JP2008230323A - 自転車の変速システム用位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置決め装置において、位置決め部材の移動方向において装置の寸法を小さくして装置のコンパクト化を図る。
【解決手段】位置決め機構31は、巻取体32と、位置決め部材34と、第1ばね部材36と、解除部材38と、を備えている。巻取体は、第1位置決め歯60a〜60fを有し、第1面40aに沿って動く。位置決め部材は、第1位置決め歯と係合する第2位置決め歯63を有し、巻取体を予め決められた複数の位置のいずれかに位置決めする。第1ばね部材は、位置決め部材を巻取体に接近する方向に付勢する。解除部材は、初期位置と操作位置との間で可動であり、巻取体と位置決め部材の間に配置される。位置決め部材は、巻取体に対し接離する方向に移動可能であり、解除部材の初期位置から操作位置への動きに応じて、巻取体から離反する方向に移動し、この移動により第1位置決め歯と第2位置決め歯との係合が解除される。
【選択図】図3
【解決手段】位置決め機構31は、巻取体32と、位置決め部材34と、第1ばね部材36と、解除部材38と、を備えている。巻取体は、第1位置決め歯60a〜60fを有し、第1面40aに沿って動く。位置決め部材は、第1位置決め歯と係合する第2位置決め歯63を有し、巻取体を予め決められた複数の位置のいずれかに位置決めする。第1ばね部材は、位置決め部材を巻取体に接近する方向に付勢する。解除部材は、初期位置と操作位置との間で可動であり、巻取体と位置決め部材の間に配置される。位置決め部材は、巻取体に対し接離する方向に移動可能であり、解除部材の初期位置から操作位置への動きに応じて、巻取体から離反する方向に移動し、この移動により第1位置決め歯と第2位置決め歯との係合が解除される。
【選択図】図3
Description
本発明は、位置決め装置、特に、自転車の変速装置やそれを操作するための変速操作装置に用いられる自転車の変速システム用位置決め装置に関する。
自転車には、内装変速装置や外装変速装置などの変速装置が搭載されているものがある。これらの変速装置の変速操作を行うために、変速ケーブルを介して変速装置と連結された変速操作装置が用いられている。従来の変速操作装置には、巻取レバーと、解除レバーと、巻取レバー又は解除レバーの操作により変速位置に応じて変速ケーブルを位置決めするための位置決め装置が設けられている(たとえば、特許文献1参照)。
従来の位置決め装置は、平面に沿って回動する可動部材(巻取体)と、可動部材を予め決められた複数の変速位置に位置決めする位置決め部材と、位置決め部材を可動部材に向けて付勢する付勢部材と、初期位置と操作位置との間に可動な解除部材に相当する解除レバーとを備えている。位置決め部材は、可動部材と接離する方向に移動自在であり、可動部材に接近する方向に付勢されている。
解除レバーは、中立の初期位置から2方向の操作位置に可動であり、いずれの方向に移動しても解除操作を行える。解除レバーは、可動部材を挟んで位置決め部材と逆側に配置されている。
このような構成の位置決め装置では、巻取レバーを操作すると可動部材がケーブル巻取方向に回動して変速ケーブルを巻取方向に移動させる。また、解除レバーを初期位置から操作位置に操作すると、可動部材の位置決めが解除され、可動部材がケーブル解除方向に回転して変速ケーブルが繰り出される。
特開2007−001561号
前記従来の構成では、解除部材の両方向の操作により可動部材の解除方向への操作を行える。しかし、解除レバーが可動部材を挟んで位置決め部材と逆側に配置されているので、位置決め部材の移動方向において位置決め装置の寸法が大きくなり、位置決め装置をコンパクト化しにくい。
本発明の課題は、変速システム用の位置決め装置において、位置決め部材の移動方向において装置の寸法を小さくして装置のコンパクト化を図ることにある。
発明1に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、可動部材と、位置決め部材と、付勢部材と、解除部材と、を備えている。可動部材は、少なくとも一つの第1位置決め部を有し、第1平面に沿って動く部材である。位置決め部材は、可動部材の第1位置決め部と係合する少なくとも一つの第2位置決め部を有し、可動部材を予め決められた複数の位置のいずれかに位置決めする部材である。付勢部材は、位置決め部材を可動部材に接近する方向に付勢する部材である。解除部材は、初期位置と操作位置との間で可動であり、可動部材と位置決め部材の間に配置される。位置決め部材は、第1平面と交差し可動部材に対し接離する方向に移動可能であり、解除部材の初期位置から操作位置への動きに応じて、可動部材から離反する方向に移動し、この移動により第1位置決め部と第2位置決め部との係合が解除される、
この位置決め装置では、可動部材の第1位置決め部が位置決め部材の第2位置決め部に係合すると、可動部材が位置決め部材により複数の位置のいずれかに位置決めされる。この状態で解除部材が初期位置から操作位置に移動すると、位置決め部材が可動部材から離反する方向に移動し、この移動により第1位置決め部と第2位置決め部との係合が解除される。この結果、可動部材が別の位置に移動可能になる。ここでは、解除部材が可動部材と位置決め部材との間に配置されているので、解除部材を配置するための空間が小さくて済む。このため、位置決め部材の移動方向において装置の寸法を小さくすることができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
この位置決め装置では、可動部材の第1位置決め部が位置決め部材の第2位置決め部に係合すると、可動部材が位置決め部材により複数の位置のいずれかに位置決めされる。この状態で解除部材が初期位置から操作位置に移動すると、位置決め部材が可動部材から離反する方向に移動し、この移動により第1位置決め部と第2位置決め部との係合が解除される。この結果、可動部材が別の位置に移動可能になる。ここでは、解除部材が可動部材と位置決め部材との間に配置されているので、解除部材を配置するための空間が小さくて済む。このため、位置決め部材の移動方向において装置の寸法を小さくすることができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
