JP2022003681A - 軸方向積層バルク副磁石の個々の温度制御を伴う超伝導磁石システム - Google Patents
軸方向積層バルク副磁石の個々の温度制御を伴う超伝導磁石システム Download PDFInfo
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Abstract
Description
・室温ボアを有するクライオスタットと、
・クライオスタット内に収容され、室温ボアと同軸に配置された超伝導バルク磁石と、
・超伝導バルク磁石を冷却するために適用された極低温冷却システムと、
を備える超伝導磁石システムであって、
超伝導バルク磁石が、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石を備え、
バルク副磁石が、略リング状であり、室温ボアと同軸に配置され、
軸方向に隣接する各2つのバルク副磁石の間には、中間体が配置され、
中間体が、略リング状であり、室温ボアと同軸に配置され、
バルク副磁石が中間体上に支持される、
超伝導磁石システムに関する。
中間体が、バルク副磁石の材料の比熱伝導率よりも小さい比熱伝導率を有する非金属断熱材料から製作され、
極低温冷却システムが、各バルク副磁石の温度を独立して制御するために適用され、
各バルク副磁石のために、
・それぞれのバルク副磁石の温度を感知するための温度センサと、
・それぞれのバルク副磁石における加熱力および/または冷却力を調整するための調整ユニットと、
が存在する
ことを特徴とする超伝導磁石システムである。
本発明の超伝導磁石システムの好ましい実施形態では、
各バルク副磁石のために、それぞれのバルク副磁石に熱的に接続されたヒータ素子が存在し、特に、ヒータ素子は電気ヒータ素子である。個々のヒータ素子は、バルク副磁石の温度を迅速かつ正確に設定するのに有用である。電気ヒータ素子は、特にコンパクトに構築され得、比較的安価である。
極低温冷却システムが、全バルク副磁石のための共通冷却ステージを備え、
各バルク副磁石のために、共通冷却ステージからバルク副磁石それぞれへの熱的接続が存在し、
特に、熱的接続が熱インピーダンスを備えることを提示する。これは、バルク副磁石に冷却力を提供するための簡単でコンパクトな方法である。共通冷却ステージは、クライオ冷却器に熱的に結合される。典型的には、熱インピーダンスは固定される。ただし、熱的接続に、調整可能な熱インピーダンスを含めることが可能である。
極低温冷却システムが、クライオスタットの内側にそのクライオ冷却器冷却ステージを有する恒久的に取り付けられた第1のクライオ冷却器、特にパルス管冷却器、を備え、クライオ冷却器冷却ステージが、熱インピーダンスを介して、または熱スイッチを介して共通冷却ステージに接続され、
クライオスタットが、ポートと、ポートから共通冷却ステージに到達し戻る外部冷却流体(an external cooling fluid)のための供給ラインとをさらに備え、
特に、外部冷却流体が、第2のクライオ冷却器によって供給されることを提示する。恒久的に取り付けられた第1のクライオ冷却器は、典型的には、冷却ステージを冷却するための通常動作中に使用される。対照的に、励磁手順中、第1のクライオ冷却器は、励磁磁石の漂遊磁場がその動作を歪める可能性があるため、停止される。代わりに、外部冷却流体によって冷却力が提供される。この冷却力は、典型的には別個の補助クライオスタットを有する一時的に設置された第2のクライオ冷却器によって提供される。
・励磁ボアを有する電気励磁磁石と、
・励磁ボア内に少なくとも部分的に配置された、本発明の上述の超伝導磁石システムと
を備える超伝導励磁設備が存在する。電気励磁磁石を用いて、超伝導バルク磁石を誘導的に励磁してもよく、本発明の超伝導磁石システムは、バルク副磁石の個々の温度を設定し、したがって、各バルク副磁石内の(その時点で最大の)誘導電流に影響を及ぼすことによって、特に均一な磁場分布を可能にする。
さらに、本発明の範囲内には、超伝導磁石システムを励磁するための方法が存在する。この方法は、超伝導磁石システムを励磁するための方法であって、
