JPH111896A - 衛生シーツ及びその製法 - Google Patents

衛生シーツ及びその製法

Info

Publication number
JPH111896A
JPH111896A JP10135881A JP13588198A JPH111896A JP H111896 A JPH111896 A JP H111896A JP 10135881 A JP10135881 A JP 10135881A JP 13588198 A JP13588198 A JP 13588198A JP H111896 A JPH111896 A JP H111896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
absorbing
layer portion
paper layer
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10135881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3260321B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ito
伊藤  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiki Co Ltd
Original Assignee
Daiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiki Co Ltd filed Critical Daiki Co Ltd
Priority to JP13588198A priority Critical patent/JP3260321B2/ja
Publication of JPH111896A publication Critical patent/JPH111896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3260321B2 publication Critical patent/JP3260321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Corsets Or Brassieres (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一種以上の茶殻抽出液、茶殻残留廃液及び茶
殻を活用できる、安価な使い捨て衛生シーツ及びその製
造方法。 【解決手段】 上面を形成する透水性の多孔層部、下面
を形成するプラスチック製の不透水性膜部、多孔層部の
下面に接する吸水性の第一紙層部、第一紙層部の下面に
接する吸水性材料粉と吸水性樹脂との配合物を含む吸水
性混合層部並びに吸水性混合層部の下面に接する吸水性
の第二紙層部とを備える。不透水性膜部は、第二紙層部
の下方に配置し、第一紙層部、混合層部及び第二紙層部
の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶殻
抽出液の乾燥物又は一種以上の茶殻抽出液の乾燥物を含
ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、紙おむつ
廃材、生理用ナプキン廃材等の有機物廃材を利用した衛
生シーツに関し、特に、寝具用シーツ、マスク、アイマ
スク、トイレットペーパー、ティッシュ、弁座シート、
座席用ヘッドカバー、枕カバー、おむつ、紙おむつ及び
動物用紙おむつ、生理用ナプキン、動物用生理用ナプキ
ン、乳パッド、汗パッド、失禁パッド及び動物用シーツ
に使用できる衛生シーツに関する。また、本発明は、長
時間使用して衛生状態を保持することができる使い捨て
の衛生シーツに関し、特に、特に、寝具用シーツ、マス
ク、アイマスク、トイレットペーパー、ティッシュ、弁
座シート、座席用ヘッドカバー、枕カバー、おむつ、紙
おむつ、動物用紙おむつ、生理用ナプキン、動物用生理
用ナプキン、乳パッド、汗パッド、失禁パッド及び動物
用シーツに使用できる使い捨ての衛生シーツに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛生用シーツは、寝具用シー
ツ、紙おむつ、生理用ナプキン、乳パッド、汗パッド、
失禁パッド、おむつ及びペット用シーツなどに使用され
ている。例えば、寝具用シーツは、ベッドや敷布団の上
に敷いて、ベッドや布団の耐久性を保ち、ベッドや布団
を清潔に維持するために用いられている。就寝中にも、
人間の皮膚からは、汗以外に水分が絶えず外に排泄され
ており、これらの水分は、寝床や寝衣に吸い取られるの
で、例えば、寝具用シーツには、保温性及び適度の吸湿
性を備えることが要求される。
【0003】また、寝具用シーツや寝具は、吸湿性や吸
水性の高い繊維で形成されるので、皮膚表面から脱落し
た角化した角質層や皮膚に付着した塵に皮膚の皮脂や汗
などによる垢などが付着して、汚染され易く、病原菌が
増殖することとなり、特に、蓐瘡等の場合に問題であ
る。そこで、寝具用シーツや寝具については、常に清潔
さを保つために、常に清浄さが保てるように、頻繁に取
り替えて、繰り返し使用できるように、洗濯に強い木綿
等が素材として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木綿製等の寝
具用シーツの場合、取り替える度毎に、洗濯されるが、
比較的嵩ばるのと、汚れの程度が相違し、また洗濯によ
り清浄にできる程度も相違するので、自動洗濯機等によ
るとしても、希望するように清潔にすることは難しく、
またそのようにするには多くの手間を要して問題であ
る。そこで、パルプ粉砕物に粉状の高吸水性樹脂を含有
保持させた吸水層を設けた使い捨ての寝具用シーツが使
用されている。しかし、パルプ粉砕物が、従前に比して
入手困難であり、比較的高価であるために、使い捨ての
寝具用シーツは、パルプ粉砕物の使用量を減らし、この
パルプ粉砕物の減った分の吸水能を高吸水性樹脂で補っ
て形成されている。そのために、寝具用シーツは、比較
的薄く形成されることとなり、弾力性に乏しく、比較的
堅いものとなり、問題とされている。また、パルプ粉砕
物を補うために加えられた高吸水性樹脂の発熱量は、減
らしたパルプ粉砕物の発熱量に比してかなり低いため
に、使用後で濡れたシーツなどの場合には、燃料を加え
ないと燃焼が維持できなくなり、外部から熱を与えなけ
れば焼却できなくなり問題である。
【0005】一方、缶入りのお茶及びパック入りのお茶
の製造業から排出される、お茶の浸出滓の茶殻、及び該
茶殻に残留して茶殻から滲出する茶殻残留廃液は膨大な
量に上っている。しかし、茶殻はかなりの量の茶殻残留
液を含むために、堆肥等に有効利用するにも、その処理
が難しく、問題とされている。しかも、茶殻残留廃液に
は、タンニン類が含まれているために、その侭廃棄でき
ず、廃棄するには、活性汚泥法等により無害化処理をし
なければならず、またその沈殿物は専ら焼却処理しなけ
ればならず問題とされている。本発明は、従来の寝具用
シーツ等の再使用の際に多くの手間を要する問題点を解
決すると共に、缶入りのお茶及びパック入りのお茶の製
造工程で発生する茶殻及び茶殼残留廃液の処理を目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ウーロン茶
を抽出した茶殻について水又は湯により浸出した茶殻抽
出液が、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌及び連
鎖球菌の増殖を24時間以上に亙って阻害することを発