発明2に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1に記載の装置において、解除部材は、第1平面と平行な第2平面に沿って可動である。この場合に、解除部材と可動部材とが平行に動くようにすればよいので、装置の構成が簡単になる。
発明3に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1又は2に記載の装置において、解除部材は、第1カム面を有し、位置決め部材は、第1カム面に係合する第2カム面を有し、解除部材の初期位置から操作位置への動き移動に応じて、第1カム面及び第2カム面の作用により位置決め部材が解除部材から離反する方向に移動する。この場合には、解除部材が初期位置から操作位置へ動くと、第1カム面と第2カム面の作用により位置決め部材が解除部材から離反する方向に移動する。解除部材は位置決め部材と可動部材との間に配置されているので、位置決め部材は可動部材から離反する方向に移動する。
発明4に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1から3のいずれかに記載の装置において、解除部材の初期位置から操作位置への動き移動に応じて、可動部材に接近する方向に移動する停止部材をさらに備え、可動部材は、停止部材と係合する停止部歯をさらに有する。この場合には、解除部材の動きにより可動部材が動くときに、必ず停止部材に係合していったん停止するので、可動部材が一気に動くのを防止できる。しかも、可動部材と位置決め部材との間に配置された解除部材と接近して停止部材を配置することにより、停止部材も可動部材と位置決め部材の間に配置され、可動部材が一気に動くのを防止する停止部材を加えても装置の寸法を小さくすることができる。
発明5に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明4に記載の装置において、解除部材は、第3カム面をさら有し、停止部材は、第3カム面に係合する第4カム面をさらに有し、解除部材の初期位置から操作位置への動きに応じて、第3カム面及び第4カム面の作用により、停止部材が可動部材に接近する方向に移動する。この場合には、解除部材が初期位置から操作位置に動くと、停止部材が可動部材に接近する方向に移動して可動部材の停止部に係合して可動部材を停止させることができる。
発明6に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、第1及び第2位置決め部は可動部材及び位置決め部材に各別に複数設けられ、位置決め部材が可動部材を複数の位置のいずれかに位置決めしているとき、複数の第1位置決め部と複数の第2位置決め部がそれぞれ係合している。この場合には、位置決め時に複数の第1位置決め部と第2位置決め部とが係合しているので、1つの位置決め部に作用する力が小さくなり、可動部材及び位置決め部材を金属に比べて剛性が低い、たとえば合成樹脂等を使用して製作しても強度上の問題が生じにくい。
発明7に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1から6のいずれかに記載の装置において、位置決め部材及び可動部材は合成樹脂製である。ここでは、合成樹脂を用いることにより、複雑なカム形状等を簡単に精度よく形成でき、装置のコストダウンを図れるとともに、位置決め部同士が接触しても金属的な衝突音が出ないので、解除部材を動かしてもソフトな音になる。
発明8に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明1から7のいずれかに記載の装置において、可動部材は、第1平面内の一方向に付勢されており、解除部材により位置決め部材との係合が解除されると、一方向に動いて移動して別の位置に位置決めされる。この場合には、可動部材が第1平面内の一方向に付勢されているので、位置決め部材との係合が解除されると可動部材が一方向に動いて別の位置に位置決めできる。
発明9に係る自転車の変速システム用位置決め装置は、発明8に記載の装置において、第1及び第2位置決め部は、第5及び第6カム面を有し、可動部材が他方向に動くと第5及び第6カム面の作用により、位置決め部材が可動部材から離反する方向に移動して第1及び第2位置決め部の係合が解除される。この場合には、可動部材を送り部材により他方向に動かすと、可動部材及び位置決め部材に設けられた第1及び第2位置決め部の第5及び第6カム面の作用により、位置決め部材を可動部材から離反させて2つの位置決め部の係合を解除することができる。このため、2つの位置決め部に設けられた第5及び第6カム面を利用して位置決め部材との係合を解除させることができる。
本発明によれば、解除部材が可動部材と位置決め部材との間に配置されているので、解除部材を配置するための空間が小さくて済む。このため、位置決め部材の移動方向において装置の寸法を小さくすることができ、位置決め装置のコンパクト化を図ることができる。
<第1実施形態>
図1において、本発明の一実施形態が搭載された自転車1は、サスペンションフォーク3及びサスペンションフォーク3の上部に固定されたハンドルバー4を有するフレーム2を備えている。フレーム2の中間部には、外装変速装置を構成するフロントディレーラ17が装着され、フレーム2の後端部には、リアディレーラ18が装着されている。フロントディレーラ17は、たとえばフレーム2のシートチューブ2bの下部に配置されており、たとえば3枚のスプロケットを有するフロントギア19aのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。リアディレーラ18は、フレーム2のチェーンスティ2cの後端部に配置されており、たとえば、9枚のスプロケットを有するリアギア19bのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。フロントディレーラ17及びリアディレーラ18は、フロント及びリア変速ケーブル25,26を介してフロント及びリア変速操作部(変速操作装置の一例)15,16に連結されている。
