JP2008225828A - 車両特定システム及び車両特定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中からリンク対象となる車両を特定する車両特定システム及び車両特定方法を提供する。
【解決手段】 リンク対象車両Ctを探索する探索車両Cmが検知したリンク対象車両Ctを含む車両群Cxの状態と、リンク対象車両Ctが検知したリンク対象車両Ctの状態とを比較し、車両群Cxの中からリンク対象車両Ctを特定することを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の車両がリンクを形成する際のリンク対象車両を特定する車両特定システム及び車両特定方法に関する。
従来、自車両の車両情報を検出し、グループ走行を行っている他車両との間で車両情報を送受信し、受信した他車両の車両情報、および検出した自車両の車両情報に基づいて、グループ内における自車両の走行位置を判定し、判定したグループ内における自車両の走行位置に基づいて、グループ走行を行う他車両を近隣車両として特定し、自車両の現在位置、および近隣車両の現在位置を含む範囲の現在位置地図を抽出し、抽出した現在位置地図をモニタに表示するものがある(特許文献1参照)。
特開2006−177721号公報
しかしながら、ある特定の車両とリンクする場合、装置がその相手を特定するためには、GPS等の絶対位置測定方法を用いて得た位置情報データを、無線通信等で送受信しなければならない。しかし、GPSは、トンネルやビル等、衛星からの電波が届きにくい場所では測定できない。また、水平方向にレーザビームをスキャンすることで、2次元平面での距離を測定するレーザレーダは、相手車両との相対位置を正確に計測することが可能だが、複数台が測定された場合、自車両がリンクすべき相手車両を特定することはできない。
本発明は、上記課題を解決するものであって、GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中からリンク対象となる車両を特定する車両特定システム及び車両特定方法を提供することを目的とする。
そのために本発明は、車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定システムにおいて、リンク対象車両を探索する探索車両と、前記リンク対象車両を含む車両群と、があり、前記探索車両が自らの状態を検知する第1検知手段と、前記探索車両が車両群の状態を検知する第2検知手段と、前記探索車両と前記リンク対象車両とで通信する通信手段と、前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態と、前記リンク対象車両から前記探索車両に前記通信手段により通信された前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記探索車両は、前記リンク対象車両へ指示を与える入力手段を備え、前記リンク対象車両は、前記指示の内容を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態を記憶する記憶手段を有し、前記リンク対象車両の状態と比較する際に前記記憶手段に記憶された履歴を使用することを特徴とする。
また、前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、それぞれ速度及びヨーレートを検知することを特徴とする。
さらに本発明の方法は、車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定方法において、リンク対象車両を探索する探索車両が検知した前記リンク対象車両を含む車両群の状態と、前記リンク対象車両が検知した前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定することを特徴とする。
また、前記車両群の中から前記リンク対象車両を含むリンク候補車両が選ばれた場合、前記リンク対象車両に指示を与え、前記リンク対象車両の挙動を他のリンク候補車両と異ならせることで前記リンク対象車両を特定することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定システムにおいて、リンク対象車両を探索する探索車両と、前記リンク対象車両を含む車両群と、があり、前記探索車両が自らの状態を検知する第1検知手段と、前記探索車両が車両群の状態を検知する第2検知手段と、前記探索車両と前記リンク対象車両とで通信する通信手段と、前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態と、前記リンク対象車両から前記探索車両に前記通信手段により通信された前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定する制御手段と、を備えたので、GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中から効率的にリンク対象車両を特定することができる。
