JP2008228994A - 電極クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度かつ再現性良く、生体情報が測定される電極クリップ、を提供する。
【解決手段】電極クリップ173Aは、生体情報を測定するため被験者の所定部位に装着される。電極クリップ173Aは、クリップ部51とクリップ部61とを備える。クリップ部51は、電流印加電極58を含み、電流印加電極58を被験者の体表面に接触させて所定部位を挟持する。クリップ部61は、電位差検出電極68を含み、クリップ部51と一体に設けられ、電位差検知電極68を被験者の体表面に接触させて所定部位を挟持する。クリップ部51とクリップ部61とは、互いに独立して揺動自在に軸支される。
【選択図】図5

Description

この発明は、一般的には、電極クリップに関し、より特定的には、生体インピーダンスを測定するため被験者の四肢に装着される電極クリップに関する。
従来の電極クリップに関して、たとえば、特開2000−139868号公報には、全ての体脂肪計測用電極を計測最適部位に確実に接触させることを目的とした体脂肪測定用電極ホルダが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された電極ホルダは、支点となる軸部材によって揺動自在に軸支された第1クリップ片および第2クリップ片を含む。第1クリップ片の先端部に、第2クリップ片の先端部側に突出した形態で一対の体脂肪計測用電極が固定されている。第2クリップ片の先端部に、第1クリップ片の先端部側に突出した形態で突起部材が固定されている。突起部材は、一対の体脂肪計測用電極間に位置するように配置されている。
また、特開平11−332843号公報には、計測準備を簡易にし、かつ精度の高い心電図計測を行なうことを目的としたクリップ式心電図電極が開示されている(特許文献2)。特許文献2では、心電図の測定に、測定用電極および基準用電極を含むクリップと、測定用電極を含むクリップとが併用される。
また、特開2006−326334号公報には、被験者の負荷が小さく、しかも簡便な構成により脈波伝播速度の測定を可能にすることを目的とした脈波伝播速度測定装置が開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示された測定装置では、従来心電図の測定時に四肢に装着されていたクリップ型電極が用いられる。このクリップ型電極の電極部分は、絶縁体を介在させて2つの電極に分割され、一対の電極対とされている。
特開2000−139868号公報 特開平11−332843号公報 特開2006−326334号公報
近年、被験者の健康状態を知る1つの指標として、体脂肪量が注目されている。特に、内臓脂肪量は、内臓脂肪型肥満であるか否かの判断を行なうための指標として注目されている。この内臓脂肪型肥満は、糖尿病、高血圧症、高脂血症といった動脈硬化を引き起こし易い生活習慣病を誘発すると言われており、これら疾病の予防の観点から上記指標の活用が期待されている。ここで、内臓脂肪とは、腹筋の内側において内臓の周囲に蓄積した脂肪のことであり、腹部の表層に蓄積する皮下脂肪と区別されるものである。なお、内臓脂肪量を示す指標としては、臍位置に対応する部分の腹部断面において内臓脂肪が占める面積(以下、内臓脂肪面積と称する)を採用することが一般的である。
通常、内臓脂肪量を測定するためには、X線CT(computed tomography)あるいはMRI(magnetic resonance imaging)を用いて撮影された腹部の断層画像を用いた画像解析法が採用されている。この画像解析法においては、取得した腹部の断層画像から内臓脂肪面積が算出される。しかしながら、このような手法を用いるためには、上記X線CTやMRI等、医療施設に設置される如くの大型の設備が必要であり、日常的に内臓脂肪量を測定することは非常に困難である。また、X線CTを利用した場合には被爆の問題もあり、好ましい測定方法とは必ずしも言えない。
これに代わる測定方法として、生体インピーダンス法を応用することが検討されている。生体インピーダンス法は、体脂肪測定装置において広く利用されている体脂肪量の測定方法であり、四肢に電極を接触させ、これら電極を用いて生体インピーダンスを測定することにより、測定された生体インピーダンスから体脂肪量を算出するものである。上述の体脂肪測定装置は、全身または四肢、胴部といった身体の部位別の体脂肪の蓄積度合いを正確に測定できるものであり、広く家庭等においても普及している。
しかしながら、上記の体脂肪測定装置は、全身または四肢、胴部といった身体の部位別の体脂肪の蓄積度合いを測定するためのものであり、内臓脂肪の蓄積度合いのみを抽出して正確に測定できるものではない。これは、上述したように、胴部には内臓脂肪のみならず皮下脂肪も含まれるためであり、そのため内臓脂肪量や皮下脂肪量を個別に精度よく測定することが、上述の体脂肪測定装置においては困難である。そこで、このような問題を解決するために、胴部に接触させる電極と、四肢のそれぞれに接触させる電極とを併用して生体インピーダンスを測定し、その測定値に基づいて内臓脂肪量や皮下脂肪量を個別に測定することが検討されている。
ところで、生体インピーダンスの測定においては、電極と体表面との密着性を十分に確保することが求められる。密着性が十分に確保されない場合、電極および体表面間の接触抵抗が増大し、生体インピーダンスの測定結果が大きな誤差を含むこととなる。また、電極および体表面間の接触抵抗が測定ごとにばらつくため、生体インピーダンスを再現性良く測定することができない。
しかしながら、電極クリップの装着部位には凹凸やテーパ形状が存在し、たとえば手首や足首を含む四肢の場合、一般的に体の末端に向かうほど厚みが小さくなる。このため、電極クリップを被験者の所定部位に装着した場合に、電極クリップに設けられた複数の電極間で、電極と体表面との接触状態に差が生じ、全ての電極で十分な密着性を得ることが難しくなる。この結果、高精度かつ再現性に優れた生体インピーダンスの測定が実現されない。また、上述の特許文献1〜3には、体脂肪や心電図、脳波伝播速度の測定時に使用される電極クリップが開示されるが、これらの電極クリップによってもこのような問題を解決することができない。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、高精度かつ再現性良く、生体情報が測定される電極クリップを提供することである。