見し、また緑茶を抽出した茶殻について水又は湯により
浸出した茶殻抽出液が、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌
及び連鎖球菌の増殖を24時間に亙って阻害することを
発見し、さらに紅茶を抽出した茶殻について水または湯
により浸出した茶殼抽出液が、黄色ブドウ球菌及び連鎖
球菌の増殖を24時間に亙って阻害することを発見して
本発明に至った。本発明は、一種以上の茶殻抽出液、即
ち一種以上の茶殻残留廃液を含む茶殻の浸出液、又は前
記一種以上の茶殻を常温水又は常温より高い温度の加熱
水により浸出した茶殻抽出液、この再浸出された茶殻の
混合物を、吸水性の紙層部、吸水性材料粉と吸水性樹脂
の混合層部、或いは吸水性の紙層部と前記混合層に含浸
保持させて乾燥して得られる衛生的に優れた衛生シーツ
を提供するものであり、また、一種以上の茶殻抽出液、
茶殻残留廃液及び茶殻を活用できる、安価な使い捨て衛
生シーツを提供することを目的としている。
【0007】即ち、本発明は、一種以上の茶殻抽出液の
乾燥物を含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴と
する衛生シーツにあり、また、本発明は、一種以上の茶
殻抽出液の乾燥物及び吸水性樹脂を含む吸水性の紙層部
を備えていることを特徴とする衛生シーツにあり、さら
に、本発明は、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物と、並び
に吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物とを
含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生
シーツにあり、さらにまた、本発明は、吸水性の紙層部
と、前記吸水性の紙層部の面に接して位置する、吸水性
材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性
混合層部とを備えており、前記吸水性の紙層部又は前記
吸水性混合層部、或いは、前記吸水性の紙層部並びに前
記吸水性混合層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物が
含まれていることを特徴とする衛生シーツにある。
【0008】さらに、本発明は、上面を形成する透水性
の多孔層部と、下面を形成するプラスチック製の不透水
性膜部と、前記多孔層部の下面に接して位置する吸水性
の紙層部と、前記紙層部の下面に接して位置する、吸水
性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水
性混合層部を備えており、前記不透水性膜部は、前記吸
水性混合層部の下方に位置して配置されており、前記紙
層部又は前記吸水性混合層部、或いは、前記紙層部及び
前記吸水性混合層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物
が含まれていることを特徴とする衛生シーツにあり、ま
た、本発明は、上面を形成する透水性の多孔層部と、下
面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記多
孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層部と、
該第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料粉及
び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合層部
と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する吸水性の
第二紙層部とを備えており、前記不透水性膜部は、前記
第二紙層部の下方に位置して配置され、前記第一紙層
部、前記吸水性混合層部及び第二紙層部の中の少なくと
も何れか一つの層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物
が含まれていることを特徴とする衛生シーツにあり、さ
らにまた、本発明は、上面を形成する透水性の多孔層部
と、下面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、
前記多孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層
部と、前記第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性
材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性
混合層部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する
吸水性材料粉層部と、該吸水性材料粉層部の下面に接し
て位置する吸水性の第二紙層部とを備えており、前記不
透水性膜部は、該第二紙層部の下方に位置して配置さ
れ、前記第一紙層部、前記吸水性混合層部及び第二紙層
部の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶
殻抽出液の乾燥物が含まれていることを特徴とする衛生
シーツにある。
【0009】さらに、本発明は、一種以上の茶殻抽出液
の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終えた一種以上の
茶殻の乾燥物を含む吸水性の紙層部を備えていることを
特徴とする衛生シーツにあり、また、本発明は、一種以
上の茶殻抽出液の乾燥物、茶殼についての抽出を終えた
一種以上の茶殻の乾燥物及び吸水性樹脂を含む吸水性の
紙層部を備えていることを特徴とする衛生シーツにあ
り、さらに、本発明は、一種以上の茶殻抽出液の乾燥
物、茶殻についての抽出を終えた一種以上の茶殻の乾燥
物、吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を
含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生
シーツにあり、さらにまた、本発明は、吸水性の紙層部
と、前記吸水性の紙層部の面に接して位置する吸水性材
料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混
合層部を備えており、前記吸水性の紙層部に、一種以上
の茶殻抽出液の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終え
た一種以上の茶殻の乾燥物を含むことを特徴とする衛生
シーツにある。
【0010】さらに加えて、本発明は、上面を形成する
透水性の多孔層部と、下面を形成するプラスチック製の
不透水性膜部と、前記多孔層部の下面に接して位置する
吸水性の紙層部と、前記紙層部の下面に接して位置す
る、吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を
含む吸水性混合層部を備えており、前記不透水性膜部
は、前記吸水性混合層部の下方に位置して配置されてお
り、前記紙層部又は前記吸水性混合層部、或いは前記紙
層部及び前記吸水性混合層部に、一種以上の茶殻抽出液
の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終えた一種以上の
茶殻の乾燥物が含まれていることを特徴とする衛生シー
ツにあり、また、本発明は、上面を形成する透水性の多
