JP2005040225A - 超音波診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】断層Bモード画像とカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置で、画像の応答性を向上させる、即ちフレームレートを高くすることが可能な超音波診断装置を提供すること。
【解決手段】超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、断層Bモード画像を得るときの送信パルスを、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と共用する同時モードと、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と異にする独立モードとを切替可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、断層Bモード画像を得るときの送信パルスを、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と共用する同時モードと、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と異にする独立モードとを切替可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体の断層像及び血流表示が可能な超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に超音波装置では、被検体の診断部位に超音波を照射しその反射波から信号成分を取り出して診断部位の像を表示する。超音波診断装置には、表示される像を作成するために、診断部位の静止している臓器の境界からの反射信号を利用して臓器の断層像(断層Bモード像)を得る場合と、ドプラ効果を利用し診断部位の動きのある血流などに超音波を当てたときの周波数偏移を検出して、その動きの方向や速度をカラーにより表示するカラードプラの場合とあり、これらを1台の超音波診断装置においてモードを切り替えてあるいは同時に表示する装置も知られている。ここでは、前者を断層Bモードといい、後者をカラードプラモードという。
【0003】
本発明は、上記断層Bモードモードによる像とカラードプラモードによる像を表示可能な超音波診断装置に関するものである。
【0004】
通常、このように両モードの画像を得る超音波診断装置は、図5に示すようにカラードプラモードのための超音波送受信期間(C”)と断層Bモードのための超音波送受信期間(B”)を切り替えている。即ち、例えばカラードプラモードのための超音波送受信をC1”〜C4”の4回行った後、断層Bモードのための超音波の送受信を1回、行う(B1”)。これを繰り返しC1”〜C4”の間に行なった反射超音波から得られた信号に基づいて、カラードプラ画像を得、B1”、B2”、・・・の間において送受信を行なった反射超音波から得られた信号に基づいて断層Bモード画像を得る。通常、カラードプラ画像を得るための送信パルス波は、波長の長い、例えば図4(a)に示すような4バースト波形のものを用い、断層Bモード画像を得るための送信パルス波形としては、短波長の例えば図4(b)に示すような1バースト波形が用いられる。したがって送信パルス波としては、図4(a)に示すような4バースト波が3回続き、その後図4(b)に示す1バースト波が送信され、また図4(a)に示す4バースト波が送信されることになる。
【0005】
このようにカラードプラモードと断層Bモードの超音波送受信期間を切り替えれば、断層Bモード用の送信パルス波形とカラードプラ用の送信パルス波形を完全に独立に設定できるので、断層Bモード画像に求められる高分解能(中心周波数が高くしかも短波長超音波の送信)とカラードプラモード画像に求められる高感度(中心周波数が低くしかも比較的長い波長超音波の送信)をそれぞれのタイミングで行なうことができる。
【0006】
しかしこのような超音波の送受信を行なう場合には、一方の超音波送受信のために他方の超音波の送受信が一時停止されることになるので、フレームレートが低い、即ち画像の応答性が不十分となる場合があるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような、従来の断層Bモード画像とカラードプラ画像が得られる超音波診断装置では、画像の応答性が不十分な場合があるという問題点に鑑みてなされたもので、画像の応答性を向上させる、即ちフレームレートを高くすることが可能な超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、断層Bモード画像を得るときの送信パルスを、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と共用する同時モードと、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と異にする独立モードと切替可能とすることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0009】
