JP2008235870A - 2つの独立電流路の能動的ドリフト補償を有する磁石コイルシステム - Google Patents

2つの独立電流路の能動的ドリフト補償を有する磁石コイルシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008235870A
JP2008235870A JP2008027733A JP2008027733A JP2008235870A JP 2008235870 A JP2008235870 A JP 2008235870A JP 2008027733 A JP2008027733 A JP 2008027733A JP 2008027733 A JP2008027733 A JP 2008027733A JP 2008235870 A JP2008235870 A JP 2008235870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil system
magnet coil
partial
partial coils
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008027733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4796085B2 (ja
Inventor
Rolf Spreiter
スプレーター ロルフ
Patrick Vonlanthen
ヴォンランセン パトリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bruker Biospin SAS
Original Assignee
Bruker Biospin SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bruker Biospin SAS filed Critical Bruker Biospin SAS
Publication of JP2008235870A publication Critical patent/JP2008235870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4796085B2 publication Critical patent/JP4796085B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/005Methods and means for increasing the stored energy in superconductive coils by increments (flux pumps)
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/381Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
    • G01R33/3815Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets with superconducting coils, e.g. power supply therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/006Supplying energising or de-energising current; Flux pumps
    • H01F6/008Electric circuit arrangements for energising superconductive electromagnets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/825Apparatus per se, device per se, or process of making or operating same
    • Y10S505/851Control circuit for electromagnetic device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】2つの独立した電気回路を備え、簡単な方法で有効なドリフト補償を行うことができる、磁石コイルシステムを提供する。
【解決手段】極低温にて少なくとも部分的に超伝導性を有する磁石コイルシステム(2)であって、直列に接続され、且つそれぞれが超伝導スイッチ(6、7、8)によって橋絡される少なくとも2つの部分コイル(3、4、5)であって、超伝導スイッチ(6、7、8)が閉路されたとき、部分コイルは独立した電気的ループ(11、12、13)を形成するものを備える磁石コイルシステム(2)において、2つの電気的ループ(11、12)が共通部分を有し、2つの部分コイル(3、4)の電気的ループ(11、12)の共通部分(14)に回路構成された磁束ポンプ(10)が設けられ、動作状態では2つの部分コイル(3、4)を流れる電流の全てが、磁束ポンプ(10)を通って流れることを特徴とする。このようにして、2つの独立した電気的ループのドリフトは、少ない装置により補償することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、極低温にて少なくとも部分的に超伝導性の磁石コイルシステムであって、少なくとも2つの直列に接続された部分コイルであって、それぞれが超伝導スイッチによって橋絡されるものを備え、これにより超伝導スイッチが閉路されたときに部分コイルが独立した電流ループを形成する磁石コイルシステムに関する。
