JP2008237759A - 超音波診断装置及び画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者のモード遷移操作を低減し、診断時間の短縮を図る超音波診断装置及び画像表示方法を提供すること。
【解決手段】被検体を超音波で走査することにより、被検体からの受信信号を得る送受信手段(1,2,3)と、前記受信信号から複数種類の超音波画像を生成する画像生成手段(4)と、前記画像生成手段で生成した前記複数種類の超音波画像のうち、少なくともBモード像とカラードプラ像とを同時に表示する第1のモードと、Bモード像とカラードプラ像とトレース画像とを同時に表示する第2のモードとを有する表示手段(5)を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】被検体を超音波で走査することにより、被検体からの受信信号を得る送受信手段(1,2,3)と、前記受信信号から複数種類の超音波画像を生成する画像生成手段(4)と、前記画像生成手段で生成した前記複数種類の超音波画像のうち、少なくともBモード像とカラードプラ像とを同時に表示する第1のモードと、Bモード像とカラードプラ像とトレース画像とを同時に表示する第2のモードとを有する表示手段(5)を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、超音波診断装置及び画像表示方法に係り、特に、被検体に対する超音波の送受波によって得られた複数の画像データを同時に表示する技術に関する。
超音波診断にて、Bモード像(「B/W像」と記載することもある)と、カラードプラ像(「B/W+Color像」と記載することもある)とを同時にライブ表示するモードが知られている。このモードでは、図9に示すように、画面左にB/W像、画面右にB/W+Color像が表示されるような表示レイアウトを採用している。なお、B/W像とB/W+Color像の左右は、逆でもよい。
このような超音波診断装置を用いた診断では、Mモード、M-colorモード、PWDモード等の各種のモードを使用するケースも多い。しかし、これらの画像は、B/W像およびB/W+Color像とフレームレート異なるので、同時にライブ表示できない。このため、操作者は、頻繁にモード遷移を行わなければならず、検査に時間がかかっている。
特開平3−85147号公報
本発明は、操作者のモード遷移操作を低減し、診断時間の短縮を図る超音波診断装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の局面に係る超音波診断装置は、被検体を超音波で走査することにより、被検体からの受信信号を得る送受信手段と、前記受信信号から複数種類の超音波画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段で生成した前記複数種類の超音波画像のうち、少なくともBモード像とカラードプラ像とを同時に表示する第1のモードと、Bモード像とカラードプラ像とトレース画像とを同時に表示する第2のモードとを有する表示手段を具備することを特徴とする。なお、本発明は、装置のみならず、方法の発明としても成立する。
本発明によれば、B/W像及びB/W+Color像とトレース画像とを同時に表示するモードを備えたことにより、操作者のモード遷移操作を低減し、操作性を向上させ、診断時間の短縮を図ることが可能とする。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る超音波画像診断装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る超音波診断装置は、図示しない被検体への超音波の送受波を行う超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動する送信回路2と、超音波探触子1からの信号を受信処理する受信回路3と、受信信号に対して様々な処理を行いさまざまな超音波画像の生成を行うエコー信号処理回路4と、エコー信号処理回路4にて処理されたさまざまな超音波画像の表示処理を行う表示回路5と、各部の制御を行うコントローラ6と、操作者の入力を受け付けたり操作者へ画像やその他のメッセージの提示を行う操作卓7とを備えている。
本実施形態に係る超音波診断装置は、図示しない被検体への超音波の送受波を行う超音波探触子1と、超音波探触子1を駆動する送信回路2と、超音波探触子1からの信号を受信処理する受信回路3と、受信信号に対して様々な処理を行いさまざまな超音波画像の生成を行うエコー信号処理回路4と、エコー信号処理回路4にて処理されたさまざまな超音波画像の表示処理を行う表示回路5と、各部の制御を行うコントローラ6と、操作者の入力を受け付けたり操作者へ画像やその他のメッセージの提示を行う操作卓7とを備えている。
受信回路3は、プリアンプと、アナログディジタル変換器と、受信遅延回路、加算器などを備えている。エコー信号処理回路4は、Bモード信号処理器と、カラーモード信号処理器と、PWD信号処理器と、Mモード像信号処理器と、M−Color信号処理器とを備えている。表示回路5は、さまざまな超音波画像をコントローラ6から指示されたフォーマットに応じて表示する。
以下、それぞれの操作フロー図に従って代表的な操作及びモード遷移を説明する。本実施形態では、各種の表示モードを用意し、切り替えスイッチによってこれらの表示モードを適宜切り替えて表示可能としてことを特徴としている。なお、以下の説明において、スイッチは、操作卓7に配置された専用のスイッチであるものとするが、操作卓7の画面に表示され、ポインティングデバイスなどで選択可能な選択ボタンであっても良い。
図2を参照して、「B/W像、B/W+Color像、B/W−Mモード像、B/W+Color-M像同時表示モード」(以下、「第1の表示モード」と称する)に遷移する場合の代表的な操作の流れを説明する。
図2において、「B/W像、B/W+Color像同時ライブ表示モード」(以下、「従来の表示モード」と称する)時において(ステップA1)、Mモード表示スイッチを押すことにより(ステップA2)、図3に示すような「B/W像、B/W+Color像、B/W−Mモード像、B/W+Color-M像同時表示モード」に遷移する(ステップA3)。この第1の表示モードに遷移した直後はB/W像、B/W+Color像同時表示部がライブ表示状態であり、B/W−Mモード像、B/W+Color-M像はフリーズ状態である。この状態では、B/W像上でMモード像関心領域を設定することが可能であり、関心領域を決定して(ステップA4)、Live画像切り替えスイッチを押すと(ステップA5)、第1の表示モードのまま、B/W−Mモード像、B/W+Color-M像がライブ表示状態となる(ステップA6)。なお、この状態では、B/W像、B/W+Color像はフリーズ状態である。再度Mモード表示スイッチを押すことにより(ステップA7)、従来の表示モードに遷移する(ステップA8)。この例では、第1の表示モードにおいて、「B/W像、B/W+Color像」と「B/W−Mモード像、B/W+Color-M像」とのどちらか片方がライブ表示状態になるという説明を行ったが、最初にMモード表示スイッチを押した時点で、両方の画像がライブ表示されるように遷移しても良い。
