JP2008236150A - 無線情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自宅などでアクセスポイントを介した無線LANにインフラストラクチャーモードを用いて接続している無線端末同士を、アクセスポイントを別途用意せずとも、インフラストラクチャーモードで直接通信できるようにする。
【解決手段】無線情報処理装置は、外部のアクセスポイントにインフラストラクチャーモードで接続可能な無線端末機能部と、アクセスポイントの機能をエミュレーションし、外部の無線端末とインフラストラクチャーモードで接続可能であり、且つ、前記無線端末機能部とインフラストラクチャーモードで接続可能な、アクセスポイント機能部と、を備えており、前記アクセスポイント機能部を介して、前記無線端末機能部と前記外部の無線端末とがインフラストラクチャーモードを用いて無線通信が可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線情報処理装置に関し、特に、アクセスポイントとしての機能を備えた情報処理装置に関する。
フォトビューアや、デジタルカメラ、プリンタ、テレビジョンなどの情報処理装置を無線端末として構成し、通信ケーブルを介さずに無線LANで接続する通信方式が広く用いられるようになっている。この無線LANの接続方式には、図1に示すように、親機としての機能を有するアクセスポイントAPを介して無線端末A、Bを接続するインフラストラクチャーモードと、図2に示すように、無線端末A、Bを直接接続するアドホックモードとがある。
このため、例えば、自宅などでアクセスポイントAPを介した無線LANを用いて、無線端末であるデジタルカメラと、同じく無線端末であるフォトビューアとを接続して使用している場合、デジタルカメラやフォトビューアはインフラストラクチャーモードでアクセスポイントAPに接続している。このデジタルカメラとフォトビューアを自宅外で無線LANを用いて接続しようとする際には、デジタルカメラとフォトビューアの双方の通信方式を、インフラストラクチャーモードから、アドホックモードに変更しなければならない。
しかし、これら2つのモードの切り替えには、ユーザが無線端末の設定を変更する操作が必要となり煩雑であるばかりでなく、相応の知識も求められるため、ユーザの使い勝手が悪くなるという問題が生じている。
このため、特開2005−333378号公報(特許文献1)では、無線端末がビーコン信号を所定時間検出できない場合には、インフラストラクチャーモードとアドホックモードとを相互に自動的に切り替える技術を開示している。しかし、この手法方式では、インフラストラクチャーモードとアドホックモードの双方のモードについて、予め通信設定を行っておく必要があり、多数の無線端末がある場合に、双方のモードについて通信設定を行っておくのは煩わしいという問題が残る。
特開2005−333378号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、自宅などでアクセスポイントを介した無線LANにインフラストラクチャーモードを用いて接続している無線端末同士を、アクセスポイントを別途用意せずとも、インフラストラクチャーモードで直接通信できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る無線情報処理装置は、
外部のアクセスポイントにインフラストラクチャーモードで接続可能な無線端末機能部と、
アクセスポイントの機能をエミュレーションし、外部の無線端末とインフラストラクチャーモードで接続可能であり、且つ、前記無線端末機能部とインフラストラクチャーモードで接続可能な、アクセスポイント機能部と、
を備えており、
前記アクセスポイント機能部を介して、前記無線端末機能部と前記外部の無線端末とがインフラストラクチャーモードを用いて無線通信が可能である、ことを特徴とする。
この場合、前記アクセスポイント機能部は、アクセスポイントの機能をエミュレーションするソフトウェアにより実現されるようにしてもよい。
また、前記アクセスポイント機能部に無線接続可能な無線端末を特定する情報を保持する、接続端末特定情報保持部をさらに備えており、
前記アクセスポイント機能部は、前記接続端末特定情報保持部に登録されている無線端末については、当該アクセスポイント機能部への接続を認めるが、前記接続端末特定情報保持部に登録されていない無線端末については、当該アクセスポイント機能部への接続を認めないようにしてもよい。
