JP2008232017A - エンジン用オイルストレーナー - Google Patents

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Abstract

【課題】上側ケーシングと下側ケーシングとの組み付け精度に拘わらず、流出口に対する流入口の開口位置を予め設定された位置から不変とできるようにする。
【解決手段】上側ケーシング9と下側ケーシング7とを重合一体化して、内部にオイル5を流す流路31を形成し、両ケーシング間7,9にオイル5を濾過するフィルタ11を設ける。上側ケーシング9には、流路31の一部を構成しかつフィルタ11の上流側に位置する流入口49と、流路31の一部を構成しかつフィルタ11の下流側に位置する流出口35とをそれぞれ流路31を介して連通するように設ける。一方、下側ケーシング7には、流入口49と対向して隣接する開口部15を設けて、開口部15周りの下側ケーシング7を流入口49周りの上側ケーシング9に一体的に接合し、上側ケーシング9には、流入口49を基端とし、先端に吸入口47を有する流入管部45を一体に形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両等に搭載されるエンジンのオイルを濾過するエンジン用オイルストレーナーに関するものである。
従来より、エンジン本体下方のオイルパン内に配設されるエンジン用オイルストレーナーは知られている。このオイルストレーナーは、オイルパンに貯溜されているオイルをオイルポンプで吸い上げてエンジン各部に送給して循環させる際に、そのオイルに混入したゴミや金属粉等の異物を除去するものである。
上記のようなオイルストレーナーとして、上側ケーシングと下側ケーシングとが内部にオイルを流す流路を形成するように重合一体化され、両ケーシング間にフィルタを配置して上記流路内をフィルタで仕切るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このオイルストレーナーの上側ケーシングには、該流路の一部を構成し、かつフィルタの上流側に位置する流出口が設けられる一方、下側ケーシングには、流路の一部を構成し、かつフィルタの下流側に位置する流入口が設けられており、オイルパンから吸引したオイルを上記流入口から流路内に流入させ、該流路を通過する過程でフィルタで濾過し、上記流出口からエンジン本体に供給するようにしている。
特開2005−226535号公報
ところで、上記特許文献1のように上側ケーシングと下側ケーシングとを溶着して重合一体化させるオイルストレーナーでは、両ケーシングの接合位置が各々の間の組み付け誤差等によりずれてしまう場合がある。このようにずれた状態で重合一体化されると、その流出口側(上側ケーシング)をエンジン本体に取り付けたとき、下側ケーシングが上側ケーシングに対してずれているため、流入口が予め設定した正確な位置からずれた状態でオイルパン内に開口することとなり、エンジンの傾き、オイルパン内のオイルの変動等に拘わらずオイルを安定して吸い込むことが困難になる等、オイルストレーナーの信頼性が低下してしまうという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上側ケーシングと下側ケーシングとの組み付け精度の如何に拘わらず、流出口に対する流入口の位置を予め設定された位置から不変として、オイルストレーナーのオイル吸入の信頼性を向上できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るオイルストレーナーでは、上側ケーシング又は下側ケーシングのいずれか一方のみに流出口及び流入口の両方を設けて、流出口に対する流入口の開口位置を一定に保つようにした。
具体的には、この発明に係るエンジン用オイルストレーナーは、上側ケーシングと下側ケーシングとが重合一体化されて、内部にオイルを流す流路が形成され、上記両ケーシング間に上記流路を通過するオイルを濾過するフィルタが設けられたエンジン用オイルストレーナーを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明に係るエンジン用オイルストレーナーは、上記上側ケーシングには、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの上流側に位置する流入口と、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの下流側に位置する流出口とがそれぞれ上記流路を介して連通するように設けられている一方、上記下側ケーシングには、上記流入口と対向して隣接する開口部が設けられていて、該開口部周りの下側ケーシングは、上記流入口周りの上側ケーシングに一体的に接合され、上記上側ケーシングには、上記流入口を基端として下方に延びかつ先端に吸入口を有する流入管部が一体に形成されている。