超伝導磁石システムが、
・室温ボアを有するクライオスタットと、
・クライオスタット内に収容され、室温ボアと同軸に配置された超伝導バルク磁石と、
・超伝導バルク磁石を冷却するために適用された極低温冷却システムと、
を備え、
超伝導バルク磁石が、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石(軸方向積層バルク副磁石)を備え、
超伝導磁石システムが、電気励磁磁石の励磁ボア内に少なくとも部分的に配置される
方法であって、
該方法は主磁場中冷却工程を含み、該主磁場中冷却工程において、電気励磁磁石の励磁電流が下降し、超伝導バルク磁石が、励磁磁石の磁束と対応する電流とを引き継ぎ、そしてここでは、主電流が、超伝導磁石システムおよび励磁磁石の設定に特有の基本分布スキームに従って相対的比率でバルク副磁石内に誘導され、そしてここでは、主磁場中冷却工程中において、バルク副磁石はいずれも磁気飽和しない
方法において、
極低温冷却システムが、各バルク副磁石の温度を独立して制御するために適用され、
予備励磁工程では予備電流がバルク副磁石に設定され、予備電流が、基本分布スキームとは異なる補正スキームに従って相対的比率を有することを特徴とし、
補正スキームに従って予備電流を設定することができるように、バルク副磁石の少なくとも一部の温度が、少なくとも一時的に互いに異なるように選択され、予備励磁工程中において、バルク副磁石の少なくとも一部が、少なくとも一時的に磁気飽和し、
主磁場中冷却工程が予備励磁工程の後に行われることで、バルク副磁石それぞれについて予備電流と主電流とが合計され、
予備電流と主電流との合計に基づく超伝導バルク磁石の磁場プロファイルが、主電流のみに基づく磁場プロファイルよりも均一である、
ことを特徴とする方法である。該方法は、上述の本発明の超伝導磁石システムに適用することができる。この方法によって、超伝導磁石システムの試料体積内に高い均一性を有する磁場を確立することが可能になる。
・その断面全体を使用して、その臨界電流を流すバルク副磁石、または
・その所定の温度およびバックグラウンド磁場において通電容量のないバルク副磁石
であってよい。
予備励磁工程中において、少なくとも2つのバルク副磁石が異なる温度にある間、電気励磁磁石の励磁電流が変化させられて、予備電流が前記バルク副磁石内に誘導され、
予備励磁工程での励磁電流のこの変化中に、バルク副磁石の少なくとも第1の部分が磁気飽和しているか、または磁気飽和になる
ことを提示する。
予備励磁工程が、第1フェーズおよび第2フェーズを含み、
第1フェーズでは、電気励磁磁石の励磁電流を変化させることにより、基本分布スキームに従って中間電流が超伝導バルク磁石内に誘導され、第1フェーズ中においてはバルク副磁石のいずれも磁気飽和せず、
第2フェーズでは、励磁電流が一定に保たれた状態で、バルク副磁石の第1の部分について、バルク副磁石のそれぞれの温度が上昇し、この上昇中に、この第1の部分のバルク副磁石が磁気飽和になり、温度のさらなる上昇中に、この第1の部分の磁気飽和したバルク副磁石内のそれぞれの中間電流の大きさが、予備電流の大きさまで減少することを提示する。この変形形態の例は、後述の方法B、方法C2、方法Eおよび方法Fに記載されている。この変形形態によって、バルク副磁石の個々の温度の段階的な調整が可能になり、これは、補正手順中に中間磁場プロファイルが繰り返し測定され、予備電流に基づき且つ補正スキームに従う超伝導バルク磁石の所望の磁場プロファイルに到達するまで個々の温度が再調整される場合に、特に有用である。次いで、これらの反復によって、所望の磁気プロファイルが高精度で確立され得る。なお、第1フェーズの予備励磁工程での励磁電流の変化方向は、後の主磁場中冷却工程での励磁電流の下降方向に対応してもよいし(方法B、E、Fを比較されたい)、その反対であってもよい(方法C2)。なお、第2フェーズ中、いくつかのバルク副磁石の中間電流はゼロにもなり得る。第1の部分は、1または複数のバルク副磁石を含み得る。