このタイプの磁石コイルシステムは、特許文献1に記載されている。
それぞれのコイルが超伝導スイッチによって橋絡される、いくつかの超伝導コイルを直列に接続することにより、コイルは、単一の電流源および単一の対の電流供給ラインを用いて、順次、個々の電流で充電することができる。コイルが互いに磁気的に減結合されている場合は、各コイルはその電流で直接、充電することができる。この原理は通常、互いに結合しないように設計される、シムコイルを充電するのに用いられる。そうでない場合は、結合を考慮に入れなければならず、充電の順序が守られなければならない。
同じ原理が、磁石システムの部分コイルを、異なる電流で充電するためにも用いられる。これは、特に、磁石システムが従来型の超伝導体(LTS)から成る部分コイルと、高温超伝導体(HTS)から成る部分コイルとを備える場合に重要である。様々な部分コイル内で異なる電流を用いることにより、システム設計に自由度が追加される。利用可能なHTSの寸法は限られるので、最適システムの設計に対しては、これらの自由度に左右される。
特許文献1は、1つの純粋なHTS、および1つの純粋なLTS電気的ループを得るために、2つの電気的ループを使用する。これによってHTSとLTSの間の、問題のある超伝導接続が回避され、ドリフトの少ないシステムを実現することができる。同種の導体間の超伝導接続の技術が存在する。さらに、上述の設計に対する自由度を、2つの電気的ループを用いることによって上げることができる。
特に、たとえば高分解能の核磁気共鳴の実験に使用される超伝導磁石システムに、HTSが用いられる場合は、ゆっくりとした電流損失(磁界ドリフト)の補償が必要である。HTSコイルがLTSコイルと直列に接続される場合、HTSとLTSの間の接続(HTS−LTS接合部)にしばしば問題があり、磁界ドリフトを生ずる。HTSコイルがそれ自体の電流路を有する場合は、インダクタンスは通常、非常に小さい。特に、HTSコイルは磁界に大きく寄与するので、配線または超伝導接続において生じた問題がほんの些細なものであっても、大きな磁界ドリフトを生ずる。HTSのいわゆるn値は、LTSに比べて小さいことが多い。n値は、以下説明するように、超伝導体を通って流れる電流Iに依存する、超伝導体の抵抗Rの挙動を表す。HTSのn値が小さいほど、負荷状態では、より大きな、補償されなければならない磁界ドリフトが生じることとなる。
また、LTSコイルを用いたドリフト補償が望ましい場合もある。配線上の電流負荷を増すことができ、それによって、より小型で、より費用のかからないシステムを実現することができる。さらに、超伝導接続が不完全な場合、または配線が損傷した場合の、費用のかかる修理作業を避けることができる。
このようなドリフト補償に適した手段は、磁束ポンプである。現在のところ、磁束ポンプを用いたドリフト補償によってのみ、「持続モード」のときに、すなわち磁石コイルシステムを「駆動モード」動作させる場合のように磁流を恒久的にクライオスタット内へ導かなくても、長期的かつ連続的にドリフトを補償することが可能である。
また、2つの独立した電気的ループを用いることは、設計に対する追加の自由度を得るために望ましい。これにより超伝導体の利用が改善され、したがって最終的に、より小型で、より費用のかからないシステムを実現することができる。特に、HTSは、限られた寸法でのみ利用可能であり、有効な設計を得るには、異なる電流および異なるコイル部分の自由度が必要である。
2つの独立した電気的ループと、ドリフト補償の両方が必要な場合は、それぞれの電気回路に磁束ポンプを設けることができる。これには大きな費用がかかり、クライオスタット内に大きなスペースを必要とし、また複雑さが増すことによって故障しやすくなる。さらに、両方の磁束ポンプを制御することが必要になり、磁界制御は複雑になる。特に、どの部分コイルがどの部分の磁界損失を引き起こしているのかを判定するのが難しくなる。しかしこの判定は、両方の磁束ポンプの動作を正しく制御し、個々の電流を一定に保つために必要である。しかし、2つの磁束ポンプを用いると、一方の電気回路から他方に流れる無制御の電流が生じる可能性が高くなる。これを防止するには、部分コイルの電流を測定しなければならなくなるが、これは、たとえば、磁石のわずかに外側の測定巻線内でホールプローブを使用するなど、比較的困難なものとなる。この測定は、しかし、十分に正確かどうかは疑わしい。全体として、このような方法でドリフト補償を実現するのは、実用的とは思われない。
米国特許出願公開第2006/0066429号明細書
本発明の目的は、2つの独立した電気回路を備え、簡単な方法で有効なドリフト補償を行うことができる、磁石コイルシステムを提供することにある。
本発明は、2つの電気回路が1つの共通部分を備え、2つの部分コイルの電気回路の共通部分に回路構成された1つの磁束ポンプが設けられ、動作状態では2つの部分コイルの総電流が磁束ポンプを通って流れることを特徴とする。