この発明に従った電極クリップは、生体情報を測定するため被験者の所定部位に装着される電極クリップである。電極クリップは、第1クリップ部と第2クリップ部とを備える。第1クリップ部は、第1電極を含み、第1電極を被験者の体表面に接触させて所定部位を挟持する。第2クリップ部は、第2電極を含み、第1クリップ部と一体に設けられ、第2電極を被験者の体表面に接触させて所定部位を挟持する。第1クリップ部と第2クリップ部とは、互いに独立して揺動自在に軸支される。
このように構成された電極クリップによれば、第1クリップ部と第2クリップ部とが互いに独立して軸支される。このため、電極クリップを被験者の所定部位に装着した場合に、第1クリップ部および第2クリップ部の開く角度が、各クリップ部が挟持する部分の形状に合わせて設定される。これにより、第1電極および第2電極と被験者の体表面との密着性を向上させ、高精度かつ再現性良く、生体情報を測定することができる。
また好ましくは、第1クリップ部および第2クリップ部の開閉が、同時に操作される。このように構成された電極クリップによれば、電極クリップを被験者の所定部位に容易かつ迅速に着脱することができる。
また好ましくは、第1クリップ部および第2クリップ部は、それぞれ、所定部位を挟持するための弾性力を生じさせる第1弾性体および第2弾性体を含む。このように構成された電極クリップによれば、第1クリップ部および第2クリップ部の開く角度が異なる場合であっても、各クリップ部に対して所定部位を挟持するための弾性力を作用させることができる。
また好ましくは、第1クリップ部は、所定部位に対して一方の側に配置される第1クリップ片と、所定部位に対して他方の側に配置される第2クリップ片とを含む。第2クリップ部は、所定部位に対して一方の側に配置される第3クリップ片と、所定部位に対して他方の側に配置され、第1クリップ部と共用される第2クリップ片とを含む。このように構成された電極クリップによれば、第1クリップ部と第2クリップ部とを互いに独立して揺動自在に軸支する構造を、簡易な構成とできる。
また好ましくは、第1電極および第2電極は、それぞれ、第1クリップ片および第3クリップ片に配置される。このように構成された電極クリップによれば、電極が配置される第1クリップ片および第3クリップ片は、第2クリップ片に対して互いに異なる角度で開くことが可能であるため、各電極と被験者の体表面との密着性をさらに向上させることができる。
また好ましくは、第2クリップ片は、第1電極および第2電極に対向し、被験者の体表面に面接触する表面を有する。このように構成された電極クリップによれば、第2クリップ片が被験者の体表面に局部的に接触することを防ぎ、電極クリップの装着感を良好にできる。
また好ましくは、第1クリップ片、第2クリップ片および第3クリップ片は、第1操作部、第2操作部および第3操作部をそれぞれ有する。第3操作部は、第1操作部と重なって設けられるとともに、第1操作部と第2操作部との間に配置される。第1操作部と第2操作部とを操作することにより、第1クリップ部および第2クリップ部が同時に開閉される。このように構成された電極クリップによれば、電極クリップを被験者の所定部位に容易かつ迅速に着脱することができる。
また好ましくは、第1電極および第2電極のいずれか一方は、被験者に電流を印加する電流印加電極である。第1電極および第2電極のいずれか他方は、第1電極および第2電極のいずれか一方によって印加された電流を用いて電位差の検出を行なう電位差検出電極である。第1電極と第2電極とは、揺動自在に軸支された第1クリップ部および第2クリップ部の回転軸方向に並ぶ。このように構成された電極クリップによれば、複数の電極クリップを用いて生体インピーダンスを測定する場合に、電流印加電極間に電位差検出電極を配置することが可能となる。
また好ましくは、上述のいずれかに記載の電極クリップは、被験者の四肢に装着される。このように構成された電極クリップによれば、第1クリップ部および第2クリップ部の開く角度が四肢の形状に合わせて設定されるため、各クリップ部と四肢表面との密着性を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、高精度かつ再現性良く、生体情報が測定される電極クリップを提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
以下に説明する実施の形態においては、内臓脂肪量のみならず、全身の脂肪量や身体の特定部位別の脂肪量(上肢、下肢それぞれの脂肪量や胴部(体幹部)の脂肪量、腹部における皮下脂肪量等)を測定することが可能に構成された体脂肪測定装置を例示し、その体脂肪測定装置を構成し、被験者に装着される電極クリップを例示して説明を行なう。
まず、身体の各部を説明するために用いる用語の定義を行なう。「胴部(体幹部)」とは、身体の頭部、頸部および四肢を除く部分であり、胸部と腹部とを含む部分である。「腹部」とは、胴部を頸部側に位置する部分(すなわち胸部)と下肢側に位置する部分とに分けたうちの下肢側に位置する部分であり、腹部前面と腹部背面とを含む。「腹部前面」とは、被験者の腹部の表面のうち、被験者を正面側から観察した場合に視認可能な部分の体表面を言う。「腹部背面」とは、被験者の腹部の表面のうち、被験者を背面側から観察した場合に視認可能な部分の体表面を言う。「腹部より離れた部位」とは、上腕、前腕、手首および手指からなる上肢と、横隔膜が位置する部分より所定の距離(たとえば略10cm)以上離れた胸部と、頸部および頭部と、大腿、下腿、足首および足指からなる下肢とを含む。また、「体軸」とは、被験者の腹部の横断面に対し略垂直方向に延びる軸を言う。
<体脂肪測定装置の機能ブロック>
図1は、体脂肪測定装置の機能ブロック図である。図1を参照して、体脂肪測定装置1は、制御部10と、定電流生成部21と、端子切替部22と、電位差検出部23と、体格情報計測部24と、被験者情報入力部25と、表示部26と、操作部27と、電源部28と、メモリ部29と、身体に装着される複数の電極A11,A12,A21,A22,H11,H12,H21,H22,F11,F12,F21,F22とを含む。制御部10は、演算処理部11を含む。演算処理部11は、インピーダンス算出部12と、各種脂肪量算出部13とを含む。各種脂肪量算出部13は、たとえば体脂肪量算出部14,部位別脂肪量算出部15、内臓脂肪量算出部16および皮下脂肪量算出部17を含む。
制御部10は、たとえばCPU(central processor unit)によって構成され、体脂肪測定装置1の全体的な制御を行なう。具体的には、制御部10は、上記の各種機能ブロックに対して指令を送出したり、得られた情報に基づいて各種の演算処理を行なったりする。このうち各種の演算処理については、制御部10に設けられた演算処理部11によって行なわれる。
