JP2008236519A - 無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制した無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法を提供する。
【解決手段】基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成でき、同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成でき、同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法に関する。
近年、携帯電話機や低電力トランシーバーを含む無線送受信機、無線送信機、ステレオコンポーネントを含む無線受信機の開発が盛んになっている。
図11は、従来の無線受信機のブロック図の一例である。
同図に示す無線受信機1は、0系受信機2及び1系受信機12の2系統の受信機から構成されており、それぞれの受信機には0系希望波を受信する0系受信部3及び0系シンセサイザ部5、1系希望波を受信する1系受信部13及び1系シンセサイザ部15を備えている。また0系受信部3は、0系シンセサイザ部5からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する0系MIX4、1系受信部13は、1系シンセサイザ部15からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する1系MIX14を備え、0系シンセサイザ部5は0系局部発振周波数を出力するために0系VCO6と、0系ループフィルタ7と、0系PLL IC8とで構成されている。
図11は、従来の無線受信機のブロック図の一例である。
同図に示す無線受信機1は、0系受信機2及び1系受信機12の2系統の受信機から構成されており、それぞれの受信機には0系希望波を受信する0系受信部3及び0系シンセサイザ部5、1系希望波を受信する1系受信部13及び1系シンセサイザ部15を備えている。また0系受信部3は、0系シンセサイザ部5からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する0系MIX4、1系受信部13は、1系シンセサイザ部15からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する1系MIX14を備え、0系シンセサイザ部5は0系局部発振周波数を出力するために0系VCO6と、0系ループフィルタ7と、0系PLL IC8とで構成されている。
1系シンセサイザ部15は1系局部発振周波数を出力するために1系VCO16と、1系ループフィルタ17と、1系PLL IC18とで構成されている。
同図に示す無線受信機1は、0系シンセサイザ部及び1系シンセサイザ部の2系統のシンセサイザ間で同一周波数を生成する1キャリア受信ダイバーシチ構成の無線送受信機である。
この他、無線受信機には、移動時の感度を安定化するため、主受信信号と副受信信号との位相差を制御して合成出力するスペースダイバーシチ受信機(例えば、特許文献1参照。)が挙げられる。また、無線送受信機として局部発振器とシンセサイザ回路を2系統設け、いずれか一方の局部発振信号によって周波数変換を行うディジタル携帯電話が挙げられる。さらに、無線受信機には感度、安定度、選択度(ラジオの場合)が要求されている他、高SN比が要求されるものもある。このため、ノイズを検出する技術が要求される(例えば、特許文献3参照)。
特公平6−44732号公報
特開平6−164491号公報
特開2005−210297号公報
しかしながら、上述した従来技術を用いた場合、特にW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の送受信機内の1キャリア受信ダイバーシチ構成の無線送受信機同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない場合、互いの局部発信信号による干渉による位相ノイズが生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制した無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送受信機であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して該受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記送信側0系シンセサイザ部は、前記送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、前記送信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、前記受信側0系シンセサイザ部は、前記受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、前記受信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項3記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、前記無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送信機であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記送信側0系シンセサイザ部は、前記送