JP2008232201A - 配管継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空調用の室内機と室外機との間を、連絡配管により接続するための配管継手構造であって、フレア式の配管接続が可能であるとともに、ロウ付け接続に容易に変更することが可能な配管継手構造を提供することを目的とする。
【解決手段】空調用の室内機2と室外機1との間を、連絡配管200により接続するための配管継手構造100であって、室外機1から延びる補助配管10と、前記補助配管10の延出方向における端部に設けられ、前記連絡配管200とフレア式の配管接続が可能な継手手段11と、を備えている。そして、前記補助配管10には、前記継手手段11よりも当該補助配管10が延出する室外機1側に、当該補助配管10の軸方向において径が変化する径変化部10aが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調用の室内機と室外機とを接続する配管における配管継手構造に関する。
従来から、空調機における室内機と室外機との間を接続する冷媒配管の配管継手構造として、例えば、特許文献1又は特許文献2に記載されているようなフレア式の管接続構造が知られている。この接続構造においては、フレアナットとユニオン管継手とを介して室内機から延びる配管と室外機から延びる配管とが接続されるものである。このフレア式の管接続においては、フレアナットを緩めることで容易に接続を取り外すことが可能であり、また、フレアナットを締めることで容易に取り付け可能である。しかしながら、フレアナットとユニオン管継手との間で配管の端縁部を挟持することで配管経路の密封性を保持する構造であるため、フレアナットの締め付けトルクが不足している場合や、配管先端の加工不良がある場合などには、微小な冷媒漏れが発生する虞がある。空調機においては温暖化係数の高い冷媒を使用するため、このような冷媒漏れが起こらぬように、例えば、年に一回程度リークテストを行うなど定期的な管理が必要となる。
一方、このような冷媒漏れをより確実に防止するための手段として、配管接続部をロウ付けする手段がある。この場合、取り外し等の作業は困難となるものの、配管経路の密封性が高くなるため、点検等の頻度を減らすことができ、管理負担を少なくすることができる。
このように、配管の接続手段として、フレア式配管接続と、ロウ付けによる接続と、が設置環境等に合わせて適宜選択されて採用されることになる。例えば、フレア式の継手部分が、室内から室外へ配管を通すための壁貫通穴の途中に配置されてしまうような場合は、リークチェック等の困難性に鑑みて、継手部分の手前で配管を切断し、ロウ付け接続に切り換えることも考えられる。また、フレア式配管接続を当初採用した場合であっても、冷媒配管の管理状況の変化よりロウ付けによる接続に変更が必要となる可能性もある。
特開平6−147372号公報 特開2002−61888号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に記載の配管継手構造においては、ロウ付けによる接続に変更する場合は、フレア式の継手部分が設置された配管先端部近傍を切断した後、切断部分に他の配管を挿入できるように、切断した配管の先端を加工(例えば、配管の拡管加工)することが必要となる。そのため、据付作業に多くの時間を要する。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、空調用の室内機と室外機との間を、連絡配管により接続するための配管継手構造であって、フレア式の配管接続が可能であるとともに、ロウ付け接続に容易に変更することが可能な配管継手構造を提供することを目的とする。
第1の発明に係る配管継手構造は、空調用の室内機と室外機との間を、連絡配管により接続するための配管継手構造であって、当該室内機又は当該室外機としての空調機器から延びる補助配管と、前記補助配管の延出方向における端部に設けられ、前記連絡配管とフレア式の配管接続が可能な継手手段と、を備え、前記補助配管には、前記継手手段よりも当該補助配管が延出する前記空調機器側に、当該補助配管の軸方向において径が変化する径変化部が形成されている。
この配管継手構造では、室内機又は室外機から延びる補助配管を、端部の継手手段を用いてフレア式の配管接続により連絡配管に対して接続可能である。したがって、補助配管と連絡配管との接続の取り外しを容易に行うことが可能な接続状態とすることが可能である。また、補助配管には径変化部が形成されており、軸方向において少なくとも2種類以上の配管径を有する。したがって、ロウ付け接続に変更する必要が生じた場合においては、補助配管を、当該補助配管に接続しようとする配管の径に対応した所定の配管径を有する位置において切断して継手部分を取り除くことにより、補助配管の切断した端部に他の配管を嵌め合わせてロウ付け接続することが容易に可能となる。