請求項2記載の発明によれば、前記探索車両は、前記リンク対象車両へ指示を与える入力手段を備え、前記リンク対象車両は、前記指示の内容を表示する表示手段を備えたので、周囲の車両と区別させてリンク対象車両を特定することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記制御手段は、前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態を記憶する記憶手段を有し、前記リンク対象車両の状態と比較する際に前記記憶手段に記憶された履歴を使用するので、迅速にリンク対象車両を特定することができる。
請求項4記載の発明によれば、前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、それぞれ速度及びヨーレートを検知するので、簡単な構造で、リンク対象車両を特定することができる。
請求項5記載の発明によれば、車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定方法において、リンク対象車両を探索する探索車両が検知した前記リンク対象車両を含む車両群の状態と、前記リンク対象車両が検知した前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定するので、GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中から効率的にリンク対象車両を特定することができる。
請求項6記載の発明によれば、前記車両群の中から前記リンク対象車両を含むリンク候補車両が選ばれた場合、前記リンク対象車両に指示を与え、前記リンク対象車両の挙動を他のリンク候補車両と異ならせることで前記リンク対象車両を特定するので、周囲の車両と区別させてリンク対象車両を特定することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。図1乃至図3は、本発明の実施形態における車両特定システムの概念を示すものである。図中、Cmは探索車両の一例としての自車両、Cxは車両群、Ctはリンク対象車両、C1及びC2はその他の車両である。
あらかじめ、リンクを形成しようとしている車両同士は、通信によりリンク形成の意思を確認しているとする。この場合の通信には無線近距離通信を適用するので、互いの車両は数百メートルの範囲内に存在していることになる。また、リンクとは、2台以上の車両が一定の車間距離を保ちつつ1台の車両の動きにあわせて走行するソフトリンク走行や、走行だけでなく、1台の車両にあわせて他の車両が制御されることを表す。
この状態で、図1に示すように、自車両Cmの周囲にリンク対象となるリンク対象車両Ctとその他の車両C1,C2等を含む車両群Cxが走行し、どの車両がリンク対象車両Ctであるのか特定できていない場合を考える。
この場合、図2に示すように、水平方向にレーザビーム等をスキャンすることで、周囲の複数車両の2次元平面内での相対距離や相対速度等を測定し、周囲の車両の挙動を把握すること、また、リンク対象車両Ctと通信することで、リンク対象車両Ctの速度やヨーレート等の情報を取得することは可能である。その結果、リンク対象車両Ctのある程度の位置は把握することができる。しかしながら、リンク対象車両Ctの周辺に車両群Cxのうちリンク候補車両Ct,C1,C2が接近し、似たような挙動で走行している場合、リンク対象車両Ctを特定することは困難である。
そこで、図3に示すように、自車両Cmからリンク対象車両Ctへ減速等の挙動変更の指示をする。リンク対象車両Ctが、挙動を変更することにより、車両群Cxのうちリンク候補車両C1,C2との挙動の差異が明確となり、リンク対象車両Ctを特定することができる。
次に、本実施形態を具体的に説明する。図4は、本実施形態の車両特定システムの構成図を示す。図中、1は第1検知手段の一例としてのヨーレートセンサ、2は第1検知手段の一例としての車速センサ、3は第2検知手段の一例としてのレーザレーダ、4は表示装置、5は入力装置、6は通信手段の一例としての無線通信送受信部、7は操縦装置、10はECU、11は記憶手段の一例としてのメモリ、12は車両制御部、13は無線通信制御部、14はリンク制御部である。
ヨーレートセンサ1及び車速センサ2は、自車両Cmの状態を測定するセンサである。他の状態を検知する場合は、その状態を検知するセンサを適用してもよい。レーザレーダ3は、周囲を走行する車両群Cxの状態を計測するものである。
表示装置4は、レーザレーダ3等の計測結果や地図等を表示するものであり、入力装置5は、リンク対象車両Ctへの挙動変更を指示する信号を入力するものである。無線通信送受信部6は、リンク対象車両Ctとの信号を送受信するものであり、操縦装置7は、自車両を操縦するためのものである。