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、前記送信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項5記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、前記無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線受信機であって、各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする受信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記受信側0系シンセサイザ部は、前記受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、前記受信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項7記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線送受信方法であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理し、各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して該受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項8記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する無線送信方法であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
請求項9記載の発明は、ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、前記無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線受信方法であって、各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送受信機の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部と、無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送受信機であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、変調回路の種類としては振幅変調回路、周波数変調回路、パルス変調回路のいずれであってもよい。
スイッチ回路は、例えばアナログスイッチが用いられる。ループフィルタは、交流分をカットするフィルタであれば抵抗とコンデンサを用いたラグ型フィルタでもラグ・リード型フィルタでもいずれのフィルタを用いてもよい。
スイッチ回路は、例えばアナログスイッチが用いられる。ループフィルタは、交流分をカットするフィルタであれば抵抗とコンデンサを用いたラグ型フィルタでもラグ・リード型フィルタでもいずれのフィルタを用いてもよい。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
ここで、VCOとは、Voltage Controlled Oscillatorの略語であり、電圧(制御電圧)で発振周波数を制御する発振器である。
本発明に係る無線送受信機の他の実施の形態は、上記構成に加え、送信側0系シンセサイザ部は、送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備え、送信側1系シンセサイザ部は、基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備え、受信側0系シンセサイザ部は、受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備え、受信側1系シンセサイザ部は、基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
ここで、N分周器及びR分周器には、カウンタが用いられる。
ここで、N分周器及びR分周器には、カウンタが用いられる。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送信機の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送信機であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送信機の他の実施の形態は、上記構成において、送信側0系シンセサイザ部は、送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備え、送信側1系シンセサイザ部は、基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線受信機の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線受信機であって、各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする受信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線受信機の他の実施の形態は、上記構成において、受信側0系シンセサイザ部は、受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