この場合、前記アクセスポイント機能部に同時に接続可能な無線端末の台数は1台に制限されているようにしてもよい。
この場合、無線情報処理装置は、複数の無線端末が前記アクセスポイント機能部に接続可能な場合には、これら接続可能な複数の無線端末の中から1台をユーザに選択させる、第1無線端末選択機能部を、さらに備えるようにしてもよい。
この場合、前記無線端末を特定する情報と、その無線端末の機器名との対応関係を保持する、機器名保持部をさらに備えており、
前記第1無線端末選択機能部がユーザに接続可能な複数の無線端末の中から1台の無線端末を選択させる際には、前記機器名保持部に保持されている機器名を表示し、ユーザに機器名に基づいて接続する無線端末を選択させるようにしてもよい。
或いは、無線情報処理装置は、複数の無線端末が前記アクセスポイント機能部に接続可能な場合には、これら接続可能な複数の無線端末の中から、最も無線強度の強い無線端末を選択する、第2無線端末選択機能部を、さらに備えるようにしてもよい。
本発明に係る無線情報処理装置の制御方法は、
アクセスポイントの機能をエミュレーションするアクセスポイント機能部と、外部の無線端末との間を、インフラストラクチャーモードで接続するステップと、
外部のアクセスポイントにインフラストラクチャーモードで接続可能な無線端末機能部と、前記アクセスポイント機能部との間を、インフラストラクチャーモードで接続するステップと、
前記アクセスポイント機能部を介して、前記無線端末機能部と前記外部の無線端末とがインフラストラクチャーモードを用いて無線通信をするステップと、
を備えることを特徴とする。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態は、無線LAN機能を有する無線端末にアクセスポイントの機能を搭載することにより、無線端末同士が直接接続される接続方式が要求される場合でも、アクセスポイントを別途用意することなしに、インフラストラクチャーモードで無線端末同士の通信が実現できるようにしたものである。また、直接接続できる無線端末を予め登録されている無線端末に制限することにより、意図しない他の無線端末からの接続を排除できるようにしたものである。さらに、アクセスポイント機能を有する無線端末に接続される他の無線端末の台数を1台に限定することにより、アクセスポイント機能を有する無線端末の負荷が増大しないようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
図3は、本実施形態に係る無線LANのシステム構成を説明するブロック図である。この図3に示すように、本実施形態に係る無線LANシステムにおいては、無線情報処理装置100と無線端末Bとがインフラストラクチャーモードの無線通信により接続されている。
無線情報処理装置100は、通常の無線端末Aの機能部分である無線端末機能部110とアクセスポイントの機能部分であるアクセスポイント機能部112とを備えて構成されている。この無線情報処理装置100と、無線端末Bとが直接通信をしようとする場合には、無線端末Bは、アドホックモードではなくインフラストラクチャーモードで無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112に接続する。本実施形態では、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112はソフトウェアによるエミュレータにより構成されており、アクセスポイントの機能をエミュレートする。このため、無線端末Bは、あたかも通常のアクセスポイントAPに接続するのと同様に動作するだけで、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112に接続することが可能である。
一方、無線情報処理装置100の無線端末機能部110も、アドホックモードではなくインフラストラクチャーモードでアクセスポイント機能部112に接続する。すなわち、無線情報処理装置100の無線端末機能部110にとっても、あたかも通常のアクセスポイントAPに接続するのと同様の動作をするだけで、無線端末Bに接続することが可能である。