本発明の請求項2によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替手段と、この受信信号切替手段の出力を受けて画像信号処理を行ない、前記反射信号から断層Bモード画像及びカラードプラ画像を表示する画像処理表示手段と、前記受信信号切替手段を制御して、所定期間毎に前記断層Bモード画像及び前記カラードプラ画像を得るために同時に信号処理を行なう同時モードと、所定期間毎に前記Bモード画像を行なうための信号処理を行ない、他の期間では前記カラードプラ画像を得るための信号処理を行なう独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0010】
本発明の請求項3によれば、請求項2記載の超音波診断装置において、前記同時モードにおいては、カラードプラ画像を得るための送信パルス波を用い、前記独立モードにおいて、断層Bモード画像を得るために期間では断層Bモード画像を得るための送信パルス波を用い、その他の期間ではカラードプラ画像を得るための送信波形パルスを用いることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからのカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替回路と、この受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号から断層Bモード画像を得る処理を行なうBモード処理回路と、前記受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号からカラードプラ画像を得る処理を行なうカラードプラ処理回路と、このカラードプラ画像処理回路の出力及び前記Bモード処理回路の出力を受けてカラードプラ画像及び断層Bモード画像を表示するモニタ装置と、
前記受信信号切替回路を制御して、所定期間毎に前記Bモード処理回路及び前記カラードプラ処理回路に同時に出力する同時モードと、所定期間毎に前記Bモード処理回路にのみ出力し他の期間では前記カラードプラ処理回路に出力する独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1に、本発明の一実施形態による超音波診断装置の構成例を示す。
【0013】
この超音波診断装置10は、プローブ11と、このプローブ11へ超音波振動子の駆動信号を供給し受信した信号を電気信号として受信する送受信回路12と、この送受信回路12の送受信制御を行なう送受信制御回路13と、フレームレート変更スイッチ14を有し送受信回路13に制御信号を送る操作パネルなどの制御入力装置15と、送受信制御回路13により制御される受信信号切替回路16と、断層Bモード画像のための処理を行なうBモード処理回路17Bと、このBモード処理回路17Bにより処理された画像信号をBモード表示のために座標変換を行なうBモード座標変換回路18Bと、受信信号切替回路16の出力信号をカラードプラ画像のための処理を行なうカラードプラ処理回路17Cと、このカラードプラ処理回路17Cにより処理された画像信号をカラードプラ表示のために座標変換を行なうカラードプラ座標変換回路18Cと、Bモード座標変換回路18B及びカラードプラ座標変換回路18Cにて座標変換された画像信号を合成して表示するための処理を行なう表示合成回路19と、この表示合成回路19の出力信号に基づいて断層Bモード画像及びカラードプラ画像を表示するモニタ装置20とから成る。
【0014】
プローブ11は複数の並設された超音波振動子を有して超音波の送信及び受信を行なうものであり、送受信回路12は上記プローブ11の超音波振動子を駆動するための駆動回路を有する。
【0015】
受信信号切替回路16は、制御入力装置15に設けられているフレームレート変更スイッチ14の状態により、送受信回路12から受けた反射信号のBモード処理回路17B及びカラードプラ処理回路17Cへの信号供給の切替を行なう機能を有する。上記フレームレート変更スイッチ14により、フレームレートは高フレームレート(H)の場合と通常フレームレート(N)の場合に切り替えられる。
【0016】
カラードプラモードの場合は、送信パルス波としては、波長の長い例えば図4(c)に示すような4バースト波形を用いることが望ましい。そこで図3のC1〜C3の場合は当然図4(c)に示すような4バースト波形が送信パルスとして用いられる。一方、図3のカラーバーストと断層Bモード画像が共に得られる場合にも図4(d)に示すような4バースト波形が送信パルスとして用いられることになり、本発明のこの超音波診断装置においてフレームレートを高くする場合には、結局、送信パルスとしては常に4バースト波形が用いられることになる。
【0017】
次に図2のフローチャート及び図3に示したモード毎の超音波送受信期間を示す図を用いて、図1に示したこの実施形態の超音波診断装置の動作を説明する。
【0018】
