JP2008236214A - 通信システム及び着信方法 - Google Patents

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Kazufumi Iwanami
和史 岩波
Shinichi Kurishima
慎一 栗嶋
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Abstract

【課題】着信側の通信端末で、着信転送の有無によって着信音の鳴り分けが可能な通信システム及び着信方法を提供する。
【解決手段】ネットワークに接続される複数の通信端末と、ネットワークに接続され、通信端末間の呼制御を行う呼制御サーバとを備える通信システムにおいて、呼制御サーバは、通信端末のうち予め登録された転送元の通信端末から転送先の通信端末に着信転送を行う手段と、着信転送を伴う呼制御を行うときに、転送先の通信端末に、着信転送であることを示す転送情報を含む呼接続要求情報を転送先の通信端末に送信する手段を有し、転送先の通信端末は、呼接続要求情報を受信すると、予め設定された鳴動パターンを参照し、転送情報の有無によって、異なる着信音を鳴動させる手段を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、IP(Internet Protocol)ネットワーク上で、通信端末からの発信時に、発信先の通信端末が応答遅延、不在、話中、圏外等の理由により予め設定された転送先の通信端末へ転送サービスの起動が行われたかどうかにより、転送先の通信端末で着信音の鳴り分けを行うための技術に関するものである。
従来、IP電話交換機(IP−PBX:Internet Protocol Private Branch eXchange)と呼ばれる呼制御サーバでは、発信側の通信端末の種別、呼の種別による電話端末機等の通信端末の着信音の鳴り分け技術は存在した。例えば、発信側の通信端末の呼種別が内線、専用線からの着信や、外線(局線)から内線への着信、ダイレクトインダイヤル(DID:Direct In Dial)やダイレクトインライン(DIL:Direct In Line)、PBXダイヤルインからの着信を着信音で区別することが可能であった。
例えば、特許文献1には、発信側の通信端末の呼種別に応じた着信音の切り換えを行うことが可能な通信システムが開示されている。
図8は、従来の通信システムにおける着信音の鳴り分け方法を示す概略図である。
該通信システムは、呼制御サーバ81、回線収容装置82、VoIP(Voice over Internet Protocol)対応の通信端末83及び84がVoIP網85を介して構成される。回線収容装置82及び通信端末83は通信端末84に対して電話を掛けると、呼制御サーバ81は発信側の回線収容装置82及び通信端末83の端末種別や呼種別から予めデータ設定されている対応の着信音を識別する着信音識別情報86(Type1、Type2、Type3)を着信側の通信端末84に対して通知する。着信側の通信端末84は、この着信音識別情報86から予め設定された鳴動パターンを参照し、着信音の鳴り分けを行う。
尚、呼制御サーバ81はIPネットワーク上で電話交換機能を提供する装置である。回線収容装置82はIP機能と従来のPBX機能の両方を備えた装置であり、内線、専用線、局線(DID/DIL/PBXダイヤルイン)を収容する機能を備える。通信端末83及び84は呼制御サーバ81の配下にあるIP電話機、デジタル多機能電話機、アナログインタフェース(FXS:Foreign Exchange Station)を有するVoIPゲートウェイ、ワイヤレス(無線)IP電話機などの通信端末である。
また、呼出信号(IR:Inter Ringing)と内線呼出信号(SIR:Second Inter Ringing)と着信転送警告信号、外線個別着信信号(TIR:Third Inter Ringing)の呼出信号の電気的条件は、事業用電気通信設備に規定されている通りである。
図9は、従来の通信システムにおける着信転送サービスが起動された場合の着信音の鳴り分け方法を示す概略図である。
該通信システムは、呼制御サーバ91、VoIP対応の通信端末92、93及び94がVoIP網95を介して構成される。予め呼制御サーバ91には通信端末93の転送先として通信端末94が設定されている。
まず発信側の通信端末92は呼制御サーバ91を介して転送元の通信端末93に電話を掛けるが、各種着信転送サービス(応答遅延転送、不在転送、話中転送、圏外時自動転送等)によって、転送先の通信端末94に着信する。この場合の着信側である転送先の通信端末94の端末種別や呼種別から予めデータ設定されている対応の着信音を識別する着信音識別情報96(Type1、Type2、Type3)による鳴り分け方法も、図8で示した着信音識別情報86による鳴り分け方法と同様に、発信側の通信端末92の呼種別に応じた鳴り分けを行う。