第2の発明に係る配管継手構造は、第1の発明に係る配管継手構造において、前記径変化部は、前記継手手段に向かう方向において前記補助配管が拡径するように形成されている。
この配管継手構造では、ロウ付け接続に変更する際に、補助配管を、当該補助配管に接続しようとする他の配管の径に対応した所定の配管径を有する位置において切断することにより、補助配管の切断した端部に他の配管を挿入させた状態でロウ付け接続することが容易に可能となる。これにより、ロウ付け部を流れる冷媒に対して与える流路抵抗を低減することが可能となる。
第3の発明に係る配管継手構造は、第2の発明に係る配管継手構造において、前記径変化部は、前記補助配管の軸方向において複数形成されている。
この配管継手構造では、補助配管は、軸方向において少なくとも3種類の配管径を有するため、ロウ付け接続への変更時において、補助配管の継手部分を切断したときの切断部の径を、少なくとも3種類から選択することが可能となる。これより、補助配管に接続しようとする配管の径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように補助配管を切断することが可能となる。
第4の発明に係る配管継手構造は、第2の発明または第3の発明のいずれかに係る配管継手構造において、前記補助配管は、内壁の一部において、当該補助配管の内側に向かって突出するように形成された突出部を更に備える。
この配管継手構造では、補助配管に対してロウ付け接続する配管を当該補助配管に挿入するときに、当該配管の挿入長さは、補助配管に形成された突出部に当該配管が当接することにより規制される。これより、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
第5の発明に係る配管継手構造は、第1の発明に係る配管継手構造において、前記径変化部は、前記継手手段に向かう方向において前記補助配管が縮径するように形成されている。
この配管継手構造では、ロウ付け接続に変更する際に、補助配管を、縮径した位置において切断すれば、当該縮径した配管の外径よりも大きい内径を有する連絡配管に、補助配管における切断した端部を挿入してロウ付け接続することが可能となる。
第6の発明に係る配管継手構造は、第1の発明に係る配管継手構造において、前記径変化部は、前記補助配管の内側に向かって部分的に突出するように形成されている。
この配管継手構造では、ロウ付け接続に変更する際、補助配管に接続する他の配管が補助配管に挿入可能な径である場合において、当該他の配管を補助配管に挿入するときに、当該配管の挿入量は、補助配管に形成された径変化部に当該配管が当接することにより規制される。これより、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、室内機又は室外機から延びる補助配管を、端部の継手手段を用いてフレア式の配管接続により連絡配管に対して接続可能である。また、ロウ付け接続に変更する必要が生じた場合においては、補助配管を、当該補助配管に接続しようとする配管の径に対応した所定の配管径を有する位置において切断して継手部分を取り除くことにより、補助配管の切断した端部に他の配管を嵌め合わせてロウ付け接続することが容易に可能となる。
また、第2の発明では、補助配管の切断した端部に他の配管を挿入させた状態でロウ付け接続することが容易に可能となる。これにより、ロウ付け部を流れる冷媒に対して与える流路抵抗を低減することが可能となる。
また、第3の発明では、ロウ付け接続への変更時において、補助配管の継手部分を切断したときの切断部の径を、少なくとも3種類から選択することが可能となる。これより、補助配管に接続しようとする配管の径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように補助配管を切断することが可能となる。
また、第4の発明では、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
また、第5の発明では、補助配管における縮径した部分の配管の外径よりも大きい内径を有する連絡配管に、補助配管における切断した端部を挿入してロウ付け接続することが可能となる。