ステップS201で、まずフレームレート(FR)変更スイッチ14の状態が高フレームレート(H)にあるか通常フレームレート(N)にあるか検知される。
【0019】
このFR変更スイッチ14が高フレームレートにあることが検知されると、ステップS202において、送信パルス波として常に4バースト波形が用いられて、図1の送受信回路12及びプローブ11により超音波が送信される。次のステップS203においてはプローブ11により超音波が受信され、次のステップS204で、受信処理が4回に1回毎にカラードプラとBモードの両方でなされる。
【0020】
即ち、図3の超音波送受信期間C1〜C3においては、受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17Cにのみ反射信号を出力しカラードプラモードのための処理がなされる。次の超音波送受信区間B1においては、受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17C及びBモード処理回路17Bにも反射信号を出力する。したがって、断層Bモード画像を得るための処理もなされる。
【0021】
次の超音波送受信期間C1〜C3では、再び受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17Cにのみ反射信号を出力する。
【0022】
超音波送受信期間C1〜C3では、図4(c)に示す4バースト波形が送信パルスとして用いられ、これが送受信回路12からプローブ11を通して超音波として被検体の診断部位に照射される。このときの反射超音波はプローブ11で受信され、電気的な反射信号は送受信回路12を通って受信信号切替回路16からカラードプラ処理回路17Cに入り血流のカラードプラ画像を作成するために処理され、カラードプラ座標変換回路18Cで座標変換される。
【0023】
また、図3(a)(b)に示す超音波送受信期間C4,B1では、図4(d)に示す図4(c)と同じ4バースト波形が送信パルスとして用いられ、送受信回路12からプローブ11に送信パルスが送られ、超音波が送信される。このときの反射超音波はプローブ11で受けられ、反射信号は送受信回路12受信信号切替回路16を介してBモード処理回路17B及びカラードプラ処理回路17Cに入力される。
【0024】
Bモード処理回路17Bでは、反射信号に対して断層Bモード画像を得るための画像処理がなされ、Bモード座標変換回路18Bで座標変換されて表示合成回路19に供給される。一方、カラードプラ処理回路17Cでは、反射信号に対してカラードプラ画像を得るための画像処理を行ない、次のカラードプラ座標変換回路18Cで座標変換されて信号は表示合成回路19に供給される。
【0025】
ステップS205では、表示合成回路19において、Bモード座標変換回路18Bから入力された表示信号と、カラードプラ座標変換回路18Cから入力された表示信号を合成し、モニタ装置20の画面上に、断層Bモード画像とカラードプラ画像を合成して表示する。
【0026】
次のステップS206では、FR変更スイッチ14の状態が変更されたかを検知し、変更されていない場合にはステップS202に戻ってこれまでと同じように、フレームレートが高いモード(H)での画像表示を行なう。
【0027】
一方、FR変更スイッチ14の状態が変更されたならば、ステップS201に戻ってFR変更スイッチの状態がH(高い;同時モード)かN(通常;独立モード)か判断される。ここで、FR変更スイッチ14が変更されたときすぐに通常モードと判断しないのは、FR変更スイッチの状態を検知するのは、このスイッチを変更しまたもとに戻すこともあるからである。
【0028】
ステップS201において、FR変更スイッチ14の状態がN(通常)と検知されたときには、従来のように、図5(a)(b)に示すように超音波送受信期間が設定される。即ち、ステップS212において送信パルスとして4バースト波形(図4(a))による送信がなされ、次の一回は図4(b)に示すような1バースト波形による送信がなされ、ステップS213で超音波の受信がなされ、ステップS214で受信処理を4回に1回毎にカラードプラからBモードの処理に変更し、ステップS215でそれらの画像を合成表示する。
【0029】
更に具体的に述べれば、図5の超音波送受信期間C1”〜C4”では、図4(a)に示す4バースト波形の送信パルスが送受信回路12からプローブ11に供給され、超音波が送信される。その反射超音波がプローブ11に受信されて、送受信回路12及び受信信号切替回路16を介して反射信号は、カラードプラ処理回路17Cに入力されカラードプラ画像を得るための処理がなされ、カラードプラ座標変換回路18Cで座標変換されて画像信号は表示合成回路19に入力される。
【0030】
一方図5(b)に示すように超音波送受信期間B1”では、図4(b)に示すような1バースト波形が送信パルスとして用いられて送受信回路12からプローブ11に送られ、超音波が送信される。そのときプローブ11により受信された反射超音波は、反射信号として送受信回路12及び受信信号切替回路を通ってBモード処理回路17Bに入力される。
【0031】