尚、着信転送がされた通信端末94は、図8の通信端末84の場合と同様に同じ着信音を鳴動させる。
以下に各種着信転送サービスについて説明する。
応答遅延転送とは、通信端末が着信を受けると一定時間の呼び出しを行い、その間に応答が無ければ、予め転送先として登録された別の通信端末に着信転送を行うサービスである。
不在転送とは、通信端末の保有者が離席時等に、通信端末の操作及びコマンド操作などによって登録を行うことで、着信呼を他の通信端末に転送するサービスである。
話中転送とは、着信時に既に別の通信端末と話中で応答ができない場合、予め登録された他の通信端末に着信転送を行うサービスである。
圏外時自動転送とは、コードレス電話機等の通信端末において、該当の電話機が圏外であった場合、予め登録された他の通信端末に着信転送を行うサービスである。
図10は、従来の応答遅延転送サービスを示す概略図である。
応答遅延サービスは、実線の矢印で示されるように呼制御サーバ101を介して発信側の通信端末102から転送元の通信端末103に対して一定時間呼び出しを行い、転送元の通信端末103での応答が無いため、呼制御サーバ101は応答遅延転送サービスを起動して予め通信端末103の転送先として登録された通信端末104の呼び出しを行う。
また、破線の矢印で示されるように呼制御サーバ101を介して発信側の通信端末102から通信端末104に対して直接電話を掛けるときには、通常の呼制御が行われ、通信端末104の呼び出しを行う。
図11は、従来の不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスを示す概略図である。
不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスは、実線の矢印で示されるように呼制御サーバ111は予め転送元の通信端末113の状態を保持しており、発信側の通信端末112から転送元の通信端末113に対して発呼が行われると、呼制御サーバ111は不在転送、話中転送又は圏外時自動転送サービスを起動し、予め転送先として登録された通信端末114の呼び出しを行う。
また、破線の矢印で示されるように呼制御サーバ111を介して発信側の通信端末112から通信端末114に対して直接電話を掛けるときには、通常の呼制御が行われ、通信端末114の呼び出しを行う。
特開2006−237891号公報
しかしながら、従来の通信システム及び着信方法では、発信側の通信端末及び呼制御サーバから転送先である着信側の通信端末へ送られる着信音識別情報で、着信転送に関する情報を送信することは行われていなかった。つまり着信転送の有無は着信側の通信端末に通知されていないのである。故に着信側の通信端末では発信側の通信端末が着信側の通信端末に対し直接電話を掛けたのか、転送元の他の通信端末に対し発信したが、指定した通信端末から各種着信転送サービスによって着信側の通信端末を呼び出したのかが判断できず、転送の有無による着信音の鳴り分けができなかった。
よって、着信側の通信端末は着信転送の有無による着信音の鳴り分けを行えないため、着信側の通信端末の利用者は、電話端末機の着信音から転送の有無を識別することができない。その結果として、直接個人指名で掛かってきた電話と、同僚などへ宛てた電話が着信転送されたことにより掛かってきた電話とを区別できず、個人名又は部署名の応答であるかを特定することができないという問題点があった。
かかる課題を解決するため、本発明による通信システムは、ネットワークに接続される複数の通信端末と、ネットワークに接続され、通信端末間の呼制御を行う呼制御サーバとを備える通信システムにおいて、呼制御サーバは、通信端末のうち予め登録された転送元の通信端末から転送先の通信端末に着信転送を行う手段と、着信転送を伴う呼制御を行うときに、転送先の通信端末に、着信転送であることを示す転送情報を含む呼接続要求情報を転送先の通信端末に送信する手段を有し、転送先の通信端末は、呼接続要求情報を受信すると、予め設定された鳴動パターンを参照し、転送情報の有無によって、異なる着信音を鳴動させる手段を有することを特徴とする。
また、本発明による着信方法は、ネットワークに接続され、通信を行う第1の通信端末、第2の通信端末、第3の通信端末、及び第1の通信端末、第2の通信端末、第3の通信端末間の呼制御を行う呼制御サーバを備え、第1の通信端末が呼制御サーバを介して第2の通信端末に呼接続要求を行う第1のステップと、呼制御サーバが第2の通信端末の転送先として予め設定された第3の通信端末に対して着信転送であることを示す転送情報を含む呼接続要求を行う第2のステップと、第3の通信端末が転送情報の有無を判別し、予め設定された鳴動パターンを参照し、転送情報の有無によって異なる着信音を鳴動させる第3のステップとを有することを特徴とする。