上記複数の電極は、被験者の腹部に装着される腹部電極A11,A12,A21,A22と、被験者の上肢に装着される上肢電極H11,H12,H21,H22と、被験者の下肢に装着される下肢電極F11,F12,F21,F22とを含む。
腹部電極A11,A12,A21,A22は、それぞれの電極が体軸方向に沿って整列した状態で被験者の腹部の表面に装着される。腹部電極A11,A12,A21,A22は、被験者の腹部前面に装着されてもよいし、被験者の腹部背面に装着されてもよい。また、上記4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする腹部電極群が互いに平行に複数組、腹部に装着される構成としてもよい。その場合には、全ての組の腹部電極群が腹部前面あるいは腹部背面のいずれか一方にのみ装着されてもよいし、一部の組の腹部電極群が腹部前面に、残りの組の腹部電極群が腹部背面に装着されてもよい。
上肢電極H11,H12,H21,H22は、好適には右手の手首の表面と左手の手首の表面とにそれぞれ一対ずつ装着される。下肢電極F11,F12,F21,F22は、好適には右足の足首の表面と左足の足首の表面とにそれぞれ一対ずつ装着される。腹部電極A11,A12,A21,A22、上肢電極H11,H12,H21,H22および下肢電極F11,F12,F21,F22は、それぞれ端子切替部22に電気的に接続されている。
端子切替部22は、たとえばリレー回路によって構成される。端子切替部22は、制御部10から入力される指令に基づき、上記複数の電極のうちから選択した特定の電極と定電流生成部21とを電気的に接続するとともに、上記複数の電極のうちから選択した特定の電極と電位差検出部23とを電気的に接続する。これにより、端子切替部22によって定電流生成部21に電気的に接続された電極が、定電流印加電極として機能し、端子切替部22によって電位差検出部23に電気的に接続された電極が、電位差検出電極として機能する。端子切替部22による電気的な接続は、測定動作中において種々切替えられる。なお、通常、定電流印加電極と電位差検出電極とは、それぞれ一対の電極によって構成されるが、ここで言う一対の電極のそれぞれには、単数の電極または複数の電極の両者が含まれる。すなわち、別個独立して設けられた電極であっても電気的に等価に扱うことにより、一対の電極のそれぞれを構成する場合がある。
定電流生成部21は、制御部10から入力される指令に基づいて定電流を生成し、生成した定電流を端子切替部22を介して上記の定電流印加電極に供給する。定電流生成部21において生成される定電流としては、体組成情報を測定するために好適に使用される高周波電流(たとえば、50kHz,500μA)が選択される。これにより、定電流印加電極を介して定電流が被験者に印加される。
電位差検出部23は、端子切替部22によって電位差検出部23に電気的に接続された電極(すなわち電位差検出電極)間における電位差を検出し、検出した電位差を制御部10に対して出力する。これにより、上述の定電流が被験者に印加された状態における電位差検出電極間の電位差が検出される。
体格情報計測部24および被験者情報入力部25は、演算処理部11に含まれる各種脂肪量算出部13において行なわれる演算処理に利用される被験者情報を得るための部位である。ここで、「被験者情報」とは、被験者に関する情報を意味し、たとえば年齢や性別あるいは体格情報等の情報のうちの少なくとも1つを含む。また、「体格情報」とは、被験者の身体の特定の部位におけるサイズに関する情報(たとえば、ウエスト長(腹部周長)や腹部横幅、腹部厚み、身長等のうちの少なくとも1つを含む情報)や体重等の情報を含む。体格情報計測部24は、被験者の体格情報を自動計測する部位であり、検出された体格情報を制御部10に対して出力する。一方、被験者情報入力部25は、被験者情報を入力するための部位であり、入力された被験者情報を制御部10に対して出力する。
なお、図1に示される機能ブロック図においては、体格情報計測部24および被験者情報入力部25の両方が体脂肪測定装置1に設けられた場合を例示しているが、これら体格情報計測部24および被験者情報入力部25は、いずれも必須の構成となるものではない。これら体格情報計測部24および/または被験者情報入力部25を設けるか否かについての選択は、制御部10の演算処理部11において行なわれる演算処理に利用される被験者情報の種類に基づいて適宜行なわれる。また、上述の被験者情報のうち、体格情報については、体格情報計測部24を用いて自動計測し、その計測データを利用するように構成してもよいし、体格情報計測部24を設けずに被験者情報入力部25において被験者自らが情報を入力し、当該入力データを利用する構成としてもよい。
演算処理部11は、上述したようにインピーダンス算出部12と各種脂肪量算出部13とを含む。インピーダンス算出部12は、定電流生成部21によって生成された定電流の電流値と、電位差検出部23において検出されて制御部10に入力された電位差情報とに基づいて各種の生体インピーダンスを算出する。各種脂肪量算出部13は、上記インピーダンス算出部において得られた生体インピーダンスと、体格情報計測部24および/または被験者情報入力部25から入力された被験者情報とに基づいて各種脂肪量を算出する。各種脂肪量算出部13は、たとえば被験者の全身の体脂肪量を算出する体脂肪量算出部14、被験者の身体の特定部位別の脂肪量を算出する部位別脂肪量算出部15、被験者の内臓脂肪量を算出する内臓脂肪量算出部16および被験者の腹部における皮下脂肪量を算出する皮下脂肪量算出部17の少なくとも1つを含む。
表示部26は、各種脂肪量算出部13において算出された各種脂肪量の情報を表示する。表示部26としては、たとえばLCD(liquid crystal display)が利用可能である。なお、表示部26において表示される脂肪量としては、たとえば被験者の全身の体脂肪量や被験者の身体の特定部位別の脂肪量、内臓脂肪量、腹部における皮下脂肪量等が挙げられる。ここで、「脂肪量」とは、たとえば脂肪重量、脂肪面積、脂肪体積、脂肪レベル等に代表される脂肪の量を指し示す指標を意味し、特に「内臓脂肪量」とは、内臓脂肪重量、内臓脂肪面積、内臓脂肪体積および内臓脂肪レベルの少なくともいずれかで表現される指標を意味する。
操作部27は、体脂肪測定装置1に対して被験者が命令を入力するための部位であり、たとえば被験者が押下可能なキー等によって構成される。
電源部28は、制御部10に電力を供給するための部位であり、バッテリ等の内部電源や商用電源等の外部電源等が含まれる。