孔層部と、下面を形成するプラスチック製の不透水性膜
部と、前記多孔層部の下面に接して位置する吸水性の第
一紙層部と、該第一紙層部の下面に接して位置する、吸
水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸
水性混合層部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置
する吸水性の第二紙層部とを備えており、前記不透水性
膜部は、前記第二紙層部の下方に位置して配置されてお
り、前記第一紙層部、前記吸水性混合層部及び第二紙層
部の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶
殻抽出液の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終えた一
種以上の茶殻の乾燥物を含むことを特徴とする衛生シー
ツにあり、さらにまた、上面を形成する透水性の多孔層
部と、下面を形成するプラスチック製の不透水性膜部
と、前記多孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一
紙層部と、前記第一紙層部の下面に接して位置する、吸
水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸
水性混合層部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置
する吸水性材料粉層部と、該吸水性材料粉層部の下面に
接して位置する吸水性の第二紙層部とを備えており、前
記不透水性膜部は、該第二紙層部の下方に位置して配置
されており、前記第一紙層部、前記吸水性混合層部及び
第二紙層部の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種
以上の茶殻抽出液の乾燥物、及び茶殻についての抽出を
終えた一種以上の茶殻の乾燥物を含むことを特徴とする
衛生シーツにある。さらに加えて、本発明は、第一の紙
層部の上に、吸水性材料粉及び吸水性樹脂粉の配合物又
は吸水性繊維を載せ、その上に第二の紙層部を配置し
て、積層物を形成し、この積層物を加圧して一体に形成
し、この一体に形成された積層物をプラスチック製の不
透水性膜部材の上に載せ、第一の紙層部の上に、透水性
の多孔層部材を載せ、この積層物を加圧して一体に形成
することを特徴とする衛生シーツの製造方法にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の衛生シーツは、寝具用シ
ーツ、マスク、アイマスク、トイレットペーパー、ティ
ッシュ、弁座シート、座席用ヘッドカバー、枕カバー、
紙おむつ、動物用紙おむつ、生理用ナプキン、動物用生
理用ナプキン、乳パッド、汗パッド、失禁パッド及び動
物用シーツに使用でき、長時間に亙って良好な衛生状態
を保持することができるものである。本発明において、
衛生シーツは、寝具用シーツ、マスク、アイマスク、ト
イレットペーパー、ティッシュ、弁座シート、座席用ヘ
ッドカバー、枕カバーに使用できる衛生シーツであり、
有機物廃材を原料として、安価に製造することができ、
使い捨て用素材に適している。さらにまた、本発明の衛
生シーツは、透水性の多孔層部と、プラスチック製の不
透水性膜部の間に配置できるように形成して、寝具用シ
ーツ、使い捨て用のおむつ、紙おむつ、動物用紙おむ
つ、生理用ナプキン、動物用生理用ナプキン、乳パッ
ド、汗パッド、失禁パッド及び動物用シーツとすること
ができる。本発明において、動物用シーツは、従来の動
物用シーツと同様に、排泄用として使用されるものであ
るが、その他に、休養及び就寝用として使用されるもの
である。
【0012】本発明において、寝具用シーツ、紙おむ
つ、動物用紙おむつ、生理用ナプキン、動物用生理用ナ
プキン、乳パッド、汗パッド及び動物用シーツとする場
合には、その上面は、多孔層部、例えばポリプロピレン
樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、ビニロン樹脂
等のプラスチック繊維製又はレーヨン繊維製の不織布層
部又はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等のプラスチック製の多孔膜で形成することが
でき、下面の不透水性膜部は、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等のプラスチック製の不透水性膜で形成
することができる。本発明において、前記多孔層部の下
には、その下面に接して第一の吸水性の紙層部を設ける
ことができる。
【0013】本発明において、吸水性の紙層部は、ティ
シュペーパ、ちり紙、トイレットペーパ、紙おむつ、生
理用ナプキン又はタンポン或いはそれらに使用される生
理用紙、タオル用紙などの衛生用紙で形成され、クレー
プを付して形成されるのが、良好な吸水性を確保できる
ので好ましい。本発明においては、前記吸水性の紙層部
の下面に接して高吸水性樹脂及び吸水性材料粉を混合物
として又は混合物としないで含有する吸水性混合層部を
設けることができる。この吸水性混合層部には、綿状パ
ルプ層の間に高吸水性樹脂が挟持され、その表裏両面に
吸水紙が設けられている所謂ポリマーシートを使用する
ことができる。ポリマーシートを使用する場合には、多
孔層の下面に接する吸水性の紙層部及び不透水性膜部上
面に節する吸水性の紙層部を省略することができる。
【0014】本発明において、吸水性混合層部には、吸
水性材料粉砕物及び吸水性樹脂が配合された配合物を含
んでいる。例えば、乳パッド廃材、失禁パッド廃材、紙
おむつ廃材や生理用ナプキン廃材等の衛生シーツ廃材な
どの有機物廃材は、紙粉及び吸水性樹脂の他に、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、レーヨン及び合成ゴム材を含
有しているので、例えば、乳パッド廃材、失禁パッド廃
材、紙おむつ廃材や生理用ナプキン廃材を、例えば5m
m以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度に粉砕し
て、このような配合物として、その侭使用することがで
き、また、このように粉砕した紙おむつ廃材や生理用ナ
プキン廃材の粉砕物を、分級機により、プラスチック類
を含む紙粉及び高吸水性樹脂に分級し、これらの分級産
物を適宜の割合に配合したものを、前記配合物として使
用することができる。このようなプラスチック類を含む
材料の、5mm以下の、好ましくは3mm以下の粒度の
粉砕物を、衛生シートの素材とすることにより、衛生シ
ートの保水性を高めると共に、衛生シートの燃焼熱を高
めることができる。
【0015】本発明において、吸水性樹脂は、不良品の
吸水性樹脂、高吸水性樹脂廃材、比較的吸水性能の小さ
い吸水性樹脂及び吸水性能の高い高吸水性樹脂を意味す
る。しかし、吸水性の高いものを使用すると、使用量を
少なくできるので好ましい。また、本発明において、吸
水性材料は、比較的高い吸水性を有する、機械パルプ、
化学パルプ、セミケミカルパルプ、綿状パルプ等の木材
パルプの粉砕物、古紙パルプの粉砕物、木粉、紙粉、チ
タン紙及びパンチ屑などの屑紙の粉砕物、紙おむつ廃材
の粉砕物、生理用ナプキン廃材の粉砕物、乳パッド廃材
の粉砕物、並びに失禁パッド廃材の粉砕物などを使用す
ることができる。紙おむつ廃材の粉砕物、生理用ナプキ
ン廃材の粉砕物、乳パッド廃材の粉砕物、並びに失禁パ
ッド廃材の粉砕物は、その侭、前記吸水性混合層部の配
合物として使用できるが、吸水性材料粉砕物としても使
