JP2008228391A - 携帯端末 - Google Patents

携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2008228391A
JP2008228391A JP2007059747A JP2007059747A JP2008228391A JP 2008228391 A JP2008228391 A JP 2008228391A JP 2007059747 A JP2007059747 A JP 2007059747A JP 2007059747 A JP2007059747 A JP 2007059747A JP 2008228391 A JP2008228391 A JP 2008228391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
power
solar cell
switch
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007059747A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Shimizu
俊秀 清水
Masabumi Ichise
正文 市瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007059747A priority Critical patent/JP2008228391A/ja
Publication of JP2008228391A publication Critical patent/JP2008228391A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 太陽電池を用いることで電源を得ることが困難な場所であっても二次電池の充電が可能であり、太陽電池からの発電量に応じて電力の供給元を二次電池と太陽電池との間で簡単に切り換えることが可能な、新規かつ改良された携帯端末を提供すること。
【解決手段】光の照射を受けることによって光起電力が生じる太陽電池と;太陽電池の光起電力を用いて電荷を蓄積する二次電池と;二次電池の充電の開始および停止を制御する第1のスイッチと;二次電池の電圧を検知し、検知した電圧値に応じて第1のスイッチに対して導通・非導通を切り換える信号を出力する電圧検知部と;を含むことを特徴とする、携帯端末が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末に関し、特に太陽光発電を行う太陽電池からの電源供給で動作可能な携帯端末に関する。
近年、化石燃料の枯渇化や地球温暖化といった、地球環境の破壊問題が問題視されている。この問題に対して、クリーンでかつ無尽蔵なエネルギーを得ることができる太陽電池が注目を集めている。
通常、太陽電池は屋根の上に設置され、太陽電池に太陽光を照射することで生じる光起電力を用いて、工場や家庭で使用する機器に電力を供給するのが一般的である。太陽電池で発電する電力の量は照射される光量に左右されるため、屋根の上に設置することで太陽光の照射を安定して受けることができるからである。
その太陽電池を、携帯電話やデジタルミュージックプレーヤ(DMP)等の携帯端末に搭載する製品が登場している。従来は、このような携帯端末は消費電力が大きく、太陽電池の発電する電力だけでは携帯端末の動作を賄うことが困難であった。
しかし、技術の進歩により、携帯端末の低消費電力化や太陽電池の発電する電力の増加が進み、太陽電池が発電する電力だけで携帯端末の動作を賄うことができるようになってきた。また、携帯端末の小型化により、従来は鞄の中に入れて使用していた携帯端末を、利用者の首から提げる等、外部に露出して使用することが多くなり、携帯端末が太陽光に晒される機会が多くなってきたことから、携帯端末に太陽電池を搭載することで太陽電池から光起電力を得て、携帯端末を動作させることができるようになってきた。
また、太陽電池が発電する電力が携帯端末の動作に必要な電力を超えている場合には、余剰電力を二次電池の充電に用いることができるため、屋外等の電源を得ることができない場所であっても、携帯端末を動作させると同時に二次電池の充電を行うことができる。
太陽電池から光起電力を得るためには太陽が姿を見せていなければならない。従って、太陽光が差し込まない室内や曇り空の下では太陽電池からの発電は行われないので、そのような場合には従来のように充電可能な二次電池によって携帯端末の動作を行う必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−222225号公報
しかし、従来においては太陽電池からの光起電力を検知し、光起電力の大きさに応じて余剰電力を二次電池の充電に用いるかどうかを判断していた。そのため、光起電力を検知するための回路を携帯端末に組み込む必要があり、携帯端末の小型化や低コスト化に寄与できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、太陽電池を用いることで電源を得ることが困難な場所であっても二次電池の充電が可能であり、太陽電池からの発電量に応じて電力の供給元を二次電池と太陽電池との間で簡単に切り換えることが可能な、新規かつ改良された携帯端末を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、光の照射を受けることによって光起電力が生じる太陽電池と;太陽電池の光起電力を用いて電荷を蓄積する二次電池と;二次電池の充電の開始および停止を制御する第1のスイッチと;二次電池の電圧を検知し、検知した電圧値に応じて第1のスイッチに対して導通・非導通を切り換える信号を出力する電圧検知部と;を含むことを特徴とする、携帯端末が提供される。