さらに、本発明の範囲内には、超伝導磁石システムの磁場プロファイルを均一化するための方法が含まれる。この方法は、超伝導磁石システムの磁場プロファイルを均一化するための方法であって、
超伝導磁石システムが、
・室温ボアを有するクライオスタットと、
・クライオスタット内に収容され、室温ボアと同軸に配置された超伝導バルク磁石と、
・超伝導バルク磁石を冷却するために適用された極低温冷却システムと、
を備え、
超伝導バルク磁石が、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石(軸方向積層バルク副磁石)を備え、
初期状態において、バルク副磁石が、初期分布スキームに従って相対的比率でそれぞれの初期電流を流す
方法であって、
該方法が、初期分布スキームとは異なる最終分布スキームに従って相対的比率で初期電流を最終電流に変化させる事後補正工程を含み、
最終電流に基づく、超伝導バルク磁石の磁場プロファイルが、初期電流に基づく磁場プロファイルよりも均一である
方法において、
極低温冷却システムが、各バルク副磁石の温度を独立して制御するために適用され、
初期電流を最終電流に変化させるために、バルク副磁石の少なくとも一部の温度が、少なくとも一時的に互いに異なるように選択されることで、
・バルク副磁石の第1の部分については、この第1の部分のバルク副磁石が、少なくともほぼ磁気飽和しており、特に少なくとも99%の相対磁気飽和を伴い、
・バルク副磁石の第2の部分については、この第2の部分のバルク副磁石が、磁気飽和から大幅に離れており、特に最大99%の相対磁気飽和、好ましくは最大95%の相対磁気飽和を伴う
ことを特徴とする方法が存在する。
図1は、電気励磁磁石3の励磁ボア3a内に部分的に配置された本発明の超伝導磁石システム2を備える、本発明による超伝導励磁設備1を概略図で示す。
図5〜図18は、予備励磁工程を含む、図1〜図4に示す励磁設備内の超伝導磁石システムなど、本発明による超伝導磁石システムを励磁するためのいくつかの例示的な変形形態(ここでは方法A、B、C2、D、E、FおよびGと呼ばれる)を示す。いずれの場合も、それぞれの第1の図(図5、図7、図9、図11、図13、図15および図17を参照)は、時間(右に向かってプロット)の関数として以下(上に向かってプロット)を示す:
・励磁電流I ch(一番上の概観図および上から2番目の拡大図の両方);
・バルク副磁石内の誘導電流I bulks(上から3番目の概観図および上から4番目の拡大図の両方);および
・バルク副磁石の温度T bulks(下から2番目の概観図および一番下の拡大図の両方)。
・300分の時点(時点G)および/または390分の時点(時点I)で、上側、中間および下側バルク副磁石によって発生した磁束密度B、ならびに全バルク副磁石全体(「合計」)によって発生した磁束密度B。図示される変形形態では、超伝導バルク磁石は3つのバルク副磁石を備える。
図5に示す方法Aにおいて、時間区間A〜Bでは、励磁磁石は約120A(アンペア)の励磁電流I chまで上昇し、バルク副磁石は約100Kの温度、すなわち、約92KであるそれらのTcritを上回る温度であるため、バルク副磁石は未励磁のままである。待機区間B〜Cの後、バルク副磁石の温度T bulksは、区間C〜DではTcrit未満に低下し、中間バルク副磁石については約79Kまで、上側および下側バルク副磁石については約76Kまで低下する。
図7に示す方法Bにおいて、時間区間A〜Bでは、ここでも励磁電流I chは、またしても約120Aまで上昇し、ここでバルク副磁石の温度T bulksは約100Kである。
図9に示す方法Cの変形形態では、バルク副磁石の温度T bulksがまだ約100Kである時間区間A〜B中において、ここでは、励磁電流I chは約119.84Aまでしか上昇しない。次いで、時間区間C〜Dでは、バルク副磁石の温度T bulksは、約75Kまで一様に低下し、ここで、バルク副磁石は、存在する、励磁磁石のバックグラウンド磁場において、いくらかの通電容量を有する。