用することができる。この場合は、さらに高吸水性樹脂
又は吸水性繊維を配合して配合物とすることになる。
【0016】本発明において、紙粉は、粉状の紙又は吸
水性樹脂を含む粉状の紙であり、例えば、製本時に発生
する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程にお
いて発生する紙粉、及び集塵ロスの紙粉、並びに紙おむ
つ、生理用ナプキン、ショルダーパッド、バストパッ
ド、ヒップパッド、失禁パッド、乳パッド又は汗パッド
等のパッド類及び衛生材料製造時に発生する高吸水性樹
脂を含む紙粉を意味する。木材パルプに、木粉及びパン
チ屑の粉砕物を加える場合には、木粉及びパンチ屑の粉
砕物の量は、木材パルプの3〜20重量%以下、好まし
くは3〜10重量%以下である。また、本発明において
は、前記混合層部の下面に接して吸水性材料層部を設け
ることができ、さらに該木材パルプ層部の下面に接して
第二の吸水性の紙層部を設けることができる。
【0017】本発明において、茶殻抽出液は、茶殻を抽
出した抽出液、又は浸出後の茶殻に含有される茶殻残留
廃液、或いはこれらの混合物を意味する。一種以上の茶
殻抽出液は、パック入り又は缶入りのウーロン茶、緑茶
及び紅茶製造時に抽出滓として排出される茶殻を常温水
で又は常温より高い温度の加熱水で浸出して製造するこ
とができる。パック入り又は缶入りのウーロン茶、緑茶
及び紅茶製造時に抽出滓として排出される茶殻は、一般
に、茶殻残留廃液を含んで排出されるが、本発明におい
て、茶殻は、茶殻残留廃液を含んでいてもよく、脱水又
は乾燥されていても良い。茶殻についての抽出を終えた
茶殻は、茶殻についての浸出後の茶がらであり、残留廃
液を含んでいてもよく、脱水又は乾燥されていても良
い。本発明において、一種以上の茶殻抽出液は、緑茶、
ウーロン茶又は紅茶の抽出残渣を常温で又は常温より高
い温度の加熱水で浸出して製造することができる。
【0018】本発明において、衛生シーツは、一種以上
の茶殻抽出液を、噴霧法、塗布法又は浸漬法等により含
浸させた吸水性の紙層等の紙層部を、乾燥することによ
り製造することができる。乾燥する過程で、吸水性の紙
層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物を含有させるこ
とができる。本発明において、衛生シーツは、一種以上
の茶殻抽出液、或いは該茶殻抽出液に異種の一種以上の
茶殻の茶殼抽出液又は同種又は異種の茶殻の茶殻残留廃
液を混ぜた一種以上の茶殻抽出液と一種以上の茶殻残留
廃液の混合液、或いは茶殻抽出液に、該抽出液と同種又
は異種の茶殻を混ぜた一種以上の茶殻抽出液と一種以上
の茶殻との懸濁状混合物を、噴霧法、塗布法又は浸漬法
等により含浸させた吸水性の紙層等の紙層部を、乾燥す
ることにより製造でき、一種以上の茶殻抽出液の乾燥
物、或いは、一種以上の茶殻抽出液と一種以上の茶殻残
留廃液の混合液の乾燥物、或いは一種以上の茶殼抽出液
の乾燥物と茶殻乾燥物の混合物を含有する、吸水性の紙
層等の紙層部を有するものである。
【0019】本発明において、茶殻を混合し又は混合し
ない一種以上の茶殻抽出液、又は一種以上の茶殻残留廃
液或いは茶殻を混合し又は混合しない、一種以上の茶殻
抽出液及び一種以上の茶殻残留廃液を、印刷インキ組成
物と配合して印刷インキに形成することができ、又はこ
の印刷インキに適当な着色材を配合して、印刷用カラー
インキに形成することができる。印刷用カラーインキの
場合には、吸水性の紙層部面に全般に亙って所望の模様
及び文字を印刷でき、例えば、装飾模様、並びに商業宣
伝用の模様及び文字を吸水性の紙層部に印刷することが
できる。吸水性の紙層部に含浸させる、一種以上の茶殻
抽出液における茶殼抽出液の濃度、茶殻抽出液と茶殻残
留廃液の混合液における茶殻抽出液の濃度、或いは一種
以上の茶殼抽出液と茶殻の混合物における茶殼抽出液の
濃度は、抽出時において使用される茶殻の単位重量に対
する抽出に使用する浸出液の水の容量を変えて調整する
ことができる。一種以上の茶殻抽出液における茶殻抽出
液の濃度、茶殻抽出液と茶殻残留廃液の混合液における
混合割合、或いは一種以上の茶殻抽出液と茶殻の混合物
における混合割合は、細菌の増殖の抑制効果が発揮でき
るように、適宜変えることができる。茶殻は、抽出され
易いので、比較的短時間で抽出することができる。しか
し、抽出時間は、2時間以内、特に1時間以内とする
と、抽出時間を少なくできるので好ましい。
【0020】本発明において、衛生シーツの吸水性混合
層部には、紙おむつ、生理用ナプキンや動物用シーツな
どの衛生シーツに、吸水性を保持させるために、高吸水
性樹脂が使用され、又は高吸水性樹脂が配合された紙粉
や綿状パルプが使用される。この場合の高吸水性樹脂の
使用量は、生理用ナプキン及び動物用シーツの場合で、
全量に対し、5乃至15重量%、好ましくは、7乃至1
0重量%であり、紙おむつの場合で、全量に対し、20
〜40重量部%、好ましくは25乃至35重量%であ
る。
【0021】本発明において使用される高吸水性樹脂
は、人工尿で自重の30倍から100倍程度の水を吸収
しても、形を保持できる樹脂であるのが好ましい。この
ような高吸水性樹脂としては、例えば、ビニルエステル
とエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重
合体鹸化物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、ポリ
アクリル酸の架橋物、ビニルアルコールとアクリル酸の
共重合体、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、カ
ルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリエチレングリ
コールの架橋物、キトサンの塩又はプルランのゲルなど
がある。これらは、吸水性材料粉に単独で又はこれら2
種以上を混合して使用される。
【0022】本発明において、高吸水性樹脂は、例え
ば、不良品としての紙おむつ又は生理用ナプキン、或い
は紙おむつ又は生理用ナプキン裁断屑、或いは紙おむつ
廃材から回収された高吸水性樹脂含有物を使用すること
ができる。このような回収された高吸水性樹脂は、人工
尿に対して、吸水倍率が10〜30g/gとその吸水性
能は乏しいが、動物用シーツでは、この程度の吸水効果
で十分使用できることがわかった。使用する高吸水性樹
脂の粒度は、50乃至500μmであるのが好ましい。
【0023】また、本発明においては、検査不良の紙お
むつ及び紙おむつ裁断屑等の紙おむつ廃材を、吸水性混
合層部に使用される。紙おむつ廃材は、綿状パルプ即ち
紙粉及び高吸水性樹脂分を、例えば70重量%含有する
が、不透水性膜等にプラスチック材料及びゴム材料が5
〜15重量%ほど使用されているが、プラスチック材料
やゴム材料の、5mm以下の粒度、好ましくは3mm以
下の粒度に粉砕された粉砕物は、水の保水性を有するの
で、吸水性混合層部に使用できることが分かった。しか
も、プラスチック材料やゴム材料の吸水性混合層部への
配合は、プラスチック材料及びゴム材料の発熱量が大き
いので、紙おむつ廃材の粉砕物を、吸水性混合層部に配
合したシーツは、使用後においてもシーツを燃焼できる
発熱量を有することができるので好ましい。
【0024】本発明において、衛生シーツは、茶殻抽出
液の乾燥物が含まれている吸水性の紙層部を備えている
ので、緑茶、ウーロン茶や紅茶等のお茶の茶殻抽出液の
乾燥物の作用により、汗等により湿っても、吸水性に優
れ、且つ細菌の増殖が抑えられ、長時間に亙って、衛生
的な状態を保つことができる。本発明は、このように、