このように、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112は、独立したアクセスポイントAPと同様に振る舞うことにより、無線端末機能部110と無線端末Bとが、インフラストラクチャーモードで、互いに接続しているように動作させる。これにより、無線端末機能部110や無線端末Bを、インフラストラクチャーモードからアドホックモードに切り替えずとも、無線端末機能部110と無線端末Bとが直接通信できるようになる。但し、アクセスポイント機能部112は、独立したアクセスポイントAPのすべての機能をエミュレーションする必要はなく、インフラストラクチャーモードで、無線端末機能部110と無線端末Bとが無線通信をするのに最低限必要な機能だけをエミュレーションすればよい。
一方、この無線情報処理装置100が、図1に示したような態様で、物理的に独立した通常のアクセスポイントAPに接続する場合には、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112はエミュレーションを停止して、無線端末機能部110が、アクセスポイントAPにインフラストラクチャーモードで接続すればよい。すなわち、通常の接続形態であるインフラストラクチャーモードで、無線端末機能部112は、物理的に独立して設けられているアクセスポイントAPに接続する。
図4は、無線端末Bの通信レイヤ構成の一例を示す図である。この図4に示すように、無線端末Bは、無線通信用ハードウェア120と、インタフェースドライバ122と、イーサネットドライバ(イーサネットは登録商標)124と、プロトコルドライバ126と、ファイルシステム128と、通信用アプリケーション130とを備えて構成されている。
無線通信用ハードウェア120は、無線通信を実現するための物理的な機器により構成されている。インタフェースドライバ122は、無線通信用ハードウェア120とイーサネットドライバ124との間で情報のやり取りをする場合のインタフェースを確保する。プロトコルドライバ126は、TCP/IPなどの通信規格に従って通信プロトコルを管理する。ファイルシステム128は、無線端末Bが備える記憶装置に格納されたファイルを管理する。通信用アプリケーション130は、ユーザが無線端末Bに通信に関する様々な指示や設定の入力をする際に用いられる。
図5は、無線情報処理装置100の通信レイヤ構成の一例を示す図である。この図5に示すように、無線情報処理装置100では、図4の通信レイヤ構成に、アクセスポイントエミュレーションドライバ132を追加することにより構成されている。
アクセスポイントエミュレーションドライバ132は、インタフェースドライバ122の上位レイヤとして追加されており、アクセスポイントの機能をエミュレーションするソフトウェアである。上述したように、このエミュレーションは、通常のアクセスポイントAPのすべての機能をエミュレートする必要はなく、無線端末機能部110と無線端末Bとが無線通信をする際に必要となる機能を選択的にエミュレートする。このようにアクセスポイントとして必要最低限の動作だけをエミュレートすることにより、無線情報処理装置100の負荷を軽減することができる。また、このアクセスポイントエミュレーションドライバ132が、本実施形態に係るアクセスポイント機能部112を構成する。
図3の無線情報処理装置100において、無線端末機能部110がアクセスポイント機能部112とインフラストラクチャーモードで接続する場合には、実際に無線通信が行われる必要はない。このため、無線通信用ハードウェア120が用いられることはなく、アクセスポイントエミュレーションドライバ132が、イーサネットドライバ124や、プロトコルドライバ126、ファイルシステム128、通信用アプリケーション130からの様々な要求に対して応答を返すこととなる。
また、アクセスポイント機能部112は、無線端末機能部110の一部として構成されていてもよい。この場合、無線端末機能部110の中で、アクセスポイント機能部112の機能がエミュレートされることとなる。
図6は、独立したアクセスポイントAPを用いた無線LANのネットワーク構成の一例を示す図である。この図6に示すように、インフラストラクチャーモードを用いて、フォトビューア140と、デジタルカメラ142と、プリンタ144と、テレビジョン146とが、アクセスポイントAPに無線接続されている。このため、これらフォトビューア140と、デジタルカメラ142と、プリンタ144と、テレビジョン146は、本実施形態における無線端末に相当しており、アクセスポイントAPを介して、相互に通信することが可能である。この図6に示した無線LANのネットワーク構成は、例えばユーザの自宅における使用環境の一例である。