図1において、本発明の一実施形態が搭載された自転車1は、サスペンションフォーク3及びサスペンションフォーク3の上部に固定されたハンドルバー4を有するフレーム2を備えている。フレーム2の中間部には、外装変速装置を構成するフロントディレーラ17が装着され、フレーム2の後端部には、リアディレーラ18が装着されている。フロントディレーラ17は、たとえばフレーム2のシートチューブ2bの下部に配置されており、たとえば3枚のスプロケットを有するフロントギア19aのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。リアディレーラ18は、フレーム2のチェーンスティ2cの後端部に配置されており、たとえば、9枚のスプロケットを有するリアギア19bのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。フロントディレーラ17及びリアディレーラ18は、フロント及びリア変速ケーブル25,26を介してフロント及びリア変速操作部(変速操作装置の一例)15,16に連結されている。
フロント及びリア変速操作部15,16は、ハンドルバー4において、ブレーキレバー12,11の内側にブレーキレバー12,11と近接して配置されている。フロント変速操作部15とリア変速操作部16とは、鏡像関係にあるものであり、変速段数を除いて略同様な構成及び動作を行うため、以降の構成及び動作の説明ではリア変速操作部16について説明する。
<リア変速操作部16の構成>
リア変速操作部16は、図2に示すように、ハンドルバー4に装着可能な装着部30と装着部30の内部に設けられた位置決め機構(位置決め装置の一例)31(図3参照)と、を有している。装着部30はフロントブレーキレバー11のブラケット11aに一体的に固定されている。しかし、装着部がフロントブレーキレバー11のブラケット11aと別に設けられていてもよい。
リア変速操作部16は、図2に示すように、ハンドルバー4に装着可能な装着部30と装着部30の内部に設けられた位置決め機構(位置決め装置の一例)31(図3参照)と、を有している。装着部30はフロントブレーキレバー11のブラケット11aに一体的に固定されている。しかし、装着部がフロントブレーキレバー11のブラケット11aと別に設けられていてもよい。
<装着部30の構成>
装着部30は、図3に示すように、ブレーキブラケット11aに一体的に固定された変速操作用のブラケット40と、ブラケット40の第1面(図3下面であり、第1平面の一例)40a側を覆う第1カバー部材42と、ブラケット40の第2面(図3上面であり、第1平面と平行な第2平面の一例)40b側を覆う第2カバー部材44と、を有している。
装着部30は、図3に示すように、ブレーキブラケット11aに一体的に固定された変速操作用のブラケット40と、ブラケット40の第1面(図3下面であり、第1平面の一例)40a側を覆う第1カバー部材42と、ブラケット40の第2面(図3上面であり、第1平面と平行な第2平面の一例)40b側を覆う第2カバー部材44と、を有している。
ブラケット40は、金属製の板状部材で構成され、図4に示すように、回動軸芯Xに沿って形成された貫通孔40cと、貫通孔40cの径方向外方で周方向に間隔を隔てて配置され、後述する複数(たとえば3つ)の第2位置決め歯(第2位置決め部の一例)63が通過可能な3つの円弧状のスリット40dとを有している。これらの貫通孔40c及びスリット40dは、たとえばプレス加工により形成されている。
ブラケット40の第1面40aには、回動軸芯Xに沿って第1回動軸52が図3下向きに立設され、第2面40bには、回動軸芯Xに沿って第2回動軸53が図3上向きに立設されている。両回動軸52,53は、ブラケット40に対して回動不能である。
第1回動軸52は、合成樹脂製の部材であり、先端部にブラケット40の貫通孔40cの径方向外方に形成された2つの係止孔40eに係合する係合突起52aを有している。これにより、第1回動軸52はブラケット40に対して回動不能になる。また、中間部に係合突起52aから連続して径方向にも突出する2つの回り止め突起52bと、一つの回り止め突起52cとを有している。回り止め突起52bは、回り止め突起52cより幅広である。さらに回り止め突起52b,52cの図3下方には大径のフランジ部52dを有している。フランジ部52dの図3下方の先端には後述する巻取レバー48を回動自在に支持するレバー支持部52eが形成されている。
第2回動軸53は、合成樹脂製の部材であり、先端が第2カバー部材44の後述する貫通孔44aから突出して延びて、後述する解除レバー50を回動自在に支持する。第2回動軸53は、外周面に放射状に突出する2つの回り止め突起53a及び1つの回り止め突起53bを有している。回り止め突起53aは回り止め突起53bより幅広である。この回り止め突起53a,53bが第2カバー部材44の裏面に形成された図示しない係止部に係合してブラケット40に対して回動不能になる。
なお、回り止め突起52b,52c及び回り止め突起53a,53bでそれぞれ幅を異ならせているのは、組立時にそれぞれの回転軸52,53のブラケット40に対する回転位相が一意に定められるようにして組立ミスをなくすためである。
第1カバー部材42は、合成樹脂製の成形部材であり、図3に示すように、回動軸芯Xに沿って形成され、後述する巻取体(可動部材の一例)32が通過可能な貫通孔42aと、一側面に突出して形成され、リア変速ケーブル26のアウターケーシング26bが係止されるアウター係止部42bと、を有している。第1カバー部材42は、ブラケット40を貫通して第2カバー部材44にねじ込まれる、図示しない3本のねじ部材により、第2カバー部材44ととともにブラケット40に固定されている。