図11に示す方法Dの変形形態(方法Aによく似ている)において、バルク副磁石がまだそれらの臨界温度Tcritを超える100Kの温度である時間区間A〜Bにおいて、励磁電流I chは約120Aまで上昇する。時間区間C〜Dにおいては、バルク副磁石の温度T bulksは約75Kまで一様に低下し、時間区間E〜Fにおいては、異なる温度T bulksが設定され、時点Fでは、中間バルク副磁石の温度は約77Kであり、上側および下側バルク副磁石の温度は少し低く約76Kである。
(例えば、製造公差に起因する)非対称磁場プロファイルをもたらす主磁場中冷却工程の主電流の基本的な電流分布スキームの場合においては、対応する非対称補正スキームに従って非対称予備電流を確立する必要がある。図13に示す方法Eは、例として、3つのバルク副磁石の予備電流が磁気中心に対して非対称となる補正スキームを確立する可能性を示す(なお、z=0での磁気中心は、中間バルク副磁石の軸方向中央に位置し、上側および下側バルク副磁石は、軸方向に対称に、磁気中心から離間している)。方法Eは上述した方法Bに似ているため、以下の説明では主な相違点に焦点を当てている。
図15に示す方法Fは、上に示した方法Bによく似ているため、とりわけ主な相違点を説明する。方法Fにおいて、時間区間E〜Fでは、励磁電流I chの電流変化の振幅は、約120.0Aから約119.6Aであり、したがって、方法Bと比較して著しく大きい。したがって、時点Fでの誘導バルク電流I bulkは、方法Bと比較して著しく大きく、ここで、上側および下側バルク副磁石のバルク電流I bulkは約900Aまで増加し、中間バルク副磁石のバルク電流I bulkは約700Aまで増加している。時間区間G〜Hにおいて中間バルク副磁石の温度T bulkを74Kから約77Kまで上昇させた後、中間バルク副磁石のバルク電流I bulkは、この温度並びに励磁磁石の存在するバックグラウンド磁場での通電容量の不足のために、ゼロまで低下し、一部の磁束と対応する電流とを引き継いだ上側および下側バルク副磁石のバルク電流I bulkは、約1200Aまで増加している。時点Hにおいて、または時点Iでの緩和後、予備電流が設定されている。
図17に示す方法Gは、非対称補正スキームに従って予備電流を確立し、ここでは3つの予備電流を異なる方法で個別に設定する方法の別の例である。方法Gは方法Aに似ているため、主な相違点のみを説明する。
有用な補正スキームや有用な予備電流を見出すためには、それぞれ、初めに基本分布スキーム、すなわち、従来通りにバルク副磁石内のゼロ電流から開始して励磁磁石によって超伝導磁石システムを励磁する場合のバルク副磁石内の電流分布を決定すべきである。これは、図19に示す、ここでは方法ゼロと呼ばれるものを適用することによって行うことができる(含まれる図については、上述の図5、図7、図9.図11.図13.図15.図17に関する説明を比較されたい)。
図22に示すように、本発明を使用して、主磁場中冷却工程が適用された後に超伝導磁石システムの磁場プロファイルを補正する(またはさらに補正する)こともできる。ここではこれを方法Iと呼ぶ。一般に、事後補正工程を適用する本発明の方法の過程では、個々のバルク副磁石の電流強度はわずかに変化するだけであり、その結果、最終電流は、それぞれ初期電流から典型的には10%以下、多くの場合5%以下だけ逸脱する。
2 超伝導磁石システム
3 電気励磁磁石
3a 励磁ボア
4 クライオスタット
5 超伝導バルク磁石
6a 上側バルク副磁石
6b 中間バルク副磁石
6c 下側バルク副磁石
7a〜7b 中間体
7c 追加の中間体
8 共通冷却ステージ
9 超伝導ボア
10 室温ボア
11 試料体積
12 極低温冷却システム
13a〜13c 調整ユニット
14a〜14c ヒータ素子
15a〜15c 熱インピーダンス
16a〜16c 温度センサ
17 第1のクライオ冷却器
17a クライオ冷却器冷却ステージ(第1のクライオ冷却器)
18 熱インピーダンス
19 ポート
20 供給ライン
21 第2のクライオ冷却器
21a クライオ冷却器冷却ステージ(第2のクライオ冷却器)
22 補助クライオスタット
23 補助供給ライン
24a〜24c 金属リング(コルセットリング)
25 孔(バルク副磁石)
25a 孔(中間体)
26 追加の金属リング(支持リング)
27 ノッチ