Bモード処理回路17Bの出力信号はBモード座標変換回路18BでBモード座標に変換されて表示合成回路19に入力される。
【0032】
次に超音波送受信期間C1”〜C4”、B2”などについてもこれらの回路では同様の処理を行ない、モニタ装置20には、上記Hモードの場合よりもフレームレートが低い、通常のフレームレートでのカラードプラ画像及び断層Bモード画像が合成されて表示される。
【0033】
本発明の上記の実施形態において、フレームレートが高いHモードの場合には、4回の送受信によりカラードプラと断層Bモードの1組の速度情報を得ることができる。フレームレートが低いNモードでは、5回の送受信によりカラードプラと断層Bモードの1組の速度情報を得ることになる。したがって、5/4=125%となり、Hモードでは25%のフレームレートの向上が得られることになる。
【0034】
本発明は、上記のように4回に1回、断層Bモード画像を得るだけでなく、5回以上あるいは2,3回に1回断層Bモード画像を得るようにしてもよいことは勿論である。
【0035】
ところで、上記Hモードでは、断層Bモード画像とカラードプラ画像の両方を得るときの送信パルスとして4バースト波を用いており、高感度のカラードプラ画像は得られるが、反面、断層Bモード画像の空間分解能に関しては問題がある場合がある。
【0036】
このような場合には、上記Nモードに切り替えることにより、送信パルス波を断層Bモード画像を得るために好ましい1バースト波形にすることができる。したがって、この場合には空間分解能の良好な断層Bモード画像を得ることができる。
【0037】
本発明の上述の実施形態によれば、同時と独立のモードを切り替えることにより、高感度のカラードプラ画像と空間分解能の良好な断層Bモード画像を得ることができる利点がある。
【0038】
なお、本発明における受信信号の切替は、直接的にBモード/カラードプラの送受信の「独立(Nモード)/同時(Hモード)」を切り替えるようにしてもよく、また「フレームレート」を制御する入力により、独立から同時の中間に、すべてのBモードの送受信を同時に行なうのではなく、ある割合でBモードのみに使用される送受信を行い、「独立」時よりフレームレートはやや向上するが、「同時」時より断層Bモードの空間分解能がやや向上するなどの設定を間に挟むものでもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、断層Bモード画像とカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置において、画像の応答性を向上させる、即ちフレームレートを高くすることが可能な超音波診断装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成例を示す図。
【図2】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の同時モードにおける動作を説明するための図。
【図4】本発明の一実施形態において用いられる送信パルス波形の例を説明するための図。
【図5】従来及び本発明の一実施形態における送信パルス波形の例を説明するための図。
【符号の説明】
10・・・超音波診断装置、
11・・・プローブ、
12・・・送受信回路、
13・・・送受信制御回路、
14・・・フレームレート(FR)変更スイッチ、
15・・・制御入力装置、
16・・・受信信号切替回路、
17B・・・Bモード処理回路、
17C・・・カラードプラ処理回路、
18B・・・Bモード座標変換回路、
18C・・・カラードプラ座標変換回路、
19・・・表示合成回路、
20・・・モニタ装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体の断層像及び血流表示が可能な超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に超音波装置では、被検体の診断部位に超音波を照射しその反射波から信号成分を取り出して診断部位の像を表示する。超音波診断装置には、表示される像を作成するために、診断部位の静止している臓器の境界からの反射信号を利用して臓器の断層像(断層Bモード像)を得る場合と、ドプラ効果を利用し診断部位の動きのある血流などに超音波を当てたときの周波数偏移を検出して、その動きの方向や速度をカラーにより表示するカラードプラの場合とあり、これらを1台の超音波診断装置においてモードを切り替えてあるいは同時に表示する装置も知られている。ここでは、前者を断層Bモードといい、後者をカラードプラモードという。
【0003】
本発明は、上記断層Bモードモードによる像とカラードプラモードによる像を表示可能な超音波診断装置に関するものである。
【0004】