第2の発明に係るエンジン用オイルストレーナーは、上記下側ケーシングには、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの上流側に位置する流入口と、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの下流側に位置する流出口とがそれぞれ上記流路を介して連通するように設けられている一方、上記上側ケーシングには、上記流出口と対向して隣接する開口部が設けられていて、該開口部周りの上側ケーシングは、上記流出口周りの下側ケーシングに一体的に接合され、上記下側ケーシングには、上記流入口を基端として下方に延びかつ先端に吸入口を有する流入管部が一体に形成されている。
上記第1の発明によれば、上側ケーシングに設けられた流入管部の吸入口から吸入されたオイルは、まず上側ケーシングの流入口から下側ケーシングの開口部を介してフィルタの上流側(下側ケーシング側の流路内)に流入し、次いでフィルタを通過して濾過された後、上側ケーシングの流出口からエンジン側に流出する。このように、オイルの流出入口を両方とも上側ケーシングに設けているため、上側及び下側ケーシングの組み付け誤差等により接合位置がずれても、流出口に対する流入口(吸入口)の位置は予め設定された正確な位置のままに保たれ、流入管部の吸入口から確実にオイルを吸引することができるので、オイルストレーナーのオイル吸入の信頼性を向上することができる。
上記第2の発明によれば、下側ケーシングに設けられた流入管部の吸入口から吸入されたオイルは、まず下側ケーシングの流入口から流路内に流入し、フィルタを通過してフィルタの下流側(上側ケーシング側の流路内)に移動した後、上側ケーシングの開口部を介して下側ケーシングの流出口からエンジン側に流出する。このように、オイルの流出入口を両方とも下側ケーシングに設けているため、上側及び下側ケーシングの組み付け誤差等により接合位置がずれても、流出口に対する流入口(吸入口)の開口位置は予め設定された正確な位置に保たれ、流入管部の吸入口から確実にオイルを吸引することができるので、オイルストレーナーのオイル吸入の信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[発明の実施形態1]
図1において、1は本発明の実施形態1に係る車載エンジン用のオイルストレーナーであり、このオイルストレーナー1はエンジン本体(図示せず)の下方に取り付けられるオイルパン3内に配設されている。このオイルパン3の底部の一部には他の部分より凹陥した凹み部3aが形成され、この凹み部3a内に上記オイルストレーナー1の流入管部45の下端が配設されている。そして、このオイルパン3に貯留されているオイル5が、エンジンに取り付けられているオイルポンプ(図示せず)によってオイルストレーナー1内に吸い上げられて、そのオイルストレーナー1内を通過してからエンジン本体に送給されるようになっている。
図2及び図3に示すように、上記オイルストレーナー1は、互いに溶着により接合された樹脂製の下側ケーシング7及び上側ケーシング9を備え、これら下側及び上側ケーシング7,9が重合一体化されて、その内部に流路31が形成されている。この流路31内には該流路31を仕切る樹脂製のフィルタ11が配置されており、これら下側及び上側ケーシング7,9とフィルタ11とでオイルストレーナー1が構成されている。
上記下側ケーシング7は、上方(上側ケーシング9側)が開放された略縦長矩形皿状の下側本体部13を備え、この下側本体部13は、全体として、その長手方向の一端側(図2の左側)から他端側(図2の右側)に向かって上方に向かうように傾斜して上側ケーシング9に重合されている。この下側本体部13の長手方向の一端側には、上側の開放口と連続して開口した開口部15が形成されている。そして、下側本体部13の上側の周縁部には外側に張り出す下側フランジ部17が、また開口部15周りの縁部には同様の開口部側フランジ部18がそれぞれ互いに連続して一体に形成されている。この下側フランジ部17の内側には下側本体部13の上側周縁部を段差状に切り欠いたフィルタ受け段部19が、下側フランジ部17の上面よりも一段下がった位置になるように形成されている。