メモリ部29は、体脂肪測定装置1に関する各種のデータやプログラムを記憶するための部位であり、たとえば上述した被験者情報や算出された内臓脂肪量、後述する体脂肪測定処理を実行するための体脂肪測定プログラム等を記憶している。
<内臓脂肪面積を測定する際の演算処理>
次に、体脂肪測定装置において行なわれる演算処理の一例について説明する。上述したように、体脂肪測定装置1においては、各種脂肪量算出部13において各種の脂肪量が測定可能であるが、以下においては内臓脂肪量を示す指標としての内臓脂肪面積の算出の際に実施される演算処理を例示して説明する。
図1を参照して、インピーダンス算出部12は、定電流生成部21において生成される定電流の電流値と、電位差検出部23において検出される電位差とに基づいて、2種類の生体インピーダンスを算出する。2種類の生体インピーダンスの一方は、被験者の腹部における除脂肪量を反映する生体インピーダンスZtである。他方の生体インピーダンスは、被験者の腹部における皮下脂肪量を反映する生体インピーダンスZsである。
内臓脂肪量算出部16は、算出された2種類の生体インピーダンスZt,Zsと、被験者の体格情報の1つであるウエスト長Wとに基づいて、被験者の内臓脂肪面積Sv(単位:cm2)を算出する。具体的には、たとえば、2種類の生体インピーダンスZt,Zsおよび被験者のウエスト長Wと内臓脂肪面積Svとの関係を表わす以下のような式(1)によって、内臓脂肪面積Svが算出される。
Sv=a×W2−b×(1/Zt)−c×W×Zs−d …(1)
(ただし、a,b,c,d:係数)
また、皮下脂肪量算出部17は、算出された生体インピーダンスZsと、被験者の体格情報の1つであるウエスト長Wとに基づいて、被験者の皮下脂肪面積Ss(単位:cm2)を算出する。具体的には、たとえば、生体インピーダンスZsおよび被験者のウエスト長Wと皮下脂肪面積Ssとの関係を表わす以下のような式(2)によって、皮下脂肪面積Ssが算出される。
Ss=e×W×Zs+f …(2)
(ただし、e,f:係数)
また、体脂肪量算出部14は、算出された生体インピーダンスZtと、被験者の体格情報の1つである身長Hとに基づいて、除脂肪量FFM(単位:kg)を算出する。具体的には、たとえば、生体インピーダンスZtおよび被験者の身長Hと除脂肪量FFMとの関係を表わす以下のような式(3)によって、除脂肪量FFMが算出される。
FFM=i×H2/Zt+j …(3)
(ただし、i,j:係数)
上記のような式(1),(2),(3)の各々における係数は、たとえばMRIによる測定結果に基づく回帰式により定められる。また、式(1),(2),(3)の各々における係数は、年齢および/または性別ごとに定められてもよい。
なお、上述した内臓脂肪面積Svの算出とは直接関係しないが、被験者の全身の体脂肪量を算出する場合には、体脂肪量算出部14は、算出された除脂肪量FFMと、体格情報である体重Wtとに基づいて、被験者の体脂肪量、たとえば体脂肪率(%)を算出する。具体的には、たとえば、体脂肪率は、除脂肪量FFMと被験者の体重Wtとに基づいて、以下のような式(4)により算出される。
体脂肪率=(Wt−FFM)/Wt×100 …(4)
また、具体的な説明は省略するが、身体の部位別の体脂肪量についても、定電流印加電極および電位差検出電極を種々切替えて得られた生体インピーダンスと、被験者の体格情報とに基づいて、その算出が可能である。
<内臓脂肪面積を測定する際の動作手順>
次に、体脂肪測定装置を用いて内臓脂肪面積を測定する際の体脂肪測定装置の動作について説明する。図2は、体脂肪測定装置を用いて内臓脂肪面積を測定する際の体脂肪測定装置の動作手順を定めたフローチャートである。図2のフローチャートに示す処理は、予めプログラムとしてメモリ部29に格納されており、演算処理部11を含む制御部10がこのプログラムを読み出して実行することにより、内臓脂肪面積測定処理の機能が実現される。なお、以下に示す動作手順は、図1に示す体脂肪測定装置において、図示される4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする腹部電極群を互いに平行に4組配置した構成とした場合の動作手順である。
図2を参照して、制御部10は、体格情報としてのウエスト長Wや身長H、体重Wt等を含む被験者情報の入力を受け付ける(ステップS1)。ここで受け付けた被験者情報は、たとえばメモリ部29に一時的に保存される。なお、体格情報計測部24を用いて被験者情報のうちの特定の体格情報を自動計測する構成を採用した場合には、体格情報計測部24にて計測された体格情報が制御部10に対して入力される。
次に、制御部10は、測定開始の指示があったか否かを判断する(ステップS2)。制御部10は、測定開始の指示があるまで待機する(ステップS2においてNO)。制御部10は、測定開始の指示を検知した場合に(ステップS2においてYES)、電極の設定を行なう(ステップS3)。
ここで、ステップS3において、制御部10は、たとえば一対の上肢電極H11,下肢電極F11および一対の上肢電極H21,下肢電極F21をそれぞれ定電流印加電極対として選択し、4組ある腹部電極群のうちの1の腹部電極群に含まれる一対の腹部電極A11,A21を電位差検出電極対として選択する。端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、一対の上肢電極H11,下肢電極F11および一対の上肢電極H21,下肢電極F21を定電流生成部21と電気的に接続し、かつ一対の腹部電極A11,A21を電位差検出部23と電気的に接続する。ここで、端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、選択されていない電極と定電流生成部21および電位差検出部23との電気的な接続を切断する。
定電流生成部21は、制御部10の制御に基づいて、上肢と下肢との間に定電流を流す。たとえば、定電流生成部21は、上肢電極H11および上肢電極H21から下肢電極F11および下肢電極F21へ定電流を流す(ステップS4)。この場合、端子切替部22は、上肢電極H11と上肢電極H21とを短絡し、かつ下肢電極F11と下肢電極F21とを短絡させる構成であることが好ましい。なお、定電流生成部21および端子切替部22は、上肢電極H11,H21のいずれか1つから下肢電極F11,F21のいずれか1つへ定電流を流す構成であってもよい。
この状態において、電位差検出部23は、制御部10の制御に基づいて、腹部電極A11,A21間の電位差を検出する(ステップS5)。