この図6のフォトビューア140が図3に示した無線情報処理装置100であると仮定すると、ユーザは、フォトビューア140とデジタルカメラ142をアクセスポイントAPのない所に持ち出して使用する場合でも、フォトビューア140とデジタルカメラ142の通信設定を変更せずに、インフラストラクチャーモードのままで、フォトビューア140とデジタルカメラ142との間で無線通信をすることができる。すなわち、アドホックモードに変更せずとも、デジタルカメラ142で撮影した画像の画像データをフォトビューア140に転送し、フォトビューア140の画面に表示させることができる。
図7は、図3に示した無線情報処理装置100と無線端末Bとがインフラストラクチャーモードを用いた直接通信をする場合の手順を説明するためのフローチャートを示す図である。
この図7に示すように、まず、無線情報処理装置100は、現時点の無線情報処理装置100の設定が、アクセスポイントモードであるかどうかを判断する(ステップS90)。すなわち、無線情報処理装置100が子機として動作しているのか、それとも、親機(アクセスポイントモード)で動作しているのかを判断する。
アクセスポイントモードで動作している場合(ステップS90:YES)には、無線情報処理装置100はビーコン信号を生成し、送出を開始する(ステップS100)。すなわち、無線情報処理装置100自身のネットワーク識別子であるESSID(Extend Service Set Identifier)を周囲に発信するためのビーコン信号を生成して、周囲に送出する。これにより、アクセスポイント機能部112の存在を、周囲の無線端末に知らせることができる。このステップS100のビーコン信号の送出は、無線情報処理装置100の電源が投入された時点で開始するようにしてもよいし、或いは、無線情報処理装置100が通常の物理的なアクセスポイントAPに接続されていない状態になった場合に開始するようにしてもよい。更には、ユーザが手動で指示を入力した場合に、ビーコン信号の送出を開始して、アクセスポイントのエミュレートを開始するようにしてもよい。
次に、無線端末Bで、接続先のアクセスポイントを選択する(ステップS110)。アクセスポイントの選択は、無線端末Bの通信アプリケーション130上でユーザにより行われる。例えば、ユーザは無線端末Bから複数のアクセスポイントに接続できるような場合には、いずれか1つのアクセスポイントを選択して、無線端末Bをアクセスポイントに接続させることができる。ここでは、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112がアクセスポイントとして選択されたとする。
次に、無線情報処理装置100で、無線端末Bを接続先として選択する(ステップS120)。接続先する無線端末の選択は、無線情報処理装置100の通信アプリケーション130上でユーザにより行われるようにしてもよいし、或いは、自動的に行われるようにしてもよい。なお、無線端末に接続する際には、アクセスポイント機能部112に接続される無線端末Bの情報を、アクセスポイントエミュレーションドライバ132が取得する。
但し、本実施形態では、無線情報処理装置100に接続できる無線端末の台数を1台に制限している。これは、アクセスポイントエミュレーションドライバ132はアクセスポイントの機能をエミュレートしているので、理論上、複数の無線端末がこの無線情報処理装置100に接続できることになるが、複数の無線端末が無線情報処理装置100に接続されると、無線情報処理装置100における処理負荷が増大してしまう。本実施形態で求められているのは、無線情報処理装置100と1台の無線端末との直接通信であるので、無線情報処理装置100に接続できる無線端末の台数を1台に制限することにより、無線情報処理装置100の負荷を軽減できるようにしている。
また、アクセスポイント機能部112に接続できる無線端末は、図6に示した同じアクセスポイントAPに接続されていた無線端末に限定するようにしている。本実施形態の使用態様では、無線情報処理装置100であるフォトビューア140に直接接続する必要があるのは、デジタルカメラ142やプリンタ144など、同じユーザの管理の下に使用されている無線機器を想定しているからである。