また、第6の発明では、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、空調機器としての室外機1と室内機2とが本発明の第1実施形態に係る配管継手構造100を用いて配管接続された空気調和装置の構成を示す全体図である。室外機1と室内機2とはそれぞれ、室外と室内とに分けて配置されており、連通配管200及び連通配管210を介して接続されている。そして、室内機2による室内の冷房及び暖房を可能とするための冷媒が当該連通配管200・210を通って、室外機1及び室内機2を循環するように構成されている。連通配管200は一端を室外機1から延びる補助配管10に対して接続されており、他端を室内機2から延びる補助配管3に対して接続されている。また、連通配管210は、一端を室外機1から延びる補助配管4に対して接続されており、他端を室内機2から延びる補助配管5に対して接続されている。
室外機1側の補助配管10及び補助配管4は、当該室外機1が備える熱交換器を通過する経路の両端部を形成する配管部分である。また、室内機2側の補助配管3及び補助配管5は、当該室内機2が備える熱交換器を通過する経路の両端部を形成する配管部分である。後述するように(図2参照)、これらの補助配管の延出方向端部には、ユニオン管継手11が設けられており、連通配管の端部に設けられたフレアナット201と螺合して接続されている。即ち、補助配管と連通配管との間で、フレア式の配管接続がなされている。
以下、室外機1から延びる補助配管10を備えて構成される本発明に係る配管継手構造100の詳細について説明する。図2(a)は、図1に示す配管継手構造100における補助配管10の中心軸を含む断面模式図である。
図2(a)に示すように、補助配管10の端部にはユニオン管継手11(継手手段)が設けられている。当該ユニオン管継手11は、補助配管10の端部に螺合した状態でロウ付けされて設置されている。ユニオン管継手11は、内部に補助配管10の内径と略同寸法の貫通孔を有しているとともに、その外周面における補助配管10側(図2(a)における左側)にはナット部11aが形成されており、他端側には雄ねじ部11bが螺刻されている。そして、当該ユニオン管継手11の雄ねじ部11b側端部には第1テーパ面11cが形成されている。
連絡配管200の端部には、フレアナット201が挿設されている。当該フレアナット201には、ユニオン管継手11の雄ねじ部11bに螺合可能な雌ねじ部201aが、内周面における連絡配管200と逆側(図2(a)における左側)の端部近傍に螺刻されている。また、このフレアナット201の内周面の前記雌ねじ部201aよりも連絡配管200側(図2(a)における右側)には、ユニオン管継手11に形成された第1テーパ面11cと同傾斜角度をもつ第2テーパ面201bが形成されている。
そして、図2(a)に示すように、補助配管10と連絡配管200との接続状態においては、ユニオン管継手11に形成された雄ねじ部11bとフレアナット201に形成された雌ねじ部201aとが互いに螺合されて、ユニオン管継手11に形成された第1テーパ面11cとフレアナット201に形成された第2テーパ面201bとで、連絡配管200の端部に形成されたフレア状部分200aを挟持している。
補助配管10には、ユニオン管継手11よりも当該補助配管10が延出する室外機1側に、当該補助配管10の軸方向(図2(a)における一点鎖線Xで示す方向)において径が変化する径変化部10aが形成されている。具体的には、補助配管10は、室外機1側から外径が、例えば約6.4mmの配管(内径は図2(a)においてD1で示す)として延びるとともに、径変化部10aを介して、所定の外径に拡径している。所定の外径は、配管の内径(図2(a)においてD2で示す)が少なくとも前記室外機1側の配管部分の外径(約6.4mm)以上となるような外径とすることが望ましい。
また、径変化部10aからユニオン管継手11までの配管の長さは、少なくとも拡径後の配管径(ユニオン管継手11側に位置する配管径)の3倍以上の長さであることが望ましい。後述するように、他の配管を挿入してロウ付けする際に、適切な挿入長さを確保するためである。
次に、室外機1と室内機2との間の配管接続を、ロウ付けによる接続とする場合について説明する。ロウ付けによる接続が必要となる場合としては、例えば、フレア式接続による冷媒漏れの虞が懸念される場合や、空調機器を取り付ける際に配管経路における継手部分が室外機1と室内機2との間の壁に設けた貫通穴の途中に位置するような場合などが挙げられる。
図2(b)は、本発明の配管継手構造100における補助配管10に連絡配管300を接続した構成を示す断面模式図である。補助配管10は、図2(a)におけるA−A位置において切断されている。また、連絡配管300には、例えば、補助配管10の室外機1側の配管部分の外径および内径と同じ大きさの外径および内径として形成された配管を用いる。尚、補助配管10に接続する連絡配管として、前記連絡配管200の先端部分を切断し、先端部分及びフレアナット201を除去した配管を用いた構成としてもよい。