缶入り又はパック入りのウーロン茶、紅茶及び/又は緑
茶等のお茶製造産業において多量に発生するウーロン
茶、紅茶及び緑茶の茶殻及びそれら茶殻の茶殻残留廃液
を衛生シーツの原料として活用して、衛生シーツの衛生
状態を、汗等により湿っても、細菌の増殖を抑えて、長
時間に亙って良好な状態に保つことができる。
【0025】また、本発明においては、上面を形成する
透水性の多孔層部と、下面を形成するプラスチック製の
不透水性膜部と、前記多孔層部の下面に接して位置する
吸水性の第一紙層部と、該第一紙層部の下面に接して位
置する吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物
を含む吸水性混合層部と、該吸水性混合層部の下面に接
して位置する吸水性の第二紙層部とを備えており、前記
不透水性膜部は、前記第二紙層部の下方に位置して配置
されており、前記第一紙層部、前記吸水性混合層部及び
第二紙層部の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種
以上の茶殼抽出液の乾燥物、及び茶殻についての抽出を
終えた一種以上の茶殻の乾燥物を含むので、紙おむつ、
動物用シーツに使用して、排泄した尿の吸収が良く、ま
た保水性が良く、さらに、一種以上の茶殻抽出液の乾燥
物及び一種以上の茶殻抽出液の乾燥物を含有させること
もできるので、使用時のシーツの衛生状態を顕著に良好
なものとすることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明する
が、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限さ
れるものではない。図1は、本発明の一実施例の動物用
シーツの説明図である。図2は本発明の別の一実施例の
動物用シーツの説明図である。図3は、本発明の動物用
シーツを製造する工程を示す概略の工程図である。図1
乃至図3において対応する箇所には同一の符号が付され
ている。
【0027】図1において、動物用シーツ1は、ポリエ
チレンフィルム2(3重量部)の上に高吸水性ポリマー
シート3(17.6重量部)が配置され、その上にウー
ロン茶製造時に発生する茶殻を水で抽出した茶殻抽出液
の乾燥物を含有する吸水紙4(4.7重量部)が配置さ
れ、その上を、ポリプロピレン不織布5(2.2重量
部)で覆い、該ポリプロピレン不織布5の端部は、最下
層の前記ポレエチレンフィルム2の端部とホットメルト
接着剤を介してホットメルト接着されている。
【0028】図2において、動物用シーツ1は、ポリエ
チレンフィルム2(3重量部)の上に吸水紙4(2.1
重量部)が配置され、その上に綿状パルプ6(16.9
重量部)が配置され、その上に、高吸水性樹脂7(3重
量部)が配置され、その上にウーロン茶製造時に発生す
る茶殻を水で抽出した茶殻抽出液の乾燥物及び紅茶茶製
造時に発生する茶殻を水で抽出した茶殻抽出液の乾燥物
を含む印刷インキが印刷されている吸水紙4(4.7重
量部)が配置され、その上を、ポリプロピレン不織布5
(2.2重量部)で覆い、ポリプロピレン不織布5の端
部は、最下層のポレエチレンフィルム2の端部とホット
メルト接着剤を介してホットメルト接着されている。
【0029】図1及び図2に示す実施例においては、一
種又は二種以上の茶殻抽出液の乾燥物を含有させた吸水
紙を使用する事例を示したが、一種又は二種の茶殻抽出
液の乾燥物に同種又は他種類の茶殻の乾燥物をも含有す
る吸水紙を使用することもできる。この場合は、一種以
上の茶殻抽出液の抽出液と一種以上の茶殻の混合物を、
吸水紙に噴霧等により含浸させて、乾燥させて製造する
ことができる。図1及び図2に示す実施例においては、
緑茶の茶殻抽出液としては、含水率60乃至65%の緑
茶の茶殻200gに水500mlを加えて10分間抽出
して得られた緑茶茶殻抽出液を使用し、ウーロン茶の茶
殻抽出液としては、含水率60乃至65%のウーロン茶
の茶殻140gに水350mlを加えて10分間抽出し
て得られたウーロン茶殻抽出液を使用し、紅茶の茶殻抽
出液としては、含水率60乃至65%の紅茶の茶殻21
0gに水525mlを加えて10分間抽して得られた紅
茶茶殼抽出液を使用した。
【0030】これらの茶殻抽出液は、セルロース系素材
で接着剤及び油剤が使用されていない不織布に噴霧され
た。各茶殻抽出液の噴霧の量は、前記不織布について、
一辺の長さが100cmの正方形に切り出して測定され
た。測定結果を次の表1に示す。
【0031】図3において、吸水紙4のロール8は、吸
水紙送り出しローラ9により引き出されて、綿状パルプ
6の供給ローラ10に送られて、粉砕機11で粉砕され
た綿状パルプ6が供給される。綿状パルプ6が供給され
た吸水紙4は、吸水紙4上の綿状パルプ6の量が一定と
なるように調整されている。一種以上の茶殻抽出液(茶
殻の再浸出液)は、噴霧箇所12に送られて、一種以上
の茶殻抽出液を噴霧器13から噴霧される。本例におい
ては、このようにして、一種以上の茶殻抽出液の再抽出
液が、吸水紙4上の一定量の綿状パルプに噴霧される。
一種以上の茶殻抽出液の再抽出液が噴霧された吸水紙4
は、高吸水性樹脂7の散布箇所14に送られる。高吸水
性樹脂7の散布箇所14に送られた一種以上の茶殻抽出
液が噴霧された吸水紙4には、高吸水性樹脂7が高吸水
性樹脂散布機15から散布される。高吸水性樹脂7が散
布された吸水紙4は、上側吸水紙4の供給箇所16に送
られて、吸水紙4のロール8から上方に吸水紙4が載せ
られる。上下に吸水紙4が配置された積層帯状物17
は、エンボス機18に送られてエンボスが形成される。
エンボスが形成された積層帯状物は17は、マットカッ
ター19に送られて、長さ450mmの積層物に切断さ
れる。切断された積層物の下方には、下方からポリエチ
レンフィルム2がポリエチレンフィルム2のロール20
から供給され、積層物はポリエチレンフィルム2の上に
載せられて、ポリプロピレン不織布5を被せる箇所21
に送られる。
【0032】ポリプロピレン不織布5は、ポリプロピレ
ン不織布5のロール22から送られ、途中ホットメルト
接着剤が噴霧器23から噴霧される。ホットメルト接着
剤が噴霧されたポリプロピレン不織布5は、積層物上に
載せられる。ポリプロピレン不織布が載せられた積層物
は、サイドシール機24に送られて、両側部は、圧着さ
れて、ホットメルト接着剤により接着される。両側部が
接着された積層物は、エンドシール機25に送られて長
手方向両端部が接着され、製品カッター26に送られ、
所定の寸法に切断され製品として送られる。製品カッタ
ー26で切断された製品は、折り機によって折られ包装
機により包装されて出荷される。
【0033】本例においては、動物用シーツを例に説明
したが、他の衛生シーツの場合は、紙漉機等により、紙
層部が形成されて乾燥工程に移行する段階で、茶殻抽出
液、例えばウーロン茶の茶殻抽出液が噴霧されて含浸さ
れる。茶殻抽出液が含浸された紙層部は、乾燥機内で高
温で乾燥され、消毒されて衛生シーツとして提供され
る。この場合、茶殻抽出液に、複数種の茶殻抽出液を混
合した混合抽出液を含浸させて乾燥することができる。
このように各種の抽出液を混合することにより、より強
力な微生物の増殖の抑制作用を発揮させることができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明において、衛生シーツは、一種以
上の茶殻抽出液の乾燥物を含む吸水性の紙層部を備えて
いるので、従来のシーツに比して、缶入り及びパック入
りのウーロン茶、緑茶、紅茶の製造時に発生する、例え
ば茶殻残留廃液を含む茶殻についての抽出液の乾燥物の