通常、このように両モードの画像を得る超音波診断装置は、図5に示すようにカラードプラモードのための超音波送受信期間(C”)と断層Bモードのための超音波送受信期間(B”)を切り替えている。即ち、例えばカラードプラモードのための超音波送受信をC1”〜C4”の4回行った後、断層Bモードのための超音波の送受信を1回、行う(B1”)。これを繰り返しC1”〜C4”の間に行なった反射超音波から得られた信号に基づいて、カラードプラ画像を得、B1”、B2”、・・・の間において送受信を行なった反射超音波から得られた信号に基づいて断層Bモード画像を得る。通常、カラードプラ画像を得るための送信パルス波は、波長の長い、例えば図4(a)に示すような4バースト波形のものを用い、断層Bモード画像を得るための送信パルス波形としては、短波長の例えば図4(b)に示すような1バースト波形が用いられる。したがって送信パルス波としては、図4(a)に示すような4バースト波が3回続き、その後図4(b)に示す1バースト波が送信され、また図4(a)に示す4バースト波が送信されることになる。
【0005】
このようにカラードプラモードと断層Bモードの超音波送受信期間を切り替えれば、断層Bモード用の送信パルス波形とカラードプラ用の送信パルス波形を完全に独立に設定できるので、断層Bモード画像に求められる高分解能(中心周波数が高くしかも短波長超音波の送信)とカラードプラモード画像に求められる高感度(中心周波数が低くしかも比較的長い波長超音波の送信)をそれぞれのタイミングで行なうことができる。
【0006】
しかしこのような超音波の送受信を行なう場合には、一方の超音波送受信のために他方の超音波の送受信が一時停止されることになるので、フレームレートが低い、即ち画像の応答性が不十分となる場合があるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような、従来の断層Bモード画像とカラードプラ画像が得られる超音波診断装置では、画像の応答性が不十分な場合があるという問題点に鑑みてなされたもので、画像の応答性を向上させる、即ちフレームレートを高くすることが可能な超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、断層Bモード画像を得るときの送信パルスを、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と共用する同時モードと、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と異にする独立モードと切替可能とすることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0009】
本発明の請求項2によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替手段と、この受信信号切替手段の出力を受けて画像信号処理を行ない、前記反射信号から断層Bモード画像及びカラードプラ画像を表示する画像処理表示手段と、前記受信信号切替手段を制御して、所定期間毎に前記断層Bモード画像及び前記カラードプラ画像を得るために同時に信号処理を行なう同時モードと、所定期間毎に前記Bモード画像を行なうための信号処理を行ない、他の期間では前記カラードプラ画像を得るための信号処理を行なう独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0010】
本発明の請求項3によれば、請求項2記載の超音波診断装置において、前記同時モードにおいては、カラードプラ画像を得るための送信パルス波を用い、前記独立モードにおいて、断層Bモード画像を得るために期間では断層Bモード画像を得るための送信パルス波を用い、その他の期間ではカラードプラ画像を得るための送信波形パルスを用いることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4によれば、超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからのカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替回路と、この受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号から断層Bモード画像を得る処理を行なうBモード処理回路と、前記受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号からカラードプラ画像を得る処理を行なうカラードプラ処理回路と、このカラードプラ画像処理回路の出力及び前記Bモード処理回路の出力を受けてカラードプラ画像及び断層Bモード画像を表示するモニタ装置と、
前記受信信号切替回路を制御して、所定期間毎に前記Bモード処理回路及び前記カラードプラ処理回路に同時に出力する同時モードと、所定期間毎に前記Bモード処理回路にのみ出力し他の期間では前記カラードプラ処理回路に出力する独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1に、本発明の一実施形態による超音波診断装置の構成例を示す。
【0013】