例えば、図8に示すように、図6のアクセスポイントAPにインフラストラクチャーモードで接続して使用されているフォトビューア140(無線情報処理装置100に相当する)とデジタルカメラ142とが、インフラストラクチャーモードで直接通信をすることはできるが、図6のアクセスポイントAPに接続されて使用されていない別のユーザのデジタルカメラ150はフォトビューア140にインフラストラクチャーモードで接続することはできないようにしている。
このような接続制限機能を実現するためには、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスを利用する手法が考えられる。MACアドレスを利用する手法の場合、無線情報処理装置100であるフォトビューア140が、図6のように、物理的に独立したアクセスポイントAPにインフラストラクチャーモードで接続されている間に、同じアクセスポイントAPに接続されている無線機器のMACアドレスを収集する。図6の例では、フォトビューア140は、デジタルカメラ142とプリンタ144とテレビジョン146のMACアドレスを収集する。そして、フォトビューア140は、図9に示すようなMACアドレステーブルTB10を生成し、保持しておく。MACアドレスの収集には、例えば、IPアドレスからMACアドレスを求めるARPプロトコルをブロードキャストすることにより実現できる。
フォトビューア140がアクセスポイント機能部112を用いて、他の無線端末と接続する際には、このMACアドレステーブルTB10を検索し、このMACアドレステーブルTB10に登録されていないMACアドレスの無線端末からの接続は、拒否することとする。
さらに、アクセスポイント機能部112は、無線情報処理装置100であるフォトビューア140が独立したアクセスポイントAPに接続されている際に、このアクセスポイントAPの設定情報(ESSID、WEP、IPアドレスなど)を記憶しておき、アクセスポイントエミュレーションドライバ132がアクセスポイントのエミュレーションをする際に、この設定情報を使用するようにすれば、アクセスポイント機能部112の設定を特に行うことなく、他の無線端末と直接通信ができるようになる。すなわち、ESSIDやWEP(Wired Equivalent Privacy)は、親機側と子機側で同じものであるので、アクセスポイント機能部112は、無線情報処理装置100の設定をそのまま引き継いで、アクセスポイントをエミュレーションすることができる。この場合、上述したステップS110で、ユーザがアクセスポイントの選択をせずとも、自宅等におけるアクセスポイントの選択をそのまま使用するようにできる。これにより、子機である無線端末B側も設定変更せずに接続をすることが可能になる。
また、このような接続制限機能を用いても、複数の無線端末が無線情報処理装置100に接続可能な候補として存在する場合には、ユーザに接続する無線端末を選択させるようにしてもよい。例えば、図10に示すような無線端末のMACアドレスと機器名とを対応付けた機器名保持テーブルTB20を予め無線情報処理装置100に保持させておき、接続可能な無線端末が複数ある場合には、無線情報処理装置100は、MACアドレスに基づいて接続可能な無線端末の機器名を検索し、その機器名を一覧表示してユーザに選択させる。これは、MACアドレスだけでは、どのような無線機器であるかがユーザには分からないためで、機器名に基づいて選択させる方がユーザにとって便利だからである。
この機器名保持テーブルTB20に登録する機器名は、例えば、ユーザに予め入力させるようにすればよい。この場合、独立したアクセスポイントAPに無線情報処理装置100が接続されている状態で他の無線端末のMACアドレスを取得する際に、このMACアドレスに対応するIPアドレスを無線情報処理装置100に表示して、ユーザに機器名を入力させるようにすればよい。この機器名の入力は、ユーザが任意の文字で入力するようにしてもよいし、ドロップダウンに表示された機器名の中から選択させるようにしてもよい。
或いは、MACアドレスの上位32ビットで無線端末の機種IDが分かるので、機種IDと機器名とを対応付けた図11のような機器名保持テーブルTB30を、無線情報処理装置100に予め用意しておき、機種IDに基づいて機器名保持テーブルTB30を検索して、MACアドレスに対応する機器名を決定するようにしてもよい。このように機種IDと機器名とを対応付けた機器名保持テーブルTB30は、無線情報処理装置100をインターネット接続することにより、サーバから更新情報を取得すれば、新しい製品にも対応できるようになる。