第2カバー部材44は、合成樹脂製の成形部材であり、図5に示すように、回動軸芯Xに沿って形成された貫通孔44aと、貫通孔44aの径方向外方で周方向に間隔を隔てて配置され、後述する解除レバー50の3つの連結部50cが通過可能な3つの円弧状のスリット44bと、1つのスリット44bの径方向内方に連続して形成され、後述する第1ばね部材(付勢部材の一例)36の一端が通過可能なばね通過部44cと、一側面に突出して形成されブレーキレバー11に連結されるブレーキケーブルのアウターケーシングを係止するアウター係止部44dと、を有している。
<位置決め機構31の構成>
位置決め機構31は、図3に示すように、装着部30に装着され、リア変速ケーブル26のケーブル引張り方向(図3の矢印A方向であり他方向の一例)とケーブル解除方向(図3の矢印B方向であり一方向の一例)とに第1面40aに沿って動く巻取体32と、巻取体32を複数の位置のいずれかひとつに選択的に位置決めする位置決め部材34と、位置決め部材34を巻取体32に接近する方向(図3下方向)に付勢する第1ばね部材36と、巻取体32と位置決め部材34との間に配置された解除部材38と、を備えている。また、位置決め機構31は、解除操作時に巻取体32がケーブル解除方向Bに一気に移動するのを防止する停止部材46と、巻取体32をケーブル巻取方向Aに動かす巻取レバー(送り部材の一例)48と、をさらに備えている。
位置決め機構31は、図3に示すように、装着部30に装着され、リア変速ケーブル26のケーブル引張り方向(図3の矢印A方向であり他方向の一例)とケーブル解除方向(図3の矢印B方向であり一方向の一例)とに第1面40aに沿って動く巻取体32と、巻取体32を複数の位置のいずれかひとつに選択的に位置決めする位置決め部材34と、位置決め部材34を巻取体32に接近する方向(図3下方向)に付勢する第1ばね部材36と、巻取体32と位置決め部材34との間に配置された解除部材38と、を備えている。また、位置決め機構31は、解除操作時に巻取体32がケーブル解除方向Bに一気に移動するのを防止する停止部材46と、巻取体32をケーブル巻取方向Aに動かす巻取レバー(送り部材の一例)48と、をさらに備えている。
<巻取体32の構成>
巻取体32は、たとえば円筒状の合成樹脂製の部材であり、第1回動軸52に回動自在に連結されている。巻取体32は、図6及び図7に示すように、リア変速ケーブル26のインナーケーブル26a(図1)の先端に固定されたケーブルニップル(図示せず)を係止するインナー係止部32aと、インナーケーブル26aを巻き取るためのケーブル巻取溝32bとを外周面に有している。巻取体32は、中心部に形成され第1回動軸52に支持される支持孔32cと、支持孔32cの第1端側(図6上側)に大径に形成され停止部材46を付勢する第3ばね部材56の一端が接触可能なばね支持孔32dと、を有している。巻取体32は、円錐形の捩じりコイルばねからなる第2ばね部材54によりケーブル解除方向Bに付勢されている。第2ばね部材54は、一端が巻取体32に係止され他端が第1固定軸52に係止されている。
巻取体32は、たとえば円筒状の合成樹脂製の部材であり、第1回動軸52に回動自在に連結されている。巻取体32は、図6及び図7に示すように、リア変速ケーブル26のインナーケーブル26a(図1)の先端に固定されたケーブルニップル(図示せず)を係止するインナー係止部32aと、インナーケーブル26aを巻き取るためのケーブル巻取溝32bとを外周面に有している。巻取体32は、中心部に形成され第1回動軸52に支持される支持孔32cと、支持孔32cの第1端側(図6上側)に大径に形成され停止部材46を付勢する第3ばね部材56の一端が接触可能なばね支持孔32dと、を有している。巻取体32は、円錐形の捩じりコイルばねからなる第2ばね部材54によりケーブル解除方向Bに付勢されている。第2ばね部材54は、一端が巻取体32に係止され他端が第1固定軸52に係止されている。
巻取体32は、第1端側に周方向に間隔を隔てて形成された3組の第1位置決め歯群60を有している。第1位置決め歯群60は、巻取体32の第1端面(図6上端面)の外周側に軸方向に鋸歯状に突出するように形成され周方向に並べて配置された、複数(たとえば6つ)の第1位置決め歯(第1位置決め部の一例)60a〜60fをそれぞれ有している。第1位置決め歯60a〜60fは、回動軸芯Xと平行に配置される垂直面60vと、斜めに配置された傾斜カム面(第5カム面の一例)60uとをそれぞれ有している。
また、巻取体32は、第1位置決め歯群60の径方向内側に周方向に間隔を隔てて形成され、停止部材46の後述する3つの第1停止歯68に係合する3組の第2停止歯群(停止部の一例)61を有している。第2停止歯群61は、第1位置決め歯60a〜60fとケーブル巻取方向Aに第1位置決め歯60a〜60fの間隔より僅かに短い距離だけ位相をずらして形成された鋸歯状の6つの第2停止歯61a〜61fをそれぞれ有している。第2停止歯群61の先端部は、第1位置決め歯群60の基端部より第2端側(第1端の反対側)に引っ込んだ位置に配置されている。
さらに、巻取体32は、図7及び図8に示すように、第2端側の内周面に周方向に間隔を隔てて形成され、巻取レバー48に係合する2組の送り歯群62を有している。各送り歯群62は、複数(たとえば6つ)の鋸歯状の送り歯62a〜62fを有している。送り歯62a〜62fは、巻取体32の内周面から中心に向けて突出して形成され周方向に間隔を隔てて並べて配置されている。
第1位置決め歯60a〜60f、第2停止歯61a〜61f、及び送り歯62a〜62fの配置間隔は、リアディレーラ18の変速位置の間隔に応じたリア変速ケーブル26の移動量に応じて異なる長さで形成されている。これらの歯60a〜60f,61a〜61f及び62a〜62fの数は変速段数によって決定される。
<位置決め部材34の構成>
位置決め部材34は、第2回動軸53に軸方向移動自在かつ回転不能に装着されている。位置決め部材34は、円板部34aと、円板部34aの外周側に一体形成された筒部34bと、を有する合成樹脂製の部材である。円板部34aは、第2カバー部材44のスリット44bと対向する位置に形成された円弧状のスリット34cと、スリット34cの径方向内側に形成され、位置決め部材34をブラケット40に対して所定の回転位相で回転不能に連結するための放射状に配置された3つの係止孔34d,34eとを有している。ここで、係止孔34dは2つ設けられ、係止孔34eに比べて幅広である。係止孔34dは、第2回動軸53の回り止め突起53aに係合し、係止孔34eは回り止め突起53b係合する。