かかる構成によれば、太陽電池は光の照射を受けることによって光起電力が生じ、二次電池は太陽電池の光起電力を用いて電荷を蓄積し、第1のスイッチは二次電池の充電の開始および停止を制御し、電圧検知部は二次電池の電圧を検知し、検知した電圧値に応じて第1のスイッチに対して導通・非導通を切り換える信号を出力する。その結果、二次電池の電圧を検知することで太陽電池からの電力供給と二次電池からの電力供給とを切り換えることができる。
上記携帯端末は、二次電池への電流の流入を制御するダイオードと;太陽電池の起電力が二次電池の起電力以上の場合には電荷を蓄え、太陽電池の起電力が二次電池の起電力より小さい場合には電荷を放出するキャパシタと;をさらに含んでもよい。かかる構成によれば、ダイオードは二次電池への電流の流入を制御し、キャパシタは太陽電池の起電力が二次電池の起電力以上の場合には電荷を蓄え、太陽電池の起電力が二次電池の起電力より小さい場合には電荷を放出する。その結果、太陽電池から二次電池に電力の供給元が切り換わる際に、キャパシタに蓄積された電荷を放出することで動作の寸断を防ぐことができる。
電圧検知部は、二次電池が満充電状態の電圧値より所定の値少ない電圧値に達すると第1のスイッチに対して第1のスイッチを非導通にする信号を出力してもよい。その結果、二次電池が高温状態になり、満充電状態で二次電池が高温になると損壊のおそれがあるため、満充電状態の電圧値より所定の値少ない電圧値に達すると第1のスイッチに対して第1のスイッチを非導通にする信号を出力することで、二次電池の損壊を防ぐことができる。
二次電池の動作範囲は、太陽電池の発電効率に基づいて定められてもよい。その結果、太陽電池で発生した電力を効率よく供給することが可能となる。
上記携帯端末は、音楽データを記録する記録部と;記録部に記録された音楽データを再生する再生部と;をさらに含んでもよい。また、上記携帯端末は音楽を出力するヘッドホンをさらに含み、太陽電池はヘッドホンの外部に設けられていてもよい。太陽電池の外部にヘッドホンを設けることで、太陽電池が発電する電力を携帯端末に供給し、携帯端末を動作させることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、太陽電池を用いることで電源を得ることが困難な場所であっても二次電池の充電が可能であり、太陽電池からの発電量に応じて電力の供給元を二次電池と太陽電池との間で簡単に切り換えることが可能な、新規かつ改良された携帯端末を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の外観について説明する説明図である。以下、図1を用いて本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100について説明する。
図1に示したように、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100は、本発明の携帯端末の一例であり、表示部102と、コネクタ104と、太陽電池110と、を含んで構成される。表示部102は、音楽再生装置100の状態を表示するものであり、音楽再生装置100の状態として、例えば再生中の音楽の曲名や歌手名、音楽を再生する際の音量、内蔵の二次電池(図示せず)の残量等を表示するものである。コネクタ104は、内蔵の二次電池の充電や外部の機器(パーソナルコンピュータやオーディオセット等)からの音楽の転送等に用いるケーブルを音楽再生装置100に接続するためのものである。
太陽電池110は、太陽光等の照射を受けることで光起電力が生じるものであり、音楽再生装置100の表示部102の面に、表示部102を囲むように形成されている。このように表示部102を囲むように太陽電池110を広く形成することで、表示部102の機能を損なわずに太陽電池110からの発電量を確保することができる。
なお、本実施形態では図1のように太陽電池110を表示部面に表示部102を囲むように配したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。例えば、太陽電池を表示部面と反対側の裏面に形成してもよく、表示部面と表示部面の裏面との両方に形成してもよい。太陽電池を表示部面の反対側の裏面に形成することで表示部面のデザイン性を損なわずに済み、また太陽電池を表示部面と表示部面の裏面との両方に形成することで太陽光からの照射を効率よく受けることができる。
以上、図1を用いて本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の構成について説明する説明図である。以下、図2を用いて本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の構成について説明する。
図2に示したように、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100は、表示部102と、太陽電池110と、二次電池120と、電圧検知部130と、外部電源保護部140と、第1のダイオード146と、モード切換部150と、電源回路160と、再生部172と、記録部174と、を含んで構成される。
太陽電池110は、図1に示した太陽電池110と同一のものであり、太陽光等の照射を受けることで光起電力が生じるものである。二次電池120は、充放電を繰り返して行うことができる電池である。二次電池120として、本実施形態ではリチウムイオン二次電池を用いることとするが、本発明においてはかかる例に限定されない。