次に、制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了したか否かを判断する(ステップS6)。制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了していないと判断した場合に(ステップS6においてNO)、上述のステップS3へと移行する。制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了したと判断した場合に(ステップS6においてYES)、後述するステップS7へと移行する。
このようにして、制御部10は、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21を順番に電位差検出電極対として選択していく。すなわち、端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21を順番に電位差検出部23と電気的に接続する(ステップS3)。そして、電位差検出部23は、制御部10の制御に基づいて、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21間の電位差を各々順番に検出する(ステップS5)。
インピーダンス算出部12は、すべての腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21の組み合わせに対する電位差の検出が終了した後に(ステップS6においてYES)、定電流生成部21が生成し身体に流した定電流の電流値と、電位差検出部23が検出した各電位差とに基づいて、生体インピーダンスZt1〜Zt4を算出する(ステップS7)。インピーダンス算出部12が算出した生体インピーダンスZt1〜Zt4の値は、たとえばメモリ部29に一時的に保存される。
次に、制御部10は、改めて電極の設定を行なう(ステップS8)。より具体的には、制御部10は、4組ある腹部電極群のうちの1つの腹部電極群に含まれる一対の腹部電極A11,A21を定電流印加電極対として選択し、当該腹部電極群に含まれる一対の腹部電極A12,A22を電位差検出電極対として選択する。端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、一対の腹部電極A11,A21を定電流生成部21と電気的に接続し、かつ一対の腹部電極A12,A22を電位差検出部23と電気的に接続する。ここで、端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、選択されていない腹部電極、上肢電極および下肢電極と、定電流生成部21および電位差検出部23との電気的な接続を切断する。
定電流生成部21は、制御部10の制御に基づいて、腹部電極A11,A21間に定電流を流す(ステップS9)。
この状態において、電位差検出部23は、制御部10の制御に基づいて、腹部電極A12,A22間の電位差を検出する(ステップS10)。
次に、制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了したか否かを判断する(ステップS11)。制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了していないと判断した場合に(ステップS11においてNO)、上述のステップS8へと移行する。制御部10は、予め定めたすべての電極対の組み合わせに対して電位差の検出が終了したと判断した場合に(ステップS11においてYES)、後述するステップS12へと移行する。
このようにして、制御部10は、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21を定電流印加電極として選択するとともに、当該腹部電極群に含まれる腹部電極A12,A22を順番に電位差検出電極対として選択していく。すなわち、端子切替部22は、制御部10の制御に基づいて、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21を順番に定電流生成部21と電気的に接続するとともに、当該腹部電極群に含まれる腹部電極A12,A22を順番に電位差検出部23と電気的に接続する(ステップS8)。そして、電位差検出部23は、制御部10の制御に基づいて、他の腹部電極群に含まれる腹部電極A11,A21間に定電流を流し、当該腹部電極群に含まれる腹部電極A12,A22間の電位差を各々順番に検出する(ステップS10)。
インピーダンス算出部12は、すべての腹部電極群に含まれる電極対の組み合わせに対する電流の印加および電位差の検出が終了した後に(ステップS11においてYES)、定電流生成部21が生成し身体に流した定電流の電流値と、電位差検出部23が検出した各電位差とに基づいて、生体インピーダンスZs1〜Zs4を算出する(ステップS12)。インピーダンス算出部12が算出した生体インピーダンスZs1〜Zs4の値は、たとえばメモリ部29に一時的に保存される。
次に、内臓脂肪量算出部16は、ステップS1で制御部10が受け付けた体格情報のうちのウエスト長Wと、算出された生体インピーダンスZt1〜Zt4および生体インピーダンスZs1〜Zs4とに基づいて、内臓脂肪面積Svを算出する(ステップS13)。内臓脂肪面積Svは、上述の式(1)により算出される。なお、上述のように4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする腹部電極群を互いに平行に4組配置した構成とした場合には、たとえば、4つの生体インピーダンスZt1〜Zt4の平均値および4つの生体インピーダンスZs1〜Zs4の平均値が、それぞれ式(1)に代入される。
次に、皮下脂肪量算出部17は、ステップS1で制御部10が受け付けた体格情報のうちのウエスト長Wと、算出された生体インピーダンスZs1〜Zs4とに基づいて、皮下脂肪面積Ssを算出する(ステップS14)。皮下脂肪面積Ssは、上述の式(2)にウエスト長Wおよび算出された生体インピーダンスZsを代入することによって算出される。なお、上述のように4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする腹部電極群を互いに平行に4組配置した構成とした場合には、たとえば、4個の生体インピーダンスZs1〜Zs4の平均値が、式(2)における生体インピーダンスZsに代入される。
次に、体脂肪量算出部14は、ステップS1において制御部10が受け付けた体格情報のうちの身長Hと、算出された生体インピーダンスZtとに基づいて、除脂肪量FFMを算出する(ステップS15)。除脂肪量FFMは、上述の式(3)により算出される。
