JP2008230790A - 自走式エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降路頂部の機械室をなくすと共に、牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは釣合錘などを設置せずに昇降距離の長い昇降路を目的階まで昇降する自走式エレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降路1に設けられたガイドレール2に係合すると共に、乗りかご5を保持するかご枠3と、かご枠3の上部及び/又は下部に設けられ、かご枠3をガイドレール2に沿って昇降する駆動装置4と、かご枠3の上部及び/又は下部に設けられ、昇降路1の壁面間に、昇降路1の壁面を転動する転動体9,11を介して突張力を付与する突張力付与手段10a,10dと、かご枠3の昇降速度に応じて突張力付与手段10a,10dの突張力を調整する突張力調整手段を備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、超高層ビルや超深度構造物を昇降する自走式エレベータ装置に係り、特に、牽引ロープや牽引用巻上機、釣合錘などを設置せずに昇降路内を昇降する自走式エレベータ装置に関するものである。
エレベータ装置は、ロープ式エレベータ装置が一般的であるが、自走式エレベータ装置としては巻胴式の駆動機を用いた装置や、リニアモータ方式の装置が提案されている。
例えば、巻胴式の駆動機を用いた自走式エレベータ装置として、乗りかごの外部側面と昇降路の間に巻胴方式巻上機を設け、ロープ式エレベータ装置の場合に必要であった昇降路頂部の機械室をなくすことにより、昇降路の高さ方向の省スペース化を図ったものがある。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
特開昭62−31686号公報 特開2001−89052号公報(段落0003、図10)
従来の自走式エレベータ装置は上記のように構成されているため、昇降路の高さ方向の省スペース化を図ることはできるが、昇降距離が長い超高層ビルや超深度構造物などの場合には、牽引ロープ及びロープ質量補償用ロープの長さを長くする必要があり、また、エレベータ装置を制御する制御ケーブルの長さも長くする必要があった。このため、許容積載量に比べて牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは制御ケーブルなどの質量割合が大半を占めることになり、巻胴の径や軸方向長さを大きくする必要があって、エレベータ装置が大型化する課題があった。この課題はリニアモータ方式の装置においても同様のことが言える。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、昇降路頂部の機械室をなくすと共に、牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは釣合錘などを設置せずに昇降距離の長い昇降路を目的階まで昇降する自走式エレベータ装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係る自走式エレベータ装置は、昇降路あるいは昇降路を構成する構造体に設けられたガイドレールに係合すると共に、乗りかごを保持するかご枠と、上記かご枠の上部及び/又は下部に設けられ、上記かご枠を上記ガイドレールに沿って昇降する駆動装置と、上記かご枠の上部及び/又は下部に設けられ、上記昇降路の壁面間あるいは昇降路を構成する構造体間に、上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体を転動する転動体を介して突張力を付与する突張力付与手段と、上記かご枠の昇降速度に応じて上記突張力付与手段の突張力を調整する突張力調整手段とを備えたものである。
この発明によれば、昇降路頂部の機械室あるいは釣合錘をなくすと共に、牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは制御ケーブルなどをなくすことができ、許容積載量に比べて牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは制御ケーブルなどの質量割合を少くし、昇降距離の長い昇降路を目的階まで昇降する小型の自走式エレベータ装置が提供できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る自走式エレベータ装置について好適な実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1、図2及び図3はこの発明の実施の形態1に係る自走式エレベータ装置を模式的に示す図で、図1は昇降路内のピット上部からみた昇降路断面図であり、図2は側面図である。また、図3は図2に示す自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。
図1及び図2において、昇降路1内の乗り場側壁面にはガイドレール2が取り付けられている。かご枠3がガイドレール2に係合しており、駆動装置4により図2において上下方向に摺動する。乗りかご5は、かご枠3内に走行時の振動を低減する防振装置(図示せず)を介して保持されており、かご枠3の摺動と共に昇降路1を昇降する。昇降路1は昇降路枠組6によりその壁面が剛構造を有し、後述する一部の壁面への突張力に耐え得るように構成されている。この昇降路枠組6の内側全面に脱着可能で表面摩擦係数の高い材質からなる側壁路面パネル(図示せず)が設けられている。また、かご枠3と昇降路枠組6の内側両側面との間には図1に示すように、かご枠3が昇降路枠組6の内側両側面と接触するのを防止する緩衝体7が設置されている。なお、側壁路面パネルは、必ずしも昇降路枠組6の内側全面に設ける必要はなく、後述する転動体が転動する部位に設けるのみでもよい。
駆動装置4は、かご枠3の外部上方に設けられており、後述するリンク機構からなる突張力制御装置に駆動軸8を介して取り付けられ、駆動軸8の両端部にそれぞれ取り付けられた2つの駆動用転動体である駆動輪9,9を回転させる。駆動輪9,9は昇降路1の側壁路面パネルに接触しており、駆動装置4の駆動により、後述する従動用転動体である従動輪と共に乗りかご5を昇降させる。
乗りかご5の外部上方の左右(乗り場から見た左右)において一端部がかご枠3に回動可能に取り付けられた第1の突張力支持腕10a,10aが設けられている。第1の突張力支持腕10a,10aは、図2に示すように、乗りかご5の後方から前方に向けて上方向に傾斜して駆動軸8の端部に結合されている。第1の突張力支持腕10a,10aと駆動軸8との結合部には駆動輪9,9が装着され、第1の突張力支持腕10a,10aのかご枠3への取り付け部には従動輪11,11が装着されている。従動輪11,11は、昇降路枠組6の側壁路面パネルに接触して回転するように構成されている。
また、第1の突張力支持腕10a,10aと同様に、一端部が駆動軸8と結合し、乗りかご5の前方から後方に向けて上方向に傾斜する第2の突張力支持腕10b,10bが設けられている。この第2の突張力支持腕10b,10bの他端部には昇降路枠組6の側壁路面パネルに接触する転動体であるブレーキ付き車輪12,12が装着されている。即ち、第1の突張力支持腕10a,10aと第2の突張力支持腕10b,10bは、一端部がそれぞれ駆動軸8に結合されたV形状の構成体となっている。そして、第1の突張力支持腕10a,10aと第2の突張力支持腕10b,10bとの駆動軸8を介した結合位置の駆動軸8に駆動輪9,9が装着され、第1の突張力支持腕10a,10aのかご枠3への取り付け位置に従動輪11,11が装着され、また、第2の突張力支持腕10b,10bの先端部にブレーキ付き車輪12,12が装着される構成となっている。このブレーキ付き車輪12,12は、降路方向には回転しないように構成されている。
更に、昇降路枠組6にばね保持枠10c,10cが取り付けられており、この保持枠10c,10c内に第1の突張ばね10d,10d、及び第2の突張ばね10e,10eが設けられている。第1の突張ばね10d,10dは、第1の突張力支持腕10a,10aに、図2において右方向の回転力を得る付勢力を付与し、第2の突張ばね10e,10eは、第2の突張力支持腕10b,10bに、図2において左方向の回転力を得る付勢力を付与する、所謂フェイルセーフ機構となっている。
また、図3に示すように、第1の突張力支持腕10a,10aを介して、第1の突張ばね10d,10dと対向する位置に、第1の突張力支持腕10a,10aの傾斜角を調整する第1の角度調整用電動カム10f,10fが設けられており、また、第2の突張力支持腕10b,10bを介して、第2の突張ばね10e,10eと対向する位置に、第2の突張力支持腕10b,10bの傾斜角を調整する第2の角度調整用電動カム10g,10gが設けられている。この第1の角度調整用電動カム10f,10f及び第2の角度調整用電動カム10g,10gは、それぞれ回転装置(図示せず)により、回転駆動されるように構成されている。
即ち、第1の突張力支持腕10a,10aと第1の突張ばね10d,10dにより突張力付与手段が構成され、第2の突張力支持腕10b,10bと第2の突張ばね10e,10eにより制動力付与手段が構成されることになる。また、第1の角度調整用電動カム10f,10fと第1の角度調整用電動カム10f,10fの回転装置により突張力調整手段が構成され、第2の角度調整用電動カム10g,10g、及び第2の角度調整用電動カム10g,10gの回転装置により制動力調整手段が構成されることになる。なお、上記突張力付与手段は、昇降路壁面の表面変位を検知し、かご枠3の移動姿勢を維持する変位調整機能を具備している。
かご枠3の外部上方においては、上記のように、駆動輪9,9、従動輪11,11、ブレーキ付き車輪12,12、及び上記構成の突張力付与手段、突張力調整手段、制動力付与手段、制動力調整手段が設けられているが、これと同様の構成がかご枠3の外部下方においても設けられており、これらの装置に、かご枠3、乗りかご5を加えて昇降路移動体13を構成している。
実施の形態1に係る自走式エレベータ装置には、図示されていないが、この昇降路移動体13以外に、かご枠3には駆動装置4の駆動電源、駆動装置4を制御する駆動用制御盤が設置されている。また、昇降路の壁面の表面変位を検知し、この検知結果に応じてかご枠3と乗りかご5との間に設けられた防振装置を制御することにより、乗りかご5への振動伝達を低減する振動予知抑制手段が設置されている。
更に、実施の形態1に係る自走式エレベータ装置には、ドア開閉機構や乗りかご5内の気圧調整や操作盤、照明、空調などの装置が設置されている。また、エレベータ制御装置から前述の昇降路移動体13への制御信号の伝達は、ケーブルレスの無線通信、または光通信を採用し、制御電源はトロール線、またはマイクロ波伝送により昇降路移動体13に供給されている。
この発明の実施の形態1に係る自走式エレベータ装置は上記のように構成されており、次にその動作について説明する。
図3に示すように、乗りかご5を含む昇降路移動体13は、乗客及び自重を支えて現状の位置(高度)を維持するために、第1の突張力支持腕10a,10aと第1の突張ばね10d,10dによって昇降路枠組6の側壁路面パネルを外側に押圧することにより、摩擦力を発生させている。駆動輪9は、昇降路移動体13が落下する方向に回転しないように駆動装置4により駆動制御されている。
昇降路移動体13が昇降路1を上方に移動する場合は、駆動装置4からの駆動力が駆動軸8を介して駆動輪9に伝達されて上方に移動する。昇降路移動体13が昇降路1を下方に移動する場合も同様に、駆動装置4からの駆動力が駆動軸8を介して駆動輪9に伝達されて下方に移動する。なお、昇降路移動体13を移動させるために、乗りかご5の外部下方に設置された駆動輪9を協調動作させることが可能である。この際、駆動輪9が空転したり、昇降路移動体13が落下する方向に回転しないように、第1の角度調整用電動カム10f,10fと第1の角度調整用電動カム10f,10fの回転装置により構成される突張力調整手段が、駆動装置4への回転指令値と駆動輪9の実際の回転との差に合わせて、第1の突張力支持腕10a,10aと第1の突張ばね10d,10dによる突張力を制御する。これにより、駆動輪9及び従動輪11が昇降路1の側壁路面パネルを押圧する押圧量を制御する。
次に、突張力制御方法について説明する。
まず、昇降路移動体13の静止時には、第1の突張力支持腕10a,10aは、第1の突張ばね10d,10dによって昇降路1内を拡張する方向に突張力が作用し、駆動輪9,9及び従動輪11,11を昇降路枠組6の側壁路面パネルに圧接させて昇降路移動体13の静止状態を維持する。
昇降路移動体13が上下方向に移動する通常運転時には、第1の角度調整用電動カム10f,10fを図3において左方向に回転させ、第1の突張ばね10d,10dの押圧力に抗して第1の突張力支持腕10a,10aを押し上げることにより適切な角度を保持させる。これにより、駆動輪9,9が円滑に回転できるようにし、同時に、駆動輪9,9の静止状態を解除し、指定方向に駆動輪9,9を回転駆動する。なお、この通常運転時には、第2の角度調整用電動カム10g,10gを図3において右方向に回転させ、第2の突張力支持腕10b,10bを押し上げることにより適切な角度を保持させ、ブレーキ付き車輪12,12が昇降路枠組6の側壁路面パネルに接触しないようにする。
昇降路移動体13を停止させる時には、第2の突張力支持腕10b,10bは、第2の角度調整用電動カム10g,10gを図3において左方向に回転させ、第2の突張ばね10e,10eのばね力によって昇降路1内を拡張する方向に突張力を生じ、ブレーキ付き車輪12,12を昇降路枠組6の側壁路面パネルに圧接させる。この時、駆動輪9,9は、昇降路移動体13の移動速度より若干遅い回転速度で回生制動され、最終的に昇降路移動体13の静止状態を維持するように制御される。
以上のように、実施の形態1に係る自走式エレベータ装置は、昇降路移動体13がガイドレール2に沿って走行し、昇降路移動体13とガイドレール2の間隙が一定になるように走行方向の向きを微調整している。そして、乗降時を含む停止時には、ブレーキ付き車輪12,12にあるブレーキを動作させて昇降路移動体13を停止させ、停止期間中は現状の位置を保持する。
なお、ブレーキ付き車輪12,12にあるブレーキの能力を超える場合には、第2の突張力支持腕10b,10b、第2の突張ばね10e,10e、及び第2の角度調整用電動カム10g,10gからなる制動装置を作動させ静止保持を行う。また、停電などの非常時において、緊急停止となった場合には、所定の位置に停止した後、上記第2の突張力支持腕10b,10b、第2の突張ばね10e,10e、第2の角度調整用電動カム10g,10gからなる制動力調整手段を作動させて現状保持を強固にする。
実施の形態1に係る自走式エレベータ装置は、上記のように構成され、動作するので、昇降路頂部の機械室、牽引ロープやロープ質量補償用ロープ、あるいは釣合錘などを設置する必要がなくなり、昇降距離の長い昇降路を目的階まで移動する自走式エレベータ装置を小型化できる効果がある。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る自走式エレベータ装置について説明する。図4は実施の形態2に係る自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。
実施の形態2に係る自走式エレベータ装置は、実施の形態1における第1の突張力支持腕10a,10aと第2の突張力支持腕10b,10bとを直接連結すると共に、実施の形態1における第1の突張ばね10d,10d及び第1の角度調整用電動カム10f,10fを省略し、第2の突張力支持腕10b,10bを介して対向する突張ばね40a,40aと角度調整用電動カム40b,40bを設けたものである。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であるので、同一符号を付すことにより、説明を省略する。
実施の形態2に係る自走式エレベータ装置は上記のように構成されており、角度調整用電動カム40b,40bを調整することにより、第1の突張力支持腕10a,10aの角度、並びに第2の突張力支持腕10b,10bの角度を同時に調整し、静止保持時、通常運転時、あるいは非常停止時の制御が可能になる。
このように、実施の形態2に係る自走式エレベータ装置は、実施の形態1による効果を奏すると共に、部品点数の削減を図ることが可能になる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る自走式エレベータ装置について説明する。図5は実施の形態3に係る自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。
実施の形態3に係る自走式エレベータ装置は、図5に示すように、実施の形態2における突張ばね40a、40aを水平方向に押圧力が生じるように配置し、第2の突張力支持腕10b,10bを介して突張ばね40a,40aの押圧力に対向するように電動アクチュエータ50a,50aを配置したものである。なお、その他の構成については、実施の形態1あるいは実施の形態2と同様であるので、同一符号を付すことにより、説明を省略する。
実施の形態3に係る自走式エレベータ装置は上記のように構成されており、電動アクチュエータ50a,50aを調整することにより、第1の突張力支持腕10a,10aの角度、並びに第2の突張力支持腕10b,10bの角度を同時に調整し、静止保持時、通常運転時、あるいは非常停止時の制御を行う。
実施の形態2に係る自走式エレベータ装置は上記のように構成されているので、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、部品点数の削減を図ることが可能になる。
なお、上記各実施の形態においては、かご枠の外部上方に設置された駆動輪、従動輪、ブレーキ付き車輪、及び突張力付与手段、突張力調整手段、制動力付与手段、制動力調整手段と、かご枠の外部下方に設置された駆動輪、従動輪、ブレーキ付き車輪、及び突張力付与手段、突張力調整手段、制動力付与手段、制動力調整手段とを、同一のもので構成した昇降路移動体について図示説明したが、この発明は、必要に応じて実施の形態1、実施の形態2、あるいは実施の形態3の何れか一つを乗りかごの外部上方に設置し、他の何れか一つを乗りかごの外部下方に設置して昇降路移動体を構成してもよい。また、自走式エレベータ装置の設置仕様を満足すれば、かご枠の外部上方と外部下方の何れか一方のみの設置としてもよい。
また、上記各実施の形態においては、昇降路にガイドレールを設け、このガイドレールにかご枠を係合させれ昇降する自走式エレベータ装置について図示説明したが、昇降路に代えて昇降路を構成する構造体としてもよく、諸種の設計的変更を含むものである。
以上のように、この発明に係る自走式エレベータ装置は、超高層ビルや超深度構造物を昇降する自走式エレベータ装置への利用可能性が大きい。
この発明の実施の形態1に係る自走式エレベータ装置を昇降路内のピット上部からみた昇降路断面の模式図である。 図1の側面を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る自走式エレベータ装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 昇降路 2 ガイドレール
3 かご枠 4 駆動装置
5 乗りかご 6 昇降路枠組
7 緩衝体 8 駆動軸
9 駆動輪 10a 第1の突張力支持腕
10b 第2の突張力支持腕 10c ばね保持枠
10d 第1の突張ばね 10e 第2の突張ばね
10f 第1の角度調整用電動カム 10g 第2の角度調整用電動カム
11 従動輪 12 ブレーキ付き車輪
13 昇降路移動体 40a 突張ばね
40b 角度調整用電動カム 50a 電動アクチュエータ

Claims (9)

  1. 昇降路あるいは昇降路を構成する構造体に設けられたガイドレールに係合すると共に、乗りかごを保持するかご枠と、
    上記かご枠の上部及び/又は下部に設けられ、上記かご枠を上記ガイドレールに沿って昇降する駆動装置と、
    上記かご枠の上部及び/又は下部に設けられ、上記昇降路の壁面間あるいは昇降路を構成する構造体間に、上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体を転動する転動体を介して突張力を付与する突張力付与手段と、
    上記かご枠の昇降速度に応じて上記突張力付与手段の突張力を調整する突張力調整手段と、を備えたことを特徴とする自走式エレベータ装置。
  2. 上記駆動装置の駆動電源、及び上記駆動装置を制御する駆動用制御盤を上記かご枠の上部及び/又は下部に設けたことを特徴とする請求項1記載の自走式エレベータ装置。
  3. 上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体は、上記突張力付与手段の突張力に対応できる剛構造体であること特徴とする請求項1又は請求項2記載の自走式エレベータ装置。
  4. 上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体の少なくとも上記転動体が転動する部位に、脱着可能な側壁路面パネルを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の自走式エレベータ装置。
  5. 上記かご枠の上部及び/又は下部に設けられ、上記昇降路の壁面間あるいは昇降路を構成する構造体間に、上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体を転動する転動体を介して制動力を付与する制動力付与手段を設け、
    上記制動力付与手段は、上記かご枠の停止時に制動力を付与し、上記かご枠の昇降時に上記制動力を解除するものであることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の自走式エレベータ装置。
  6. 上記突張力付与手段は、上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体の表面変位を検知し、上記かご枠の移動姿勢を維持する変位調整機能を具備することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の自走式エレベータ装置。
  7. 上記かご枠と上記乗りかごとの間に防振装置を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の自走式エレベータ装置。
  8. 上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体の表面変位を検知し、この検知結果に応じて上記防振装置を制御し、上記乗りかごへの振動伝達を低減する振動予知抑制手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の自走式エレベータ装置。
  9. 上記突張力付与手段により突張力を付与する方向と異なる方向の上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体と上記かご枠との間に、上記昇降路の壁面あるいは昇降路を構成する構造体と上記かご枠との接触を防止する緩衝体を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の自走式エレベータ装置。
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