JP2008225122A - 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】バックライトを複数のバックライトブロックに分割して構成した場合、液晶表示パネルの表示画面がユーザにとってフリッカのようなちらつき見える。
【解決手段】液晶表示パネル10と、光源が配置されており、光源から出た光により液晶表示パネルを照明するバックライトブロックを、複数個有するバックライト11と、複数のバックライトブロックのそれぞれについて点灯と消灯とを制御するバックライト制御部19とを備え、バックライト制御部19は、互いに隣接する2つのバックライトブロックの内、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、一方及び他方のバックライトブロックの光源を同時に点灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のバックライトブロックに分割されたバックライトを備えた液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、その液晶表示装置を駆動するためのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
液晶表示装置は薄型、軽量であり、従来のブラウン管に代替するものとして、近年一層用途が拡大されてきた。しかし、現在広く使用されているTN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネルは視野角が狭く、また応答速度が遅く、動画表示時には尾を引くように見える等、ブラウン管より画質が劣る。
これに対して、近年、高速応答、高視野角という特徴を有するOCB(Optically Compensated Birefringence)モードの液晶表示素子を備える液晶表示装置が用いられるようになってきている。この液晶表示装置は、液晶をベンド配向させて視覚補償を行い、さらにこれに光学位相補償フィルムを組み合わせることにより広い視野角を得るようにしたものである。
図15は、OCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示した断面図である。図15(a)および図15(b)は、電圧印加状態を示した断面図であり、図15(c)は、電圧無印加状態を示した断面図である。
OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置を構成する液晶表示パネルのガラス基板61の間には、図15(a)、図15(b)、及び図15(c)に液晶分子62として示すように、ネマチック液晶が注入されている。そして、電圧を印加していない液晶の配向状態は、スプレイ状態63と呼ばれている。OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の電源投入時には転移駆動と呼ばれる駆動を行う必要がある。すなわち、転移駆動とは、液晶表示装置の電源投入時にこの液晶層に20ボルトから25ボルト程度の比較的大きな電圧を印加することにより、図15(c)に示すスプレイ状態63から図15(a)、及び図15(b)に示すベンド状態64a、64bに転移させる駆動のことを言う。このベンド状態64a、64bを用いて表示を行うのが、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の特徴であり、電圧の大きさによってベンド状態を変化させることにより、パネルの透過率を変化させるものである。
図15(a)に示すベンド状態64aは、白表示をしている場合のベンド状態を示し、図15(b)のベンド状態64bは、黒表示をしている場合のベンド状態を示している。
また、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、その液晶表示パネルに2ボルト以下の電圧を印加し続けると、液晶の配向状態は、ベンド状態64a、64bからスプレイ状態63に徐々に移行してしまう(以下この移行を逆転移と呼ぶ)。このような逆転移を防止するために、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、逆転移防止駆動と呼ばれる駆動が行われる。
つまり、比較的低い電圧が印加されているときに白表示を行い、比較的高い電圧が印加されているときに黒表示を行うノーマリホワイトモードの液晶表示装置の場合、逆転移防止駆動とは、各画素に周期的に表示する映像信号とは別に黒色に対応する電圧を印加することにより、逆転移を防止する駆動である。逆転移防止駆動には、逆転移の防止のために黒色に対応する電圧を画素に印加する動作と、映像信号に対応する電圧を画素に印加する動作とを交互に行う、2倍速変換と呼ばれる逆転移防止駆動がある(例えば、特許文献1参照)。以下この2倍速変換を黒挿入駆動と呼ぶ。
従って、従来のOCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、1フレーム(または1フィールド)の映像を表示する期間には、映像信号に対応する電圧を画素に印加している表示期間と、逆転移防止のために黒色に対応する電圧を画素に印加している黒挿入期間とが設けられている。
上述した、黒挿入駆動を用いることにより、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の表示を、CRTのようなインパルス型の表示に近づけることが出来る。その理由は、OCBモードの液晶表示素子の利点である高速応答性を利用することが出来るからである。黒挿入駆動を用いることにより、動画視認性を向上させるとともに、高いコントラストの表示を行うことが出来る。
なお、現在広く使用されているTN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネル等のOCBモード以外の液晶表示パネルにおいても、動画視認性を向上させるために、上述した2倍速変換が用いられることがある。このような場合の液晶表示装置の駆動も、黒挿入駆動と呼ぶことにする。
さらに、近年は、LEDを用いたバックライトの普及や、冷陰極管の高速応答性が向上したことに伴い、ソースドライバ等による液晶表示パネルの駆動に連動してバックライトを駆動するバックライトの駆動方式も実施されつつある(例えば、特許文献2参照)。
以下に、そのようなバックライトの駆動方式を行う従来の液晶表示装置について説明する。
図16は、黒挿入駆動を行うとともに、ソースドライバ等による液晶表示パネルの駆動に連動してバックライトを駆動する、従来の液晶表示装置101のブロック図である。
液晶表示装置101は、液晶表示パネル10、バックライト11、ソースドライバ2、ゲートドライバ3、コントローラ4、フレームメモリ22、液晶駆動電圧発生回路17、及びバックライト制御部119を備えている。
液晶表示パネル10は、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルである。すなわち、液晶表示パネル10は、アレイ基板上に、信号線と走査線とがマトリックス状に配置され、それらの交点毎にスイッチング素子及び画素電極が形成されており、そのアレイ基板と、対向電極が形成された対向基板との間に液晶層が狭持されている。そして、この液晶層としてOCBモード液晶が用いられている。また、液晶表示パネル10の対向基板に赤色、緑色、青色のカラーフィルタが設けられている。
バックライト11は、液晶表示パネル10の背面に配置されており、複数のバックライトブロックに分割されており、各バックライトブロックにはそれぞれ光源であるLED及び導光板が設けられている。
ここで、従来の液晶表示装置101のバックライト11の構成の説明を、発明を実施するための最良の形態の欄で使用する図2(a)及び図2(b)を代用して行う。図2(a)は、液晶表示パネル10の表示面と直交する方向から見たバックライト11の平面図であり、図2(b)は、バックライト11の側面図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、バックライト11は、複数のバックライトブロック15a〜15eに分割されている。そして、これら複数のバックライトブロック15a〜15eのそれぞれには、光源であるLED13a〜13e、LED14a〜14eがそれぞれ配置されている。また、複数のバックライトブロック15a〜15eのそれぞれには、さらに、導光板12a〜12eがそれぞれ配置されている。それぞれのバックライトブロック15a〜15eは、そのバックライトブロックが対向している液晶表示パネル10の表示領域の部分を主に照明するものである。なお、バックライト11の光源であるLED13a〜13e、14a〜14eが射出する光の色は白色である。
液晶駆動電圧発生回路17は、ソースドライバ2およびゲートドライバ3に供給する電圧を調整する回路である。
ゲートドライバ3は、液晶表示パネル10の走査線にゲート信号を供給する回路である。
ソースドライバ2は、表示期間には表示用信号に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には黒色に対応する電圧を、液晶表示パネル10の信号線に供給する回路である。
コントローラ4は、信号処理部21、及びタイミング制御部23を備えており、ソースドライバ2は、D/A変換部24およびシフトレジスタ25を備えている。
タイミング制御部23は、ゲートドライバ3を動作させるタイミングや、画像信号をソースドライバ2に送るタイミングを制御するとともに、バックライト11の点灯消灯を、ソースドライバ2等による液晶表示パネル10の駆動に連動させるための信号であるバックライト制御信号をバックライト制御部119に送る回路である。
バックライト制御部119は、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号に従って、バックライト11の点灯消灯を制御するものである。
フレームメモリ22は、1画面分の映像信号を格納するメモリである。
次に、このような従来の液晶表示装置101の動作を主にバックライト11の制御を中心にして説明する。
液晶表示装置101の電源が入れられた際には、液晶表示パネル10の液晶層は、図15(c)に示すようにスプレイ状態63のままであるので、図15(a)のベンド状態64aや図15(b)のベンド状態64bに転移させる必要がある。そこで、液晶表示装置101の電源が入れられた際には、液晶表示装置101は、液晶層をスプレイ状態からベンド状態に転移させるために転移駆動を行う。すなわち、ソースドライバ2は、画素電極と対向電極との間の電圧が所定の時間だけ20ボルトから25ボルトという映像を表示する際の電圧よりも高い電圧になるように、転移駆動のための電圧として、信号線に20ボルトから25ボルトの電圧を印加する。従って、液晶層には転移駆動のための電圧が所定時間印加されることになるので、液晶表示パネル10の液晶層は、スプレイ状態からベンド状態に転移し、液晶表示装置101の表示動作が可能となる。
上記のように転移駆動が完了し、表示動作が可能になると、液晶表示装置101は表示動作を開始する。
コントローラ4のタイミング制御部23は、液晶表示装置101が表示動作を行う際には、外部から入力される映像信号に応じて、ゲートドライバ3、ソースドライバ2にそれぞれ制御信号を送る。その結果、ゲートドライバ3は、各走査線に走査信号電圧を印加して各画素のスイッチング素子を順次オンさせる。
表示期間には、ソースドライバ2は、ゲートドライバ3が各走査線に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、各信号線に映像信号に応じた電圧を印加し、各画素に、映像信号に応じた電圧が書き込まれる。これにより映像信号に対応する画像が液晶表示パネル10に表示される。
また、黒挿入期間には、ソースドライバ2は、ゲートドライバ3が各走査線に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、各信号線に黒色に対応する電圧を印加し、各画素に黒色に対応する電圧が書き込まれる。これにより、黒色の画像が液晶表示パネル10に表示される。
さらに、タイミング制御部23は、上述したソースドライバ2等による液晶表示パネル10の駆動に連動させるための信号であるバックライト制御信号をバックライト制御部119に供給する。
バックライト制御部119は、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号に基づいて、バックライトブロック15a〜15eのそれぞれの点灯消灯を制御する。
すなわち、バックライト制御部119は、液晶表示パネル10の表示画面のうちバックライトブロック15aに対向している表示画面の領域について、画素に映像信号に対応する電圧を書き込み始めると同時にバックライトを点灯する。
バックライト制御部119は、同様の制御を、バックライトブロック15b〜15eに対しても行う。バックライト制御部119が行う制御について、図17を参照して以下にさらに詳細に説明する。
図17は、図16に示した液晶表示装置101における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングチャートの一例を示している。図17において、紙面に向かって左側から右側に時間が経過する。すなわち、紙面に向かって左側が過去であり、右側が未来である。
図17の最上部のタイミングチャートは、タイミング制御部23から出力されるバックライト制御信号の一つである垂直同期信号を示している。
図17のG1〜G20は、ゲートドライバ3から各走査線に出力されるゲート信号を示している。また、図17のバックライトブロック15a〜15eは、各バックライトブロック15a〜15eの輝度を示すものであり、ハイ状態が点灯を表し、ロー状態が消灯を示している。
図17において、走査線G1〜G4がバックライトブロック15aに対向しており、走査線G5〜G8がバックライトブロック15bに対向しており、走査線G9〜G12がバックライトブロック15cに対向しており、走査線G13〜G16がバックライトブロック15dに対向しており、走査線G17〜GG20がバックライトブロック15eに対向している。
なお、図17においては、理解を容易にするための走査線がG1〜G20の20本であるとして図示しているが、実際には多数の走査線がある。例えば、液晶表示パネル10の表示画面で、横方向に画素が1280個配列されており、縦方向に画素が1024個配列されている場合には、走査線は1024本存在していることになる。
また、図17において、各ゲート信号がハイになる時期の右側に示す符号は、各ゲート信号がハイになるタイミングに画素に書き込まれる電圧の種別を示している。表示用データに対応する電圧が画素に書き込まれる場合をSで示し、黒挿入のための黒色に対応する電圧が画素に書き込まれる場合をBで示している。
走査線G1については、表示用データに対応する電圧がソースドライバ2から出力されるタイミングに合わせて、走査線G1のゲート信号がハイになり、走査線G1上の各画素に表示用データに対応する電圧が書き込まれる。次に、黒挿入のための黒色に対応する電圧がソースドライバ2から出力されるタイミングに合わせて、走査線G1のゲート信号が再びハイになり、走査線G1上の各画素に黒挿入のための黒色に対応する電圧が書き込まれる。
走査線G2については、走査線G1のゲート信号がハイになるタイミングに対して所定の時間だけ遅れて、走査線G2のゲート信号がハイになり、そのタイミングに合わせて、表示用データまたは黒挿入のための黒色に対応する電圧が走査線G2上に存在する各画素に書き込まれる。
以下同様にして、各走査線のゲート信号がハイになるタイミングにあわせて、表示用データまたは黒色の挿入用データがその走査線上に存在する各画素に書き込まれていく。
このように、各走査線G1〜G20が1フレーム期間(または1フィールド期間)にそれぞれ2回ずつ選択され、各走査線G1〜G20上の画素には、表示用データに対応する電圧と、黒色の挿入用データに対応する電圧とが1回ずつ書き込まれる。したがって、表示用データを書き込む一方で周期的に黒色の挿入用データを書き込む黒挿入駆動を実現することが出来る。
