JP2008223218A - 不織布及び該不織布の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不織布1平方メートルあたり0.1グラム以上のお茶の乾燥物が含有されていることを特徴とする不織布にあり、また、お茶の濃縮液を不織布に塗布し、このお茶の濃縮液が塗布された不織布を乾燥することを特徴とする不織布の製造方法にある。この不織布は、一様に衛生的に優れる吸収材料として使用することができ、また、この不織布は、特に、衛生的に優れる性質を利用して衛生用品の表面材として使用できる。
【選択図】なし
Description
また、寝具用シーツや寝具は、吸湿性や吸水性の高い繊維で形成されるので、皮膚表面から脱落した角化した角質層や皮膚に付着した塵に皮膚の皮脂や汗などによる垢などが付着して、汚染され易く、病原菌が増殖する原因となり、特に、蓐瘡等の場合に問題である。
そこで、従来の寝具用シーツや寝具については、常に清潔さを保つために、頻繁に取り替えて、繰り返し使用できるように、洗濯に強い木綿等が素材として使用されている。
本発明は、不織布についての大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属、連鎖球菌及びレジオネラ属の細菌に係る問題点を解決すると共に、缶入りのお茶及びパック入りのお茶の製造工程で発生する茶殻及び茶殻残留廃液の処理を目的としている。
本発明は、茶葉若しくは茶殻又は茶葉及び茶殻を抽出処理して得られた抽出液を濃縮して、該抽出液中の溶解物質の量を増加させることにより、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属、連鎖球菌及びレジオネラ属の細菌に対する増殖抑制作用はもとより、大腸菌及び緑膿菌に対する増殖抑制作用を増強した不織布を提供することにより、これら茶殻の有効利用を図ることを目的としている。
本発明において、お茶の乾燥物を含有する不織布は、不織布の製造時において、例えば、乾燥工程前の湿った不織布に、お茶の濃縮液を、含浸保持させて乾燥することにより製造することができる。しかし、乾燥工程を経た乾燥された不織布にお茶の濃縮液を、含浸保持させて乾燥することにより製造してもよい。
本発明において、お茶の濃縮液の用語は、一種以上の茶葉抽出液についての濃縮液、一種以上の茶殻抽出液についての濃縮液若しくは一種以上の茶殻残留廃液についての濃縮液、又は前記一種以上の茶葉抽出液の濃縮液、一種以上の茶殻抽出液の濃縮液及び一種以上の茶殻残留廃液の濃縮液の中の二以上の濃縮液の混合物を意味する。お茶の濃縮液に調製に使用される茶葉及び茶殻は、同種のものであつてもよく、又は異種のものであってもよい。
本発明において、茶葉は、緑茶、紅茶、烏龍茶(ウーロン茶)又はその他の茶の茶芽即ち茶葉を意味し、茶殻は、パック入り又は缶入り等の緑茶、紅茶及び烏龍茶等のお茶の製造時に排出される抽出残渣、即ち出し殻を意味する。本発明において、茶葉及び茶殻は、産地及び種類により区別されず、全般的な茶葉及び茶殻を意味する。
本発明において、茶殻の抽出液の濃縮液は、パック入り又は缶入りの烏龍茶(ウーロン茶)、緑茶及び紅茶製造時に抽出粕として排出される茶殻を、温水又は熱水で抽出し、さらに加熱により又は減圧により又は加熱及び減圧により濃縮して製造することができる。しかし、烏龍茶、緑茶及び紅茶の何れの場合でも、また茶葉又は茶殻の何れの場合でも、熱水で抽出すると、溶解物質の溶解量が多くなるので好ましい。
本発明において、お茶の濃縮液の用語は、お茶の濃縮液を、水、お茶若しくはお茶、又はお茶若しくはお茶以外の他のものを混合した溶液をも意味し、例えば、お茶の濃縮液を常温以上の温度の水により希釈したもの、お茶の濃縮液に、該お茶の濃縮液より溶解物質含有率の小さいお茶若しくはお茶以外の溶液を混合したものを包含する。
本発明において、不織布に含有されるお茶の乾燥物の量を多くすると、つまり、お茶の溶解物質の量を多くすると、お茶の溶解物質を、不織布全体にかつ十分に付着させることができ、不織布における大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属、連鎖球菌及びレジオネラ属等の細菌の増殖を長時間に亙って抑制することができる。このように、本発明は、茶葉はもとより、茶殻及び茶殻残留廃液中の溶解物質を抽出して、茶殻中で有害とされるタンニン、サポニン、さらに亜鉛等の溶解物質を不織布に含有させ、該溶解物質の有する細菌の増殖を抑制する性質並びに脱臭及び消炎作用を行う性質を不織布に付与させるものである。お茶の溶解物質含有率が大きいときは、噴霧等により不織布に塗布される噴霧量が一定量であっても、不織布に含有される溶解物質の量は、必然的に多くなる。