電圧検知部130は、二次電池120の正極側の電圧の値を検知するものである。そして、電圧検知部130は、二次電池120を充電することによって二次電池120の正極側の電圧が所定の電圧値に達したことを検知すると、所定の信号を出力するものである。電圧検知部130は、例えば所定の条件になると所定の信号を出力するICチップを用いることが望ましい。電圧検知部130の動作については後に詳細に説明する。
外部電源保護部140は、外部電源からの電源の供給の有無に応じて、太陽電池110からの電力の供給を制御するものである。外部電源保護部140は、第2のスイッチ142と、第3のスイッチ144と、を含んで構成される。本実施形態においては、第2のスイッチ142および第3のスイッチ144はFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)を用いているが、本発明は係る例に限定されない。
モード切換部150は、音楽再生装置100の動作モードを切り換えるものである。音楽再生装置100の動作モードとは、音楽再生装置100を動作させるための電力の供給元の違いによって定められるものである。モード切換部150は、第1のスイッチ152と、抵抗154と、第2のダイオード156と、キャパシタ158と、を含んで構成される。モード切換部150の各部の動作については後述する。
再生部172は、音楽再生装置100に記録された音楽等の音声の再生処理を行うものである。再生中の音楽の情報は、表示部102に表示される。記録部174は、再生部172で再生される音声が記録されるものである。記録部174として、HDD(Hard Disk Drive)や各種フラッシュメモリを用いてもよい。
図3は、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の動作の概要について説明する説明図である。以下、図3を用いて本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の動作の概要について説明する。
図3の(a)は、太陽電池110が発電する電力が大きく、音楽再生装置100を動作させる電力を回路(図3では「システム」と称している)に供給し、さらに余剰電力を二次電池120に充電する状態を示している。図3の(b)は、太陽電池110が発電する電力が図3の(a)の場合よりは小さく、音楽再生装置100のシステムを動作させることができる電力のみを発電している状態を示している。図3の(b)の場合は、太陽電池110が発電する電力は全て音楽再生装置100を動作させるために用いられるので、太陽電池110が発電する電力は二次電池120の充電には使用されない。
図3の(c)は、太陽電池110が発電する電力が図3の(b)の場合より小さく、太陽電池110からの電力と二次電池120からの電力で音楽再生装置100のシステムを動作させる状態を示している。図3の(d)は、太陽電池110は全く発電しておらず、二次電池120からの電力のみで音楽再生装置100のシステムを動作させる状態を示している。
このように、音楽再生装置100は太陽電池110の発電量に応じて、太陽電池110と二次電池120のどちらか一方または両方から電力の供給を受ける。つまり、刻一刻と変化する太陽電池110の発電量に伴い、音楽再生装置100の内部では上記4つのモードが滑らかに切り換わる必要がある。音楽を再生している際に、電力の供給源の切り換わるタイミングで音楽が途切れてしまうことは、あってはならないことだからである。
なお、便宜上、以下の説明において、図3の(a)の状態を「モード1」、(b)の状態を「モード2」、(c)の状態を「モード3」、(d)の状態を「モード4」と称する。
電源回路160は、音楽再生装置100の電源部であり、外部電源検知部162と、調節部164と、充電電流制御部166と、電源管理部168とを含んで構成される。電源回路160の構成は従前の音楽再生装置の電源部と大きく相違するものではないが、以下で簡単に説明する。
外部電源検知部162は、コネクタ104を介して外部からの電源が入力されたかどうかを検知するものである。調節部164は、入力された電源を調節して平滑化・定電圧化するものである。充電電流制御部166は、二次電池120を充電するための電流の制御を行うものである。電源管理部168は、システムに供給する電力を外部電源と太陽電池・二次電池とのどちらか一方から選択するものであり、スイッチ168a、168bを含んで構成される。
以上、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の構成について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の動作について説明する。
本実施形態にかかる音楽再生装置100は、外部電源から電力の供給を受けているか否かで動作が異なる。以下において、外部電源から電力の供給を受けているか否かで場合を分けて、音楽再生装置100の動作について説明する。
(1.外部電源からの電力供給時)
まず、音楽再生装置100が外部電源から電源の供給を受けている場合の動作について説明する。本実施形態においては、AC(Alternating Current;交流)アダプタやパーソナルコンピュータのUSB(Universal Serial Bus)ポートから電源の供給を受けている場合を例に挙げて説明する。
音楽再生装置100にACアダプタやパーソナルコンピュータのUSBポートから電源が供給されると、二次電池120に対して充電が行われる。この場合に、太陽電池110からの電力も同時に二次電池120に供給されると、太陽電池110の発電量は環境によって刻一刻と変化する不安定な量であるため、二次電池の充電状況の把握が困難になるおそれがある。また、外部電源からの充電と太陽電池110からの充電が一緒に行われることで二次電池120が過充電されてしまうおそれもある。