備え、受信側1系シンセサイザ部は、基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、N分周器及びR分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、位相比較器からの信号を濾過してVCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送受信機の制御方法の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線送受信機の制御方法であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理し、各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。また、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送信機の制御方法の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する無線送信方法であって、各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の送信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の送信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の送信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線受信機の制御方法の一実施の形態は、ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線受信方法であって、各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする。
上記構成によれば、ダイバーシチ構成の受信部のシンセサイザ部において、基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行うので、一方の受信部におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信部のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。この結果同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、位相ノイズを抑制することができる。
本発明に係る無線送受信機、無線送信機、無線受信機、無線送受信方法、無線送信方法、及び無線受信方法は、W−CDMA方式の送受信機内の1キャリア受信ダイバーシチ構成の無線送受信機にて、送信部及び受信部内のミキサ回路に供給するための局部発振信号を生成するシンセサイザ部に関するもので、同一周波数を生成する0系及び1系の2系統のシンセサイザ間のアイソレーションが十分とれない構成でも、互いの局部発信信号による干渉を回避して位相ノイズの劣化を抑制させることができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
〔実施例の構成の説明〕
図1は、本発明に係る無線受信機の一実施例であるWCDMA方式の無線信号を受信するための無線基地局(図示せず)に実装されるダイバーシチ受信機のブロック図の一例である。
本実施例の無線受信機を、図1を参照して構成を説明する。尚、説明を簡単にするためにベースバンド部については省略されている。
無線受信機としてのダイバーシチ受信機1はダイバーシチゲインを得るため、0系受信機2及び1系受信機12の2系統の受信機から構成されており、それぞれの受信機2、12には0系希望波を受信する0系受信部3及び0系シンセサイザ部5、1系希望波を受信する1系受信部13及び1系シンセサイザ部15を備えている。
図1は、本発明に係る無線受信機の一実施例であるWCDMA方式の無線信号を受信するための無線基地局(図示せず)に実装されるダイバーシチ受信機のブロック図の一例である。
本実施例の無線受信機を、図1を参照して構成を説明する。尚、説明を簡単にするためにベースバンド部については省略されている。
無線受信機としてのダイバーシチ受信機1はダイバーシチゲインを得るため、0系受信機2及び1系受信機12の2系統の受信機から構成されており、それぞれの受信機2、12には0系希望波を受信する0系受信部3及び0系シンセサイザ部5、1系希望波を受信する1系受信部13及び1系シンセサイザ部15を備えている。
また0系受信部3は、0系シンセサイザ部5からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する0系MIX4、1系受信部13は、1系シンセサイザ部15からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する1系MIX14を備え、0系シンセサイザ部5は0系局部発振周波数を出力するために0系VCO6と、0系ループフィルタ7と、0系PLL IC8とで構成されており、1系シンセサイザ部15は1系局部発振周波数を出力するために1系VCO16と、1系ループフィルタ17と、1系PLL IC18とで構成されている。
さらにダイバーシチ受信機1は各系の受信機に基準周波数信号を供給するための基準周波数信号発振部19と、0系受信機2に対して基準周波数信号発振部19からの0系基準周波数信号S6をオンオフする回路であるスイッチ回路9と、0系PLL IC8及び1系PLL IC18の内部で0系基準周波数信号S6及び1系基準周波数信号S16を比較周波数に分周した0系比較周波数信号S5、1系比較周波数信号S15を入力とし、比較処理する0/1位相比較部10を備えている。