また、体脂肪量算出部14は、ステップS1で制御部10が受け付けた体格情報のうちの体重Wtと、ステップS15で体脂肪量算出部14が算出した除脂肪量FFMとに基づいて、体脂肪率を算出する(ステップS16)。体脂肪率は、上述の式(4)により算出される。
そして、表示部26は、制御部10の制御に基づいて、各測定結果を表示する(ステップS17)。
以上で体脂肪測定装置1は、内臓脂肪面積測定処理を含む体脂肪量測定処理を終了する。なお、生体インピーダンスZt1〜Zt4の典型的な値は、それぞれ約5Ω程度である。また、生体インピーダンスZs1〜Zs4の典型的な値は、それぞれ約80Ω程度である。
<体脂肪測定装置の構成>
次に、体脂肪測定装置の構成について具体的に説明する。図3は、図1中の体脂肪測定装置を用いて被験者の生体インピーダンスを測定する様子を示す斜視図である。なお、以下に示す体脂肪測定装置1は、図1中の体脂肪測定装置1において図示される4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする腹部電極群を互いに平行に4組配置した構成を有したものである。
図3を参照して、各種脂肪量の測定を行なうに際して、被験者300はベッド面400上において仰臥位(すなわち仰向けに寝転んだ姿勢)をとる。体脂肪測定装置1は、腹部装着ユニット110と、電極クリップ172A,172B,173A,173Bと、装置本体160とを含む。
腹部装着ユニット110は、被験者300の腹部301に装着される。電極クリップ172A,172Bは、被験者300の上肢(好適には手首302A,302B)に装着される。電極クリップ173A,173Bは、被験者300の下肢(好適には足首303A,303B)に装着される。装置本体160は、接続ケーブル180を介して、腹部装着ユニット110および電極クリップ172A,172B,173A,173Bと接続される。装置本体160は、図1中の制御部10,定電流生成部21,端子切替部22,電位差検出部23,被験者情報入力部25,表示部26,操作部27,メモリ部29等を含む。
腹部装着ユニット110は、腹部301に巻き回し可能な帯状の部材にて構成されている。電極クリップ172A,172B,173A,173Bは、被験者300の上肢または下肢を挟持可能なクリップ形状を有する。腹部装着ユニット110および電極クリップ172A,172B,173A,173Bは、それぞれ被験者の体表面に接触配置可能な電極を有する。なお、装置本体160に設けられた定電流生成部21,端子切替部22,電位差検出部23等は、必要に応じて腹部装着ユニット110に設けることも可能である。
<腹部装着ユニットの構成>
次に、腹部装着ユニットの構成について詳説する。図4は、腹部装着ユニットの構成を示す図であり、図4(A)は下面図、図4(B)は側面図である。
図4を参照して、腹部装着ユニット110は、電極支持部材120と、ベルト部材130とを含む。電極支持部材120は、平面視略矩形状のシート状の部材からなる。ベルト部材130は、長尺状の形状を有する。電極支持部材120およびベルト部材130は、いずれも装着状態において腹部の表面にフィットするように柔軟な材料にて構成されている。
電極支持部材120の下面には、行列状に複数の電極122が配設されている。これら複数の電極122のそれぞれは、シート状の電極支持部材120の下面から僅かに突出した状態で設けられている。行列状に配置された複数の電極122のそれぞれは、4つの腹部電極A11,A12,A21,A22を1組とする4組の腹部電極群に含まれる各々の腹部電極に相当している。電極の材質としては、生体適合性に優れた金属材料が選択される。
ベルト部材130の長尺方向の一端部131は、電極支持部材120の上面の一端部に固定されている。一方、ベルト部材130の長尺方向の他端部132の内周面には、面ファスナ134が取付けられている。電極支持部材120の上面の他端部には、上記ベルト部材130に取付けられた面ファスナ134に係合可能な面ファスナ124が取付けられている。電極支持部材120の上面の略中央部には、装着の際に腹部に対して電極122を位置決めするために被験者の臍位置に位置合わせされる位置決め用貫通穴123が設けられている。なお、電極支持部材120の上面の所定位置には、接続ケーブル180を取付けるためのコネクタ126が設けられている。
<電極クリップの構成>
次に、本実施の形態における電極クリップ172A,172B,173A,173Bの構成について詳細な説明を行なう。以下においては、代表的に右の足首303Aに好適に装着される電極クリップ173Aの構成について説明を行なう。
図5は、この発明の実施の形態における電極クリップを示す斜視図である。図6は、図5中の電極クリップを示す側面図である。図7は、図5中の電極クリップの分解組み立て図である。
図5から図7を参照して、電極クリップ173Aは、クリップ部51およびクリップ部61を含む。クリップ部51とクリップ部61とは、一体に設けられている。クリップ部51とクリップ部61とは、一体不可分な状態で被験者の足首303Aに装着される。クリップ部51およびクリップ部61は、被験者の所定部位である足首303Aを挟持する。クリップ部51とクリップ部61とは、被験者の体の末端側と中心側とにずれた位置で、足首303Aを挟持する。
クリップ部51は、電流印加電極58を含む。クリップ部61は、電位差検出電極68を含む。電極の材質としては、生体適合性に優れた金属材料が選択される。クリップ部51が被験者の足首303Aを挟持した状態で、電流印加電極58は、被験者の体表面に接触する。クリップ部61が被験者の足首303Aを挟持した状態で、電位差検出電極68は、被験者の体表面に接触する。電流印加電極58および電位差検出電極68は、被験者の体表面に面接触する。
クリップ部51は、仮想軸である中心軸101を中心に揺動自在に軸支されている。クリップ部61は、中心軸101を中心に揺動自在に軸支されている。クリップ部51とクリップ部61とは、中心軸101の軸方向に並んで併設されている。クリップ部51とクリップ部61とは、たとえば15mm以上離れて配置されている。
クリップ部51は、第1クリップ片としてのクリップ片53と、第2クリップ片としてのクリップ片73とを含む。クリップ部61は、第3クリップ片としてのクリップ片63と、クリップ片73とを含む。クリップ部51とクリップ部61とは、クリップ片73を共用する。クリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73は、絶縁性材料から形成されている。クリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73は、たとえば樹脂により形成されている。