本実施形態にかかる音楽再生装置100においては、上述した問題を防ぐため、外部電源から電力の供給が行われた場合には、太陽電池110を切り離し、太陽電池110からの電力供給を停止する。太陽電池110の発電量は、外部電源から供給される電力(5V、500mA)に比べて非常に小さいため、太陽電池110からの電力供給を停止しても音楽再生装置100の動作に関しては問題とはならない。
ACアダプタやパーソナルコンピュータのUSBポートから、コネクタ104を介して外部から電源が供給されると、外部電源検知部162が外部からの電源供給を検知する。外部からの電源供給を検知した外部電源検知部162は、第2のスイッチ142および第3のスイッチ144のゲートに対してHIGH状態の信号を出力する。
HIGH状態の信号を受けた第2のスイッチ142および第3のスイッチ144は、いずれも導通状態となる。ここで、第2のスイッチ142が導通状態となると、第2のスイッチ142が導通状態となることが第1のスイッチ152のゲートへの信号となり、第1のスイッチ152が導通状態となる。
第1のスイッチ152が導通状態となると、外部からの電源は、調節部164、充電電流制御部166、第1のスイッチ152を経由して二次電池120へ供給される。
一方、第3のスイッチ144が導通状態となることで、太陽電池110は短絡された状態となる。従って、太陽電池の特性から太陽電池の出力電力は0Wとなり、二次電池120や音楽再生装置100のシステムには太陽電池110からの電力が供給されない。また、第1のダイオード146が存在するために、外部電源から太陽電池110側へ電力が流入することもない。
外部からの電力供給が途絶えると、外部電源検知部162が外部からの電源供給の停止を検知する。外部からの電源供給の停止を検知した外部電源検知部162は、第2のスイッチ142および第3のスイッチ144のゲートに対してLOW状態の信号を出力する。
LOW状態の信号を受けた第2のスイッチ142および第3のスイッチ144は、いずれも非導通状態となる。従って、外部からの電力供給が途絶えると、太陽電池110が発電できる状態にあれば(つまり、太陽電池110に太陽光等が照射されていれば)、太陽電池110からの電力供給が行われるようになる。
このように、外部からの電源の供給を検出すると、太陽電池をシステムから切り離すことで、太陽電池からの不安定な電源供給を防ぎ、二次電池の充電状況の把握が困難になったり、二次電池の過充電が行われたりするおそれがある問題を解決することができる。
(2.太陽電池の発電時)
次に、外部からの電力供給がなく、太陽電池の発電によって電力が供給される場合について、二次電池の状態によって場合を分けて説明する。
(2−1.太陽電池の発電量が大きい場合)
太陽電池110の発電量が多い場合には、上述したように図3の(a)に示したモード1の状態となり、この場合には、太陽電池110で発電された電力は、音楽再生装置100のシステムを動作させる電力と、二次電池120を充電させる電力に分岐する。しかし、二次電池120が満充電状態である場合には、太陽電池110で発電された電力を二次電池120に供給すると、二次電池120が過充電されてしまうおそれがある。従って、二次電池120の過充電を防ぐため、二次電池120の充電状態(電圧の状態)によって太陽電池110からの電力の供給先を制御する必要がある。
(2−1−1.二次電池が満充電でない場合)
二次電池120が満充電状態でない場合には、電圧検知部130が二次電池120の電圧を検知し、第1のスイッチ152を導通させるための信号を出力する。第1のスイッチ152が導通することで、太陽電池110で発電された電力は、電源回路160を経由して音楽再生装置100のシステムに供給されるだけでなく、第1のダイオード146、第1のスイッチ152を経由して二次電池120に供給されることとなる。
ここで、もし太陽電池110からの電力量が低下して、電圧が下がった場合には、二次電池120から第1のスイッチ152を経由して音楽再生装置100のシステムに電力が供給されるため、再生部172における音楽の再生が途切れることは無い。
なお、音楽再生装置100を太陽光に照射して使用する際には、音楽再生装置100が高温になるおそれがある。高温環境下で二次電池120を満充電状態にして使用すると、二次電池120が破損するおそれがある。従って、二次電池120が満充電状態か否かの電圧検知部130における判断は、本来の満充電状態の電圧より低い値で行うことが望ましい。例えば、二次電池120が4.2Vで満充電となる場合、二次電池120の電圧がそれよりも小さい4V程度に達したかどうかで、満充電状態か否かを判断してもよい。
(2−1−2.二次電池が満充電である場合)
一方、二次電池120が満充電状態である場合には、電圧検知部130が二次電池120の電圧を検知し、第1のスイッチ152を非導通にさせるための信号を出力する。これにより、太陽電池110からの発電電力は、第1のスイッチ152が非導通となっているため、二次電池120には供給されず、全て音楽再生装置100を動作させるための電力としてシステムに供給される。そして、太陽電池110に太陽光が十分照射されて太陽電池110の電圧が二次電池120よりも高くなっていれば、二次電池120からのシステムへの電力供給は行われない。