図2は、本発明に係る無線受信機に用いられるシンセサイザ部の構成図の一例である。
さらには図2に示すとおり、0系シンセサイザ部5の0系PLL IC8は、0系N分周器31と、0系位相比較器32と0系R分周器33とを備え、1系シンセサイザ部15の1系PLL IC18も同様に、1系N分周器41と1系位相比較器42と1系R分周器43とを備えている。
さらには図2に示すとおり、0系シンセサイザ部5の0系PLL IC8は、0系N分周器31と、0系位相比較器32と0系R分周器33とを備え、1系シンセサイザ部15の1系PLL IC18も同様に、1系N分周器41と1系位相比較器42と1系R分周器43とを備えている。
〔実施例の動作の説明〕
本実施例におけるダイバーシチ受信機1の動作について図1〜図5を用いて説明する。
図3は、図1に示した無線受信機における干渉時の各PLL出力クロックの位相差を示す図であり、図4は、図1に示した無線受信機における干渉時にスイッチ回路を一度動作させた時の各PLL出力クロックの位相差を示す図であり、図5は、図1に示した無線受信機における非干渉時の各PLL出力クロックの位相差を示す図である。
尚、図5において、差が小のときは所望波形に非所望波形が混ざりジッタが出る。差が大のときは所望パルスのレベルが非所望パルスより大きいため非所望パルスは問題にならない。
本実施例におけるダイバーシチ受信機1の動作について図1〜図5を用いて説明する。
図3は、図1に示した無線受信機における干渉時の各PLL出力クロックの位相差を示す図であり、図4は、図1に示した無線受信機における干渉時にスイッチ回路を一度動作させた時の各PLL出力クロックの位相差を示す図であり、図5は、図1に示した無線受信機における非干渉時の各PLL出力クロックの位相差を示す図である。
尚、図5において、差が小のときは所望波形に非所望波形が混ざりジッタが出る。差が大のときは所望パルスのレベルが非所望パルスより大きいため非所望パルスは問題にならない。
ダイバーシチ受信機1の0系受信部3は、0系アンテナ20にて受信した希望波を、0系MIX4にて0系シンセサイザ部5の0系局部発振信号S1を使用してダウンコンバートを行っている。他方の1系受信部13は、1系アンテナ21にて受信した希望波を、1系MIX14にて1系シンセサイザ部15の1系局部発振信号S11を使用してダウンコンバートを行っている。
なお、本受信機はダイバーシチ構成のため、0系シンセサイザ部5により作り出される0系局部発振信号S1と、1系シンセサイザ部15により作り出される1系局部発振信号S11とは同一周波数である。また、0系受信機2の0系シンセサイザ部5と1系受信機12の1系シンセサイザ部15とは同一の基準周波数信号発振部19を使用するため、各々のPLL ICへの信号供給は伝送線路を分岐して使用する構成をとっている。
0系シンセサイザ部5の0系PLL IC8は、0系N分周器31にて0系VCO6の出力を分周した0系N分周信号S4と、R分周器33で基準発信信号を分周した0系比較周波数信号S5とを、0系位相比較器32にて位相比較を行う。0系位相比較器32は比較した位相差分をパルス状の信号として出力するため、この信号のパルス成分を0系ループフィルタ7にて0系VCO制御電圧信号S3に変換し、0系VCO6にフィードバック制御をかける。そして所望周波数より高い場合は低く、所望周波数より低い場合は高くなるよう随時制御して0系VCO6の出力をロックさせ、0系局部発振信号S1を出力する。同様に1系シンセサイザ部15も1系VCO16を制御し、所望の周波数にロックさせた1系局部発振信号S11を出力する。
〔0系局部発振信号S1が1系局部発振信号S11に干渉しない場合〕
まず0系シンセサイザ部5の0系局部発振信号S1が1系シンセサイザ部15の1系局部発振信号S11に干渉しない場合について説明する。
0系PLL IC8は、0/1位相比較部10にて0系R分周器33の出力と、1系R分周器43の出力とを比較する。0/1位相比較部10は、基準周波数信号発振部19からクロックを供給される事で、0系R分周器33のパルスがどのタイミングで現れるかを計測する。同様にして1系R分周器43のパルスタイミングも計測し、タイミングの時間差を位相差として検出する。
まず0系シンセサイザ部5の0系局部発振信号S1が1系シンセサイザ部15の1系局部発振信号S11に干渉しない場合について説明する。
0系PLL IC8は、0/1位相比較部10にて0系R分周器33の出力と、1系R分周器43の出力とを比較する。0/1位相比較部10は、基準周波数信号発振部19からクロックを供給される事で、0系R分周器33のパルスがどのタイミングで現れるかを計測する。同様にして1系R分周器43のパルスタイミングも計測し、タイミングの時間差を位相差として検出する。
ここで位相差が180°±90°内であれば十分に位相差があるので干渉はしないと判断する。よって0系VCO6の出力が、基準周波数信号発振部19から基準周波数信号をもらうための伝送線路を伝わって1系シンセサイザ部15に0系VCOリーク信号S9として回り込んでも、1系VCO16の出力に影響を与えることはなく1系局部発振信号S11の波形品質が保たれ、1系受信機12の受信品質にも影響を与えない。また、逆に1系VCO16の出力が0系シンセサイザ部5に回りこんでも、0系VCO6の出力に影響を与える事はなく、0系受信機2の受信品質も保たれる。
〔0系局部発振信号S1が1系局部発振信号S11に干渉する場合〕