発明の効果として、本発明の通信システム及び着信方法によれば、電話に応答する前に着信音から直接個人指名で掛かってきた電話か、同僚等の電話に掛けられた呼が、着信転送されて掛かってきた電話なのかを確認することができるため、着信側の通信端末の利用者は、着信音から個人名又は部署名での応答であるかを特定することができる。
以下、本発明の実施例を図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施例では通信システムが適用されるVoIP網はSIP(Session Initiation Protocol)に準拠しているものとして説明される。
図1〜図7を用いて本発明による通信システム及び着信方法が説明される。図1は本発明による応答遅延転送サービスを示す概略図である。
該通信システムは、通信の制御を行う呼制御サーバ11、VoIP対応の通信端末12、13及び14から構成され、これらはVoIP網に接続されている。呼制御サーバ11には予め通信端末13の転送先として通信端末14が登録されている。
まず、実線の矢印(転送有りルート)で示されるように発信側の通信端末12は転送元の通信端末13に対し呼接続要求を行う。しかし、転送元の通信端末13は一定時間呼び出されるが応答遅延の理由により、呼接続要求に応答せず、呼制御サーバ11で転送先の通信端末14への着信転送が行われる。このとき、呼制御サーバ11から着信側である転送先の通信端末14への呼接続要求時に着信転送の有無を通知するための転送情報を含む呼接続要求情報を送信する。
着信側である転送先の通信端末14はこの転送情報の有無によって発信側の通信端末12からの呼接続時に着信転送が行われたか否かを識別することができる。そして通信端末14では転送情報を受け、予め設定されている鳴動パターンを参照し、着信転送有の場合は新規鳴り分けとして着信音の鳴り分けを行い、着信転送無の場合と異なる着信音を鳴動させる。
また、破線の矢印(直接呼出しルート)で示されるように呼制御サーバ11を介して発信側の通信端末12から通信端末14に対して直接電話を掛けるときには、呼接続要求時に着信転送の有無を通知するための転送情報を含めずに呼接続要求情報を送信し、通信端末14の呼び出しを行う。そして通信端末14では予め設定されている鳴動パターンを参照し、着信転送無の場合は既存鳴り分けとして着信音の鳴り分けを行い、従来通りの着信音を鳴動させる。
図2は本発明による不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスを示す概略図である。
通信システムは、通信の制御を行う呼制御サーバ21、VoIP対応の通信端末22、23及び24から構成され、これらはVoIP網に接続されている。呼制御サーバ21には予め通信端末23の転送先として通信端末24が登録されている。
まず、実線の矢印(転送有りルート)で示されるように発信側の通信端末22は転送元の通信端末23に対し呼接続要求を行う。しかし、転送元の通信端末13は不在、話中、又は通信端末13がコードレス電話機の場合、圏外の理由により、呼接続要求に応答できず、呼制御サーバ11は転送先の通信端末14への着信転送を行う。このとき、呼制御サーバ11から着信側である転送先の通信端末14への呼接続要求時に着信転送の有無を通知するための転送情報を含む呼接続要求情報を送信する。
着信側である転送先の通信端末14はこの転送情報の有無によって発信側の通信端末22からの呼接続時に転送が行われたか否かを識別することができる。そして通信端末24では転送情報を受け、予め設定されている鳴動パターンを参照し、着信転送有の場合は新規鳴り分けとして着信音の鳴り分けを行い、着信転送無の場合と異なる着信音を鳴動させる。
また、破線の矢印(直接呼出しルート)で示されるように呼制御サーバ21を介して発信側の通信端末22から通信端末24に対して直接電話を掛けるときには、呼接続要求時に着信転送の有無を通知するための転送情報を含めずに呼接続要求情報を送信し、通信端末24の呼び出しを行う。そして通信端末24では予め設定されている鳴動パターンを参照し、着信転送無の場合は既存鳴り分けとして着信音の鳴り分けを行い、従来通りの着信音を鳴動させる。