したがって本発明の磁石コイルシステムは、異なる電流を有する2つの電気的ループに同時に対応することができる、ただ1つの供給源(磁束ポンプ)を使用する。磁束ポンプは、2つの部分コイルを流れる電流の全てが磁束ポンプを通って流れるように、超伝導電流路に接続され、供給源は、これらの部分コイル内に生じる電圧降下を補償する。このようにして、2つの独立した電気的ループのドリフトは、少ない装置により補償することができる。
本発明は、部分コイルの1つ以上が、少なくとも部分的に高温超伝導材料からなる場合に特に有利である。なぜなら、HTSコイルの超伝導配線接続の技術にはまだ問題があり、そのため一般に磁界ドリフトが大きいからである。
本発明の磁石コイルシステムは、好ましくは、NMR、MRI、EPR、またはFTMS分析計に用いられる。
2つの付勢された部分コイル内の電流は、両方の部分コイル内の電圧損失が同じになるように、互いに相対的に調整される。電圧が一定に保たれると、電流は、両方の部分コイルの超伝導体が同一の負荷になるように調整される。1つのコイル内の臨界電流が、たとえば、設計で仮定されたものより大きい場合、この配線は、より大きな電流を輸送し、他方の負荷はわずかに軽減される。したがってシステムは、2つの電流路内の負荷を一様に分配する固有の自己調節機構を有する。この方式における1つの欠点は、結果としての電流分配が前もって正確に分からないことである。これは、実効臨界電流、超伝導体のn係数、および生成された欠陥または抵抗性の配線接続に依存する。
動作状態において、電流分配はその緩やかさを維持しながら変化するので、個々の電気回路の各コイル部分は、電流再分配後も全体的な均一性が十分に良好である状態を維持するようにし、かつ電流再分配時に全体的な勾配が過度に急速に変化しないようにするため、発生磁界内の一定且つ必要最小限の均一性をもたなければならない。本発明の磁石コイルシステムの特に好ましい一実施形態では、サンプル体積内の2つの部分コイルは、十分に均一な部分磁界を発生する。これにより、供給源によって引き起こされる部分コイル内の電流再分配にも関わらず、サンプル体積内で使用するのに十分に均一な磁界、具体的には、対応する部分磁界のH2磁界勾配が0.1ガウス/(cmA)より小さくなるものが発生する。
H2勾配は、円柱座標における球面調和関数での磁界プロファイルを展開したときの、2次の項および0次の項の係数であって磁石軸zに沿った部分の磁界プロファイルを表し、zに比例する。
磁石の磁界に対して、たとえばNMR、MRI、EPR、およびFTMSに使用するのに必要な均一化を行わなければならない場合は、まず、磁石のH2勾配を最小にしなければならない。これは、たとえば、正と負のH2勾配を有する部分コイルを組み合わせることによって達成される。電流が、部分コイルの設計に用いられた値からずれると、システムが実用にならなくなるほど、全体的な均一性を損ない得る。
部分コイルの対応する部分磁界のH2勾配が、上述のように0.1ガウス/(cmA)より小さい場合は、室温シムを用いて、全体的なシステムのH2勾配を補正することができる。通常の電流差の10Aを仮定すると、H2勾配はせいぜい1ガウス/cmとなり、これは通常の室温シムシステムでのZ2シムの可能な最大電流の約半分に対応する。部分コイルのH2勾配は、たとえば巻線パケットにおけるノッチ構造を用いることによって低減することができる。この目的のために、巻線パケットの中心の1つの領域内の電流密度を、この領域内に輸送電流のより小さい巻線を設けるか、または何も設置しないことによって低減することができる。
部分コイルの1つ以上が、他の部分コイルから主として誘導的に減結合されるのが好ましい。他の部分コイル中の電流に過度の影響を与えずに、部分コイルをそれに応じた電流で次々に充電することができるので、外部電流源を用いて負荷状態にすることが容易になる。一方、減結合されていない1つの部分コイルがクエンチを起こした場合は、他の部分コイル中に危険な大電流が誘導的に蓄積し、さらにはそれによりこれらの部分コイルが破壊され得る。
いくつかの部分コイルからなる磁石コイルシステムのインダクタンスは、対称インダクタンスマトリックスLijによって表すことができる。そのマトリックスの対角要素は部分コイルの自己インダクタンスに対応し、非対角要素は2つの部分コイルの間の結合を表す。対応する非対角要素が、対応する対角要素の少なくとも1/5より小さい場合、すなわちi≠kであるすべてのiに対して、Lkk≧5×Lkiを満たす場合は、2つの部分コイルの間の結合は小さい。その場合、部分コイルは、「誘導的に減結合されている」と言われる。
本発明の磁石コイルシステムの1つの特定の実施形態では、部分コイルの1つ以上が直列に接続された小区分に分割される。
この実施形態の他の1つの有利な発展形態では、小区分は、少なくとも部分的に、異なる複数の区域に配置される。部分コイルの小区分を異なる区域へ分散させることにより、部分コイルのH2勾配の低減に用いることができる。コイルのその部分におけるH2勾配が互いに部分的に補償されるように小区分を配置できるからである。
特に好ましい一実施形態では、小区分の少なくとも一部は反対方向に分極されており、漂遊磁界の能動的な遮蔽として働く。