一方、バックライト制御部119は、タイミング制御部23から供給されてくるバックライト制御信号に従って、上述した黒挿入駆動に連動するように、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯を制御する。
図17で説明したように、時間が経過するにつれて、液晶表示装置101は、1フレーム期間(または1フィールド期間)において、液晶表示パネル10の表示画面の上から下に向かって表示信号が表示され、その後、表示画面の上から下に向かって黒挿入のための黒色が表示されていく。
時期T1に、タイミング制御部23からバックライト制御信号でもある垂直同期信号がハイ状態になり1フレーム期間(または1フィールド期間)が開示される。
時期T1を経過した後時期T2までの時期においては、バックライト制御部119は、走査線G1〜G4上の画素を主に照明するバックライトブロック15aだけ点灯させ、バックライトブロック15b〜15eは消灯させる。
時期T2を経過した後時期T3までの時期においては、走査線G1〜G4上の画素には順次黒挿入のための黒色に対応する電圧が書き込まれるので、バックライト制御部119は、バックライトブロック15aを消灯させる。そして、バックライト制御部119は、走査線G5〜G8上の画素を主に照明するバックライトブロック15bを点灯させ、バックライトブロック15c〜15eを消灯させる。
以下、同様にバックライト制御部119は、順次バックライトブロック15a〜15eが点灯するようにバックライトブロック15a〜15eを制御する。
また、時期T6を経過した後次のフレーム期間(またはフィールド期間)の開始時期T1までの時期において、バックライト制御部119は、全てのバックライトブロック15a〜15eが消灯するようバックライトブロック15a〜15eを制御する。
バックライト制御部119は、上記の制御を1フレーム期間(または1フィールド期間)毎に繰り返す。このようにして、バックライト制御部119は、タイミング制御部23から供給されてくるバックライト制御信号に従って、黒挿入駆動に連動するように、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯を制御する。
このように、バックライト11を複数のバックライトブロック15a〜15eに分割させ、上述した黒挿入駆動に連動させてバックライトブロック15a〜15eを点灯消灯させるように、バックライト制御部119がバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングを制御する。つまり黒挿入のための黒色に対応する電圧が画素に書き込まれるときには、その部分のバックライトブロックを消灯する。
これにより、液晶表示装置101の動画視認性を向上することが出来るとともに、高コントラスト化や低消費電力化をも実現することが出来る。
特開2003−280617号公報 特開平11−297485号公報
しかしながら、従来の液晶表示装置101においては、バックライト11を、図2に示すようにバックライトブロック15a〜15eに分割しており、導光板も導光板12a〜12eのように分割している。このため、液晶表示パネル10の表示画面の各導光板12a〜12eの境界に対応する部分にすじ状の影部が見えることがある。
上記すじ状の影部の発生理由についてさらに詳細に説明する。光源であるLED13a〜13e、14a〜14eのばらつき等による液晶表示パネル10の表示画面の色ずれを抑制するために、バックライトブロック15a〜15eは、隣接する他のバックライトブロック15a〜15eに光源であるLED13a〜13e、14a〜14eの光が漏れるように構成されている。
例えばバックライトブロック15aが点灯しており、バックライトブロック15b〜15eが全て消灯している場合、液晶表示パネル10の表示画面のバックライトブロック15aに対応する部分の輝度を100パーセントとすると、液晶表示パネル10の表示画面のバックライトブロック15bに対応する部分の輝度は70パーセント程度になる。
そして、導光板12a〜12eが、境界において単純に接触するように構成されている場合、バックライトブロック15aのLED13a及び14aから射出された光は、導光板12aを伝搬し、導光板12aと導光板12bとの境界で乱反射する。これにより、バックライトブロック15aが点灯し、バックライトブロック15bが消灯している場合には、導光板12aと導光板12bとの境界に沿って導光板12bの側に上述したすじ状の影部が生じる。
導光板12a〜12eの境界にビーズを散布して、空気層が設けられている場合や、導光板12a〜12eの境界に仕切が構成されている場合にも上述したすじ状の影部が生じる。
そして、図17に示すように各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯を順次切り替えていくと液晶表示パネル10の表示画面上でそのすじ状の影部が動いてフリッカのようなちらつきとしてユーザに認識されてしまう。
図18(a)、図18(b)に、このような影部を示す。図18(a)は、図17における時期T1を経過した後時期T2に到達する直前までの点灯消灯パターンである。また、図18(b)は、図17における時期T2を経過した後時期T3に到達する直前までの点灯消灯パターンである。
図18(a)の点灯消灯パターンの場合、液晶表示パネル10の表示画面のうちバックライトブロック15aの導光板12aとバックライトブロック15bの導光板12bとの境界に沿ってバックライトブロック15bの側の部分にすじ状の影部16aが生じる。
また、図18(b)の点灯消灯パターンの場合、液晶表示パネル10の表示画面のうちバックライトブロック15aの導光板12aとバックライトブロック15bの導光板12bとの境界に沿ってバックライトブロック15aの側の部分にすじ状の影部16bが生じる。
そして、図17において時期T2に到達する直前では、図18(a)に示すように影部16aは、バックライトブロック15bの側に生じており、時期T2を経過すると、瞬時にその影部16aが、図18(b)に示すようにバックライトブロック15aの側に移動する。
バックライトブロック15b〜15eの各境界についても同様に影部が生じその影部が点灯から消灯に切り替える際に瞬時に移動する。
このように、液晶表示パネル10の表示画面に映像を表示している際には、図17に示すようにバックライトブロック15a〜15eの点灯と消灯が瞬時に切り替わるので、液晶表示パネル10の表示画面の、バックライトブロック15a〜15eの各境界に対応する部分に生じる影部が瞬時に移動する。従って、液晶表示パネル10の表示画面がユーザにはフリッカのようにちらついて見える。
このように、液晶表示装置101において、バックライトを複数のバックライトブロックに分割して構成した場合、液晶表示パネルの表示画面がユーザにとってフリッカのようにちらついて見えるという課題がある。
また、このような課題は、バックライトを複数のバックライトに分割して構成した液晶表示装置であれば、上述した従来の液晶表示装置以外の液晶表示装置でも、液晶表示パネルの表示画面がユーザにとってフリッカのよううにちらついて見えるという課題が生じる。
本発明は、上記課題を考慮し、バックライトを複数のバックライトブロックに分割して構成した場合、液晶表示パネルの表示画面に見えるフリッカのようなちらつきを従来に比べて抑制することが出来る液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、液晶表示パネルと、
光源が配置されており、前記光源から出た光により前記液晶表示パネルを照明するバックライトブロックを、複数個有するバックライトと、
複数の前記バックライトブロックのそれぞれについて点灯と消灯とを制御するバックライト制御部とを備え、
前記バックライト制御部は、互いに隣接する2つのバックライトブロックの内、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる、液晶表示装置である。
また、第2の本発明は、前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第3の本発明は、前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックに供給する電圧及び/または電流を減少させ、前記他方のバックライトブロックに供給する電圧及び/または電流を増加させることによって、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、第2の本発明の液晶表示装置である。
また、第4の本発明は、前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックに供給する電圧をPWM信号パルスとし、そのデューティーを減少させ、前記他方のバックライトブロックに供給する電圧をPWM信号パルスとし、そのデューティーを増加させることによって、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、第2の本発明の液晶表示装置である。
また、第5の本発明は、前記バックライト制御部は、1フレーム期間または1フィールド期間における前記液晶表示パネルの照明として、所定の前記バックライトブロックの点灯開始時期が、その1フレーム期間または1フィールド期間の開始時期より前になるように、前記バックライトブロックを制御する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第6の本発明は、前記バックライト制御部は、1フレーム期間または1フィールド期間における前記液晶表示パネルの照明として、全ての前記バックライトブロックの点灯開始時期が、その1フレーム期間またはその1フィールド期間の開始時期以後になるように、前記バックライトブロックを制御する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第7の本発明は、1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた表示期間、及び黒挿入期間のうち、(1)前記黒挿入期間には、黒色のデータに対応する電圧を前記液晶表示パネルの信号線に供給し、(2)前記表示期間には、表示データに対応する電圧を前記液晶表示パネルの前記信号線に供給する黒挿入駆動を行うソースドライバを備え、
前記バックライト制御部は、前記バックライトブロックに対向する、前記液晶表示パネルの表示領域の部分の状態が前記黒挿入期間である場合、そのバックライトブロックを消灯させる、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第8の本発明は、前記液晶表示パネルには、OCB液晶が用いられている、第7の本発明の液晶表示装置である。
また、第9の本発明は、液晶表示パネルと、
光源が配置されており、前記光源から出た光により前記液晶表示パネルを照明するバックライトブロックを、複数個有するバックライトと、
複数の前記バックライトブロックのそれぞれについて点灯と消灯とを制御するバックライト制御部とを備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
前記バックライト制御部により、互いに隣接する2つのバックライトブロックについて、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる制御ステップを備えた、液晶表示装置の駆動方法である。
また、第10の本発明は、第9の本発明の液晶表示装置の駆動方法の、前記バックライト制御部により、互いに隣接する2つのバックライトブロックについて、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる制御ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、第11の本発明は、第10の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明は、バックライトを複数のバックライトブロックに分割して構成した場合、液晶表示パネルの表示画面に見えるフリッカのようなちらつきを従来に比べて抑制することが出来る液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、プログラム、及びプログラム記録媒体を提供することが出来る。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、本発明の液晶表示装置の一実施の形態である液晶表示装置について説明するとともに、本発明の液晶表示装置の駆動方法の一実施の形態についても説明する。
図1に、第1の実施の形態の液晶表示装置1のブロック図を示す。
図1に示す液晶表示装置1は、背景技術で説明した液晶表示装置101と同様に、黒挿入駆動を行うとともに、液晶表示パネルの駆動に連動してバックライトを駆動する装置である。
なお、第1の実施の形態の液晶表示装置1は、背景技術で説明した液晶表示装置101と同様にOCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置であるとして説明し、黒挿入駆動も背景技術で説明した黒挿入駆動と同様の駆動であるとして説明する。また、TN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネル等のOCBモード以外の液晶表示パネルにおける黒挿入駆動については、後述する。
なお、背景技術で説明した液晶表示装置101と同一部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
バックライト11は、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネル10の背面に配置されており、複数のバックライトブロックに分割されており、各バックライトブロックにはそれぞれ光源であるLED及び導光板が設けられている。
バックライト11の構成は、背景技術で説明した液晶表示装置101のバックライト11と基本的には同じであり、図2(a)及び(b)で示される。
図2(a)及び図2(b)に示すように、バックライト11は、複数のバックライトブロック15a〜15eに分割されている。そして、これら複数のバックライトブロック15a〜15eのそれぞれには、光源であるLED13a〜13e、LED14a〜14eがそれぞれ配置されている。また、複数のバックライトブロック15a〜15eのそれぞれには、さらに、導光板12a〜12eがそれぞれ配置されている。それぞれのバックライトブロック15a〜15eは、そのバックライトブロックが対向している液晶表示パネル10の表示領域の部分を主に照明するものである。各バックライトブロック15a〜15eの一つのバックライトブロックの光は他のバックライトに伝搬するような仕切部が設けられている。なお、バックライト11の光源であるLED13a〜13e、14a〜14eが射出する光の色は白色である。
図3に、バックライト11の分解斜視図を示す。バックライト11は、反射シート51上に複数のバックライトブロック15a〜15eが設けられている。そして、複数のバックライトブロック15a〜15eは、導光板12a〜12eを有している。図3の場合、仕切部52は、導光板12aと12bとの間など隣接する導光板との間に設けられている。そして、この仕切部52は、隣接する導光板同士の間に設けられた空間である。このような仕切部52をバックライト11が有している。
なお、仕切部52の別の構成として、バックライトブロック15a〜15eの導光板をそのまま密着させることでその境界で反射面を形成し、その反射面を仕切部52としても構わない。また、仕切部52の別の構成として互いに隣接するバックライトブロック15a〜15eの境界面の一部に光を反射及び遮蔽する板を配置しても構わない。
図2(a)及び図2(b)に戻って、各バックライトブロック15a〜15eは、それぞれの光源であるLED13a〜13e、LED14a〜14eから射出された光が隣接する他のバックライトブロックに予め決められた割合で伝搬するように設計されている。