図1で示される応答遅延転送サービスの場合も図2で示される不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスの場合も、着信側の通信端末14及び24のそれぞれの鳴動パターンは、IRとSIR、TIR、その他の鳴動パターン(着信転送時の鳴動パターン)があり、周波数や信号創出間隔を区別することで着信音の鳴り分けを行うことを可能にする。尚、IR、SIR、TIRの呼出信号の電気的条件は、事業用電気通信設備に規定の通りである。
鳴り分け可能な着信側の通信端末14及び24とは、呼制御サーバ11及び21の配下にあるIP電話機、デジタル多機能電話、アナログインタフェースをもつVoIPゲートウェイ、ワイヤレス(無線)IP電話機などの通信端末である。
図3は着信転送時の鳴り分け通知メッセージを示す図である。呼接続要求時に着信転送の場合には、後述する図6のF11 INVITEリクエスト及び図7のF13 INVITEリクエストのメッセージ記述部に新たに転送情報「X-Transfer」を付加し、着信側の通信端末に着信転送の有無を通知している。着信転送でない場合には、転送情報「X-Transfer」を付加せずに呼接続要求を行う。
図4は転送情報による鳴動パターンの種別を示す図である。転送情報が有る場合、転送用鳴動パターンで着信音を鳴らし、転送情報がない場合は従来の発信側の通信端末の呼種別等による着信音の鳴り分けを行う。
図5は呼制御サーバ及び着信側の通信端末の構成を示す図である。図5では、呼制御サーバから着信側の通信端末へ転送情報を通知し、着信側の通信端末が着信音を鳴動するまでに関連する機能構成を示す。VoIP網500を介して呼制御サーバ510と着信側の通信端末520が接続されている。
呼制御サーバ510は、IP通信制御部511、SIP制御部512、呼制御部513、データ管理部514から構成される。データ管理部514は通信端末管理データベース(DB)515を備える。
IP通信制御部511は、VoIP網500を介して送受信するIPパケットの制御を行う。SIP制御部512は、SIP対応の通信端末との制御とSIPメッセージの解析及び編集を行う。呼制御部513は、それぞれの通信端末の呼状態の管理や電話番号翻訳などを行う。データ管理部514は、VoIP網500に接続されている各通信端末の電話番号情報やIPアドレスと電話番号の対応や通信端末・呼種別、各通信端末が空き状態(通信可能状態)または圏外や通話中などであることを示す通信端末状態情報、発呼要求を他の通信端末に対して転送するか否かの発信転送フラグ、転送を行う場合の転送先の通信端末の電話番号や転送情報の通知を行うか否か等の転送先情報などが格納される通信端末管理DB515を管理している。
着信側の通信端末520は、IP通信制御部521、SIP制御部522、呼制御部523、データ管理部524、データ管理部524が備える鳴動パターンデータベース(DB)525、ハード制御部526から構成される。
IP通信制御部521は、VoIP網500を介して送受信するIPパケットの制御を行う。SIP制御部522は、SIP対応の通信端末の制御とSIPメッセージの解析及び編集を行う。呼制御部523それぞれの通信端末の呼状態の管理や電話番号翻訳などを行う。データ管理部524は、転送情報から電話端末機530への周波数、信号送出間隔の鳴動パターンなどの鳴動パターンDB525を管理している。通信端末520がVoIPゲートウェイ等であった場合、ハード制御部526は、該通信端末520に接続される電話端末機の着信音出力部530とのインタフェースの制御、鳴動パターンDB525で管理している鳴動パターンから着信音の鳴り分け指示を行う。また通信端末520が電話端末機等であった場合、着信音出力部530は通信端末520の内部に設けられており、ハード制御部526は、着信音出力部530とのインタフェースの制御、鳴動パターンDB525で管理している鳴動パターンから着信音の鳴り分け指示を行う。
以下に図6及び図7を用いて、各種着信転送時の着信音鳴り分け動作を通信プロトコルにSIPを用いた場合の動作が説明される。SIPの動作に関する規定はIETF(Internet Engineering Task Force)のRFC3261に記載されている通りである。図6は応答遅延転送時の着信鳴り分け通知を示す動作シーケンス図である。
まず、発信側の通信端末12は転送元の通信端末13に電話を掛けるため、呼制御サーバ11に対し発呼要求(F1 INVITE)を送信し、これを受けた呼制御サーバ11は転送元の通信端末13への呼接続要求(F2 INVITE)と発信側の通信端末12へのレスポンス(F3 100 Trying)を送出する。
転送元の通信端末13は呼制御サーバ11からの呼接続要求(F2 INVITE)に対しレスポンス(F4 100 Trying)を送出後、呼出指示により着信音を鳴らし、呼制御サーバ11に呼び出し中であることを伝える(F5 180 Ringing)。