本発明はまた、少なくとも1つの極低温室を有するクライオスタット内に配置された、本発明に係る磁石コイルシステムを備える磁石構成であって、複数の部分コイルのための1つの共通電源を接続することができ、共通電源は、部分コイルを、2つの共通の供給ラインを通じて次々に異なる電流を供給する、磁石構成に関する。
この磁石構成の好ましい一実施形態では、磁束ポンプは、磁石コイルシステムと同じ極低温室内に配置される。
本発明はまた、本発明に係る磁石コイルシステムを動作させる方法であって、電気回路は、部分コイルを負荷状態にするために外部充電装置に接続され、磁束ポンプを含む複数の電気回路の動作電流は、外部充電装置を取り除いて磁束ポンプをスイッチオンした後に定常状態が得られるまでに、これらの電気回路の2つの動作電流の変化がせいぜい10%となるように、選択される方法を含む。
本発明のその他の利点は、説明および図面から得ることができる。上述および以下で述べる特徴は、個々にあるいは任意の組合せで集合的に用いることができる。図示および説明される実施形態は、網羅的な列挙であると理解されるべきではなく、本発明を説明するための例示的な性質のものである。
図1は、極低温室1内に配置された、本発明に係る磁石コイルシステム2を示す。磁石コイルシステム2は、直列に接続された3つの超伝導部分コイル3、4、5を備える。各部分コイル3、4、5は、超伝導スイッチ6、7、8によって橋絡される。部分コイル3、4、5は、超伝導スイッチ6、7、8が閉路されると、独立した電気的ループ11、12、13を形成する。磁石コイルシステム2は、少なくとも部分的に超伝導性を有するので、結果としてドリフトを生じる抵抗性成分を含み得る。これらの抵抗性成分は、たとえば超伝導性を有する部分コイルが、その臨界電流近くで動作する場合に生じ得る。しかし、磁石コイルシステム2内で用いられる接合部に欠陥があったり、または半田付けの結果抵抗性を有するようになっていたりすると、それによりドリフトを生じる可能性もある。
電源9は、磁石コイルシステム2を充電するために、1対の電流供給ライン15、16を通じて磁石コイルシステム2に接続される。それぞれ閉路されるスイッチによって橋絡される部分コイルの充電プロセスは、超伝導スイッチ6、7、8の1つ以上を閉路することによって中断することができ、一方、スイッチが閉路されていない部分コイルの充電プロセスは続行することができる。このようにして、部分コイル3、4、5は、異なる動作電流に充電することができる。これは、図2に示す従来型の磁石コイルシステム2’でも可能である。
図2に示される従来型の磁石コイルシステム2’とは異なり、本発明に係る磁石コイルシステム2の部分コイル3、4、5は、部分コイル3、4の電気回路11、12が、共通部分14を有するように橋絡される。部分コイル3、4、5は、HTSまたはLTSコイルとすることができる。電気回路11、12が共通部分14を有する、2つの部分コイル3、4の一方は、好ましくはHTS材料から製造され、他方の部分コイルはLTSコイルである。
磁束ポンプ10は、共通部分14内に設けられ、部分コイル3と部分コイル4の両方へ供給する。このようにして、単一の磁束ポンプ10が2つの部分コイルへ供給し、それによって磁石コイルシステム内の2つの部分コイルのドリフトを同時にかつ有効に補償し、部分コイルは異なる電流で動作させることができる。図1は、磁束ポンプ10の特定の構成を示す。他の実施形態の磁束ポンプを用いることもできる。
したがって、本発明に係る磁石コイルシステムはさらに、使用されるHTS−LTS、LTS−LTS、またはHTS−HTSの間の接合部が不完全でも、過度のドリフトによって磁石システムが使用に適さなくなる危険をなくすことができる。
全体的なシステムの磁界を安定化するために、供給源の電圧だけが制御される。通常の磁束ポンプに対しては、この電圧は非常に小さく、0〜0.1mVの範囲内である。通常、部分コイル3、4の一方のインダクタンスは、他方の部分コイルよりずっと小さく、これは、たとえばHTSを用いた部分コイルは、磁石コイルシステム2の最も内側の部分に対してのみ用いられ、したがってインダクタンスが小さいからである。このような大きなインダクタンスと小さなインダクタンスを有するシステムが、共通の電圧で制御される場合は、所望の磁界を維持するために、常にまずインダクタンスの小さい部分コイルが反応し、平衡状態に達するまで、大きな時定数での電流再分配が続く。インダクタンスの小さいコイルは、システムが磁石全体にわたる磁束ポンプの動作に比べて速く反応するので、有利である。これにより、磁界の制御が改善される。
部分コイル3、4が充電されるとき、部分コイル3、4の電流は、部分コイル3、4を含む2つの電気回路11、12が、一定の電流を維持するために同じ電圧を必要とするように、調整される。実際には、システムは自己調節機構を有しており、両方の部分コイルの電圧損失が同じになるように、独立した電気回路の電流は基本的にそれら自体で調整する。電流再分配は、数カ月または数年の時間スケールで生じるので、充電時に、必要な電流の1回の最初の粗調整が必要となり、それについて以下に述べる。
物理的な超伝導体は、残留抵抗を有し、これは臨界電流Iに近づくほど増加する。導体の1メートルの長さ当たりの電圧降下は、以下の式によって近似することができる。