位置決め部材34は、第2回動軸53に軸方向移動自在かつ回転不能に装着されている。位置決め部材34は、円板部34aと、円板部34aの外周側に一体形成された筒部34bと、を有する合成樹脂製の部材である。円板部34aは、第2カバー部材44のスリット44bと対向する位置に形成された円弧状のスリット34cと、スリット34cの径方向内側に形成され、位置決め部材34をブラケット40に対して所定の回転位相で回転不能に連結するための放射状に配置された3つの係止孔34d,34eとを有している。ここで、係止孔34dは2つ設けられ、係止孔34eに比べて幅広である。係止孔34dは、第2回動軸53の回り止め突起53aに係合し、係止孔34eは回り止め突起53b係合する。
第2位置決め歯63は、筒部34bの先端(図6及び図7下端)に周方向に間隔を隔てて複数(たとえば、3つ)形成され、第1位置決め歯60a〜60fのいずれかに係合する。第2位置決め歯63は、巻取体32の第1位置決め歯60a〜60fの垂直面に係合する垂直面63vと、斜めに配置された傾斜カム面60uに係合する傾斜カム面(第6カム面の一例)63uとを有している。第2位置決め歯63は、ブラケット40のスリット40dを通過して第1面40a側に突出可能に筒部34bの先端から突出して形成されている。この第2位置決め歯63が6つの第1位置決め歯60a〜60fのいずれかに係合して巻取体32が複数の位置のいずれかに位置決めされる。このとき、第1位置決め歯群60は複数(たとえば3つ)設けられ、第2位置決め歯63も複数(たとえば3つ)設けられているので、位置決め時には、周方向の複数箇所(たとえば3箇所)で第1位置決め歯60a〜60fのいずれかと第2位置決め歯63とが係合している。このため、一つの位置決め歯60a〜60f,63に作用する力が小さくなり、位置決め部材34や巻取体32を金属に比べて剛性が低い、合成樹脂を使用して製作しても強度上の問題が生じにくい。
また、位置決め部材34は、第2位置決め歯63の径方向内側かつ円板部34aの裏面に周方向に間隔を隔てて形成された複数(たとえば3つ)の突起部34fを有している。各突起部34fは、解除部材38の後述する傾斜カム面(第1カム面の一例)64に係合する傾斜カム面(第2カム面の一例)65を有している。突起部34fは、ブラケット40のスリット40dの径方向内方に形成されたスリット40fに傾斜カム面65を配置可能に突出している。突起部34fの先端は、筒部34bの先端37より円板部34a側に引っ込んでいる。
<第1ばね部材36の構成>
第1ばね部材36は、図3に示すように、両端が係止される捩じりコイルばねで構成されている。第1ばね部材36は、位置決め部材34を巻取体32に接近する方向に付勢するとともに、解除レバー50を後述する第1位置に向けて付勢する。第1ばね部材36は、第2カバー部材44と位置決め部材34との間に圧縮状態で配置されているとともに、両端が係止された状態で解除レバー50を図2に示す第1位置に向けて付勢できるように捩じられている。第1ばね部材36の一端(図3上端)36aは、第2カバー部材44のばね通過部44cを通過して解除レバー50に係止され、他端(図3下端)36bは、位置決め部材34に係止されている。なお、この実施形態では、位置決め部材34と解除レバー50とを一つの第1ばね部材36により付勢しているが、別々のばね部材により付勢してもよい。
第1ばね部材36は、図3に示すように、両端が係止される捩じりコイルばねで構成されている。第1ばね部材36は、位置決め部材34を巻取体32に接近する方向に付勢するとともに、解除レバー50を後述する第1位置に向けて付勢する。第1ばね部材36は、第2カバー部材44と位置決め部材34との間に圧縮状態で配置されているとともに、両端が係止された状態で解除レバー50を図2に示す第1位置に向けて付勢できるように捩じられている。第1ばね部材36の一端(図3上端)36aは、第2カバー部材44のばね通過部44cを通過して解除レバー50に係止され、他端(図3下端)36bは、位置決め部材34に係止されている。なお、この実施形態では、位置決め部材34と解除レバー50とを一つの第1ばね部材36により付勢しているが、別々のばね部材により付勢してもよい。
<解除部材38の構成>
解除部材38は、位置決め部材34を、位置決め位置と、位置決め位置より巻取体32から離反した解除位置と、に動かすために設けられている。解除部材38は、装着部30の外方に配置された解除レバー50に連結されており、解除レバー50の操作により図2に示す初期位置と、初期位置から図6時計回りに回動した操作位置と、の間で回動する。
解除部材38は、位置決め部材34を、位置決め位置と、位置決め位置より巻取体32から離反した解除位置と、に動かすために設けられている。解除部材38は、装着部30の外方に配置された解除レバー50に連結されており、解除レバー50の操作により図2に示す初期位置と、初期位置から図6時計回りに回動した操作位置と、の間で回動する。
解除レバー50は、第2カバー部材44から突出する第2回動軸53の先端に回動自在に連結される円形の回動部50aと、回動部50aから径方向に延びるレバー部50bと、回動部50aから第2カバー部材44のスリット44b及び位置決め部材34のスリット34cを通って解除部材38に連結される複数(たとえば3つ)の棒状の連結部50cと、を有している。解除レバー50は、解除部材38の初期位置に相当する、図2に示す第1位置から矢印Cで示す時計回りに揺動して操作位置に相当する第2位置まで揺動可能である。解除レバー50の揺動範囲は、スリット44bにより規制されている。また、前述したように解除レバー50は、第1ばね部材36により第1位置に向けて付勢されている。したがって、解除レバー50から指を離すと第1位置に戻る。なお、解除レバー50は、通常は右手の人差し指で引いて操作される。