図2(b)に示すように、ユニオン管継手11部分を除去するように切断された補助配管10の切断面の内径は、他の連絡配管300の外径と略同じ径となっている。したがって、当該連絡配管300の端部を補助配管10に挿入可能であり、且つ、挿入したときのがたつきを抑えることを可能としている。また、連絡配管300を挿入方向(図2(b)における左方向)に付勢することで、連絡配管300の端部が径変化部10aに当接する位置で位置決めすることができる。
補助配管10に連絡配管300を挿入した状態で、補助配管10と連絡配管300とがロウ付けされて接続される。尚、連絡配管300における補助配管10と逆側の端部は、適宜室内機2側の補助配管20と接続される。
以上、説明したように、配管継手構造100は、空調用の室内機2と室外機1との間を、連絡配管200により接続するための配管継手構造であって、当該室外機1から延びる補助配管10と、前記補助配管10の延出方向における端部に設けられ、前記連絡配管200とフレア式の配管接続が可能なユニオン管継手11と、を備え、前記補助配管10には、前記ユニオン管継手11よりも当該補助配管10が延出する前記室外機1側に、当該補助配管10の軸方向において径が変化する径変化部10aが形成されている。
この配管継手構造100では、室外機1から延びる補助配管10を、端部のユニオン管継手11を用いてフレア式の配管接続により連絡配管200に対して接続可能である。したがって、補助配管10と連絡配管200との接続の取り外しを容易に行うことが可能な接続状態とすることが可能である。また、補助配管10には径変化部10aが形成されており、軸方向において2種類の配管内径(図2(a)におけるD1とD2)を有する。したがって、ロウ付け接続に変更する必要が生じた場合においては、補助配管10を、当該補助配管10に接続しようとする連絡配管300の径に対応した所定の配管内径を有する位置において切断してユニオン管継手11を取り除くことにより、補助配管10の切断した端部に他の連絡配管300を嵌め合わせてロウ付け接続することが容易に可能となる。
また、径変化部10aは、ユニオン管継手11に向かう方向において前記補助配管10が拡径するように形成されている。
この構成によると、ロウ付け接続に変更する際に、補助配管10を、当該補助配管10に接続しようとする他の連絡配管300の径に対応した所定の配管径を有する位置において切断することにより、補助配管10の切断した端部に他の連絡配管300を挿入させた状態でロウ付け接続することが容易に可能となる。これにより、ロウ付け部を流れる冷媒に対して与える流路抵抗を低減することが可能となる。
また、前記補助配管10は、ユニオン管継手11に接続する位置における内径(D2)が、当該補助配管10における最大の内径となるように形成されている。
この構成によると、補助配管10が延出方向において補助配管10の端部に位置するユニオン管継手11まで縮径することなく構成されるため、補助配管10の加工が容易に可能となる。また、補助配管10の最大径部分(図2(a)において内径がD2の配管部分)に対応する配管(外径がD2に略等しい配管)を挿入してロウ付け接続する場合においては、補助配管10の端部に位置するユニオン管継手11に近接する位置で切断して用いることができる。
尚、室外機1から延びる一の補助配管10に径変化部を形成する構成を詳細に説明したが、図1に示すように、その他の補助配管、例えば、室外機1から延びる他の補助配管4、室内機2から延びる補助配管3及び補助配管5にも同様に径変化部が形成された構成である。従って、当該補助配管3、4、5についても、補助配管10と同様に、所定の配管径を有する位置において切断して継手部分を取り除くことにより、補助配管の切断した端部に他の配管を嵌め合わせてロウ付け接続することが容易に可能となる。このように、本発明は、室外機から延びる補助配管、及び、室内機から延びる補助配管の両方に適用することが可能である。また、以下に示す他の実施形態においても同様に、室外機から延びる補助配管10だけでなく、その他の補助配管3、4、5に対しても適用することが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る配管継手構造について説明する。図3(a)は、第2実施形態に係る配管継手構造を模式的に示す断面図である。第2実施形態に係る配管継手構造は、第1実施形態に係る配管継手構造における補助配管10に、ディンプル10bを形成したものである。その他の部分は第1実施形態に係る配管継手構造100と同様であり、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