バックライト制御部19は、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号に従って、バックライト11の点灯消灯を制御するものである。なお、バックライト制御信号は、垂直同期信号、水平同期信号、及びクロック信号である。
図4に、バックライト制御部19の詳細な構成を示す。
バックライト制御部19は、演算部26、第1記憶部27、第2記憶部28、第3記憶部29、及びカウンタ30、パラメータ変換部31を備えている。そして、演算部26は、パラメータ情報テーブル作成部26a、点灯判定部26b、及びパラメータ決定部26cを備えている。
第1記憶部27は、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングを決定するためのバックライト情報32と、バックライトブロック15a〜15eに供給する最大のパラメータの値を示す最大パラメータ情報33とを記憶する半導体メモリなどのRAMである。なお、バックライト情報32及び最大パラメータ情報33については後述する。
第2記憶部28は、パラメータ変換部31に供給するパラメータ情報を求めるためのパラメータ情報テーブル34を記憶する半導体メモリなどのRAMである。なお、パラメータ情報テーブル34については後述する。
第3記憶部29は、パラメータ情報テーブル34を作成するための情報である規格化パラメータ情報テーブル35を記憶する半導体メモリなどのRAMである。なお、規格化パラメータ情報テーブル35については後述する。
カウンタ30は、コントローラのタイミング制御部23から送られてくるバックライト制御情報を利用して、フレーム(またはフィールド)の開始時期からの時間をカウントして、時間情報を出力する時計である。
演算部26を構成するパラメータ情報テーブル作成部26aは、第3記憶部29から規格化パラメータ情報テーブル35を読み込んで、読み込んだ規格化パラメータ情報テーブル35からパラメータ情報テーブル34を作成し、作成したパラメータ情報テーブル34を第2記憶部28に記憶させるものである。
演算部26を構成する点灯判定部26bは、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32を参照して、カウンタ30から送られてくる時間情報を利用して各バックライトブロック15a〜15eを点灯するか消灯するかを判定するものである。
演算部26を構成するパラメータ決定部26cは、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32、第2記憶部28に記憶されているパラメータ情報テーブル34を参照し、カウンタ30から送られている時間情報を利用して各バックライトブロック15a〜15eに供給する電力のパラメータの値を決定するための情報であるパラメータ情報を作成するものである。
パラメータ変換部31は、演算部26を構成するパラメータ決定部26cで決定されたパラメータ情報を入力し、入力したパラメータ情報が示す電力を、各バックライトブロック15a〜15eに供給するものである。
次に、このような第1の実施の形態の液晶表示装置1の動作を説明するとともに、本発明の液晶表示装置の駆動方法の一実施の形態についても説明する。
液晶表示装置1の電源が入れられた際には、背景技術で説明した液晶表示装置101と同様に転移駆動を行う。
そして、転移駆動が完了し、表示動作が可能になると、液晶表示装置1は、表示動作を開始する。
すなわち、RGBデータである映像信号が、1画面分だけフレームメモリ22に格納されると、信号処理部21は、フレームメモリ22から読み出した映像信号に対して階調補正やガンマ補正処理を行なうとともに、1水平走査期間のデータ毎に、1水平走査期間の前側が2倍速の映像信号、後ろ側が黒挿入用の黒色データとなるように変換して、シフトレジスタ25に格納していく。
そして、コントローラ4のタイミング制御部23は、液晶表示装置1が表示動作を行う際には、外部から入力される映像信号に応じて、ゲートドライバ3、ソースドライバ2にそれぞれ制御信号を送る。その結果、ゲートドライバ3は、各走査線に走査信号電圧を印加して各画素のスイッチング素子を順次オンさせる。
表示期間には、ソースドライバ2は、ゲートドライバ3が各走査線に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、各信号線に映像信号に応じた電圧を印加する。そしてゲートドライバ3が走査線に走査信号電圧を印加すると、その走査線に配列されている各画素のスイッチング素子がオン状態になり、各信号線を通じてその走査線上に配列されている各画素に、映像信号に応じた電圧が書き込まれる。これにより液晶表示パネル10の液晶分子62が変調され、バックライト11から出射される光の透過率が変化する。その結果、映像信号に対応する画像が液晶表示パネル10に表示される。
また、黒挿入期間には、ソースドライバ2は、ゲートドライバ3が各走査線に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、各信号線に黒色に対応する電圧を印加する。そしてゲートドライバ3が走査線に走査信号電圧を印加すると、その走査線に配列されている各画素のスイッチング素子がオン状態になり、各信号線を通じてその走査線上に配列されている各画素に、黒色に対応する電圧が書き込まれる。これにより液晶表示パネル10の液晶分子62が変調され、バックライト11から出射される光の透過率が変化する。その結果、黒色の画像が液晶表示パネル10に表示される。
さらに、タイミング制御部23は、上述したソースドライバ2等による液晶表示パネル10の駆動に連動させるための信号であるバックライト制御信号をバックライト制御部19に供給する。バックライト制御信号としては、タイミング制御部23が、ゲートドライバ3やソースドライバ2に送る制御信号を用いることが出来る。上述したように、バックライト制御信号として、クロック信号、水平同期信号、及び垂直同期信号などを用いることが出来る。
バックライト制御部19は、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号に基づいて、バックライトブロック15a〜15eのそれぞれの点灯消灯を制御するとともに、背景技術で説明した液晶表示装置101のバックライト制御部119とは異なりバックライト制御部19は、バックライトブロック15a〜15eの輝度をも制御する。
図5は、第1の実施の形態の液晶表示装置1における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。図5において、紙面に向かって左側から右側に時間が経過する。すなわち、紙面に向かって左側が過去であり、右側が未来である。
RGBデータで入力された映像信号は、いったんフレームメモリ22に格納され、上述したように信号処理部21は、フレームメモリ22から表示用データを読み出す。
そして、信号処理部21は、1水平走査期間のデータ毎に、1水平走査期間の前側では、階調補正やガンマ補正処理などが施され、2倍速に変換した表示用データをシフトレジスタ25に格納し、1水平走査期間の後ろ側に、黒挿入用の黒色のデータをシフトレジスタ25に格納する。
1水平走査期間毎に、シフトレジスタ25には、これらの1行画素分のデータが順次入力されていき、シフトレジスタ25に格納されたデータは、D/A変換部24で表示色に対応する電圧に変換され、ソースドライバ2からは1行画素分の表示データに対応する電圧が同時に出力されていく。
図5のG1〜G20は、ゲートドライバ3から各走査線に出力されるゲート信号を示している。また、図5の15a〜15eは、各バックライトブロック15a〜15eの輝度を示している。
図5において、走査線G1〜G4がバックライトブロック15aに対向しており、走査線G5〜G8がバックライトブロック15bに対向しており、走査線G9〜G12がバックライトブロック15cに対向しており、走査線G13〜G16がバックライトブロック15dに対向しており、走査線G17〜G20がバックライトブロック15eに対向している。
なお、図5においては、理解を容易にするための背景技術と同様に走査線がG1〜G20の20本であるとして図示しているが、実際には多数の走査線が設けられている。例えば、液晶表示パネル10の表示画面で、横方向に画素が1280個配列されており、縦方向に画素が1024個配列されている場合には、走査線は1024本存在していることになる。
また、図5において、各ゲート信号の右側に示す符号は、各ゲート信号がハイになるタイミングに画素に書き込まれる電圧の種別を示している。表示用データに対応する電圧が画素に書き込まれる場合をSで示し、黒挿入のための黒色に対応する電圧が画素に書き込まれる場合をBで示している。
走査線G1については、表示用データに対応する電圧がソースドライバ2から出力されるタイミングに合わせて、走査線G1のゲート信号がハイになり、走査線G1上の各画素に表示用データに対応する電圧が書き込まれる。次に、黒挿入のための黒色に対応する電圧がソースドライバ2から出力されるタイミングに合わせて、走査線G1のゲート信号が再びハイになり、走査線G1上の各画素に黒挿入のための黒色に対応する電圧が書き込まれる。
走査線G2については、走査線G1のゲート信号がハイになるタイミングに対して所定の時間だけ遅れて、走査線G2のゲート信号がハイになり、そのタイミングに合わせて、表示用データまたは黒挿入のための黒色に対応する電圧が走査線G2上に存在する各画素に書き込まれる。
以下同様にして、各走査線のゲート信号がハイになるタイミングにあわせて、表示用データまたは黒色の挿入用データがその走査線上に存在する各画素に書き込まれていく。
このように、各走査線G1〜G20が1フレーム期間(または1フィールド期間)にそれぞれ2回ずつ選択され、各走査線G1〜G20上の画素には、表示用データに対応する電圧と、黒色の挿入用データに対応する電圧とが1回ずつ書き込まれる。したがって、表示用データを書き込む一方で周期的に黒色の挿入用データを書き込む黒挿入駆動を実現することが出来る。
一方、バックライト制御部19は、タイミング制御部23から供給されてくるバックライト制御信号に従って、上述した黒挿入駆動に連動するように、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯と輝度とを制御する。
以下、バックライト制御部19によるバックライトブロック15a〜15eの制御について図5等を用いて説明する。
図5において、各バックライトブロック15a〜15eの輝度を実線で示すとともに、背景技術で説明した液晶表示装置101のバックライトブロック15a〜15eの輝度を破線で示している。
図5に示すように、バックライト制御部19は、液晶表示パネル10の表示画面のうちバックライトブロック15aに対向している表示画面の領域について、いずれかの画素が黒挿入期間にある場合にバックライトブロック15aを消灯している。これにより、液晶表示パネル10の表示画面のコントラストや動画視認性を向上させることが出来るとともに、1フレーム期間(または1フィールド期間)の間にバックライトブロック15aを全て点灯させる場合に比べて、液晶表示装置1の消費電力を低減させることも出来る。
より詳細に説明すると、図5において、バックライトブロック15aは、1フレーム期間(または1フィールド時期)の開始時期である時期T1より過去の時期である時期S1に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P1において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T2より未来の時期である時期E1に消灯している。
また、バックライトブロック15bは、時期T2より過去の時期である時期S2に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P2において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T3より未来の時期である時期E2に消灯している。
また、バックライトブロック15cは、時期T3より過去の時期である時期S3に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P3において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T4より未来の時期である時期E3に消灯している。
また、バックライトブロック15dは、時期T4より過去の時期である時期S4に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P4において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T5より未来の時期である時期E4に消灯している。
また、バックライトブロック15eは、時期T5より過去の時期である時期S5に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P5において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T6より未来の時期である時期E5に消灯している。
図6(a)〜図6(f)は、それぞれ時期P1、P2、P3、P4、P5、及び時期E5より未来でかつ次の1フレーム期間(または1フィールド期間)の時期S1より過去の時期において、各バックライトブロック15a〜15eが点灯しているか消灯しているかを示す点灯消灯パターンである。なお、図6(a)〜図6(f)において、斜線で塗られたバックライトブロックは、最大輝度で点灯すなわち全点灯していることを示し、斜線で塗られていないバックライトブロックは、消灯していることを示す。
また、図7(a)〜図7(c)に時期P1から時期P2までのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンを示す。図7(a)は、時期P1でのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(b)は、時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期のバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(c)は、時期P2におけるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンである。
時期P1において、バックライトブロック15aは、図7(a)に全点灯として示すように、最大輝度で点灯し、他のバックライトブロック15b〜15eは消灯している。
時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期では、バックライトブロック15aは、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15bも、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15c〜15eは消灯している。
時期P2において、バックライトブロック15aは消灯しており、バックライトブロック15bは、図7(c)に全点灯として示すように最大輝度で点灯している。
そして、時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期では、図5に示すようにバックライトブロック15aの輝度は連続的に減少しており、バックライトブロック15bの輝度は連続的に増加している。