ECU10は、メモリ11、車両制御部12、無線通信制御部13及びリンク制御部14を有する。メモリ11は、ヨーレートセンサ1、車速センサ2及びレーザレーダ3等の計測結果のデータを保存するためのものである。車両制御部12は、操縦装置7等の操縦系からの信号を制御するものであり、無線通信制御部13は、無線通信送受信部6からの信号を制御するものである。
リンク制御部14には、ヨーレートセンサ1、車速センサ2及びレーザレーダ3等の計測結果、入力装置5の指示信号、メモリ11に保存されているデータ、車両制御部12からの操縦信号、無線通信制御部13からの受信信号等が入力され、それらの信号からリンク対象車両Ctを特定し、リンクを形成すると共に、表示装置4に表示する。
次に、車両特定システムにより車両を特定する方法を、フローチャートを用いて説明する。図5は、自車両Cmに搭載したレーザレーダ3による計測結果をメモリに記録する第1保存ルーチンを示す。まず、ステップ1で、レーザレーダ3のデータを抽出し、周辺の状況を計測する(ST1)。周辺の状況とは、周辺の車両の他に障害物等も含む。次に、ステップ2で、ステップ1において抽出したデータから、形状のマッチングを実行して、複数の車両群Cxの抽出を実行する(ST2)。次に、ステップ3で、自車両に対するステップ2において抽出されたすべての車両群Cxの相対距離及び相対方位を保存する(ST3)。次に、ステップ4で、自車両の速度センサ1の速度検出値を取得し、メモリ11に保存する(ST4)。また、ステップ5で、自車両のヨーレートセンサ2のヨーレート検出値を取得し、メモリ11に保存する(ST5)。
次に、図6に示す無線通信によりリンク対象車両Ctの情報を保存する第2保存ルーチンを説明する。まず、ステップ11で、無線により、リンク対象車両Ctの状態を記録したデータを取得する(ST11)。次に、ステップ12で、ステップ11において取得したリンク対象車両Ctの速度検出値をメモリ11に保存する(ST12)。また、ステップ13で、ステップ11において取得したリンク対象車両Ctのヨーレート検出値をメモリ11に保存する(ST13)。
これら第1保存ルーチン及び第2保存ルーチンは、車両の走行中、所定の間隔、例えば10msec程度の非常に短い間隔で実行される。また、メモリ11の記憶容量を考慮し、一定時間経過したデータ、例えば約30秒以上経過したデータについては破棄する。なお、第1保存ルーチン及び第2保存ルーチンは、次に示すリンク対象車両特定ルーチンの最初に実行してもよい。
次に、図7に示すリンク対象車両特定ルーチンについて説明する。まず、ステップ21で、自車両Cmとリンク対象車両Ctのそれぞれのリンク意思を確認する(ST21)。リンク意思は、自車両Cmからのリンク要求に対するリンク対象車両Ctからの応答を、無線通信を介して実行することで確認される。これらは、表示装置4及び入力装置5を介して実行される。なお、リンクの意思は、自車両Cmとリンク対象車両Ctのどちらから要求してもよい。
次に、ステップ22で、リンクが許可されたかどうかを判断する(ST22)。リンクが許可された場合、ステップ23で、リンク候補車両抽出サブルーチンを実行する(ステップ23)。リンクが許可されなかった場合、リンク車両特定ルーチンを終了する。
ここで、図8に示すリンク候補車両抽出サブルーチンについて説明する。まず、ステップ31で、第1保存ルーチンのステップ3で保存した車両群相対位置データをメモリ11から取得する(ST31)。次に、ステップ32で、第1保存ルーチンのステップ4で保存した自車両Cmの速度データをメモリ11から取得する(ST32)。続いて、ステップ33で、第1保存ルーチンのステップ5で保存した自車両Cmのヨーレートデータをメモリ11から取得する(ST33)。
次に、ステップ34で、車両群Cxの移動ベクトルを作成する(ST34)。車両群Cxの移動ベクトルは、過去のデータの1点から新しい相対位置へ向かって引いたベクトルに、同時刻の自車両Cmの速度データ及びヨーレートデータから求めた自車両Cmの移動ベクトルを加算することにより算出することができる。
次に、ステップ35で、第2保存ルーチンのステップ12で保存したリンク対象車両Ctの速度データを取得する(ST35)。また、ステップ36で、ステップ13で保存したリンク対象車両Ctのヨーレートデータを取得する(ST36)。続いて、ステップ37で、ステップ34において使用した過去のデータの1点と同じ時刻から、ステップ35及びステップ36で取得したリンク対象車両Ctのセンサデータを使用し、リンク対象車両Ctの移動ベクトルを算出する(ST37)。
次に、ステップ38で、ステップ34において自車両Cmのレーザレーダ3及びセンサデータから算出した車両群移動ベクトルと、ステップ37においてリンク対象車両Ctのセンサデータから算出したリンク対象車両移動ベクトルとを比較し、後述するような一致度を算出する(ST38)。次に、ステップ39で、ステップ38において算出した一致度が1に近い車両群Cx中の車両をリンク候補車両Ct,C1,C2として抽出し(ST39)、リンク候補車両抽出サブルーチンを終了する。