次に0系シンセサイザ部5の0系局部発振信号S1が、1系シンセサイザ部15の1系局部発振信号S11に干渉する場合について説明する。
0系PLL IC8は、0/1位相比較部10にて0系R分周器33の出力と、1系R分周器43の出力を比較する。0/1位相比較部10は、基準周波数信号発振部19からクロックの供給を受ける事で、0系R分周器33のパルスがどのタイミングで現れるかを計測する。同様にして1系R分周器43のパルスタイミングも計測し、タイミングの時間差により位相差を検出する。
ここで図3に示すように位相差が90°以下であれば位相差が十分ではなく干渉していると判断する。よって図4に示すように、0系R分周器33の分周タイミングを変更するために0/1位相比較部10はスイッチ回路9に対して、基準周波数信号発振部19からのクロックタイミングごとにスイッチをOFFするよう制御を行う。
0系R分周器33に供給される基準周波数信号発振部19の1クロック分ずれるため、分周タイミングが1クロック分ずれ、0系R分周器33の分周出力である0系比較周波数信号S5の位相がずれて位相が変化する。そして0系R分周器33と1系R分周器43との位相差が十分に確保される180°になるまで0/1位相比較部10はこのR分周期の位相比較動作と、スイッチ回路9のオンオフにて0系R分周器33の分周出力である0系比較周波数信号S5の位相制御とを続ける。これにより位相差が180°まで確保されれば、0系VCO6の出力である0系VCOリーク信号S9が基準周波数信号をもらうための伝送線路を伝わって1系PLL IC18に回り込んでも、確実に1系VCO16の出力に影響を与えることはなく、1系局部発振信号S11の波形品質が保たれ、1系受信機12の受信品質にも影響を与えない。また、逆に1系VCO16の出力が0系PLL IC8に回りこんでも、0系VCO6の出力に影響を与える事はなく、0系受信機12の受信品質も保たれる。
次に0系シンセサイザ部5の0系局部発振信号S1が、1系シンセサイザ部15の1系局部発振信号S11に干渉する場合について説明する。
0系PLL IC8は、0/1位相比較部10にて0系R分周器33の出力と、1系R分周器43の出力を比較する。0/1位相比較部10は、基準周波数信号発振部19からクロックの供給を受ける事で、0系R分周器33のパルスがどのタイミングで現れるかを計測する。同様にして1系R分周器43のパルスタイミングも計測し、タイミングの時間差により位相差を検出する。
ここで図3に示すように位相差が90°以下であれば位相差が十分ではなく干渉していると判断する。よって図4に示すように、0系R分周器33の分周タイミングを変更するために0/1位相比較部10はスイッチ回路9に対して、基準周波数信号発振部19からのクロックタイミングごとにスイッチをOFFするよう制御を行う。
0系R分周器33に供給される基準周波数信号発振部19の1クロック分ずれるため、分周タイミングが1クロック分ずれ、0系R分周器33の分周出力である0系比較周波数信号S5の位相がずれて位相が変化する。そして0系R分周器33と1系R分周器43との位相差が十分に確保される180°になるまで0/1位相比較部10はこのR分周期の位相比較動作と、スイッチ回路9のオンオフにて0系R分周器33の分周出力である0系比較周波数信号S5の位相制御とを続ける。これにより位相差が180°まで確保されれば、0系VCO6の出力である0系VCOリーク信号S9が基準周波数信号をもらうための伝送線路を伝わって1系PLL IC18に回り込んでも、確実に1系VCO16の出力に影響を与えることはなく、1系局部発振信号S11の波形品質が保たれ、1系受信機12の受信品質にも影響を与えない。また、逆に1系VCO16の出力が0系PLL IC8に回りこんでも、0系VCO6の出力に影響を与える事はなく、0系受信機12の受信品質も保たれる。
なお、ここではPLL IC等の各回路が形成されたPr板(プリント配線基板)の比誘電率εr=4.7とし、比透磁率=1.0としたものであるから、波長短縮率ρ=1/√(εr・μs)≒0.5となるが、0系PLL IC8の基準周波数信号入力端子から1系PLL IC18の基準周波数信号入力端子までの伝送線路の長さは、VCOの周波数に対して波長短縮率をかけた波長に合わせた線路長になっており、0系VCO6の0系N分周器31での位相と、1系にリークした0系VCOリーク信号S9の1系N分周器41での位相とのタイミングは同じになっている事とする。
〔効果の説明〕
PLL ICは小型化が進みVCOを内蔵するモジュールタイプのものがでてきている。この種のPLL ICを使用すると、小型ゆえに内部のVCO部とPLL 部アイソレーション確保が難しいという問題があり、VCO出力がPLL ICの基準発振信号入力端子からリークする現象を避ける事ができない。
PLL ICは小型化が進みVCOを内蔵するモジュールタイプのものがでてきている。この種のPLL ICを使用すると、小型ゆえに内部のVCO部とPLL 部アイソレーション確保が難しいという問題があり、VCO出力がPLL ICの基準発振信号入力端子からリークする現象を避ける事ができない。
1つの受信機内に複数のPLLが存在しそれぞれ局部発振信号を作り出す場合、各PLLに供給する基準周波数発振信号は同一発信源を使用するのが一般的であり、本発明の実施例も同様に0系シンセサイザ部5と1系シンセサイザ部15とに基準周波数信号発振部19による同一の基準周波数信号を供給している。この基準周波数信号は本実施例のように伝送線路を分岐して供給するのが最も単純な構成であるが、この場合、0系VCO6の出力は1系シンセサイザ部15へ、1系VCO16の出力は0系シンセサイザ部5へ、ほぼ減衰することなく回り込み、他方のPLL IC内部に信号が入り込む事になる。