作用により、汗等の臭いが抑制され、発汗による湿り、
及び細菌の増殖を抑えることができ、長時間に亙って、
衛生的な状態を保つことができる。缶入り及びパック入
りのウーロン茶、緑茶、紅茶の製造時に発生する、例え
ば茶殻残留廃液を含む茶殻を有効に活用することができ
る。
【0035】また、本発明においては、上面を形成する
透水性の多孔層部と、下面を形成するプラスチック製の
不透水性膜部と、前記多孔層部の下面に接して位置する
吸水性の第一紙層部と、該第一紙層部の下面に接して位
置する吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物
を含む混合層部と、該混合層部の下面に接して位置する
吸水性の第二紙層部とを備えており、前記不透水性膜部
は、前記第二紙層部の下方に位置して配置されており、
前記第一紙層部、前記混合層部及び第二紙層部の中の少
なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶殻抽出液の
乾燥物、又は一種以上の茶殻抽出液の乾燥物及び一種以
上の茶殻の乾燥物の混合物を含むので、従来の紙おむ
つ、動物用シーツと比して、排泄した尿により濡れがな
く、尿や体臭による汚臭を抑制することができ、例え
ば、愛玩用の動物用として、休養時、就寝時又は排泄時
に使用して、周囲を良好な衛生状態に保っことができ
る。本発明においては、一種以上の茶殻抽出液の乾燥
物、又は一種以上の茶殻抽出液の乾燥物及び茶殼につい
ての抽出を終えた一種以上の茶殻の乾燥物を使用して、
衛生シーツの使用時の細菌の増殖を抑制するので、大量
の一種以上の茶殻抽出液又は一種以上の茶殻から滲出す
る茶殻残留排液を使用することとなり、従来、活性汚泥
処理等により処理されていた廃液を有効に利用でき、缶
入り又はパック入りのお茶製造時の廃液及び廃物処理工
程を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の動物用シーツの説明図であ
る。
【図2】発明の別の一実施例の動物用シーツの説明図で
ある。
【図3】本発明の動物用シーツを製造する工程を示す概
略の工程図である。
【符号の説明】
1 動物用シーツ 2 ポレエチレンフィルム 3 高吸水性ポリマーシート 4 吸水紙 5 ポリプロピレン不織布 6 綿状パルプ 7 高吸水性樹脂 8 吸水紙4のロール 9 吸水紙送り出しローラ 10 綿状パルプの供給ローラ 11 粉砕機 12 一種以上の茶殻抽出液の再抽出液の噴霧箇所 13 一種以上の茶殻抽出液の再抽出液の噴霧器 14 高吸水性樹脂7の散布箇所 15 高吸水性樹脂7の散布機 16 上側吸水紙4の供給箇所 17 積層帯状物16 18 エンボス機 19 マットカッター 20 ポリエチレンフィルム2のロール 21 ポリプロピレン不織布5を被せる箇所 22 ポリプロピレン不織布のロール 23 ホットメルト接着剤噴霧器 24 サイドシール器 25 エンドシール機 26 製品カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61F 5/48 A41C 3/14 A D21H 17/02 A41B 13/02 N // A41C 3/14 A61F 13/18 381 D21H 3/02 702

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物を含む吸
    水性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生シー
    ツ。
  2. 【請求項2】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物及び吸水
    性樹脂を含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴と
    する衛生シーツ。
  3. 【請求項3】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物と、並び
    に吸水性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物とを
    含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生
    シーツ。
  4. 【請求項4】 吸水性の紙層部と、前記吸水性の紙層部
    の面に接して位置する、吸水性材料粉及び吸水性樹脂が
    配合された配合物を含む吸水性混合層部とを備えてお
    り、前記吸水性の紙層部又は前記吸水性混合層部、或い
    は、前記吸水性の紙層部並びに前記吸水性混合層部に、
    一種以上の茶殻抽出液の乾燥物が含まれていることを特
    徴とする衛生シーツ。
  5. 【請求項5】 上面を形成する透水性の多孔層部と、下
    面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記多
    孔層部の下面に接して位置する吸水性の紙層部と、前記
    紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料粉及び吸水
    性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合層部を備え
    ており、前記不透水性膜部は、前記吸水性混合層部の下
    方に位置して配置されており、前記紙層部又は前記吸水
    性混合層部、或いは、前記紙層部及び前記吸水性混合層
    部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物が含まれているこ
    とを特徴とする衛生シーツ。
  6. 【請求項6】 上面を形成する透水性の多孔層部と、下
    面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記多
    孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層部と、
    該第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料粉及
    び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合層部
    と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する吸水性の
    第二紙層部とを備えており、前記不透水性膜部は、前記
    第二紙層部の下方に位置して配置され、前記第一紙層
    部、前記吸水性混合層部及び第二紙層部の中の少なくと
    も何れか一つの層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物
    が含まれていることを特徴とする衛生シーツ。
  7. 【請求項7】 上面を形成する透水性の多孔層部と、下
    面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記多
    孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層部と、
    前記第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料粉
    及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合層