ここで、移動ベクトルの一致度の算出について説明する。ステップ34及びステップ37で算出した移動ベクトルの履歴は、図9に示すように、プロットすることができる。例えば、自車両Cmのレーザレーダ3及びセンサデータから算出した車両群移動ベクトルのうちの一つの車両に対する移動ベクトルを0→1→2→3→4、リンク対象車両Ctのセンサデータから算出したリンク対象車両移動ベクトルを0→1'→2'→3'→4'とする。ベクトル0→1と0'→1'、1→2と1'→2'・・・というように、それぞれのベクトルで一致度を算出し、その一致度すべてを乗じたものを全体の一致度とする。各ベクトルの一致度は、長さと角度で評価する。角度は最初のデータのみX軸となす角、その後は、前のベクトルとのなす角とする。ベクトル0→1の長さを、角度を、0→1'の長さを、角度を、1→2の長さを、角度を、1'→2'の長さを、角度を・・・というように設定すると、各ベクトルの一致度(は0〜:はベクトルの数)は、
Figure 2008225828
で表すこととする。およびは実験的に求めるものとする。
最終的な一致度は、
Figure 2008225828
で求めるものとする。
次に、図7に示したリンク対象車両特定ルーチンに戻り、ステップ24で、リンク候補車両が2台以上あるか判断する(ST24)。2台以上ある場合、ステップ25で、図10に示すメッセージ送出ルーチンを実行する(ST25)。本実施形態では、リンク対象車両Ctに「減速してください。」というメッセージを送出し、減速を促す場合を想定するが、それ以外のメッセージ、例えば「旋回してください」等を送出し、リンク対象車両Ctにそのメッセージにあわせた挙動を促してもよい。
図10に示すメッセージ送出ルーチンは、まず、ステップ41で、図6に示した第2保存ルーチンのステップ12で保存したリンク対象車両Ctの速度データを取得する(ST41)。次に、ステップ42で、直近までの所定時間Tでリンク対象車両Ctの速度がある閾値以上減速したかを判断する(ST42)。減速を判断する閾値は、適用する車両に応じて決定される。ステップ42において、減速中と判断された場合、交通信号等で周囲の車両も減速している可能性が高いので、メッセージは送出せずに、メッセージ送出ルーチンを終了する。
次に、ステップ42において、減速中でないと判断された場合、ステップ43で、リンク対象車両Ctの直近の速度が所定の速度V以下か判断する(ST43)。ステップ43において、所定の速度以下の場合、これ以上減速しても変化が観測できない可能性が高いので、メッセージは送出せずに、メッセージ送出ルーチンを終了する。続いて、ステップ43において、所定の速度より早いと判断された場合、ステップ44で、図6に示した第2保存ルーチンのステップ13で保存したリンク対象車両Ctのヨーレートデータを取得する(ST44)。
次に、ステップ45で、リンク対象車両Ctが直近の所定時間Tで旋回しているかを判断する(ST45)。ステップ45において、旋回中と判断された場合、旋回時の減速は危険な場合があるので、メッセージは送出せずに、メッセージ送出ルーチンを終了する。ステップ45において、旋回中と判断されなかった場合、ステップ46で、リンク対象車両Ctに「減速してください。」のメッセージを送出する(ST46)。メッセージを送出した後は、図7に示したリンク対象車両特定ルーチンに戻り、再びステップ23において、リンク候補車両抽出サブルーチンから実行する。
図7に示したリンク対象車両特定ルーチンのステップ24で、リンク候補車両が2台未満と判断された場合、ステップ26で、リンク候補車両が1台か判断する(ST26)。リンク候補車両が無い場合、再びステップ23において、リンク候補車両抽出サブルーチンから実行する。リンク候補車両が1台の場合、その車両をリンク対象車両Ctに設定し、リンクを形成する。
このように、リンク対象車両Ctを探索する自車両Cmと、リンク対象車両Ctを含む車両群Cxと、があり、自車両Cmが自らの状態を検知するヨーレートセンサ1及び車速センサ2と、自車両Cmが車両群Cxの状態を検知するレーザレーダ3と、自車両Cmとリンク対象車両Ctとで通信する無線通信送受信部6と、ヨーレートセンサ1及び車速センサ2並びにレーザレーダ3から得られた車両群Cxの状態と、リンク対象車両Ctから自車両Cmに無線通信送受信部6により通信されたリンク対象車両Ctの状態とを比較し、車両群Cxの中からリンク対象車両Ctを特定するECU10と、を備えたので、GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中から効率的にリンク対象車両Ctを特定することができる。
また、自車両Cmは、リンク対象車両Ctへ指示を与える入力手段5を備え、リンク対象車両Ctは、指示の内容を表示する表示手段4を備えたので、周囲の車両と区別させてリンク対象車両Ctを特定することができる。