28 ヒータ巻線
29 凹部
50 主磁場中冷却工程
51 予備励磁工程
61 第1フェーズ
62 第2フェーズ
100 開始
101 初期磁場中冷却(方法ゼロ)
102 磁場プロファイルのマッピング
103 磁場プロファイルの評価
104 熱的リセット
105 最適化された磁場中冷却(方法A〜G)
106 熱的ドリフトシミングを開始(方法I)
107 磁場プロファイルの反復マッピング
108 収束の評価
109 温度調整
110 待機時間
111 終了
A 中心軸
OR 外側半径
RT 半径方向厚さ
Claims (25)
- ・室温ボア(10)を有するクライオスタット(4)と、
・前記クライオスタット(4)内に収容され、前記室温ボア(10)と同軸に配置された超伝導バルク磁石(5)と、
・前記超伝導バルク磁石(5)を冷却するために適用された極低温冷却システム(12)と、
を備える超伝導磁石システム(2)であって、
前記超伝導バルク磁石(5)は、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石(6a〜6c)を備え、
前記バルク副磁石(6a〜6c)は、略リング状であり、前記室温ボア(10)と同軸に配置され、
軸方向に隣接する各2つのバルク副磁石(6a〜6c)の間には、中間体(7a〜7b)が配置され、
前記中間体(7a〜7b)は、略リング状であり、前記室温ボア(10)と同軸に配置され、
前記バルク副磁石(6a〜6c)は、前記中間体(7a〜7b)上に支持される
超伝導磁石システム(2)において、
前記中間体(7a〜7b)は、前記バルク副磁石(6a〜6c)の材料の比熱伝導率よりも小さい比熱伝導率を有する非金属断熱材料から製作され、
前記極低温冷却システム(12)は、各バルク副磁石(6a〜6c)の温度を独立して制御するために適用され、
各バルク副磁石(6a〜6c)のために、
・それぞれの前記バルク副磁石(6a〜6c)の温度を感知するための温度センサ(16a〜16c)と、
・それぞれの前記バルク副磁石(6a〜6c)における加熱力および/または冷却力を調整するための調整ユニット(13a〜13c)と、
が存在する
ことを特徴とする超伝導磁石システム(2)。 - 各バルク副磁石(6a〜6c)のために、それぞれの前記バルク副磁石(6a〜6c)に熱的に接続されたヒータ素子(14a〜14c)が存在し、
特に、前記ヒータ素子(14a〜14c)は電気ヒータ素子(14a〜14c)である
ことを特徴とする請求項1に記載の超伝導磁石システム(2)。 - ヒータ素子(14a〜14c)のそれぞれは、それぞれの前記バルク副磁石(6a〜6c)の周りに巻かれた少なくとも1つのヒータ巻線(28)を備えることを特徴とする請求項2に記載の超伝導磁石システム(2)。
- 前記バルク副磁石(6a〜6c)は、少なくとも1つの金属リング(24a〜24c、26)によって半径方向外側が枠入れされ、
特に、前記少なくとも1つの金属リング(24a〜24c、26)が、それぞれの前記バルク副磁石(6a〜6c)の軸方向高さ全体に亘って延伸する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)。 - 前記少なくとも1つのヒータ巻線(28)は、前記金属リング(24a〜24c、26)の円周方向ノッチ(27)に配置されることを特徴とする請求項3および請求項4に記載の超伝導磁石システム(2)。
- 前記中間体(7a〜7b)は、ポリイミド材料またはガラス繊維強化プラスチック材料から製作されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)。
- 前記極低温冷却システム(12)は、全バルク副磁石(6a〜6c)のための共通冷却ステージ(8)を備え、
各バルク副磁石(6a〜6c)のために、前記共通冷却ステージ(8)から前記バルク副磁石(6a〜6c)それぞれへの熱的接続が存在し、