上記と同様に、時期P2から時期P3に至る際にも、時期S3を経過した直後から時期E2に至る直前までの時期では、バックライトブロック15bは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15cも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15d、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P3から時期P4に至る際にも、時期S4を経過した直後から時期E3に至る直前までの時期では、バックライトブロック15cは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15dも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15b、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P4から時期P5に至る際にも、時期S5を経過した直後から時期E4に至る直前までの時期では、バックライトブロック15dは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15eも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a〜15cは消灯している。
このように、バックライト制御部19は、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度を制御する。
背景技術で説明した液晶表示装置101においては、時期T2の前後、時期T3の前後、時期T4の前後、及び時期T5の前後において、互いに隣接するバックライトブロックの点灯と消灯が瞬時に切り替わった。このため、図18(a)及び図18(b)を用いて説明したように、すじ状の影部が、影部16aから影部16bに瞬時に移動し、背景技術で説明した液晶表示装置101に用いられている液晶表示パネル10の表示画面に、フリッカのようなちらつきが見えた。
これに対して、第1の実施の形態のバックライト制御部19は、時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期、時期S3を経過した直後から時期E2に至る直前までの時期、時期S4を経過した直後から時期E3に至る直前までの時期、時期S5を経過した直後から時期E4に至る直前までの時期で互いに隣接するバックライトブロックを同時に点灯させている。バックライト制御部19がこのような制御を行うので、第1の実施の形態の液晶表示装置1に用いられている液晶表示パネル10の表示画面ですじ状の影部が、図18(a)及び図18(b)に示すように影部16aから影部16bに瞬時にではなく徐々に移動する。この結果、第1の実施の形態の液晶表示装置1の液晶表示パネル10の表示画面は、背景技術で説明した液晶表示装置101の液晶表示パネル10の表示画面よりフリッカのようなちらつきが少なくなり、高品質な表示が可能になった。
さらに、第1の実施の形態のバックライト制御部19は、時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期、時期S3を経過した直後から時期E2に至る直前までの時期、時期S4を経過した直後から時期E3に至る直前までの時期、時期S5を経過した直後から時期E4に至る直前までの時期で、互いに隣接するバックライトブロックを同時に点灯させているとともに、一方のバックライトブロックの輝度を連続的に減少させ、他方のバックライトブロックの輝度を連続的に増加させるよう制御を行う。これにより、すじ状の影部は、これらの時期においてその濃淡が薄くなりやがて消えその後徐々に移動後の位置にすじ状の影部が現れることになる。この結果、第1の実施の形態の液晶表示装置1の液晶表示パネル10の表示画面は、さらにフリッカのようなちらつきが少なくなり、さらに高品質な表示が可能になった。
なお、第1の実施の形態の時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期、時期S3を経過した直後から時期E2に至る直前までの時期、時期S4を経過した直後から時期E3に至る直前までの時期、時期S5を経過した直後から時期E4に至る直前までの時期のそれぞれは、本発明の所定の期間の一例である。
なお、バックライト制御部19は、時期S2を経過した直後から時期E1に至る直前までの時期、時期S3を経過した直後から時期E2に至る直前までの時期、時期S4を経過した直後から時期E3に至る直前までの時期、時期S5を経過した直後から時期E4に至る直前までの時期で、互いに隣接するバックライトブロックを同時に点灯させているとともに、一方のバックライトブロックの輝度を連続的に減少させ、他方のバックライトブロックの輝度を連続的に増加させるよう制御を行ったが、これに限らない。
上記の時期において、互いに隣接するバックライトブロックを同時に点灯させているとともに、一方のバックライトブロックの輝度を段階的に減少させ、他方のバックライトブロックの輝度を段階的に増加させるよう制御を行っても構わない。
なお、バックライトブロック15a〜15eの輝度の波形は、図5のようになるとして説明したがこれに限らない。図5の輝度の波形とは異なる波形を用いてもよい。一例として、図8(a)〜図8(e)に時期S1から時期E1までのバックライトブロック15aの輝度の波形を示す。
図8(a)は、図5に示したバックライトブロック15aの輝度の波形と同じものであり、図8(b)〜図8(e)は、図8(a)とは異なるバックライトブロック15aの輝度の波形である。なお、図8(e)は、バックライトブロックの輝度を段階的に増加または減少させる場合のバックライトブロック15aの輝度の波形の一例である。図8(a)の輝度の波形を、図8(b)〜図8(e)のいずれかの輝度の波形に置き換え、そして、バックライトブロック15b〜15eの輝度の波形もバックライトブロック15aの波形と同様に置き換えた波形を用いてもよい。このようにしても第1の実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
また、第1の実施の形態の液晶表示装置1に用いられている液晶表示パネル10の表示画面は、若干フリッカのようなちらつきが増加し、多少表示品質が劣化するものの、上記の時期において、互いに隣接するバックライトブロックを同時に点灯させるが、一方のバックライトブロックの輝度を連続的または段階的に減少させ、他方のバックライトブロックの輝度を連続的または段階的に増加させる制御を行わないようにしても構わない。
バックライト制御部19がこのような制御をする場合であっても、背景技術で説明した液晶表示装置101に用いられる液晶表示パネル10の表示画面よりは、フリッカのようなちらつきが少なく、高品質な表示を行うことが出来る。
なお、図5に示すバックライトブロックが最大輝度以下の輝度で点灯している期間(例えば時期S1からP1までの期間と時期P1からE1までの期間)をより長くすることにより、すじ状の影部の移動の速度がよりゆっくりになるとともに、すじ状の影部が鮮明に表示されている期間がより減少するので、フリッカのようなちらつきをより少なくすることが出来る。なお、バックライトブロックが最大輝度以下の輝度で点灯している期間(例えば時期S1からP1までの期間と時期P1からE1までの期間)を長くするにつれて、バックライトブロック15a〜15eが点灯している期間が増加していくので、表示画面の輝度が増加していくとともに、表示画面の動画視認性が低下していったりコントラストが低下していくことになる。従って、バックライトブロックが最大輝度以下の輝度で点灯している期間(例えば時期S1からP1までの期間と時期P1からE1までの期間)をどの程度長くするかについては、表示画面の輝度の程度や動画視認性の程度やコントラストの程度との兼ね合いで決定すればよい。また、バックライトブロックが最大輝度以下の輝度で点灯している期間(例えば時期S1からP1までの期間と時期P1からE1までの期間)を長くすることにともなう表示画面の輝度の増加を抑えるためには例えば、最大輝度自体を小さい輝度に最設定すればよい。
また、図5に示すバックライトブロックの輝度の波形を図8(b)に示す輝度の波形に置き換えた場合には、時期S1と時期E1とを固定しておいても、時期P1Sから時期P1Eまでの期間をより短くすることによって、バックライトブロックが最大輝度より小さい輝度で点灯している期間(図8(b)において時期S1から時期P1Sまでの期間と時期P1Eから時期E1までの期間)をより長くすることが出来る。このように、バックライトブロックの輝度の波形を図8(b)に示す輝度の波形に置き換えた場合、時期S1と時期E1とを固定しておいても、時期P1Sから時期P1Eまでの期間をより短くすることによっても、フリッカのようなちらつきをより少なくすることが出来る。図8(d)、図8(e)に示す輝度の波形についても図8(b)に示す輝度の波形と同様のことが言える。
次に、バックライト制御部19によるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御について、以下に説明する。
バックライト制御部19は、バックライトブロック15a〜15eに供給する電圧(第1の場合)、電流(第2の場合)、または、バックライトブロック15a〜15eにPWM信号パルスを供給する際のデューティー(第3の場合)を制御することによって、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度を制御することが出来る。
すなわち、第1の場合は、バックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eに供給する電圧を増減させることによりバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御を行う。
第2の場合は、バックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eに供給する電流を増減させることによりバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御を行う。
第3の場合は、バックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eに供給する電圧と電流を両方増減させることによりバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御を行う。
第4の場合は、バックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eに供給する電圧をバックライトブロック15a〜15eが点灯する周波数より高い周波数のPWM信号パルスとしてバックライトブロック15a〜15eに供給する場合に、そのPWM信号パルスのデューティー(duty)を増減させることにより、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御を行う。
図4は、上記第1〜4の場合のいずれかにより、バックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御を行う場合のブロック図である。以下、図4を用いて、上記バックライト制御部19が、第1〜第4の場合により行う制御についてまとめて説明する。
ただし、以下の説明を第1の場合に適用する場合には、以下の記述及び図4及び図9に記載されている「パラメータ」は「電圧」を意味するものとする。
また、以下の説明を第2の場合に適用する場合には、以下の記述及び図4及び図9に記載されている「パラメータ」は「電流」を意味するものとする。
また、以下の説明を第3の場合に適用する場合には、以下の記述及び図4及び図9に記載されている「パラメータ」は「電流及び電圧」を意味するものとする。
また、以下の説明を第4の場合に適用する場合には、以下の記述及び図4及び図9に記載されている「パラメータ」は「デューティー」を意味するものとする。
まず、前述したように、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32及び最大パラメータ情報33について説明する。
図10(a)、図10(b)にバックライト情報32を示す。図10(a)に示すようにバックライト情報32は、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングをそれぞれ決定するためのバックライト情報36a〜36eから構成される。そして、図10(b)に示すように各バックライト情報36a〜36eは、点灯開始時期37及び点灯終了時期38から構成される。点灯開始時期37は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期からの対応するバックライトブロック15a〜15eを点灯させる時間を表し、点灯終了時期38は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期からの対応するバックライトブロック15a〜15eを点灯させる時間を表す。点灯開示時期37及び点灯終了時期38としては、実際には、バックライト制御信号を構成する水平同期信号の数でその時間を表すものとする。
ただし、図5に示すタイミングチャートにおいては、バックライトブロック15aの点灯開始時期は、時期S1である。そして、時期S1は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1より過去の時期である。このように1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期よりも過去にバックライトブロック15aを点灯させるためには、バックライト情報36aを構成する点灯開始時期37を以下のように設定すればよい。
すなわち、バックライト情報36aを構成する点灯開始時期37として設定する値(水平同期信号の数で表す)をVとし、1フレーム期間(または1フィールド期間)の時間(水平同期信号の数で表す)をFとし、時期T1から時期S1までの時間をW(水平同期信号の数で表す)とした場合、以下の数1により、バックライト情報36aを構成する点灯開始時期37として設定する値Vを求めることが出来る。
(数1)
V=F−W
すなわち、バックライト情報36aを構成する点灯開始時期37として設定する値Vとしては、1フレーム(または1フィールド)前の1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)を設定すればよい。
また、各バックライト情報32a〜32eの点灯開始時期37から点灯終了時期38までの時間を増減することにより、バックライトブロック15a〜15eどうしの輝度差を調光することも出来る。
また、最大パラメータ情報33は、バックライトブロック15a〜15eの輝度が最大となるようなパラメータを示す情報である。第1の場合には、最大パラメータ情報33は、輝度が最大となるような電圧を示す情報であり、第2の場合には、最大パラメータ情報33は、輝度が最大となるような電流を示す情報であり、第3の場合には、最大パラメータ情報33は、輝度が最大となるような電流及び電圧を示す情報であり、第4の場合には、最大パラメータ情報33は、輝度が最大となるようなデューティーを示す情報である。
すなわち、第1の場合には、最大パラメータ情報33が示す値をパラメータ変換部31に入力すると、パラメータ変換部31は、各バックライトブロック15a〜15eの輝度が図5のP1、P2、P3、P4、P5における輝度に一致するような電圧を各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第2の場合には、最大パラメータ情報33が示す値をパラメータ変換部31に入力すると、パラメータ変換部31は、各バックライトブロック15a〜15eの輝度が図5のP1、P2、P3、P4、P5における輝度に一致するような電流を各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第3の場合には、最大パラメータ情報33が示す値をパラメータ変換部31に入力すると、パラメータ変換部31は、各バックライトブロック15a〜15eの輝度が図5のP1、P2、P3、P4、P5における輝度に一致するような電流及び電圧を各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第4の場合には、最大パラメータ情報33が示す値をパラメータ変換部31に入力すると、パラメータ変換部31は、各バックライトブロック15a〜15eの輝度が図5のP1、P2、P3、P4、P5における輝度に一致するようなデューティーであるPWM信号パルスを各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