ここで問題となるのは、ダイバーシチ受信機ではそれぞれの系のシンセサイザ部で作る局部発振信号が同一周波数であるという点で、回り込むVCO出力の位相によっては、被干渉系のシンセサイザにジッタとして影響を与えてしまい、出力しようとしている局部発振信号の位相ノイズを劣化させてしまう。もし0系データS3及び1系データS13の出力タイミングを管理して、0系PLL IC8及び1系PLL IC18のカウンタ設定タイミングを一定に保とうとしたとしても、PLL IC内部のカウンタ開始動作にばらつきがあるため、これによってVCO出力の位相差を制御する事は難しい。
本発明では基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行い、各VCO出力間の干渉による位相ノイズ劣化の回避を可能とする。
本発明では基準周波数発振信号の分周タイミングを制御することで位相制御を行い、各VCO出力間の干渉による位相ノイズ劣化の回避を可能とする。
図2〜図9を用いて詳述する。
図6は、図1に示した無線受信機における干渉時の位相比較器の動作図であり、図7は、図1に示した無線受信機における非干渉時の位相比較器の動作図である。図8は、図1に示した無線受信機における干渉時のスペクトラム波形を示す図であり、図9は、図1に示した無線受信機における非干渉時のスペクトラム波形を示す図である。図8、9において横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
干渉系を0系シンセサイザ部5とし、被干渉系を1系シンセサイザ部15とすると、0系VCO6の出力は前述の通り0系PLL IC8の基準周波数発振信号入力端子に0系VCOリーク信号S9として現れる。0系VCOリーク信号S9は伝送線路を伝わり1系PLL IC18の内部に侵入し、図6のように1系N分周器41にて分周されて出力に現れる。
図6は、図1に示した無線受信機における干渉時の位相比較器の動作図であり、図7は、図1に示した無線受信機における非干渉時の位相比較器の動作図である。図8は、図1に示した無線受信機における干渉時のスペクトラム波形を示す図であり、図9は、図1に示した無線受信機における非干渉時のスペクトラム波形を示す図である。図8、9において横軸は周波数を示し、縦軸は信号強度を示す。
干渉系を0系シンセサイザ部5とし、被干渉系を1系シンセサイザ部15とすると、0系VCO6の出力は前述の通り0系PLL IC8の基準周波数発振信号入力端子に0系VCOリーク信号S9として現れる。0系VCOリーク信号S9は伝送線路を伝わり1系PLL IC18の内部に侵入し、図6のように1系N分周器41にて分周されて出力に現れる。
この時、前述の0系VCOリーク信号S9を分周した出力信号は、1系N分周信号S14と比べてレベルが低い場合でも、位相差が0°に近い状態、つまり大元の各VCO出力の位相差が小さい場合という事になるが、この状態で位相比較器42にて位相比較を行うと、0系VCOリーク信号S9は、1系VCO16の出力S18のジッタとして見えてしまい、その状態で1系VCO制御電圧信号S13を出力し1系VCO16を制御すると、図8のように1系局部発振信号S11は変調がかかったような波形になってしまう。
もしここで、0系N分周信号S4と1系N分周信号S14との位相差が大きく、180°あったとすれば、図7のように位相差が大きいため、1系位相比較器42内での比較動作時に1系比較周波数信号S15との時間的な差があるためジッタ成分として重畳されない上に、所望のパルスである1系N分周信号S14は0系VCOリーク信号S9を分周した信号に対しレベルが小さく分周すべきパルスとして認識しないため誤作動せず、その状態でVCO制御電圧を出力して1系VCO16を制御しても位相ノイズを劣化させる要因はないため、図9のように1系局部発振信号S11は通常のVCO出力波形を得る事ができる。
そこで干渉が生じていると判断した時に限り、0系VCO分周周波数S5と1系VCO分周周波数S15との位相を180°に設定するため、基準周波数信号S7をクロックとしこのタイミングでスイッチ回路9のスイッチを1クロック分だけOFFする。これにより図4のように0系基準周波数信号S6は前述の1クロック分だけクロックがOFFされることになり、立ち上がりエッジを検出して分周動作をしている0系R分周器33は、分周のためのカウントが1クロック分ずれる。
よって0系比較周波数信号S5の位相が基準周波数信号の1クロック分だけずれる。これを繰り返す事で0系VCO分周周波数S5と1系VCO分周周波数S15との位相が180°となり、1系位相比較器42にて0系VCO分周周波数S5がジッタとして影響しなくなるため、1系局部発振信号S11の位相ノイズ劣化は解消される。
〔効 果〕
第1の効果は、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。
第1の効果は、ダイバーシチ構成の受信機のシンセサイザ部において、一方の受信機におけるシンセサイザ部のVCO出力が、他方の受信機のシンセサイザ部に回りこんだ場合でも、位相比較器でジッタとして影響せず、位相ノイズの劣化が生じない局部発振信号を生成できる。
第2の効果は、ダイバーシチ構成の受信機の各シンセサイザ部において、VCO内蔵PLLモジュールICのような内部のVCO部とPLL 部とのアイソレーション量が確保できないデバイスを使用できる。
なお、上述した実施例は、本発明の好適な実施例の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、上記実施例ではWCDMA方式の無線信号を受信する無線受信機の場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方式の無線信号を受信するようにしてもよく、無線送信機、若しくは無線送受信機に適用してもよい。