    部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する吸水性
    材料粉層部と、該吸水性材料粉層部の下面に接して位置
    する吸水性の第二紙層部とを備えており、前記不透水性
    膜部は、該第二紙層部の下方に位置して配置され、前記
    第一紙層部、前記吸水性混合層部及び第二紙層部の中の
    少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶殻抽出液
    の乾燥物が含まれていることを特徴とする衛生シーツ。
  8. 【請求項8】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物、及び茶
    殻についての抽出を終えた一種以上の茶殻の乾燥物を含
    む吸水性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生シ
    ーツ。
  9. 【請求項9】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物、茶殻に
    ついての抽出を終えた一種以上の茶殻の乾燥物及び吸水
    性樹脂を含む吸水性の紙層部を備えていることを特徴と
    する衛生シーツ。
  10. 【請求項10】 一種以上の茶殻抽出液の乾燥物、茶殻
    についての抽出を終えた一種以上の茶殼の乾燥物、吸水
    性材料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水
    性の紙層部を備えていることを特徴とする衛生シーツ。
  11. 【請求項11】 吸水性の紙層部と、前記吸水性の紙層
    部の面に接して位置する、吸水性材料粉及び吸水性樹脂
    が配合された配合物を含む吸水性混合層部を備えてお
    り、前記吸水性の紙層部に、一種以上の茶殻抽出液の乾
    燥物、及び茶殻についての抽出を終えた一種以上の茶殼
    の乾燥物を含むことを特徴とする衛生シーツ。
  12. 【請求項12】 上面を形成する透水性の多孔層部と、
    下面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記
    多孔層部の下面に接して位置する吸水性の紙層部と、前
    記紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料粉及び吸
    水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合層部を備
    えており、前記不透水性膜部は、前記吸水性混合層部の
    下方に位置して配置されており、前記紙層部又は前記吸
    水性混合層部、或いは前記紙層部及び前記吸水性混合層
    部に、一種以上の茶殻抽出液の乾燥物、及び茶殻につい
    ての抽出を終えた一種以上の茶殻の乾燥物が含まれてい
    ることを特徴とする衛生シーツ。
  13. 【請求項13】 上面を形成する透水性の多孔層部と、
    下面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記
    多孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層部
    と、該第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性材料
    粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混合
    層部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する吸水
    性の第二紙層部とを備えており、前記不透水性膜部は、
    前記第二紙層部の下方に位置して配置されており、前記
    第一紙層部、前記吸水性混合層部及び第二紙層部の中の
    少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の茶殻抽出液
    の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終えた一種以上の
    茶殻の乾燥物を含むことを特徴とする衛生シーツ。
  14. 【請求項14】 上面を形成する透水性の多孔層部と、
    下面を形成するプラスチック製の不透水性膜部と、前記
    多孔層部の下面に接して位置する吸水性の第一紙層部
    と、前記第一紙層部の下面に接して位置する、吸水性材
    料粉及び吸水性樹脂が配合された配合物を含む吸水性混
    合層部と、該吸水性混合層部の下面に接して位置する吸
    水性材料粉層部と、該吸水性材料粉層部の下面に接して
    位置する吸水性の第二紙層部とを備えており、前記不透
    水性膜部は、該第二紙層部の下方に位置して配置されて
    おり、前記第一紙層部、前記吸水性混合層部及び第二紙
    層部の中の少なくとも何れか一つの層部に、一種以上の
    茶殻抽出液の乾燥物、及び茶殻についての抽出を終えた
    一種以上の茶殻の乾燥物を含むことを特徴とする衛生シ
    ーツ。
  15. 【請求項15】 吸水性材料粉が、木材パルプの粉砕
    物、古紙パルプの粉砕物、木粉、紙粉、ラミネート加工
    紙の粉砕物、並びにおむつ、紙おむつ又は動物の紙おむ
    つの廃材粉砕物、生理用ナプキン廃材粉砕物、チタン紙
    及びパンチ屑などの屑紙の粉砕物並びに生理用ナプキン
    廃材の粉砕物であることを特徴とする請求項3乃至7及
    び請求項10乃至14の何れか一項に記載の衛生シー
    ツ。
  16. 【請求項16】 吸水性樹脂が、一以上の吸水性樹脂又
    は一以上の吸水性繊維或いはこれらの混合物、或いは一
    以上の吸水性樹脂廃材粉又は一以上の吸水性繊維廃材粉
    或いはこれらの混合物であることを特徴とする請求項2
    乃至7及び請求項9乃至14の何れか一項に記載の衛生
    シーツ。
  17. 【請求項17】 吸水性材料粉及び吸水性樹脂の配合物
    が、紙おむつ若しくは動物の紙おむつの廃材粉砕物、動
    物用シーツ廃材粉砕物、或いは乳パッド廃材、失禁パッ
    ド廃材、汗パッド廃材又は生理用ナプキン廃材の粉砕物
    或いはこれらの二以上の粉砕物の混合物であることを特
    徴とする請求項3乃至7及び請求項10乃至14の何れ
    か一項に記載の衛生シーツ。
  18. 【請求項18】 多孔層部がプラスチック繊維製又はレ
    ーヨン繊維製の不織布で形成されていることを特徴とす
    る請求項5乃至7及び請求項12乃至14の何れか一項
    に記載の衛生シーツ。
  19. 【請求項19】 第一の紙層部の上に、吸水性材料粉及
    び吸水性樹脂粉の混合物又は吸水性繊維を載せ、その上
    に第二の紙層部を配置して、積層物を形成し、この積層
    物を加圧して一体に形成し、この一体に形成された積層
    物をプラスチック製の不透水性膜部材の上に載せ、第一
    の紙層部の上に、透水性の多孔層部材を載せ、この積層
    物を加圧して一体に形成することを特徴とする衛生シー
    ツの製造方法。
JP13588198A 1997-04-09 1998-04-09 衛生シーツ及びその製法 Expired - Lifetime JP3260321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13588198A JP3260321B2 (ja) 1997-04-09 1998-04-09 衛生シーツ及びその製法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-126202 1997-04-09
JP12620297 1997-04-09
JP13588198A JP3260321B2 (ja) 1997-04-09 1998-04-09 衛生シーツ及びその製法

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001056059A Division JP2001316962A (ja) 1997-04-09 2001-02-28 不織布及びその製法
JP2001144032A Division JP2002088687A (ja) 1997-04-09 2001-05-14 衛生用紙
JP2001282444A Division JP4839418B2 (ja) 1997-04-09 2001-09-17 衛生シーツ及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH111896A true JPH111896A (ja) 1999-01-06
JP3260321B2 JP3260321B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=26462425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13588198A Expired - Lifetime JP3260321B2 (ja) 1997-04-09 1998-04-09 衛生シーツ及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3260321B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371494A (ja) * 2002-03-11 2002-12-26 Daiki:Kk 衛生用紙
JP2003239166A (ja) * 1999-02-26 2003-08-27 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2004001373A (ja) * 2002-12-24 2004-01-08 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2004100135A (ja) * 2003-07-22 2004-04-02 Daiki:Kk 衛生用紙及び該衛生用紙を使用する吸収体
JP2005096461A (ja) * 2004-08-30 2005-04-14 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2006320900A (ja) * 2006-05-29 2006-11-30 Daiki:Kk 吸収体又は該吸収体を使用するシーツ、排泄物処理材若しくは植木鉢
JP2008248470A (ja) * 2008-07-17 2008-10-16 Daiki:Kk 衛生用紙及びその製造方法
US8581018B2 (en) 2007-03-01 2013-11-12 Daiki Co., Ltd. Absorber comprising pulp, tea dregs and water absorbent resin; sanitary articles using the absorber and production method thereof

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003239166A (ja) * 1999-02-26 2003-08-27 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2002371494A (ja) * 2002-03-11 2002-12-26 Daiki:Kk 衛生用紙
JP2004001373A (ja) * 2002-12-24 2004-01-08 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2004100135A (ja) * 2003-07-22 2004-04-02 Daiki:Kk 衛生用紙及び該衛生用紙を使用する吸収体
JP2005096461A (ja) * 2004-08-30 2005-04-14 Daiki:Kk 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ
JP2006320900A (ja) * 2006-05-29 2006-11-30 Daiki:Kk 吸収体又は該吸収体を使用するシーツ、排泄物処理材若しくは植木鉢
US8581018B2 (en) 2007-03-01 2013-11-12 Daiki Co., Ltd. Absorber comprising pulp, tea dregs and water absorbent resin; sanitary articles using the absorber and production method thereof
JP2008248470A (ja) * 2008-07-17 2008-10-16 Daiki:Kk 衛生用紙及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3260321B2 (ja) 2002-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3354883B2 (ja) 衛生用紙及びそれを使用する衛生シーツ並びにそれらの製造方法
JP2007098152A (ja) 衛生用紙
JP4500893B2 (ja) 細菌の増殖を抑制する衛生シーツ用不織布及びその不織布の製造方法
JP3283464B2 (ja) 衛生シーツ
JP3260321B2 (ja) 衛生シーツ及びその製法
JP4649558B2 (ja) 衛生シーツ及びその製造方法
JP3343516B2 (ja) 衛生シーツ及びその製造方法
JP2005335382A (ja) 吸収体、シーツ及び包装材料並びにそれらの製造方法
JP3696107B2 (ja) 衛生用紙
JP3354884B2 (ja) 衛生用紙及びそれを使用する衛生シーツ並びにそれらの製造方法
JPH04176460A (ja) 床づれ防止の紙布加工品
JP4839418B2 (ja) 衛生シーツ及びその製法
JP3830351B2 (ja) 衛生シーツ
JP2003080657A (ja) 吸収体、シーツ及び包装材料並びにそれらの製造方法
JP3581097B2 (ja) 衛生用紙及び吸収体の製法
JP2001316962A (ja) 不織布及びその製法
JP4043194B2 (ja) 不織布及び該不織布の製造方法
JP5334096B2 (ja) 衛生用紙及びその製造方法
JP2002088687A (ja) 衛生用紙
JP4840957B2 (ja) 衛生用紙
JP2002371494A (ja) 衛生用紙
JP3581096B2 (ja) 衛生用紙及び吸収体の製法
JP2004137661A (ja) 衛生用紙及び吸収体の製造方法
JP5273693B2 (ja) 衛生用紙及び吸収体の製法
JP3805719B2 (ja) 衛生用品

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term