次に、前述したように、第2記憶部28に記憶されているパラメータ情報テーブル34について説明する。
その前にまずパラメータ情報について説明する。
すなわち、第1の場合には、パラメータ情報とは、バックライトブロック15a〜15eに供給する電圧を示す情報である。また、第2の場合には、パラメータ情報とは、バックライトブロック15a〜15eに供給する電流を示す情報である。また、第3の場合には、パラメータ情報とは、バックライトブロック15a〜15eに供給する電流及び電圧を示す情報である。また、第4の場合には、パラメータ情報とは、バックライトブロック15a〜15eに供給するPWM信号パルスのデューティーを示す情報である。
さて、図9(a)及び図9(b)は、パラメータ情報テーブル34の概要を示す説明図である。すなわち、パラメータ情報テーブル34は、図9(a)に示すように、バックライトブロック15a〜15eそれぞれのパラメータ情報テーブル34a〜34eから構成されている。そして、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、対応するバックライトブロック15a〜15eの点灯開始時期37から点灯終了時期38までの各時期にその時期のパラメータ情報を対応付けた情報である。従って、パラメータ情報テーブル34を参照して求めたパラメータ情報を順次パラメータ変換部31に入力すると、バックライトブロック15a〜15eの輝度が図5に示すような輝度になる。
このように、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)に対して、パラメータ情報を対応付けた情報である。
第1の場合には、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)に対して、バックライトブロック15a〜15eに供給する電圧を示す電圧情報を対応付けた情報である。
第2の場合には、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)に対して、バックライトブロック15a〜15eに供給する電流を示す電流情報を対応付けた情報である。
第3の場合には、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)に対して、バックライトブロック15a〜15eに供給する電流及び電圧を示す電流及び電圧情報を対応付けた情報である。
第4の場合には、各パラメータ情報テーブル34a〜34eは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間(水平同期信号の数で表す)に対して、バックライトブロック15a〜15eに供給するPWM信号パルスのデューティーを示すデューティー情報を対応付けた情報である。
従って、例えば、バックライトブロック15aの現在のパラメータ情報を求めるためには、パラメータ情報テーブル34aを参照して、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの現在までの時間に対応付けられたパラメータ情報を取得すればよい。
次に、前述したように、第3記憶部29に記憶されている規格化パラメータ情報テーブル35について説明する。規格化パラメータ情報テーブル35は、パラメータ情報テーブル34を作成するための情報であり、0から1までの範囲に規格化した時間に対して、0から1までの範囲に規格化したパラメータ情報を対応付けたテーブルである。
従って、規格化パラメータ情報テーブル35からパラメータ情報テーブル34a〜35eを作成するためには、規格化パラメータ情報テーブル35を参照して、規格化した時間とその時間に対応付けられた規格化されたパラメータ情報をまず求める。そして、規格化した時間とそれぞれの点灯開始時期37から点灯終了時期38までの時間とをかけ算する。そして、かけ算した結果得られた値にそれぞれの点灯開始時期37を加算する。その結果得られた値(1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間)に対して、規格化されたパラメータ情報と最大パラメータ情報33とをかけ算した結果得られる値を対応付ける。規格化された各時間について上記の処理を行い第2記憶部28に記憶させれば、パラメータ情報テーブル34を作成することが出来る。
以上、バックライト情報32、最大パラメータ情報33、パラメータ情報テーブル34、規格化パラメータ情報テーブル35について説明した。
次に、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度のバックライト制御部19による制御について説明する。
まず、液晶表示装置1が表示動作を開始する際や、液晶表示装置1が調光さえれ、バックライト情報32が書き換えられた場合、コントローラ4からの制御に従って、パラメータ情報テーブル作成部26aは、パラメータ情報テーブル34を新たに作成する。
すなわち、パラメータ情報テーブル作成部26aは、パラメータ情報テーブル34を新たに作成する場合、第3記憶部29に記憶されている規格化情報テーブル35を参照して、上述した方法に従って、パラメータ情報テーブル34を作成して、第2記憶部28に記憶させる。
映像を表示している際には、カウンタ30は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間を計測している。すなわち、カウンタ30は、コントローラ4から送られてくるバックライト制御信号を構成する垂直同期信号を検知すると、計測している時間をゼロにリセットする。そして、バックライト制御信号を構成する水平同期信号を検知する毎に計測している時間を1だけカウントアップする。
点灯判定部26bは、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32を参照して、各バックライトブロック15a〜15eを点灯させるか消灯させるかを判定する。この判定を、例えば、バックライトブロック15aについて説明すると、カウンタ30が示す現在の時間(1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間)が、バックライト情報32のうちバックライトブロック15aに関する情報を示すバックライト情報32aの点灯開始時期37と点灯終了時期38とで定義される区間[点灯開始時期37、点灯終了時期38]に含まれていれば点灯させると判定し、その区間に含まれていなければ点灯させないと判定する。バックライトブロック15b〜15eについても同様である。点灯判定部26bは、判定結果をパラメータ決定部26cに通知する。
ただし、図5のタイミングチャートに示すバックライトブロック15aのように、点灯開示時期37が1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期より過去である場合、(数1)等を用いて上述したように点灯開始時期37と点灯終了時期38を設定すると、点灯開始時期37の値の方が、点灯終了時期38の値よりも大きな値になることがある。
このような場合でも、点灯判定部26bが以下のように判定することにより、各バックライトブロック15a〜15eが点灯するか点灯しないかを正しく判定することが出来る。
すなわち、点灯判定部26bは、カウンタ30が示す現在の時間をCとし、点灯開示時期37として設定されている値をVsとし、点灯終了時期38として設定されている値をVeとする。このとき、Vs<Veが成立する場合、点灯判定部26bは、C>VsかつVe>Cであればそのバックライトブロックを点灯させると判定し、そうでない場合には、点灯させないと判定する。そして、Vs>Veが成立する場合、点灯判定部26bは、Vs<CかつVe<Cが成立するか、またはC<VsかつC<Veが成立するならばそのバックライトブロックを点灯させると判定し、そうでない場合には、点灯させないと判定する。
パラメータ決定部26cは、点灯判定部26bから判定結果を通知されると、パラメータ情報を決定してパラメータ変換部31に出力する。すなわち、パラメータ決定部26cは、各バックライトブロック15a〜15eについて、そのバックライトブロックの判定結果がそのバックライトブロックを点灯させないという判定結果である場合、パラメータ変換部31にそのバックライトブロックのパラメータ情報として0を示すパラメータ情報を出力する。なお、パラメータ情報が0であるとは、そのパラメータ情報に対応するバックライトブロック15a〜15eに電力を供給しないこと、すなわち、消灯させることを意味する。また、そのバックライトブロックの判定結果がそのバックライトブロックを点灯させるという判定結果である場合、第2記憶部28に記憶されているパラメータ情報テーブル34を構成するパラメータ情報テーブル34a〜34eのうち対応するパラメータ情報テーブル34a〜34eを参照して、パラメータ情報を求める。そして求めたパラメータ情報をパラメータ変換部31に出力する。
第1の場合には、パラメータ変換部31は、パラメータ決定部26cから入力されてきた各バックライトブロック15a〜15eのパラメータ情報(電圧情報)に基づいて各バックライトブロック15a〜15eに供給するべき電圧を生成して各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第2の場合には、パラメータ変換部31は、パラメータ決定部26cから入力されてきた各バックライトブロック15a〜15eのパラメータ情報(電流情報)に基づいて各バックライトブロック15a〜15eに供給するべき電流を生成して各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第3の場合には、パラメータ変換部31は、パラメータ決定部26cから入力されてきた各バックライトブロック15a〜15eのパラメータ情報(電流及び電圧情報)に基づいて各バックライトブロック15a〜15eに供給するべき電流及び電圧を生成して各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
また、第4の場合には、パラメータ変換部31は、パラメータ決定部26cから入力されてきた各バックライトブロック15a〜15eのパラメータ情報(デューティー情報)に基づいて各バックライトブロック15a〜15eに供給するべきPWM信号パルスを生成して各バックライトブロック15a〜15eに供給する。
このように、第1の場合〜第4の場合のいずれかの方法によりバックライト制御部19がバックライトブロック15a〜15eを制御することにより、バックライトブロック15a〜15eを図5に示すように動作させることが出来る。
また、図5において、図8(a)の部分を、図8(b)〜図8(e)に置き換えることも、第3記憶部29に記憶される規格化パラメータ情報テーブル35を図8(b)〜図8(e)に対応するものに置き換えるだけで、容易に実現することが出来る。さらに、図8(a)〜図8(e)以外の輝度の波形を実現したい場合には、その実現したい輝度の波形に対応した規格化パラメータ情報テーブル35を、第3記憶部29に記憶させるだけでよい。このように、図4のバックライト制御部19の構成を採用することにより、バックライトブロック15a〜15eの輝度の波形や、点灯消灯のタイミングを自由に設計することが可能になる。
また、第1の実施の形態のバックライト制御部19の第1記憶部27、第2記憶部28、第3記憶部29、及び演算部26を、LSIやICとして実現することも出来るし、第1の実施の形態のバックライト制御部19の全部または一部を、LSIやICとして実現することも可能である。
特に、バックライト制御部19のうち第1記憶部27、第2記憶部28、第3記憶部29、及び演算部26の部分を1つのLSIとして実現し、パラメータ変換部31の部分を別の部品として実現することにより、パラメータ交換部31を交換するだけで、第1記憶部27、第2記憶部28、第3記憶部29、及び演算部26の部分を実現するLSIを設計変更も再度製造することも必要なく、上述した第1の場合、第2の場合、第3の場合、及び第4の場合のバックライト制御部19を自由に実現することが出来るという長所が認められる。
また、バックライト制御部19の全部または一部を液晶表示装置1の全部または一部の機能を実現するLSIに組み込むことにより部品点数を減らすことも出来る。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態の液晶表示装置1の液晶表示パネル10の表示画面は、背景技術で説明した液晶表示装置101の液晶表示パネル10の表示画面よりフリッカのようなちらつきが少なくなり、高品質な表示を実現することが出来た。
しかしながら、第1の実施の形態においては、図5のタイミングチャートを用いて説明したように、バックライトブロック15aは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1より過去の時期である時期S1に点灯を開始する。
このため、図5において、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1が変動した場合、すなわち、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号としての垂直同期信号が送られてくる時期が変動した場合、バックライトブロック15aの点灯のタイミングが、液晶表示パネル10の駆動のタイミングとずれることになる。これにより、液晶表示パネル10の表示画面の品質が劣化することが起こり得る。また、バックライトブロック15aが、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1より過去の時期である時期S1に点灯を開始するので、点灯判定部26bは、第1の実施の形態で説明したように、バックライトブロック15a〜15eが点灯しているか消灯しているかを判定する際に複雑な判定をする必要があった。
なお、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1が変動すること、すなわち、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号としての垂直同期信号が送られてくる時期が変動することは、例えば次のような要因により発生する。
第1の要因としては、液晶表示装置の周囲に存在する弱電界や強電界の影響により液晶表示装置の制御信号等が変動することがある。具体的には、液晶表示装置の周辺に、無線通信機器などから発せられた電波や、送電線や家電製品から発せられた電気的ノイズが第1の要因になり得る。
また、第2の要因として、液晶表示装置の温度変化により垂直同期信号の波形がなまることにより垂直同期信号の検出のタイミングがずれることがある。具体的には、液晶表示装置が置かれた室内または車内の温度が急変することや、液晶表示装置自体の発熱により液晶表示装置の温度が変化すること等が第2の要因になり得る。
上記第1の要因や第2の要因、あるいは別の要因により、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1が変動し、バックライトブロック15aの点灯のタイミングが、液晶表示パネル10の駆動のタイミングとずれることになる。
第2の実施の形態では、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期T1が変動した場合であっても、液晶表示パネル10の表示画面の表示品質が劣化することがない液晶表示装置について説明する。また、第2の実施の形態では、点灯判定部26bが行う判定が、第1の実施の形態より簡易である液晶表示装置について説明する。
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図11に、第2の実施の形態の液晶表示装置1’のブロック図を示す。第2の実施の形態の液晶表示装置1’と第1の実施の形態の液晶表示装置1との相違点は、第2の実施の形態の液晶表示装置1’が、バックライト制御部19の代わりにバックライト制御部19’を備えている点である。