すなわち、無線送信機を図10に示すように構成してもよい。
図10は、本発明に係る無線送信機の一実施例を示すブロック図である。
図10に示した無線送信機と図1に示した無線受信機との相違点は、図1の0系受信部3及び1系送信部13をそれぞれ0系送信部103及び1系送信部113に変更した点である。
つまり、図1に示した無線送信機100は、無線受信機側でダイバーシチゲインを得るため、0系送信機102及び1系送信信機112の2系統の送信機から構成されており、それぞれの送信機102、112には0系希望波を送信する0系送信部103及び0系シンセサイザ部105、1系希望波を送信する1系受信部113及び1系シンセサイザ部115を備えている。
例えば、上記実施例ではWCDMA方式の無線信号を受信する無線受信機の場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方式の無線信号を受信するようにしてもよく、無線送信機、若しくは無線送受信機に適用してもよい。
すなわち、無線送信機を図10に示すように構成してもよい。
図10は、本発明に係る無線送信機の一実施例を示すブロック図である。
図10に示した無線送信機と図1に示した無線受信機との相違点は、図1の0系受信部3及び1系送信部13をそれぞれ0系送信部103及び1系送信部113に変更した点である。
つまり、図1に示した無線送信機100は、無線受信機側でダイバーシチゲインを得るため、0系送信機102及び1系送信信機112の2系統の送信機から構成されており、それぞれの送信機102、112には0系希望波を送信する0系送信部103及び0系シンセサイザ部105、1系希望波を送信する1系受信部113及び1系シンセサイザ部115を備えている。
また0系送信部103は、0系シンセサイザ部105からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変換する0系変調器104、1系送信部113は、1系シンセサイザ部115からの局部発振信号を用いて希望波周波数を中間周波数に変調する1系変調器114を備え、0系シンセサイザ部105は0系局部発振周波数を出力するために0系VCO106と、0系ループフィルタ107と、0系PLL IC108とで構成されており、1系シンセサイザ部115は1系局部発振周波数を出力するために1系VCO116と、1系ループフィルタ117と、1系PLL IC118とで構成されている。
さらにダイバーシチ送信機100は各系の受信機に基準周波数信号を供給するための基準周波数信号発振部119と、0系送信機102に対して基準周波数信号発振部119からの0系基準周波数信号S106をオンオフする回路であるスイッチ回路109と、0系PLL IC108及び1系PLL IC118の内部で0系基準周波数信号S106及び1系基準周波数信号S116を比較周波数に分周した0系比較周波数信号S105、1系比較周波数信号S115を入力とし、比較処理する0/1位相比較部110を備えている。
図10に示した無線送信機100の0系シンセサイザ部105、1系シンセサイザ部115、0/1位相比較部100、スイッチ回路109、及び基準信号発振部119については、図1に示した無線受信機1と同様のため説明を省略する。
また、無線送受信機については、図1に示した無線受信機1と図10に示した無線送信機100とを組み合わせることにより実現することができる。尚、この場合、無線受信機1と無線送信機100とが同一の周波数を用いるときは送信と受信とを交互に行うようにする必要があり、アンテナについても2本のアンテナを共用することが好ましい。送信と受信とを交互に行う必要はないが無線受信機1と無線送信機100とが異なる周波数を用いるときは4本のアンテナが必要となる。
本発明は、携帯電話、トランシーバー、ステレオコンポーネント、トランスミッターに利用することができる。
1 ダイバーシチ受信機(無線受信機)
2、12 受信機
3 0系受信部
4、14 ミキサ
5 0系シンセサイザ部
7、17 ループフィルタ
8、18 PLL IC
9 SW(スイッチ回路)
10 0/1位相比較器
19 基準信号発振部
2、12 受信機
3 0系受信部
4、14 ミキサ
5 0系シンセサイザ部
7、17 ループフィルタ
8、18 PLL IC
9 SW(スイッチ回路)
10 0/1位相比較器
19 基準信号発振部
Claims (9)
- ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、前記無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送受信機であって、
各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、
各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して該受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、
を備えたことを特徴とする無線送受信機。 - 前記送信側0系シンセサイザ部は、前記送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、
前記送信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、
前記受信側0系シンセサイザ部は、前記受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、