或いは、接続可能な無線機器が複数存在する場合には、無線情報処理装置100が、自動的に、最も無線強度の強い無線機器に接続するようにしてもよい。これは、一般に、ユーザが無線情報処理装置100に接続しようとしている無線機器が、無線情報処理装置100に最も近い位置にあると考えられる場合に有効である。
次に、図7に示すように、アクセスポイント機能部112と無線端末Bとの間で、インフラストラクチャーモードによるデータ通信を確立する(ステップS130)。具体的には、アクセスポイント機能部112から無線端末Bへ接続要求が送信され、この接続要求を無線端末Bが受信することにより、データ通信が確立する。そして、アクセスポイントエミュレーションドライバ132によるアクセスポイントのエミュレーションが開始され(ステップS140)、無線情報処理装置100の無線端末機能部110と無線端末Bとの間のインフラストラクチャーモードによる無線の直接通信が行われる。
これに対して、上述したステップS90において、無線情報処理装置100がアクセスポイントモードではないと判断した場合(ステップS90:NO)には、アクセスポイント機能部112の機能をオフ状態にして(ステップS150)、子機として接続を開始する(ステップS160)。
以上のように、本実施形態に係る無線情報処理装置100によれば、独立したアクセスポイントAPを設けずとも、無線機器と他の無線端末との間でインフラストラクチャーモードによる直接通信を実現することができる。これにより、通信速度の向上や設定の簡易化を図ることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。特に、無線情報処理装置100がフォトビューア140などの携帯型の無線端末である場合には、自宅などで独立したアクセスポイントAPを介してインフラストラクチャーモードでデジタルカメラ142等と接続していたような使用態様下で、これらフォトビューア140とデジタルカメラ142とを自宅外に持ち出しても、アドホックモードに切り替えることなく、フォトビューア140とデジタルカメラ142との間の無線通信を実現することができる。
また、無線情報処理装置100のアクセスポイント機能部112をソフトウェアによりエミュレーションにより実現することとしたので、無線情報処理装置100にアクセスポイントのハードウェアを追加する場合と比べて、安価に実現できるとともに、無線情報処理装置100における消費電力の増大を抑えることができる。さらには、ハードウェア追加による部品点数の増大を招くこともなく、無線情報処理装置100の小型化を維持することができる。
また、無線情報処理装置100に接続できる無線端末を、同じアクセスポイントAPに接続されていた無線端末に限定したので、他人のデジタルカメラ等の無線機器が、期せずし無線情報処理装置100に接続されてしまう事態を回避することができる。
さらに、無線情報処理装置100に接続できる無線端末を1台に限定したので、無線情報処理装置100の処理負荷を軽減することができ、無線情報処理装置100に搭載するCPU能力を抑制しつつ、インフラストラクチャーモードによる直接通信を実現でき、無線情報処理装置100のコスト増大を回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、無線端末でもあるフォトビューア140が無線情報処理装置100の場合を説明したが、他の無線端末が無線情報処理装置100を構成するようにしてもよい。すなわち、デジタルカメラ142やプリンタ144、テレビジョン146にアクセスポイント機能部112を設けて、無線情報処理装置100を構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、無線端末を特定するための情報としてMACアドレスを用いることしたが、MACアドレス以外の情報を用いて個々の無線端末を特定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、アクセスポイントエミュレーションドライバ132をすべてソフトウェアにより構成することを想定したが、アクセスポイントのエミュレーションに必要な機能の一部をハードウェアにより実現するようにしてもよい。この場合、ソフトウェアとハードウェアとが協働して、アクセスポイントのエミュレーション動作を行うこととなる。