図12に、バックライト制御部19’の詳細な構成を示す。第2の実施の形態の液晶表示装置1’のバックライト制御部19’は、演算部26’を備えており、演算部26’は、点灯判定部26b’を備えている。
演算部26’を構成する点灯判定部26b’は、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32を参照して、カウンタ30から送られてくる時間情報を利用して各バックライトブロック15a〜15eを点灯するか消灯するかを判定するものである。
上記以外は、第2の実施の形態と、第1の実施の形態とは、同一の構成を有している。
次に、このような第2の実施の形態の液晶表示装置1’及び本発明の1実施の形態である液晶表示装置の駆動方法について、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
液晶表示装置1’の電源が入れられた際には、第1の実施の形態で説明した液晶表示装置1と同様に転移駆動を行う。
そして、転移駆動が完了し、表示動作が可能になると、液晶表示装置1’は、表示動作を開始する。
第2の実施の形態の液晶表示装置1’における転移駆動及び表示動作は、第1の実施の形態の液晶表示装置1の転移駆動及び表示動作と同様であるので、説明を省略する。
図13は、第2の実施の形態の液晶表示装置1’における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。図13は、第1の実施の形態で説明した図5においてバックライトブロック15aの点灯開始時期が1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期に一致するように、図5におけるバックライトブロック15a〜15eのタイミングチャートを右側(未来の側)に平行移動したものに相当する。
すなわち、図5のS1〜S5、E1〜E5、T1〜T1、P1〜P5を、それぞれ(T1−S1)だけ右側(未来の側)へ移動すると、図13のS1’〜S5’、E1’〜E5’、T1’〜T1’、P1’〜P5’に一致する。
つまり、図13のS1’〜S5’、E1’〜E5’、T1’〜T1’、P1’〜P5’と、図5のS1〜S5、E1〜E5、T1〜T1、P1〜P5との関係は、以下の(数2)のようになる。
(数2)
S1’=S1+(T1−S1)
S2’=S2+(T1−S1)
S3’=S3+(T1−S1)
S4’=S4+(T1−S1)
S5’=S5+(T1−S1)
E1’=E1+(T1−S1)
E2’=E2+(T1−S1)
E3’=E3+(T1−S1)
E4’=E4+(T1−S1)
E5’=E5+(T1−S1)
T1‘=T1+(T1−S1)
T2‘=T2+(T1−S1)
T3‘=T3+(T1−S1)
T4‘=T4+(T1−S1)
T5‘=T5+(T1−S1)
P1’=P1+(T1−S1)
P2’=P2+(T1−S1)
P3’=P3+(T1−S1)
P4’=P4+(T1−S1)
P5’=P5+(T1−S1)
バックライト制御部19’は、タイミング制御部23から供給されてくるバックライト制御信号に従って、黒挿入駆動に連動するように、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯と輝度とを制御する。
以下、バックライト制御部19’によるバックライトブロック15a〜15eの制御について図13等を用いて説明する。
図13において、バックライトブロック15aは、1フレーム期間(または1フィールド時期)の開始時期である時期S1’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P1’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T2’より未来の時期である時期E1’に消灯している。
また、バックライトブロック15bは、時期T2’より過去の時期である時期S2’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P2’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T3’より未来の時期である時期E2’に消灯している。
また、バックライトブロック15cは、時期T3’より過去の時期である時期S3’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P3’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T4’より未来の時期である時期E3’に消灯している。
また、バックライトブロック15dは、時期T4’より過去の時期である時期S4’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P4’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T5’より未来の時期である時期E4’に消灯している。
また、バックライトブロック15eは、時期T5’より過去の時期である時期S5’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P5’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T6’より未来の時期である時期E5’に消灯している。
図6(a)〜図6(f)は、それぞれ時期P1’、P2’、P3’、P4’、P5’、及び時期E5’より未来でかつ次の1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期S1より過去の時期において、各バックライトブロック15a〜15eが点灯しているか消灯しているかを示す点灯消灯パターンである。なお、図6(a)〜図6(f)において、第1の実施の形態と同様に、斜線で塗られたバックライトブロックは、最大輝度で点灯すなわち全点灯していることを示し、斜線で塗られていないバックライトブロックは、消灯していることを示す。
また、図7(a)〜図7(c)に時期P1’から時期P2’までのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンを示す。図7(a)は、時期P1’でのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(b)は、時期S2’を経過した直後から時期E1’に至る直前までの時期のバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(c)は、時期P2’におけるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンである。
時期P1’において、バックライトブロック15aは、図7(a)に全点灯として示すように、最大輝度で点灯し、他のバックライトブロック15b〜15eは消灯している。
時期S2’を経過した直後から時期E1’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15aは、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15bも、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15c〜15eは消灯している。
時期P2’において、バックライトブロック15aは消灯しており、バックライトブロック15bは、図7(c)に全点灯として示すように最大輝度で点灯している。
そして、時期S2’を経過した直後から時期E1’に至る直前までの時期では、図5に示すようにバックライトブロック15aの輝度は連続的に減少しており、バックライトブロック15bの輝度は連続的に増加している。
上記と同様に、時期P2’から時期P3’に至る際にも、時期S3’を経過した直後から時期E2’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15bは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15cも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15d、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P3’から時期P4’に至る際にも、時期S4’を経過した直後から時期E3’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15cは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15dも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15b、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P4’から時期P5’に至る際にも、時期S5’を経過した直後から時期E4’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15dは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15eも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a〜15cは消灯している。
このように、バックライト制御部19’は、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度を制御する。
上述したように、第2の実施の形態においては、1フレームの開始時期である時期S1’よりも過去の時期に点灯を開始するバックライトブロックは存在しない。すなわち、図13は、第1の実施の形態の図5におけるバックライトブロック15aの点灯開始時期であるS1が1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期に一致するように、図5におけるバックライトブロック15a〜15eのタイミングチャートを右側(未来の側)に平行移動したものに相当する。
従って、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態の液晶表示装置1’の液晶表示パネル10の表示画面は、背景技術で説明した液晶表示装置101の液晶表示パネル10の表示画面よりフリッカのようなちらつきが少なくなり、高品質な表示を実現することが出来る。
また、第1の実施の形態では、バックライトブロック15aの点灯開始時期である時期S1は、現在の1フレーム期間(または1フィールド期間)の一つ前の1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期を示す垂直同期信号に基づいて判定していた。このため、現在の1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期を示す垂直同期信号がタイミング制御部23から出力されるタイミングが変動すると、液晶表示パネル10の駆動とバックライトブロック15aの点灯開始時期とがずれ、上述したように表示品位が劣化する可能性がある。
これに対して、第2の実施の形態の液晶表示装置1’においては、バックライトブロック15aの点灯開始時期である時期S1’は、現在の1フレーム期間(または1フィールド期間)の垂直同期信号に基づいて判定されるので、現在の1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期を示す垂直同期信号がタイミング制御部23から出力されるタイミングが変動しても、液晶表示パネル10の駆動とバックライトブロック15aの点灯開始時期とがずれることがない。
従って、第2の実施の形態の液晶表示装置1’は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期S1’が変動した場合であっても、液晶表示パネル10の表示画面の表示品質が劣化することがないという効果も得ることが出来る。
なお、第2の実施の形態の時期S2’を経過した直後から時期E1’に至る直前までの時期、時期S3’を経過した直後から時期E2’に至る直前までの時期、時期S4’を経過した直後から時期E3’に至る直前までの時期、時期S5’を経過した直後から時期E4’に至る直前までの時期のそれぞれは、本発明の所定の期間の一例である。
バックライト制御部19’によるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御は、基本的には、第1の実施の形態で説明したバックライト制御部19と同様である。
以下に、バックライト制御部19’が行う制御とバックライト制御部19が行う制御とで相違する部分についてのみ説明する。
図10(a)、図10(b)に第1の実施の形態と同様にバックライト情報32を示す。図10(b)に示すように各バックライト情報36a〜36eは、点灯開始時期37及び点灯終了時期38から構成される。
第2の実施の形態では、全てのバックライトブロック15a〜15eが、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期である時期S1’以降に点灯を開始するので、図10(a)の各バックライト情報32における図10(b)の点灯開始時期37の値は、必ず図10(b)における点灯終了時期38の値より小さい値となる。この点が、第1の実施の形態と相違している。
従って、第1の実施の形態とは異なり、点灯判定部26b’は、第1記憶部27に記憶されているバックライト情報32を参照して、各バックライトブロック15a〜15eを点灯させるか消灯させるかを判定する際、第1の実施の形態の点灯判定部26bより簡素な処理によりその判定を行うことが出来る。
この判定を、例えば、バックライトブロック15aについて説明すると、カウンタ30が示す現在の時間(1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時からの時間)が、バックライト情報32のうちバックライトブロック15aに関する情報を示すバックライト情報32aの点灯開始時期37と点灯終了時期38とで定義される区間[点灯開始時期37、点灯終了時期38]に含まれていれば点灯させると判定し、その区間に含まれていなければ点灯させないと判定する。
そして、カウンタ30が示す現在の時間をCとし、点灯開始時期37をVsとし、点灯終了時期38をVeとすると、この判定は、Vs<CかつC<Veが成立すれば、点灯判定部26bは、そのバックライトブロックを点灯させると判定し、Vs<CかつC<Veが成立しないならば、そのバックライトブロックを消灯させると判定する。バックライトブロック15b〜15eについても同様である。点灯判定部26bは、判定結果をパラメータ決定部26cに通知する。
このように、第2の実施の形態における点灯判定部26b’における判定は、第1の実施の形態における点灯判定部26bよりもより簡易になっている。
従って、バックライト制御部19’の演算部26’の構成をより簡素にすることが出来るとともに、第1の実施の形態の演算部26よりも処理速度が遅いものを用いることも可能になる。従って、第1の実施の形態に比べて液晶表示装置1’の製造コストを削減することが出来る。
上記以外は、バックライト制御部19’が行う制御は、第1の実施の形態のバックライト制御部19が行う制御と同様であるので説明を省略する。
なお、第2の実施の形態では、バックライト制御部19’の点灯判定部として点灯判定部26b’を用いるとして説明したが、点灯判定部26b’の代わりに第1の実施の形態で説明した点灯判定部26bを用いても構わない。
さらに、第2の実施の形態においても第1の実施の形態で説明した種々の変形例を適用出来ることは言うまでもない。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期が変動した場合であっても、液晶表示パネル10の表示画面の表示品質が劣化することがない液晶表示装置について説明する。また、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に点灯判定部26b’が行う判定が、第1の実施の形態より簡易である液晶表示装置について説明する。