前記受信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする請求項1記載の無線送受信機。 - ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側0系シンセサイザ部と、前記無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する送信側1系シンセサイザ部とを備えた無線送信機であって、
各系の送信機に基準周波数信号を供給するための送信側基準信号発振部と、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする送信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する送信側0/1位相比較部と、
を備えたことを特徴とする無線送信機。 - 前記送信側0系シンセサイザ部は、前記送信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、
前記送信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする請求項3記載の無線送信機。 - ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側0系シンセサイザ部と、前記無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する受信側1系シンセサイザ部とを備えた無線受信機であって、
各系の受信機に基準周波数信号を供給するための受信側基準信号発振部と、0系受信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフする受信側スイッチ回路と、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理する受信側0/1位相比較部と、
を備えたことを特徴とする無線受信機。 - 前記受信側0系シンセサイザ部は、前記受信側スイッチ回路からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備え、
前記受信側1系シンセサイザ部は、前記基準周波数発振部からの信号を分周するR分周器と、VCOからの信号を分周するN分周器と、該N分周器及び前記R分周器からの信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの信号を濾過して前記VCOに入力するループフィルタとを備えたことを特徴とする請求項5記載の無線受信機。 - ダイバーシチ構成の無線送受信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、前記無線送受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線送受信機の制御方法であって、
各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理し、
各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して該受信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする無線送受信機の制御方法。 - ダイバーシチ構成の無線送信機内の0系送信部の変調回路に局部発振信号を供給し、前記無線送信機内の1系送信部の変調回路に局部発振信号を供給する無線送信機の制御方法であって、
各系の送信機に基準周波数信号を供給し、0系送信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする無線送信機の制御方法。 - ダイバーシチ構成の無線受信機内の0系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給し、前記無線受信機内の1系受信部のミキサ回路に局部発振信号を供給する無線受信機の制御方法であって、
各系の受信機に基準周波数信号を供給し、0系受信機に対して該送信側基準信号発振部からの0系基準周波数信号をオンオフし、0系基準信号及び1系基準信号を比較周波数に分周した0系比較周波数信号及び1系比較周波数信号を入力し、比較処理することを特徴とする無線受信機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007074771A JP2008236519A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法 |
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JP2007074771A Withdrawn JP2008236519A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 無線送受信機、無線送信機、無線受信機、及び制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111656693A (zh) * | 2018-01-24 | 2020-09-11 | Lg电子株式会社 | 多路发射系统结构及具有该多路发射系统结构的移动终端 |
-
2007
- 2007-03-22 JP JP2007074771A patent/JP2008236519A/ja not_active Withdrawn
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