図4を参照して、「B/W像、B/W+Color像、パルスドプラ像同時表示モード」(以下、「第2の表示モード」と称する)に遷移する場合の代表的な操作の流れを説明する。
図4において、従来の表示モード時(ステップB1)に、PWDモード表示スイッチを押すことにより(ステップB2)、図5に示すような「B/W像、B/W+Color像、パルスドプラ像同時表示モード」に遷移する(ステップB3)。遷移した直後はB/W像、B/W+Color像同時表示部がライブ表示状態であり、B/W像上でサンプルボリュームを操作することが可能である。ここで、B/W像上でサンプルボリュームを操作して(ステップB4)、Live画像切り替えスイッチを押すことで(ステップB5)、パルスドプラ像がライブ表示状態となる(ステップB6)。再度、PWDモード表示スイッチを押すことにより(ステップB7)、従来の表示モードに遷移する(ステップB8)。
なお、この例でも、「B/W像、B/W+Color像」と「パルスドプラ像」との両方がライブ表示するようにすることも可能である。
図6を参照して、「B/W像、B/W+Color像、B/W−Mモード像、B/W+Color-M像同時表示モード」(以下、「第3の表示モード」と称する)と「B/W像、B/W+Color像、B/W+Color-M像、パルスドプラ像同時表示モード」(以下、「第4の表示モード」と称する)に遷移する場合の代表的な操作の流れを説明する。
図6において、従来の表示モード時(ステップC1)に、Mモード表示スイッチを押すことにより(ステップC3)、第3の表示モードに遷移する(ステップC4)。なお、従来の表示モード時では、カラー領域の操作が可能である(ステップC2)が、この操作は必須ではない。また、第3の表示モード時に、Mモード像の関心領域を設定することができる(ステップC5)。さらにPWDモード表示スイッチを押すことにより(ステップC6)、図7に示すような第4の表示モードに遷移する(ステップC7)。ここで、Mモード表示スイッチとPWDモード表示スイッチを押す順は逆でも可能である。遷移した直後は、B/W像、B/W+Color像同時表示部がライブ表示状態であり、B/W像上でMモード像関心領域を設定することが可能である。図示しないが、Live画像切り替えスイッチを押すことで、B/W−Mモード像、パルスドプラ像がライブ表示状態となる。なお、この例でも、「B/W像、B/W+Color像」と「トレース像」との両方がライブ表示するようにすることも可能である。
このとき、Mモード像上でサンプルボリュームを設定することが可能である(ステップC8)。この状態で、M-colorモード表示スイッチを押すことにより(ステップC9)、図8に示すような第4の表示モードに遷移する(ステップC10)。このように、M-colorモード表示スイッチによって、B/W−Mモード像とB/W+Color-M像とがトグル表示される。
なお、以降の操作は図示しないが、ここで、再度Mモード表示スイッチを押すことにより、第2の表示モードに、またはPWDモード表示スイッチを押すことにより、第1の表示モードに遷移する。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…超音波探触子
2…送信回路
3…受信回路
4…エコー信号処理回路
5…表示回路
6…コントローラ
7…操作卓
2…送信回路
3…受信回路
4…エコー信号処理回路
5…表示回路
6…コントローラ
7…操作卓
Claims (7)
- 被検体を超音波で走査することにより、被検体からの受信信号を得る送受信手段と、
前記受信信号から複数種類の超音波画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段で生成した前記複数種類の超音波画像のうち、少なくともBモード像とカラードプラ像とを同時に表示する第1のモードと、Bモード像とカラードプラ像とトレース画像とを同時に表示する第2のモードとを有する表示手段を具備することを特徴とする超音波診断装置。 - 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第2のモードは、前記トレース画像として、Mモード像とColor-M像とを同時に表示することを特徴とする超音波診断装置。
- 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第2のモードは、前記トレース画像として、パルスドプラ像を表示することを特徴とする超音波診断装置。
- 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第2のモードは、前記トレース画像として、パルスドプラ像とMモード像とを同時に表示することを特徴とする超音波診断装置。
- 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第2のモードは、前記トレース画像として、パルスドプラ像とColor-M像とを同時に表示することを特徴とする超音波診断装置。
- 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第2のモードは、前記トレース画像として、パルスドプラ像とMモード像とColor-M像とを同時に表示することを特徴とする超音波診断装置。
- 被検体を超音波で走査することにより、被検体からの受信信号を得て、複数種類の超音波画像を生成し、
前記複数種類の生成された超音波画像のうち、Bモード像とカラードプラ像とを同時に表示する第1のモードと、Bモード像とカラードプラ像とトレース画像とを同時に表示する第2のモードとを切り替えて表示する画像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007085920A JP2008237759A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | 超音波診断装置及び画像表示方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013532541A (ja) * | 2010-07-30 | 2013-08-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 個別のバイプレーン画像の表示及びエクスポート |
KR20200093943A (ko) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 삼성메디슨 주식회사 | 초음파 진단 장치 및 그 동작방법 |
-
2007
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KR102670514B1 (ko) * | 2019-01-29 | 2024-05-30 | 삼성메디슨 주식회사 | 초음파 진단 장치 및 그 동작방법 |
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