ここで、太陽電池110の発電電力が低下して、太陽電池110の発電電力では音楽再生装置100の動作をまかなえない状態、つまり図3の(c)に示したモード3の状態になると、即座に二次電池120による電力供給に切り換わらなければならない。しかし、第1のスイッチ152を導通させることで二次電池120からの電力供給を行おうとすると、第1のスイッチ152の導通に数百n(ナノ)秒の時間を要するために、再生中の音楽が寸断されてしまう問題が生じる。
そのため、本実施形態では、第2のダイオード156およびキャパシタ158を設けることで、再生中の音楽の寸断という問題を解決した。第1のスイッチ152が非導通状態にあるときに、二次電池120が完全にシステムから切り離されている時間は、第2のダイオード156の逆回復時間のみとなる。第2のダイオード156の逆回復時間は第1のスイッチ152の導通に要する時間より遥かに短く、概ね数十n(ナノ)秒以下である。
そして、第2のダイオード156の逆回復時間を補償するためにキャパシタ158を設けた。第2のダイオード156の逆回復時間の間、キャパシタ158に蓄積された電荷をシステムに供給することで、再生部172において途切れなく音楽の再生を行うことができる。
このように、第1のスイッチ152、第2のダイオード156およびキャパシタ158の組み合わせによって、太陽電池110と二次電池120との間を非導通にして、太陽電池110とシステムとの間および二次電池120とシステムとの間で導通状態を保ち、太陽電池110の電圧が低下してもスムーズにモードを切り換えることができる。
(2−2.太陽電池の発電量が小さい、または太陽電池が発電していない場合)
太陽電池の発電量が小さい、または太陽電池が発電していない状態は、上述した図3の(c)で示したモード3または図3の(d)で示したモード4に該当する。以下、外部からの電力供給がなく、太陽電池の発電量が小さい、または太陽電池が発電していない場合について、二次電池の状態によって場合を分けて説明する。
(2−2−1.二次電池が満充電でない場合)
太陽電池110の発電量が小さく、二次電池120が満充電状態で無い場合には、電圧検知部130の二次電池120の電圧検知により、第1のスイッチ152が導通状態となる。従って、この場合には二次電池120から第1のスイッチ152を介してシステムに電力が供給されることとなる。
(2−2−2.二次電池が満充電である場合)
一方、二次電池120が満充電状態である場合には、電圧検知部130の二次電池120の電圧検知により、第1のスイッチ152が非導通状態となる。従って、この場合には二次電池120から第2のダイオード156を介してシステムに電力が供給されることとなる。
そして、二次電池120からの電力供給により二次電池120の電圧が低下すると、電圧検知部130の二次電池120の電圧検知により、第1のスイッチ152が導通状態となる。
このように、太陽電池110の発電量が小さい、または太陽電池110が発電していない場合には、二次電池120からの電力供給によって音楽再生装置100のシステムを動作させることができる。
以上、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の動作について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100における太陽電池110の発電効率と二次電池120の動作範囲との関係について説明する。
図4は、太陽電池の一般的な出力特性について説明する説明図である。図4に示したように、太陽電池の電力特性は符号184で示す破線のように山型の特性を有する。また、太陽電池の電流特性は符号182で示す実線のようの、ある電圧に達すると急激に電流値が低下する特性を有する。
図4に示した電力特性と電流特性から、最大電流では出力電圧が0となり、出力電力も0であることが分かる。そして、太陽電池の電力特性には、電力が最大となる動作点が存在することも分かる。
従って、図2に示した音楽再生装置100において、二次電池120の動作範囲が符号186で示すような範囲となるように、太陽電池の電圧と二次電池の電圧との整合をとることで、太陽電池の動作点が最大電力を得られる領域付近で動作することができ、太陽電池の発電効率が最も良い状態で音楽再生装置100を動作させることが可能となる。
以上説明したように、本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100によれば、太陽電池を用いることで電源を得ることが困難な場所であっても二次電池の充電が可能であり、電力の供給元を二次電池と太陽電池との間で切り換えることができる。また、家の中など電源を得やすい場所であっても、音楽再生装置100を窓際などの太陽光の当たりやすい場所に置いておくことで、外部電源からの電力供給に頼らずに内蔵の二次電池120を充電することができ、電気代の節約に繋がる。
さらに、図2に示した構成は既存の音楽再生装置に組み込むことによって効果が得られるものであり、電圧検知部130を除いては全てディスクリート部品のみからなる構成であるから、回路構成がシンプルとなり、低コストで回路を構成することができる。従って、太陽電池の発電量を検知するCPU(Central Processing Unit;中央処理装置)のような処理装置を必要とせず、完全にスタンドアロンで動作するシステムであり、モードの切り換えも二次電池120の電圧を検知するだけで自動的に行われる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、音楽再生装置100に太陽電池を配したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、音楽再生装置のような携帯端末に接続して使用されるヘッドホンに太陽電池を配し、ヘッドホンに配した太陽電池が発電する電力を携帯端末に供給することによって、携帯端末を動作させてもよい。