アクセスポイントを介在したインフラストラクチャーモードにより、無線端末同士が通信する場合を説明する図。 アドホックモードにより、無線端末同士が通信する場合を説明する図。 本実施形態に係る無線情報処理装置の構成と、この無線情報処理装置に接続する無線端末を示す図。 図3の無線端末の通信レイヤ構成の一例を示す図。 図3の無線情報処理装置の通信レイヤ構成の一例を示す図。 物理的に独立したアクセスポイントに複数の無線端末がインフラストラクチャーモードで接続している状態を説明する図。 図3の無線情報処理装置と無線端末との間で、インフラストラクチャーモードによる直接通信を行う場合の手順を説明する図。 他のユーザのデジタルカメラがフォトビューアに接続されないことを説明する図。 無線情報処理装置が保持するMACアドレステーブルの構成の一例を示す図。 無線情報処理装置が保持する機器名保持テーブルの構成の一例を示す図。 無線情報処理装置が保持する別の態様の機器名保持テーブルの構成の一例を示す図。
符号の説明
A、B 無線端末
AP アクセスポイント
100 無線情報処理装置
110 無線端末機能部
112 アクセスポイント機能部
120 無線通信用ハードウェア
122 インタフェースドライバ
124 イーサネットドライバ
126 プロトコルドライバ
128 ファイルシステム
130 通信用アプリケーション
132 アクセスポイントエミュレーションドライバ

Claims (8)

  1. 外部のアクセスポイントにインフラストラクチャーモードで接続可能な無線端末機能部と、
    アクセスポイントの機能をエミュレーションし、外部の無線端末とインフラストラクチャーモードで接続可能であり、且つ、前記無線端末機能部とインフラストラクチャーモードで接続可能な、アクセスポイント機能部と、
    を備えており、
    前記アクセスポイント機能部を介して、前記無線端末機能部と前記外部の無線端末とがインフラストラクチャーモードを用いて無線通信が可能である、ことを特徴とする無線情報処理装置。
  2. 前記アクセスポイント機能部は、アクセスポイントの機能をエミュレーションするソフトウェアにより実現されている、ことを特徴とする請求項1に記載の無線情報処理装置。
  3. 前記アクセスポイント機能部に無線接続可能な無線端末を特定する情報を保持する、接続端末特定情報保持部をさらに備えており、
    前記アクセスポイント機能部は、前記接続端末特定情報保持部に登録されている無線端末については、当該アクセスポイント機能部への接続を認めるが、前記接続端末特定情報保持部に登録されていない無線端末については、当該アクセスポイント機能部への接続を認めない、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線情報処理装置。
  4. 前記アクセスポイント機能部に同時に接続可能な無線端末の台数は1台に制限されている、ことを特徴とする請求項3に記載の無線情報処理装置。
  5. 複数の無線端末が前記アクセスポイント機能部に接続可能な場合には、これら接続可能な複数の無線端末の中から1台をユーザに選択させる、第1無線端末選択機能部を、さらに備えることを特徴とする請求項4に記載の無線情報処理装置。
  6. 前記無線端末を特定する情報と、その無線端末の機器名との対応関係を保持する、機器名保持部をさらに備えており、
    前記第1無線端末選択機能部がユーザに接続可能な複数の無線端末の中から1台の無線端末を選択させる際には、前記機器名保持部に保持されている機器名を表示し、ユーザに機器名に基づいて接続する無線端末を選択させる、ことを特徴とする請求項5に記載の無線情報処理装置。
  7. 複数の無線端末が前記アクセスポイント機能部に接続可能な場合には、これら接続可能な複数の無線端末の中から、最も無線強度の強い無線端末を選択する、第2無線端末選択機能部を、さらに備えることを特徴とする請求項4に記載の無線情報処理装置。
  8. アクセスポイントの機能をエミュレーションするアクセスポイント機能部と、外部の無線端末との間を、インフラストラクチャーモードで接続するステップと、
    外部のアクセスポイントにインフラストラクチャーモードで接続可能な無線端末機能部と、前記アクセスポイント機能部との間を、インフラストラクチャーモードで接続するステップと、
    前記アクセスポイント機能部を介して、前記無線端末機能部と前記外部の無線端末とがインフラストラクチャーモードを用いて無線通信をするステップと、
    を備えることを特徴とする無線情報処理装置の制御方法。
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