なお、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図11に、第3の実施の形態の液晶表示装置1’のブロック図を示す。第3の実施の形態の液晶表示装置1’の構成は、第2の実施の形態と同様である。
また、第3の実施の形態のバックライト制御部19’は、第2の実施の形態と同様に、図12に示される。
次に、このような第3の実施の形態の液晶表示装置1’及び本発明の1実施の形態である液晶表示装置の駆動方法について、第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
液晶表示装置1’の電源が入れられた際には、背景技術で説明した液晶表示装置101と同様に転移駆動を行う。
そして、転移駆動が完了し、表示動作が可能になると、液晶表示装置1’は、表示動作を開始する。
第3の実施の形態の液晶表示装置1’における転移駆動及び表示動作は、第2の実施の形態の液晶表示装置1‘の転移駆動及び表示動作と同様であるので、説明を省略する。
図14は、第3の実施の形態の液晶表示装置1’における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。図14は、第2の実施の形態で説明した図13におけるバックライトブロック15a〜15eのタイミングチャートを右側(未来の側)に平行移動したものに相当する。
すなわち、Dを所定の正の値とするとき、図13のS1’〜S5’、E1’〜E5’、T1’〜T1’、P1’〜P5’を、それぞれDだけ右側(未来の側)へ移動すると、図14のS1’’〜S5’’、E1’’〜E5’’、T1’’〜T1’’、P1’’〜P5’’に一致する。
つまり、図14のS1’’〜S5’’、E1’’〜E5’’、T1’’〜T1’’、P1’’〜P5’’と、図13のS1’〜S5’、E1’〜E5’、T1’〜T1’、P1’〜P5’との関係は、以下の(数3)のようになる。 つまり、所定の正の値Dは、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期からバックライトブロック15aの点灯を開始する時期までの時間を意味する。
(数3)
S1’’=S1’+D
S2’’=S2’+D
S3’’=S3’+D
S4’’=S4’+D
S5’’=S5’+D
E1’’=E1’+D
E2’’=E2’+D
E3’’=E3’+D
E4’’=E4’+D
E5’’=E5’+D
T1’’=T1’+D
T2’’=T2’+D
T3’’=T3’+D
T4’’=T4’+D
T5’’=T5’+D
P1’’=P1’+D
P2’’=P2’+D
P3’’=P3’+D
P4’’=P4’+D
P5’’=P5’+D
バックライト制御部19’は、タイミング制御部23から供給されてくるバックライト制御信号に従って、黒挿入駆動に連動するように、各バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯と輝度とを制御する。
以下、バックライト制御部19によるバックライトブロック15a〜15eの制御について図14等を用いて説明する。
図14において、バックライトブロック15aは、時期S1’’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P1’’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T2’’より未来の時期である時期E1’’に消灯している。
また、バックライトブロック15bは、時期T2’’より過去の時期である時期S2’’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P2’’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T3’’より未来の時期である時期E2’’に消灯している。
また、バックライトブロック15cは、時期T3’’より過去の時期である時期S3’’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P3’’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T4’’より未来の時期である時期E3’’に消灯している。
また、バックライトブロック15dは、時期T4’’より過去の時期である時期S4’’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P4’’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T5’’より未来の時期である時期E4’’に消灯している。
また、バックライトブロック15eは、時期T5’’より過去の時期である時期S5’’に点灯し、その後輝度が連続的に増加して、時期P5’’において輝度が最大になり、その後輝度が連続的に減少し、時期T6’’より未来の時期である時期E5’’に消灯している。
図6(a)〜図6(f)は、それぞれ時期P1’’、P2’’、P3’’、P4’’、P5’’、及び時期E5’’より未来でかつ次の1フレーム期間(または1フィールド期間)のバックライトブロック15aの点灯開始時期S1’’より過去の時期において、各バックライトブロック15a〜15eが点灯しているか消灯しているかを示す点灯消灯パターンである。なお、図6(a)〜図6(f)において、第1の実施の形態と同様に、斜線で塗られたバックライトブロックは、最大輝度で点灯すなわち全点灯していることを示し、斜線で塗られていないバックライトブロックは、消灯していることを示す。
また、図7(a)〜図7(c)に時期P1’’から時期P2’’までのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンを示す。図7(a)は、時期P1’’でのバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(b)は、時期S2’’を経過した直後から時期E1’’に至る直前までの時期のバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンであり、図7(c)は、時期P2’’におけるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯パターンである。
時期P1’’において、バックライトブロック15aは、図7(a)に全点灯として示すように、最大輝度で点灯し、他のバックライトブロック15b〜15eは消灯している。
時期S2’’を経過した直後から時期E1’’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15aは、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15bも、図7(b)に半点灯として示すように最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15c〜15eは消灯している。
時期P2’’において、バックライトブロック15aは消灯しており、バックライトブロック15bは、図7(c)に全点灯として示すように最大輝度で点灯している。
そして、時期S2’’を経過した直後から時期E1’’に至る直前までの時期では、図5に示すようにバックライトブロック15aの輝度は連続的に減少しており、バックライトブロック15bの輝度は連続的に増加している。
上記と同様に、時期P2’’から時期P3’’に至る際にも、時期S3’’を経過した直後から時期E2’’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15bは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15cも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15d、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P3’’から時期P4’’に至る際にも、時期S4’’を経過した直後から時期E3’’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15cは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15dも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a、15b、15eは消灯している。
また、上記と同様に、時期P4’’から時期P5’’に至る際にも、時期S5’’を経過した直後から時期E4’’に至る直前までの時期では、バックライトブロック15dは、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、バックライトブロック15eも、最大輝度より小さい輝度で点灯しており、他のバックライトブロック15a〜15cは消灯している。
このように、バックライト制御部19は、バックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度を制御する。
上述したように、第3の実施の形態においては、第2の実施の形態と同様に、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期よりも過去の時期に点灯を開始するバックライトブロックは存在しない。すなわち、図14は、第1の実施の形態の図5におけるバックライトブロック15aの点灯開始時期であるS1が1フレーム期間(または1フィールド期間)より未来の時期に一致するように、図13におけるバックライトブロック15a〜15eのタイミングチャートを右側(未来の側)に平行移動したものに相当する。
従って、第3の実施の形態は、第1の実施の形態と同様に、液晶表示装置1’の液晶表示パネル10の表示画面は、背景技術で説明した液晶表示装置101の液晶表示パネル10の表示画面よりフリッカのようなちらつきが少なくなり、高品質な表示を実現することが出来る。
さらに、第3の実施の形態の液晶表示装置1’において、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期が変動した場合、すなわち、タイミング制御部23から送られてくるバックライト制御信号としての垂直同期信号が送られてくる時期が変動した場合であっても、第2の実施の形態と同様にバックライトブロック15aの点灯のタイミングが、液晶表示表示パネル10の駆動のタイミングとずれることがない。
従って、第3の実施の液晶表示装置1’は、1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期が変動した場合であっても、液晶表示パネル10の表示画面の表示品質が劣化することがないという第2の実施の形態と同様の効果も得ることが出来る。
なお、第3の実施の形態の時期S2’’を経過した直後から時期E1’’に至る直前までの時期、時期S3’’を経過した直後から時期E2’’に至る直前までの時期、時期S4’’を経過した直後から時期E3’’に至る直前までの時期、時期S5’’を経過した直後から時期E4’’に至る直前までの時期のそれぞれは、本発明の所定の期間の一例である。
バックライト制御部19’によるバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯及び輝度の制御は、第2の実施の形態で説明したバックライト制御部19’と同様であるので説明を省略する。
このように、第3の実施の形態における点灯判定部26b’における判定は、第1の実施の形態における点灯判定部26bよりもより簡素になっている。
従って、バックライト制御部19’の演算部26’の構成を第1の実施の形態のバックライト制御部19の演算部26よりも簡素にすることが出来るとともに、演算部26よりも処理速度が遅いものを用いることも可能になる。
従って、第1の実施の形態に比べて液晶表示装置1’の製造コストを削減することが出来る。
また、上述した所定の正の値D(1フレーム期間(または1フィールド期間)の開始時期からバックライトブロック15aが点灯を開始するまでの時間)を調整することによって、液晶表示パネル10の駆動と、バックライト15a〜15eの駆動とのタイミングを微調整することが出来るので、より高品質な表示を可能にすることが出来るようになる。
なお、第3の実施の形態においても第1及び第2の実施の形態で説明した種々の変形例を適用出来ることは言うまでもない。
なお、第1〜第3の実施の形態におけるカウンタ30は、コントローラ4から送られてくるバックライト制御信号のうち垂直同期信号を検知すると、計測している時間をゼロにリセットし、バックライト制御信号のうち水平同期信号を検知する毎に計測している時間を1だけカウントアップするとして説明したがこれに限らない。カウンタ30が、コントローラ4から送られてくるバックライト制御信号のうち垂直同期信号を検知すると、計測している時間をゼロにリセットし、バックライト制御信号のうちクロック信号を検知する毎に計測している時間を1だけカウントアップしても構わない。
さらに、第1〜第3の実施の形態では、規格化パラメータ情報テーブル35が、パラメータ情報テーブル34を作成するための情報であり、0から1までの範囲に規格化した時間に対して、0から1までの範囲に規格化したパラメータ情報を対応付けたテーブルであるとして説明したが、これに限らない。規格化パラメータ情報テーブル35として、0から1までの範囲に規格化した時間を引数とし、0から1までの範囲に規格化したパラメータ情報の値を返す数式を用いた関数であっても構わない。
例えば、図8(a)、図8(b)などの時間に関する1階微分が連続な輝度波形を実現するためには、規格化パラメータ情報テーブル35の代わりに、例えば3次のカージナルスプラインを用いることが出来る。カージナルスプラインを用いることにより、所望の曲線形状の代表的な通過点のデータを設定するだけで、その所望の曲線形状を近似することが出来るので、広範囲な曲線を表すことが出来る。
さらに、第1〜第3の実施の形態では、図5、図13、図14に示すようにバックライト制御部19、19’が、液晶表示パネル10の表示画面のうちバックライトブロック15a〜15eに対向している表示画面の領域について、液晶表示パネル10の駆動と連動させてバックライトブロック15aの点灯消灯及び輝度を制御したが、これに限らない。バックライト制御部19、19’が、図5、図13、図14とは異なるタイミングでバックライトブロック15a〜15eの点灯、消灯、及び輝度を制御しても構わない。
さらに、第1〜第3のの形態では、液晶表示パネル10の対向基板に赤色、緑色、青色のカラーフィルタが設けられており、バックライト11の光源であるLED13a〜13e、14a〜14eが射出する光の色が白色であるとして説明したが、これに限らず、本実施の形態における液晶表示装置1または1’を、いわゆるフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置として動作させることも出来る。
ここで、フィールドシーケンシャルカラー方式とは、液晶表示パネル10の対向基板にカラーフィルタを形成せずに、1画素で3色(赤色、緑色、青色)の画像を1フレーム期間(または1フィールド期間)に時間的に順次表示する方式であり、液晶表示パネル10の対向基板にカラーフィルタを設ける方式に比較して、高透過率、高解像度化が図れるという利点を有している。
すなわち、1フレーム期間(または1フィールド期間)に、3原色である赤表示期間、緑表示期間、及び青表示期間を設ける。そして、赤表示期間の直後に黒挿入期間を設け、緑表示期間の直後にも黒挿入期間を設け、青表示期間の直後にも黒挿入期間を設ける。
すなわち、液晶表示装置1または1’がフィールドシーケンシャルカラー方式である場合には、上述した第1〜第3の形態の動作を赤色の表示期間とその直後の黒表示期間、緑色の表示期間とその直後の黒表示期間、青色の表示期間のその直後の黒表示期間でそれぞれ繰り返せばよい。そして、バックライトブロック15a〜15eのLED13a〜13e、14a〜14eは、赤色、緑色、青色の光を射出することが出来るものであればよい。