また、ECU10は、ヨーレートセンサ1及び車速センサ2並びにレーザレーダ3から得られた車両群Cxの状態を記憶するメモリ11を有し、リンク対象車両Ctの状態と比較する際にメモリ11に記憶された履歴を使用するので、迅速にリンク対象車両Ctを特定することができる。
また、ヨーレートセンサ1及び車速センサ2並びにレーザレーダ3は、それぞれ速度及びヨーレートを検知するので、簡単な構造で、リンク対象車両Ctを特定することができる。
さらに、リンク対象車両Ctを探索する自車両Cmが検知したリンク対象車両Ctを含む車両群Cxの状態と、リンク対象車両Ctが検知したリンク対象車両Ctの状態とを比較し、車両群Cxの中からリンク対象車両Ctを特定するので、GPS等の絶対位置測定方法を用いることなく、複数台の車両の中から効率的にリンク対象車両Ctを特定することができる。
また、車両群Cxの中からリンク対象車両Ctを含むリンク候補車両Ct,C1,C2が選ばれた場合、リンク対象車両Ctに挙動変更の指示を与え、リンク対象車両Ctの挙動を他のリンク候補車両C1,C2と異ならせることでリンク対象車両Ctを特定するので、周囲の車両と区別させてリンク対象車両Ctを特定することができる。
本実施形態の車両特定システムの概念を示す図である。 本実施形態の車両特定システムの概念を示す図である。 本実施形態の車両特定システムの概念を示す図である。 本実施形態の車両特定システムの構成を示す図である。 本実施形態の第1保存ルーチンを示す図である。 本実施形態の第2保存ルーチンを示す図である。 本実施形態のリンク車両特定ルーチンを示す図である。 本実施形態のリンク候補車両抽出サブルーチンを示す図である。 本実施形態の移動ベクトルを示す図である。 本実施形態のメッセージ送出ルーチンを示す図である。
符号の説明
1…ヨーレートセンサ(第1検知手段)、2…車速センサ(第1検知手段)、3…レーザレーダ(第2検知手段)、4…表示装置、5…入力装置、6…無線通信送受信部(通信手段)、7…操縦装置、10…ECU、11…メモリ(記憶手段)、12…車両制御部、13…無線通信制御部、14…リンク制御部、Cm…自車両(探索車両)、Cx…その他の車両、Ct…リンク対象車両・リンク候補車両、C1,C2…リンク候補車両

Claims (6)

  1. 車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定システムにおいて、
    リンク対象車両を探索する探索車両と、前記リンク対象車両を含む車両群と、があり、
    前記探索車両が自らの状態を検知する第1検知手段と、
    前記探索車両が車両群の状態を検知する第2検知手段と、
    前記探索車両と前記リンク対象車両とで通信する通信手段と、
    前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態と、前記リンク対象車両から前記探索車両に前記通信手段により通信された前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定する制御手段と、を備えたことを特徴とする車両特定システム。
  2. 前記探索車両は、前記リンク対象車両へ指示を与える入力手段を備え、前記リンク対象車両は、前記指示の内容を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両特定システム。
  3. 前記制御手段は、前記第1検知手段及び前記第2検知手段から得られた前記車両群の状態を記憶する記憶手段を有し、前記リンク対象車両の状態と比較する際に前記記憶手段に記憶された履歴を使用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両特定システム。
  4. 前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、それぞれ速度及びヨーレートを検知することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両特定システム。
  5. 車両が他の車両とリンクを形成する際に、リンクの対象となる車両を特定するための車両特定方法において、
    リンク対象車両を探索する探索車両が検知した前記リンク対象車両を含む車両群の状態と、前記リンク対象車両が検知した前記リンク対象車両の状態とを比較し、前記車両群の中から前記リンク対象車両を特定することを特徴とする車両特定方法。
  6. 前記車両群の中から前記リンク対象車両を含むリンク候補車両が選ばれた場合、前記リンク対象車両に指示を与え、前記リンク対象車両の挙動を他のリンク候補車両と異ならせることで前記リンク対象車両を特定することを特徴とする請求項5に記載された車両特定方法。
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