特に、前記熱的接続は熱インピーダンス(15a〜15c)を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)。 - 前記極低温冷却システム(12)は、前記クライオスタットの内側にそのクライオ冷却器冷却ステージ(17a)を有する恒久的に取り付けられた第1のクライオ冷却器(17)、特にパルス管冷却器、を備え、前記クライオ冷却器冷却ステージ(17a)は、熱インピーダンス(18)を介して、または熱スイッチを介して前記共通冷却ステージ(8)に接続され、
前記クライオスタット(2)は、ポート(19)と、前記ポート(19)から前記共通冷却ステージ(8)に到達し戻る外部冷却流体のための供給ライン(20)とをさらに備え、
特に、前記外部冷却流体は、第2のクライオ冷却器(21)によって供給される
ことを特徴とする請求項7に記載の超伝導磁石システム(2)。 - 1つ以上の軸方向内側バルク副磁石(6b)の半径方向厚さ(RT)は、軸方向外側バルク副磁石(6a、6c)の半径方向厚さ(RT)以上であり、
特に、全バルク副磁石(6a〜6c)は、同一の外側半径(OR)を有する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)。 - ・励磁ボア(3a)を有する電気励磁磁石(3)と、
・前記励磁ボア(3a)内に少なくとも部分的に配置された、請求項1から9のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)と、
を備える超伝導励磁設備(1)。 - 超伝導磁石システム(2)を励磁するための方法であって、
前記超伝導磁石システム(2)は、
・室温ボア(10)を有するクライオスタット(4)と、
・前記クライオスタット(4)内に収容され、前記室温ボア(10)と同軸に配置された超伝導バルク磁石(5)と、
・前記超伝導バルク磁石(5)を冷却するために適用された極低温冷却システム(12)と、
を備え、
前記超伝導バルク磁石(5)は、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石(6a〜6c)を備え、
前記超伝導磁石システム(2)は、電気励磁磁石(3)の励磁ボア(3a)内に少なくとも部分的に配置される
方法であって、
前記方法は、前記電気励磁磁石(3)の励磁電流(I ch)が下降し、前記超伝導バルク磁石(5)が、前記励磁磁石の磁束と対応する電流とを引き継ぐ主磁場中冷却工程(50)であって、主電流が、前記超伝導磁石システム(2)および前記電気励磁磁石(3)の設定に特有の基本分布スキームに従って相対的比率で前記バルク副磁石(6a〜6c)内に誘導され、主磁場中冷却工程(50)中において、前記バルク副磁石(6a〜6c)はいずれも磁気飽和しない主磁場中冷却工程(50)を含む
方法において、
前記極低温冷却システム(12)は、各バルク副磁石(6a〜6c)の温度を独立して制御するために適用され、
予備励磁工程(50)では予備電流が前記バルク副磁石(6a〜6c)に設定され、前記予備電流は、前記基本分布スキームとは異なる補正スキームに従って相対的比率を有することを特徴とし、
前記補正スキームに従って前記予備電流を設定することができるように、前記バルク副磁石(6a〜6c)の少なくとも一部の温度(T bulks)が、少なくとも一時的に互いに異なるように選択され、前記予備励磁工程(51)中において、前記バルク副磁石(6a〜6c)の少なくとも一部が、少なくとも一時的に磁気飽和し、
前記主磁場中冷却工程(50)が前記予備励磁工程(51)の後に行われることで、前記バルク副磁石(6a〜6c)それぞれについて前記予備電流と前記主電流とが合計され、
前記予備電流と前記主電流との合計に基づく前記超伝導バルク磁石(5)の磁場プロファイルは、前記主電流のみに基づく磁場プロファイルよりも均一である
ことを特徴とする方法。 - 前記予備励磁工程(51)中において、少なくとも2つのバルク副磁石(6a〜6c)が異なる温度(T bulks)にある間、前記電気励磁磁石(3)の前記励磁電流(I ch)が変化させられて、予備電流が前記バルク副磁石(6a〜6c)内に誘導され、
前記予備励磁工程(51)での前記励磁電流(I ch)の当該変化中に、前記バルク副磁石(6a〜6c)の少なくとも第1の部分は磁気飽和しているか、または磁気飽和になる