解除部材38は、図6及び図7に示すように、合成樹脂製の円板状の部材であり、第1面40aと平行な第2面40bに沿って初期位置と操作位置との間で可動である。解除部材38は、中心部に形成され、第2回動軸53に回動自在に支持される支持孔38aを有している。また、解除部材38は、外周部に周方向に間隔を隔てて形成され、解除レバー50の連結部50cに係合する複数(たとえば3つ)の係合凹部38bを有している。さらに、解除部材38は、外周部に周方向に間隔を隔てて形成された複数(たとえば3つ)のカム突起38cを有している。カム突起38cは、位置決め部材34の傾斜カム面65に係合する傾斜カム面64と、傾斜カム面64の逆側に形成された傾斜カム面(第3カム面の一例)66と、を有している。傾斜カム面64と傾斜カム面66とは、回動軸芯X方向に並べて形成されている。
このような構成の解除部材38では、解除レバー50の第1位置から第2位置への揺動操作により、解除部材38が初期位置から操作位置に向けて回動すると、この動きに応じて傾斜カム面65が傾斜カム面64に乗り上げる。この傾斜カム面64,65の作用により、第1ばね部材36の付勢力に抗して位置決め部材34が巻取体32から離反する方向に移動し、第1位置決め歯60a〜60fのいずれかと第2位置決め歯63との係合が解除され、巻取体32の位置決めがいったん解除される。また、解除レバー50の操作が終わると、解除レバーが第1位置に戻るので、解除部材38も初期位置に戻る。すると、位置決め部材34が第1ばね部材36により巻取体32に接近する方向に付勢されているので、第2位置決め歯63が第1位置決め歯60a〜60fのいずれかと係合可能な位置に戻る。
<停止部材46の構成>
停止部材46は、巻取体32の第1位置決め歯群60の内側に挿入可能な外径を有する合成樹脂製の円板状の部材である。停止部材46は、ブラケット40の第1面40aに接触して配置されており、ブラケット40と接離する方向、すなわち解除部材38と接離する方向に移動自在かつブラケット40に対して回転不能に第1回動軸52の先端部に装着されている。停止部材46は、巻取体32との間に配置されたコイルばねの形態の第3ばね部材56により解除部材38に接近する方向に付勢されている。
停止部材46は、巻取体32の第1位置決め歯群60の内側に挿入可能な外径を有する合成樹脂製の円板状の部材である。停止部材46は、ブラケット40の第1面40aに接触して配置されており、ブラケット40と接離する方向、すなわち解除部材38と接離する方向に移動自在かつブラケット40に対して回転不能に第1回動軸52の先端部に装着されている。停止部材46は、巻取体32との間に配置されたコイルばねの形態の第3ばね部材56により解除部材38に接近する方向に付勢されている。
停止部材46は、解除部材38側の面の外周側に周方向に間隔を隔てて形成された複数(たとえば3つ)のカム突起46aを有している。各カム突起46aは、傾斜カム面66に係合する傾斜カム面(第4カム面の一例)67を有している。傾斜カム面67は、前述したように解除部材38の傾斜カム面66に係合する。また、停止部材46は、中心部に形成され、停止部材46をブラケット40に対して所定の回転位相で回転不能に連結するための放射状に配置された3つの係止孔46b,46cを有している。ここで、係止孔46bは2つ設けられ、係止孔46cに比べて幅広である。係止孔46bは、第1回動軸52の回り止め突起52bに係合し、係止孔46cは回り止め突起52c係合する。
また、停止部材46は、カム突起46aが形成された面と逆側の面に、周方向に間隔を隔てて配置され第2停止歯群61に向けて突出して形成された複数(たとえば3つ)の第1停止歯68を有している。第1停止歯68は、巻取体32のケーブル解除方向の回動のとき第2停止歯群61の複数(たとえば6つ)の第2停止歯61a〜61fのいずれかひとつに係合して、巻取体32が一気にケーブル解除方向に回動するのを防止する。
停止部材46は、解除部材38が初期位置から操作位置に動くと、傾斜カム面66及び傾斜カム面67の作用により巻取体32に接近する方向に移動して巻取体32を一旦停止させ、巻取体32が一気にケーブル解除方向へ移動するのを防止する。また、解除部材38が初期位置に戻ると、第3ばね部材56により解除部材38に接近する方向に移動して、第1停止歯68と巻取体32との係合を解除し、次の位置で位置決めされるように巻取体32のケーブル解除方向の移動を許可する。
<巻取レバー48の構成>
巻取レバー48は、図3及び図8に示すように、第1回動軸52の先端のレバー支持部52eに揺動自在に連結される円形の回動部48aと、回動部48aから径方向に延びるレバー部48bと、回動部48aの外周部に起伏自在に装着された1対の係止爪78と、有している。巻取レバー48は、図2に示す第3位置と、第3位置から矢印Dで示す反時計回りに揺動して第4位置まで揺動可能である。この揺動範囲は、レバー部48bに形成された係止突起48cと第1カバー部材42の底面に設けられた規制部(図示せず)により設定されている。巻取レバー48は、第1回動軸52の先端に回転不能に固定される蓋部材70との間に配置された渦巻きばねで構成された第4ばね部材58により第3位置に向けて付勢されている。したがって、巻取レバー48から指を離すと第3位置に戻る。なお、巻取レバー48は、通常は右手の親指で押して操作される。
巻取レバー48は、図3及び図8に示すように、第1回動軸52の先端のレバー支持部52eに揺動自在に連結される円形の回動部48aと、回動部48aから径方向に延びるレバー部48bと、回動部48aの外周部に起伏自在に装着された1対の係止爪78と、有している。巻取レバー48は、図2に示す第3位置と、第3位置から矢印Dで示す反時計回りに揺動して第4位置まで揺動可能である。この揺動範囲は、レバー部48bに形成された係止突起48cと第1カバー部材42の底面に設けられた規制部(図示せず)により設定されている。巻取レバー48は、第1回動軸52の先端に回転不能に固定される蓋部材70との間に配置された渦巻きばねで構成された第4ばね部材58により第3位置に向けて付勢されている。したがって、巻取レバー48から指を離すと第3位置に戻る。なお、巻取レバー48は、通常は右手の親指で押して操作される。