図5は、本発明の別の実施形態にかかるヘッドホンの一例について説明する説明図である。図5に示したように、ヘッドホン200の上面に太陽電池210を配することで、音楽再生装置のような携帯端末にヘッドホン200を接続することで、太陽電池210が発電する電力を携帯端末に供給し、携帯端末を動作させることが可能となる。もちろん、ヘッドホン及びヘッドホンに配する太陽電池の形態は図5に示した例に限られないことは言うまでもない。
また、ヘッドホン以外にも、音楽再生装置に接続される首提げストラップに太陽電池を配し、首提げストラップに配した太陽電池が発電する電力によって音楽再生装置を動作させてもよい。
また、上記実施形態では、音楽再生装置100の表示部102を囲むように太陽電池110を配していたが、表示部102の背後に太陽電池を配するようにしてもよい。太陽電池は、発電に寄与する周波数帯の違いによって、ガラス面の後側に太陽電池を配しても発電が可能な場合があるからである。
また、上記実施形態では、本発明の携帯端末の例として音楽再生装置を例に挙げて説明したが、本発明は係る例に限られない。例えば、携帯電話に太陽電池を搭載して、電力の供給元を二次電池と太陽電池との間で切り換えるようにしてもよい。また、携帯電話以外にも、デジタルカメラ、携帯型ゲーム機、地上デジタルテレビ放送を受信して映像を再生する携帯型映像再生装置等の機器に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の外観について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の構成について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる音楽再生装置100の動作の概要について説明する説明図である。 太陽電池の一般的な出力特性について説明する説明図である。 本発明の別の実施形態にかかるヘッドホンの一例について説明する説明図である。
符号の説明
100 音楽再生装置
110、210 太陽電池
120 二次電池
130 電圧検知部
140 外部電源保護部
142 第2のスイッチ
144 第3のスイッチ
146 第1のダイオード
150 モード切換部
152 第1のスイッチ
154 抵抗
156 第2のダイオード
158 キャパシタ
172 再生部
174 記録部
200 ヘッドホン

Claims (6)

  1. 光の照射を受けることによって光起電力が生じる太陽電池と;
    前記太陽電池の光起電力を用いて電荷を蓄積する二次電池と;
    前記二次電池の充電の開始および停止を制御する第1のスイッチと;
    前記二次電池の電圧を検知し、検知した電圧値に応じて前記第1のスイッチに対して導通・非導通を切り換える信号を出力する電圧検知部と;
    を含むことを特徴とする、携帯端末。
  2. 前記二次電池への電流の流入および前記二次電池からの電流の流出を制御するダイオードと;
    前記太陽電池の起電力が前記二次電池の起電力以上の場合には電荷を蓄え、前記太陽電池の起電力が前記二次電池の起電力より小さい場合には電荷を放出するキャパシタと;
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記電圧検知部は、前記二次電池が満充電状態の電圧値より所定の値少ない電圧値に達すると前記第1のスイッチに対して前記第1のスイッチを非導通にする信号を出力することを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記二次電池の動作範囲は、前記太陽電池の発電効率に基づいて定められることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
  5. 音楽データを記録する記録部と;
    前記記録部に記録された前記音楽データを再生する再生部と;
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
  6. 音楽を出力するヘッドホンをさらに備え、
    前記太陽電池は前記ヘッドホンの外側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
JP2007059747A 2007-03-09 2007-03-09 携帯端末 Pending JP2008228391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007059747A JP2008228391A (ja) 2007-03-09 2007-03-09 携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007059747A JP2008228391A (ja) 2007-03-09 2007-03-09 携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008228391A true JP2008228391A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39846354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007059747A Pending JP2008228391A (ja) 2007-03-09 2007-03-09 携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008228391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109531A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Kyocera Corp 携帯電子機器