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 前記第1の部分は複数の前記バルク副磁石(6a〜6c)を含み、当該第1の部分の少なくとも2つのバルク副磁石(6a〜6c)が異なる温度(T bulks)を有することで、それらは、前記励磁電流(I ch)の前記変化中の異なる時点で磁気飽和になることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記予備励磁工程(51)の前記励磁電流(I ch)の当該変化中に前記バルク副磁石(6a〜6c)の第2の部分は磁気飽和にならず、前記予備励磁工程(51)において前記励磁電流(I ch)が完全に変化していく間に、前記励磁電流(I ch)の前記変化によって当該第2の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)内の前記予備電流が変化され続けることを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
- 前記予備励磁工程(51)は、第1フェーズ(61)および第2フェーズ(62)を含み、
前記第1フェーズ(61)では、前記電気励磁磁石(3)の前記励磁電流(I ch)を変化させることにより、前記基本分布スキームに従って中間電流が前記超伝導バルク磁石(5)内に誘導され、前記第1フェーズ(61)中においては前記バルク副磁石(6a〜6c)のいずれも磁気飽和せず、
前記第2フェーズ(62)では、前記励磁電流(I ch)が一定に保たれた状態で、前記バルク副磁石(6a〜6c)の第1の部分について、前記バルク副磁石(6a〜6c)のそれぞれの前記温度(T bulks)が上昇し、当該上昇中に、当該第1の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)が磁気飽和になり、前記温度(T bulks)のさらなる上昇中に、当該第1の部分の前記磁気飽和したバルク副磁石(6a〜6c)内のそれぞれの前記中間電流の大きさが、前記予備電流の大きさまで減少する
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 前記第2フェーズ(62)では、前記バルク副磁石(6a〜6c)の第2の部分のそれぞれの前記温度(T bulks)が十分に低く保たれることで、この第2の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)は磁気飽和しなくなり、前記第1の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)の前記温度(T bulks)の前記さらなる上昇中において、前記第1の部分のバルク副磁石(6a〜6c)からの磁束と対応する電流とは、前記第2の部分のバルク副磁石(6a〜6c)によって少なくとも部分的に引き継がれ、当該第2の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)内の前記中間電流の大きさが前記予備電流まで増加する
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。 - 前記第1の部分は、温度(T bulks)が異なる勾配で上昇する少なくとも2つのバルク副磁石(6a〜6c)を備えることで、それらは、異なる時点で磁気飽和になることを特徴とする請求項15または16に記載の方法。
- 前記予備励磁工程(51)中において、前記超伝導バルク磁石(5)の中間磁場プロファイルが繰り返し測定され、前記予備電流に基づき且つ前記補正スキームに従う、前記超伝導バルク磁石(5)の所望の磁場プロファイルに到達するまで、前記バルク副磁石(6a〜6c)の温度(T bulks)および/または前記励磁電流(I ch)が繰り返し変化させられることを特徴とする請求項11から17のいずれか1項に記載の方法。
- 前記予備電流に基づく前記超伝導バルク磁石(5)の磁場プロファイルは、前記超伝導バルク磁石(5)の磁気中心に対して非対称であることを特徴とする請求項11から18のいずれか1項に記載の方法。