呼制御サーバ11は発信側の通信端末12に転送元の通信端末13が呼び出し中であることを伝えて(F6 180 Ringing)、リングバックトーン(RBT)を鳴動させると共に、転送元の通信端末13からの応答を一定時間待つ。ここで、呼制御サーバ11は転送元の通信端末13からの応答が返らないため、タイムアウトによって応答遅延転送サービスを起動し、転送元の通信端末13に対して呼接続要求のキャンセル(F7 CANCEL)を通知し、転送元の通信端末13からのキャンセル(F7 CANCEL)メッセージに対するレスポンス(F8 200 OK)及び呼接続要求(F2 INVITE)に対するレスポンス(F9 487)を受け取り、呼接続要求に対するレスポンス(F9 487)への受信確認(F10 ACK)を通知することにより、転送元の通信端末13への発呼を中止する。
そして、着信側である転送先の通信端末14に対して新たにセッション確立要求(F11 INVITE)を送信し直す。このときのセッション確立要求(F11 INVITE)メッセージに、転送情報を“X”パラメータによる非標準のデータフィールドで付加し、着信側の通信端末14への転送の有無を通知する。SIPでは、テキストベースの“X”で始まる拡張パラメータを使用することで非標準であるデータフィールドを付与することができ、これを用いて転送情報を通知することが可能である。
着信側の通信端末14は呼制御サーバ11に対しセッション確立要求(F11 INVITE)へのレスポンス(F12 100 Trying)及び呼び出し中であることを伝える(F13 180 Ringing)。
着信側の通信端末14はセッション確立要求(F11 INVITE)の非標準データフィールドにある転送情報から転送の有無を識別することで、呼出指示により着信音の鳴り分けを実現できる。
図7は不在、話中及び圏外時自動転送時の着信鳴り分け通知を示す動作シーケンス図である。
まず、発信側の通信端末22は転送元の通信端末23に電話を掛けるため、呼制御サーバ21に対し発呼要求(F11 INVITE)を送信し、これを受けた呼制御サーバ21は発信側の通信端末22へのレスポンス(F14 100 Trying)を送出する。このとき、呼制御サーバ21は事前に転送元の通信端末23が不在転送登録中、又は既に他の通信端末と通話中、転送元の通信端末23が通信圏外等の理由により発信側の通信端末22とのセッションの確立ができない状態であることを認識しており、不在転送又は話中転送、圏外時自動転送サービスを起動する。ただし、圏外自動転送サービスの場合のみ、呼制御サーバ21で事前に転送元の通信端末23が圏外であることを認識できない場合があり、この時のみRFC3261に規定の通り、呼接続要求(F12 INVITE)を数回送出し、レスポンスタイムアウトにより圏外自動転送サービスを起動する。
そして、着信側である転送先の通信端末24に対してセッション確立要求(F13 INVITE)を送信する。このセッション確立要求(F13 INVITE)メッセージに、転送情報を“X”パラメータによる非標準のデータフィールドで付加し、着信側の通信端末24へ転送の有無を通知する。
着信側の通信端末24は呼制御サーバ21に対しセッション確立要求(F13 INVITE)へのレスポンス(F15 100 Trying)及び呼び出し中であることを伝え(F16 180 Ringing)、呼制御サーバ21は、発信側の通信端末22に呼び出し中であることを伝える(F17 180 Ringing)。発信側の通信端末22は、RBTを鳴動させる。
着信側の通信端末24は、セッション確立要求(F13 INVITE)の非標準データフィールドにある転送情報から転送の有無を識別することで、呼出指示により着信音の鳴り分けを実現できる。
本実施例では通信プロトコルとしてSIPに適用した例を示したが、VoIP呼制御プロトコルのH.323においても適用可能である。呼制御サーバと通信端末間でH.323の非標準メッセージであるNonStandardDataを利用することで、転送情報を通知することが可能である。
H.323プロトコルにある、SIPにおける接続要求(INVITE)に相当するSETUPメッセージに非標準データ(NonStandardData)を用いて、転送情報を付与することで、発信側の通信端末から着信側の通信端末に対して、転送の有無を通知することを実現できる。
さらに、VoIP呼制御プロトコルのMGCP(Media Gateway Control Protocol)においても適用可能である。呼制御サーバとMGCP対応の通信端末間で、MGCPメッセージの拡張パラメータである“X”パラメータを利用することで、転送情報を通知することが可能である。
