876973B2 (ja) 内接歯車ポンプ
JP2007237374A (ja) 空圧工具の圧縮エア取込み部におけるエンドキャップ用素材構造
JP2502444Y2 (ja) 油圧加工装置
JP3868414B2 (ja) エアツール
JPH09300123A (ja) 油圧作動機
JP2805276B2 (ja) 携帯用棒鋼カッター
JP7232141B2 (ja) 電動式油圧工具
JP4069847B2 (ja) 圧縮空気供給用カプラ
JP2777865B2 (ja) 流体管の穿孔装置
JP6757674B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP3369963B2 (ja) 弁開閉機構及びガンノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080627

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4310554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150522

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term