ただし、臨界電流Iは、電流がI=Iのとき、電圧が導体の1メートルの長さ当たり10μV低下するものとして定義される。Lは、導体の長さであり、指数nは、n係数と呼ばれ、通常の超伝導体材料に対しては、20から40の程度の値を有する。臨界電流Iとn係数は、磁界強度の関数であり、この磁界強度はコイルの位置に依存するので、導体長さにわたる積分が必要である。したがってコイルの総電圧降下は、次のようになる。
2つの部分コイルを用いて、ある所望の磁界Btotを得るものとし、両方の部分コイルの電圧降下が同じであるものとすると、以下の2つの式が満たされなければならない。
および
ただし、AおよびAは、それぞれの部分コイルの1アンペアの電流当たりのサンプル体積内に発生される磁界強度である。次いで、部分コイルの必要な動作電流IおよびIは、上記2つの式から数値的に求めることができる。明らかに、超伝導体の材料特性は正確には分からないので、これによって電流を正確に求めることはできない。
単独では各部分コイルの均一性、特にH2勾配は、磁石コイルシステム全体より悪いので、上式の理想値からの電流のずれは、結果として均一性のずれを生じる。システムは、このずれが許容されるかまたはNMR分析計で通常用いられる室温シムシステムによって補正されるような、大きさとしなければならない。これらの基準の1つが満たされると、サンプル体積内の磁界は、十分に均一であると見なされる。理想電流分配からのずれによってH2勾配が変化し得るのは、上述の基準が満たされる範囲であって、せいぜい1ガウス/cmである。部分コイルは、部分コイルの磁界勾配が0.1ガウス/(cmA)より小さくなるように、適切に設計される。この場合、充電後の10Aの電流のずれは許容することができる。なぜならば、それによって生ずるH2勾配は、通常の室温シムシステムの最大電流の約半分で補償することができるからであり、それにより実質上、十分に正確な初期充電状態に容易にかつ高い信頼度で到達させることができる。これに対する1つの条件は、超伝導体の材料パラメータが比較的良く分かっていることであるが、これは現代の測定方法を用いれば問題ない。
本発明の構成における挙動は、1つの例示的モデルによって説明される。Software Simplorer Version 7.0を用いて、シミュレーションが行われた。モデルシステムは、異なる動作電流を有する2つの部分コイル3および4と、共通の磁束ポンプ10からなる。部分コイル3はHTSから製造され、一方、部分コイル4は従来型の超伝導体(LTS)で巻かれる。これらの部分コイルに対し、以下のパラメータが用いられた。
シミュレーションを単純にするために、電流と電圧の関係の積分形を用いた。これは当然近似に過ぎないが、コイルの動作を定性的に表す。
2つのコイルは互いに減結合され、磁束ポンプは11μVの一定の維持電圧を発生すると仮定する。パラメータは、システムが定常のままとなるように、すなわち有限のn値による電圧損失が、磁束ポンプによって発生される電圧により、両方の部分コイルに対して補償されるように選択した。結果としての全体的な磁界は、700.186MHzのNMRプロトン周波数に対応する。
ここで、HTSコイルの超伝導体の臨界電流Iが、計算で用いた値より10A大きく、すなわち、I=180Aであると仮定する。次いで、HTSコイルは13日内に126.55Aまで充電され、結果として磁界は706.225MHzに増加する。したがって、LTSコイルが定常のままとなり、所望の磁界は維持されるように、維持電圧は4μVに減らさなければならない。これに続いて、2つの部分コイルの間の平衡化プロセスが続く。このプロセスはは非常にゆっくりであり、数年かかり得る。LTSコイルは非常にゆっくりと放電され、新しい定常状態に到達するまで、維持電圧は、再び8.5μVまで連続的に増加されなければならない。次いで電流は、新たに配分され、HTSに対する新しい値は125.0A、LTSに対する新しい値は242.97Aとなる。HTSコイルは予想より良好な導体となるので、約5.2Aの追加の電流を輸送しなければならない。この場合、LTSコイルの負荷は2Aだけ減少される。
この例は、設計に用いた値からの材料パラメータのずれが、部分コイルの間の電流再分配を引き起こすことを示す。これらの電流再分配は、非常に緩慢であり、システムのユーザには気付かれないままとなる。
本発明に係るドリフト補償を行う磁石コイルシステムの回路図である。 従来技術に係るドリフト補償を行わない磁石コイルシステムの回路図である。
符号の説明
1、1’ 極低温室
2、2’ 磁石コイルシステム
3、3’ 部分コイル
4、4’ 部分コイル
6、6’ 超伝導スイッチ
7、7’ 超伝導スイッチ
8、8’ 超伝導スイッチ
9、9’ 電源
10 磁束ポンプ
11、11’ 電気回路
12、12’ 電気回路
13、13’ 電気回路
14 電気回路11と12の共通部分

Claims (9)

  1. 極低温にて少なくとも部分的に超伝導性を有する磁石コイルシステム(2)であって、直列に接続され、且つそれぞれが超伝導スイッチ(6、7、8)によって橋絡される少なくとも2つの部分コイル(3、4、5)であって、前記超伝導スイッチ(6、7、8)が閉路されたとき、前記部分コイルは独立した電気的ループ(11、12、13)を形成するものを備える磁石コイルシステム(2)において、