上記フィルタ11は、上記フィルタ受け段部19に沿った矩形状の枠部21と、この枠部21内側下部に一体に形成されたメッシュ部23とからなり、その枠部21の幅は、フィルタ受け段部19の幅とほぼ等しくなるように設定されており、枠部21がフィルタ受け段部19内に嵌合されて、その下側の面がこのフィルタ受け段部19で支持された状態でフィルタ11が下側ケーシング7の上側内周縁部に装着されるようになっている。
一方、上記上側ケーシング9は、下方(下側ケーシング7側)が開放された略縦長矩形状で上記下側ケーシング7よりも若干浅い皿状の上側本体部25を備え、この上側本体部25は、下側ケーシング7と同じように、全体としてその長手方向の一端側(図2の左側)から他端側(図2の右側)に向かって上方に向かうように傾斜している。この上側本体部25外面の他端(上端)には、内部に流出通路27を有する流出管部29が上方に向かって一体に突設され、この流出通路27の下流端(上端)には吐出口33が形成され、流出通路27上流端には上側本体部25内に開口する流出口35が形成されている。上記吐出口33の外周縁部には、その全周に亘ってオイルストレーナー1をエンジンに取り付けるための取付用フランジ部37が形成され、このフランジ部37には、例えば6つのボルト挿通孔38が設けられている。一方、上側本体部25の下縁部のうち、上記フランジ部37よりも一端側(図2の左側)に位置する幅方向両側の縁部には外側に張り出す上側フランジ部39が一体に形成されている。図4に示すように、この上側フランジ部39下面の幅は、上記下側ケーシング7の下側フランジ部17上面の幅よりも少し広く、下側フランジ部17上面の幅とフィルタ受け段部19の幅と合わせたものが、この上側フランジ部39下面の幅とほぼ等しくなるように設定され、上下のケーシング9,7を重合一体化したときに、上側フランジ部39下面とフィルタ受け段部19との間でフィルタ11の枠部21を挟持するようになっている。
上記上側本体部25一端側(図2の左側)の下部には、上記下側ケーシング7の一端側の開口部15を覆うように下方に延びるカバー部41が一体に形成されている。このカバー部41外面の一端側(図2の左側)の中央部には、内部に流入通路43を有する流入管部45が下方に向かって折れ曲がるように一体に突設されている。流入通路43の上流端(下端)には吸入口47が形成されている一方、この流入通路43はカバー部41内に連続し、該流入通路43の下流端には、カバー部41の内面側に開口しかつ、上記開口部15と対向して隣接する流入口49が形成されている。そして、下側ケーシング7の下側フランジ部17と上側ケーシング9の上側フランジ部39とが液密状に一体的に接合されるとともに、下側ケーシング7の開口部側フランジ部18と、上側ケーシング9の流入口49周りの部分であるカバー部41の外周縁とが液密状に一体的に接合されて、オイルストレーナー1の内部に流路31が形成されている。
図4及び図5に示すように、上記流入口49は、開口部15よりも小さな略矩形状に開口し、この流入口49の上縁中央部のカバー部41内面から突起部51が一体に突設されている。そして、下側及び上側ケーシング7,9を接合したときに、この突起部51の上縁が、上記下側ケーシング7のフィルタ受け段部19と同一面になるように設定され、上記フィルタ11の枠部21の一端側(図2の左側)の幅方向中央部が部分的にこの突起部51で支持されるようになっている。また、下側及び上側ケーシング7,9を接合したとき、開口部15に対応するフィルタ11がオイルの脈動により振動しないように突起部51の上端面を一側とする溝部22(図5に示す)が上側本体部25の内面に形成されて、該溝部22にフィルタ11の枠部21が挿入されている。
そして、上記下側及び上側ケーシング7,9が組み付けられた状態で、上記フィルタ11は流路31内を上側本体部25側と下側本体部13側とに仕切り、上記流出管部29の流出口35及び吐出口33が該フィルタ11の下流側(上側)に設けられる一方、下側ケーシング7の開口部15並びに流入管部45の吸入口47及び流入口49が該フィルタ11の上流側(下側)に設けられている。
また、オイルストレーナー1は、上記上側ケーシング9の流出管部29のフランジ部37でエンジン本体に吐出口33がエンジンのオイルポンプ吸い込み側に接続された状態で取り付けられ、そのときに流入管部45の吸入口47がオイルパン3の凹み部3aの中央部に位置するように、上側ケーシング9の形状(特に、吐出口33と吸入口47との中心間距離)が設定されている。
次に、上記オイルストレーナー1を構成する下側及び上側ケーシング7,9とフィルタ11との組み付けの要領について説明すると、まず、フィルタ11の枠部21を下側ケーシング7のフィルタ受け段部19内に嵌入することで、フィルタ11を下側ケーシング7にセットする。
次いで、上記下側ケーシング7の下側フランジ部17、開口部側フランジ部18と、上側ケーシング9の上側フランジ部39及びカバー部41の他端側面とに樹脂の溶融温度以上に加熱した熱板を近接させて、これらフランジ部17,18,39及びカバー部41を溶融させる。この溶融状態で、上側ケーシング9を下側ケーシング7に重ね合わせ、下側フランジ部17及び枠部21並びに上側フランジ部39と開口部側フランジ部18及びカバー部41とを圧接して、下側及び上側ケーシング7,9とを溶着して重合一体化する。ここで、枠部21の一端側は、その中央部を上側本体部25の上記溝部22に挿入する。これにより、内部に流路31が形成され、流路31内にフィルタ11が配置されたオイルストレーナー1が組み付けられる。なお、上側ケーシング9及び下側ケーシング7との重合一体化は、熱板を用いる代わりに高周波溶着や接着材を用いる等により行ってもよい。
上記のように構成されたオイルストレーナー1を、上側ケーシング9のフランジ部37のボルト挿通孔38にボルト(図示せず)を挿通してエンジン本体に取り付け、吐出口33をエンジンのオイルポンプに接続する。そして、エンジンが運転状態となってオイルポンプが作動すると、オイルパン3内のオイル5が吸入口47から吸い上げられて流入通路43内に流入する。その後、オイル5は流入口49から開口部15を経てフィルタ11の上流側(下側ケーシング7側の流路31内)に移動し、フィルタ11のメッシュ部23を通過して濾過される。さらに、このオイル5は、フィルタ11の下流側(上側ケーシング9側の流路31内)を通過して流出口35から流出通路27内に流出し、吐出口33からオイルポンプに吸引される。
(実施形態1の効果)
したがって、本実施形態1のオイルストレーナー1においては、上側ケーシング9に流入通路43及び流出通路27の両方、すなわち、オイル5の流入口49(吸入口47)及び流出口35(吐出口33)を設けているため、下側及び上側ケーシング7,9の組み付け誤差等により接合位置がずれても、流出口35(吐出口33)に対する流入口49(吸入口47)の位置を予め設定された正確な位置のままにすることができる。
そして、上記オイルストレーナー1の吸入口47が正確な位置、すなわちオイルパン3の凹み部3aの中央部に開口しているので、オイル5の量が少なかったり、車両の揺れ等でオイル5の油面が傾いたりしても、つまりオイルパン3内のオイルが変動しても上記吸入口47からオイル5を確実に吸入することができ、オイルストレーナー1のオイル吸入の信頼性を保つことができる。
[発明の実施形態2]
次に、図6により、本発明の実施形態2に係るエンジン用オイルストレーナー1について、詳細に説明する。なお、図1〜図5と同じ構成要素については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施形態2に係るエンジン用オイルストレーナー1は、上記実施形態1に係るオイルストレーナー1を上下に逆転させた構造のものであり、下側ケーシング7に流入口49(吸入口47)及び流出口35(吐出口33)が設けられている点で、上記実施形態1に係るエンジン用オイルストレーナー1と異なる。
具体的には、上側ケーシング9の上側本体部25の長手方向の他端側(図6の右側)は、開口部15となっていて、この開口部15周りの縁部に、上側フランジ部39に連続する開口部側フランジ部18が一体に形成されている。
一方、下側ケーシング7の下側本体部13外面の一端(下端)には、流入管部45が下方に向かって一体に突設され、この流入通路43の上流端(下端)には吸入口47が、また下流端には流入口49がそれぞれ開口している。下側本体部13の他端側の上部には、上側ケーシング9の開口部15を覆うようにカバー部41が一体に形成されている。このカバー部41外面の他端側に流出管部29が上方に向かって折れ曲がるように一体に突設され、流出通路27の下流端(上端)には吐出口33が、また上流端には流出口35がそれぞれ開口している。そして、上側ケーシング9の上側フランジ部39と下側ケーシング7の下側フランジ部17とが液密状に一定的に接合されているとともに、上側ケーシング9の開口部側フランジ部18と、下側ケーシング7のカバー部41の一端側面の周縁とが液密状に一体的に接合されている。
上記下側及び上側ケーシング7,9を組み付けた状態で、上記流出管部29の流出口35及び吐出口33並びに上側ケーシング9の開口部15が上記フィルタ11の下流側(上側)に設けられる一方、流入管部45の吸入口47及び流入口49が該フィルタ11の上流側(下側)に設けられている。
(実施形態2の効果)
したがって、本実施形態2のオイルストレーナー1においては、下側ケーシング7に流入通路43及び流出通路27の両方、すなわち、オイル5の流入口49(吸入口47)及び流出口35(吐出口33)を設けている。このため、上記実施形態1と同様に、下側及び上側ケーシング7,9の組み付け誤差等により接合位置がずれても、流出口35(吐出口33)に対する流入口49(吸入口47)の位置が予め設定された正確な位置に保たれ、オイルストレーナー1のオイル吸入の信頼性を保つことができる。
(その他の実施形態)
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態1及び2では、下側ケーシング7の一端側又は上側ケーシング9の他端側に開口部15を設け、この開口部15と対向隣接するように上側ケーシング9に流入口49又は下側ケーシング7に流出口35を設けたが、開口部15の位置はこれに限定されず、エンジンの種類等によって適宜変更すればよい。
例えば、図7及び図8に示すように、上記実施形態1の構成において、下側本体部13の側面の一端部(上流端部)に開口部15を設け、この開口部15の上方に対応する上側本体部25の側面下部に、カバー部41及び流入管部45を設けてもよい。この場合でも、上側ケーシング9に流出管部29及び流入管部45の両方を設けているので、上記実施形態1及び2と同じ効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明は、エンジン用オイルストレーナーについて有用である。
本発明の実施形態1に係るオイルストレーナーをオイルパン内に設けた図である。 図1のオイルストレーナーの拡大側面図である。 図2のオイルストレーナーの分解斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 本発明の実施形態2に係るオイルストレーナーを示す図2相当図である。 その他の実施形態に係るオイルストレーナーを示す図2相当図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。
符号の説明
1 オイルストレーナー
5 オイル
7 下側ケーシング
9 上側ケーシング
11 フィルタ
15 開口部
31 流路
35 流出口
45 流入管部
47 吸入口
49 流入口

Claims (2)

  1. 上側ケーシングと下側ケーシングとが重合一体化されて、内部にオイルを流す流路が形成され、上記両ケーシング間に上記流路を通過するオイルを濾過するフィルタが設けられたエンジン用オイルストレーナーであって、
    上記上側ケーシングには、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの上流側に位置する流入口と、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの下流側に位置する流出口とがそれぞれ上記流路を介して連通するように設けられている一方、
    上記下側ケーシングには、上記流入口と対向して隣接する開口部が設けられていて、該開口部周りの下側ケーシングは、上記流入口周りの上側ケーシングに一体的に接合され、
    上記上側ケーシングには、上記流入口を基端として下方に延びかつ先端に吸入口を有する流入管部が一体に形成されていることを特徴とするエンジン用オイルストレーナー。
  2. 上側ケーシングと下側ケーシングとが重合一体化されて、内部にオイルを流す流路が形成され、上記両ケーシング間に上記流路を通過するオイルを濾過するフィルタが設けられたエンジン用オイルストレーナーであって、
    上記下側ケーシングには、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの上流側に位置する流入口と、上記流路の一部を構成しかつ上記フィルタの下流側に位置する流出口とがそれぞれ上記流路を介して連通するように設けられている一方、
    上記上側ケーシングには、上記流出口と対向して隣接する開口部が設けられていて、該開口部周りの上側ケーシングは、上記流出口周りの下側ケーシングに一体的に接合され、
    上記下側ケーシングには、上記流入口を基端として下方に延びかつ先端に吸入口を有する流入管部が一体に形成されていることを特徴とするエンジン用オイルストレーナー。
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