US8325051B2 (en) 2009-07-07 2012-12-04 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited Information processing apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1062571A (ja) * 1996-08-21 1998-03-06 Citizen Watch Co Ltd 充電式電子時計
JP2000102191A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Ntt Electornics Corp 無線遠隔検針装置の電源方式
JP2002112376A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Victor Co Of Japan Ltd ヘッドホン一体型音声記録再生装置及びその記録再生方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1062571A (ja) * 1996-08-21 1998-03-06 Citizen Watch Co Ltd 充電式電子時計
JP2000102191A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Ntt Electornics Corp 無線遠隔検針装置の電源方式
JP2002112376A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Victor Co Of Japan Ltd ヘッドホン一体型音声記録再生装置及びその記録再生方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109531A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Kyocera Corp 携帯電子機器
US8325051B2 (en) 2009-07-07 2012-12-04 Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited Information processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8022571B2 (en) Power management circuitry and solar cells
US9276432B2 (en) Method and apparatus for charge control of a portable terminal having a solar battery
KR101727268B1 (ko) 태양 전지를 이용한 배터리의 충전 방법 및 장치
US7564212B2 (en) Mobile communication device with solar cell
US6191498B1 (en) Power-supplying device for generating different voltage outputs
US20070120531A1 (en) Charging Control Apparatus and Method of Mobile Terminal
KR20120001280A (ko) 휴대용 충전 장치 및 그의 충전 방법 및 충전 시스템
JP2007221872A (ja) 二次電池の充電回路、二次電池の充電回路における電源切換方法及び電源装置
CN102624044A (zh) 用于低电压能量采集装置的电池充电器
CN102523518A (zh) 机顶盒自动待机的实现方法及装置
KR20130083116A (ko) 단말기의 배터리 충전 제어 방법 및 시스템
CN105828007B (zh) 一种兼容usb供电和otg输出功能的音视频播放装置
US20180034308A1 (en) Smart Charging Portable Electronic Device
JP2008228391A (ja) 携帯端末
CN201122637Y (zh) 具有视听播放功能的光能手机充电器
ATE393106T1 (de) Interaktiver aufnahmebehälter
CN104159358A (zh) 一种手电筒驱动电路及移动终端
US8018091B2 (en) Power-mode selectable backup power supply
CN104115361A (zh) 用于电池保护的方法和电路
CN210578872U (zh) 太阳能供电的网络摄像头系统
CN201623839U (zh) 功率放大器
CN114421446A (zh) 户外设备供电控制方法、供电控制系统及户外设备
CN1157835C (zh) 稳压及电源电压侦测保护电路装置
GB2442772A (en) Media device having a manual generator
JP2003008958A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110906