ディンプル10bは、補助配管10の外周壁の一部に、径方向内側に向かう力を作用させ、塑性変形させることにより形成可能な突出部である。当該突出部は、配管内周壁における円周方向において連続して突出する突条として形成してもよいし、当該円周方向において部分的に突出する突起として形成してもよい。
図3(b)は、図3(a)における二点鎖線A−Aで示す位置において補助配管10を切断して連絡配管300を接続した状態を示す断面模式図である。図3(b)に示すように、補助配管10の内壁の一部において、当該補助配管10の内側に向かって突出するようにディンプル10bが形成されていることにより、補助配管10に対してロウ付け接続する連絡配管300を当該補助配管10に挿入するときに、当該連絡配管300の挿入長さは、補助配管10に形成されたディンプル10bに当該連絡配管300の端部が当接することにより規制される。これより、ロウ付け時に適切な挿入寸法を確保することが容易に可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る配管継手構造について説明する。図4(a)は、第3実施形態に係る配管継手構造を模式的に示す断面図である。第3実施形態に係る配管継手構造は、補助配管20に径変化部が複数形成されている。また、補助配管20の端部の配管径に対応した、ユニオン管継手21が設置されている。その他の部分は第1実施形態に係る配管継手構造100と同様であり、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
補助配管20には、第1径変化部20aと第2径変化部20bとを有する。第1径変化部20a及び第2径変化部20bは、室外機1側からユニオン管継手21に向かって、配管の径が拡大するように配管径が変化する部分である。具体的には、第1径変化部20aの前後で、配管内径がD1からD2に変化している。また、第2径変化部20bの前後で配管内径がD2からD3に変化している。そして、補助配管20における配管内径が最大の位置において、ユニオン管継手21が接続されている。
図4(a)に示すフレア式の配管接続状態からロウ付け接続状態への変更について説明する。補助配管10に接続する連絡配管の外径に基づいて、補助配管10を切断する位置が決定される。例えば、配管の外径がD1よりも大きくD2以下の連絡配管300を接続する場合は、図4(a)における二点鎖線A1−A1で示す位置で補助配管10を切断することが望ましい。これにより、図4(b)に示すように、補助配管10における内径がD2の部分に連絡配管300の端部を挿入してロウ付けすることが可能となる。
一方、接続する連絡配管301の外径がD2よりも大きくD3以下である場合は、図4(a)における二点鎖線A2−A2で示す位置で補助配管10を切断することが望ましい。これにより、図4(c)に示すように、補助配管10における内径がD3の部分に連絡配管301の端部を挿入してロウ付けすることが可能となる。
尚、接続する連絡配管の外径がD1以下である場合であっても、第1径変化部20aよりも室外機1側で補助配管10を切断してロウ付けすることが可能である。
このように、径変化部が、前記補助配管10の軸方向における2箇所に形成されているため、補助配管10は、軸方向において3種類の配管径を有することになる。そのため、ロウ付け接続への変更時において、補助配管10のユニオン管継手21を切断したときの切断部の内径を、3種類から選択することが可能となる。これより、補助配管10に接続しようとする配管の外径に合わせて、よりロウ付け接続し易いように補助配管10を切断することが可能となる。
尚、補助配管に径変化部を2つ形成する場合に限らず、3つ以上形成した構成とすることも可能である。この場合、補助配管の切断部の径を、接続する連絡配管の径により適した径とすることが可能であり、接続する連絡配管の挿入時のがたつきをより抑えることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る配管継手構造について説明する。図5(a)は、第4実施形態に係る配管継手構造を模式的に示す断面図である。第4実施形態に係る配管継手構造は、室外機1側からユニオン管継手31に向かう方向において縮径するように径変化部30aが形成されている。また、補助配管30の端部の配管径に対応した、ユニオン管継手31が設置されている。その他の部分は第1実施形態に係る配管継手構造100と同様であり、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