本発明において、不織布のウエブは、従来の不織布と同様に、有機繊維、例えば、綿、羊毛、パルプ、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ビスコースレーヨン繊維若しくはキュプラレーヨン繊維、又はこれら有機繊維の中の二種以上の有機繊維を絡合して形成することができる。また本発明において、不織布のウエブは、有機繊維に有機繊維廃材を加えて絡合して形成することができる。このような、有機繊維廃材としては、綿廃材、羊毛廃材、パルプ廃材、ポリプロピレン繊維廃材、ポリエチレン繊維廃材、ナイロン繊維廃材、ビニロン繊維廃材、ポリエステル繊維廃材、ビスコースレーヨン繊維廃材若しくはキュプラレーヨン繊維廃材、又はこれらの有機繊維廃材の中の二種以上の有機繊維廃材がある。
また、本発明において、乾式法及び湿式法において、有機繊維若しくは有機繊維廃材、又は有機繊維及び有機繊維廃材は、不織布の素材即ち原料として使用することができる。また、有機繊維若しくは有機繊維廃材、又は有機繊維及び有機繊維廃材は、有機質の廃棄物若しくは繊維質の廃棄物、又は有機質の廃棄物及び繊維質の廃棄物を混合して、不織布の素材として使用することができる。不織布の製造に使用される有機繊維、有機繊維廃材、有機質の廃棄物及び繊維質の廃棄物は、異なる供給路で夫々別々に供給してもよいが、予め混合しておいて、混合物の形で供給してもよい。吸水性樹脂を素材として使用しない場合においても、また、吸水性樹脂を素材として使用する場合においても、不織布は、乾式叉は湿式により製造することができる。
乾式法において使用される繊維質の廃材としては、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木粉、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材若しくは失禁パッド廃材、又は二種以上のものを組み合わせて不織布の素材とすることができる。
また乾式法において、同様に使用される有機質の廃材としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、おむつ廃材、紙おむつ廃材、便座シート廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用吸収体廃材若しくは野菜輸送用吸収体廃材、又はこれらの二種以上のものを組み合わせて不織布の素材とすることができる。有機質の廃棄物及び繊維質の廃棄物は、3mm以下の粒度、好ましくは1mm以下の粒度に粉砕されて不織布の素材とされる。
この不織布において、乾式法で使用される紙粉は、粉状の紙であり、また、吸水性樹脂を含んでもよい紙粉であり、例えば、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉、及び集塵ロスの紙粉、並びに紙おむつ、生理用ナプキン、ショルダーパッド、バストパッド、ヒップパッド、失禁パッド、乳パッド又は汗パッド等のパッド類及び衛生材料製造時に発生する高吸水性樹脂を含む紙粉である。
本発明は、このように、缶入り若しくはパック入りのウーロン茶、紅茶又は緑茶等のお茶の製造業において多量に発生する烏龍茶、紅茶又は緑茶の茶殻に含有されている廃棄上有害とされる成分を活用して、衛生状態が、汗等により湿っても、長時間に亙って良好な状態に保つことができる不織布を提供することができる。
また、本発明においては、廃物を利用して製造した一種以上のお茶の濃縮液を、不織布の一方の面に塗布し、前記濃縮液が塗布された不織布を乾燥して、前記お茶の乾燥物を含有する不織布を製造するので,使用時における衛生状態が顕著に良好な不織布を、廃物を利用して、比較的廉価に製造することができる。
図1は、本発明の一実施例の湿式不織布製造工程の円網抄造方式による不織布の製造工程の概略を示す模式的工程図である。
緑茶の茶葉2kgに25リットルの水を加え加熱し95℃の沸騰水で10分間浸煮立てて、全量を遠心分離器に掛けて、緑茶の抽出残渣(茶殻)を遠心分離して、溶解物質濃度がBrix4.8%の緑茶抽出液19リットルを得た。この抽出液を、緑茶抽出液採集槽に入れた。
緑茶の茶葉2kgに21リットルの水を加え加熱し95℃の沸騰水で10分間浸煮立てて、全量を遠心分離器に掛けて、緑茶の抽出残渣(茶殻)を遠心分離して、溶解物質濃度がBrix4.0%の緑茶抽出液15リットルを得た。この抽出液を、例1の緑茶抽出液が入れられている緑茶抽出液採集槽に加えた。