この超音波診断装置10は、プローブ11と、このプローブ11へ超音波振動子の駆動信号を供給し受信した信号を電気信号として受信する送受信回路12と、この送受信回路12の送受信制御を行なう送受信制御回路13と、フレームレート変更スイッチ14を有し送受信回路13に制御信号を送る操作パネルなどの制御入力装置15と、送受信制御回路13により制御される受信信号切替回路16と、断層Bモード画像のための処理を行なうBモード処理回路17Bと、このBモード処理回路17Bにより処理された画像信号をBモード表示のために座標変換を行なうBモード座標変換回路18Bと、受信信号切替回路16の出力信号をカラードプラ画像のための処理を行なうカラードプラ処理回路17Cと、このカラードプラ処理回路17Cにより処理された画像信号をカラードプラ表示のために座標変換を行なうカラードプラ座標変換回路18Cと、Bモード座標変換回路18B及びカラードプラ座標変換回路18Cにて座標変換された画像信号を合成して表示するための処理を行なう表示合成回路19と、この表示合成回路19の出力信号に基づいて断層Bモード画像及びカラードプラ画像を表示するモニタ装置20とから成る。
【0014】
プローブ11は複数の並設された超音波振動子を有して超音波の送信及び受信を行なうものであり、送受信回路12は上記プローブ11の超音波振動子を駆動するための駆動回路を有する。
【0015】
受信信号切替回路16は、制御入力装置15に設けられているフレームレート変更スイッチ14の状態により、送受信回路12から受けた反射信号のBモード処理回路17B及びカラードプラ処理回路17Cへの信号供給の切替を行なう機能を有する。上記フレームレート変更スイッチ14により、フレームレートは高フレームレート(H)の場合と通常フレームレート(N)の場合に切り替えられる。
【0016】
カラードプラモードの場合は、送信パルス波としては、波長の長い例えば図4(c)に示すような4バースト波形を用いることが望ましい。そこで図3のC1〜C3の場合は当然図4(c)に示すような4バースト波形が送信パルスとして用いられる。一方、図3のカラーバーストと断層Bモード画像が共に得られる場合にも図4(d)に示すような4バースト波形が送信パルスとして用いられることになり、本発明のこの超音波診断装置においてフレームレートを高くする場合には、結局、送信パルスとしては常に4バースト波形が用いられることになる。
【0017】
次に図2のフローチャート及び図3に示したモード毎の超音波送受信期間を示す図を用いて、図1に示したこの実施形態の超音波診断装置の動作を説明する。
【0018】
ステップS201で、まずフレームレート(FR)変更スイッチ14の状態が高フレームレート(H)にあるか通常フレームレート(N)にあるか検知される。
【0019】
このFR変更スイッチ14が高フレームレートにあることが検知されると、ステップS202において、送信パルス波として常に4バースト波形が用いられて、図1の送受信回路12及びプローブ11により超音波が送信される。次のステップS203においてはプローブ11により超音波が受信され、次のステップS204で、受信処理が4回に1回毎にカラードプラとBモードの両方でなされる。
【0020】
即ち、図3の超音波送受信期間C1〜C3においては、受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17Cにのみ反射信号を出力しカラードプラモードのための処理がなされる。次の超音波送受信区間B1においては、受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17C及びBモード処理回路17Bにも反射信号を出力する。したがって、断層Bモード画像を得るための処理もなされる。
【0021】
次の超音波送受信期間C1〜C3では、再び受信信号切替回路16はカラードプラ処理回路17Cにのみ反射信号を出力する。
【0022】
超音波送受信期間C1〜C3では、図4(c)に示す4バースト波形が送信パルスとして用いられ、これが送受信回路12からプローブ11を通して超音波として被検体の診断部位に照射される。このときの反射超音波はプローブ11で受信され、電気的な反射信号は送受信回路12を通って受信信号切替回路16からカラードプラ処理回路17Cに入り血流のカラードプラ画像を作成するために処理され、カラードプラ座標変換回路18Cで座標変換される。
【0023】
また、図3(a)(b)に示す超音波送受信期間C4,B1では、図4(d)に示す図4(c)と同じ4バースト波形が送信パルスとして用いられ、送受信回路12からプローブ11に送信パルスが送られ、超音波が送信される。このときの反射超音波はプローブ11で受けられ、反射信号は送受信回路12受信信号切替回路16を介してBモード処理回路17B及びカラードプラ処理回路17Cに入力される。
【0024】
Bモード処理回路17Bでは、反射信号に対して断層Bモード画像を得るための画像処理がなされ、Bモード座標変換回路18Bで座標変換されて表示合成回路19に供給される。一方、カラードプラ処理回路17Cでは、反射信号に対してカラードプラ画像を得るための画像処理を行ない、次のカラードプラ座標変換回路18Cで座標変換されて信号は表示合成回路19に供給される。
【0025】