クリップ片53とクリップ片73とは、互いに対向して配置されている。クリップ部51が足首303Aを挟持した状態で、クリップ片53は、足首303Aに対して一方の側に配置され、クリップ片73は、足首303Aに対して他方の側に配置される。すなわち、クリップ部51では、クリップ片53とクリップ片73とが足首303Aを両側から挟持する。
クリップ片63とクリップ片73とは、互いに対向して配置されている。クリップ片53とクリップ片63とは、中心軸101の軸方向に並んで配置されている。クリップ部61が足首303Aを挟持した状態で、クリップ片63は、足首303Aに対して一方の側に配置され、クリップ片73は、足首303Aに対して他方の側に配置される。すなわち、クリップ部61では、クリップ片63とクリップ片73とが足首303Aを両側から挟持する。
クリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73は、シャフト部87とシャフト受け部86とを含む。クリップ片53およびクリップ片73間でシャフト部87とシャフト受け部86とが嵌合されることにより、クリップ部51が中心軸101を中心に揺動自在に軸支されている。クリップ片63およびクリップ片73間でシャフト部87とシャフト受け部86とが嵌合されることにより、クリップ部61が中心軸101を中心に揺動自在に軸支されている。このような構成により、クリップ部51とクリップ部61とは、互いに独立して揺動自在に軸支されている。すなわち、クリップ部51とクリップ部61とは、互いに異なる角度で開くことが可能である。
クリップ部51およびクリップ部61は、それぞれ第1弾性体としての板ばね81および第2弾性体としての板ばね82を含む。板ばね81および板ばね82は、U字の断面形状を有する。板ばね81は、そのU字の両端にそれぞれ配置される係止部81mを含む。板ばね82は、同様の係止部82mを含む。クリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73には、凹部91が形成されている。板ばね81は、クリップ片53およびクリップ片73に形成された凹部91に係止部81mが係止された状態で、クリップ部51に装着されている。板ばね82は、クリップ片63およびクリップ片73に形成された凹部91に係止部82mが係止された状態で、クリップ部61に装着されている。このような構成により、板ばね81と板ばね82とは、互いに独立してそれぞれクリップ部51およびクリップ部61に装着されている。板ばね81および板ばね82は、それぞれ、足首303Aを挟持する弾性力をクリップ部51およびクリップ部61に作用させる。
なお、クリップ部51およびクリップ部61に弾性力を作用させる弾性部材は、板ばねに限られず、たとえば、クリップ片53とクリップ片73との間およびクリップ片63とクリップ片73との間にそれぞれ配置されるコイルばねであってもよい。
電流印加電極58は、クリップ片53に配置されている。電位差検出電極68は、クリップ片63に配置されている。電流印加電極58および電位差検出電極68は、足首303Aに対して同じ側に配置されている。電流印加電極58および電位差検出電極68は、中心軸101の軸方向に並んで配置されている。電流印加電極58および電位差検出電極68は、体表面に接触する接触面58aおよび接触面68aをそれぞれ含む。接触面58aおよび接触面68aは、所定部位である足首303Aの形状に倣うように、湾曲して形成されている。接触面58aおよび接触面68aは、中心軸101の軸方向において互いに平行に延在する。
クリップ片73は、第2クリップ片が有する表面としての接触面73aを含む。接触面73aは、電流印加電極58および電位差検出電極68に対向する。接触面73aは、電流印加電極58に対向する位置から電位差検出電極68に対向する位置まで連続して延在する。接触面73aは、体表面に面接触する。接触面73aは、所定部位である足首303Aの形状に倣うように、湾曲して形成されている。接触面73aは、中心軸101の軸方向において接触面58aおよび接触面68aと平行に延在する。このような構成により、電極クリップ173Aが足首303Aを挟持した状態で、クリップ片73が被験者の体表面を局部的に押圧するということがなくなる。このため、電極クリップ173Aの装着感を向上させることができる。
クリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73は、操作部55、操作部65および操作部75をそれぞれ含む。操作部55、操作部65および操作部75は、取扱者によって電極クリップ173Aが着脱される際に、クリップ部51およびクリップ部61を開くため取扱者によって力が加えられる部位である。
操作部55、操作部65および操作部75は、それぞれクリップ片53、クリップ片63およびクリップ片73の端部に配置されている。操作部55、操作部65および操作部75は、中心軸101に対して電流印加電極58および電位差検出電極68の反対側に配置されている。操作部55と操作部65とは、互いに重なって配置されている。図5中では、操作部65の全体が操作部55と重なっているが、操作部65の一部分が操作部55と重なってもよい。操作部75は、操作部55および操作部65と離れて配置されている。操作部55と操作部75との間に操作部65が配置されている。
電極クリップ173Aの取扱者は、電極クリップ173Aを被験者に着脱する際、操作部55および操作部75をつまみ、互いを近接させる。このとき、操作部55とともに操作部65が操作部75に向かって移動するため、クリップ部51およびクリップ部61を同時に操作することができる。これにより、電極クリップ173Aの着脱時の操作性を向上させることができる。
図8は、図3中のVIII−VIII線上に沿った電極クリップの装着状態を示す断面図である。図8を参照して、電極クリップの装着部位の形状には、凹凸形状が存在したり、テーパ形状が存在したりする。たとえば、電極クリップ173Aが装着される足首303Aの場合、一般的に体の中心側で厚みが大きく、体の末端側で厚みが小さい傾向がある。電極クリップ173Aは、電流印加電極58を含むクリップ部51が体の末端側に配置され、電位差検出電極68が体の中心側に配置されるように足首303Aを挟持する。