係止爪78は、C字状のばね部材69により起立方向に付勢されている。巻取レバーが第3位置から第4位置に操作されると、係止爪78は、図8に示す起立姿勢になって、巻取体32の送り歯群62の送り歯62a〜62fのいずれかに係合する。これにより、巻取体32がケーブル巻取方向に回動する。また、巻取レバー48から指を離すと、第4ばね部材58により第3位置に向けて戻される。このとき、係止爪68は、送り歯62a〜62fのいずれかにより押圧されて伏臥姿勢になり、巻取レバー48は第3位置に戻ることができる。すなわち、巻取レバー48は、第3位置から第4位置に操作されるときだけその回動を巻取体32に伝達し、第4位置から第3位置に戻るときはその回動を伝達しないワンウェイクラッチの機能を有している。
これらの各部は、たとえば、解除レバー50側から回動軸芯Xに沿って挿入された固定ボルト72により装着部30に取り付けられている。固定ボルト72は、解除レバー50,第2カバー部材44,第2固定軸53,ブラケット40,及び第1固定軸52を貫通して蓋部材70から先端が突出する長さを有している。この先端に固定ナット74が締め付けられて各構成部分が固定される。
<位置決め機構31の主要部の動作>
次に、図9から図15に示す模式図を参照して位置決め機構31の動作について説明する。
次に、図9から図15に示す模式図を参照して位置決め機構31の動作について説明する。
ケーブル巻取操作の際には、たとえば右手の親指で、巻取レバー48を第3位置から第4位置に向けて押し込み操作する。巻取レバー48を押し込み操作すると、係止爪78が送り歯62a〜62fのいずれかに係合して巻取体32をケーブル巻取方向に回転させる。この巻取操作のときは、巻取体32と位置決め部材34だけが動作に関与し、解除部材38及び停止部材46は動作に関与しない。
図9に示すように、たとえば、巻取体32の第1位置決め歯群60の第1位置決め歯60aが第2位置決め歯63に位置決めされた状態で、巻取操作を行ったとする。この場合、巻取体32がケーブル巻取方向(図10に白抜き矢印で示す右方向)に回転すると、図10に示すように、巻取体32の第1位置決め歯60bの傾斜カム面60uが、位置決め部材34の第2位置決め歯63の傾斜カム面63uを押圧して傾斜カム面60uに傾斜カム面63uが乗り上げる。この結果、図11に示すように、第1ばね部材36の付勢力に抗して位置決め部材34が白抜き矢印で示す巻取体32から離反する方向に移動する。そして、位置決め部材34の第2位置決め歯63が巻取体32の第1位置決め歯60bを乗り越えると、図12に示すように、第1位置決め歯60bが第2位置決め歯63に接触して位置決めされ、リアディレーラ18が、たとえばシフトダウン方向に一段変速される。巻取レバー48から指を離すと、巻取レバー48は第4ばね部材58の付勢力により第3位置に戻る。このとき、係止爪68は、送り歯群62には係止せずに送り歯群62により起伏を繰り返す。なお、巻取レバー48を図12に示す状態からさらにD方向に操作すると、さらに一段分の変速が行なわれる。
ケーブル解除操作の際には、たとえば右手の人差し指で解除レバー50を第1位置から第2位置に向けて引き込み操作する。解除レバー50を引き込み操作すると、解除部材38が初期位置から操作位置に向けて回動する。この巻取操作のときは、解除部材38と位置決め部材34だけが動作に関与する。
図12に示す状態で、解除レバー50を引き込み操作すると、解除部材38が図12に示す初期位置から操作位置に向けて回動し、図13に示すように、解除部材38の傾斜カム面64が位置決め部材34の傾斜カム面65に係合する。これと同時に解除部材38の傾斜カム面66が停止部材46の傾斜カム面67にも係合する。これにより、傾斜カム面64が傾斜カム面65を押圧して位置決め部材34が第1ばね部材36の付勢力に抗して白抜き矢印で示す巻取体32から離れる方向に移動するとともに、停止部材46が第3ばね部材56の付勢力に抗して巻取体32の第2停止歯群61の第2停止歯61bと係合可能なように白抜き矢印で示す巻取体32に接近する方向に移動する。
位置決め部材34が巻取体32から離反する方向に移動して第2位置決め歯63が第1位置決め歯60bから外れると、図14に示すように、第2ばね部材54によりケーブル解除方向(図14に黒塗り矢印で示す左方向)に付勢された巻取体32がケーブル解除方向に回動し、巻取体32の第2停止歯61bが停止部材46の第1停止歯68に接触して巻取体32のケーブル解除方向の回動が一旦停止する。これにより、解除操作の際の巻取体32の多段の解除動作を防止できる。
この状態で解除レバー50から指を離すと、解除レバー50は、第1ばね部材36の付勢力により第2位置から第1位置に戻る。この動作に連動して解除部材38は、図14に示す操作位置から初期位置に戻る。解除部材38が初期位置に戻ると、第3ばね部材56により付勢された停止部材46が巻取体32から離反する方向に移動する。また、位置決め部材34が第1ばね部材36により付勢されて巻取体32と接近する方向に移動する。これにより、図15に示すように、第1停止歯68と第2停止歯61bとの係合が解除され、巻取体32が第2ばね部材54により付勢されてケーブル解除方向に再度回動する。この結果、図9に示すように、第1位置決め歯60aが第2位置決め歯63に係止して位置決めされ、リアディレーラ18が、たとえばシフトアップ方向に一段変速される。
ここでは、解除部材38が巻取体32と位置決め部材34との間に配置されているので、位置決め部材34の移動方向である回動軸芯X方向の寸法を小さくすることができ、位置決め機構31のコンパクト化を図ることができる。
<他の実施形態>
(a)前記実施形態における図3の構造は本発明の一例であり、本発明の変速システム用の位置決め機構31の構造は図3の構造に限定されない。
(a)前記実施形態における図3の構造は本発明の一例であり、本発明の変速システム用の位置決め機構31の構造は図3の構造に限定されない。