ステップS205では、表示合成回路19において、Bモード座標変換回路18Bから入力された表示信号と、カラードプラ座標変換回路18Cから入力された表示信号を合成し、モニタ装置20の画面上に、断層Bモード画像とカラードプラ画像を合成して表示する。
【0026】
次のステップS206では、FR変更スイッチ14の状態が変更されたかを検知し、変更されていない場合にはステップS202に戻ってこれまでと同じように、フレームレートが高いモード(H)での画像表示を行なう。
【0027】
一方、FR変更スイッチ14の状態が変更されたならば、ステップS201に戻ってFR変更スイッチの状態がH(高い;同時モード)かN(通常;独立モード)か判断される。ここで、FR変更スイッチ14が変更されたときすぐに通常モードと判断しないのは、FR変更スイッチの状態を検知するのは、このスイッチを変更しまたもとに戻すこともあるからである。
【0028】
ステップS201において、FR変更スイッチ14の状態がN(通常)と検知されたときには、従来のように、図5(a)(b)に示すように超音波送受信期間が設定される。即ち、ステップS212において送信パルスとして4バースト波形(図4(a))による送信がなされ、次の一回は図4(b)に示すような1バースト波形による送信がなされ、ステップS213で超音波の受信がなされ、ステップS214で受信処理を4回に1回毎にカラードプラからBモードの処理に変更し、ステップS215でそれらの画像を合成表示する。
【0029】
更に具体的に述べれば、図5の超音波送受信期間C1”〜C4”では、図4(a)に示す4バースト波形の送信パルスが送受信回路12からプローブ11に供給され、超音波が送信される。その反射超音波がプローブ11に受信されて、送受信回路12及び受信信号切替回路16を介して反射信号は、カラードプラ処理回路17Cに入力されカラードプラ画像を得るための処理がなされ、カラードプラ座標変換回路18Cで座標変換されて画像信号は表示合成回路19に入力される。
【0030】
一方図5(b)に示すように超音波送受信期間B1”では、図4(b)に示すような1バースト波形が送信パルスとして用いられて送受信回路12からプローブ11に送られ、超音波が送信される。そのときプローブ11により受信された反射超音波は、反射信号として送受信回路12及び受信信号切替回路を通ってBモード処理回路17Bに入力される。
【0031】
Bモード処理回路17Bの出力信号はBモード座標変換回路18BでBモード座標に変換されて表示合成回路19に入力される。
【0032】
次に超音波送受信期間C1”〜C4”、B2”などについてもこれらの回路では同様の処理を行ない、モニタ装置20には、上記Hモードの場合よりもフレームレートが低い、通常のフレームレートでのカラードプラ画像及び断層Bモード画像が合成されて表示される。
【0033】
本発明の上記の実施形態において、フレームレートが高いHモードの場合には、4回の送受信によりカラードプラと断層Bモードの1組の速度情報を得ることができる。フレームレートが低いNモードでは、5回の送受信によりカラードプラと断層Bモードの1組の速度情報を得ることになる。したがって、5/4=125%となり、Hモードでは25%のフレームレートの向上が得られることになる。
【0034】
本発明は、上記のように4回に1回、断層Bモード画像を得るだけでなく、5回以上あるいは2,3回に1回断層Bモード画像を得るようにしてもよいことは勿論である。
【0035】
ところで、上記Hモードでは、断層Bモード画像とカラードプラ画像の両方を得るときの送信パルスとして4バースト波を用いており、高感度のカラードプラ画像は得られるが、反面、断層Bモード画像の空間分解能に関しては問題がある場合がある。
【0036】
このような場合には、上記Nモードに切り替えることにより、送信パルス波を断層Bモード画像を得るために好ましい1バースト波形にすることができる。したがって、この場合には空間分解能の良好な断層Bモード画像を得ることができる。
【0037】
本発明の上述の実施形態によれば、同時と独立のモードを切り替えることにより、高感度のカラードプラ画像と空間分解能の良好な断層Bモード画像を得ることができる利点がある。
【0038】
なお、本発明における受信信号の切替は、直接的にBモード/カラードプラの送受信の「独立(Nモード)/同時(Hモード)」を切り替えるようにしてもよく、また「フレームレート」を制御する入力により、独立から同時の中間に、すべてのBモードの送受信を同時に行なうのではなく、ある割合でBモードのみに使用される送受信を行い、「独立」時よりフレームレートはやや向上するが、「同時」時より断層Bモードの空間分解能がやや向上するなどの設定を間に挟むものでもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、断層Bモード画像とカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置において、画像の応答性を向上させる、即ちフレームレートを高くすることが可能な超音波診断装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成例を示す図。