補助配管30は、径変化部30aを挟んで、室外機1側の径よりもユニオン管継手31側の径の方が小さくなるように形成されている。具体的には、室外機1側の配管の外径よりもユニオン管継手31側の配管の外径が小さく、且つ、ユニオン管継手31側の配管の外径は、室外機1側の配管の内径以下になるように形成されている。
これより、補助配管30におけるユニオン管継手31近傍部分(室外機1側の配管よりも縮径した部分)において補助配管30を切断することにより、当該切断した補助配管30の切断側端部を、室外機1側の配管と同じ内径を有する連絡配管300の内側に挿入してロウ付けすることが可能となる(図5(b)参照)。
以上、説明したように、径変化部30aは、ユニオン管継手31に向かう方向において前記補助配管30が縮径するように形成されている。この構成により、ロウ付け接続に変更する際に、補助配管30を、縮径した位置(例えば、図5(a)における二点鎖線A−Aで示す位置)において切断すれば、少なくとも当該縮径した配管の外径よりも大きい内径を有する連絡配管に、補助配管における切断した端部を挿入してロウ付け接続することが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る配管継手構造について説明する。図6(a)は、第5実施形態に係る配管継手構造を模式的に示す断面図である。第5実施形態に係る配管継手構造は、室外機1側から同一径で延びる補助配管40の一部にディンプル40aを形成した構成である。また、補助配管40の端部の配管径に対応した、ユニオン管継手41が設置されている。その他の部分は第1実施形態に係る配管継手構造100と同様であり、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
ロウ付け接続に変更する場合においては、補助配管40を例えば、ユニオン管継手41の近傍部分(図6(a)における二点鎖線A−Aで示す位置)で切断し、当該切断位置における補助配管40の内径よりも小さい外径を有する連絡配管300を挿入して接続することが可能となる。
ディンプル40aは、補助配管40の外周壁の一部に、径方向内側への力を付勢して、塑性変形させることにより形成可能な突出部であり、補助配管40における当該突出部の位置においては、挿入される連絡配管300の外径よりも、補助配管40の内径が小さくなるように補助配管40の内側に向かって突出している。また、当該ディンプル40bは、配管内周壁における円周方向において連続して突出するように突条として形成してもよいし、当該円周方向において部分的に突出する突起として形成してもよい。
この場合、連絡配管300を補助配管40の軸方向室外機1側に付勢することにより、連絡配管300の挿入方向端部がディンプル40aに当接するため、図6(b)で示す当接位置で容易に位置決めすることが可能となる。
また、図7(a)に示すように、補助配管40の軸方向における2箇所にディンプルを形成することも可能である。この場合、図7(a)における二点鎖線A−Aで示す位置において補助配管を切断すれば、図7(b)に示すように、補助配管40の内径と略同じ外径を有する連絡配管300を挿入することが可能である。また、図7(c)に示すように、補助配管40の内径よりも小さい外径を有する連絡配管301を挿入してロウ付け接続することも可能である。連絡配管301が、補助配管40の室外機1側に位置するディンプル40aを通過する位置まで挿入されることにより、連絡配管301は、ディンプル40aとディンプル40bとにより軸方向における2位置で外周壁を支持されるためロウ付け時のがたつきを抑えることができ、ロウ付け作業性を向上させることが可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る配管継手構造について説明する。図8(a)は、第6実施形態に係る配管継手構造を模式的に示す断面図である。第6実施形態に係る配管継手構造は、空調用の室内機2と室外機1との間を連絡配管400にて接続するための配管継手構造であって、当該室外機1から延びる補助配管50と、当該補助配管50の延出方向における端部に設けられ、前記連絡配管400とフレア式の配管接続が可能なユニオン管継手51と、を備え、前記連絡配管400には、前記補助配管50と接続する側の端部に、当該連絡配管400の軸方向において径が変化する径変化部400aが形成されているものである。フレア式の配管接続は、補助配管50に設けられたユニオン管継手51と、連絡配管400に設けられたフレアナット401とを互いに螺合させることにより行われる。
図8(a)に示すように、連絡配管400におけるフレアナット401側の端部近傍の配管は、径変化部400aを介して室内機2側に位置する配管部分よりも拡径するように形成されており、当該フレアナット401側の配管の内径が補助配管50の外径以上になるように形成されている。
