JP2008236891A - 慣性ダンパ付電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータの制御性を向上すると共にモータのコギングトルクの増大化を防止することができ、安価な慣性ダンパ付電動機を得る。
【解決手段】 本発明の慣性ダンパ付電動機は、積層されたリング状のヨーク部鉄心21と、ヨーク部鉄心21の内周側に等間隔で配列した歯部鉄心22と、隣り合う歯部鉄心22の間のスロットに装入した固定子コイル23からなる固定子2と、歯部鉄心22の内周側に空隙を介して回転軸4に固定され永久磁石31からなる界磁極を有する回転子3と、慣性ダンパ5とを有するもので、慣性ダンパ5は、回転子と同一回転軸上に設けた複数の円板状の制振部材53と、円板状の慣性体52とを回転軸方向に積層した構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の慣性ダンパ付電動機は、積層されたリング状のヨーク部鉄心21と、ヨーク部鉄心21の内周側に等間隔で配列した歯部鉄心22と、隣り合う歯部鉄心22の間のスロットに装入した固定子コイル23からなる固定子2と、歯部鉄心22の内周側に空隙を介して回転軸4に固定され永久磁石31からなる界磁極を有する回転子3と、慣性ダンパ5とを有するもので、慣性ダンパ5は、回転子と同一回転軸上に設けた複数の円板状の制振部材53と、円板状の慣性体52とを回転軸方向に積層した構成である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サーボモータの回転子に付設する慣性ダンパの構成に関する。
従来のACサーボモータは、使用される機器の負荷慣性モーメントに適合化させるために前記ヨーク部鉄心の外径を同一に固定して、歯部鉄心の内径比を変えることによりモータ慣性モーメントを調整していた。
また、従来の慣性ダンパは、ステッピングモータの振動抑制装置として使用されているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−240440号公報
また、従来の慣性ダンパは、ステッピングモータの振動抑制装置として使用されているものもある(例えば、特許文献1参照)。
ところが、ACサーボモータは、負荷慣性モーメントとモータ慣性モーメントの比が大きい場合、機械系の共振などによりモータが制御しにくくなるという問題がある。このため、従来のACサーボモータは、使用される機器の負荷慣性モーメントへの適合化を目的として同一枠内で回転子外径の異なる製品を製造している。したがって、多大の生産設備を必要としている。
また、モータ慣性モーメントを増大するために回転子外径を大きくした場合は、回転子外径の二乗比例でコギングトルクが増大し、外径比例で磁石価格が高価になる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、モータの制御性を向上すると共にモータのコギングトルクの増大化を防止し、安価な慣性ダンパ付電動機を提供することを目的とする。
また、モータ慣性モーメントを増大するために回転子外径を大きくした場合は、回転子外径の二乗比例でコギングトルクが増大し、外径比例で磁石価格が高価になる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、モータの制御性を向上すると共にモータのコギングトルクの増大化を防止し、安価な慣性ダンパ付電動機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、積層されたリング状のヨーク部鉄心と前記ヨーク部鉄心の内周側に等間隔で配列した歯部鉄心と隣り合う前記歯部鉄心の間のスロットに装入した固定子コイルからなる固定子と、前記歯部鉄心の内周側に空隙を介して回転軸に固定され永久磁石からなる界磁極を有する回転子と、慣性ダンパとを有する慣性ダンパ付電動機において、前記慣性ダンパは、前記回転子と同一回転軸上に設けた円板状の制振部材と、円板状の慣性体とを回転軸方向に積層したものである。
請求項2に記載の発明は、前記慣性体の両側に前記制振部材を積層した構成とし、前記慣性体の厚さを変更するようにしたものである。
請求項3に記載の発明は、前記慣性体を薄くしこれと前記制振部材とをそれぞれ少なくとも2枚積層した構成とし、前記慣性体と前記制振部材との積層数を積層を変更するようにしたものである。
請求項1に記載の発明は、積層されたリング状のヨーク部鉄心と前記ヨーク部鉄心の内周側に等間隔で配列した歯部鉄心と隣り合う前記歯部鉄心の間のスロットに装入した固定子コイルからなる固定子と、前記歯部鉄心の内周側に空隙を介して回転軸に固定され永久磁石からなる界磁極を有する回転子と、慣性ダンパとを有する慣性ダンパ付電動機において、前記慣性ダンパは、前記回転子と同一回転軸上に設けた円板状の制振部材と、円板状の慣性体とを回転軸方向に積層したものである。
請求項2に記載の発明は、前記慣性体の両側に前記制振部材を積層した構成とし、前記慣性体の厚さを変更するようにしたものである。
請求項3に記載の発明は、前記慣性体を薄くしこれと前記制振部材とをそれぞれ少なくとも2枚積層した構成とし、前記慣性体と前記制振部材との積層数を積層を変更するようにしたものである。
請求項1、2に記載の発明によると、慣性ダンパの慣性体部の厚みを変更することによりモータ慣性モーメントを調整でき、更に慣性ダンパ内の制振材によりモータ振動が減少する。また、サーボモータは、サーボ性能、コギングトルク等を考慮して最適化された単一機種の構成とすることができる。
請求項3に記載の発明によると、慣性ダンパを積層構造にする事により、積層枚数を変更することにより慣性モーメントを調整できる。
請求項3に記載の発明によると、慣性ダンパを積層構造にする事により、積層枚数を変更することにより慣性モーメントを調整できる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す慣性ダンパ付同期電動機の図で、(a)は側断面図、(b)は回転軸に垂直方向の慣性体部の正断面図である。図において、1はフレーム、2は固定子、3は回転子、4は回転軸、5は慣性ダンパである。
固定子2はレーム1の内側にリング状のヨーク部鉄心21と、その内側に設けた歯部鉄心22と、歯部鉄心22に巻回された固定子コイル23とからなる。回転子3は界磁極の永久磁石31からなる。慣性ダンパ5は、フランジ状の取付部材51に鉄材からなる慣性体52と円板状のゴム等からなる制振部材53が挿入され積層されている。そして慣性体52、制振部材53がゲル状物質からなる固定部材55で一体的に固定された構造になっている。なお、係止部材54と取付部材51との固定は、接着、圧入、ネジ止めなどの一般的な方法で強固に固定されている。