さらに、第1〜第3の形態では、液晶表示パネル10が有する液晶層にOCBモード液晶が用いられているとして説明したが、OCBモード液晶以外の液晶を用いても構わない。例えば、TN(ツイストネマチック)タイプの液晶層、STN(Super−Twisted Nematic)モードの液晶層、DSM(Dynamic Scattering Mode:動的散乱モード)の液晶層、ECB(Electrically Controlled Birefringence:電界制御複屈折モード)の液晶層、VA(Vertically Aligned) modeの液晶層などを用いても構わない。なお、液晶表示パネル10でCRTのようなインパルス型の表示に近づけるためには、高速応答性を有する液晶を用いることがより好ましい。
さらに、第1〜第3の形態の液晶表示装置1または1’は、前述したように、背景技術で説明した液晶表示装置101と同様にOCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置であるとして説明した。すなわち、OCBモードの液晶表示素子を用いた方が、TN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネルを用いるより高速応答性の点で好ましい。
しかしながら、このことは、上述したように、本実施の形態の液晶表示装置1の液晶表示パネル10が、OCBモード液晶表示素子を用いるものであることに限定するものではない。
第1〜第3の形態の液晶表示装置1または1’の液晶表示パネル10として、TN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネルなど、逆転移防止駆動を必要としない液晶層を用いた液晶表示パネルを用いて黒挿入駆動を行う場合についても、第1〜第3の形態を以下のように適用することが出来る。
すなわち、このような液晶表示装置の場合には、第1〜第3の実施の形態で説明した転移駆動を行う必要がない。それ以外は、第1〜第3の実施の形態と同様である。
さらに、第1〜第3の実施の形態では、バックライト11の光源はLED13a〜13e、14a〜14eであるとして説明したが、これに限らず、バックライト11の光源として冷陰極管を用いても構わない。また、バックライト11の光源としてEL素子を用いた表示装置を用いても構わない。要するに、バックライト11の光源として、高速応答性を有する光源を用いさえすればよい。
さらに、第1〜第3の形態では、バックライト11の光源としてLEDが、各バックライトブロックの両側に一つずつ設けられているとして説明したが、これに限らない。各バックライトブロックに関して、その片側に1個設けても構わない。
さらに、第1〜第3の形態では、バックライト11が5個のバックライトブロック15a〜15eに分割されているとしたが、これに限らない。バックライト11が少なくとも2個以上のバックライトブロックに分割されていればよく、また、多くとも液晶表示パネルの縦方向の画素数(走査線の本数)に等しい個数のバックライトブロックに分割されていればよい。なお、液晶表示パネルの縦方向の画素数(走査線の本数)の1/5程度の個数から走査線の本数に等しい個数のバックライトとしては、例えばEL表示装置を用いて構成することも可能である。
さらに、第1〜第3の形態では、各バックライトブロック15a〜15eは、あるバックライトブロックが点灯しているとき、点灯しているバックライトブロックに隣接しているバックライトブロックの輝度が点灯しているバックライトブロックの70パーセントになるように光が伝搬するように予め設計されているとするとして説明したが、これに限らない。
点灯しているバックライトブロックに隣接しているバックライトブロックの輝度が点灯しているバックライトブロックの1/3や4/1等になるように光が伝搬するように予め設計されていても構わない。さらに一般的には、点灯しているバックライトブロックに隣接しているバックライトブロックの輝度が点灯しているバックライトブロックの1/Rになるように光が伝搬するように予め設計されていても構わない。
さらに、各バックライトブロック毎に、隣接する他のバックライトブロックに伝搬する光量が異なっているように予め設計されていても構わない。このような場合であっても、第1〜第3の形態を適用することが出来る。
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の液晶表示装置の全部又は一部の部、及び回路等の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の液晶表示装置の全部又は一部の部、及び回路等の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
尚、本発明の上記「一部の部、及び回路等」とは、それらの複数の部の内の、一つ又は幾つかの部を意味する。
又、本発明の上記「部、及び回路等の機能」とは、前記部の全部又は一部の機能を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な、ROM等の記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明に係る液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、記録媒体、及びプログラムは、バックライトを複数のバックライトブロックに分割して構成した場合、液晶表示パネルの表示画面に見えるフリッカのようなちらつきを従来に比べて抑制することが出来るという効果を有し、複数のバックライトブロックに分割されたバックライトを備えた液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、その液晶表示装置を駆動するためのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体等に有用である。
本発明の第1の実施の形態における液晶表示装置の構成を示すブロック図 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態における液晶表示装置のバックライトを液晶表示パネルの表示面と直交する方向から見た平面図、(b)本発明の第1〜第3の実施の形態における液晶表意装置のバックライトの側面図 本発明の第1〜第3の実施の形態における液晶表示装置で用いられるバックライトの構成を示す分解斜視図 本発明の第1の実施の形態におけるバックライト制御部の詳細な構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロックの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図、(b)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図、(c)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図、(d)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図、(e)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図、(f)本発明の第1〜第3の実施の形態における各バックライトブロックが点灯しているか消灯しているかを示す図 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるバックライトブロックの点灯消灯パターンを示す図、(b)本発明の実施の形態におけるバックライトブロックの点灯消灯パターンを示す図、(c)本発明の実施の形態におけるバックライトブロックの点灯消灯パターンを示す図 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるバックライトブロック15aの輝度の波形を示す図、(b)本発明の第1〜第3の実施の形態における図8(a)とは異なるバックライトブロック15aの輝度の波形を示す図、(c)本発明の第1〜第3の実施の形態における図8(a)とは異なるバックライトブロック15aの輝度の波形を示す図、(d)本発明の第1〜第3の実施の形態における図8(a)とは異なるバックライトブロック15aの輝度の波形を示す図、(e)本発明の第1〜第3の実施の形態における図8(a)とは異なるバックライトブロック15aの輝度の波形を示す図 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるパラメータ情報テーブルの概要を示す説明図、(b)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるパラメータ情報テーブルの概要を示す説明図 (a)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるバックライト情報を示す説明図、(b)本発明の第1〜第3の実施の形態におけるバックライト情報を示す説明図 本発明の第2及び第3の実施の形態における液晶表示装置の構成を示すブロック図 本発明の第2及び第3の実施の形態におけるバックライト制御部の詳細な構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロックの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。 本発明の第2の実施の形態における黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロックの点灯消灯のタイミングチャートの一例である。 (a)従来のOCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示し、電圧印加状態を示す断面図、(b)従来のOCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示し、電圧印加状態を示す断面図、(c)従来のOCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示し、電圧無印加状態を示す断面図 従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図 従来の液晶表示装置の黒挿入駆動時の、ゲートパルス、及びバックライトブロック15a〜15eの点灯消灯のタイミングチャートの一例を示す図 (a)従来の液晶表示装置の表示パネルに表示される影部を示す図、(b)従来の液晶表示装置の表示パネルに表示される影部を示す図
符号の説明
1、1’ 液晶表示装置
2 ソースドライバ
3 ゲートドライバ
4 コントローラ
10 液晶表示パネル
11 バックライト
12a、12b、12c、12d、12e 導光板
13a、13b、13c、13d、13e LED
14a、14b、14c、14d、14e LED
15a、15b、15c、15d、15e バックライトブロック
16a、16b 影部
17 液晶駆動電圧発生回路
19、19’ バックライト制御部
21 信号処理部
22 フレームメモリ
23 タイミング制御部
24 D/A変換部
25 シフトレジスタ
26、26’ 演算部
26a パラメータ情報テーブル作成部
26b、26b’ 点灯判定部
26c パラメータ決定部
27 第1記憶部
28 第2記憶部
29 第3記憶部
31 パラメータ変換部
32 バックライト情報
32a、32b、32c、32d、32e バックライト情報
33 最大パラメータ情報
34 パラメータ情報テーブル
34a、34b、34c、34d、34e パラメータ情報テーブル
35 規格化パラメータ情報テーブル
36a、36b、36c、36d、36e バックライト情報
37 点灯開始時期
38 点灯終了時期
51 反射シート
52 仕切部

Claims (11)

  1. 液晶表示パネルと、
    光源が配置されており、前記光源から出た光により前記液晶表示パネルを照明するバックライトブロックを、複数個有するバックライトと、
    複数の前記バックライトブロックのそれぞれについて点灯と消灯とを制御するバックライト制御部とを備え、
    前記バックライト制御部は、互いに隣接する2つのバックライトブロックの内、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる、液晶表示装置。
  2. 前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックに供給する電圧及び/または電流を減少させ、前記他方のバックライトブロックに供給する電圧及び/または電流を増加させることによって、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 前記バックライト制御部は、前記所定の期間において、前記一方のバックライトブロックに供給する電圧をPWM信号パルスとし、そのデューティーを減少させ、前記他方のバックライトブロックに供給する電圧をPWM信号パルスとし、そのデューティーを増加させることによって、前記一方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に減少し、前記他方のバックライトブロックの輝度が連続的または段階的に増加するよう前記一方及び他方のバックライトブロックを制御する、請求項2記載の液晶表示装置。
  5. 前記バックライト制御部は、1フレーム期間または1フィールド期間における前記液晶表示パネルの照明として、所定の前記バックライトブロックの点灯開始時期が、その1フレーム期間または1フィールド期間の開始時期より前になるように、前記バックライトブロックを制御する、請求項1記載の液晶表示装置。
  6. 前記バックライト制御部は、1フレーム期間または1フィールド期間における前記液晶表示パネルの照明として、全ての前記バックライトブロックの点灯開始時期が、その1フレーム期間またはその1フィールド期間の開始時期以後になるように、前記バックライトブロックを制御する、請求項1記載の液晶表示装置。
  7. 1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた表示期間、及び黒挿入期間のうち、(1)前記黒挿入期間には、黒色のデータに対応する電圧を前記液晶表示パネルの信号線に供給し、(2)前記表示期間には、表示データに対応する電圧を前記液晶表示パネルの前記信号線に供給する黒挿入駆動を行うソースドライバを備え、
    前記バックライト制御部は、前記バックライトブロックに対向する、前記液晶表示パネルの表示領域の部分の状態が前記黒挿入期間である場合、そのバックライトブロックを消灯させる、請求項1記載の液晶表示装置。
  8. 前記液晶表示パネルには、OCB液晶が用いられている、請求項7記載の液晶表示装置。
  9. 液晶表示パネルと、
    光源が配置されており、前記光源から出た光により前記液晶表示パネルを照明するバックライトブロックを、複数個有するバックライトと、
    複数の前記バックライトブロックのそれぞれについて点灯と消灯とを制御するバックライト制御部とを備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記バックライト制御部により、互いに隣接する2つのバックライトブロックについて、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる制御ステップを備えた、液晶表示装置の駆動方法。
  10. 請求項9記載の液晶表示装置の駆動方法の、前記バックライト制御部により、互いに隣接する2つのバックライトブロックについて、一方のバックライトブロックを点灯状態から消灯状態に切り替え、他方のバックライトブロックを消灯状態から点灯状態に切り替える所定の期間において、前記一方及び他方のバックライトブロックを同時に点灯させる制御ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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