    前記2つの電気的ループ(11、12)が共通部分を有し、前記2つの部分コイル(3、4)の前記電気回路(11、12)の前記共通部分(14)に回路構成された磁束ポンプ(10)が設けられ、動作状態では前記2つの部分コイル(3、4)を流れる電流の全てが、前記磁束ポンプ(10)を通って流れることを特徴とする磁石コイルシステム(2)。
  2. 前記部分コイル(3、4、5)の1つ以上が、少なくとも部分的に高温超伝導材料からなることを特徴とする請求項1に記載の磁石コイルシステム(2)。
  3. 前記磁石コイルシステム(2)が、NMR、MRI、EPRまたはFTMS分析計に用いられることを特徴とする請求項1又は2記載の磁石コイルシステム(2)。
  4. 前記2つの部分コイル(3、4)が、サンプル体積内に十分に均一な部分磁界を発生し、それにより、前記供給源(10)によって引き起こされる前記部分コイル内の電流再分配にも関わらず、前記サンプル体積内で使用するのに十分に均一な磁界、具体的には、対応する部分磁界のH2磁界勾配が0.1ガウス/(cmA)より小さくなるものが発生することを特徴とする請求項3記載の磁石コイルシステム(2)。
  5. 前記部分コイル(3、4、5)の1つ以上が、直列に接続された小区分に分割されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁石コイルシステム(2)。
  6. 前記小区分が、少なくとも部分的に、異なる複数の区域に配置されることを特徴とする請求項5記載の磁石コイルシステム(2)。
  7. 前記小区分の少なくとも一部は反対方向に分極されており、漂遊磁界の能動的な遮蔽として働くことを特徴とする請求項5又は6記載の磁石コイルシステム(2)。
  8. 少なくとも1つの極低温室を有するクライオスタット内に配置された、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁石コイルシステム(2)を備える磁石構成であって、前記部分コイル(3、4、5)のための共通電源(9)を接続することができ、それを用いて前記部分コイル(3、4、5)に、2つの共通電源ラインを通じて次々に異なる電流を供給することができる磁石構成。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁石コイルシステムを動作させる方法において、
    前記電気的ループ(11、12、13)は、前記部分コイル(3、4、5)を充電するために外部充電装置(9)に接続され、前記磁束ポンプを含む前記電気的ループ(11、12)の動作電流は、前記外部充電装置(9)を取り除いて前記磁束ポンプ(10)をスイッチオンした後に定常状態が得られるまでに、これらの電気的ループ(11、12)の2つの動作電流の変化が最大で10%となるように選択されることを特徴とする方法。
JP2008027733A 2007-02-08 2008-02-07 2つの独立電流路の能動的ドリフト補償を有する磁石コイルシステム Expired - Fee Related JP4796085B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007006324.7 2007-02-08
DE102007006324A DE102007006324B4 (de) 2007-02-08 2007-02-08 Magnetspulensystem mit aktiver Driftkompensation für zwei unabhängige Strompfade

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008235870A true JP2008235870A (ja) 2008-10-02
JP4796085B2 JP4796085B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=39357984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027733A Expired - Fee Related JP4796085B2 (ja) 2007-02-08 2008-02-07 2つの独立電流路の能動的ドリフト補償を有する磁石コイルシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7606019B2 (ja)
EP (1) EP1956614B1 (ja)
JP (1) JP4796085B2 (ja)
DE (1) DE102007006324B4 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9810755B2 (en) 2013-12-16 2017-11-07 General Electric Company System and method for energizing a superconducting magnet
GB201513597D0 (en) * 2015-07-31 2015-09-16 Magnifye Ltd Apparatus and methods for changing the magnetisation of a superconductor