本実施の形態では、クリップ部51とクリップ部61とが互いに独立して揺動自在に軸支されている。このため、クリップ部51およびクリップ部61の開く角度が、それぞれのクリップ部が挟持する足首303Aの厚みに合わせて設定される。これにより、電流印加電極58および電位差検出電極68と、被験者の体表面との間の密着性を十分に確保することができる。
また、本実施の形態では、電流印加電極58および電位差検出電極68が可動側のクリップ片53およびクリップ片63に配置されている。このため、電極と体表面との接触位置で、足首303Aに存在するテーパ形状を吸収することができ、上記効果をより効果的に得ることができる。また、電流印加電極58および電位差検出電極68は、足首303Aに対して同じ側に配置されているため、被験者が毛深い場合であっても、電流印加電極58および電位差検出電極68を両方の電極で接触状態が良好となるように配置することができる。なお、電流印加電極58および電位差検出電極68は、クリップ片73に配置されてもよい。
この発明の実施の形態における電極クリップ173Aは、生体情報としての生体インピーダンスを測定するため被験者の所定部位としての足首303Aに装着される。電極クリップ173Aは、第1クリップ部としてのクリップ部51と第2クリップ部としてのクリップ部61とを備える。クリップ部51は、第1電極としての電流印加電極58を含み、電流印加電極58を被験者の体表面に接触させて足首303Aを挟持する。クリップ部61は、第2電極としての電位差検出電極68を含み、クリップ部51と一体に設けられ、電位差検知電極68を被験者の体表面に接触させて足首303Aを挟持する。クリップ部51とクリップ部61とは、互いに独立して揺動自在に軸支される。
このように構成された、この発明の実施の形態における電極クリップ173Aによれば、電流印加電極58および電位差検出電極68と、被験者の体表面との密着性を十分に確保することにより、生体インピーダンスの測定精度を向上させることができる。また、電極および体表面間の接触圧および接触面積が測定ごとにばらつくことがないため、再現性に優れた生体インピーダンスの測定を実現できる。
なお、本実施の形態では、電極クリップ173Aの構成について説明したが、電極クリップ172B,173A,173Bもほぼ同様の構成を備える。本発明における電極クリップは、電極の数に合わせて3つ以上のクリップ部を含んで構成されてもよい。本発明における電極クリップが挟持する被験者の所定部位は、四肢に限られない。本実施の形態では、本発明における電極クリップを、脂肪量を知るための生体インピーダンスの測定に用いたが、これに限られず、たとえば心電や脈波伝播速度の測定に用いてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
体脂肪測定装置の機能ブロック図である。 体脂肪測定装置を用いて内臓脂肪面積を測定する際の体脂肪測定装置の動作手順を定めたフローチャートである。 図1中の体脂肪測定装置を用いて被験者の生体インピーダンスを測定する様子を示す斜視図である。 腹部装着ユニットの構成を示す図である。 この発明の実施の形態における電極クリップを示す斜視図である。 図5中の電極クリップを示す側面図である。 図5中の電極クリップの分解組み立て図である。 図3中のVIII−VIII線上に沿った電極クリップの装着状態を示す断面図である。
符号の説明
51,61 クリップ部、53,63,73 クリップ片、55,65,75 操作部、58 電流印加電極、68 電位差検出電極、73a 接触面、81,82 板ばね、172A,172B,173A,173B 電極クリップ、302A,302B 手首、303A,303B 足首。

Claims (9)

  1. 生体情報を測定するため被験者の所定部位に装着される電極クリップであって、
    第1電極を含み、前記第1電極を被験者の体表面に接触させて前記所定部位を挟持する第1クリップ部と、
    第2電極を含み、前記第1クリップ部と一体に設けられ、前記第2電極を被験者の体表面に接触させて前記所定部位を挟持する第2クリップ部とを備え、
    前記第1クリップ部と前記第2クリップ部とは、互いに独立して揺動自在に軸支される、電極クリップ。
  2. 前記第1クリップ部および前記第2クリップ部の開閉が、同時に操作される、請求項1に記載の電極クリップ。
  3. 前記第1クリップ部および前記第2クリップ部は、それぞれ、前記所定部位を挟持するための弾性力を生じさせる第1弾性体および第2弾性体を含む、請求項1または2に記載の電極クリップ。
  4. 前記第1クリップ部は、前記所定部位に対して一方の側に配置される第1クリップ片と、前記所定部位に対して他方の側に配置される第2クリップ片とを含み、
    前記第2クリップ部は、前記所定部位に対して一方の側に配置される第3クリップ片と、前記所定部位に対して他方の側に配置され、前記第1クリップ部と共用される前記第2クリップ片とを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の電極クリップ。
  5. 前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ、前記第1クリップ片および前記第3クリップ片に配置される、請求項4に記載の電極クリップ。
  6. 前記第2クリップ片は、前記第1電極および前記第2電極に対向し、被験者の体表面に面接触する表面を有する、請求項5に記載の電極クリップ。
  7. 前記第1クリップ片、前記第2クリップ片および前記第3クリップ片は、第1操作部、第2操作部および第3操作部をそれぞれ有し、
    前記第3操作部は、前記第1操作部と重なって設けられるとともに、前記第1操作部と前記第2操作部との間に配置され、
    前記第1操作部と前記第2操作部とを操作することにより、前記第1クリップ部および前記第2クリップ部が同時に開閉される、請求項4から6のいずれか1項に記載の電極クリップ。
  8. 前記第1電極および前記第2電極のいずれか一方は、被験者に電流を印加する電流印加電極であり、
    前記第1電極および前記第2電極のいずれか他方は、前記第1電極および前記第2電極のいずれか一方によって印加された電流を用いて電位差の検出を行なう電位差検出電極であり、
    前記第1電極と前記第2電極とは、揺動自在に軸支された前記第1クリップ部および前記第2クリップ部の回転軸方向に並ぶ、請求項1から7のいずれか1項に記載の電極クリップ。
  9. 被験者の四肢に装着される、請求項1から8のいずれか1項に記載の電極クリップ。
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