緑茶の茶葉2kgに21リットルの水を加え加熱し95℃の沸騰水で10分間浸煮立てて、全量を遠心分離器に掛けて、緑茶の抽出残渣(茶殻)を遠心分離して、緑茶抽出液15リットルを得た。この抽出液を、例1及び例2の緑茶抽出液が入れられている緑茶抽出液採集槽に加えた。緑茶抽出液採集槽に入れた緑茶抽出液は、合計で49リットルであり、その緑茶の溶解物質濃度はBrix5%であった。
本例の緑茶の濃縮液についての抗菌力試験によると、48時間後及び72時間後において、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属、レンサ球菌及びレジオネラ属の細菌について細菌の増殖抑制効果がみられた。
この緑茶抽出液の濃縮液の分析試験項目及び測定結果は次のとおりであった。
表1.分析試験項目 分析結果
タンパク質 0.3g/100g
脂質 0.1g/100g
灰分 0.5g/100g
無水カフェイン 0.27g/100g
リン 19.0mg/100g
鉄 0.39mg/100g
カルシウム 34.5mg/100g
カリウム 209mg/100g
ナイアシン 0.80mg/100g
タンニン(タンニン酸として) 1.37g/100g
カテキン 50mg/100g
ケルセチン 2.0mg/100g
亜鉛 245g/
なお、市販飲料の緑茶における緑茶の溶解物質濃度はBrix0.2%であった。
例3で調製した緑茶の濃縮液を、不織布への噴霧用の緑茶の濃縮液した。この不織布噴霧用の緑茶の濃縮液を、不織布製造工程において、ピックアップロールでドライパート側に移された湿った不織布(含水率60%)に、不織布1m2あたり7mlの割合で噴霧した。緑茶の濃縮液が噴霧された不織布は乾燥筒で乾燥された。乾燥して得られた不織布は、緑茶の乾燥物を、不織布1m2あたり0.28g含有していた。
紅茶の茶葉3kgに30リットルの水を加え加熱し96℃の沸騰水で15分間煮立てて、この煮立てた液の全量を遠心分離器に掛けて、紅茶の抽出残渣(紅茶の茶殻)を遠心分離し、ここで得られた紅茶の溶解物質濃度Brix4.0%の第一紅茶抽出液を紅茶抽出液採集槽に入れ、次いで、新しい紅茶の茶葉2kgに21リットルの水を加え加熱し96℃の沸騰水で15分間煮立てて、煮立てた液の全量を遠心分離器に掛けて、紅茶の抽出残渣を遠心分離し、ここで得られた第二紅茶抽出液を、前記紅茶抽出液採集槽の第一紅茶抽出液に加え、さらに、新しい紅茶の茶葉3kgに30リットルの水を加え加熱し96℃の沸騰水で10分間煮立てて、煮立てた液の全量を遠心分離器に掛けて、紅茶の抽出残渣を遠心分離し、ここで得られた第三紅茶抽出液を紅茶抽出液採集槽中の第一及び第二紅茶抽出液に加えて、紅茶抽出液採集槽に、紅茶の溶解物質濃度がBrix5%の紅茶抽出液50リットルを得た。
本例の紅茶の濃縮液についての抗菌力試験によると、48時間後及び72時間後において、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌及びレジオネラ属の細菌について細菌の増殖抑制効果がみられた。
この紅茶抽出液の分析試験項目及び測定結果は次のとおりであった。
表2.分析試験項目 分析結果
タンパク質 0.4g/100g
脂質 0.2g/100g
灰分 0.5g/100g
無水カフェイン 0.27g/100g
脂質 0.2g/100g
灰分 0.5g/100g
リン 19.0mg/100g
鉄 0.12mg/100g
カルシウム 3.5mg/100g
カリウム 201mg/100g
ナイアシン 0.69mg/100g
タンニン(タンニン酸として) 1.29g/100g
カテキン 15mg/100g
ケルセチン 4.4mg/100g
亜鉛 535μg/100g
なお、市販飲料の紅茶における紅茶の溶解物質濃度はBrix0.8%であった。
例5で調製した紅茶の濃縮液を、不織布への噴霧用の緑茶の濃縮液した。この不織布噴霧用の紅茶の濃縮液を、不織布製造工程において、ピックアップロールでドライパート側に移された湿った不織布(含水率60%)に、不織布1m2あたり7mlの割合で噴霧した。紅茶の濃縮液が噴霧された不織布は乾燥筒で乾燥された。乾燥して得られた不織布は、紅茶の乾燥物を、不織布1m2あたり0.28g含有していた。
したがって、本発明によると、茶殻から、タンニン等が分離除去されるので、廃棄可能であり、しかも、従来、残留廃液のタンニン等の成分により有効に使用することができなかった茶殻を、有効に活用することができ、活性汚泥処理等による茶殻処理を必要としないで済むこととなり、缶入り又はパック入りお茶等の飲料製造工場において、抽出残渣処理工程を省くことができる。
2 抄造槽