この構成においては、ロウ付け接続に変更する際、連絡配管400は、フレアナット401の近傍位置(図8(a)における二点鎖線B−Bで示す位置)において切断される。また、補助配管50は、ユニオン管継手51の近傍位置(図8(a)における二点鎖線A−Aで示す位置)において切断される。そして、図8(b)に示すように、補助配管50における切断された端部を、連絡配管400に挿入してロウ付けすることが可能となる。
このように、連絡配管400に径変化部400aを形成することによっても、ロウ付け接続への変更が容易に可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
(1)本実施形態においては、室外機1から延びる補助配管4、10、及び、室内機2から延びる補助配管3、5に径変化部を形成する構成を示したが、室外機及び室内機から延びる全ての補助配管に径変化部を形成する場合に限らず、少なくともいずれか一つの補助配管に径変化部を形成した構成であってもよい。
(2)本実施形態においては、一の室外機に対して一の室内機を接続する構成を例に挙げて説明したが、当該構成に限定されない。例えば、複数の室内機と、室外機とを複数の連絡配管により接続するマルチ形式の空気調和装置にも本発明の配管継手構造を適用することが可能である。
(3)本実施形態においては、補助配管の端部にユニオン管継手を設けた構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、補助配管側に継手手段としてフレアナットを設け、連絡配管側にユニオン管継手等の継手手段を設けた構成としてもよい。
本発明を利用すれば、フレア式の配管接続が可能であるとともに、ロウ付け接続に容易に変更することができる。
本発明の第1実施形態に係る配管継手構造を備えて、空気調和装置の室内機と室外機とが配管接続された構成を示す全体図である。 (a)図1に示す配管継手構造における配管の中心軸を含む断面模式図、及び、(b)ロウ付けにより接続された状態を示す断面模式図である。 本発明の第2実施形態に係る配管継手構造を示す断面模式図である。 本発明の第3実施形態に係る配管継手構造を示す断面模式図である。 本発明の第4実施形態に係る配管継手構造を示す断面模式図である。 本発明の第5実施形態に係る配管継手構造を示す断面模式図である。 図6に示す配管継手構造の変形例を示す断面模式図である。 本発明の第6実施形態に係る配管継手構造を示す断面模式図である。
符号の説明
1 室外機(空調機器)
2 室内機(空調機器)
10 補助配管
10a 径変化部
11 ユニオン管継手(継手手段)
10b ディンプル(突出部)
40a ディンプル(径変化部)
100 配管継手構造
200、210、300、301、400 連絡配管

Claims (6)

  1. 空調用の室内機(2)と室外機(1)との間を、連絡配管(200、210)により接続するための配管継手構造であって、
    当該室内機又は当該室外機としての空調機器から延びる補助配管(3、4、5、10)と、
    前記補助配管の延出方向における端部に設けられ、前記連絡配管とフレア式の配管接続が可能な継手手段(11)と、
    を備え、
    前記補助配管には、前記継手手段よりも当該補助配管が延出する前記空調機器側に、当該補助配管の軸方向において径が変化する径変化部(10a)が形成されていることを特徴とする配管継手構造。
  2. 前記径変化部(10a)は、前記継手手段(11)に向かう方向において前記補助配管(10)が拡径するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手構造。
  3. 前記径変化部は、前記補助配管の軸方向において複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の配管継手構造。
  4. 前記補助配管(3、4、5、10)は、内壁の一部において、当該補助配管の内側に向かって突出するように形成された突出部(10b)を更に備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の配管継手構造。
  5. 前記径変化部は、前記継手手段に向かう方向において前記補助配管が縮径するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手構造。
  6. 前記径変化部は、前記補助配管の内側に向かって部分的に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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