本実施例の慣性ダンパ5は、鉄材による慣性体52を両側の円板状の制振部材53に挟まれた構造になっており、この慣性体52の厚みを変更することにより、モータ慣性モーメントを調整することができる。
本発明が従来技術と異なる部分は、モータ慣性モーメントの調整を慣性ダンパの慣性体部で行うことである。
なお、本実施例では取付部材51として鉄材を用いたが、他の金属材料でもよく、また制振部材53としてゴム等を用いたが、粘弾性プラスチックなどの材料を用いてもよい。また、固定部材55としてゲル状物質を用いたが、これに限らずベアリングなど一般的な支持構造でもよい。
固定子2はレーム1の内側にリング状のヨーク部鉄心21と、その内側に設けた歯部鉄心22と、歯部鉄心22に巻回された固定子コイル23とからなる。回転子3は界磁極の永久磁石31からなる。慣性ダンパ5は、フランジ状の取付部材51に鉄材からなる慣性体52と円板状のゴム等からなる制振部材53が挿入され積層されている。そして慣性体52、制振部材53がゲル状物質からなる固定部材55で一体的に固定された構造になっている。なお、係止部材54と取付部材51との固定は、接着、圧入、ネジ止めなどの一般的な方法で強固に固定されている。
本実施例の慣性ダンパ5は、鉄材による慣性体52を両側の円板状の制振部材53に挟まれた構造になっており、この慣性体52の厚みを変更することにより、モータ慣性モーメントを調整することができる。
本発明が従来技術と異なる部分は、モータ慣性モーメントの調整を慣性ダンパの慣性体部で行うことである。
なお、本実施例では取付部材51として鉄材を用いたが、他の金属材料でもよく、また制振部材53としてゴム等を用いたが、粘弾性プラスチックなどの材料を用いてもよい。また、固定部材55としてゲル状物質を用いたが、これに限らずベアリングなど一般的な支持構造でもよい。
図2は本発明の実施例2を示す慣性ダンパの部分側断面図である。
本実施例は、慣性ダンパ5の構成として、慣性体52の厚みを小さくして、制振部材53と積層し、積層枚数を変更することにより慣性モーメントを調整するようにしている。他の構成は実施例1と同じである。
本実施例は、慣性ダンパ5の構成として、慣性体52の厚みを小さくして、制振部材53と積層し、積層枚数を変更することにより慣性モーメントを調整するようにしている。他の構成は実施例1と同じである。
1 フレーム
2 固定子
21 環状鉄心
22 歯部鉄心
23 固定子コイル
3 回転子
31 永久磁石
4 回転軸
5 慣性ダンパ
51 取付部材
52 慣性体
53 制振部材
54 係止部材
55 固定部材(ゲル状物質)
2 固定子
21 環状鉄心
22 歯部鉄心
23 固定子コイル
3 回転子
31 永久磁石
4 回転軸
5 慣性ダンパ
51 取付部材
52 慣性体
53 制振部材
54 係止部材
55 固定部材(ゲル状物質)
Claims (3)
- 積層されたリング状のヨーク部鉄心と前記ヨーク部鉄心の内周側に等間隔で配列した歯部鉄心と隣り合う前記歯部鉄心の間のスロットに装入した固定子コイルからなる固定子と、前記歯部鉄心の内周側に空隙を介して回転軸に固定され永久磁石からなる界磁極を有する回転子と、慣性ダンパとを有する慣性ダンパ付電動機において、
前記慣性ダンパは、前記回転子と同一回転軸上に設けた円板状の制振部材と、円板状の慣性体とを回転軸方向に積層した構成であることを特徴とする慣性ダンパ付電動機。 - 前記慣性体の両側に前記制振部材を積層した構成とし、前記慣性体の厚さを変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の慣性ダンパ付電動機。
- 前記慣性体を薄くしこれと前記制振部材とをそれぞれ少なくとも2枚積層した構成とし、前記慣性体と前記制振部材との積層数を変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の慣性ダンパ付電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007072141A JP2008236891A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 慣性ダンパ付電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007072141A JP2008236891A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 慣性ダンパ付電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008236891A true JP2008236891A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39909006
Family Applications (1)
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JP2007072141A Pending JP2008236891A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 慣性ダンパ付電動機 |
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JP (1) | JP2008236891A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010187512A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Mycom Inc | モータ用ダンパ及びこれを使用したモータ |
CN102832736A (zh) * | 2012-09-25 | 2012-12-19 | 南京埃斯顿自动控制技术有限公司 | 一种带惯量盘的伺服电机转子装置 |
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2007
- 2007-03-20 JP JP2007072141A patent/JP2008236891A/ja active Pending
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