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263411A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 超電導マグネツトの励磁方法
JP2003068519A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Kobe Steel Ltd 超電導磁石装置、および、超電導磁石装置での磁場安定化方法
JP2005183971A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Bruker Biospin Ag 連続動作するフラックスポンプを備えた超伝導磁石システム及び対応するその運転方法
JP2007059920A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Bruker Biospin Ag 接続可能な抵抗要素を備えた超伝導磁石構造

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1068372A (en) * 1963-05-29 1967-05-10 Gen Electric Electric current pumping arrangement
US3522512A (en) * 1967-09-15 1970-08-04 Gen Electric Flux pump with thermal cryotrons
US3568002A (en) * 1968-11-18 1971-03-02 Atomic Energy Commission Multiaction flux pump
DE10065420C2 (de) 2000-12-27 2003-08-07 Siemens Ag Flusspumpe mit Hochtemperatursupraleiter und damit zu betreibender supraleitender Elektromagnet
DE102004007340B4 (de) 2004-02-16 2008-10-16 Bruker Biospin Gmbh Driftarmes supraleitendes Hochfeldmagnetsystem und hochauflösendes magnetisches Resonanzspektrometer
US7064550B2 (en) * 2004-11-16 2006-06-20 General Electric Company Method and apparatus for field drift compensation of a superconducting magnet

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263411A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 超電導マグネツトの励磁方法
JP2003068519A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Kobe Steel Ltd 超電導磁石装置、および、超電導磁石装置での磁場安定化方法
JP2005183971A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Bruker Biospin Ag 連続動作するフラックスポンプを備えた超伝導磁石システム及び対応するその運転方法
JP2007059920A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Bruker Biospin Ag 接続可能な抵抗要素を備えた超伝導磁石構造

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010014878, Yukikazu Iwasa, "Microampere flux pumps for superconducting NMR magnets Part 1: basic concept and microtesla flux mea", Cryogenics, 20010906, No.41, pp.385−391 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20080191823A1 (en) 2008-08-14
DE102007006324B4 (de) 2011-04-28
EP1956614A3 (de) 2009-04-08
EP1956614A2 (de) 2008-08-13
US7606019B2 (en) 2009-10-20
EP1956614B1 (de) 2012-02-01
DE102007006324A1 (de) 2008-08-21
JP4796085B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7157999B2 (en) Low drift superconducting high field magnet system