3 円網
4 薄層
5 第一毛布
6 クーチロール
7 不織布層
8 吸引箱
9 プレスロール
10 案内ロール
11 ピックアップロール
12 湿った不織布
13 案内ロール
14 タッチロール
15 第二毛布
16 乾燥筒
17 不織布
18 噴霧器
19 噴霧箇所
20 洗浄水噴射ノズル
21 第一清浄化工程
22、23及び25 プレスロール
24、26、27、及び28 張力調整ロール
29、30、32、33及び35 回転方向
31及び34 移動方向
Claims (12)
- 有機繊維廃材、有機質の廃棄物若しくは繊維質の廃棄物、又は有機繊維廃材、有機質の廃棄物及び繊維質の廃棄物の中の二種以上を含有し、これに、坪量が18g/m2の不織布を基準として、不織布の1平方メートルあたり0.1グラム以上のお茶の乾燥物を含有して形成されていることを特徴とする不織布。
- 有機繊維が、綿、羊毛、パルプ、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ビスコースレーヨン繊維若しくはキュプラレーヨン繊維、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項1に記載の不織布。
- 有機繊維廃材が、綿廃材、羊毛廃材、パルプ廃材、ポリプロピレン繊維廃材、ポリエチレン繊維廃材、ナイロン繊維廃材、ビニロン繊維廃材、ポリエステル繊維廃材、ビスコースレーヨン繊維廃材若しくはキュプラレーヨン繊維廃材、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項1又は2に記載の不織布。
- 繊維質の廃棄物が、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項5に記載の不織布。
- 有機質の廃棄物が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、便座シート廃材、おむつ廃材、紙おむつ廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用吸水体廃材若しくは野菜輸送用吸水体廃材、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項3に記載の不織布。
- 不織布が、界面活性剤を含有していることを特徴とする請求項1に記載の不織布。
- 湿式法又は乾式法で製造され、有機繊維、有機繊維廃材、有機質の廃棄物若しくは繊維質の廃棄物又は有機繊維、有機繊維廃材有機質の廃棄物及び繊維質の廃棄物の中の二以上を含有し、これにさらに高吸水性樹脂を含有する不織布に、お茶の濃縮液を塗布し、乾燥することにより、坪量が18g/m2の不織布を基準として、不織布の1平方メートルあたり0.1グラム以上のお茶の乾燥物を含有させることを特徴とする不織布の製造方法。
- 有機繊維が、綿、羊毛、パルプ、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ビスコースレーヨン繊維若しくはキュプラレーヨン繊維、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項7に記載の不織布の製造方法。
- 有機繊維廃材が、綿廃材、羊毛廃材、パルプ廃材、ポリプロピレン繊維廃材、ポリエチレン繊維廃材、ナイロン繊維廃材、ビニロン繊維廃材、ポリエステル繊維廃材、ビスコースレーヨン繊維廃材若しくはキュプラレーヨン繊維廃材、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項7に記載の不織布の製造方法。
- 有機質の廃棄物が、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、おむつ廃材、紙おむつ廃材、便座シート廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用吸水体廃材若しくは野菜輸送用吸水体廃材、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項7に記載の不織布の製造方法。
- 繊維質の廃棄物が、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二種以上のものを包含することを特徴とする請求項7に記載の不織布の製造方法。
- 不織布が界面活性剤を含有していることを特徴とする請求項7に記載の不織布の製造方法。
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