本発明による応答遅延転送サービスを示す概略図 本発明による不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスを示す概略図 着信転送時の鳴り分け通知メッセージを示す図 転送情報による鳴動パターンの種別を示す図 呼制御サーバ及び着信側の通信端末の構成を示す図 応答遅延転送時の着信鳴り分け通知を示す動作シーケンス図 不在、話中及び圏外時自動転送時の着信鳴り分け通知を示す動作シーケンス図 従来の通信システムにおける着信音の鳴り分け方法を示す概略図 従来の通信システムにおける着信転送サービスが起動された場合の着信音の鳴り分け方法を示す概略図 従来の応答遅延転送サービスを示す概略図 従来の不在転送、話中転送及び圏外時自動転送サービスを示す概略図
符号の説明
11、21、510…呼制御サーバ、12、13、14、22、23、24、520…通信端末、500…VoIP網、511、521…IP通信制御部、512、522…SIP制御部、513、523…呼制御部、514、524…データ管理部、515…通信端末管理DB、525…鳴動パターンDB、526…ハード制御部、530…着信音出力部

Claims (10)

  1. ネットワークに接続される複数の通信端末と、前記ネットワークに接続され、前記通信端末間の呼制御を行う呼制御サーバとを備える通信システムにおいて、
    前記呼制御サーバは、前記通信端末のうち予め登録された転送元の通信端末から転送先の通信端末に着信転送を行う手段と、前記着信転送を伴う呼制御を行うときに、前記転送先の通信端末に、前記着信転送であることを示す転送情報を含む呼接続要求情報を前記転送先の通信端末に送信する手段を有し、
    前記転送先の通信端末は、前記呼接続要求情報を受信すると、予め設定された鳴動パターンを参照し、前記転送情報の有無によって、異なる着信音を鳴動させる手段を有すること
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記呼制御サーバは前記転送元の通信端末に対して呼接続要求を中止する手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ネットワークはSIPに準拠しており、前記転送情報はSIPメッセージの拡張パラメータである非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記ネットワークは、H.323プロトコルに準拠しており、前記転送情報はH.323メッセージの非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  5. 前記ネットワークは、MGCPに準拠しており、前記転送情報はMGCPメッセージの拡張パラメータである非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  6. ネットワークに接続され、通信を行う第1の通信端末、第2の通信端末、第3の通信端末、及び前記第1の通信端末、第2の通信端末、第3の通信端末間の呼制御を行う呼制御サーバを備え、
    前記第1の通信端末が前記呼制御サーバを介して第2の通信端末に呼接続要求を行う第1のステップと、
    前記呼制御サーバが前記第2の通信端末の転送先として予め設定された前記第3の通信端末に対して着信転送であることを示す転送情報を含む呼接続要求を行う第2のステップと、
    前記第3の通信端末が前記転送情報の有無を判別し、予め設定された鳴動パターンを参照し、前記転送情報の有無によって異なる着信音を鳴動させる第3のステップとを有すること
    を特徴とする着信方法。
  7. 前記第1のステップの後に、前記呼制御サーバが前記第2の通信端末に対して前記呼接続要求を中止する第4のステップを有することを特徴とする請求項6に記載の着信方法。
  8. 前記ネットワークはSIPに準拠しており、前記転送情報はSIPメッセージの拡張パラメータである非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項6又は7に記載の着信方法。
  9. 前記ネットワークは、H.323プロトコルに準拠しており、前記転送情報はH.323メッセージの非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項6又は7に記載の着信方法。
  10. 前記ネットワークは、MGCPに準拠しており、前記転送情報はMGCPメッセージの拡張パラメータである非標準データを用いて前記着信転送の有無が示されることを特徴とする請求項6又は7に記載の着信方法。
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