【図2】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の同時モードにおける動作を説明するための図。
【図4】本発明の一実施形態において用いられる送信パルス波形の例を説明するための図。
【図5】従来及び本発明の一実施形態における送信パルス波形の例を説明するための図。
【符号の説明】
10・・・超音波診断装置、
11・・・プローブ、
12・・・送受信回路、
13・・・送受信制御回路、
14・・・フレームレート(FR)変更スイッチ、
15・・・制御入力装置、
16・・・受信信号切替回路、
17B・・・Bモード処理回路、
17C・・・カラードプラ処理回路、
18B・・・Bモード座標変換回路、
18C・・・カラードプラ座標変換回路、
19・・・表示合成回路、
20・・・モニタ装置。
Claims (4)
- 超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、
断層Bモード画像を得るときの送信パルスを、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と共用する同時モードと、カラードプラ画像を得るときの送信パルス波形と異にする独立モードと切替可能とすることを特徴とする超音波診断装置。 - 超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、
超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、
このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、
この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替手段と、
この受信信号切替手段の出力を受けて画像信号処理を行ない、前記反射信号から断層Bモード画像及びカラードプラ画像を表示する画像処理表示手段と、
前記受信信号切替手段を制御して、所定期間毎に前記断層Bモード画像及び前記カラードプラ画像を得るために同時に信号処理を行なう同時モードと、所定期間毎に前記Bモード画像を行なうための信号処理を行ない、他の期間では前記カラードプラ画像を得るための信号処理を行なう独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置。 - 前記同時モードにおいては、カラードプラ画像を得るための送信パルス波を用い、前記独立モードにおいて、断層Bモード画像を得るために期間では断層Bモード画像を得るための送信パルス波を用い、その他の期間ではカラードプラ画像を得るための送信波形パルスを用いることを特徴とする請求項2記載の超音波診断装置。
- 超音波を被検体に当て反射超音波から診断部位の内臓の断層Bモード画像及び血流の動きからのカラードプラ画像を得ることが可能な超音波診断装置であって、
超音波を送信しその反射超音波を受信する複数の超音波振動子を有するプローブと、
このプローブの前記超音波振動子に送信パルスを送り、これらの超音波振動子により受信した反射超音波から電気的な反射信号を得る送受信回路と、
この送受信回路により得られた前記反射信号の出力を制御する受信信号切替回路と、
この受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号から断層Bモード画像を得る処理を行なうBモード処理回路と、
前記受信信号切替回路の出力を受けて前記反射信号からカラードプラ画像を得る処理を行なうカラードプラ処理回路と、
このカラードプラ画像処理回路の出力及び前記Bモード処理回路の出力を受けてカラードプラ画像及び断層Bモード画像を表示するモニタ装置と、
前記受信信号切替回路を制御して、所定期間毎に前記Bモード処理回路及び前記カラードプラ処理回路に同時に出力する同時モードと、所定期間毎に前記Bモード処理回路にのみ出力し他の期間では前記カラードプラ処理回路に出力する独立モードとに変更可能なモード変更手段とを有して成ることを特徴とする超音波診断装置。
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JP2009119274A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Medison Co Ltd | Bcモード映像を形成する超音波システム及び方法 |
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KR100951595B1 (ko) | 2006-10-17 | 2010-04-09 | 주식회사 메디슨 | 초음파 영상을 형성하는 초음파 시스템 및 방법 |
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- 2003-07-24 JP JP2003201256A patent/JP2005040225A/ja active Pending
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