(b)前記実施形態では、第1及び第2位置決め部を鋸歯状の位置決め歯で構成したが、位置決め部の構成は歯の形態に限定されない。たとえば、ボールと凹みからなる位置決め部の構成であってもよい。
(c)前記実施形態では、変速システムとしてリアディレーラ変速用の位置決め機構を例示したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、フロントディレーラや内装変速ハブの変速用の位置決め機構にも本発明を適用できる。
(d)前記実施形態では、位置決め装置を変速操作装置内に配置したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、リアディレーラあるいはフロントディレーラにこのような位置決め装置を配置して、ディレーラ側で位置決めを行なうこともできる。
15,16 フロント及びリア変速操作部
30 装着部
32 巻取体(可動部材の一例)
34 位置決め部材
36 第1ばね部材(付勢部材の一例)
38 解除部材
40a 第1面(第1平面の一例)
40b 第2面(第2平面の一例)
46 停止部材
48 巻取レバー(送り部材の一例)
60 第1位置決め歯群
60a〜60f 第1位置決め歯(第1位置決め部の一例)
60u 傾斜カム面(第5カム面の一例)
61 第2停止歯群(停止部の一例)
61a〜61f 第2停止歯
63 第2位置決め歯(第2位置決め部の一例)
63u 傾斜カム面(第6カム面の一例)
64 傾斜カム面(第1カム面の一例)
65 傾斜カム面(第2カム面の一例
66 傾斜カム面(第3カム面の一例)
67 傾斜カム面(第4カム面の一例)
30 装着部
32 巻取体(可動部材の一例)
34 位置決め部材
36 第1ばね部材(付勢部材の一例)
38 解除部材
40a 第1面(第1平面の一例)
40b 第2面(第2平面の一例)
46 停止部材
48 巻取レバー(送り部材の一例)
60 第1位置決め歯群
60a〜60f 第1位置決め歯(第1位置決め部の一例)
60u 傾斜カム面(第5カム面の一例)
61 第2停止歯群(停止部の一例)
61a〜61f 第2停止歯
63 第2位置決め歯(第2位置決め部の一例)
63u 傾斜カム面(第6カム面の一例)
64 傾斜カム面(第1カム面の一例)
65 傾斜カム面(第2カム面の一例
66 傾斜カム面(第3カム面の一例)
67 傾斜カム面(第4カム面の一例)
Claims (9)
- 自転車の変速システム用位置決め装置であって、
少なくとも一つの第1位置決め部を有し、第1平面に沿って動く可動部材と、
前記可動部材の前記第1位置決め部と係合する少なくとも一つの第2位置決め部を有し、前記可動部材を予め決められた複数の位置のいずれかに位置決めする位置決め部材と、
前記位置決め部材を前記可動部材に接近する方向に付勢する付勢部材と、
初期位置と操作位置との間で可動であり、前記可動部材と前記位置決め部材の間に配置される解除部材と、を備え、
前記位置決め部材は、前記第1平面と交差し前記可動部材に対し接離する方向に移動可能であり、前記解除部材の前記初期位置から前記操作位置への動きに応じて、前記可動部材から離反する方向に移動し、この移動により前記第1位置決め部と前記第2位置決め部との係合が解除される、自転車の変速システム用位置決め装置。 - 前記解除部材は、前記第1平面と平行な第2平面に沿って可動である、請求項1に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。
- 前記解除部材は、第1カム面を有し、
前記位置決め部材は、第1カム面に係合する第2カム面を有し、
前記解除部材の前記初期位置から前記操作位置への動きに応じて、前記第1カム面及び前記第2カム面の作用により前記位置決め部材が前記解除部材から離反する方向に移動する、請求項1又は2に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。 - 前記解除部材の前記初期位置から前記操作位置への動きに応じて、前記可動部材に接近する方向に移動する停止部材をさらに備え、
前記可動部材は、前記停止部材と係合する停止部をさらに有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。 - 前記解除部材は、第3カム面をさら有し、
前記停止部材は、前記第3カム面に係合する第4カム面をさらに有し、
前記解除部材の前記初期位置から前記操作位置への動きに応じて、前記第3カム面及び第4カム面の作用により、前記停止部材が前記可動部材に接近する方向に移動する、請求項4に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。 - 前記第1及び第2位置決め部は前記可動部材及び前記位置決め部材に各別に複数設けられ、
前記位置決め部材が前記可動部材を前記複数の位置のいずれかに位置決めしているとき、複数の第1位置決め部と複数の第2位置決め部が係合している、請求項1から5のいずれか1項に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。 - 前記位置決め部材及び前記可動部材は合成樹脂製である、請求項1から6のいずれか1項に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。
- 前記可動部材は、前記第1平面内の一方向に付勢されており、前記解除部材により前記位置決め部材との係合が解除されると、前記一方向に動いて別の位置に位置決めされる、請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。
- 前記第1平面内の他方向に前記可動部材を動かす送り部材をさらに備え、
前記第1及び第2位置決め部は、第5及び第6カム面を有し、
前記可動部材が前記他方向に動くと前記第5及び第6カム面の作用により、前記位置決め部材が前記可動部材から離反する方向に移動して前記第1及び第2位置決め部の係合が解除される、請求項8に記載の自転車の変速システム用位置決め装置。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090512 |