JP2008230548A - 倒立振子型移動体、及びその制御方法 - Google Patents

倒立振子型移動体、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定して走行可能な倒立振子型移動体、及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明にかかる倒立振子型移動体は、車輪を回転可能に支持する車台16と、駆動輪18、20と、車輪を回転駆動するモータ34、36と、ロッド26を介して車台16に対して回動可能に支持された車体12と、車輪の車軸に対する車体12の重心位置に応じて変化する変化量を測定するジャイロセンサ48と、車体12を駆動して、車軸の位置に対する車体12の重心位置を変化させる姿勢制御用アクチュエータ40と、車体12の変化量がしきい値を越えた場合に、車体12の傾斜角速度を低減させるに姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する制御部80と、を備えるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は倒立振子型移動体、及びその制御方法に関する。
倒立振子型移動体は、通常、左右の駆動輪を駆動して安定状態を維持するように重心位置を修正しつつ、移動を行なうように制御している(特許文献1)。そのため、2輪の倒立振子型移動体は、不安定なシステムであり、不整地の走行には適していない。不整地を走行させるためには、外乱に強いロバストなコントローラを設計する必要がある。
従来の車輪駆動による倒立安定では、走行と倒立とのトレードオフのため、倒立の安定性に限界が生じる。よって、不整地に対応できるだけのロバスト性を得るのが困難であった。例えば、走行時は、走行するための指令動作の割合が高く、走行中に段差などの外乱が生じると、倒立安定の動作の割合が急に高くなるため、不安定になってしまう。
安定して走行するため、ビジョンセンサーで地面の段差を検出して、検出した段差の高さに応じた制御を行うことが可能である。しかしながら、ビジョンセンサーによる段差検出では、ある一定の高さ以下の段差しか検出することができない。よって、ビジョンセンサーで検出することができる高さ以下の段差が存在する場合、不安定になってしまう。よって、低い段差や砂利などが存在する不整地では、安定して走行することが困難になってしまう。
また、制御アームを用いて、制御を行う倒立振子型移動体が開示されている(特許文献2)。特許文献2の移動体では、制御アームによって慣性体をスライドしている。しかしながら、この移動体でも、段差などの急激な外乱に対して、安定走行できない場合があった。
特開昭63−305082号公報 特開2006−205839号公報
このように、従来の倒立振子型移動体では、段差などの外乱が生じた場合に、安定して走行することが困難であるという問題点があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、安定して走行することができる倒立振子型移動体、及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる倒立振子型移動体は、車輪を回転可能に支持する車台と、前記車輪を回転駆動する第1の駆動部と、支持部材を介して前記車台に対して回動可能に支持された上体部と、前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置に応じて変化する変化量を測定するセンサと、前記上体部を駆動して、前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置を変化させる第2の駆動部と、前記上体部の傾斜角速度がしきい値を越えた場合に、前記上体部の傾斜角速度を低減させるように前記第2の駆動部を制御する制御部と、を備えるものである。これにより、外乱などによって上体部の傾斜角速度が急激に変化した場合でも、傾斜角速度が小さくなるよう第2の駆動部が上体部を駆動するため、安定して走行することができる。
本発明の第2の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記変化量がしきい値を越えた場合に、前記制御部が、前記上体部の重心位置が前記車軸上に配置されるよう前記第2の駆動部を駆動するものである。これにより、上体部の姿勢を即座に安定することができるため、安定した走行が可能になる。
本発明の第3の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記変化量が許容範囲内に収まった後、前記第2の駆動部が、前記車軸に対する前記上体部の重心位置を前記変化量がしきい値を越える前の位置に戻すことを特徴とするものである。これにより、連続して傾斜角速度がしきい値を越えた場合でも、安定して走行することができる。
本発明の第4の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記センサが、前記変化量として前記上体部の傾斜角速度を検出するジャイロセンサであることを特徴とするものである。これにより、応答性よく制御することができ、より安定した走行が可能になる。
本発明の第5の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記第2の駆動部が、前記支持部材に対する前記上体部の角度を変化させることを特徴とするものである。これにより、簡便な構成で、走行を安定させることができる。
本発明の第6の態様にかかる倒立振子型移動体の制御方法は、車輪を回転可能に支持する車台と、前記車輪を回転駆動する第1の駆動部と、支持部材を介して前記車台に対して回動可能に支持された上体部と、上体部を駆動して、前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置を変化させる第2の駆動部と、を備える倒立振子型移動体の制御方法であって、前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置に応じて変化する変化量を検出するステップと、前記変化量が、しきい値を越えているか否かを判定するステップと、前記変化量が前記しきい値を越えた場合に、前記上体部の傾斜角速度を低減させるように前記第2の駆動部を制御するステップとを備えるものである。これにより、外乱などによって上体部の傾斜角速度が急激に変化した場合でも、傾斜角速度が小さくなるよう第2の駆動部が上体部を駆動するため、安定して走行することができる。
本発明の第7の態様にかかる倒立振子型移動体の制御方法は、上記の制御方法であって、前記変化量がしきい値を越えた場合に、前記上体部の重心位置が前記車軸上に配置されるよう前記第2の駆動部を駆動するものである。これにより、上体部の姿勢を即座に安定することができるため、安定した走行が可能になる。
本発明の第8の態様にかかる倒立振子型移動体の制御方法は、上記の制御方法であって、前記変化量が許容範囲内に収まった後、前記第2の駆動部が、前記車軸に対する前記上体部の重心位置を前記変化量がしきい値を越える前の位置に戻すものである。これにより、連続して変化量がしきい値を越えた場合でも、安定して走行することができる。
本発明の第9の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記変化量として、前記上体部の傾斜角速度が検出されることを特徴とするものである。これにより、応答性よく制御することができ、より安定した走行が可能になる。
本発明の第10の態様にかかる倒立振子型移動体は、上記の倒立振子型移動体であって、前記第2の駆動部が、前記支持部材に対する前記上体部の角度を変化させることを特徴とするものである。これにより、簡便な構成で、走行を安定させることができる。
本発明によれば、安定して走行することができる倒立振子型移動体、及びその制御方法を提供することを目的とする。
本実施の形態にかかる移動体は倒立振子型の移動体である。よって、移動体は、地面に接地した車輪を駆動することによって、所定の位置まで移動する。さらに、車輪を駆動することによって、倒立状態を維持することができる。
図1及び図2を用いて、本発明にかかる移動体100の構成について説明する。図1は移動体100の構成を模式的に示す側面図であり、図2は移動体100の構成を模式的に示す正面図である。
図2に示されるように、移動体100は、倒立車輪型の移動体(走行体)であり、右駆動輪18と、左駆動輪20と、車台16と、車体12、を備えている。車体12には車台16の上方に配置される上体部となる。
車台16の側面側には、地面と接地する右駆動輪18と左駆動輪20が設けられている。右駆動輪18と左駆動輪20は、同軸上で回転する一対の車輪である。地面と接地する右駆動輪18と左駆動輪20とが回転することによって、移動体100が移動する。車台16は、ロッド26とマウント28を備えている。右駆動輪18と左駆動輪20との間にはマウント28が配置されている。
マウント28は、車軸30を介して右駆動輪18を回転可能に支持し、また車軸32を介して左駆動輪20を回転可能に支持している。右駆動輪18は、車軸30を介して右輪駆動モータ34の回転軸に固定されている。左駆動輪20は、車軸32を介して左輪駆動モータ36の回転軸に固定されている。車軸30と車軸32とは同一の回転軸C1上に配置されている。右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36は、マウント28内に固定され、車輪用駆動部(アクチュエータ)として機能する。右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36は例えば、サーボモータである。なお、車輪用アクチュエータは、電気的なモータに限らず、空圧、油圧を使用したアクチュエータでもよい。このように、車台16は右駆動輪18と左駆動輪20を回転可能に支持している。そして、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36が右駆動輪18と左駆動輪20を回転駆動する。
マウント28は、さらに機械式ブレーキ60,62を備えている。機械式ブレーキ60は、通常の状態において右駆動輪18と非接触状態にあり、ブレーキ動作時に当該右駆動輪18と接触して摩擦力により右駆動輪18の車台16に対する回転を拘束する。また、機械式ブレーキ62は、通常の状態において左駆動輪20と非接触状態にあり、ブレーキ動作時に当該左駆動輪20と接触して摩擦力により左駆動輪20の車台16に対する回転を拘束する。
また、マウント28は、右輪エンコーダ52と、左輪エンコーダ54を備えている。右輪エンコーダ52は、車台16に対する右駆動輪18の回転角を検出する。左輪エンコーダ54は、車台16に対する左駆動輪20の回転角を検出する。
ロッド26は、車台16の側端に取り付けられている。ロッド26の長手方向は、回転軸C1に対して垂直である。ロッド26の上端には、車体12が取り付けられている。すなわち、ロッド26は、車体12と、車台16とを連結するリンクである。よって、ロッド26の下端側が、車台16の回転軸C1に接続され、上端側が車体12に接続される。このロッド26を介して、車体12が車軸に対して回転可能に支持される。このように、ロッド26の上方には、上体部である車体12が配置されている。上体部である車体12は、ロッド26を介して車台16に対して回動可能に支持されている。
ロッド26は左駆動輪20の外側、及び右駆動輪18の外側にそれぞれ設けれてている。すなわち、移動体100は、左右の車輪に対応して設けれられた2つのロッド26を有している。このロッド26が車体12を車台16に対して回動可能に支持する支持部材となる。左右のロッド26には、それぞれ、姿勢制御用アクチュエータ40が取り付けられている。姿勢制御用アクチュエータ40は、本発明の特徴的な構成であり、ロッド26に対する車体12の角度を可変にする駆動部である。姿勢制御用アクチュエータ40は、例えば、サーボモータであり、車体12の姿勢角を制御する。なお、モータの動力をギアやベルトやプールなどを介して伝達してもよい。
車体12は、台座70、支柱72、ジャイロセンサ48、及び搭乗席22を有している。平板状の台座70は、姿勢制御用アクチュエータ40を介してロッド26と取り付けられている。台座70の対向する側面には、ロッド26が設けられている。左右のロッド26の間に、台座70が配置される。姿勢制御用アクチュエータ40が駆動すると、ロッド26に対する台座70の角度が変化する。これにより、回転軸C2を回転中心として、台座70が回転する。よって、姿勢制御用アクチュエータ40が駆動すると、車体12の姿勢が変化する。回転軸C2は回転軸C1と平行であり、回転軸C1の上方に位置する。そして、ロッド26は、回転軸C2と回転軸C1との間に設けられている。この回転軸C2には、姿勢制御用アクチュエータ40が設けられている。、ロッド26が姿勢を制御するためのスイングアームとなる。
台座70には、バッテリーモジュール42と、障害物検知センサ58が収納されている。障害物検知センサ58は、光学式の障害物検知センサであり、移動体100の前方に障害物を検知すると、検知信号を出力する。バッテリーモジュール42は、右輪駆動モータ34、左輪駆動モータ36、姿勢制御用アクチュエータ40、制御部80等に対して電力を供給する。
車体12の台座70上には、ジャイロセンサ48が設けられている。ジャイロセンサ48は、車体12の傾斜角に対する角速度を検出する。ここで、車体12の傾斜角は、鉛直方向に対する傾斜角であり、移動体100の進行方向前方に車体12が傾斜している場合を「正」とし、移動体100の進行方向後方に車体12が傾斜している場合を「負」として表わす。このように、ジャイロセンサ48は、台座70の傾斜角の変化を、車体12の傾斜角速度として測定する。もちろん、ジャイロセンサ48は他の箇所に取り付けられていてもよい。ジャイロセンサ48で測定された傾斜角速度は、移動体100の姿勢の変化に応じて変化する。すなわち、傾斜角速度は、車軸の位置に対する車体12の重心位置のずれ量に応じて変化する変化量である。このように、ジャイロセンサ48は、車軸に対する車体12の重心位置に応じて変化する変化量を検出する。従って、外乱などによって、車体12の傾斜角度が急激に変化すると、傾斜角速度の値が大きくなる。
台座70の中央近傍には、支柱72が設けられている。この支柱72によって、搭乗席22が支持されている。すなわち、搭乗席22は、支柱72を介して台座70に固定されている。搭乗席22は、搭乗者が座ることができる椅子の形状を有する。
搭乗席22の側面には、操作モジュール46が設けられている。操作モジュール46には、操作レバー(図示せず)及びブレーキレバー(図示せず)が設けられている。操作レバーは、搭乗者が移動体100の走行速度や走行方向を調整するための操作部材である、搭乗者は、操作レバーの操作量を調整することによって移動体100の移動速度を調整することができる、また、搭乗者は、操作レバーの操作方向を調整することによって移動体100の移動方向を調整することができる。移動体100は、操作レバーに加えられた操作に応じて、前進、停止、後退、左折、右折、左旋回、右旋回することができる。搭乗者がブレーキレバーを倒すことによって、移動体100を制動することができる。移動体100の進行方向は、車軸30、32と垂直な方向になる。
さらに、搭乗席22の背もたれ部分には、制御部80が実装されている。制御部80は、搭乗者が操作モジュール46に対して行なった操作に追従して、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を制御し、移動体100の走行(移動)を制御する。搭乗席22の座面は台座70の上面と平行に配置されている。制御部80は、操作モジュールでの操作に応じて、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を制御する。これにより、操作モジュールでの操作に応じたトルク指令値で右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36が駆動する。
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信用のインターフェースなどを有し、移動体100の各種動作を制御する。そして、この制御部80は、例えばROMに格納された制御プログラムに従って各種の制御を実行する。制御部80は、周知のフィードバック制御により、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を相互に独立して所定の角度に制御する。
次に、制御部80による制御について図3を用いて説明する。図3は、制御部80の制御を説明するためのブロック図である。制御部80は、走行制御モジュール81と、姿勢制御モジュール82とを有している。制御部80は、走行制御モジュール81と姿勢制御モジュール82とを統括的に制御する。走行制御モジュール81は、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を制御するアンプを有している。走行制御モジュール81は、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36とに駆動信号を出力して、右駆動輪18、及び左駆動輪20をフィードバック制御する。具体的には、右輪エンコーダ52と、左輪エンコーダ54で測定された測定値が走行制御モジュール81に入力される。また、走行制御モジュール81には、倒立を安定させるため、ジャイロセンサ48からの傾斜角速度が入力されている。さらに、走行制御モジュール81には、操作モジュール46による操作の応じた指令値が入力される。そして、走行制御モジュール81は、測定値、指令値及び傾斜角速度に基づいて、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を駆動する。このように、走行制御モジュール81は、右駆動輪18、及び左駆動輪20をフィードバック制御する。これにより、移動体100は、操作モジュール46での操作に応じて移動する。よって、倒立状態で安定して走行することができる。ここでのフィードバック制御としては公知の制御方法を用いることができる。
姿勢制御モジュール82は、移動体100の姿勢を制御する。すなわち、姿勢制御モジュール82は、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動するためのアンプを有している。姿勢制御モジュール82は、制御信号を出力して、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する。これにより、車体12がロッド26に対して回転し、移動体100の姿勢を制御することができる。具体的には、姿勢制御モジュール82には、ジャイロセンサ48から、車体12の傾斜角速度を示す検出信号が入力される。すなわち、ジャイロセンサ48で検出された車体12の傾斜角速度の値が姿勢制御モジュール82に入力される。姿勢制御モジュール82には、予め、しきい値が記憶されている。姿勢制御モジュール82は、傾斜角速度と、しきい値とを比較する。そして、傾斜角速度がしきい値を越えているか否かを判定する。傾斜角速度がしきい値を越えた場合、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する。ここでは、姿勢制御モジュール82が傾斜角速度を打ち消すように、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する。これにより、安定して走行することが可能になる。
このように、姿勢制御モジュール82には、予め、しきい値が設定されている。なお、しきい値は、正負のそれぞれに対して設定されていてもよい。すなわち、進行方向前方に傾斜角度が変化した場合と、後方に傾斜角度が変化した場合とに、それぞれ、しきい値を設定してもよい。姿勢制御モジュール82は、しきい値と、ジャイロセンサ48で検出された傾斜角速度とを比較して、傾斜角速度がしきい値を越えているか否かを判定する。そして、傾斜角速度がしきい値を越えた場合に、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動させる。すなわち、しきい値を越えた場合に、姿勢制御用アクチュエータ40の駆動が開始する。これにより、傾斜角速度が低減し、急激な傾斜角速度の変化が抑制される。従って、移動体100に衝撃が加わった場合でも、安定走行させることができる。例えば、走行中に、右駆動輪18、及び左駆動輪20が段差に衝突した場合でも、衝撃を吸収することができる。このため、安定して走行することができる。すなわち、姿勢制御モジュール82は、傾斜角速度がしきい値を越えた場合、段差に衝突する等の外乱が生じたと判定する。そして、その外乱により生じた傾斜角速度の変化を低減するように、姿勢を制御する。
次に、図4、図5及び図6を用いて、上記の姿勢制御について説明する。図4は、上記の制御方法を示すフローチャートである。図4では、左側に走行制御モジュール81による制御を示し、右側に姿勢制御モジュール82による制御を示している。図5は、走行中の移動体100の様子を説明するための模式図である。図5では、説明のため、図1、及び図2で示された構成を適宜省略している。ここでは、障害物90がある路面を走行中に、右駆動輪18、及び左駆動輪20が段差91に衝突した場合について説明する。図5では、左側から右側に移動体100が移動している。さらに、時系列に従って、移動体100の様子を、左から順に、移動体100a、移動体100b、移動体100c、移動体100dとして示している。すなわち、移動体100aは、次のタイミングで移動体100bとなる。同様に、移動体100bは、次のタイミングで移動体100cとなり、移動体100cは次のタイミングで移動体100dとなる。このように、移動体100a、移動体100b、移動体100c、移動体100dの順番で移動していく。さらに、図5では、搭乗席22に搭乗者101が乗っている。図6は、上記の姿勢制御を行なっている間に、ジャイロセンサ48で測定された傾斜角速度を示すグラフである。
走行制御モジュール81は、通常の走行を行うように、2輪制御を行う(ステップS101)。ここでは、倒立状態で、安定して走行できるように、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を駆動する。姿勢制御モジュール82は、ステップS101の制御と同期して、姿勢制御を行なっている(ステップS201)。すなわち、車体12が一定の傾斜角度で保持されている。姿勢制御用アクチュエータ40を駆動せずに、ロッド26に対する台座70の角度を一定としている。通常の走行時に、図6のA点に示すように、傾斜角速度は変化しない。すなわち、通常走行時には、傾斜角速度は、ほぼ0のまま一定となっている。従って、段差に衝突するまでの間は、傾斜角速度がしきい値を越えたか否かを判定しても(ステップS202)、傾斜角速度がしきい値を越えない。よって、姿勢制御モジュール82は、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動せずに、そのまま傾斜角度を保持する(ステップS205)。また、走行制御モジュール81は、倒立走行を維持する(ステップS102)。すなわち、走行制御モジュール81は操作モジュール46での操作に応じた指令値通り、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を駆動する。また、ジャイロセンサ48からの傾斜角速度に応じて、倒立するよう右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36が制御される。これにより、右駆動輪18、及び左駆動輪20が所望の回転速度で回転する。従って、車体12の傾斜角度が略一定のままとなる。傾斜角速度がしきい値を越えていない間は、上記の処理を繰り返して、二輪倒立走行を継続する。
姿勢制御用アクチュエータ40を駆動しないで通常の走行をしているときに、右駆動輪18、及び左駆動輪20が段差91に衝突する(移動体100a参照)。これにより、右駆動輪18、及び左駆動輪20に進行方向前方から衝撃が加わる。すると、慣性力によって車体12が急激に前方に傾斜する(移動体100b参照)。右駆動輪18、及び左駆動輪20が段差に衝突すると反力を受けるため、前方に進まない。また、車体12にかかる慣性力によって、車体12が前方に進む。よって、車体12の重心位置が設定以上に車軸30、32よりも前方に位置し、車体12が大きく前方に傾斜する。すなわち、ロッド26が前方に倒れて、車体12の傾斜角度が急激に変化する。車体12の傾斜角度の変化が大きくなり、車軸30、32に対する車体12の重心位置が前方にずれていく。ここで、傾斜角速度がしきい値を越えたか否かを判定する(ステップS202)と、車体12の傾斜角速度がしきい値を越える。傾斜角速度は、徐々に大きくなっていき、図6のB点に示すように、しきい値を越える。
ステップS202で傾斜角速度がしきい値を越えたと判定されたら、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動して、傾斜角速度を打ち消す(ステップS203)。すなわち、段差91との衝突によって生じた傾斜角速度を低減させるように姿勢制御用アクチュエータ40が駆動する(移動体100c参照)。ここでは、矢印Fの方向に、車体12を回転させる。すなわち、姿勢制御用アクチュエータ40によって、衝突によって生じた傾斜角速度と反対方向の傾斜角速度を与える。例えば、ジャイロセンサ48で測定された傾斜角速度に応じた値だけ、傾斜角速度を減少させることができる。この場合、測定された傾斜角速度が大きくなればなるほど、姿勢制御用アクチュエータ40の駆動力が大きくなる。あるいは、測定された傾斜角速度によらず、一定の傾斜角速度を減少させるようにしてもよい。このように姿勢制御用アクチュエータ40を駆動すると、車体12が後方に傾斜する。よって、進行方向における車体12の重心位置が車軸に対して近くなる。なお、車体12の重心位置が車軸上になるように、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動することが好ましい。すなわち、進行方向における車体12の重心位置と車軸の位置を一致させる。姿勢制御用アクチュエータ40、及びロッド26は、衝突時の衝撃を緩和するサスペンションとして機能する。すなわち、姿勢制御用アクチュエータ40は、衝突時にロッド26をサスペンション駆動して、車体12に伝わる衝撃を緩和する。
傾斜角速度が許容範囲内に収まっているか否かを判定する(ステップS204)。この許容範囲は、上記のしきい値よりも小さな設定値によって定まる。例えば、正負の設定値の間が許容範囲となる。傾斜角速度が許容範囲内に収まっていない場合、引き続き、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動して、傾斜角速度を打ち消す(ステップS203)。すなわち、ステップS203に戻り、許容範囲に収まっていない傾斜角速度と反対方向の傾斜角速度を姿勢制御用アクチュエータ40によって与える。これにより、傾斜角速度が低減する。そして、図6のC点に示すように、傾斜角速度がある一定の許容範囲内になる。
ステップS204において、傾斜角速度が許容範囲内に収まっていると判定されたら、所定の傾斜角度を保持する(ステップS205)。ここでは、矢印Fと反対の方向に姿勢制御用アクチュエータ40を駆動して、車体12を衝突前の傾斜角度に戻していく。傾斜角速度が許容範囲内に収まった後、進行方向における車軸の位置に対する車体12の重心位置を、傾斜角度がしきい値を越える前の位置に戻す。すなわち、車体12がしきい値を越える前の姿勢に戻るように、制御部80が姿勢制御用アクチュエータ40を制御する。従って、ロッド26に対する台座70の角度が衝突前の角度に戻る。ここでは、姿勢制御用アクチュエータ40が徐々に駆動され、図6のD点に示すように、傾斜角速度が衝突前の値、すなわち0に戻る。そして、車体12が衝突前の傾斜速度で一定となり、通常の走行制御が行われる(移動体100d参照)。なお、ここでは、傾斜角速度がしきい値を越えないように、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する。また、許容範囲を越えないように、姿勢制御用アクチュエータ40を制御する。従って、衝突時の駆動よりも低い駆動力で姿勢制御用アクチュエータ40が駆動する。そして、傾斜角度が元の値に戻ったら、姿勢制御用アクチュエータ40の駆動を停止する。
これにより、車体12が傾き過ぎることがなく、次の外乱に対応することができる。例えば、再度、段差に衝突した場合でも、安定走行することが可能になる。すなわち、連続して傾斜角速度がしきい値を越えるような場合でも安定走行が可能になる。また、上記の制御の間、通常の2輪倒立走行を維持する(ステップS102)。姿勢制御用アクチュエータ40の駆動によって、傾斜角速度を速やかに小さくすることができる。このため、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36に過大な負荷がかからない。よって、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を小型化することができる。
上述のように、通常の走行時には、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動せず、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36のみを駆動する。そして、外乱がよって急激に姿勢が変化した場合は、姿勢制御用アクチュエータ40を用いて車体12を駆動する。従って、簡便な制御で安定した走行させることができる。すなわち、傾斜角速度がしきい値を越えない通常の走行時には、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する必要がないため、処理を簡素化することができる。さらに、傾斜角速度がしきい値を越えるほどの外乱が生じた場合、姿勢制御用アクチュエータ40が駆動される。これにより、安定な走行が可能にできる。また、姿勢制御モジュール82による姿勢制御用アクチュエータ40の制御が走行制御モジュール81による車輪の制御から独立しているため、処理を簡素化することができる。これにより、応答性が向上し、即座に安定させることができる。また、走行制御モジュール81による倒立走行制御を継続することができる。よって、移動速度が遅くなり、移動時間が長くなるのを防ぐことができる。
加えて、外乱によって急激に姿勢が変化した場合でも、サスペンション機能によって衝撃が吸収される。そのため、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36のトルクを大きくする必要がない。すなわち、急激に変化した傾斜角速度を即座に元に戻すことができるほどトルクを右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36が出力しなくてもよくなる。よって、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を小型化することができる。移動体100を軽量化、小型化することができる。さらに、トルクの小さいモータを用いることができるため、製造コストを低減するととができる。また、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36の最大トルクを低減することができるため、安全性を向上することができる。このように、外乱に対するロバスト性を向上することができるとともに、右輪駆動モータ34、及び左輪駆動モータ36の負荷を低減することができる。よって、外乱が生じた場合でも安定して移動することができる。もちろん、段差への衝突に限らず、移動体100が人間や物体へ衝突した場合でも安定走行が可能になる。例えば、車体12が障害物に衝突した場合でも安定して走行することができる。さらには、外乱に限らず、急ブレーキなどによって傾斜角速度がしきい値を越えた場合でも安定して走行することができる。
ジャイロセンサ48によって、車体12に傾斜角速度を検出している。そして、傾斜角速度がしきい値よりも大きい場合、外乱等が生じたと判定し、車体12の姿勢を制御する。すなわち、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動して、ロッド26に対して車体12を回転させる。これにより、ロッド26に対する車体12の角度が変化して、進行方向における車軸の位置と、車体12の重心位置とが近づく。外乱等によって生じた傾斜角速度が打ち消される。これにより、即座に倒立が安定する。このように、姿勢制御モジュール82は、車軸の位置と車体12の重心位置との進行方向における距離に応じて変化する車体12の傾斜角速度に応じて制御を行っている。傾斜角速度を検出するジャイロセンサ48からの検出信号を用いることによって、応答性を向上することができ、より安定した走行が可能になる。なお、傾斜角速度は、ジャイロセンサ48以外のセンサで測定してもよい。例えば、姿勢制御用アクチュエータ40に、車体12に姿勢角を検出する姿勢角センサや、回転角を検出するエンコーダを設けても、測定された角度の時間微分によって傾斜角速度を求めてもよい。
上記の説明では、車軸に対する車体12の重心位置に応じて変化する変化量として、車体12に傾斜角速度を検出している。なお、車軸に対する車体12の重心位置に応じて変化する変化量は傾斜角速度以外であってもよい。すなわち、車軸の位置と車体12の重心位置との進行方向における距離に応じて変化する変化量は、車体12の傾斜角速度に限られるものではない。
例えば、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36の回転トルクに対して、しきい値を設定してもよい。すなわち、外乱等が生じると、車軸の位置と車体12の重心位置とのずれ量が大きくなるため、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36のトルクを急激に上げる必要がある。従って、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36のトルクに対して設定されたしきい値によって、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動するか否かを判定することができる。例えば、右駆動輪18、及び左駆動輪20が段差91に衝突すると、倒立状態を維持するため、走行制御モジュール81は、右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36のトルクを大きくする。換言すると、このトルクがしきい値を越えたときは、外乱が生じていることになる。よって、トルクセンサによって測定されたトルクとしきい値とを比較して、トルクがしきい値を越えている場合に、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動する。このように制御することによって、傾斜角速度によって制御した場合と同様の効果を得ることができる。
移動体100が段差に衝突すると高周波の揺れが生じる。このような揺れに対しては、慣性モーメントの大きい姿勢制御用アクチュエータ40を用いて、倒立を安定させる。一方、低周波のゆれについては、慣性モーメントの小さい右輪駆動モータ34と左輪駆動モータ36を用いて、倒立を安定させる。このように、移動体100の揺れの周波数に応じて、姿勢制御用アクチュエータ40を駆動してもよい。このような移動体100の揺れの周波数は、傾斜角速度の変化から求めることができる。
なお、上記の説明では姿勢制御用アクチュエータ40によって、ロッド26に対して車体12を回転させる構成としたが、これに限るものではない。例えは、姿勢制御用アクチュエータ40によって、車体12をスライドさせるようにしてもよい。もちろん、姿勢制御用アクチュエータ40によって、車体12の全体を駆動する構成に限らず、車体12の一部のみを駆動するようにしてもよい。すなわち、車体12の少なくとも一部を駆動することによって、姿勢を制御してもよい。
左右の姿勢制御用アクチュエータ40を独立して駆動させてもよい。例えば、右駆動輪のみ段差に衝突した場合、移動体100の右側だけ、傾斜角速度が大きくなる。従って、右側の姿勢制御用アクチュエータ40のみを駆動する。これにより、より安定した走行が可能になる。この場合、ロール、ピッチ、ヨーの3軸のジャイロセンサ48を用いて、左右の傾斜角速度を測定することができる。
なお、上記の説明では、2輪型の移動体100について説明したが、車輪の数は、これに限られるものではない。1輪型の移動体でもよく、3以上の車輪を有する移動体であってもよい。さらに、上記の説明では、搭乗席22を有する移動体100について説明したが、物体運搬用の移動台車であってもよい。もちろん、移動ロボットなどのその他の移動体であってもよい。
本発明の実施の形態にかかる移動体の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる移動体が移動している様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態にかかる移動体が段差に衝突したときの傾斜角速度を示すグラフである。
符号の説明
12 車体、16 車台、18 右駆動輪、20 左駆動輪、22 搭乗席、
26 ロッド、28 マウント
30 車軸、32 車軸、34 右輪駆動モータ、36 左輪駆動モータ
40 姿勢制御用アクチュエータ、 48 ジャイロセンサ
60 機械式ブレーキ、62 機械式ブレーキ、70 台座、72 支柱、
80 制御部、81 走行制御モジュール、82 姿勢制御モジュール
90 障害物、91 段差、100 移動体、101 搭乗者

Claims (10)

  1. 車輪を回転可能に支持する車台と、
    前記車輪を回転駆動する第1の駆動部と、
    支持部材を介して前記車台に対して回動可能に支持された上体部と、
    前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置に応じて変化する変化量を検出するセンサと、
    前記上体部を駆動して、前記車輪の車軸に対する前記前記上体部の重心位置を変化させる第2の駆動部と、
    前記変化量がしきい値を越えた場合に、前記上体部の傾斜角速度を低減させるように前記第2の駆動部を制御する制御部と、を備える倒立振子型移動体。
  2. 前記変化量がしきい値を越えた場合に、前記制御部が、前記上体部の重心位置が前記車軸上に配置されるよう前記第2の駆動部を制御する請求項1に記載の倒立振子型移動体。
  3. 前記変化量が許容範囲内に収まった後、前記第2の駆動部が、前記車軸に対する前記上体部の重心位置を前記変化量がしきい値を越える前の位置に戻すことを特徴とする請求項1、又は2に記載の倒立振子型移動体。
  4. 前記センサが、前記変化量として前記上体部の傾斜角速度を検出するジャイロセンサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の倒立振子型移動体。
  5. 前記第2の駆動部が、前記支持部材に対する前記上体部の角度を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の倒立振子型移動体。
  6. 車輪を回転可能に支持する車台と、
    前記車輪を回転駆動する第1の駆動部と、
    支持部材を介して前記車台に対して回動可能に支持された上体部と、
    上体部を駆動して、前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置を変化させる第2の駆動部と、を備える倒立振子型移動体の制御方法であって、
    前記車輪の車軸に対する前記上体部の重心位置に応じて変化する変化量を検出するステップと、
    前記変化量が、しきい値を越えているか否かを判定するステップと、
    前記変化量が前記しきい値を越えた場合に、前記上体部の傾斜角速度を低減させるように前記第2の駆動部を制御するステップと、を備える倒立振子型移動体の制御方法。
  7. 前記変化量がしきい値を越えた場合に、前記上体部の重心位置が前記車軸上に配置されるよう前記第2の駆動部を駆動する請求項6に記載の倒立振子型移動体の制御方法。
  8. 前記変化量が許容範囲内に収まった後、前記第2の駆動部が、前記車軸に対する前記上体部の重心位置を前記変化量がしきい値を越える前の位置に戻すことを特徴とする請求項6、又は7に記載の倒立振子型移動体の制御方法。
  9. 前記変化量として、前記上体部の傾斜角速度が検出されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の倒立振子型移動体の制御方法。
  10. 前記第2の駆動部が、前記支持部材に対する前記上体部の角度を変化させることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の倒立振子型移動体の制御方法。
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