- 超伝導磁石システム(2)の磁場プロファイルを均一化するための方法であって、
前記超伝導磁石システム(2)は、
・室温ボア(10)を有するクライオスタット(4)と、
・前記クライオスタット(4)内に収容され、前記室温ボア(10)と同軸に配置された超伝導バルク磁石(5)と、
・前記超伝導バルク磁石(5)を冷却するために適用された極低温冷却システム(12)と、
を備え、
前記超伝導バルク磁石(5)は、軸方向に積層された少なくともN個(N≧3)のバルク副磁石(6a〜6c)を備え、
初期状態において、前記バルク副磁石(6a〜6c)は、初期分布スキームに従って相対的比率でそれぞれの初期電流を流す
方法であって、
前記方法は、前記初期分布スキームとは異なる最終分布スキームに従って相対的比率で前記初期電流を最終電流に変化させる事後補正工程(81)を含み、
前記最終電流に基づく、前記超伝導バルク磁石(5)の磁場プロファイルは、前記初期電流に基づく磁場プロファイルよりも均一である
方法において、
前記極低温冷却システム(12)は、各バルク副磁石(6a〜6c)の前記温度(T bulks)を独立して制御するために適用され、
前記初期電流を前記最終電流に変化させるために、前記バルク副磁石(6a〜6c)の少なくとも一部の温度(T bulks)が、少なくとも一時的に互いに異なるように選択されることで、
・前記バルク副磁石(6a〜6c)の第1の部分については、当該第1の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)は、少なくともほぼ磁気飽和しており、少なくとも99%の相対磁気飽和を伴い、
・前記バルク副磁石(6a〜6c)の第2の部分については、当該第2の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)は、磁気飽和から大幅に離れており、最大95%の相対磁気飽和を伴う
ことを特徴とする方法。 - 前記第1の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)の前記温度(T bulks)は、前記第2の部分の前記バルク副磁石(6a〜6c)の前記温度(T bulks)よりも少なくとも一時的に高いことを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記事後補正工程(81)中において、前記最終電流に基づく所望の磁場プロファイルが得られるまで中間磁場プロファイルが繰り返し測定され(107)、測定の合間において、前記バルク副磁石(6a〜6c)の温度(T bulks)が変化させられ(109)、および/またはしばらくの時間待機させられる(110)ことを特徴とする請求項20または21に記載の方法。
- 主磁場中冷却工程(50)において前記初期状態とするために、前記超伝導磁石システム(2)は、電気励磁磁石(3)の励磁ボア(3a)内に少なくとも部分的に配置され、前記電気励磁磁石(3)の励磁電流(I ch)は下降し、前記超伝導バルク磁石(5)は、前記励磁磁石の磁束と対応する電流とを引き継ぐことを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項20から23のいずれか1項で定義される方法工程の前に行われる、請求項11から19のいずれか1項で定義される方法工程をさらに含むことを特徴とする請求項20から23のいずれか1項に記載の方法。
- 核磁気共鳴測定における超伝導磁石システム(2)の使用法であって、
請求項1から9のいずれか1項に記載の超伝導磁石システム(2)の使用法、
または請求項11で規定され且つ請求項11から19のいずれか1項に記載の方法によって励磁された超伝導磁石システム(2)の使用法、または
請求項20から24のいずれか1項に記載の方法によって均一化された磁場プロファイルを有する請求項20で規定された超伝導磁石システム(2)の使用法。
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