Wikus et al. Commercial gigahertz-class NMR magnets
EP0826977B1 (en) Compact MRI superconducting magnet
US7183769B2 (en) Superconducting magnet system with drift compensation
US8965468B2 (en) Persistent-mode high-temperature superconducting shim coils to enhance spatial magnetic field homogeneity for superconducting magnets
US6307370B1 (en) Active shielded superconducting assembly with improved compensation of magentic field disturbances
JP6861263B2 (ja) 超伝導ボアに補助磁場を発生させることによる、超伝導バルク磁石を着磁するための方法
Iguchi et al. Advanced field shimming technology to reduce the influence of a screening current in a REBCO coil for a high-resolution NMR magnet
US9715958B2 (en) Method for energizing a superconducting magnet arrangement
CN111292914B (zh) 用于给hts匀场装置充电的方法和磁体布置系统
Ahn et al. 3-D field mapping and active shimming of a screening-current-induced field in an HTS coil using harmonic analysis for high-resolution NMR magnets
US20090237076A1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus, a method and a computer program for compensation of a field drift of the main magnet
JP4796085B2 (ja) 2つの独立電流路の能動的ドリフト補償を有する磁石コイルシステム
US20140043028A1 (en) Method and apparatus for shimming a superconducting magnet
JP2022003681A (ja) 軸方向積層バルク副磁石の個々の温度制御を伴う超伝導磁石システム
US7064550B2 (en) Method and apparatus for field drift compensation of a superconducting magnet
Jang et al. A new method to improve field uniformity for application to a newly developed 5 T EMPS superconducting magnet system
Laukien et al. Superconducting NMR magnet design
Dixon et al. Performance of the ultra wide bore 900 MHz NMR magnet at the national high magnetic field laboratory
EP0145940B1 (en) Electric circuit for high uniformity magnetic field
US6972652B2 (en) Method for homogenizing a super-conducting NMR magnet
US11875936B2 (en) Method for homogenizing a magnetic field profile of a superconductor magnet system
US20240345190A1 (en) Superconducting magnet system for generating homogeneous magnetic field
Maki et al. Development of shimming system for a highly sensitive NMR spectrometer with a superconducting split magnet
Mukai et al. Measurement test of phase difference in a high Tc superconducting magnet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4796085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees