JP2008232015A - 空冷傾斜エンジン - Google Patents

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JP2008232015A JP2007072423A JP2007072423A JP2008232015A JP 2008232015 A JP2008232015 A JP 2008232015A JP 2007072423 A JP2007072423 A JP 2007072423A JP 2007072423 A JP2007072423 A JP 2007072423A JP 2008232015 A JP2008232015 A JP 2008232015A
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Abstract

【課題】燃料タンクが加熱されるのを防止することができる傾斜エンジンを提供する。
【解決手段】マフラ本体7の排気導入管11の後部に管カバー12を取り付け、管カバー後壁をエンジン冷却排風出口にその後方から臨ませ、マフラ本体7に下面を開口させたマフラカバー14を被せ、エンジン冷却排風出口から排出されたエンジン冷却排風15を管カバーでマフラカバー14内に案内するようにした、空冷傾斜エンジンにおいて、マフラカバー14の燃料タンク寄り側壁16とマフラ本体7との間に横通風隙間17を設け、エンジン冷却排風出口10から排出されたエンジン冷却排風15を管カバー12で横通風隙間17の後端入口部18に案内するようにし、マフラカバー14の前端に横通風隙間17の前端出口部19と連通する前端開口部20を設け、マフラカバー14の前端開口部20に放風口40を備えた排風偏向部41を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、空冷傾斜エンジンに関し、詳しくは、燃料タンクが加熱されるのを防止することができる空冷傾斜エンジンに関するものである。
従来の空冷傾斜エンジンとして、本発明と同様、クランク軸中心軸線と平行な向きに見て、クランクケースからシリンダを斜め上向きに突出させ、このシリンダの突出端にシリンダヘッドを組み付け、クランクケースの上方に燃料タンクを配置し、燃料タンクの横でシリンダヘッドの上方に排気マフラのマフラ本体を配置し、
クランク軸中心軸線の架設方向を前後方向、その一方を前として、クランクケースの前部にファンケースを取付け、このファンケースからシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁とに沿ってエンジン冷却風通路を設け、このエンジン冷却風通路の終端でエンジン後部にエンジン冷却排風出口を設け、シリンダヘッドの後面に排気マフラの排気導入管を取り付け、排気導入管の後部に管カバーを取り付け、管カバー後壁をシリンダ冷却排風出口にその後方から臨ませ、マフラ本体に下面を開口させたマフラカバーを被せ、エンジン冷却排風出口から排出されたエンジン冷却排風を管カバーでマフラカバー内に案内するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のエンジンでは、マフラカバー内に導入されたエンジン冷却排風でマフラ本体を冷却し、排気マフラから放出される排気の膨張率を低下させることにより排気騒音を低減することができる。
しかし、上記従来の空冷傾斜エンジンでは、マフラ冷却排風がマフラカバーの下開口のみからマフラカバー外に排出される構造になっているため、問題が生じている。
特開2002−2313号公報(図2、図3参照)
上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》 燃料タンクが加熱される。
マフラ冷却排風がマフラカバーの下開口のみからマフラカバー外に排出される構造になっているため、高温のマフラ冷却排風の多くがマフラカバーの下開口から燃料用タンク側に排出され、燃料タンクの壁に接し、燃料タンクが加熱される。このため、蒸発した燃料で燃料供給経路にベーバーロックが生じ、燃料供給不足により、エンストが起こりやすい。
本発明は、上記問題点を解決することができる空冷傾斜エンジン、すなわち、燃料タンクが加熱されるのを抑制することができる空冷傾斜エンジンを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、クランクケース(2)からシリンダ(3)を斜め上向きに突出させ、このシリンダ(3)の突出端にシリンダヘッド(4)を組み付け、クランクケース(2)の上方に燃料タンク(5)を配置し、燃料タンク(5)の横でシリンダヘッド(4)の上方に排気マフラ(6)のマフラ本体(7)を配置し、
図3に例示するように、クランク軸中心軸線(1)の架設方向を前後方向、その一方を前として、クランクケース(2)の前部にファンケース(8)を取り付け、図1または図6に例示するように、このファンケース(8)からシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁とに沿ってエンジン冷却風通路(9)を設け、このエンジン冷却風通路(9)の終端でエンジン後部にエンジン冷却排風出口(10)を設け、シリンダヘッド(4)の後面にマフラ本体(7)の排気導入管(11)を取り付け、この排気導入管(11)の後部に管カバー(12)を取り付け、管カバー後壁(12a)をエンジン冷却排風出口(10)にその後方から臨ませ、マフラ本体(7)に下面を開口させたマフラカバー(14)を被せ、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)でマフラカバー(14)内に案内するようにした、空冷傾斜エンジンにおいて、
図1に例示するように、マフラカバー(14)の燃料タンク寄り側壁(16)とマフラ本体(7)との間に横通風隙間(17)を設け、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)で横通風隙間(17)の後端入口部(18)に案内するようにし、図2に例示するように、マフラカバー(14)の前端に横通風隙間(17)の前端出口部(19)と連通するマフラ冷却排風出口(20)を設け、
図2に例示するように、マフラカバー(14)の前端開口部(20)に放風口(40)を備えた排風偏向部(41)を設け、横通風隙間(17)を前方向に通過してきたマフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で偏向されて放風口(40)から放風されるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
(請求項1に係る発明)
《効果》 燃料タンクが加熱されるのを抑制することができる。
図2に例示するように、マフラカバー(14)の前端開口部(20)に放風口(40)を備えた排風偏向部(41)を設け、横通風隙間(17)を前方向に通過してきたマフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で偏向されて放風口(40)から放風されるようにしたので、マフラ冷却排風(29)がマフラカバー(14)の下開口から燃料タンク(5)側に排出されにくく、高温のマフラ冷却排風(29)で燃料タンク(5)が加熱されるのを抑制することができる。また、エンジン冷却排風(15)が通風隙間(17)を通過するため、横通風隙間(17)に熱が停滞せず、横通風隙間(17)が遮熱空間となって、マフラ本体(7)から燃料タンク(5)への熱の伝達を抑制することができる。これらの理由により、燃料タンク(5)が加熱されるのを抑制することができる。
《効果》 エンジン周囲の物品にマフラ冷却排風が吹き当たるのを防止することができる。
図2に例示するように、横通風隙間(17)を前方向に通過してきたマフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で偏向されて放風口(40)から放風されるようにしたので、エンジン周囲の物品にマフラ冷却排風(29)が吹き当たるのを防止することができる。例えば、このエンジンを収穫機に搭載した場合には、エンジン周囲の収穫物にマフラ冷却排風(29)が吹き当たるのを防止することができる。
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 燃料タンクが加熱されるのを抑制することができる。
図2に例示するように、マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)と反対側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにしたので、高温のマフラ冷却排風(29)で燃料タンク(5)が加熱されるのを抑制することができる。
(請求項3に係る発明)
請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 簡単な構造で安価に燃料タンクの加熱を抑制することができる。
図3に例示するように、排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部(20)に嵌める箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)をあけたので、簡単な構造で安価に燃料タンク(5)の加熱を抑制することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 簡単な構造で安価に燃料タンクの過熱抑制機能が得られる。
図2に例示するように、排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部に嵌める断面方形の箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)をあけたので、簡単な構造で安価に燃料タンク(5)の過熱抑制機能が得られる。
《効果》 エンジン搭載機種を広げることができる。
図2に例示するように、排風偏向部(41)を標準姿勢(42)と反転姿勢とに切替えられるようにしたので、エンジン周囲の物品の位置に応じて、放風の方向を選択することができ、エンジン搭載機種を広げることができる。
(請求項5に係る発明)
請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 高い吸気効率が得られる。
図3に例示するように、吸気入口(21c)をマフラ冷却排風(29)の偏向方向と異なる方向に向けることができるようにしたので、吸気入口(21c)からマフラ冷却排風(29)を吸い込みにくくすることができ、高い吸気効率が得られる。
(請求項6に係る発明)
請求項5に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 簡単な構造で安価に高い吸気効率が得られる。
図3に例示するように、吸気偏向部(21b)をエアクリーナケース(21a)に回転可能に取り付け、吸気偏向部(21b)を上下方向の中心軸(21d)を回転中心として回転させることにより、吸気入口(21c)を左右横方向と前方向のいずれの方向にも向け変えることができるようにしたので、簡単な構造で安価に高い吸気効率が得られる。
(請求項7に係る発明)
請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 マフラ本体の冷却効率が高まる。
図6に例示するように、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の上部前方に、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)と天井壁(24)と前壁(25)と横壁(23)で囲まれたエンジン冷却排風(15)の捕捉空間(26)を形成し、この捕捉空間(26)に上記横壁(23)と対向する横出口(27)を設け、この横出口(27)の横に管カバー後壁(12a)の前方に位置する中継空間(28)を設け、上記横出口(27)にその横からこの中継空間(28)を臨ませ、この中継空間(28)にその上方から前記横通風隙間(17)の後端入口部(18)を臨ませたので、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)に沿って横に拡散したエンジン冷却排風(15)は、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)に沿って浮上し、捕捉空間(26)から横出口(27)と中継空間(28)とを経て横通風隙間(17)の後端入口部(18)に浮上する。このため、多くのエンジン冷却排風(15)が捕捉空間(26)に集められ、横通風隙間(17)に流入し、マフラ本体(7)の冷却効率が高まる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図6は本発明の実施形態に係る空冷傾斜エンジンを説明する図で、この実施形態では、単気筒の空冷傾斜ガソリンエンジンについて説明する。
本発明の実施形態の概要は、次の通りである。
図1に示すように、クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、クランクケース(2)からシリンダ(3)を斜め上向きに突出させ、このシリンダ(3)の突出端にシリンダヘッド(4)を組み付け、クランクケース(2)の上方に燃料タンク(5)を配置し、燃料タンク(5)の横でシリンダヘッド(4)の上方に排気マフラ(6)のマフラ本体(7)を配置している。
排気マフラの冷却手段の構成は、次の通りである。
図3に示すように、クランク軸中心軸線(1)の架設方向を前後方向、その一方を前として、クランクケース(2)の前部にファンケース(8)を取り付け、図1に示すように、このファンケース(8)からシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁とに沿ってエンジン冷却風通路(9)を設け、このエンジン冷却風通路(9)の終端でエンジン後部にエンジン冷却排風出口(10)を設けている。シリンダヘッド(4)の後面にマフラ本体(7)の排気導入管(11)を取り付け、この排気導入管(11)の後部に管カバー(12)を取り付け、管カバー後壁(12a)をエンジン冷却排風出口(10)にその後方から臨ませている。マフラ本体(7)に下面を開口させたマフラカバー(14)を被せ、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)でマフラカバー(14)内に案内するようにしている。
図1に示すように、エンジン冷却風通路(9)は、シリンダ(3)の上寄りに配置した上冷却風ガイド板(36)の内側と、シリンダ(3)の下寄りに配置した下冷却風ガイド板(37)の内側に形成されている。上冷却風ガイド板(36)はシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁の上側から後側に沿って形成され、下冷却風ガイド板(37)はシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁の下側から後側に沿って形成されている。エンジン冷却排風出口(10)は、上冷却風ガイド板(36)と下冷却風ガイド板(37)の各終端縁の間に形成されている。
排気マフラの冷却手段の工夫は、次の通りである。
図2に示すように、マフラカバー(14)の燃料タンク寄り側壁(16)とマフラ本体(7)との間に横通風隙間(17)を設け、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)で横通風隙間(17)の後端入口部(18)に案内するようにし、マフラカバー(14)の前端に横通風隙間(17)の前端出口部(19)と連通する前端開口部(20)を設けている。
図1に示すように、マフラカバー(11)はマフラ本体(7)に固定している。図6に示すように、マフラカバー(11)は、下開口を有する方形箱型で、その前端に前端開口部(20)を設けている。図2に示すように、マフラカバー後壁(14a)とマフラ本体(7)との間に後通風隙間(38)を設け、マフラカバー(14)の反燃料タンク側壁(31)とマフラ本体(7)との間に第2の横通風隙間(32)を設け、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)で後通風隙間(38)に案内し、更にマフラカバー後壁(14a)で第2の通風隙間(32)の後端入口部(33)に案内するようにし、この第2の横通風隙間(17)の前端出口部(34)とマフラカバー(14)の前端のマフラ冷却排風出口(20)を連通させている。この第2の通風隙間(32)よりも燃料タンク寄りの通風隙間(17)の方が横幅が大きく、通路断面積も大きい。また、マフラカバー(14)の天井壁(14b)とマフラ本体(7)との間に上通風隙間(39)を設け、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)で後通風隙間(38)に案内し、更にマフラカバー後壁(14a)で上通風隙間(39)の後端入口部に案内するようにし、この上通風隙間(39)の前端出口部とマフラカバー(14)の前端の前端開口部(20)を連通させている。
マフラ冷却排風の偏向手段は、次の通りである。
図2に示すように、マフラカバー(14)の前端開口部(20)に放風口(40)を備えた排風偏向部(41)を設け、横通風隙間(17)を前方向に通過してきたマフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で偏向されて放風口(40)から放風されるようにしている。
マフラ冷却排風(29)は、排風偏向部(41)で燃料タンク(5)と反対側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにしている。
図3に示すように、排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部(20)に嵌める箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)を設けている。
図2に示すように、排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部(20)に嵌める断面方形の箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)をあけ、マフラカバー(14)の前端開口部(20)への排風偏向部(41)の嵌め合わせ姿勢を左右反転させることにより、排風偏向部(41)を標準姿勢(42)と反転姿勢とに切替えられるようにし、標準姿勢(42)では、マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)と反対側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにし、反転姿勢では、マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにしている。反転姿勢でも放風口(40)から放風される冷却排風(29)が燃料タンク(5)に直接に吹き当たらないように、放風口(40)の位置を配置している。なお、排風偏向部(41)を断面正方形とし、排風偏向部(41)を標準姿勢(42)と反転姿勢とこれらから90°回転した中間姿勢とに切り替えられるようにしてもよい。
エアクリーナの工夫は、次の通りである。
排風偏向部(41)の下方にエアクリーナ(21)を配置するに当たり、
図3に示すように、エアクリーナケース(21a)の上部に吸気偏向部(21b)を取り付け、吸気偏向部(21b)に吸気入口(21c)を設け、吸気入口(21c)をマフラ冷却排風(29)の偏向方向と異なる方向に向けることができるようにしている。
吸気偏向部(21b)をエアクリーナケース(21a)に回転可能に取り付け、吸気偏向部(21b)を上下方向の中心軸(21d)を回転中心として回転させることにより、吸気入口(21c)を左右横方向と前方向のいずれの方向にも向け変えることができるようにしている。エアクリーナ(21)はオイルバス式のものである。
管カバーの具体的構造は、次の通りである。
図1及び図6に示すように、管カバー後壁(12a)をマフラカバー後壁(14a)よりも燃料タンク(5)側の横方向に大きく張り出している。この管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の横縁部から前向きに横壁(23)を導出し、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の上縁部から前向きに天井壁(24)を導出し、この天井壁(24)の前端縁から下向きに前壁(25)を導出している。管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の上部前方に、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)と天井壁(24)と前壁(25)と横壁(23)で囲まれたエンジン冷却排風(15)の捕捉空間(26)を形成している。この捕捉空間(26)に上記横壁(23)と対向する横出口(27)を設け、この横出口(27)の横に管カバー後壁(12a)の前方に位置する中継空間(28)を設けている。上記横出口(27)にその横からこの中継空間(28)を臨ませ、この中継空間(28)にその上方から前記通風隙間(17)の後端入口部(18)を臨ませている。なお、管カバー後壁(12a)の反燃料タンク側の横縁から前向きに横壁(35)を導出している。なお、マフラカバー(14)はマフラ本体(7)の天井と左右側壁に設けたスペーサステー(7a)にボルトで固定している。管カバー(12)は排気導入管(11)のカバー取付座(11a)にボルトで固定している。
本発明の実施形態に係る空冷傾斜エンジンを後方から見た背面図である。 図1のエンジンの平面図である。 図1のエンジンの左側面図である。 図1のエンジンを前方から見た正面図である。 図1のエンジンの右側面図である。 図1のエンジンで用いるマフラカバーと排風偏向部と管カバーの斜視図である。
符号の説明
(1) クランク軸中心軸線
(2) クランクケース
(3) シリンダ
(4) シリンダヘッド
(5) 燃料タンク
(6) 排気マフラ
(7) マフラ本体
(8) ファンケース
(9) エンジン冷却風通路
(10) エンジン冷却排風出口
(11) 排気導入管
(12) 管カバー
(12a) 管カバー後壁
(14) マフラカバー
(14a) マフラカバー後壁
(15) エンジン冷却排風
(16) 燃料タンク寄り側壁
(17) 横通風隙間
(18) 後端入口部
(19) 前端出口部
(20) 前端開口部
(21) エアクリーナ
(21a) エアクリーナケース
(21b) 吸気偏向部
(21c) 吸気入口
(21d) 中心軸線
(22) 横張り出し部
(23) 横壁
(24) 天井壁
(25) 前壁
(26) 捕捉空間
(27) 横出口
(28) 中継空間
(40) 放風口
(41) 排風偏向部
(42) 標準姿勢

Claims (7)

  1. クランク軸中心軸線(1)と平行な向きに見て、クランクケース(2)からシリンダ(3)を斜め上向きに突出させ、このシリンダ(3)の突出端にシリンダヘッド(4)を組み付け、クランクケース(2)の上方に燃料タンク(5)を配置し、燃料タンク(5)の横でシリンダヘッド(4)の上方に排気マフラ(6)のマフラ本体(7)を配置し、
    クランク軸中心軸線(1)の架設方向を前後方向、その一方を前として、クランクケース(2)の前部にファンケース(8)を取り付け、このファンケース(8)からシリンダ周壁とシリンダヘッド周壁とに沿ってエンジン冷却風通路(9)を設け、このエンジン冷却風通路(9)の終端でエンジン後部にエンジン冷却排風出口(10)を設け、シリンダヘッド(4)の後面にマフラ本体(7)の排気導入管(11)を取り付け、この排気導入管(11)の後部に管カバー(12)を取り付け、管カバー後壁(12a)をエンジン冷却排風出口(10)にその後方から臨ませ、マフラ本体(7)に下面を開口させたマフラカバー(14)を被せ、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)でマフラカバー(14)内に案内するようにした、空冷傾斜エンジンにおいて、
    マフラカバー(14)の燃料タンク寄り側壁(16)とマフラ本体(7)との間に横通風隙間(17)を設け、エンジン冷却排風出口(10)から排出されたエンジン冷却排風(15)を管カバー(12)で横通風隙間(17)の後端入口部(18)に案内するようにし、マフラカバー(14)の前端に横通風隙間(17)の前端出口部(19)と連通する前端開口部(20)を設け、
    マフラカバー(14)の前端開口部(20)に放風口(40)を備えた排風偏向部(41)を設け、横通風隙間(17)を前方向に通過してきたマフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で偏向されて放風口(40)から放風されるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  2. 請求項1に記載した 空冷傾斜エンジンにおいて、
    マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)と反対側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  3. 請求項2に記載した空冷傾斜エンジンにおいて、
    排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部(20)に嵌める箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)を設け、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  4. 請求項1に記載した空冷傾斜エンジンにおいて、
    排風偏向部(41)をマフラカバー(14)の前端開口部(20)に嵌める断面方形の箱型構造とし、この排風偏向部(41)の横側に放風口(40)をあけ、マフラカバー(14)の前端開口部(20)への排風偏向部(41)の嵌め合わせ姿勢を左右反転させることにより、排風偏向部(41)を標準姿勢(42)と反転姿勢とに切替えられるようにし、標準姿勢(42)では、マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)と反対側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにし、反転姿勢では、マフラ冷却排風(29)が排風偏向部(41)で燃料タンク(5)側の横方向に偏向されて放風口(40)から放風されるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載した空冷傾斜エンジンにおいて、
    排風偏向部(41)の下方にエアクリーナ(21)を配置するに当たり、
    エアクリーナケース(21a)の上部に吸気偏向部(21b)を取り付け、吸気偏向部(21b)に吸気入口(21c)を設け、吸気入口(21c)をマフラ冷却排風(29)の偏向方向と異なる方向に向けることができるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  6. 請求項5に記載した空冷傾斜エンジンにおいて、
    吸気偏向部(21b)をエアクリーナケース(21a)に回転可能に取り付け、吸気偏向部(21b)を上下方向の中心軸線(21d)を回転中心として回転させることにより、吸気入口(21c)を左右横方向と前方向のいずれの方向にも向け変えることができるようにした、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載した空冷傾斜エンジンにおいて、
    管カバー後壁(12a)をマフラカバー後壁(14a)よりも燃料タンク(5)側の横方向に大きく張り出し、この管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の横縁部から前向きに横壁(23)を導出し、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の上縁部から前向きに天井壁(24)を導出し、この天井壁(24)の前端縁から下向きに前壁(25)を導出し、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)の上部前方に、管カバー後壁(12a)の横張り出し部(22)と天井壁(24)と前壁(25)と横壁(23)で囲まれたエンジン冷却排風(15)の捕捉空間(26)を形成し、この捕捉空間(26)に上記横壁(23)と対向する横出口(27)を設け、この横出口(27)の横に管カバー後壁(12a)の前方に位置する中継空間(28)を設け、上記横出口(27)にその横からこの中継空間(28)を臨ませ、この中継空間(28)にその上方から前記横通風隙間(17)の後端入口部(18)を臨ませた、ことを特徴とする空冷傾斜エンジン。
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